JP3197441B2 - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JP3197441B2
JP3197441B2 JP28925494A JP28925494A JP3197441B2 JP 3197441 B2 JP3197441 B2 JP 3197441B2 JP 28925494 A JP28925494 A JP 28925494A JP 28925494 A JP28925494 A JP 28925494A JP 3197441 B2 JP3197441 B2 JP 3197441B2
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剛弘 上田
佳孝 濱口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式文字読取装置
(OCR)等に用いられ、特に入力された原稿から、文
字を1文字ずつ切り出して文字を認識する文字認識装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学式文字読取装置では、原稿
等に印刷された活字といった文書画像を読み取り、この
画像データから文字認識を行っている。このような文字
認識の手順としては、先ず、原稿から文書画像を読み取
り、これから各々の文字を形成する画像を抽出する(切
り出す)ことが必要である。
【0003】従来では、このような文字認識装置とし
て、例えば、特開平5−143776号公報等に示すよ
うに、漢字、仮名文字といった文字幅が揃っている一般
文字に、英文字等の特殊文字が混在した場合、その黒画
素連結成分の外接矩形の形状位置に基づいて文字切り出
しを行うようにした文字認識装置があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文字認識装置では、文字を構成する黒画素連結成分
の外接矩形の形状位置のみを利用し、一般文字列か、あ
るいは英文字等の特殊文字列であるかを判定しているた
め、例えば、外接矩形の形状が一般文字列と特殊文字列
とで類似している場合には、文字列の判定を誤り、高精
度な文字切り出しを行うことが困難であった。
【0005】このような点から、一般文字と英文字とが
混在した場合でも、高速でかつ高精度な文字の切り出し
を行うことのできる文字認識装置の実現が望まれてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置
は、前述の課題を解決するために、文字切り出し部が、
分離文字辞書と半角文字辞書とからなる切り出し辞書を
用いて文字切り出しを行うようにしたものである。ここ
で、半角文字辞書は、文字列方向への文字の大きさが通
常の大きさの文字と比べて小さく記述される文字を登録
した辞書であり、分離文字辞書は、文字列方向に、文字
画素塊の外接矩形ブロックが複数に分離できる文字の中
で、先頭の外接矩形ブロックが、半角文字辞書に登録さ
れている文字と類似している文字を登録した辞書であ
る。また、文字切り出し部は、切り出し開始候補位置か
ら切り出し終了候補位置との間に、外接矩形ブロックが
複数含まれているかどうかを判定する個数判定部を備え
る。そして、この個数判定部で判定した個数が複数であ
った場合、複数の外接矩形ブロックのうち、先頭の外接
矩形ブロックの画像と、分離文字辞書に登録されている
文字との照合を行い、分離文字辞書に登録されている文
字ではないと判定した場合は、半角文字辞書と照合し、
当該半角文字辞書に登録されている文字と判定した場合
は、当該先頭の外接矩形ブロックを半角文字として切り
出すと共に、次の外接矩形ブロックとの間に新たな切り
出し候補開始位置を設定し、一方、前記分離文字辞書に
登録されている文字と判定した場合、または、当該分離
文字辞書に登録されている文字ではなく、かつ、前記半
角文字辞書に登録されている文字ではないと判定した場
合は、前記複数の外接矩形ブロックを分離文字として切
り出す切り出し判定部とを備えている。
【0007】
【作用】本発明の文字認識装置においては、文字切り出
しを行う場合、先ず、個数判定部が、切り出し開始候補
位置から切り出し終了候補位置との間に、候補となる外
接矩形ブロックが複数含まれているかどうかを判定す
る。次に、切り出し判定部は、個数判定部で判定した個
数が複数であった場合、先頭の外接矩形ブロックの画像
と、分離文字辞書に登録されている文字との照合を行
い、分離文字辞書に登録されている文字ではないと判定
した場合は、半角文字辞書と照合し、半角文字辞書に登
録されている文字と判定した場合は、先頭の外接矩形ブ
ロックを半角文字として切り出し、次の外接矩形ブロッ
クとの間に新たな切り出し候補開始位置を設定する。一
方、分離文字辞書に登録されている文字と判定した場
合、または、分離文字辞書に登録されている文字ではな
く、かつ、半角文字辞書に登録されている文字ではない
と判定した場合は、複数の外接矩形ブロックを分離文字
として切り出す。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 《実施例1》図1は、本発明の文字認識装置における実
施例1を示す構成図である。図の装置は、画像入力部
1、文字領域抽出部2、行切り出し部3、外接矩形抽出
部4、文字切り出し部5、文字認識部6、結果出力部
7、切り出し辞書8、認識辞書9からなる。
【0009】画像入力部1は、イメージスキャナ等から
構成され、原稿上の文字情報を光学的に読み取る装置で
ある。また、文字領域抽出部2は、画像入力部1で読み
取られた画像から文字領域を抽出するものである。行切
り出し部3は、文字領域抽出部2で抽出された文字領域
を行単位に抽出する機能を備え、外接矩形抽出部4は、
行切り出し部3で切り出された行から文字画素塊(黒画
素連結成分)の外接矩形ブロックを抽出するものであ
る。
【0010】文字切り出し部5は、外接矩形抽出部4で
抽出された外接矩形ブロックに基づいて、各文字の1文
字を構成する領域を判定するものであり、個数判定部5
1と切り出し判定部52を備えている。個数判定部51
は、切り出し開始候補位置から切り出し終了候補位置ま
での間に、候補外接矩形ブロックが複数含まれているか
を判定する機能を備えている。また、切り出し判定部5
2は、個数判定部51で判定した候補外接矩形ブロック
の個数が複数であった場合、これらの候補外接矩形ブロ
ックの画像と、切り出し辞書8の、後述する分離文字辞
書81に登録されている文字との照合を行い、分離文字
辞書81に登録されている文字であると判定した場合は
分離文字としての切り出しを行い、登録されている文字
であると判定しなかった場合は、それぞれの候補外接矩
形ブロックの画像と、切り出し辞書8における後述する
半角文字辞書82に登録されている文字と照合を行い、
ここに登録されている文字であると判定した場合は、半
角文字として切り出しを行う機能を備えたものである。
【0011】文字認識部6は、文字切り出し部5で判定
された文字領域の画像に対して文字認識を行う機能を備
え、また、結果出力部7は、文字認識部6での文字認識
結果を文字コードに変換するための機能を備えている。
【0012】切り出し辞書8は、文字切り出し部5で文
字切り出しを行うための辞書であり、分離文字辞書81
および半角文字辞書82を備えている。分離文字辞書8
1は、文字列方向(横書き文では水平方向)に、文字画
素塊の外接矩形ブロックが複数に分離できる文字の中
で、先頭の外接矩形ブロックが、半角文字辞書82に登
録されている文字と類似している文字を登録した辞書で
ある。また、半角文字辞書82は、文字列方向への文字
の大きさが通常の大きさの文字と比べて小さく記述され
る文字を登録した辞書である。
【0013】次に、上記構成の文字認識装置における全
体の動作について説明する。画像入力部1から入力され
た画像データは、文字領域抽出部2で、一般に良く知ら
れた方法、例えば黒画素の密度分布を用いた領域分割法
により、文字領域の情報のみを抽出する。抽出された文
字領域情報は、行切り出し部3で、これもまた公知であ
る方法、例えば行方向のヒストグラムを作成して行情報
を抽出するといった手法により行切り出しを行う。外接
矩形抽出部4は、行切り出し情報から行方向に対して垂
直方向のヒストグラムを作成し、水平方向の黒画素塊の
検出を行い、更に、検出された水平方向の黒画素塊の垂
直方向の黒画素の上端および下端を求め、外接矩形ブロ
ックを検出する。この外接矩形ブロックは、単一文字の
外接矩形ブロックか、分離文字の場合には偏部分や旁部
分等の文字の一部分を構成する外接矩形ブロックとな
る。
【0014】文字切り出し部5は、この外接矩形ブロッ
ク内の黒画素塊あるいは、複数の外接矩形ブロックを統
合して得られる黒画素塊に対して、切り出し辞書8を用
いて良く知られたパターンマッチング手法を用いて、分
離文字であるか英文字等の半角文字であるかを識別し、
1文字毎に文字を切り出す。更に、切り出された文字に
対して、文字認識部6は認識辞書9を用いて、これもま
た良く知られたパターンマッチング手法を用いて文字を
認識し、結果出力部7へ認識結果を渡す。結果出力部7
は認識結果を電子計算機で扱うことができる文字コード
に変換し、表示装置等に出力する。
【0015】次に、本実施例の特徴点である文字切り出
し部5の動作について詳細に説明する。図2は、外接矩
形抽出部4および文字切り出し部5の動作を示すフロー
チャートである。また、図3は、各状態の説明図であ
り、(a)は1行に切り出された画像と位置情報を示
し、行切り出し部3で行切り出しを行った結果である。
また、(b)は、外接矩形抽出部4で用いる黒画素のヒ
ストグラムを示し、(c)は、これによって求められた
外接矩形を示している。更に(d)は、文字切り出し部
5における切り出し動作の説明を示している。
【0016】先ず、外接矩形抽出部4は、1行分の画像
から、図3(b)の例のような、行方向に対して垂直な
方向の黒画素のヒストグラムを作成する(ステップS
1)。次に、水平方向の黒ラン(連続する黒画素の長
さ)の左端および右端をヒストグラムより求め、各々の
黒ランに対応する1行分の画像の上端および下端を求
め、図3(c)の例のような黒画素塊の外接矩形ブロッ
ク(以下、単に外接矩形と称す)を抽出する(ステップ
S2)。次に、文字切り出し部5では、一般に良く知ら
れた方法、例えば外接矩形の中心間の距離を用いて、文
字のピッチを検出する(ステップS3)。そして、検出
されたピッチを用いて水平方向の1文字の切り出し開始
候補位置および切り出し終了候補位置を決定し、候補に
含まれる候補外接矩形を検出する(ステップS4)。
【0017】これを、図3(d)の例を用いて説明する
と、外接矩形b6の左側に切り出し開始候補位置sが設
定されていた場合、文字ピッチを利用して切り出し終了
候補位置eを決定する。そして、sからeの間に含まれ
る候補外接矩形をb6とb7に決定する。
【0018】更に、文字切り出し部5における個数判定
部51は、切り出し開始候補位置から切り出し終了候補
位置の間に、候補外接矩形が二つ以上(複数)含まれて
いるかどうかを判定し、候補外接矩形が二つ以上含まれ
ている場合はステップS6へ、一方、候補外接矩形が一
つしか含まれていない場合はステップS10へ処理を移
す。図3(d)の例では外接矩形候補がb6とb7の2
個あるため、ステップS6へ処理を移すことになる。
【0019】切り出し辞書8に含まれている分離文字辞
書81には、前述したように、水平方向に二つ以上の矩
形に分離できる文字の中で、一番左の矩形ブロックが半
角文字辞書82に登録されている文字と類似している文
字が登録されている。例えば「い」の左の部分は「L]
や[(]と類似している。また「ル」の左の部分は
「/」や「)」と類似している。更に「印」の左の部分
は「E」と類似している。このように、一番左の矩形ブ
ロックが半角文字と類似している分離文字に限定して登
録することにより、辞書の容量も小さく、マッチングに
高速で高精度な分離文字辞書を構成している。
【0020】ステップS6では、切り出し開始候補位置
から切り出し終了候補位置までに含まれるすべての候補
外接矩形を統合し、分離文字辞書81を用いて、良く知
られたパターンマッチング手法を用いて、分離文字辞書
81に含まれている分離文字であるか否かを判定し、分
離文字である場合はステップS9へ、分離文字でない場
合はステップS7へ処理を移す。図3(d)の例では、
b6の矩形の「0」とb7の矩形の「2」を統合し、
「02」というパターンを作成し、分離文字辞書81と
マッチングを行うことになり、「02」というパターン
が分離文字辞書81に登録されていなければステップS
7へ処理を移す。
【0021】切り出し辞書8に含まれている半角文字辞
書82には、英文字、数字、括弧等の記号等、文字幅が
通常の大きさの文字と比べて小さく記述される文字が半
角文字として登録されており、ステップS7では、切り
出し開始候補位置から一番近い外接矩形について、この
半角文字辞書82を用いて、これも良く知られたパター
ンマッチング手法を用いて、半角文字辞書82に含まれ
ている半角文字であるか否かを判定する。そして、半角
文字であった場合はステップS8へ、半角文字でない場
合はステップS9へ処理を移す。図3(d)の例では、
ステップS6で分離文字でないと判定された場合、切り
出し開始候補位置sに一番近い外接矩形b6に対して半
角文字辞書82とマッチングを行い、「0」というパタ
ーンが半角文字辞書82に登録されていればステップS
8へ処理を移す。
【0022】ステップS8では、切り出し開始候補位置
から一番近い外接矩形を1文字として文字を切り出す。
図3(d)の例では、外接矩形b6の「0」を1文字と
して切り出す。
【0023】ステップS9では切り出し開始候補位置か
ら切り出し終了候補位置までに含まれるすべての外接矩
形を統合し1文字として文字を切り出す。ステップS1
0では切り出し開始候補位置から切り出し終了候補位置
までに含まれる外接矩形を1文字として文字を切り出
す。
【0024】ステップS11では、全ての外接矩形の切
り出しが終了する行末であるかどうかを判定し、行末で
なければ直前に切り出された外接矩形と、その次の外接
矩形との間に、新たな切り出し開始候補位置を設定し、
ステップS4へ処理を移す。一方、行末であれば文字切
り出しを終了する。図3(d)の例では、b6とb7の
間に新たな切り出し候補位置を設定する。
【0025】以上のように上記実施例1によれば、切り
出し辞書8として分離文字辞書81と半角文字辞書82
とを設けたことにより、従来の黒画素の外接矩形の形状
のみで文字の切り出しを行うのではなく、外接矩形内の
黒画素の形状を利用し、文字の偏や旁と半角文字との違
いを考慮した切り出しを行うことができ、文字の切り出
し性能が向上する。また、切り出し辞書8に登録する文
字を、英文字・数字・記号、および極めて少ない数の左
右に分離するかな・漢字に限定することができるため、
高速なマッチングが行え、高速で高性能な文字切り出し
を行うことが可能となる。
【0026】次に、上記実施例1に対し、更に、漢字の
偏の一部等を登録した半角リジェクト用辞書を追加する
ようにした文字認識装置を実施例2として説明する。 《実施例2》この実施例2は、上記実施例1の図1に示
されている切り出し辞書8を、分離文字辞書81、半角
文字辞書82と共に、半角文字以外の文字を検出するた
めの辞書として半角リジェクト辞書83(後述する図4
に図示する)を備えたものであり、これ以外の図面上の
構成は上記実施例1と同様であるため、その図示は省略
する。
【0027】半角リジェクト辞書83は次に示す文字を
登録したものである。即ち、切り出し辞書8に含まれて
いる半角文字辞書82には、英文字、数字、括弧等の記
号との半角として切り出す半角文字を登録しているが、
「昭」のような日偏の漢字は、日偏を数字の「8」等に
誤検出されることがあり、漢字が分離して切り出される
原因となる。ここで、日偏の漢字を全て分離文字辞書8
1に登録することも可能ではあるが、分離文字辞書81
の容量が大きくなり、マッチング速度も低下するためあ
まり有効な方法ではない。そこで、日偏等、半角文字辞
書82に登録されている文字と類似している偏に限定し
て、半角リジェクト辞書83に半角リジェクト文字とし
て登録することにより、辞書容量の増加も少なく、高速
で高精度な切り出しを行うことができるものである。
【0028】また、文字切り出し部5の切り出し判定部
52は、個数判定部51で判定した個数が複数であった
場合、分離文字辞書81に登録されている文字との照合
を行い、この分離文字辞書81に登録されている文字で
あると判定した場合は分離文字としての切り出しを行
い、登録されている文字であると判定しなかった場合
は、半角リジェクト辞書83および半角文字辞書82に
登録されている文字と照合を行う。そして、半角リジェ
クト辞書83に登録されている文字であると判定した場
合は分離文字としての切り出しを行い、半角文字辞書8
2に登録されている文字であると判定した場合は、半角
文字として切り出しを行うよう構成されている。
【0029】次に、実施例2の動作について説明する。
図4は、実施例2の動作を示すフローチャートである。
実施例1の動作との差異は、半角文字の判定を半角文字
辞書82と共に半角リジェクト辞書83を用いて行う点
であり、他の動作については同様であるため、実施例1
と動作の異なる部分についてのみ記述する。即ち、図4
におけるステップS1〜ステップS6までの動作は、上
記実施例1と同様である。ステップS7において、実施
例1では半角文字辞書82に含まれている半角文字であ
るか否かのみを判定していたが、実施例2では、更に半
角リジェクト辞書83を用いて、半角文字であるか、半
角リジェクト文字であるか、または、どちらにも登録さ
れていない文字であるかの判定を行う。そして、このス
テップS7において、半角文字である場合はステップS
8へ、半角リジェクト文字、またはどちらにも登録され
ていない文字である場合はステップS9へ処理を移す。
【0030】以上のように、実施例2によれば、切り出
し辞書8に半角リジェクト辞書83を付加し、半角文字
と類似した偏等の文字の構成要素を登録することによ
り、分離文字辞書81の容量を増加させる必要がなく、
半角文字の判定性能を上げ、高速で高性能な文字切り出
しを行うことが可能となる。
【0031】尚、上記各実施例では、文字切り出しを横
書き文の場合で説明したが、これに限定されるものでは
なく、縦書き文の場合であっても同様に適用可能であ
る。この場合、半角文字辞書82は、縦方向への文字の
大きさが通常の大きさの文字と比べて小さく記述される
文字を登録したものとなり、また、分離文字辞書81は
文字画素塊の外接矩形ブロックが縦方向に複数に分離で
きる文字の中で、最上部の外接矩形ブロックが、半角文
字辞書82に登録されている文字と類似している文字を
登録したものとなる。また、半角リジェクト辞書83
は、文字画素塊の外接矩形ブロックが縦方向に複数に分
離できる文字の中で、最上部の外接矩形ブロックに含ま
れる文字構成要素が、半角文字辞書82に登録されてい
る文字と類似しているものを登録した辞書となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の文字認識
装置によれば、文字列方向への文字の大きさが通常の大
きさの文字と比べて小さく記述される文字を登録した半
角文字辞書と、文字列方向に、文字画素の外接矩形ブロ
ックが複数に分離できる文字の中で、先頭の外接矩形ブ
ロックが、半角文字辞書に登録されている文字と類似し
ている文字を登録した分離文字辞書とを備え、切り出し
開始候補位置から切り出し終了候補位置との間に、候補
となる外接矩形ブロックが複数含まれていた場合、先頭
の外接矩形ブロックの画像と、分離文字辞書に登録され
ている文字との照合を行い、分離文字辞書に登録されて
いる文字ではないと判定した場合は半角文字辞書と照合
し、半角文字辞書に登録されている文字と判定した場合
は、先頭の外接矩形ブロックを半角文字として切り出す
と共に、次の外接矩形ブロックとの間に新たな切り出し
候補開始位置を設定し、一方、分離文字辞書に登録され
ている文字と判定した場合、または、分離文字辞書に登
録されている文字ではなく、かつ、半角文字辞書に登録
されている文字ではないと判定した場合は、複数の外接
矩形ブロックを分離文字として切り出すようにしたの
で、一般文字と英文字等が混在する文であっても高速で
かつ高精度の文字切り出しを行うことができる。また、
分離文字辞書および半角文字辞書に登録する文字を、英
文字・数字・記号、および極めて少ない数の左右に分離
するかな・漢字に限定することができるため、高速なマ
ッチングが行え、高速で高性能な文字切り出しを行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字認識装置における実施例1を示す
構成図である。
【図2】本発明の文字認識装置における実施例1の動作
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の文字認識装置の各部の動作の説明図で
ある。
【図4】本発明の文字認識装置における実施例2の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 文字領域抽出部 3 行切り出し部 4 外接矩形抽出部 5 文字切り出し部 51 個数判定部 52 切り出し判定部 6 文字認識部 8 切り出し辞書 81 分離文字辞書 82 半角文字辞書 83 半角リジェクト辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−291778(JP,A) 特開 平2−230484(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像中の文字領域の各文字画素塊の
    外接矩形を抽出する外接矩形抽出部と、 文字列方向への文字の大きさが通常の大きさの文字と比
    べて小さく記述される文字を登録した半角文字辞書と、 文字列方向に、文字画素塊の外接矩形ブロックが複数に
    分離できる文字の中で、先頭の外接矩形ブロックが、前
    記半角文字辞書に登録されている文字と類似している文
    字を登録した分離文字辞書と、 文字の切り出し開始候補位置から切り出し終了候補位置
    との間に、前記外接矩形ブロックが複数含まれているか
    否かを判定する個数判定部と、 前記個数判定部で判定した個数が複数であった場合、当
    該複数の外接矩形ブロックのうち、先頭の外接矩形ブロ
    ックの画像と、前記分離文字辞書に登録されている文字
    との照合を行い、前記分離文字辞書に登録されている文
    字ではないと判定した場合は、前記半角文字辞書と照合
    し、当該半角文字辞書に登録されている文字と判定した
    場合は、当該先頭の外接矩形ブロックを半角文字として
    切り出すと共に、次の外接矩形ブロックとの間に新たな
    切り出し候補開始位置を設定し、一方、前記分離文字辞
    書に登録されている文字と判定した場合、または、当該
    分離文字辞書に登録されている文字ではなく、かつ、前
    記半角文字辞書に登録されている文字ではないと判定し
    た場合は、前記複数の外接矩形ブロックを分離文字とし
    て切り出す切り出し判定部と、 前記切り出し判定部での判定結果に基づき、文字認識を
    行う文字認識部とを備えた文字認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文字認識装置におい
    て、 文字列方向に、文字画素塊の外接矩形ブロックが複数に
    分離できる文字の中で、先頭の外接矩形ブロックに含ま
    れる文字構成要素が、半角文字辞書に登録されている文
    字と類似している当該文字構成要素を登録した半角リジ
    ェクト辞書と、 前記個数判定部で判定した個数が複数であった場合、当
    該複数の外接矩形ブロックのうち、先頭の外接矩形ブロ
    ックの画像と、前記分離文字辞書に登録されている文字
    との照合を行い、当該分離文字辞書に登録されている文
    字ではないと判 定した場合は、前記半角文字辞書に登録
    されている文字と前記半角リジェクト辞書に登録されて
    いる文字構成要素との照合を行い、前記先頭の外接矩形
    ブロックの画像が、前記半角リジェクト辞書に登録され
    ている文字構成要素と判定するか、または、前記半角文
    字辞書と前記半角リジェクト辞書に登録されていない
    と判定した場合は、前記複数の外接矩形ブロックを分離
    文字として切り出す切り出し判定部とを備えたことを特
    徴とする文字認識装置。
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EP0653414A1 (de) 1993-11-17 1995-05-17 Hoechst Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von Fluorbenzoesäurealkylestern durch Reaktion eines Fluorbenzoylchlorids mit einem Alkohol in Gegenwort eines Alkalimetallalkoholates

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