JP3197160B2 - 媒体用容器 - Google Patents

媒体用容器

Info

Publication number
JP3197160B2
JP3197160B2 JP19386094A JP19386094A JP3197160B2 JP 3197160 B2 JP3197160 B2 JP 3197160B2 JP 19386094 A JP19386094 A JP 19386094A JP 19386094 A JP19386094 A JP 19386094A JP 3197160 B2 JP3197160 B2 JP 3197160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting member
groove
driven
setting
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19386094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0856746A (ja
Inventor
太田悦嗣
Original Assignee
有限会社日本アトゥー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社日本アトゥー filed Critical 有限会社日本アトゥー
Priority to JP19386094A priority Critical patent/JP3197160B2/ja
Priority to US08/700,413 priority patent/US5746530A/en
Priority to PCT/JP1995/000292 priority patent/WO1995023747A1/ja
Publication of JPH0856746A publication Critical patent/JPH0856746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197160B2 publication Critical patent/JP3197160B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/14Casings with ejector for waste stick or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/06Casings wherein movement of the lipstick or like solid is a screwing movement

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は媒体用容器に関し、特
に、駆動手段を用いて媒体設定部材をケーシングから出
し入れする構成の媒体用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている口紅容器は、口紅を
設定した単一のカップ状設定部材を容器本体から出し入
れする構成になっている。このタイプの口紅容器では、
口紅の残量が少なくなると直接唇に塗れなくなり、不便
であった。指先やハケ等でカップ状設定部材の底部に残
った口紅を掬い出して塗ることは可能であるが、甚だ面
倒であった。このため、相当量の口紅が無駄になってい
た。
【0003】そこで、設定部材を2重構造とし、両設定
部材の相対移動を利用して口紅を繰り出すことができる
口紅容器が提案された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2重構造を有する口紅容器は、不必要な時に両設定部材
が相対移動を行い、口紅が「抜け落ちる」恐れが大であ
った。
【0005】一方、実公昭60−41846及び7号に
記載の容器は、2つの部材を別々に駆動することによっ
て、両部材の不必要な相対移動を防止している。しか
し、この容器においては、一旦繰り出した口紅を確実に
引き戻すことができなかった。このため、口紅を興味本
位で又は誤って過度に繰り出した場合には、口紅を手で
押し戻さねばならなかった。
【0006】いずれにせよ、使い切りタイプの口紅容器
は、大多数の女性の要望にもかかわらず、今現在も全く
市販されていないのである。
【0007】そこで、本発明は、「抜け落ち」を確実に
防止でき、十分に商品化可能な信頼性を有し、操作が容
易な使い切りタイプの媒体用容器を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の媒体用容器は、
駆動手段を用いて媒体設定部材をケーシングから出し入
れする構成の媒体用容器において、軸方向に伸びる上端
が開いている溝及び上端が開いていない溝を有し、上端
が開いていない溝の上縁部に係止手段を有するケーシン
グを構成している筒状部材、該両溝に沿って移動可能に
該筒状部材内部に設定される媒体設定部材、該筒状部材
より大径で内周に螺旋状溝が形成され、筒状部材と相対
回転可能になっている回転部材を有し、該媒体設定部材
は、底部より中間部まで軸方向に伸びる溝及び上端が開
いていない溝と係合する係止手段を有した従動設定部材
及び該従動設定部材より僅かに内径が小さく該従動設定
部材の溝及び該筒状部材の上端が開いている溝さらに該
回転部材の螺旋状溝と係合する突出した突起を有した主
動設定部材で形成され、両設定部材の軸方向一方向の相
対移動の開始及び又は継続を直接的に制限するストッパ
ーを両設定部材に関連付けて設け、該主動設定部材と従
動設定部材は使用当初から一緒に上方に移動し、従動設
定部材に設けられた係止手段と筒状部材に設けられた係
止手段が係合した相対移動開始位置である係止位置を超
えては、従動設定部材が上方に移動できず、媒体を引き
込める際には、該主動設定部材と該従動設定部材は両者
の位置関係を変えず、従動設定部材の下方移動が制限さ
れるまでは、一緒に移動し、該従動設定部材の下方移動
が制限された後は、両設定部材が相対移動により元の位
置関係に戻ることを要旨とする。
【0009】また、駆動手段を用いて媒体設定部材をケ
ーシングから出し入れする構成の媒体用容器において、
軸方向に伸びる上端が開いていない溝を有し、上端が開
いていない溝の上縁部に係止手段を有するケーシングを
構成している筒状部材、該溝に沿って移動可能に該筒状
部材内部に設定される媒体設定部材、該筒状部材より大
径で内周に螺旋状溝が形成され、筒状部材と相対回転可
能になっている回転部材を有し、該媒体設定部材は、底
部から中間部まで軸方向に伸びる溝及び上端が開いてい
ない溝と係合する係止手段を有した従動設定部材及び該
従動設定部材より僅かに内径が小さく該従動設定部材の
溝及び該筒状部材の上端が開いていない溝さらに該回転
部材の螺旋状溝と係合する突出した突起を有した主動設
定部材で形成され、両設定部材の軸方向一方向の相対移
動の開始および又は継続を直接的に制限するストッパー
を両設定部材に関連付けて設け、該主動設定部材と従動
設定部材は使用当初から一緒に上方に移動し、従動設定
部材に設けられた係止手段と筒状部材に設けられた係止
手段が係合した相対移動開始位置である係止位置を超え
ては、従動設定部材が上方に移動できず、媒体を引き込
める際には、該主動設定部材と該従動設定部材は両者の
位置関係を変えず、従動設定部材の下方移動が制限され
るまでは、一緒に移動し、該従動設定部材の下方移動が
制限された後は両設定部材が相対移動により元の位置関
係に戻ることを要旨とする。
【0010】さらに、本発明の媒体用容器は、駆動手段
を用いて媒体設定部材をケーシングから出し入れする構
成の媒体用容器において、軸方向に伸びる溝及び別の溝
を有した筒状部材、該溝に沿って移動可能に該筒状部材
内部に設定される媒体設定部材、該筒状部材より大径で
内周に螺旋状溝が形成され、筒状部材と相対回転可能に
なっている回転部材を有し、該媒体設定部材は、従動設
定部材及び該従動設定部材より僅かに内径が小さく該回
転部材の螺旋溝と係合する突出した突起を有した主動設
定部材で形成され、前記軸方向に伸びる溝は、回転部材
内周に設けられた螺旋溝に協動する主動設定部材に設け
られた突起が移動し、前記別の溝は従動部材に設けられ
た係止手段と係合して、従動設定部材の回転移動を制限
し、主動設定部材と従動設定部材は使用当初から一緒に
上方に移動し、従動設定部材に設けられた係止手段と筒
状部材の溝の上縁部に設けられた係止手段が係合した相
対移動開始位置である係止位置を超えては、従動設定部
材が上方に移動できず、該主動設定部材には該主動設定
部材の下端を突出させた足を設け、その足に半径方向に
弾性変形可能なストッパ用弾性変形部材を設け、該従動
設定部材に、前記主動設定部材に設けた半径方向に弾性
変形可能なストッパ用弾性変形部材と係合する階段部を
設け、回転部材を使用当初より強い力で繰り出し回転方
向に回転させることにより、ストッパ用弾性変形部材が
半径方向及び軸方向に断続的に弾性変形し、階段部を1
個ずつ昇っていき、媒体を引き込める際には、該主動設
定部材と該従動設定部材は両者の位置関係を変えず、従
動設定部材の下方移動が制限されるまでは、一緒に移動
し、該従動設定部材の下方移動が制限された後は、両設
定部材が相対移動により元の位置関係に戻ることを要旨
とする。
【0011】そして、該主動設定部材と従動設定部材に
設けたストッパーが、ストッパー用凹所及びストッパー
用凸部の組み合わせで形成されることを要旨とする。
【0012】最後に、該媒体設定部材は、底部から中間
部まで軸方向に伸びる溝が全体的に右上がりの階段状に
なった溝であることを要旨とする。
【0013】なお、両設定部材15,16の軸方向一方
向の相対移動は、媒体が繰り出される方向の相対移動を
意味している。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は、本発明の第1実施例である口紅用
容器10を示す斜視図で、(A)は容器本体11、
(B)はキャップ12である。
【0016】容器本体11はケーシング18、回転部材
17、媒体(口紅)設定部材14から構成されている。
媒体(口紅)設定部材14には、口紅13が設定されて
いる。
【0017】図2は、図1の容器本体11を示す斜視図
であり、(A)は容器本体11から回転部材17を取外
した状態を示す図、(B)は回転部材17を示す図であ
る。
【0018】ケーシング18は、ベース21と筒状部材
22から構成されている。ベース21と筒状部材22
は、一体的に又は着脱式に固定されている。筒状部材2
2には、全体的に軸方向に伸びた細長い溝23が対称位
置に2本形成されている。溝23はクランク部23cで
屈曲し、上下の直線部分23b,23aが筋違いに軸芯
と平行に伸びている。
【0019】筒状部材22の内側には、媒体(口紅)設
定部材14が溝23に沿って移動可能に設定されてい
る。媒体(口紅)設定部材14は二重構造を有し、主動
設定部材16と従動設定部材15から構成されている。
主動設定部材16は、半径方向に突出した突起19を有
している。この突起19は、筒状部材22の溝23と係
合している。突起19と溝23はカムとカムフォロワー
の関係にある。
【0020】回転部材17は、筒状部材22より大径の
筒形状であり、筒状部材22の外側に相対回転可能に設
定される。回転部材17の内周には、主動設定部材16
の突起19と協働する螺旋状の溝20が形成されてい
る。螺旋溝20の中間部分、すなわち筒状部材22の溝
23のクランク部23cに対応する部分は、図5(C)
に示すように不連続であり、回転部材17の上下面と平
行になっている。
【0021】回転部材17は筒状部材22の外側に配置
され、螺旋溝20が主動設定部材16の突起19と係合
する。螺旋状の溝20と突起19もカムとカムフォロワ
ーの関係にある。
【0022】回転部材17と筒状部材22を相対的に回
転させると、前記2組のカム・カムフォロワーの作用に
よって、主動設定部材16が溝23に沿って駆動され
る。このように、回転部材17と筒状部材22が駆動手
段を形成している。主動設定部材16は駆動手段によっ
て直接駆動され、従動設定部材15は主動設定部材16
に追従する格好で移動する。
【0023】また、図3(A)は筒状部材22、(B)
は従動設定部材15、(C)は主動設定部材16を示す
斜視図である。また、図4(A)、(B)、(C)はそ
れぞれの部材の断面図、(D)は別の変形手段を持つ筒
状部材である。
【0024】図3(A)に示されているように、筒状部
材22の一方の溝23は上端が開いていて、他方の溝2
3は上端が閉じている。従って、筒状部材22の上端を
縮めれば、回転部材17を容易に設定できる。また、筒
状部材22の上端部外周に設けた環状突出部は、設定さ
れた回転部材17の脱落を防止する。この環状突出部の
設け方によって、回転部材17の軸方向の遊びの大きさ
を調整できる。筒状部材22は上部が厚肉で、下部が薄
肉になっていて、その移行部27は一方の係止手段(相
対移動手段)27として機能する。係止手段は、図4
(D)に示すように環状又は部分円弧状の突出部27と
して構成しても良い。
【0025】図3、4の(B)に示されているように、
従動設定部材15は全体的に筒形状であり、両端が開い
ている。その外径は、ケーシング18の筒状部材22の
内径より僅かに小さい。従って、従動設定部材15は、
筒状部材22内でスライド可能である。
【0026】従動設定部材15は、底部から中間部まで
軸方向に伸びる2本の溝24を有している。2本の溝2
4は軸芯を挟んで対称位置に配置されていて、各溝24
はそれぞれ主動設定部材16の突起19と係合する。溝
24の左辺下部には、ストパ用凹所60が形成されてい
る。また、外周下端部及び内周下端部には、それぞれ環
状の突出部25及び26が設けてある。突出部26は抜
け落ち防止手段であり、従動設定部材15内に設定され
た主動設定部材16の下方への脱落を防止する。また、
突出部25は、係止手段(相対移動手段)として機能す
る。主動設定部材16の突起19と従動設定部材15の
凹所60付の溝24も、カムとカムフォロワーの関係に
なっている。
【0027】図3,4の(C)に明示されているよう
に、主動設定部材16は全体的に円柱形状であり、前述
したように2個の突起19を有している。突起19は,
軸芯を挟んで対称な位置に配置されている。各突起19
はそれぞれ従動設定部材15の溝24に係合する。主動
設定部材16の底部は上げ底になっている。主動設定部
材16の上面は平面になっているが、口紅の設定を確実
に行うために、僅かに凹面にしたり***を数個設けても
良い。主動設定部材16の外径は従動設定部材15の内
径より僅かに小さい。従って、主動設定部材16は従動
設定部材15内でスライド可能である。
【0028】図5(A)は、媒体(口紅)設定部材14
が筒状部材22内に挿入され、突起19が溝23に係合
している状態を示している。その外側には、図5(C)
に示す回転部材17が配置されている。この状態では、
突出部25,移行部27は係合していない。図5(B)
は、従動設定部材15と主動設定部材16を組み立てた
状態を示している。また、図5(D)は、口紅用容器に
用いるスペア口紅13aを示している。
【0029】従動設定部材15の溝24の長さは、次の
ように決められている。すなわち、主動設定部材16が
従動設定部材15と相対的に上方に移動して突起19が
溝24の上端に当接した時に、主動設定部材16の上面
が従動設定部材15の上端とほぼ面位置に来るか又は僅
かに引っ込んだ位置に来るように定められている。
【0030】口紅は、図5(A)のように、容器本体を
組み立てた状態で媒体設定部材14に設定すると便利で
ある。その際の両設定部材の位置関係は、図5(B)の
状態でも良いし、あるいは主動設定部材16を適宜上方
に移動させた状態でも良い。口紅は、固形状態のスペア
口紅13aとしても、又は高温の流動可能状態でも設定
できる。口紅を流動状態で設定する場合には、主動設定
部材16の底部中央に穴を設けておき、その穴から口紅
を流し込むようにすると便利である。いずれにせよ、口
紅設定完了時には、両設定部材15、16を図5(B)
の状態に設定する。この状態では、口紅の相当量が従動
設定部材15の内側に収容されている。
【0031】図6(A)〜(D)を参照して本実施例の
口紅用容器10の動作を説明する。以下では、便宜上、
回転方向を次のように定義する。すなわち、口紅が出る
方向の回転部材17の回転方向を正回転方向、口紅が引
っ込む方向の回転方向を逆回転方向とする。また、口紅
がケーシング18から出る方向を上方、引っ込む方向を
下方と定める。
【0032】使用当初は、従来の口紅容器と同様に回転
部材17を回転させて、口紅をケーシング18から出し
入れする。この際、主動設定部材16と従動設定部材1
5は一緒に移動し、最悪の場合にも両者が抜け落ちるこ
とはない。これは、ストッパと抜け落ち防止手段26の
作用による。ストッパが一方向の抜け落ち(繰り出し)
を制限し、抜け落ち防止手段26が他方向の抜け落ちを
防止する。なお、両設定部材15,16の間には摩擦力
や口紅の粘性も作用しており、抜け落ち防止に役立って
いる。また、他方向への抜け落ちは、以下で述べる繰り
出し動作によってリカバー可能であり、従って、抜け落
ち防止手段26は省略しても良い。
【0033】使用当初、主動設定部材の突起19は、筒
状部材の溝の下部23aを専ら移動する。突起19が溝
23の下部23aの最上端に来た時には、両係止手段、
すなわち従動設定部材15の突出部25と筒状部材22
の移行部27が係合寸前の状態となる。
【0034】さて、口紅13の残量が少なくなって来た
ら、回転部材17を正回転方向に回転させ、両係止手段
25,27が完全に係合する位置まで、両設定部材1
5,16を上方に移動する。両係止手段25,27が係
合した位置が、従動設定部材15の係止位置(相対移動
開始位置)である。従動設定部材15は、係止位置を越
えて上方に移動できない。この時、主動設定部材16の
突起19は、クランク部23c及び螺旋溝20の不連続
部に位置している。
【0035】ここで、回転部材17をさらに正回転方向
に回転させて主動設定部材16を上方に移動すれば、両
設定部材15,16が軸方向に相対移動を行い、口紅が
繰り出されるはずである。
【0036】しかしながら、この実施例では補助ストッ
パ及びストッパを解除しない限り、口紅を繰り出すこと
ができない。すなわち、ストッパは、両設定部材15,
16の相対移動を直接的に制限し、補助ストッパは、両
設定部材の相対移動を間接的に制限する。補助ストッパ
の役割はストッパの機能を補助することであり、補助ス
トッパは省略可能である。
【0037】補助ストッパについて説明する。両係止手
段25,27が係合した時、主動設定部材16の突起1
9はクランク部23cの入口に位置している。回転部材
17をさらに正回転方向に回転させると、一呼吸おいて
両設定部材15,16が(筒状部材22と相対的に)正
回転方向に少し回転し、主動設定部材の突起19が溝2
3のクランク部23cに沿って正回転方向に回転移動を
行う。
【0038】この回転移動の際には抵抗力が働くため、
回転部材17を以前より強い力で回転させねばならな
い。抵抗力が補助ストッパとして機能する。抵抗力は、
主動設定部材16の突起19と、これに係合しているク
ランク部23cおよび螺旋溝20の相互作用に起因す
る。従って、筒状部材22のクランク部23cを幅狭に
したり、螺旋溝20の当該部分を幅狭にしたり、一方を
少し筋違いにすることによって抵抗力を増大させること
ができる。要するに、駆動手段の遊びを調整することに
よって、補助ストッパの強弱を自由に設定できる。
【0039】このように、第1実施例では、クランク通
過時の抵抗力が、両設定部材の相対移動を間接的に制限
する補助ストッパになっている。一方、ストッパは、両
設定部材の相対移動を直接的に制限するもので、両設定
部材15,16に関連付けて設けられる。
【0040】次に、ストッパについて説明する。第1実
施例では、従動設定部材15の溝24の左辺に設けたス
トッパ用凹所60と、主動設定部材16の突起19によ
ってストッパが形成されている。従って、突起19は、
回転部材17の螺旋溝20から推進力を受けると共に、
ストッパ用部材としても機能する。以下、ストッパの動
作を述べる。
【0041】今や、主動設定部材16の突起19がクラ
ンク部23cの終端に到達し、補助ストッパは概ね解除
された状態になっている。しかし、ストッパの作用によ
って、両設定部材15,16の軸方向相対移動、すなわ
ち口紅の繰り出しは制限されている。突起19と凹所6
0の係合によって主動設定部材16の上方移動が制限さ
れ、使用当初と同程度の力では、回転部材17を正回転
方向に回転させて主動設定部材16を上方に移動するこ
とはできない。
【0042】ストッパを解除するためには、以前より強
い力で回転部材17を正回転方向に回転させれば良い。
この動作により、突起19が強い力で上方に移動し、凹
所60(すなわち従動設定部材15)が突起19によっ
て正回転方向に押し出される格好で移動し、両者の係合
が離脱する。このように、ストッパの解除動作は、両設
定部材の相対移動を利用して行われる。この場合、相対
移動は相対回転と軸方向相対移動の両成分を含み、スト
ッパ解除時には口紅が僅かに繰り出された状態となる。
【0043】なお、ストッパ解除時には、ストッパ用凹
所60の上辺右端部が変形する場合もある。後述するよ
うに、このような変形を積極的に利用してストッパを構
成することも可能である。
【0044】第1実施例では、先ず補助ストッパが解除
され次にストッパが解除される。回転部材17を以前よ
りも強めに回転させ続ければ、補助ストッパとストッパ
を連続的に解除できる。なお、両者を解除するために要
する力は各々任意に設定することができる。いずれにし
ても、補助ストッパとストッパを解除すれば、両設定部
材15,16を相対的に軸方向上方に移動させて、口紅
13を従動設定部材15の上方に繰り出すことが可能と
なる。
【0045】口紅13の繰り出し長さは、それ以降の回
転部材17の回転の度合いによって使用者が適宜調整で
きる。筒状部材22の溝部分23b又は従動設定部材1
5の溝24を狭くしたり、溝部分23bを右上がりに傾
斜させれば、口紅の繰り出しに強めの操作が必要とな
り、口紅の過度の繰り出しを防止できる。
【0046】口紅13の使用が終ったら、回転部材17
を逆回転方向に回転させる。口紅を引込める際には、ス
トッパは作動しない。引込め開始時には、口紅13の粘
性や両設定部材15,16の間に作用する摩擦力によっ
て、両設定部材15,16は一緒に下方へ移動し両者の
位置関係は変わらない。図6(C)は口紅13をケーシ
ング内に少し引込めた状態を示している。
【0047】回転部材17をさらに逆回転方向に回転さ
せると、従動設定部材15の下部が筒状部材22の底部
に当接して、従動設定部材15の下方移動が制限され
る。そして、両設定部材15,16が先程とは逆方向の
相対移動を行う。最後に、主動設定部材16の突起19
が、従動設定部材15の溝24の右辺下部に設けた斜辺
61に沿って移動し、両設定部材15,16が元の位置
関係に戻る。最後の動作では、回転部材17を強めに操
作する必要がある。しかし、両設定部材15,16を最
後まで移動させずに図6(C)のように途中で止めてお
くことも可能である。
【0048】なお、両係止手段25、27の係合は下方
移動の開始と同時に離脱する。離脱動作に抵抗力が働く
ようにしておけば、離脱時に両設定部材15,16の位
置関係をある程度元に戻すことも可能である。
【0049】再度の繰り出しも、ほぼ同様の仕方で行う
ことができる。このように、残り少なくなった口紅13
の適量を従動設定部材15の上方に押し出して使用すれ
ば、図6(D)に示すように口紅13をほぼ全部使い切
ることができる。しかも、そのための回転部材17の操
作は、補助ストッパ及びストッパを外す以外は、従来の
口紅容器と基本的に同じであり、繁雑な操作は全く不要
である。
【0050】次に、図7を参照して本発明の第2実施例
を説明する。
【0051】この実施例では、図7(A)に示すよう
に、従動設定部材15の溝24の上端部に設けた片状突
起25と、筒状部材22の溝23の上縁部27が、両係
止手段を形成している。従動設定部材15の溝24に
は、第1実施例と同様のストッパ用凹所60が形成され
ている。また、図7(B)に示すように、筒状部材22
の溝23の左辺中間部には補助ストッパ用の切欠き60
a、上端部には切込み63が形成されている。この実施
例でも、2本の溝24が対称位置に形成されているが、
その一方は下端部が閉じていて抜け落ち防止手段26と
なっている。抜け落ち防止手段26は、ストッパ用凹所
60の下辺を図成している。主動設定部材は、図7
(C,D)に示すように、口紅を流し込み易い形状にな
っている。
【0052】以下、第2実施例の動作を図8を参照して
説明する。
【0053】図8(A)は、片状突起25が溝23の上
端部27に係合する前の状態を示している。従動設定部
材15の片状突起25は、筒状部材22の溝23の左辺
に沿って上昇する。従動設定部材15の溝24と筒状部
材22の溝23は、筋違いになっている。このため、主
動設定部材16の突起19は、溝23の右辺に邪魔さ
れ、従動設定部材15のストッパ用凹所60から容易に
出ることができない。従って、両設定部材15,16の
抜け落ちを確実に防止できる。
【0054】口紅を繰り出すためには、先ず両設定部材
15,16を上方に移動して両係止手段25,27を係
合させ、従動設定部材15の上方移動を制限する。両設
定部材15,16は、主動設定部材16の突起19が螺
旋溝20から受ける正回転方向斜め上向きの推進力によ
って一時的に正回転方向に回転する。そして、係止手段
25が係止手段27の左側の切込み63内に入り、主動
設定部材16の突起19が溝23の切欠き60aの最深
部に係合する。
【0055】前記回転終了時には、従動設定部材15の
溝と筒状部材22の溝23がほぼ整列するので、ストッ
パは解除可能となる。すなわち、ストッパ用凹所60に
対して、突起19を逆回転方向斜め上向き(図面の右上
方向)に移動させれば、ストッパを解除できる。
【0056】ところで、主動設定部材16が上方に移動
する際には、突起19は回転部材17の螺旋溝20の下
辺から正回転方向斜め上向きの推進力を受けている。正
回転方向斜め上向きの推進力を受ける突起19が、逆回
転方向斜め上向きに移動するためにはより大きな推進力
が必要である。この推進力は、使用当初の両設定部材1
5,16の上方移動に要する推進力よりも大きくなる。
また、両設定部材15,16が軸方向に相対移動するた
めには、両部材間の摩擦力や口紅の粘性にも打ち勝たね
ばならない。
【0057】それゆえ、主動設定部材16の突起19
を、従動設定部材15の凹所60と相対的に逆回転方向
斜め上向きに移動するためには、回転部材17をかなり
強い力で正回転方向に回転させなければならない。
【0058】ストッパを解除する方法は、回転部材17
を強い力で回転させる操作の外に、回転部材17を上方
に持ち上げる操作や、回転部材17の持ち上げに伴って
逆回転方向の微小な回転が誘発されるような回転部材1
7の操作等でも良い。単なる回転よりも、これらの動作
の方がストッパを楽に解除できることが多い。なお、回
転部材17は、軸方向に適当なあそびを有している。ま
た、このストッパ解除動作は第1実施例にも適用可能で
ある。
【0059】ストッパ用凹所60の大きさや形状を変化
させて、突起19と凹所60の係合の深さを調整すれ
ば、ストッパ解除の難易度を自由に設定できる。いずれ
にせよ、図8(B)に示すストッパ解除時には、主動設
定部材16の突起が、回転部材17の螺旋溝20の下辺
に押し出される格好で、ストッパ用凹所60から逆回転
方向斜め上向きに離脱し、僅かに口紅が繰り出された状
態になる。
【0060】口紅は僅かに繰り出され、主動設定部材1
6の突起19は補助ストッパ用切欠き60a最深部の少
し上方に係合している。回転部材17を引き続き正回転
方向に回転させ、係止状態の従動設定部材15と相対的
に主動設定部材16を上方に移動すれば、口紅を所望の
量だけ繰り出すことができる。
【0061】しかしながら、口紅繰り出し時には、突起
19が補助ストッパ用切欠き60aの右上がり斜辺に沿
って移動するため、回転部材を強い力で正回転方向に回
転させる必要がある。このように、両設定部材15,1
6の相対移動を補助ストッパにより間接的に制限するこ
とによって、口紅の過度の繰り出しを防止できる。
【0062】切欠き60aの右上がり斜辺の傾斜角度を
変えれば、補助ストッパの強度、つまり繰り出しに必要
な力を調整できる。また、右上がり斜辺60aの傾斜を
途中で変化させても良い。このように、右上がりの斜辺
を利用すれば、所望の補助ストッパを容易に形成するこ
とができる。
【0063】一方、口紅を引込める時には、前記動作と
逆の動作が行われる。主動設定部材16の突起19は、
逆回転方向斜め下向きの推進力を受ける。従って、先ず
主動設定部材16と従動設定部材15が一緒に逆方向に
少し回転し、片状突起25が溝23の上縁部27の切込
み63から離脱する。そして、主動設定部材16と従動
設定部材15が一緒に下方に移動する。主動設定部材1
6と従動設定部材15が一緒に移動するのは、口紅の粘
性や両者間に作用する摩擦力のためである。
【0064】主動設定部材16と従動設定部材15がさ
らに下方に移動すると、従動設定部材15の下端が筒状
部材22の下部に設けた厚肉部62に係合する。この係
合によって従動設定部材15の下方移動が制限され、主
動設定部材16だけが引続き下方に移動する。最後に、
主動設定部材16の突起19が従動設定部材15の溝2
4の下端の傾斜部61を経て(図8(C)参照)、再び
切欠き60内に移動して両設定部材15,16は当初の
位置関係になる。両設定部材15,16を最後まで移動
させずに途中で止めておくことも可能である。いずれに
せよ、口紅を引込める時には、ストッパは作動しない。
【0065】図9は、図8の変形例を示している。この
例では、筒状部材22の溝23の上端の切込み63が省
略されている。また、それに対応して小さな片状突起2
5が形成されている。
【0066】次に、図10を参照して本発明の第3実施
例を説明する。
【0067】この実施例では、図10(A)に示すよう
に、筒状部材22が溝23の側方に別の溝71を有して
いる。溝71は、従動設定部材15の回転移動を制限す
る。溝71の右辺上端部には、切込み72が形成されて
いる。溝71の上縁部27は、一方の係止手段となる。
主動設定部材16の突起19を案内する溝23は、左辺
中程の湾曲部60aで曲っている。
【0068】溝71の切込み72と溝23の湾曲部60
aは、大体同じ高さに形成されている。しかし、切込み
72の円周方向の幅の方が、湾曲部60aの幅よりも幾
分大きめに形成されている。湾曲部60aは、前記実施
例と同様にして補助ストッパとして機能させることがで
きる。
【0069】図10(B)に示すように、従動設定部材
15は、筒状部材22の溝71と係合する突起25を有
している。突起25は、係止手段となる。従動設定部材
15の溝24の右辺には、ストッパ用凹所60が形成さ
れている。図面で奥に位置する溝24の下端は閉じてい
て、抜け落ち防止手段26になっている。
【0070】当初、両設定部材15,16は、突起19
が凹所60内に位置するように位置決めされる。そし
て、両設定部材15,16を筒部材22に組込んだ時
に、図9(B)に示すように、主動設定部材16の突起
19が溝23の左辺に接する構成になっている。使用当
初、両設定部材は相対回転不能な状態で溝23に沿って
上下に移動する。従って、両設定部材15,16が抜け
落ちることはない。
【0071】次に、第3実施例のストッパの動作を説明
する。口紅の残量が少なくなったら、回転部材17を正
回転方向に回転させて、両設定部材15,16を一緒に
上方に移動する。主動設定部材16の突起19が湾曲部
60aに達すると、回転に必要な力が大きくなる。そし
て、主動設定部材16は湾曲部60aに沿って筒状部材
22と相対的に逆回転方向斜め上向きに移動する。従動
設定部材15は、逆回転方向斜め上向きに作用する推進
力をストッパ用凹所60を介して突起19から受けて、
主動設定部材16と共に移動する。従動設定部材15の
突起25は切込み72内を移動し、やがて溝71の上縁
部27に係合する。
【0072】両係止手段25,27が係合すると、従動
設定部材15の上方移動が制限される。このため、従動
設定部材15は、ストッパ用凹所60が突起19に押さ
れる格好で主動設定部材16に対して逆回転方向に回転
する。その結果、突起19が凹所60から離脱し、スト
ッパが解除される。このように、ストッパは両設定部材
15,16の相対移動を利用して解除される。
【0073】ストッパ解除時には、口紅が少し繰り出さ
れた状態となる。回転部材17をさらに正回転方向に回
転させ、主動設定部材16を従動設定部材15と相対的
に上方に移動すれば、口紅を繰り出すことができる。
【0074】この実施例では、ストッパと補助ストッパ
は回転部材17の一連の操作でほとんど同時に解除され
るが、両者の解除に際しては、やはり使用当初より強い
力で回転部材17を回転させねばならない。
【0075】凹所60を溝24の右辺に形成し、切込み
72を溝71の左辺に形成した場合にも、同様にストッ
パを構成することができる。この場合には、溝23の左
辺は直線状でも良いが、補助ストッパ用切込み60aを
設けて口紅の過度の繰り出しを防止する構成にすること
が望ましい。
【0076】なお、図10の実施例では、筒状部材22
の長さや太さを比較的容易に設定できる。また、口紅の
繰り出し開始位置も、溝71の上縁部27の配置の仕方
によって自由に設定できる。
【0077】次に、図11を参照して本発明の第4実施
例を説明する。
【0078】この実施例では、筒状部材22の底部に突
出部が形成されていて、この突出部27の上面が一方の
係止手段となる。また、従動設定部材15の下面25が
他方の係止手段となる。従動設定部材15に突起79が
設けてあり、この突起79と係合する溝78が主動設定
部材16に形成されている。溝78は、3個のストッパ
用凹所60を備えている。最初は、突起79が溝78の
一番下の凹所60に係合している。
【0079】筒状部材22は、溝23の側方に別の溝7
1を有している。溝71の右辺には湾曲部76があり、
それより下方は幅広になっている。従動設定部材15の
突起79は、この溝71とも係合する。
【0080】この実施例の動作を説明する。使用当初
は、主動設定部材16の突起19が溝23の上部23b
を移動するように回転部材を操作し、口紅を使用する。
【0081】口紅の残量が少なくなったら、回転部材1
7を逆回転方向に回転させ、一旦両設定部材15,16
をケーシング内に深く引込める。主動設定部材16の突
起19がクランク部23cを通過する時に、従動設定部
材15の底部25が突出部27に係合し、従動設定部材
15の下方移動が制限される。突起19がクランク部2
3cを通過する時に抵抗力が働き、これが補助ストッパ
となる。
【0082】ここで、回転部材17を引続き逆回転方向
に回転させて主動設定部材16を下方に移動すれば、口
紅を主動設定部材16から繰り出すことができる。しか
しながら、従動設定部材15の突起79と主動設定部材
16のストッパ用最下凹所60が係合しているため、主
動設定部材16は容易に下方に移動できない。ストッパ
を解除しない限り、口紅の繰り出しはできない。
【0083】そこで、回転部材17を使用当初前より強
い力で逆回転方向に回転させ、主動設定部材16を強制
的に下方に移動させる。その結果、突起79が最下凹所
60に押される格好になり、従動設定部材15が主動設
定部材16と相対的に少し逆回転方向に回転し、突起7
9が最下凹所60から離脱する。従動設定部材15の逆
回転方向への回転は、溝71の幅広部分で行われる。
【0084】突起79が最下凹所60から離脱して、ス
トッパが解除されると、口紅が主動設定部材16から少
し繰り出された状態となる。回転部材17をさらに逆回
転方向に回転させれば、所望の量だけ口紅を繰り出すこ
とができる。
【0085】次に、回転部材17を正回転方向に回転さ
せて、主動設定部材16を上方に移動する。口紅の粘性
と両設定部材間の摩擦力によって、従動設定部材15も
主動設定部材16と一緒に上方に移動し、係止手段25
と突出部27の係止手段は直ちに離脱する。両設定部材
15,16が上方に移動すると、従動設定部材15の突
起79が筒状部材22の溝71の湾曲部76で正回転方
向に押され、従動設定部材15のみが少し正回転方向に
回転する。従って、突起79は主動設定部材16の下か
ら2番目以上の凹所60の1つに係合し離脱困難とな
る。この係合によって、口紅の抜け落ちが防止される。
なお、突出部27の係止手段を上方に付勢するバネを付
けておいても良い。その場合には、バネの作用で、突起
79の凹所60への係合をより確実に行うことができ
る。
【0086】そして、回転部材を引き続き正回転方向に
回転させ、両設定部材15,16を上方に動かせば、口
紅をケーシングから出して使用できる。なお、再度の繰
出しも同様にして行うことができる。この実施例では、
口紅の残量が少なくなってきたら、使用後に口紅をケー
シング内に引込めるついでに、「ケーシング内での口紅
の押し出し」を行うようにすれば便利である。
【0087】次に、図12を参照して本発明の第5実施
例を説明する。この実施例では、主動設定部材16に設
けたストッパ用弾性変形部材60’の半径方向弾性変形
を利用してストッパを解除する構成になっている。
【0088】図12(C)に示すように、主動設定部材
16は、半径方向に弾性変形可能なストッパ用弾性変形
部材60’を有している。一方、図12(A)に示すよ
うに、従動設定部材15は変形部材60’と係合する階
段部60を有している。変形部材60’と階段部60の
係合は、通常の使用では外れない。従って、口紅の抜け
落ちの恐れはない。変形部材60’は主動設定部材16
の下端に突出させた足に設けても良く、その場合には弾
性変形が容易となる。溝71の上縁部27と従動設定部
材15の突起25が係止手段を構成している。
【0089】この実施例の動作を説明する。先ず、両設
定部材15,16を上方に移動し、係止手段27の作用
によって、従動設定部材15の上方移動を制限する。次
に、回転部材17を使用当初よりも強い力で正回転方向
に回転させる。その結果、変形部材60’が半径方向内
側に断続的に弾性変形し、階段部を「カチカチ」と1個
づつ昇って行く。このように、主動設定部材16を従動
設定部材15と相対的に上方に移動させて、階段1個分
づつ口紅の繰り出しを行う。
【0090】反対に、口紅を引っ込める場合は、従動設
定部材15の底部が筒状部材の底部に達した時に、回転
部材を強い力で逆回転方向に回転させれば、両設定部材
を元の位置関係に戻すことができる。しかし、必ずしも
その様にする必要はない。なお、変形部材と階段部の上
面と下面の傾斜角度を調整すれば、繰り出し及び引き戻
しに必要な力を自由に設定できる。
【0091】さらに、図13を参照して本発明の第6実
施例を説明する。この実施例では、両設定部材の間に付
勢手段59が設けられている。付勢手段59は、主動設
定部材16の突起19を従動設定部材15のストッパ用
連続凹所60”に強く押し付ける方向に、両設定部材を
付勢している。ストッパの強さは、ストッパ用連続凹所
60”の深さと付勢手段59の強度で適宜設定可能であ
る。付勢手段59はバネやゴム等を利用して形成するこ
とができる。他の部材は、第1又は第3実施例とほぼ同
じ構成にすることができる。この実施例では、口紅が段
階的に繰り出される。
【0092】図14は、本発明の第7実施例を示してい
る。この実施例は、従動設定部材15以外は第1実施例
と同じ構成になっている。従動設定部材15は、図14
(B)に示すように、全体的に右上がりの階段状になっ
た溝24を有している。溝24は、右上がりの斜辺とそ
の間に配置された水平部から成る。この実施例では、2
個の水平部(特にその上辺)がストッパとして機能す
る。第7実施例では、口紅の繰り出しの際にストッパが
実質的に2回作動して、その度毎に繰り出しを制限す
る。また、口紅繰り出し時に突起19が右上がり斜辺を
移動する領域では、従動設定部材15は筒状部材22と
相対的に正回転方向に回転する。このように、溝24を
多段にした場合には、その形状に応じて従動設定部材か
らの口紅の押し出し具合を調整できる。それ以外の動作
は、第1実施例と大体同じである。
【0093】図15(A)〜(D)と図16(A)〜
(G)は、従動設定部材の変形例を示している。図15
(B),(D)のように、ストッパ用凹所が複数箇所に
設けてある場合には、ストッパが複数回作動する。図1
6(B),(E),(F)のように、溝幅を途中から狭
くした場合には、幅狭部60a’が補助ストッパとな
る。その場合は、口紅を繰り出す時に、強めの力を加え
続ける必要がある。
【0094】リップクリームのように折れ易い媒体を設
定する場合には、両媒体設定部材の相対移動による繰り
出しの領域を長めにすると良い。極端な場合には、全領
域で繰り出しを行う構成にしても良い。その場合にも、
途中の1ヵ所又は数ヵ所にストッパを設け、それ以降の
媒体の繰り出しを制限する。このように、ストッパは、
両媒体設定部材の相対移動の途中で作動する構成にして
も良い。これらの態様は、図15(B),(D)に示し
た従動設定部材等を用いて実現できる。
【0095】ストッパは、この外にも様々な形式で実現
可能である。例えば、主動設定部材16の突起19と別
の場所にストッパ用凸部を設けても良い。また従動設定
部材15の内周にストッパ用凸部を設け、これと協働す
る凹所を、主動設定部材16の外周に設けることもでき
る。もちろん、凹所と凸部の関係は逆でも良い。ストッ
パは、主動設定部材16と従動設定部材15の相対移動
や凹所や凸部の変形を利用して解除できる。また、両設
定部材を離脱可能に固着又は一体化しておくことによっ
て、ストッパを構成することも可能である。
【0096】ストッパを形成する凹所や凸部の形状は、
係合・離脱に都合の良い形状に設定できる。凹所は、半
円形、多角形、楕円形等様々な形状が可能である。凸部
(突起)は、四角、六角、八角柱等の多角柱や、半円
柱、楕円柱、2重円柱、大径部と小径部を持つ多段円柱
型、パイプ型、球型、屈曲型、ネジ型等様々な形状が可
能である。2重円柱や多段円柱の場合には、係合相手と
なる溝の深さを多段にすれば良い。
【0097】次に、補助ストッパの変形例を幾つか述べ
る。
【0098】図17に示すように、回転部材を用いて補
助ストッパを構成することもできる。図17(A)で
は、回転部材が相対回転可能な2分割体になっていて、
両分割体の螺旋溝が整列しない限り両設定部材の相対移
動が行えない構成になっている。2分割体の整列に要す
る回転角は、ごく僅かで良い。図17(B)では、螺旋
溝20の途中に形成した切込み60aが補助ストッパに
なっている。
【0099】図18〜図20に示すように、様々な構成
の補助ストッパ構成部材60aを筒状部材22に設ける
ことができる。補助ストッパ用構成部材としては、凹
所、突起、階段状突起等を採用できる。これらの部材と
駆動用突起19によって補助ストッパを構成できる。ま
た、筒状部材22の溝23の幅を途中で狭くしたり、溝
の傾斜を途中で変えて補助ストッパを形成することもで
きる。一方、図20に示す筒状部材22は、溝23の左
辺上端部に凹所を有している。この凹所と従動設定部材
15の溝24の上端部に設けた凸部(図16の(A),
(B),(D),(F)参照)から補助ストッパを形成
しても良い。この補助ストッパは、凹所内に凸部25が
入り込む時の抵抗力を利用する構成になっている。
【0100】次に、係止手段(相対移動手段)の変形例
を幾つか説明する。
【0101】図21に示すように、係止手段は引張り係
止部材99で形成しても良い。引張り係止部材99の上
部と下部は、それぞれ従動設定部材15の下部とケーシ
ング(又は筒状部材)の下部に固定されている。引張り
係止部材99は、初めは弛んでいて、従動設定部材15
が中間位置にきた時に緊張し、従動設定部材15の上方
への移動を制限する。従動設定部材15の溝24の下端
左側には、ストッパ用凹所60が形成されている。な
お、図21では、軸芯上に配置したスクリュー状部材9
0によって媒体設定部材を駆動する構成になっている。
【0102】図22に示すように、回転部材17の内側
の螺旋溝20の一方を短くし、その上部と従動設定部材
15の突起で係止手段を形成しても良い。筒状部材22
の一方の溝23は、中程でT字状に分岐している。この
例では、口紅繰り出し後の引っ込め動作の際に、従動設
定部材15の下方向への移動がT字部によって制限され
る。このため、繰り出された口紅が元の状態に戻った時
に、従動設定部材15が主動設定部材16と共に軸方向
下方に移動を始める。この例でも、ストッパ用凹所60
aが設けられている。
【0103】他方、従動設定部材15を完全に係止しな
いで、上方又は下方に移動させつつ両設定部材15,1
6の軸方向相対移動を行うことも可能である。また、駆
動手段によって両設定部材15,16を別々に駆動して
も良い。そのためには、従動設定部材16にも駆動用突
起を設け、この突起を回転部材に設けた従動設定部材専
用の螺旋溝で駆動すれば良い。この場合、回転部材は各
設定部材を駆動するための2本の螺旋溝を別々に備えて
いる。そして、初めは両設定部材を同じ進み具合で駆動
し、途中から異なる進み具合で駆動できるように、両螺
旋溝の形状及び筒状部材の案内溝の形状を設定するば良
い。もちろん、係止(相対移動)手段も駆動方式に合わ
せて設定する。このような駆動方式の容器にも、本発明
の各種ストッパ及び各種補助ストッパを適宜設けること
ができる。
【0104】その他の駆動方式として、実公昭55−4
3100、実公昭56−16969、実公昭56−27
845、実公昭60−41847、実公昭61−108
9、実公平4−18497を挙げることができる。この
ようなタイプの容器にも、本発明の各種ストッパ及び各
種補助ストッパを適宜設けることが可能である。
【0105】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、駆動手段は他の様々な形式を採用でき、各
構成部材も本発明の趣旨を逸脱しない限り様々な形状に
変形可能である。ただし、容器自体の組立てが容易にで
きる形状にすることも重要である。さらに、本発明の媒
体用容器は口紅以外の媒体にも適用可能である。
【0106】
【発明の効果】本願発明の媒体用容器によれば、ストッ
パによって媒体の抜け落ちを防止でき、ストッパを解除
するという簡単な操作で、口紅等の媒体をほぼ最後まで
無駄にせず使い切ることが可能である。従って、本発明
の媒体用容器は非常に経済的である。
【0107】口紅用容器として用いる場合には、違った
デザインの口紅用容器を連結させたり、同一の口紅用容
器を連結させることも可能である。その場合には、口紅
の太さを各々変化させたり、違う色の口紅を組み合わせ
ることも可能である。
【0108】本願発明の媒体用容器によれば、簡単な構
成の数少ない部品で使い切りタイプの容器を構成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の口紅用容器10を示す斜
視図で、(A)は容器本体、(B)はキャップを示して
いる。
【図2】(A)は図1の容器本体から回転部材を取外し
た状態を示す図、(B)は回転部材を示す図である。
【図3】(A)は図1の容器本体を構成する筒状部材、
(B)は従動設定部材、(C)は主動設定部材を示す斜
視図。
【図4】(A)は図1の容器本体を構成する筒状部材、
(B)は従動設定部材、(C)は主動設定部材を示す断
面図、(D)は別の変形手段を持つ筒状部材。
【図5】(A)は図1のケーシングの筒状部材内に口紅
設定部材が設定された状態を示す図、(B)は従動設定
部材内に主動設定部材を組み込んだ状態を示す図、
(C)は回転部材、(D)はスペア口紅を示している。
【図6】図1の口紅用容器の動作を示す説明図。
【図7】第2実施例の構成部材を示しており、(A)は
従動設定部材、(B)は筒状部材、(C)は主動設定部
材の斜視図、(D)は主動設定部材の断面図である。
【図8】図8の実施例の動作を示す説明図。
【図9】図8の変形例を示す説明図。
【図10】第3実施例の構成部材を示す図で、(A)は
筒状部材、(B)は従動設定部材、(C)は主動設定部
材を示している。
【図11】第4実施例の構成部材を示す図。
【図12】第5実施例の構成部材を示す図で、(A)は
筒状部材、(B)は従動設定部材、(C)は主動設定部
材を示している。
【図13】第6実施例の構成部材を示す図。
【図14】第7実施例の構成部材を示す図で、(A)は
筒状部材、(B)は主動設定部材、(C)は従動設定部
材を示している。
【図15】本発明における従動設定部材の変形例を示す
図。
【図16】本発明における従動設定部材の他の変形例を
示す図。
【図17】補助ストッパの他の例を示す図。
【図18】補助ストッパの他の例を示す図。
【図19】補助ストッパの他の例を示す図。
【図20】補助ストッパの他の例を示す図。
【図21】本発明における係止手段の変形例を示す図。
【図22】係止手段の他の例を示す図。
【符号の説明】
10 口紅用容器 11 容器本体 12 キャップ 13 口紅 13a スペア口紅 14 媒体設定部材 15 従動設定部材 16 主動設定部材 17,17’ 回転部材 18 ケーシング 19 突起 20 螺旋溝 22 筒状部材 23,24,71 溝 25,27,99 係止手段 26 抜け落ち防止部材 60,60’,60”79 ストッパ構成部材 60a,60a’ 補助ストッパ構成部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−153039 (32)優先日 平成6年6月13日(1994.6.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 実開 平2−71420(JP,U) 実公 昭60−41846(JP,Y2) 実公 昭60−41847(JP,Y2) 実公 昭56−40329(JP,Y2) 実公 平3−27536(JP,Y2) 実公 昭11−5287(JP,Y1) 実公 昭55−25971(JP,Y2) 実公 昭53−35079(JP,Y2) 実公 昭58−5527(JP,Y2) 実公 昭55−43100(JP,Y2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動手段を用いて媒体設定部材をケーシン
    グから出し入れする構成の媒体用容器において、軸方向
    に伸びる上端が開いている溝及び上端が開いていない溝
    を有し、上端が開いていない溝の上縁部に係止手段を有
    するケーシングを構成している筒状部材、該両溝に沿っ
    て移動可能に該筒状部材内部に設定される媒体設定部
    材、該筒状部材より大径で内周に螺旋状溝が形成され、
    筒状部材と相対回転可能になっている回転部材を有し、
    該媒体設定部材は、底部より中間部まで軸方向に伸びる
    溝及び上端が開いていない溝と係合する係止手段を有し
    た従動設定部材及び該従動設定部材より僅かに内径が小
    さく該従動設定部材の溝及び該筒状部材の上端が開いて
    いる溝さらに該回転部材の螺旋状溝と係合する突出した
    突起を有した主動設定部材で形成され、両設定部材の軸
    方向一方向の相対移動の開始及び又は継続を直接的に制
    限するストッパーを両設定部材に関連付けて設け、該主
    動設定部材と従動設定部材は使用当初から一緒に上方に
    移動し、従動設定部材に設けられた係止手段と筒状部材
    に設けられた係止手段が係合した相対移動開始位置であ
    る係止位置を超えては、従動設定部材が上方に移動でき
    ず、媒体を引き込める際には、該主動設定部材と該従動
    設定部材は両者の位置関係を変えず、従動設定部材の下
    方移動が制限されるまでは、一緒に移動し、該従動設定
    部材の下方移動が制限された後は、両設定部材が相対移
    動により元の位置関係に戻ることを特徴とする媒体用容
    器。
  2. 【請求項2】駆動手段を用いて媒体設定部材をケーシン
    グから出し入れする構成の媒体用容器において、軸方向
    に伸びる上端が開いていない溝を有し、上端が開いてい
    ない溝の上縁部に係止手段を有するケーシングを構成し
    ている筒状部材、該溝に沿って移動可能に該筒状部材内
    部に設定される媒体設定部材、該筒状部材より大径で内
    周に螺旋状溝が形成され、筒状部材と相対回転可能にな
    っている回転部材を有し、該媒体設定部材は、底部から
    中間部まで軸方向に伸びる溝及び上端が開いていない溝
    と係合する係止手段を有した従動設定部材及び該従動設
    定部材より僅かに内径が小さく該従動設定部材の溝及び
    該筒状部材の上端が開いていない溝さらに該回転部材の
    螺旋状溝と係合する突出した突起を有した主動設定部材
    で形成され、両設定部材の軸方向一方向の相対移動の開
    始および又は継続を直接的に制限するストッパーを両設
    定部材に関連付けて設け、該主動設定部材と従動設定部
    材は使用当初から一緒に上方に移動し、従動設定部材に
    設けられた係止手段と筒状部材に設けられた係止手段が
    係合した相対移動開始位置である係止位置を超えては、
    従動設定部材が上方に移動できず、媒体を引き込める際
    には、該主動設定部材と該従動設定部材は両者の位置関
    係を変えず、従動設定部材の下方移動が制限されるまで
    は、一緒に移動し、該従動設定部材の下方移動が制限さ
    れた後は両設定部材が相対移動により元の位置関係に戻
    ることを特徴とする媒体用容器。
  3. 【請求項3】駆動手段を用いて媒体設定部材をケーシン
    グから出し入れする構成の媒体用容器において、軸方向
    に伸びる溝及び別の溝を有した筒状部材、該溝に沿って
    移動可能に該筒状部材内部に設定される媒体設定部材、
    該筒状部材より大径で内周に螺旋状溝が形成され、筒状
    部材と相対回転可能になっている回転部材を有し、該媒
    体設定部材は、従動設定部材及び該従動設定部材より僅
    かに内径が小さく該回転部材の螺旋溝と係合する突出し
    た突起を有した主動設定部材で形成され、前記軸方向に
    伸びる溝は、回転部材内周に設けられた螺旋溝に協動す
    る主動設定部材に設けられた突起が移動し、前記別の溝
    は従動部材に設けられた係止手段と係合して、従動設定
    部材の回転移動を制限し、主動設定部材と従動設定部材
    は使用当初から一緒に上方に移動し、従動設定部材に設
    けられた係止手段と筒状部材の溝の上縁部に設けられた
    係止手段が係合した相対移動開始位置である係止位置を
    超えては、従動設定部材が上方に移動できず、該主動設
    定部材には該主動設定部材の下端を突出させた足を設
    け、その足に半径方向に弾性変形可能なストッパ用弾性
    変形部材を設け、該従動設定部材に、前記主動設定部材
    に設けた半径方向に弾性変形可能なストッパ用弾性変形
    部材と係合する階段部を設け、回転部材を使用当初より
    強い力で繰り出し回転方向に回転させることにより、ス
    トッパ用弾性変形部材が半径方向及び軸方向に断続的に
    弾性変形し、階段部を1個ずつ昇っていき、媒体を引き
    込める際には、該主動設定部材と該従動設定部材は両者
    の位置関係を変えず、従動設定部材の下方移動が制限さ
    れるまでは、一緒に移動し、該従動設定部材の下方移動
    が制限された後は、両設定部材が相対移動により元の位
    置関係に戻ることを特徴とする媒体用容器。
  4. 【請求項4】該主動設定部材と従動設定部材に設けたス
    トッパが、ストッパー用凹所およびストッパー用凸部の
    組み合わせで形成されることを特徴とする請求項1又は
    2記載の媒体用容器。
  5. 【請求項5】該媒体設定部材は、底部から中間部まで軸
    方向に伸びる溝が全体的に右上がりの階段状になった溝
    であることを特徴とする請求項2記載の媒体用容器。
JP19386094A 1994-03-01 1994-07-27 媒体用容器 Expired - Fee Related JP3197160B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19386094A JP3197160B2 (ja) 1994-03-01 1994-07-27 媒体用容器
US08/700,413 US5746530A (en) 1994-03-01 1995-02-27 Medium container and its spare medium
PCT/JP1995/000292 WO1995023747A1 (fr) 1994-03-01 1995-02-27 Recipient pour substance et substance

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5443094 1994-03-01
JP10149294 1994-04-15
JP13779594 1994-05-30
JP15303994 1994-06-13
JP6-101492 1994-06-13
JP6-153039 1994-06-13
JP6-137795 1994-06-13
JP6-54430 1994-06-13
JP19386094A JP3197160B2 (ja) 1994-03-01 1994-07-27 媒体用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0856746A JPH0856746A (ja) 1996-03-05
JP3197160B2 true JP3197160B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=27523159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19386094A Expired - Fee Related JP3197160B2 (ja) 1994-03-01 1994-07-27 媒体用容器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5746530A (ja)
JP (1) JP3197160B2 (ja)
WO (1) WO1995023747A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212600A (ja) 2007-03-01 2008-09-18 Atoo Kk 繰り出し容器
KR20160001845U (ko) * 2014-11-20 2016-05-31 주식회사 엘지생활건강 화장용 도구

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5984552A (en) * 1998-02-23 1999-11-16 Risdon Corporation Locking lipstick container
US5873379A (en) * 1998-05-04 1999-02-23 Color Access, Inc. Mass retention device with bellows
FR2780865B1 (fr) * 1998-07-10 2000-09-22 Oreal Dispositif pour le conditionnement d'un produit sous forme d'un raisin equipe d'un mecanisme d'absorption de surpression
US6033140A (en) * 1998-12-16 2000-03-07 Peng Huang; Yin Tzu Lipstick structure
US6102599A (en) * 1998-12-16 2000-08-15 Rexam Cosmetic Packaging, Inc. Cosmetic container with frictionally cooperating members
KR100902274B1 (ko) * 2001-09-28 2009-06-10 가부시키가이샤 코세 스틱 형상 화장품용 용기
FR2884501B1 (fr) * 2005-04-19 2007-06-08 Oreal Dispositif de conditionnement et d'application d'un produit, par exemple cosmetique
FR2891708B1 (fr) * 2005-10-10 2010-12-17 Oreal Dispositif de conditionnement et d'application d'un produit.
US7596974B2 (en) * 2006-06-19 2009-10-06 S.C. Johnson & Son, Inc. Instant stain removing device, formulation and absorbent means
US7806614B2 (en) * 2006-08-11 2010-10-05 Hct Limited Multiple foundation stick container
US20080172945A1 (en) * 2007-01-23 2008-07-24 Lawrence Andrew Hoffman Door opening assist device
CN102018356B (zh) * 2010-11-23 2011-11-16 陈剑海 多色化妆品包装罐
DE202014005960U1 (de) 2014-07-24 2014-09-10 Gaplast Gmbh Steckhülse zur Aufnahme eines Werkzeugs
JP6980347B2 (ja) * 2017-11-30 2021-12-15 株式会社吉野工業所 口紅容器
US10524555B1 (en) * 2018-09-10 2020-01-07 F.S.Korea Industries Inc. Refillable cosmetic container
CN111449404B (zh) * 2020-04-21 2022-07-22 张大朋 化妆品容器及其使用方法
CZ308866B6 (cs) * 2020-05-22 2021-07-21 Krišlo Michal JUDr. Nosič hmoty a aplikátor obsahující tento nosič, zejména pro kosmetický přípravek
FR3135881A1 (fr) * 2022-05-31 2023-12-01 Albea Services Dispositif d'application d'un raisin de produit cosmetique

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2429328A (en) * 1944-11-17 1947-10-21 Rault Anne-Marie Andre Container with automatic ejecting device
FR1162534A (fr) * 1955-04-07 1958-09-15 Perfectionnements aux étuis pour bâtons de rouge à lèvres et autres
GB867102A (en) * 1958-05-06 1961-05-03 Laughton & Sons Ltd Improvements relating to containers for toilet salves and the like
US3653776A (en) * 1970-01-07 1972-04-04 Eyelet Specialty Co Cartridge-type lipstick container or the like
US3913595A (en) * 1973-05-14 1975-10-21 Yvan Victor Grisel Cosmetic case
JPS5543100Y2 (ja) * 1974-10-05 1980-10-09
NL7809552A (nl) * 1978-09-20 1980-03-24 Stamicarbon Werkwijze voor de bereiding van c-gesubstitueerde pyri- dinen en/of gehydrogeneerde c-gesubstitueerde pyridi- nen.
JPS5627845A (en) * 1979-08-17 1981-03-18 Mitsubishi Electric Corp Balanced air circulator
JPS5640329A (en) * 1979-09-12 1981-04-16 Sharp Corp Control unit
US4535421A (en) * 1983-07-05 1985-08-13 Pitney Bowes Inc. Universal real time transparent asynchronous serial/echoplex converter
JPS6041847A (ja) * 1983-08-18 1985-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Efm復調方法
JPH0238663A (ja) * 1988-07-27 1990-02-08 Sadashige Tokushu Gohan Kk 防音性に優れた直貼りフロア材
JPH0271420A (ja) * 1988-09-07 1990-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浮動型磁気ヘッドの製造方法
JPH0621393Y2 (ja) * 1988-11-16 1994-06-08 鐘紡株式会社 棒状化粧品容器
JP2517761B2 (ja) * 1989-06-07 1996-07-24 百能工業股▲ひん▼有限公司 筆記具
JPH0346666A (ja) * 1989-07-15 1991-02-27 Bando Chem Ind Ltd 積層型有機感光体
US4993858A (en) * 1990-04-14 1991-02-19 Messrs. Schwan-Stabilo Schwanhausser Gmbh & Co Applicator device for cosmetic uses
JP2677896B2 (ja) * 1990-04-24 1997-11-17 アルパイン株式会社 音響再生装置
JP2810484B2 (ja) * 1990-04-25 1998-10-15 三洋電機株式会社 回転ヘッド式デジタルオーディオテープレコーダのトラッキング制御方法
JPH0551209A (ja) * 1991-02-28 1993-03-02 Sumitomo Chem Co Ltd フオトクロミツク性を有する酸化チタン系化合物およびその製造法
JPH0551209U (ja) * 1991-12-11 1993-07-09 株式会社カツシカ 繰り出し棒状化粧料容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212600A (ja) 2007-03-01 2008-09-18 Atoo Kk 繰り出し容器
KR20160001845U (ko) * 2014-11-20 2016-05-31 주식회사 엘지생활건강 화장용 도구

Also Published As

Publication number Publication date
US5746530A (en) 1998-05-05
JPH0856746A (ja) 1996-03-05
WO1995023747A1 (fr) 1995-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197160B2 (ja) 媒体用容器
JP4355753B1 (ja) 塗布材押出容器
CN105270036B (zh)
EP0371135A1 (en) Extrusion member
US7731440B2 (en) Application material extruding container and forming method of application material extruding container
US5111972A (en) Creamy substance container
CN104337210A (zh) 涂布材料压出式容器
US6499897B2 (en) Container for stick type cosmetic material
JP2989503B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP2010178829A (ja) カートリッジ式化粧料収納容器
IL134530A (en) Semisolid substance container with movable bottom
US6450715B2 (en) Cartridge type container for feeding a stick type cosmetic material
JP2012040230A (ja) 化粧材繰出容器
JP2600292Y2 (ja) カートリッジ式棒状化粧品繰出容器
KR100365548B1 (ko) 매체용용기및그스페어매체
JP2513373Y2 (ja) 押出具
US6557563B2 (en) Stick type cosmetic material feeding container
KR102243760B1 (ko) 조출 펜슬
JP2001204544A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP2004000441A (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP4708730B2 (ja) 化粧材容器のカートリッジ
JP4095346B2 (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP3799433B2 (ja) 液状化粧料注出容器
JP4838393B1 (ja) 棒状化粧材繰出容器
JP4410293B1 (ja) 塗布材押出容器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080608

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees