JP3198006U - ホースカプラ - Google Patents

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睦月 松枝
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Abstract

【課題】カプラ本体にもともと組み込まれているガスケットを活用することによって、ホースの端部に結合した中継スリーブを、溶接によらずにカプラ本体に液密状態に確実に接合することのできるホースカプラを提供する。【解決手段】アダプタと、カプラ本体10と、アダプタをカプラ本体10の奥側へ引き込んでカプラ本体10に連結する機能を備えたカム機構30と、カプラ本体10に装備されるガスケット50と、を備える。ホース100の端部を溶接接合可能な材料でなる中継スリーブ70を有する。中継スリーブ70の一端部に鍔部72を設け、この鍔部72を環状の盗み凹所16に嵌合する。鍔部72の第2シール座面74に、カプラ本体10側の第1シール座面15とアダプタ側の押圧面とにより挟圧されたガスケット50が第2シール座面74にも押し付けられるようにする。【選択図】図1

Description

本考案は、配管とこの配管に対する連通管路を形成するホースとを接続することに使用されるホースカプラに関する。
配管系にねじれ吸収機能や簡易操作による着脱機能を具備させることのできる継手としてホースカプラが知られている(たとえば特許文献1参照)。
この種のホースカプラに関して、幾つかの従来例に係るカプラ本体の構成や使用状態を図5〜図8又は図9に概略半裁側面図で示してある。また、この種のホースカプラのカプラ本体10(後述する)に組み合わされるアダプタ60を図10に概略斜視図で示してある。
この種のホースカプラは、その基本構成として、図10に示した筒状のアダプタ60と、このアダプタ60を連結可能な筒状のカプラ本体10と、カプラ本体10に挿入されたアダプタ60をそのカプラ本体10に連結する機能を備えたカム機構30と、カプラ本体10に装備された円環状のガスケット50と、を備えている。ガスケット50は、カプラ本体10の内周面に形成された環状凹部11に嵌め込まれていると共に、その環状凹部11の一側面に面一に連続する環状のシール座面12に重なり合っている。カム機構30は、上記筒部13の周方向等間隔おきの2箇所に組み付けられている。図例のカム機構30は、筒部13に開設されている開口部14に配備されたカム部32とこのカム部32を一体に有するカムレバー33とを備えていて、カム部32が筒部13に固定された支持ピン31に回転可能に組み付けられている。そして、カムレバー33を、図示のようにカプラ本体10に沿う倒伏姿勢に倒した状態では、カム部32が開口部14内から筒部13の内側に突出するのに対し、カムレバー33を倒伏姿勢からカプラ本体10の半径方向外側に向く起立姿勢(不図示)に立ち上げると、カム部32が筒部13の内側から開口部14内に退入するようになっている。
そして、カムレバー33が起立姿勢に立ち上げられた状態のカプラ本体10の筒部13に、矢印I方向に図10のアダプタ60を挿入し、その後にカムレバー33を起立姿勢から倒伏姿勢に倒す操作を行うと、筒部13の内側に突出するカム部32の動作に連動して、カム部32が図10のアダプタ60に設けられている断面円弧状のカム溝61と摺動しつつアダプタ60を筒部13の奥側へ引き込んでカプラ本体10に連結する。このような操作を行ってアダプタ60をカプラ本体10に連結すると、ガスケット50が、カプラ本体10側のシール座面12とアダプタ60の端面によって形成されている押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮する。
なお、図10に示したアダプタ60は、図示していない配管の端部に液密状態で装着されるものである。したがって、そのアダプタ60には、図10に示したように、配管の端部に対する接続口62が備わっている。
以上説明した基本構成を備えるホースカプラは、アダプタ60の押圧面とガスケット50との接触箇所が軸線周りに摺動するために、配管系にねじれ吸収機能が付与される。また、カム機構30の作用によって、簡易操作による配管系への着脱機能が付与される。
上記の基本構成を備えるホースカプラでは、アダプタ60に接続した配管に対して連通管路を形成するホースに適合する接続筒部20が設けられていて、その接続筒部20として種々の構成が採用されている。次に、それらの接続筒部20の構成例や問題点を説明する。
図5のホースカプラでは、接続筒部20がテーパ雌ねじ21を有している。そして、ホース100を接続した中継スリーブ70に備わっているテーパ雄ねじ71を、接続筒部20のテーパ雌ねじ21にシールテープ(不図示)を介してねじ込むことによって、カプラ本体10にホース100を接続するようになっている。この接続構造において、ホース100にはステンレス製の金属可撓管が採用されていて、その金属可撓管の端部に外筒101が溶接S1で接合され、さらに、その外筒101の端部が、中継スリーブ70の端部に溶接S2で接合されている。しかしながら、この接続構造では、管路内の流体圧力によっては、中継スリーブ70と接続筒部20とのねじ合わせ箇所で漏れが生じやすく、特に、流体圧力が中高圧であったりねじ合わせ箇所が大口径であったりする場合に漏洩懸念が顕著になるという問題がある。
図6のホースカプラでは、接続筒部20が、軸方向所定間隔おきの複数箇所に抜止め突起22を有するシャンクによって構成されている。この構成の接続筒部20には、樹脂管のような柔軟性を備えたホースが差込み接続される。しかしながら、樹脂管のような柔軟性を備えたホースは、管路内の流体圧力が高い場合に使用不可であるので、その用途が狭い範囲に限定されてしまうという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、図6のホースカプラに備わっている接続筒部20の中間部を切断して抜止め突起22の形成領域を除去することによって、その接続筒部20を溶接仕様に変更することが考えられる。図9には、図6のホースカプラに備わっている接続筒部20を溶接仕様に変更した上で、ステンレス製の金属可撓管でなるホース100の端部に外筒101を溶接S1で接合し、その外筒101を、溶接S3で、溶接仕様に変更された接続筒部20に接合した接続構造を示している。しかし、この接続構造は、カプラ本体10が、溶接が不可能ではないけれども溶接に適さない金属材料で製作されているような場合には、溶接熱の影響によって溶接S3の施工箇所で溶接不良が生じやすくなり、そのことが原因になって外筒101と接続筒部20との接合箇所での漏洩懸念が問題になる(以下、この問題点を「溶接性に係る問題点」という。)。この問題点は、カプラ本体10が、たとえばSCS14Aと称されるステンレスで製作されている場合に生じる。
図7のホースカプラでは、接続筒部20がテーパ雄ねじ23を有している。このものでは、図5で説明した接続構造に準じて、ステンレス製の金属可撓管でなるホース(不図示)を接続した中継スリーブ(不図示)に備わっているテーパ雌ねじを接続筒部20のテーパ雄ねじにシールテープ(不図示)を介してねじ込むことによって、カプラ本体10にホースが接続される。しかしながら、この接続構造においても、図5を参照して説明したところと同様に、管路内の流体圧力によっては、中継スリーブと接続筒部20とのねじ合わせ箇所で漏れが生じやすく、特に、流体圧力が中高圧であったりねじ合わせ箇所が大口径であったりする場合に漏洩懸念が顕著になるという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、図7のホースカプラに備わっている接続筒部20のテーパ雄ねじ23を切削して除去することによって、その接続筒部20を溶接仕様に変更することが考えられる。この場合は、図9を参照して説明したように、図7のホースカプラに備わっている接続筒部20を溶接仕様に変更した上で、ステンレス製の金属可撓管でなるホース100の端部に外筒101を溶接S1で接合し、その外筒101を、溶接S3で溶接仕様に変更された接続筒部20に接合することが行われる。しかし、この接続構造においても、上記したような「溶接性に係る問題点」が生じる。
図8のホースカプラでは、接続筒部20がもともと溶接仕様になっている。 このものでは、ステンレス製の金属可撓管でなるホース100の端部に外筒101が溶接S1で接合され、その外筒101の端部が、中継スリーブ70の端部に溶接S2で接合されている。そして、中継スリーブ70が、溶接仕様の上記接続筒部20に溶接S4で接合される。しかしながら、この接続構造でも、上記したような「溶接性に係る問題点」が生じる。
特開2007−218281号公報
上記したように、従来のホースカプラのカプラ本体にホース、具体的にはステンレス製の金属可撓管を溶接で接合する方式を採用すると、カプラ本体を構成している材料によっては、溶接が不可能ではないけれども、溶接熱の影響によって溶接の施工箇所で溶接不良が生じやすくなり、そのことが原因になって溶接による接合箇所での漏洩懸念が問題になることがあった。すなわち、上記した「溶接性に係る問題点」が具現するという懸念があった。また、シールテープを介してカプラ本体の接続筒部に、ホースの端部に結合した中継スリーブをねじ込むという接続構造を採用すると、そのねじ合わせ箇所での漏洩懸念が生じる。
本考案は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、カプラ本体にもともと組み込まれているガスケットを活用することによって、ホースの端部に結合した中継スリーブを、溶接によらずに液密状態に確実に接合することのできるホースカプラを提供することを目的としている。また、本考案は、配管系にねじれ吸収機能や簡易操作による着脱機能を具備させることのできる継手としてのホースカプラを提供することを目的としている。
本考案に係るホースカプラは、配管の端部に装着される筒状のアダプタと、このアダプタが連結される筒状のカプラ本体と、このカプラ本体に挿入された上記アダプタをそのカプラ本体の奥側へ引き込んで当該カプラ本体に連結する機能を備えたカム機構と、カプラ本体に装備されるガスケットと、を備え、上記カム機構の作用によってアダプタをカプラ本体の奥側へ引き込ませることによって、上記ガスケットが、カプラ本体側の第1シール座面とアダプタ側の押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮するように構成されている。また、上記配管に対する連通管路を形成するホースの端部を溶接による接合が可能な材料でなる中継スリーブを有している。この中継スリーブは、その一端部と他端部とに振り分けて、上記第1シール座面の内周域に形成された環状の盗み凹所に嵌合される環状の鍔部と、上記ホースの端部に対する溶接接合部と、が形成されている。そして、上記盗み凹所に嵌合された上記鍔部の端面によって形成される第2シール座面に、上記カプラ本体側の第1シール座面と上記アダプタ側の押圧面とにより挟圧された上記ガスケットが押し付けられて当該第2シール座面とガスケットとの接触箇所がシールされ、かつ、上記鍔部が上記盗み凹所の底面に係合してカプラ本体からの中継スリーブの脱落が防止されるように構成されている。
この構成を有するホースカプラにおいて、中継スリーブは、その鍔部が、カプラ本体の第1シール座面の内周域に形成された環状の盗み凹所に嵌合されることによって、カプラ本体からの中継スリーブの脱落を防止することに役立つ。また、その鍔部の端面によって形成される第2シール座面とアダプタ側の押圧面とによりガスケットが挟圧されて当該第2シール座面とガスケットとの接触箇所がシールされる。併せて、ガスケットは、カプラ本体側の第1シール座面とアダプタ側の押圧面とによっても挟圧されるので、当該第1シール座面とガスケットとの接触箇所がシールされる。したがって、中継スリーブとガスケット本体とが、溶接による接合を行わずに液密に接続される。このことにより、ガスケット本体の材料が溶接に適合する材料であるか否かに関係なく、ガスケット本体にホースを液密状態で確実に接合することが可能になる。また、アダプタの押圧面とガスケットとの接触箇所が軸線周りに摺動するために、配管系にねじれ吸収機能が付与される。また、カム機構の作用によって、簡易操作による配管系への着脱機能が付与される。
本考案では、上記盗み凹所周囲の第1シール座面とその盗み凹所に嵌合された上記鍔部の第2シール座面とが面一に連続し、上記カム機構の作用によってアダプタをカプラ本体の奥側へ引き込ませることによって、上記ガスケットが、上記第1シール座面及び上記第2シール座面と上記押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮するように構成されていることが望ましい。この構成であると、ホースカプラにもともと備わっているガスケットをそのまま活用することができるという利点が生じる。
本考案では、上記中継スリーブがステンレス鋼でなる、という構成を採用することが可能である。この構成によると、ステンレス製の金属可撓管でなるホースを当該中継スリーブに溶接で接合することができるので、そのようなホースをホースカプラによって配管に接続することが可能になる。
本考案の実施形態に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 本考案の他の実施形態に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 図1のカプラ本体の要部を拡大して示した概略断面図である。 中継スリーブを拡大して示した概略断面図である。 従来例に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 他の従来例に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 さらに他の従来例に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 さらに他の従来例に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 接続筒部を溶接仕様に改変した従来例に係るホースカプラのカプラ本体を示した概略半裁側面図である。 ホースカプラのカプラ本体に組み合わされるアダプタの概略斜視図である。
図1は本考案の実施形態に係るホースカプラのカプラ本体10を示した概略半裁側面図、図3は図1のカプラ本体10の要部を拡大して示した概略断面図である。また、図4は中継スリーブ70を拡大して示した概略断面図である。
この実施形態のホースカプラは、その基本構成として、図10に示した筒状のアダプタ60と、このアダプタ60を連結可能な筒状のカプラ本体10と、カプラ本体10に挿入されたアダプタ60をそのカプラ本体10に連結する機能を備えたカム機構30と、カプラ本体10に装備された円環状のガスケット50と、カプラ本体10に組み付けられる中継スリーブ70とを備えている。このホースカプラにおいて、カプラ本体10は、図8を参照して説明したカプラ本体10を改変した構成を有しているのであって、接続筒部20が溶接仕様になっている。
ガスケット50は、環状の表面及び裏面が平坦面になっていて、カプラ本体10の内周面に形成された環状凹部11に嵌め込まれていると共に、その環状凹部11の一側面に面一に連続する環状の第1シール座面15に重なり合っている。この構成は、図5などを参照して説明した従来例と同様であり、第1シール座面15は、図5などに示したシール座面12に相当している。
図1又は図4のように、中継スリーブ70は、その一端部に環状の鍔部72を有し、その他端部に溶接接合部73を有している。また、この中継スリーブ70はステンレス鋼でなり、図1のように、中継スリーブ70の溶接接合部73には、ステンレス製の金属可撓管でなるホース100の端部に溶接S1で接合した外筒101が、溶接S5で溶接されている。
カプラ本体10は、第1シール座面15の内周域に形成された環状の盗み凹所16を備えていて、その盗み凹所16に、上記中継スリーブ70の鍔部72が嵌合されている。このように鍔部72が盗み凹所16に嵌合されていると、ホース100や中継スリーブ70がカプラ本体10に対する引抜き方向に引張られたときに、鍔部72が盗み凹所16の底面17に係合してカプラ本体10からの中継スリーブ70の脱落が防止される。また、中継スリーブ70の鍔部72の端面は第2シール座面74として形成されていて、その第2シール座面74に上記ガスケット50が重なり合っている。
カム機構30は、図5などに示したカム機構30と同様の構成を有している。すなわち、カム機構30は、カプラ本体10の筒部13の周方向等間隔おきの2箇所に組み付けられていて、筒部13に開設されている開口部14に配備されたカム部32とこのカム部32を一体に有するカムレバー33とを備え、カム部32が筒部13に固定された支持ピン31に回転可能に組み付けられている。そして、カムレバー33を、図示のようにカプラ本体10に沿う倒伏姿勢に倒した状態では、カム部32が開口部14内から筒部13の内側に突出するのに対し、カムレバー33を倒伏姿勢からカプラ本体10の半径方向外側に向く起立姿勢(不図示)に立ち上げると、カム部32が筒部13の内側から開口部14内に退入するようになっている。
そして、カムレバー33が起立姿勢に立ち上げられた状態のカプラ本体10の筒部13に、矢印I方向に図10のアダプタ60を挿入し、その後にカムレバー33を起立姿勢から倒伏姿勢に倒す操作を行うと、筒部13の内側に突出するカム部32の動作に連動して、カム部32が図10のアダプタ60に設けられている断面円弧状のカム溝61と摺動しつつアダプタ60を筒部13の奥側へ引き込んでカプラ本体10に連結する。このような操作を行ってアダプタ60をカプラ本体10に連結すると、ガスケット50が、カプラ本体10側の第1シール座面12及び中継スリーブ70の鍔部72の第2シール座面74とアダプタ60の端面によって形成されている押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮する。
この実施形態では、カプラ本体10の盗み凹所16の周囲の第1シール座面15とその盗み凹所16に嵌合された中継スリーブ70の鍔部72の第2シール座面74とが面一に連続している。そのため、平面環状の表面及び裏面を有する汎用的なガスケット50を使用しても確実なシール作用が発揮される。
図2は本考案の他の実施形態に係るホースカプラのカプラ本体10を示した概略半裁側面図である。この実施形態のホースカプラにおいても、その基本構成として、図10に示した筒状のアダプタ60と、このアダプタ60を連結可能な筒状のカプラ本体10と、カプラ本体10に挿入されたアダプタ60をそのカプラ本体10に連結する機能を備えたカム機構30と、カプラ本体10に装備された円環状のガスケット50と、カプラ本体10に組み付けられる中継スリーブ70とを備えている。
このホースカプラにおいて、カプラ本体10は、図5を参照して説明したカプラ本体10を改変した構成を有しているのであって、接続筒部20がテーパ雌ねじ21を有している。
この実施形態においても、ガスケット50は、平面環状の表面及び裏面を有していて、カプラ本体10の内周面に形成された環状凹部11に嵌め込まれていると共に、その環状凹部11の一側面に面一に連続する環状の第1シール座面15に重なり合っている。この構成は図1に示した実施形態と同様である。中継スリーブ70の構成や中継スリーブ70とホース100との接続構造も図1に示した実施形態と同様である。
カプラ本体10が、第1シール座面15の内周域に形成された環状の盗み凹所16を備えていて、その盗み凹所16に、中継スリーブ70の鍔部72が嵌合されている点、鍔部72が盗み凹所16の底面17に係合してカプラ本体10からの中継スリーブ70の脱落を防止している点、中継スリーブ70の鍔部72の端面が第2シール座面74として形成されていて、その第2シール座面74にガスケット50が重なり合っている点についても、図1に示した実施形態と同様である。カム機構30の構成や作用についても、図1に示した実施形態と同様である。
以上により、この実施形態のホースカプラにあっても、図1で説明したホースカプラと同様の作用が発揮される。
図1又は図2を参照して説明した各実施形態では、アダプタ60の押圧面とガスケット50との接触箇所が軸線周りに摺動するために、配管系にねじれ吸収機能が付与される。また、カム機構の作用によって、簡易操作による配管系への着脱機能が付与される。
さらに、ホース100に接続されている中継スリーブ70は、溶接によることなく、また、ねじ合わせによることなく、カプラ本体10に結合され、しかも、カプラ本体10にもともと用いられているガスケット50の作用で、そのガスケット50との接触箇所が確実に液密にシールされる。したがって、カプラ本体10の材料が溶接に適するか否かということに関係なく、中継スリーブ70を液密状態で接続することが可能になる。
図1又は図2に示した2つの実施形態において、中継スリーブ70がステンレス鋼である事例を説明したけれども、中継スリーブ70の材料は、ホース100の端部を溶接による接合が可能な材料であればよく、ステンレス鋼に限定されるものではない。
10 カプラ本体
15 第1シール座面
16 盗み凹所
30 カム機構
50 ガスケット
60 アダプタ
70 中継スリーブ
72 鍔部
73 溶接接合部
74 第2シール座面
100 ホース

Claims (3)

  1. 配管の端部に装着される筒状のアダプタと、このアダプタが連結される筒状のカプラ本体と、このカプラ本体に挿入された上記アダプタをそのカプラ本体の奥側へ引き込んで当該カプラ本体に連結する機能を備えたカム機構と、カプラ本体に装備されるガスケットと、を備え、上記カム機構の作用によってアダプタをカプラ本体の奥側へ引き込ませることによって、上記ガスケットが、カプラ本体側の第1シール座面とアダプタ側の押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮するように構成されているホースカプラであって、
    上記配管に対する連通管路を形成するホースの端部を溶接による接合が可能な材料でなる中継スリーブを有し、
    この中継スリーブの一端部と他端部とに振り分けて、上記第1シール座面の内周域に形成された環状の盗み凹所に嵌合される環状の鍔部と、上記ホースの端部に対する溶接接合部と、が形成されていると共に、上記盗み凹所に嵌合された上記鍔部の端面によって形成される第2シール座面に、上記カプラ本体側の第1シール座面と上記アダプタ側の押圧面とにより挟圧された上記ガスケットが押し付けられて当該第2シール座面とガスケットとの接触箇所がシールされ、かつ、上記鍔部が上記盗み凹所の底面に係合してカプラ本体からの中継スリーブの脱落が防止されるように構成されていることを特徴とするホースカプラ。
  2. 上記盗み凹所周囲の第1シール座面とその盗み凹所に嵌合された上記鍔部の第2シール座面とが面一に連続し、上記カム機構の作用によってアダプタをカプラ本体の奥側へ引き込ませることによって、上記ガスケットが、上記第1シール座面及び上記第2シール座面と上記押圧面とにより挟圧されてシール作用を発揮するように構成されている請求項1に記載したホースカプラ。
  3. 上記中継スリーブがステンレス鋼でなる請求項1又は請求項2に記載したホースカプラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113247316A (zh) * 2021-01-12 2021-08-13 蓝箭航天空间科技股份有限公司 应用于零秒脱落连接器的偏心锁紧机构及其连接器

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