JP3197332B2 - 画像形成装置の転写部構造 - Google Patents

画像形成装置の転写部構造

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JP3197332B2 JP12352292A JP12352292A JP3197332B2 JP 3197332 B2 JP3197332 B2 JP 3197332B2 JP 12352292 A JP12352292 A JP 12352292A JP 12352292 A JP12352292 A JP 12352292A JP 3197332 B2 JP3197332 B2 JP 3197332B2
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幸治 新川
洋 石井
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敏章 香川
和彦 古川
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複写機等の画像形成装
置における転写部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンタ等の画像形成装
置では、感光体上に形成されたトナー像を用紙に転写す
る工程が必要である。この工程は帯電しているトナーを
静電的に吸引して感光体から用紙に転写することによっ
て行われる。このため、この工程では用紙側に電位を発
生する装置が必要となる。
【0003】この電位を発生する装置として従来よりコ
ロナ放電器、ブラシ、ローラ等種々の方式が提案されて
いた(特開昭60−229079号,特開昭60−21
6361号,特開昭56−135863号,特開平1−
177063号およびJAPAN HARDCOPY
’89論文集 EP−12 東芝 など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
転写方式は以下のような問題点を有していた。
【0005】コロナ方式は、良好な画質で転写できる利
点はあるが、放電現象を用いるため大量のオゾンが発生
し、感光体その他の部材の酸化腐蝕を促す問題点があ
り、また、近年人体への悪影響が指摘されている。
【0006】一方、ローラ方式はオゾンの発生は抑制さ
れるが、転写紙の背面よりローラを直接圧接させるため
トナー同士が凝集したり、感光体への付着力が大きくな
るため文字やライン画像の中抜けあるいは、ベタ画像の
不均一転写といったコピー品質にかかわる問題が生じて
いた。ゴム硬度,ローラ径,接触圧の工夫等により、あ
る程度の改良は可能であるが、製造上の限界やコスト等
の問題がありコロナ方式と同等の転写性は得られていな
い。
【0007】また、ブラシを用いた転写方式もオゾンの
発生は抑制できるが、これまではコロナ方式ほどの画質
を得られなかった。
【0008】この発明は、オゾンの発生を抑制しながら
良質な転写さらには装置の小型化を両立することができ
る転写部構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、ローラ形状
または平板形状をなす導電性ブラシを、トナー画像が形
成される感光体に対向して設け、各々の導電性ブラシは
太さ5デニール,長さ3mmで、15000本/cm 2
の密度で植毛され、この導電性ブラシの前記感光体また
は転写用紙に対するニップ幅を2〜10mmとし、且
つ、その圧接力を5〜50g/cm2 としたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】この発明の導電性ブラシを感光体に対向させて
設け、転写に必要な電圧をこの導電性ブラシに印加した
場合、オゾンの発生量をコロナ放電方式の場合の1/2
00以下に抑えることができるとともに、コロナ放電と
同等の均一な転写性を確保することができる。
【0011】さらに、ブラシの耐久性の向上,感光体ダ
メージの軽減、さらには装置の小型化とコストダウンが
可能となる。
【0012】
【実施例】図1にこの発明の実施例に用いられる転写用
ブラシローラの構造を示す。この転写用ブラシローラは
心金21、ブラシ繊維23およびこのブラシ繊維23を
支持する支持体22からなっている。心金21は外径5
mmの金属シャフトである。支持体22は0.5mm厚
の導電ゴムからなっている。この導電ゴムの抵抗値は1
0Ω〜105 Ωに調製されている。またこの支持体22
に植毛されたブラシ繊維23は樹脂に導電材を添加し1
8 Ω/cmの抵抗率に調製されたものである。各々の
ブラシ繊維は太さ5デニール,長さ3mmであり、15
000本/cm2 の密度で植毛されている。このように
構成することによりこのブラシローラは直径12mmと
なっている。
【0013】図2は上記構造を持つ外径12mmの転写
用ブラシローラ15を外径30mmの感光体ドラム1に
対して転写器として設置した図を示している。転写器5
は転写用ブラシローラ15に−1.5kV程度のバイア
ス電圧を印加したものである。感光体ドラム1の周囲に
は複写プロセス順に帯電器2,露光部3,現像器4,転
写器5,クリーナユニット6および除電ランプ7が配置
されている。露光部3には原稿10で反射された露光ラ
ンプ11の光が入光する。現像器4は露光部3で露光除
電されなかった部分にトナー12を付着させる。このト
ナー12が転写器5の位置において転写紙13に転写さ
れる。トナー像を転写された転写紙13は定着器14へ
搬送され、定着器14の加熱圧着によって定着される。
【0014】以上の構成において、感光体ドラム1の周
速度は50mm/秒であり、転写用ブラシローラ15は
感光体ドラム1と同一の周速度で等速回転させる。転写
用ブラシローラ15の設置位置はニップ幅約5mm,圧
接力約50g/cm2 となる位置である。以上の条件に
て、ブラシに−1.5kVの電圧を印加したところコロ
ナ方式に遜色のない良好な画像が得られた。この−1.
5kVの電圧は、コロナ方式で用いる電圧の1/3以下
である。
【0015】また、オゾンの発生量は総電流に比例する
が、コロナ方式で−200μAの電流が流れるのに対し
てブラシ方式の場合には−4μA程度しか流れない。し
たがって計算上はオゾンの発生量は1/50となるが、
ブラシ転写の場合、放電が殆ど発生しないため、オゾン
の実測値はコロナ方式1ppmに対してブラシ方式0.
005ppmで1/200の濃度であった。
【0016】圧接力について、図3と図4は上記転写用
ブラシローラ(外径12mm)を感光体に対してニップ
幅(接触幅)5mmで設置し、圧接力を変化させた場合
の文字の中抜け、ブラシ耐久性の変化を示したものであ
る。50g以上になると徐々に文字の中抜けが発生し始
めることがわかる。さらにトナーの粒径、帯電量と転写
紙の種類を考慮すると50g以下が望ましい。また5g
以下になるとブラシと転写紙の接触状態が悪くなる確立
が高くなり、ブラシと転写紙の接触が悪い部分において
異常放電が発生し転写画像の飛び散りや乱れを生じるこ
とがある。ブラシの耐久性も圧接力と関係しており圧接
力が増加するにつれてブラシ繊維の毛抜け、また感光体
と停止状態でも接触しているため寝癖が発生しやすくな
り、いずれも転写性の低下を招くことになる。以上の
点、さらには感光体に対する機械的ダメージ等を考慮す
れば圧接力は5〜50g/cm2 の範囲が望ましい。
【0017】また、ニップ幅については、2mm以下で
は様々な転写紙に対して十分な転写性があられにくい。
また、10mm以上では感光体と転写紙が接触する前後
の隙間で放電が発生し転写画像の飛び散りや乱れといっ
た不具合が生じやすいうえ、ブラシ自身も大きくなって
しまうため装置の小型化・コストダウンに反してしま
う。したがって、感光体との接触幅を2〜10mmにす
ることが好ましい。
【0018】以上のようにブラシ転写においてブラシ繊
維の太さ、長さ、密度、抵抗値の適正化を図り、感光体
との接触幅を2〜10mm、圧接力を5〜50g/cm
2 以下とすることにより、30〜300mm/秒のドラ
ム回転速度(プロセス速度)についても十分転写が可能
であり低速〜高速機にいたるまで使用でき、さらに、5
万枚以上の耐久性があることが確認された。
【0019】図5はこの発明に用いられる他のブラシを
示す図である。この転写用ブラシは形状を平板状にした
ものである。この転写用ブラシも心金31上に導電ゴム
の支持体32を形成し、この支持体32にブラシ繊維3
3を植毛したものである。この転写用ブラシは感光体に
対して所定の位置に固定される。このように静止タイプ
のものにおいてもニップ幅2〜10mm、圧接力5〜5
0g/cm2 以下であれば同様に良好な転写性が得られ
ることが確認された。
【0020】なお、上記実施例では複写機について説明
したが、静電像をトナーで現像する装置(たとえばレー
ザプリンタ等)には全て適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、オゾン
の発生を抑制し、且つ、文字の中抜けや転写の不均一の
ないコロナ方式と同等の良好な転写性を得ることができ
る。さらに、小型・軽量・低電圧での転写が可能となり
大幅なコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いられる転写用ブラシローラの構
造を示す図
【図2】同転写用ブラシローラを複写機に適用した図
【図3】同転写用ブラシローラと感光体との圧接力の変
化による文字の中抜け発生率の変化を示す図
【図4】同転写用ブラシローラと感光体との圧接力の変
化によるブラシの耐久性の変化を示す図
【図5】この発明に用いられる他の転写用平板状ブラシ
の構造を示す図
【符号の説明】
1−感光体ドラム 5−転写用ブラシローラ 21−心金 22−支持体 23−ブラシ繊維
フロントページの続き (72)発明者 香川 敏章 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 古川 和彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 横田 昌吾 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−86878(JP,A) 特開 昭60−229079(JP,A) 特開 昭62−235977(JP,A) 特開 昭61−137178(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ形状または平板形状をなす導電性
    ブラシを、トナー画像が形成される感光体に対向して設
    け、各々の導電性ブラシは太さ5デニール,長さ3mm
    で、15000本/cm 2 の密度で植毛され、この導電
    性ブラシの前記感光体または転写用紙に対するニップ幅
    を2〜10mmとし、且つ、その圧接力を5〜50g/
    cm2 としたことを特徴とする画像形成装置の転写部構
    造。
JP12352292A 1992-05-15 1992-05-15 画像形成装置の転写部構造 Expired - Fee Related JP3197332B2 (ja)

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US7158746B2 (en) * 2004-05-25 2007-01-02 Xerox Corporation Xerographic printer having a semiresistive rotatable brush in the transfer zone
JP6000793B2 (ja) * 2012-10-11 2016-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置

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