JP3199822U - 充電ソケット - Google Patents

Abstract

【課題】使用に際し便利で、故障を効果的に減少させることができる充電ソケットを提供する。【解決手段】充電ソケット１はケーシング２を含む。押下保持スイッチ３及び回路基板４は、ケーシング内に収納され、配置される。可動ベース５がケーシング２の開口部２１１の上方に配置される。可動ベース５は、押部３３の端部に接続される。可動ベース５の一端は、回動可能にケーシング２に接続される。少なくとも一つのプラグ接続ベース５３が可動ベース５の他端内に内蔵されている。プラグ接続ベース５３は、回路基板４に電気的に接続されている。したがって、可動ベース５が、押部３３とともに移動して、プラグ接続ベース５３を露出するように押されると、電気機器が電気的に充電可能となる。可動ベース５が、プラグ接続ベース５３を隠すように押されると、プラグ接続ベース５３は、安全のために、開回路状態となる。【選択図】図２

Description

本考案は、充電用のソケットに関し、特に、直流（ＤＣ）電源に接続し、ＵＳＢを介して電気機器に充電するために、固定位置に配設される充電ソケットに関する。

デジタル化の傾向の下で、パーソナル・デジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオレコーダ、ウォークマン（登録商標）及び照明などの電気機器が、非常に普及してきている。これらの機器で使用される最も一般的なインターフェースは、データ伝送及び充電用のユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）である。したがって、電気機器の製造メーカは、既に、電気機器の電池に充電するための標準装備として充電器を含めている。

一般的に、電気機器の充電には、交流電源に接続するための外部充電器のコネクタが必要である。このとき、交流電流は充電器の内部で整流され、電圧が低下される。充電器は、電池に充電するための電線及びコネクタを介して電気機器に接続される。しかしながら、ユーザの新しい電気機器の購入、或いは、タイプの異なる独特な電気機器は、充電器の多様なタイプにより以下のような問題を生じる。
１）充電器の多様なタイプは、より多くの保管スペースを必要とするとともに、これらは容易に混同される。
２）充電器が故障するか、或いは失われた場合、それぞれのタイプの充電器は、他の充電器によって兼用することができないので、ユーザは新たな充電器を購入する必要があり、このことは、購入コストを増大させるとともに、資源を無駄にさせることになる。
３）例え、充電器が直接充電に使用され得るとしても、それらを未だ取り出す必要があり、また、充電用のソケットを配置する必要があり、それらはかなり不便である。
４）充電後にのみ、電気機器のプラグが引き抜かれる場合、ソケット中の引き抜かれていない充電器は、引き続き電気を消費し、電源を無駄遣いする。

以上の問題を解決するために、台湾公開特許第Ｍ３７６０２７号公報に開示される「組み込み充電ソケット」は、その解決策を提案している。

台湾公開特許第Ｍ３７６０２７号公報

しかしながら、この「組み込み充電ソケット」の構造は、自動車やアウトドア用のＵＳＢアダプタに適合していない。更に、自動車に適合した一般的なＵＳＢは、シガレットライターのソケットに接続されている。この他、自動車用のＵＳＢアダプタは、単一の電気機器に使用されるのみであり、埃に晒されている。この結果、安全が懸念されるとともに、簡単に故障するであろう。

上記を鑑みて、上記問題点を改善し、以下の目的を達成するために本考案の充電ソケットが提供される。

本考案の最も重要な目的は、充電ソケットの提供である。少なくとも１つのプラグ接続ベースを可動ベースに配設し、該可動ベースの揺動運動によりプラグ接続ベースを隠したり露出させたりする構造により、従来のアダプタの埃に晒されるという問題を解消することができる。本考案の充電ソケットは、便利で使いやすく、故障の可能性を効果的に低下させることができる。

本考案の第２の目的は、充電ソケットの提供である。少なくとも１つのプラグ接続ベースを可動ベースに配設し、該可動ベースの揺動運動及び位置決めによりプラグ接続ベースを電気的に接続又は遮断することにより、充電終了時に入力電力供給を遮断することができる。したがって、供給電力を節約することができ、また、安全を保障することができる。

上記目的を達成するために、本考案の充電ソケットは、ケーシングと、押下保持スイッチと、回路基板と、可動ベースからなる。ケーシングは、開口部を有する収容空間を備えて配設される。押下保持スイッチは、前記収容空間内に収容、設置される。押下保持スイッチの端部に直流電源入力端及び直流電流出力端が配設される。押下保持スイッチの別の端部には、直流電流入力端と直流電流出力端とが電気的に接続されるか遮断されるかを制御する押部が配設される。回路基板は、直流電流出力端に電気的に接続され、直流電流入力端を介して入力される直流電圧を低下させる。可動ベースは、ケーシングの開口部上方に位置する。可動ベースの一端はケーシングに枢動可能に接続されている。少なくとも１つのプラグ接続ベースが可動ベースの他端内側に組み込まれている。プラグ接続ベースは回路基板に電気的に接続される。可動ベースは押部の端部に接続されており、可動ベースが押されると、可動ベースとともに押部が移動する。

上記充電ソケットが具現化される際、回路基板は、電気的に接続された降圧回路及び電気的に接続された安定化回路を有する。

上記充電ソケットが具現化される際、押下保持スイッチは、リフトドライバ及びスイッチを有する。押部はリフトドライバの上部に形成される。直流電流入力端と直流電流出力端はスイッチに同時に接続される。

上記充電ソケットが具現化される際、プラグ接続ベースはＵＳＢスロットである。

上記充電ソケットが具現化される際、可動ベースに電力指示灯がさらに設けられる。電力指示灯は回路基板に電気的に接続される。したがって、プラグ接続ベースが電気的に接続されると、該電力指示灯が点灯する。

本考案は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて参照すると、十分に理解できるであろう。

図１は、本考案の好適な実施形態に係る充電ソケットの斜視図である。 図２は、本考案の好適な実施形態に係る充電ソケットの断面図である。 図３は、本考案の好適な実施形態に係る回路基板の回路ブロック図である。 図４は、本考案の他の形態に係る押下保持スイッチの断面図である。 図５は、本考案の好適な実施形態に係る充電ソケットの使用態様を示す図である。 図６は、本考案の好適な実施形態に係る充電ソケットの使用態様を示す図である。

図１−３を参照して下さい。本考案の好適な実施形態に関する充電ソケット１は、ケーシング２、押下保持スイッチ（press and detain switch）３、回路基板４及び可動ベース５からなる。

ケーシング２は、装置における矩形状の位置決めスロットに対応してはめ込むためのほぼ直方体状である。充電ソケットが具現化される際、機器は主に自動車や他の屋内または屋外の可動または固定された物体である。ケーシング２は、開口部２１１を有する収容空間２１を伴って配置される。図２において、開口部２１１は、ケーシング２の上部に配置される。ケーシング２がサイクルの天板上に取り付けられる際に、開口部２１１は、ケーシング２の底部に配置される。本実施形態において、開口部２１１は、図に関して、ケーシング２の上部に配置される。

押下保持スイッチ３は、ケーシング２の収容空間２１内に収容、設置される。直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２は、押下保持スイッチ３の端部に配置される。直流電流入力端３１は、自動車のバッテリと電気的に接続される。昇降可能な押部３３は、押下保持スイッチ３の上端部に配置される。その結果、押部３３が一度押されると、直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２は、電気的に接続される。押部３３が再度押されると、直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２は、電気的に遮断される。一般的に、以前に言及された構造は、単一要素として組立てられる。構造は、台湾特許公報第１２３３１３３” 押下保持スイッチ”及び台湾実用新案公報第２０５３８８” 押下保持スイッチ”の明細書内ですでに開示されている。上記２つの特許が異なる構造を有しているにもかかわらず、それらは、直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２が電気的に接続されるか又は遮断されるかを制御するための押下保持スイッチ３を使用したのと同じ効果を獲得し得る。押下保持スイッチ３の構造は、それらが他の形状も採り得るため、本考案に限定されるもではない。

図４に示すように、充電ソケット１が具現化される際に、押下保持スイッチ３は、リフトドライバ３４及びスイッチ３５からなる。押部３３は、リフトドライバ３４の上端部に形成されている。スイッチ３５は、直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２に同時に接続されている。直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２は、押部３３を押すことによって、電気的に接続される又は遮断されるかを制御することができる。しかしながら、リフトドライバ３４及びスイッチ３５は、各実施形態において押下保持スイッチ３として組み立てられている。単に空間を効果的に確保させることができるだけでなく、組み立てがより便利になる。

回路基板４は、ケーシング２の収容空間２１の内部に収容、設置される。回路基板４は、電気的に接続された降圧回路４１及び電気的に接続された安定化回路４２を有する。安定回路４２及び押下保持スイッチ３の直流電流出力端３２は、電気的に接続される。その結果、直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２が電気的に接続される際に、直流電流入力端３１を通して入力された直流電圧を減少させることができ、約５ボルトの安定化された直流電流を出力させることができる。

可動ベース５は、ほぼ扇形の形状であり、ケーシング２の開口部２１１の上方に収容、設置される。可動ベース５は、押部３３の上端部に接続される。可動ベース５は、小端部５１及び円弧部５２を有する。小端部５１は、軸としての回転端を使用して、可動ベース５が下方及び上方に揺動することができるように、ケーシング２の側面に枢動可能に接続される。２つのＵＳＢスロットは、円弧部５２に埋め込まれている。２つのＵＳＢスロットは、回路基板４に電気的に接続されている。各ＵＳＢスロットは、プラグ接続ベース５３として使用される。充電ソケット１が具現化される際、プラグ接続ベース５３の１つ又は１つ以上を配置することができる。電力指示灯（power indicating light）５４は、可動ベース５の側面上部に配置されている。電力指示灯５４は、回路基板４に電気的に接続されている。

これにより、図５及び６に示すように、使用者が押部３３とともに移動するために可動ベース５を押すと、プラグ接続ベース５３が露出される。ＰＤＡ、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオレコーダ、ＭＰ３及びＭＰ４のようなＵＳＢ端子を有する電子機器は、プラグ接続ベース５３に接続することができる。直流電流入力端３１及び直流電流出力端３２は、５ボルトの直流電流を出力するために、電気的に接続されている。同時に、電力指示灯５４は光を発する。可動ベース５が、ケーシング２の収容空間２１の内部にプラグ接続ベース５３を隠すために再度押されると、押部３３は、直流電流出力端３１及び直流電流入力端３２を電気的に遮断するために可動ベース５とともに移動させられる。同時に、プラグ接続ベース５３が電力の供給を停止し、電力指示灯５４が消光する。

したがって、本考案に係る充電ソケット１は、以下の利点を有している。

１．本考案に係る充電ソケット１は、ＵＳＢを介して異なる電子機器を充電するために自動車の内部に直接設置される。したがって、使用するのに非常に都合が良い。

２．充電ソケット１は、プラグ接続ベース５３を、充電が要求されている際に露出させ、充電が要求されていない際に隠すことができる。したがって、それを使用するのに都合が良く、芸術的なデザインであるだけでなく、故障確率を低減するためにプラグ接続ベース５３が隠される際に、それを埃及び湿気から効果的に保護することができる。

３．充電ソケット１は、プラグ接続ベース５３を、電気的に接続するために露出させ、電気的に遮断するために隠すことができ、それ故、電源を効果的に保存することができ、安全性を確保することができる。

以上の説明から結論として、期待された目的は、使用するのに都合が良く、芸術的なデザインであるだけでなく、電源を効果的に保存することができ、安全性を確保することができる本考案の充電ソケットによって達成することができる。

本考案の実施形態を詳細に説明してきたが、多くの修正及び変形は、上記開示された教示を基に当業者によってなすことができる。したがって、本考案の主旨と同等であるいくつかの修正及び変形が添付の実用新案登録請求の範囲によって定義された範囲内に入るように見なされることが、理解されるべきである。

１ 充電ソケット
２ ケーシング
３ 押下保持スイッチ
４ 回路基板
５ 可動ベース
３１ 直流電流入力端
３２ 直流電流出力端
３３ 押部
５３ プラグ接続ベース

Claims (5)

1. 開口部を有する収容空間を備えて配設されるケーシングと、
   前記収容空間内に収容、設置される押下保持スイッチであって、端部に直流電流入力端及び直流電流出力端が配設され、別の端部に、前記直流電流入力端と前記直流電流出力端が電気的に接続されるか遮断されるかを制御する押部が配設された押下保持スイッチと、
   前記直流電流出力端に電気的に接続され、前記直流電流入力端を介して入力される直流電圧を低下させる回路基板と、
   前記ケーシングの開口部の上方に設置され、一端が前記ケーシングに枢動可能に接続されるとともに他端内側に前記回路基板と電気的に接続された少なくとも１つのプラグ接続ベースが組み込まれた可動ベースであって、該可動ベースを押すと前記押部が該可動ベースとともに移動するように前記押部の端部に接続された可動ベースからなる充電ソケット。
2. 前記回路基板は電気的に接続された降圧回路及び電気的に接続された安定化回路を有する請求項１記載の充電ソケット。
3. 前記押下保持スイッチはリフトドライバとスイッチからなり、前記押部は前記リフトドライバの上部に形成され、前記直流電流入力端は及び前記直流電流出力端は前記スイッチに同時に接続される請求項１又は２記載の充電ソケット。
4. 前記プラグ接続ベースはＵＳＢスロットである請求項１乃至３記載のいずれかの充電ソケット。
5. 前記可動ベースに電力指示灯をさらに設け、該電力指示灯は、前記回路基板に電気的に接続され、前記プラグ接続ベースが電気的に接続されると点灯する請求項１乃至４記載のいずれかの充電ソケット。
   

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