JP3199461U - パッド体及びこれを用いたカップ部を有する女性用衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】バストカップ部とバストとの間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能なカップ部を有する女性用衣料を提供する。【解決手段】ブラジャーの左右のバストカップ部2,3は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維20からなる中綿層12を備える。中綿層として、一定の荷重を加えて圧縮した後の1分経過後の形状回復率が85%以上であるものを用いることにより、バストカップ部とバストとの間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能となる。【選択図】図2

Description

この考案は、ブラジャーやブラスリップ、ボディスーツ、ブラキャミなどのファンデーション、或いはアウター衣料等を広く含むパッド体及びこれを用いたカップ部を有する女性用衣料に関するものである。
従来、この種のブラジャーやブラスリップ、ボディスーツ、ブラキャミなどのファンデーション、或いはアウター衣料等を広く含むカップ部を有する女性用衣料は、例えば、左右のバストを覆うバストカップ部と、これら左右のバストカップ部を繋ぐセンターパネルと、これら左右のバストカップ部の体側部から背面側にわたり連設されたバックパネルとを備えるように構成されている。
かかる女性用衣料は、女性のバストの美的外観を向上させるため、発泡ウレタンや不織布等をモールド成形することにより理想とするバスト形状に近い形状に形成された保形性に優れるバストカップ部を備えている。
このようなバストカップ部を備えた衣類としては、例えば、特許文献1に記載されたものが既に提案されている。この特許文献1は、人体の膨出部を含む部位に着用される衣料に用いられる三次元構造体において、人体の膨出部及び前記膨出部に隣接する隣接部位、並びに前記人体の膨出部と前記隣接部位との間に位置する連接部の形状を三次元的に解析し、前記三次元的に解析された前記人体の膨出部の形状に補正を加えた形状に形成された膨出体部と、前記三次元的に解析された前記人体の膨出部に隣接する隣接部位の形状に基づいて形成された身頃体部と、前記衣料の着用時に変形して前記身頃体部の前記膨出体部に隣接する部位の形状を前記膨出体部の形状に一致させるか又は前記膨出体部に対して補正力を作用させる連接体部とを備えたものである。
特開2013−185259号公報
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような技術的課題を有している。すなわち、上記特開2013−185259号公報に係る衣料の場合には、人体へのフィット性を向上させるとともに、着用感に優れた衣料を提供することを目的とするものであるが、バストカップ部のデザインやサイズ、あるいは左右のバストの大きさの違いなど種々の要因により、バストカップ部とバストのサイズが合わず、バストカップ部とバストとの間に隙間が生じてしまい、着用感を損ねるという技術的課題を有していた。
そこで、この考案は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、人体とパッド体との間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能なパッド体を提供することにある。
また、この考案の目的とするところは、バストカップ部とバストとの間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能なカップ部を有する女性用衣料を提供することにある。更に、この考案の目的とするところは、製品ブラジャー等の役割である***下部の支え及びアップさせることが可能なカップ部を有する女性用衣料を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された考案は、女性が着用するパッド体において、
前記パッド体は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなる中綿層を備えたことを特徴とするパッド体である。
請求項2に記載された考案は、女性のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部を備え、
前記左右のバストカップ部は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなる中綿層を備えたことを特徴とするカップ部を有する女性用衣料である。
請求項3に記載された考案は、前記中綿層が接触する面は、球形状に形成された多数の綿状繊維の移動を規制する粗面として形成されていることを特徴とする請求項2に記載の女性用衣料である。
請求項4に記載された考案は、女性のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部を備え、
前記左右のバストカップ部は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなり、一定の荷重を加えて圧縮した後の1分経過後の形状回復率が85%以上である中綿層を備えたことを特徴とするカップ部を有する女性用衣料である。
請求項5に記載された考案は、前記中綿層は、グレンゲラン(登録商標)からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料である。
請求項6に記載された考案は、前記中綿層の肌側は、当該中綿層のソフト性を半減させない柔軟性及び伸縮性を有する生地により被覆されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料である。
請求項7に記載された考案は、前記女性用衣料は、身頃背部を含むその一部に伸縮性を有する不織布を有していることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料である。
この考案によれば、人体とバストカップとの間に生じる部位の何れかに限定することなく当該間隙を抑制し、着用感を向上させることが可能なパッド体を提供することができる。
また、この考案によれば、バストカップ部とバストとの間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能なカップ部を有する女性用衣料を提供することができる。
この考案の実施の形態1に係るカップ部を有する女性用衣料としてのブラジャーを示す構成図である。 バストカップ部を示す断面図である。 バストパッドを示す構成図である。 バストカップ体の表面を示す拡大構成図である。 球形状に形成された多数の綿状繊維20を示す構成図である。 バストカップ部の上端部を示す構成図である。 バストカップ部を示す斜視構成図である。 バックパネルを示す構成図である。 バックパネルを示す斜視構成図である。 ストラップを示す構成図である。 この考案の実施の形態1に係るカップ部を有する女性用衣料としてのブラジャーの着用状態を示す一部破断の説明図である。 この考案の実施の形態2に係るパッド体としてのバストパッドを示す断面構成図である。
以下に、この考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの考案の実施の形態1に係るカップ部を有する女性用衣料としてのブラジャーを示す外観構成図である。
このブラジャー1は、女性の体の膨出部としての左右のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部2,3を備えている。これら左右のバストカップ部2,3は、例えば、カップの面積がフルカップの3/4に相当する3/4カップ形状にそれぞれ形成されている。尚、上記バストカップ部2,3のカップ形状は、3/4カップに限らず、1/2カップやフルカップなどの他のカップ形状であっても勿論良い。また、これら左右のバストカップ部2,3は、当該左右のバストカップ部2,3の中央部から下部に掛けて縫着されたセンターパネル4によって互いに連結されている。ただし、これら左右のバストカップ部2,3は、当該左右のバストカップ部2,3の中央部から左右両端部にまで亙り配設された一枚のセンターパネル4によって互いに連結されるように構成しても良い。
また、上記左右のバストカップ部2,3の体側部側には、女性の体の体側部から背面側に位置する背面側身頃体としてのバックパネル5,6が設けられている。バックパネル5,6は、ブラジャー1を人体に着用する際の装着力を生じさせるものである。これら左右のバックパネル5,6の先端には、図示しないフックやアイ7からなる連結具が装着されている。また、左右のバストカップ部2,3の体側部側に位置する上端部には、左右のストラップ8,9がそれぞれ縫着されている。
ところで、この実施の形態に係るバストカップ部2,3は、図2に示すように、バストカップ部2,3の外面側に配置される表布10と、バストカップ体11と、バストカップ部2,3の内面側(肌側)に配置される中綿層12と、中綿層12の肌側に配置される第1及び第2の裏面層13,14と、バストカップ部2,3の上端縁に沿って配置されるレース地15と、バストカップ部2,3の下端縁に沿って配置される保形用ボーン16とを備えている。
上記バストカップ体11は、図3に示すように、モールド成形等により略バスト形状に対応した椀体形状に形成されたバストパッド17そのもの、又はバストパッド17の表裏両面を、図示しない表地及び裏地で被覆した状態で外周縁を接着又は縫製したものである。バストパッド17は、例えば、不織布やウレタン等の発泡体などを素材として用い、これらの不織布やウレタン等の発泡体を切削(スライス)したものをモールド成型することによって、所定の形状に形成される。図4は、発泡ウレタンからなるバストパッド17の表面を拡大して示したものである。バストパッド17の表面には、発泡ウレタンの気泡が露出しており、多数の凹凸を形成している。その結果、中綿層12が接触するバストパッド17の内面(肌側の面)は、球形状に形成された多数の綿状繊維の移動を規制する粗面として形成されている。なお、バストパッド17の素材としては、上記のもの以外にも、ダブルラッセル編による空気層を内部に有するシート体などを用いても良い。
バストパッド17は、その表面形状が人体美学やファッション美学的な形状曲線を持ち、更にJISのサイズ規格に基づく高さ及び底辺を持つ(A,B,Cカップ等)と共に、外周輪郭形状は製品の目的やデザインの目的等に基づく形状(図示例では、3/4カップ)を前提として構成されている。さらに説明すると、上記右側のバストカップ部3におけるバストパッド17は、図3に示すように、女性のバスト部分の約3/4を覆う大きさに形成されている。また、上記バストパッド17は、その下側の端縁部17aが略円弧形状に形成されている。
上記中綿層12は、図2に示すように、球形状に形成された多数の綿状繊維20からなる。この中綿層12を構成する球形状に形成された多数の綿状繊維20としては、例えば、東洋紡STC株式会社製のグレンゲラン(登録商標)が用いられる。この球形状に形成された多数の綿状繊維20は、図5に示すように、例えば、ポリエステル製の繊維を直径2〜4mm程度の球形状に粒子化させて綿状に形成した繊維からなるものである。
球形状に形成された多数の綿状繊維20は、形状回復力が従来のポリエステル製の繊維からなる綿状の緩衝材と比較して大幅に高く設定されている。すなわち、グレンゲラン(登録商標)は、東洋紡STC株式会社のデータによれば、同体積のワタに5.6g/cmの一定荷重を加えた後、同荷重を除去して1分経過した後の自然回復率が、従来のポリエステル製の繊維からなる綿状の緩衝材が75%であるのに対して、10%以上高い90%と大幅に高い値を示しており、少なくとも85%以上の回復率を有している。
また、左右のバストカップ部2,3は、図6に示すように、当該左右のバストカップ部2,3の上端縁を装飾するレース地15と、二方向に伸縮性を有するツーウエイの生地からなる第2の裏地14と、一方向に伸縮性を有するスムースニットの生地からなる第1の裏地13とが1本針のオーバーロックミシンにより互いに縫着されている。
さらに、左右のバストカップ部2,3は、図6(b)に示すように、互いに縫着されたレース地15と第2の裏地14と第1の裏地13とを、レース地15が左右のバストカップ部2,3の上端縁に位置するように折り返した状態で、ツーウエイの生地からなる表地10及びバストパッド17の上端縁とが、二点千鳥でステッチが表面に出ないように互いに縫着される。
また、左右のバストカップ部2,3は、図2に示すように、バストパッド17の表面側における下端縁に沿って保形用ボーン16を配置した状態で、表地10の下端縁をバストパッド17の内側に折り返すとともに、第1の裏地13及び第2の裏地14をバストパッド17の裏側に折り返し、保形用ボーン16の上下両端縁を挟んだ状態で、表地10、バストパッド17、第1の裏地13及び第2の裏地14を一体的に縫着するように構成されている。
その際、左右のバストカップ部2,3には、図2及び図7に示すように、バストパッド17と第1の裏地13との間に、中綿層12を構成する球形状に形成された多数の綿状繊維20を予め定められた量(例えば、1〜3g程度)だけ充填される。
その結果、バストパッド17と第1の裏地13との間には、球形状に形成された多数の綿状繊維20からなる中綿層12が形成される。
また、この実施の形態では、図8及び図9に示すように、左右のバックパネル5,6が構成されている。左右のバックパネル5,6は、伸縮性を有する不織布25と、二方向に伸縮性を有するツーウエイの生地からなる脇布26の下端縁を一致させるとともに、ツーウエイ生地からなる脇布26の上端縁が伸縮性を有する不織布25の上端縁より長くなるように形成し、脇布26と伸縮性を有する不織布25の上端縁同士が伸縮性を有する不織布25の上端縁に合わせて二点千鳥縫いにより縫着される。
また、左右のバックパネル12,13には、図8(b)に示すように、ツーウエイ生地27の下端縁に相当する位置に伸縮性を有するアンダーテープ28が二点千鳥縫いにより予め縫着されている。
そして、左右のバックパネル12,13は、図8(c)に示すように、製品表裏を形成する身頃体である表面側のレース地29並びに裏構成体としてのツーウエイ生地27及び不織布25を、先ず当該表裏上辺を前提に中表合わせとして配置する。次に、上記表裏二枚の中表とするレース地29並びに不織布25からなる身頃体エッジを揃え、当該レース地29のエッジ最上部をベースに縫い代量(約5〜6mm)分を下げた位置に重ね合わせ、準身頃体である伸縮性を有する不織布25を同じく製品エッジより縫い代分下げた位置に合わせ配設する。そして、左右のバックパネル12,13は、その表面を形成するレース地29と、アンダーテープ28が縫着されたツーウエイ生地27を左右のバックパネル12,13の裏面側に折り返した状態で、予め上端縁が互いに縫着された伸縮性を有する不織布25及び脇布26と4点千鳥縫いにより縫着される。
伸縮性を有する不織布25としては、例えば、日本バイリーン株式会社製のエアーパック(登録商標)を使用することができる。この日本バイリーン株式会社製のエアーパック(登録商標)は、2Nの荷重を加えたときの伸び率が50%以上と非常に大きく人体の体側部から背面部に掛けて良好にフィットすることができる。
一方、左右のバックパネル12,13の上端縁は、図8(d)に示すように、その表面を形成するレース地29と、アッパーテープ30と、伸縮性を有する不織布25と、脇布26とが4点千鳥縫いにより予め縫着されている。こうすることにより、伸縮性を有する不織布25は、折代を無くすことができ、仕上げ部が厚く且つ人体を圧迫することが回避される。
さらに、左右のストラップ8,9は、図10に示すように、起毛されたツーウエイ生地31を内側を表にした状態で、ピコ無しの伸縮性を有するテープ32と5mm程度重ねた状態で2点千鳥縫いにより縫着される。その後、左右のストラップ8,9は、起毛されたツーウエイ生地31を内外を引っ繰り返すことで作製される。
以上の構成において、この実施の形態に係るカップ部を有する女性用衣料としてのブラジャーでは、次のようにして、バストカップ部とバストとの間に隙間が生じるのを抑制し、着用感を向上させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係るブラジャーは、図2に示すように、左右のバストカップ部2,3がバストパッド17の内面側(肌側)に球形状に形成された多数の綿状繊維20からなる中綿層12を有している。
そのため、この実施の形態に係るブラジャー1は、図11に示すように、バストカップ部2,3のデザインやサイズ、あるいは左右のバストの大きさの違いなど種々の要因により、左右のバストカップ部2,3と着用者のバストとの間に隙間が生じるような場合であっても、形状回復性の良い中綿層12をバストパッド17の裏面側に設けることにより、生じた隙間を肌触りの細かな球形状に形成された多数の綿状繊維20が有する空気層として補間することができ、着用時にバストカップに良好にフィットすることができる。
また、中綿層12を構成する球形状に形成された多数の綿状繊維20は、空気層を有することから接触感に非常に優れ、空気層を保つことにより保温機能、保湿性を有している。
また、この実施の形態では、図4に示すように、表面に微少な凹凸を有するバストパッド17の裏面側に中綿層12を設けているため、中綿層12がバストパッド17表面の微少な凹凸に引っかかることにより、洗濯時などに中綿層12が偏ることが無く、本来の位置に定着させることができる。
本発明者は、上記実施の形態の効果を確認するため、一般財団法人カケンテストセンターにJIS L0217 106法に規定される吊干し試験を依頼したところ、試験後の試作品の外観、縫製ともに良好であり、寸法変化率はカップ丈、カップ幅が0%、アンダーバストが−0.7%であって、良好な結果が得られた。
さらに、この実施の形態では、伸縮性を有する不織布25として、2Nの荷重を加えたときの伸び率が50%以上と非常に大きい日本バイリーン株式会社製のエアーパック(登録商標)を使用しているため、人体の体側部から背面部に掛けて良好にフィットすることができる。
実施の形態2
図12はこの考案の実施の形態2に係るパッド体を示す断面構成図である。
このパッド体40は、ブラジャー1のバストカップ部2,3に独立して着脱自在に装着されるバストパッドとして構成されている。パッド体40は、モールド成型された発泡ウレタン等からなるパッド本体41と、パッド本体41の内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなる中綿層42を備えている。また、パッド本体41及び中綿層42の表裏両面は、表地43及び裏地44に被覆されている。
上記の実施の形態では、パッド体としてバストパッドに適用した場合について説明したが、パッド体としてはこれに限定されるものではなく、デルタパッドとして構成しても良いことは勿論である。
なお、パッド体40の形状を保持させる表構成は、発泡ウレタン等からなるパッド本体41に限定されるものではなく、必要とする保形性を有するものであれば、当該パッド本体41の厚さも含めこれを限定するものではない。
1:ブラジャー、2、3:バストカップ部、4:フロントパネル、5、6:バックパネル、12:中綿層、20:球形状に形成された多数の綿状繊維。
請求項5に記載された考案は、前記中綿層が、ポリエステルの繊維を直径2〜4mmの球形状に粒子化させて綿状に形成した繊維からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料である。

Claims (7)

  1. 女性が着用するパッド体において、
    前記パッド体は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなる中綿層を備えたことを特徴とするパッド体。
  2. 女性のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部を備え、
    前記左右のバストカップ部は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなる中綿層を備えたことを特徴とするカップ部を有する女性用衣料。
  3. 前記中綿層が接触する面は、球形状に形成された多数の綿状繊維の移動を規制する粗面として形成されていることを特徴とする請求項2に記載の女性用衣料。
  4. 女性のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部を備え、
    前記左右のバストカップ部は、その内面側に配置され、球形状に形成された多数の綿状繊維からなり、一定の荷重を加えて圧縮した後の1分経過後の形状回復率が85%以上である中綿層を備えたことを特徴とするカップ部を有する女性用衣料。
  5. 前記中綿層は、グレンゲラン(登録商標)からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料。
  6. 前記中綿層の肌側は、当該中綿層のソフト性を半減させない柔軟性及び伸縮性を有する生地により被覆されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料。
  7. 前記女性用衣料は、身頃背面部を含むその一部に伸縮性を有する不織布を有していることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のカップ部を有する女性用衣料。
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