JP3161472U - 埋め込み型充電ソケット - Google Patents

Abstract

【課題】面板によって壁面などの所定の位置に固定されるように、前記面板における位置決め溝に結合するための筐体を含む埋め込み型充電ソケットを提供する。
【解決手段】筐体２は、一方の側にＡＣ電流を入力するためのＡＣ入力端２３が設けられ、他方の側に少なくとも１つのユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）スロット２４が設けられている。また、前記筐体の内部においては、両側にそれぞれＡＣ入力端及びＵＳＢスロットが電気的に接続されることによって、ＡＣ電流をＤＣ電流に変換してからＵＳＢスロットを介して出力し、ＵＳＢプラグが挿入されると、電気機器に充電するＡＣ／ＤＣ変換回路３が設けられている。
【選択図】図１

Description

本考案は、充電ソケットに関し、特に、ＡＣ電源に接続され、固定した位置に配置され、異なる電気機器へのＵＳＢ充電を提供する埋め込み型充電ソケットに関する。

デジタル化の波で、パーソナル・デジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、携帯電話、デジタルビデオ、携帯プレーヤー、照明ランプなどの電気機器はかなり普及しており、また、インタフェース規格として、データの伝送と充電との機能を同時に提供するためのユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）が現在よく用いられている。したがって、電気機器のメーカーは販売する際に、電気機器の電池を充電するための充電器を標準装備として入れている。

一般的な電気機器の充電方式では、通常に、充電器の外部プラグでＡＣ電源に接続し、充電器における回路によって整流して降圧した後、ワイヤー及びプラグにより前記電気機器に挿入して接続し、電池の充電を行う必要がある。しかし、ユーザーが更新された電気機器を購入する場合、又は、複数の異なる種類の電気機器を同時に擁する場合、各種の充電器の氾濫に起因して以下の問題が生じることになる。
１．ユーザーが複数の異なるタイプの充電器を同時に有する場合、貯蔵の空間が増加するとともに、混同しやすくなる。
２．充電器が壊れた又は失われた場合、各充電器を互いに置き換えて用いることができないため、ユーザーは新しいものを購入せざるを得ず、購入コストの向上と資源の浪費になってしまう。
３．ユーザーが直接に充電器で充電することができるが、室内で固定した充電位置がないため、充電する際に充電器を取るだけでなく、充電ソケットを探す必要があり、実用上でかなり不便である。
４．ユーザーが充電器を使用した後、充電器をソケットに残したまま電気機器だけを抜くと、電気がそのまま消費され続き、エネルギーの浪費を引き起こしてしまう。

本考案者はこれを鑑みて、前記問題点を改善し、埋め込み型充電ソケットが使いやすく、空間を節約することができるだけでなく、購入コストや資源の浪費を低減することもできるように、長年の経験に基づいて鋭意に検討して改進を行って、本考案の完成に至った。

本考案は、筐体をＡＣ電流に固定して接続し、ＡＣ／ＤＣ変換回路で変換した後、ＵＳＢスロットで出力して充電する構成によって、固定した位置で異なる電気機器へのＵＳＢ充電に用いられ、充電器の貯蔵空間と購入コストの節約を実現することができる埋め込み型充電ソケットを提供することを主な目的とする。

本考案は、ＡＣ入力端とＵＳＢスロットとの間にスイッチが設けられる構成によって、充電していない状態にある場合、入力電源をオフにし、エネルギーを節約することができる埋め込み型充電ソケットを提供することを次の目的とする。

前記した目的を達成するために、本考案による埋め込み型充電ソケットは、一方の側にＡＣ入力端が設けられ、他方の側に少なくとも１つのユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）スロットが設けられ、面板に設けられた位置決め溝内に結合するための筐体と、筐体の内部に結合され、両側にそれぞれＡＣ入力端とＵＳＢスロットが電気的に接続され、ＡＣ電流を入力してからＤＣ電流に変換し、ＵＳＢスロットを介して出力して充電するためのＡＣ／ＤＣ変換回路とを含む。

実施する場合、本考案は、ユーザーがＡＣ入力端とＡＣ／ＤＣ変換回路をオン又はオフの状態に手動で切り替えるために、ＡＣ入力端とＡＣ／ＤＣ変換回路との間に電気的に接続されるスイッチを更に含む。

実施する場合、本考案は、ＡＣ／ＤＣ変換回路とＵＳＢスロットとの間に電気的に接続されるとともに、スイッチに電気的に接続され、ＡＣ入力端とＡＣ／ＤＣ変換回路がオン又はオフの状態になるように、ＵＳＢスロットでの負荷を検出して切り替えスイッチを制御するための負荷センサーを更に含む。

本考案にかかる第１の実施形態の面板と結合する前の外観斜視図である。 本考案にかかる第１の実施形態の回路ブロック図である。 本考案にかかる第１の実施形態の使用状態を示す図である。 本考案にかかる第２の実施形態の回路ブロック図である。

本考案をさらに明らかにするために、以下、詳細に説明する。

図１及び図２に示すように、筐体２と、ＡＣ／ＤＣ変換回路３とを含む本考案に係る埋め込み型充電ソケット１の第１の実施形態である。

前記筐体２は、壁に結合される面板５における長方形状の位置決め溝５１に対応して埋め込まれる概略直方体状のものであり、前記面板５は、木製の壁面、食器棚の板、ベッドのヘッドボード、机の板などの板面に貼り付けられてもよい。前記筐体２の一方の側であって、ユーザーから見れば後とされる側に、１００ボルトのＡＣ電圧を入力するためのＡＣ入力端２３としての上・下の２つのジャック（２１、２２）が設けられ、前記ＡＣ入力端２３は実際に、必要に応じて１００〜２４０ボルトのＡＣ電圧を入力してもよい。前記筐体２の他方の側であって、ユーザーから見れば前とされる側に、２つのユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）スロット２４が設けられ、前記ＵＳＢスロット２４は１つ設けられてもよい。前記ＵＳＢスロット２４は、パーソナル・デジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、携帯電話、デジタルビデオ、ＭＰ３・ＭＰ４携帯プレーヤーなどのようなＵＳＢ接続口を有する電気機器６が挿入されて接続されるためのものである。５ボルトのＤＣ電源出力が供給される。

前記ＡＣ／ＤＣ変換回路３及びスイッチ４は筐体２の内部に連結され、ＡＣ入力端２３からＡＣ電流を入力してからＤＣ電流に変換するために、前記ＡＣ／ＤＣ変換回路３の両側にそれぞれスイッチ４とＵＳＢスロット２４が電気的に接続される。また、前記ＡＣ／ＤＣ変換回路３は降圧回路３１と、整流回路３２と、電圧安定化回路３３とを含む。ここで、スイッチ４がＡＣ入力端２３と降圧回路３１にそれぞれ電気的に接続され、当該制御ボタン４１は、ユーザーが手動で前記制御ボタン４１を押すと、ＡＣ入力端２３とＡＣ／ＤＣ変換回路３の降圧回路３１がオン又はオフの状態になるように、筐体２の前側に突出している。また、前記整流回路３２及び電圧安定化回路３３は、順に降圧回路３１の後端に電気的に接続され、前記電圧安定化回路３３はＵＳＢスロット２４に電気的に接続される。これによって、ＡＣ電源７から出力された１００〜２４０ボルトのＡＣ電圧を低電圧に低減した後、５ボルトのＤＣ電圧に整流し、電圧安定化回路３３による電圧安定化作用によって、ＵＳＢスロット２４から安定したＤＣ電圧を出力する。

また図３に示すように、前記筐体２のＡＣ入力端２３の側にＡＣ出力端２５が更に設けられることによって、筐体２のＡＣ出力端２５を他の筐体２’のＡＣ入力端２３’と並列に接続するとともに、面板５の位置決め溝５１内に位置決めることで、ＵＳＢスロット２４の数を増加する。

図４に示すように、本考案にかかる埋め込み型充電ソケット１の第２の実施形態であり、前記筐体２内に負荷センサー２６が更に設けられる点において第１の実施形態と異なっている。ここで、前記負荷センサー２６は、ＡＣ／ＤＣ変換回路３の電圧安定化回路３３とＵＳＢスロット２４との間に電気的に接続されるとともに、スイッチ４に電気的に接続されることによって、電気機器６のＵＳＢ接続口をＵＳＢスロット２４内に挿入してＵＳＢスロット２４での負荷が検出されると、ＡＣ入力端２３とＡＣ／ＤＣ変換回路３とが自動的にオンの状態に切り替えられるように、信号を発信して前記スイッチ４を制御し、また、負荷センサー２６によりＵＳＢスロット２４での負荷が検出されないと、ＡＣ電源７とＡＣ／ＤＣ変換回路３との間の電気的な接続を中断するように、自動的にスイッチ４をオフにする。

従って、本考案は以下のメリットを有する。
１、本考案は、壁、木製の壁面、食器棚の板、ベッドのヘッドボード、机の板などの板面に直接に固定され、異なる電気機器のＵＳＢ充電を提供することができ、使用上でかなり便利である。
２、本考案は、異なる電気機器のＵＳＢ充電に用いられることができるので、メーカーが充電器を標準装備として入れることなく、コストと資源の浪費を低減させることができるだけでなく、ユーザーが充電器の貯蔵空間と購入コストを節約することもできる。
３、本考案は、スイッチの制御を手動的又は自動的に検出することによって、ＡＣ入力端とＵＳＢスロットとをオン又はオフの状態にすることができる。したがって、電気機器が充電されていない状態にあると、入力されたＡＣ電源をオフにし、使用安全を確保してエネルギーを節約することができる。

総じて言えば、前記した内容によれば、使いやすくて、空間を節約することができるだけでなく、購入コストや資源の浪費も有効に低減できる埋め込み型充電ソケットを提供する考案の予期目的を確かに達成することができ、実用上の価値があるので、法によって実用新案を出願する。

以上、本考案の具体的な実施形態及び適用される技術的手段を説明したが、本願の開示や教示に基づいて多くの変更や修正を導き出すことができ、本考案の構想による等価の変更は、その発生した作用がまだ明細書及び図面に含まれる趣旨から逸脱しない限り、本考案の技術的範囲に含まれると思うべきであると、記述しておく。

１…埋め込み型充電ソケット、２、２’…筐体、２１、２２…ジャック、２３、２３’…ＡＣ入力端、２４…ＵＳＢスロット、２５…ＡＣ出力端、２６…負荷センサー、３…ＡＣ／ＤＣ変換回路、３１…降圧回路、３２…整流回路、３３…電圧安定化回路、４…スイッチ、４１…制御ボタン、５…面板、５１…位置決め溝、６…電気機器、７…ＡＣ電源

Claims (6)

1. 一方の側にＡＣ入力端が設けられ、他方の側に少なくとも１つのユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）スロットが設けられ、面板に設けられた位置決め溝内に結合するための筐体と、
   前記筐体の内部に結合され、その両側にそれぞれＡＣ入力端とＵＳＢスロットが電気的に接続され、ＡＣ電流を入力してからＤＣ電流に変換し、ＵＳＢスロットを介して出力して充電するためのＡＣ／ＤＣ変換回路と
   を含む埋め込み型充電ソケット。
2. 前記ＡＣ入力端は、２つのジャックである請求項１に記載の埋め込み型充電ソケット。
3. 前記ＡＣ／ＤＣ変換回路は、電気的に接続されている降圧回路、整流回路、及び電圧安定化回路を含む請求項１又は２に記載の埋め込み型充電ソケット。
4. ＡＣ入力端とＡＣ／ＤＣ変換回路との間に電気的に接続されるスイッチを更に含む請求項１又は２に記載の埋め込み型充電ソケット。
5. 前記スイッチは、手動スイッチである請求項４に記載の埋め込み型充電ソケット。
6. ＡＣ／ＤＣ変換回路とＵＳＢスロットとの間に電気的に接続されるとともに、前記スイッチに電気的に接続され、前記ＡＣ入力端とＡＣ／ＤＣ変換回路がオン又はオフの状態に切り替えられるように、ＵＳＢスロットでの負荷を検出して前記スイッチを制御するための負荷センサーを更に含む請求項４に記載の埋め込み型充電ソケット。

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