JP3196999U - 指圧用押圧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の体格や目的に応じて、押圧する部位を容易に選択することができ、さらに、押圧する圧力を調節可能とした指圧用押圧器を提供する。【解決手段】第1押圧部材10と、第1押圧部材10に装着可能な第2押圧部材20と、を有する指圧用押圧器であって、前記第1押圧部材10は、表面及び裏面を有する本体部11と、前記表面に相互に間隔をおいて設けられた複数の第1突起12a〜fとを備え、前記第2押圧部材20は、表面及び裏面を有する板状部材21と、その板状部材21の表面に間隔をおいて設けられた複数の第2突起22と、前記板状部材21に設けられ、前記第1突起がそれぞれ貫通可能な複数の貫通孔と、を備え、前記第1押圧部材10と前記第2押圧部材20の間には、前記第2突起22の高さを調節する高さ調節部材30が設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、身体のつぼの指圧に用いる指圧用押圧器に関する。
従来、健康促進や疲労回復、背骨矯正などの様々な目的のために、身体のつぼを指圧することが一般的に行われており、特に、指圧師による施術が効果的な手法として広く知られている。
しかしながら、この指圧師による施術は、希望した時に即座に受けられるものではなく、さらに、指圧師に短周期で依頼すると費用が嵩んでしまうという問題があった。
そのため、従来から、自分自身で身体のつぼを押圧することで指圧効果を得る、いわゆる、自己指圧を行うことができる指圧用押圧器が各種販売されている。
このうち、身体の自重を利用して指圧効果を得るものとして、基台の一面に突起が一定間隔ごとに備えられた指圧用押圧器が従来から知られており、近年、この指圧用押圧器に関して種々の改良が成されている。例えば、特許文献1には、複数の突起の相対位置を調節する技術が記載されており、特許文献2には、突起の高さを調節する技術が記載されている。
特開平9−47483号公報 特開平2005−270513号公報
ところで、指圧師が施術を効果的に行うためには、目的に適合した身体のつぼを、適切な圧力で押圧する必要がある。例えば、押圧マッサージを行う際には、年齢や体格によって、押圧するつぼや押圧圧力を変化させる必要があるし、また、背骨の歪みを矯正する背骨矯正を効果的に行うためには、背骨に対して弱く圧力を付加することが必要である。
しかしながら、前述した特許文献1や特許文献2に記載の技術においては、使用者の体格に合わせて突起の相対位置や高さを調節することはできるものの、背骨に対して弱い圧力を付加するといったような、身体の特定のつぼを選択して、そのつぼに適切な圧力を付加することができないという問題がある。
また、使用者の目的や症状に応じて、適切なつぼを選択したり、選択したつぼを適切な圧力で押圧するには、指圧に対する正確な知識が必要である。そのため、知識を有さない者が、特許文献1や特許文献2に記載の指圧用押圧器を使用する場合には、効果的な指圧を行うことができない場合が生じてしまうという問題がある。
そのため、指圧用押圧器は、指圧に対して正確な知識を有さない者であっても、体格や目的に応じて、効果のあるつぼを容易に選択することができ、さらに、効果のある押圧圧力を容易に得られることが望ましい。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、使用者の体格や目的に応じて、押圧するつぼを容易に選択することができ、さらに、押圧する圧力を調節可能とした指圧用押圧器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案の指圧用押圧器は、第1押圧部材と、第1押圧部材に装着可能な第2押圧部材と、を有する指圧用押圧器であって、
前記第1押圧部材は、表面及び裏面を有する本体部と、前記表面に相互に間隔をおいて設けられた複数の第1突起とを備え、
前記第2押圧部材は、表面及び裏面を有する板状部材と、その板状部材の表面に間隔をおいて設けられた複数の第2突起と、前記板状部材に設けられ、前記第1突起がそれぞれ貫通可能な複数の貫通孔と、を備えていることを特徴とする。
このように、第1押圧部材と第2押圧部材で、それぞれ異なる位置に突起(第1突起、第2突起)が設けられていることにより、第1押圧部材と第2押圧部材とで異なる指圧効果を発揮させることができる。
さらに、第2押圧部材は、第1押圧部材に装着可能としていることで、第2押圧部材の指圧効果を容易に付加することができ、この指圧用押圧器の使用者は、目的に応じて突起の配置を容易に選択することができる。
本考案の好ましい形態では、前記第1突起は、仙骨の形状に沿って配置され、前記第2突起は、背骨の並びに沿って配置されていることを特徴とする。
このように、第1突起を仙骨の形状に沿って配置することで、仙骨部〜腰椎部や肩甲間部〜頸椎を効果的に指圧することができ、また、第2突起を背骨の並びに沿って配置することで、背骨矯正を効果的に行うことができる。
本考案の好ましい形態では、前記本体部の裏面は、その裏面側が膨らむように湾曲した曲面に形成されていることを特徴とする。
このように、裏面側が曲面に形成されていることで、この指圧用押圧器の使用時に体重移動した場合であっても、突起が押圧しているつぼからずれることなく追随することができるため、効果的につぼを押圧し続けることができる。
本考案の好ましい形態では、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間には、前記第2突起の高さを調節する高さ調節部材が設けられていることを特徴とする。
このように、第1押圧部材と前記第2押圧部材との間に、高さ調節部材を設けたことにより、第1突起と第2突起の相対高さを調節することができ、第1突起および第2突起の押圧圧力を調節して、使用者の目的や体格に合わせた指圧を行うことができる。
また、高さ調節部材を着脱して指圧用押圧器の厚みを調節することで、様々な体格の人に適用することができる。
本考案の好ましい形態では、前記高さ調節部材は、厚みを有する板状に形成され、前記第1突起がそれぞれ貫通可能な複数の貫通孔を備えていることを特徴とする。
このように、高さ調節部材を形成することで、第2押圧部材全体を均一に高さ調節することができる。
本考案によれば、皮膚を押圧するための突起部を有する指圧用押圧器であって、表面および裏面を有する本体部と、前記表面に設けられた複数の突起部と、を備え、前記裏面が曲面に形成されていることを特徴とする。
このように、裏面側が曲面に形成されている押圧部材を単体で使用する場合であっても、突起が押圧しているつぼからずれることなく追随する効果を発揮することができる。
本考案によれば、前記突起部は、仙骨の形状に沿って配置された突起を有していることを特徴とする。
このように、押圧部材を単体で使用する場合であっても、仙骨部〜腰椎部や肩甲間部〜頸椎を効果的に指圧することができる。
本考案によれば、前記突起部は、背骨の並びに沿って配置された突起をさらに有し、前記背骨の並びに沿って配置された突起は、前記仙骨の形状に沿って配置された突起よりも低い高さに設定されていることを特徴とする。
このように、押圧部材を単体で使用する場合であっても、背骨矯正を効果的に行うことができる。
本考案によれば、使用者の体格や目的に応じて、押圧するつぼを容易に選択することができ、さらに、押圧する圧力を調節可能とした指圧用押圧器を提供することができる。
本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器を示す斜視図である。 本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器を示す分解斜視図である。 本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器の第1押圧部材を示し、(a)は背面図、(b)は図3(a)のA−A線断面図、(c)は平面図、(d)は側面図を示す。 本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器の第2押圧部材を示し、(a)は平面図、(b)は図4(a)のB−B線断面図、(c)は図4(a)のC−C線断面図、(d)は図4(a)のD−D線断面図を示す。 本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器を示し、(a)は平面図を、(b)は高さ調節部材を用いない場合の図5(a)のE−E線断面図、(c)は高さ調節部材を用いる場合の図5(a)のE−E線断面図を示す。 本考案の実施形態1に係る指圧用押圧器の使用状態を示し、(a)は仰向けに寝て使用する場合、(b)は座った状態で使用する場合を示す。 本考案の実施形態2に係る指圧用押圧器の部材を示す斜視図である。 本考案の実施形態2に係る指圧用押圧器の部材を示し、(a)は組み合わせた状態の斜視図、(b)は分解側面図を示す。
以下、本考案を図面に示した好ましい実施形態に基づいて詳細に説明するが、本考案の技術的範囲は、添付図面に示された実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内において適宜変更が可能である。
<実施形態1>
図1および図2は、本考案に係る指圧用押圧器の斜視図を示すものである。図1において符号100で示す指圧用押圧器は、第1押圧部材10と、この第1押圧部材10に装着可能な第2押圧部材20と、第1押圧部材10と第2押圧部材20の間に設けられる高さ調節部材30と、を備えている。
第1押圧部材10は、図3に示すように、本体部11と、第1突起12とを備えている。本体部11は、表面11aと裏面11bとを有しており、表面11a側は平坦に、裏面11b側は膨らむように湾曲した曲面に形成されている。この裏面11b側の膨らみは成人男性が使用する場合において、本体部11の中心位置で3〜5cm程度の厚みを有している。なお、使用者の体格によって最適な厚みを選択することが望ましい。
第1突起12は、図3(c)に示すように、本体部11の表面11a側に6つ設けられ、突起の頂点が丸みを帯びた半球状に形成されており、身体を効果的に押圧できるよう10〜30mm程度の直径と、18〜25mm程度の高さを有している。これらの第1突起12は、図3(d)に示すように、本体部11の表面11a側と第1突起12に設けられた接続孔に、棒状の接続部材13に差し込むことによって本体部11と一体に設けられている。なお、この本体部11と第1突起12の接続方法としては、本体部11に第1突起12が嵌り込む凹部を形成して嵌め込むようにしても良いし、接着剤等で直接接着したり、削り出すことで第1突起12を形成しても良い。
また、この6つの第1突起12a〜12fの配置は、図3(c)に示すように、平面視で台形状に配置されており、台形の下底の端点である第1突起12aと12bの間は幅広に、台形の上底の端点である第1突起12eと12fの間は幅狭にそれぞれ配置されている。また、第1突起12cは、台形の脚の端点である第1突起12aと12eの中間位置に、第1突起12dは、第1突起12bと12fの中間位置にそれぞれ配置されている。
このような配置とすることにより、第1突起12aと12bが設けられた一端を使用者の頭方向に向けて使用する場合には、仙骨の形状に沿った並びとなり、腰部及び仙骨部を効果的に指圧することができる。また、上下を逆にして第1突起12eと12fが設けられた他端を、頭方向に向けて使用する場合には、肩甲骨に沿った並びとなり、肩甲間部〜頸椎を効果的に指圧することができる。
第2押圧部材20は、図4に示すように、板状部材21と、第2突起22を備えている。この板状部材21は、表面21aと裏面21bとを有する板状に形成され、第1押圧部材に装着した際に、第1突起12が貫通可能な貫通孔23を有している。この貫通孔23は、第1突起12と同様に6つの貫通孔23が台形状に設けられており、これら貫通孔23a〜23fは、それぞれ対応する第1突起12a〜12fが挿通される位置に設けられている。このように、第1突起12は貫通孔23に挿通される構成となっているため、第1押圧部材10に第2押圧部材20を装着した際には、板状部材21の裏面21bが、本体部11の表面11aと接触するよう構成されている(図5(b)参照)。
また、板状部材21の表面21a側には、第1突起12とは異なる位置に第2突起22が設けられており、仙骨の形状に沿って設けられた4つの仙骨用突起24と、背骨の並びに沿って設けられた3つの背骨用突起25とが備えられている。
仙骨用突起24は、第1突起12と同様に、突起の頂点が丸みを帯びた半球状に形成されているが、第1突起12よりも低く設けられおり、14〜18mm程度の高さを有している。
この4つの仙骨用突起24a〜24dの配置は、図4(a)に示されているように、平面視で台形を形成するよう配置されており、仙骨用突起24aは貫通孔23aと23cの中間位置に、仙骨用突起24bは貫通孔23bと23dの中間位置に、仙骨用突起24cは貫通孔23cと23eの中間位置に、仙骨用突起24dは貫通孔23dと23fの中間位置に、それぞれ配置されている。
背骨用突起25は、仙骨用突起24と同様に、突起の頂点が丸みを帯びた半球状に形成されているが、仙骨用突起24よりもさらに低く設けられており、10〜14mm程度の高さを有している。
この3つの背骨用突起25a〜25cの配置は、図4(a)に示されているように、仙骨用突起24aと24bを結ぶ線の中点と、仙骨用突起24cと24dとを結ぶ線の中点と、を通る中心線C−C上に等間隔に3つ配置されている。これは、背骨の並びに沿って配置されており、仙骨用突起24よりも低く設けられていることにより、背骨を弱く指圧して、背骨矯正を効果的に行うことができる。
高さ調節部材30は、5〜10mm程度の厚みを有する板状に形成された高さ調節部31と、板状部材21の貫通孔23a〜23fと同様の位置に設けられた貫通孔32a〜32fと、を備えている。そのため、この高さ調節部材3を設ける場合には、表面および裏面の一面が、本体部11の表面11aと接触し、他面が板状部材21の裏面21bと接触するよう構成されている(図5(c)参照)。
この第1押圧部材10、第2押圧部材20、および、高さ調節部材30の材料としては、木材が好ましく用いられるが、その他にも、シリコンゴム等の各種ゴムやプラスチック、金属、等を採用しても良い。
次いで、高さ調節部材30を設けていない場合と、高さ調節部材30を設けた場合の、本考案に係る指圧用押圧器100について図5を参照して詳しく説明する。
まず、図5(a)は、高さ調節部材30を設けていない場合(図5(b))、および、高さ調節部材30を設けた場合(図5(c))の平面図である。
図5(b)は、高さ調節部材3を設けず、第1押圧部材1に第2押圧部材2を直接装着した場合の縦断面図であり、この時、第1突起12と第2突起22の頂点高さの関係が相対高さH1で示されている。
一方で、図5(c)は、第1押圧部材1と第2押圧部材2の間に、高さ調節部材3を設けた場合の縦断面図を示しており、図5(b)と同様に、第1突起12と第2突起22の頂点高さの関係が相対高さH2で示されている。この時、この相対高さH2は、高さ調節部材30が設けられて第2突起22の高さが上昇したことにより、相対高さH1よりも小さくなっている。
このように、高さ調節部材30を設けることで、第1突起12と、第2突起22の高さ関係を調節することができる。すなわち、図5(b)に示すような場合には、第1突起12と第2突起22との相対高さH1が大きくなり、第2突起22が身体まで十分に到達できず、第2突起22の押圧圧力は弱くなる。一方で、図5(c)に示すような場合には、相対高さH2が小さくなり、第2突起22が身体に近づくことで、十分な圧力を到達させて押圧圧力を強めることができる。
また、この高さ調節部材30は、指圧用押圧器100の厚みを調節する目的で設けても良い。すなわち、高さ調節部材30を設けない場合は太った人用、高さ調節部材30を設ける場合は痩せた人用、といったように、体格によって厚みを変更する部材として使用しても良い。
ここまで、主に第1押圧部材に第2押圧部材を装着する場合について説明したが、第2押圧部材は単体で用いることもでき、特に、中高生や小柄な女性等は、第2押圧部材を用いることで、適切な高さでの指圧および背骨矯正を行うことができる。
次いで、本考案に係る指圧用押圧器100の使用方法について、図6を参照して詳細に説明する。
図6(a)および図6(b)は、本考案に係る指圧用押圧器100の使用例を示しており、ここでは指圧用押圧器100として第1押圧部材10を例に図示している。
図6(a)は、第1押圧部材11を平坦な面Fの上に置き、人Mがその上から仰向けに寝るようにして使用している。この時、肩や背中、腰等の位置に第1突起12が当たるように体重をかけることで、接触部位が押圧されて、指圧効果が得られる。この時、本体部11の裏面11bが曲面に形成されていることにより、人Mの体勢が変わったり、体重移動した場合であっても、第1突起12が押圧部位からずれることなく押圧部位を追随することができ、効果的に押圧部位を押圧し続けることが可能となっている。
また、図6(b)に示すように、この指圧用押圧器は椅子Sに座っている際にも同様に使用することができる。この時、図には示していないが、椅子の背もたれに指圧用押圧器を収納する収納部(ポケット等)を設けても良い。椅子の背もたれに、数か所の高さにポケットを設けた布などでカバーをかけ、ポケットに指圧用押圧器を差しいれれば任意の高さに留めることができ、人が凭れることで適当な押圧が加えられる。これによって、長時間の座位のデスクワークや勉学、また楽器演奏による背中の疲れ、筋肉の凝りによる血行不良を改善できる。
なお、図6においては、腰部や背中を指圧した例を示したが、この他にも、仙骨部や肩甲間部、頸椎、胸部、肩上部、頭部、上肢、下肢、足底部、を指圧することが当然に可能であり、猫背(円背)や腰椎の前湾、後湾また頚椎のストレートネックなどの矯正、背骨、臀部、などの硬結や神経痛に作用して症状を和らげることができる。
本考案によれば、第1押圧部材10と、第2押圧部材20とで、異なる部位を押圧する突起(第1突起12、第2突起22)を有していることにより、使用者の症状や目的に応じて、突起の配置を容易に選択することができる。例えば、腰回りや肩回りをマッサージしたい時には、第1押圧部材12を用いて押圧を行えば良いし、背骨矯正を行いたい場合には、第2押圧部材20を第1押圧部材10に装着して、あるいは、第2押圧部材20単体を用いて押圧を行えば良い。また、この他にも、症状に適した突起を配置した部材を用意することで、使用者は目的の押圧を行う突起が配置された部材を選択するだけで、所望の指圧効果を得ることができる。
また、本考案によれば、第1押圧部材10の裏面11b側が膨らむように湾曲した曲面に形成されていることにより、体の揺れを誘って、左右への傾き、横向きや斜め向きの動きや姿勢にもフィットして、つぼがずれないようにすることができる。このように身体の体勢を変えたり、体重移動を行った際にも、押圧箇所を追随することができ、長い時間同じ姿勢を保つことによる苦痛をなくして押圧することができる。
また、本実施形態によれば、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間に、高さ調節部材30が設けられていることにより、第1突起12と第2突起22の相対高さを調節することができ、これによって、それぞれの突起の押圧圧力を調節することが可能となっている。すなわち、第1突起12の押圧圧力を強くしたい場合には、高さ調節部材30を設けないことで、第1突起12の位置を第2突起22よりも高く配置させて、第1突起12の押圧圧力を強めることができる。一方で、第2突起22の押圧圧力を強くしたい場合には、高さ調節部材30を設けることで、第2突起22の位置を高くして、第2突起22の押圧圧力を強めることができる。
また、本実施形態によれば、第1押圧部材10、第2押圧部材20および高さ調節部材30が設けられていることにより、様々な体格の人に適用することができる。例えば、高さ調節部材30の着脱を行ったり、第1押圧部材10や第2押圧部材20を単体で用いることによって、中高生から成人まで多くの人が使用することができる。
また、本実施形態によれば、高さ調節部材30が、厚みを有する板状に形成されていることにより、第2押圧部材20全体を均一に高さ調節することができる。さらに、この高さ調節部材30は、板材に貫通孔32a〜32fを設けるだけで作成することができるため、使用者の好みの厚さの高さ調節部材を容易に製造することができる。
また、本実施形態によれば、第1押圧部材10の第1突起12の配置は、仙骨部〜腰椎部にかけての指圧に最適な位置に配置されており、また、上下逆に使用すれば肩甲間部〜頸椎を効果的に指圧することができる配置となっている。一方で、第2押圧部材20の第2突起22の配置は、背骨矯正に最適な位置関係となるよう配置されている。このように、押圧部材によって、異なる指圧効果を得ることができる配置となっているため、本考案に係る指圧用押圧器100の使用者は、押圧する部材を選択するのみで所望の指圧効果を得ることができる。
また、突起の数は好みや体格により増減してさらに機能を強化減弱して加減することができる。
また、本実施形態に係る指圧用押圧器100は、体格に合ったサイズのものを使用することが望ましく、大、中、小、といった異なるサイズのものを作ることで体格によるツボの相対的な位置の違いに対応することができる。
<実施形態2>
図7および図8は、本考案の実施形態2に係る指圧用押圧器である。この実施形態2においては、先の実施形態の第2押圧部材20の代わりに、第1押圧部材10に嵌め合わされる第3押圧部材40を備えていることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素においては、同一符号を付してその説明を簡略化する。
図7は、第1押圧部材10の第1突起12と第3押圧部材40の凹部43とが、さらに、第3押圧部材40の第3突起42と第1押圧部材10の凹部14とが、それぞれ嵌め合わされる様子が示されている。
このように、本実施形態に係る指圧用押圧器100の第1押圧部材10は、後述する第3押圧部材40の第3突起42が嵌合可能な凹部14をさらに備えている。
第3押圧部材40は、基板41と、第3突起42と、凹部43と、を備えている。
基板41は、第1押圧部材10の本体部11と同様に、表面41aと裏面41bとを有し、表面41a側は平坦に、裏面41b側は膨らむように湾曲した曲面に形成されている。この裏面11b側の膨らみは、図8に示すように、第1押圧部材10の膨らみと同等の厚みを有していても良いし、異なる厚みを有していても良い。
第3突起42は、第2押圧部材20の第2突起22と同様の形状、および、同様の配置に形成されており、これらは前述した第1押圧部材10の凹部14に嵌め合わせることができるよう構成されている。
凹部43は、第1押圧部材10の第1突起12に対応する位置に設けられており、第1突起12と嵌め合わせることができる。
図8は、第1押圧部材10と第3押圧部材40が互いに嵌め合わされた状態を示しており、全体として扁平な円盤状に形成することができる。
本実施形態によれば、第1押圧部材10と第3押圧部材40のそれぞれの突起が互いに嵌め合わされることにより、突起が隠された扁平な円盤状に形成することができ、意匠的に特徴のある置物のような指圧用押圧器を提供することができる。このように、突起を露見させないために、指圧用押圧器であることを隠すことができ、指圧用押圧器が置かれることで生活感が出てしまうことを防いで、部屋の雰囲気をおしゃれに見せることができる。
また、本実施形態によれば、第1押圧部材10の裏面11bに形成された膨らみと、第3押圧部材40の裏面41bに形成された膨らみを、異なる厚みの膨らみに形成することで、子供から成人または高齢者まで幅広い年齢層に適用することができ、さらに、痩せた人から太った人まで様々な体格の人に適用することができる。
なお、第3押圧部材40を単体のみで使用したい場合には、凹部43を設ける必要はない。その場合、第3押圧部材40は、仙骨の形状に沿って配置された突起と、背骨の並びに沿って配置された突起を有し、前記背骨の並びに沿って配置された突起は、前記仙骨の形状に沿って配置された突起よりも低い高さに設定されている指圧用押圧器として使用することができる。
100 指圧用押圧器
10 第1押圧部材
11 本体部
12 第1突起
13 接続部材
14 凹部
20 第2押圧部材
21 板状部材
22 第2突起
23 貫通孔
24 仙骨用突起
25 背骨用突起
30 高さ調節部材
31 高さ調節部
32 貫通孔
40 第3押圧部材
41 基板
42 第3突起
43 凹部

Claims (8)

  1. 第1押圧部材と、第1押圧部材に装着可能な第2押圧部材と、を有する指圧用押圧器であって、
    前記第1押圧部材は、表面及び裏面を有する本体部と、前記表面に相互に間隔をおいて設けられた複数の第1突起とを備え、
    前記第2押圧部材は、表面及び裏面を有する板状部材と、その板状部材の表面に間隔をおいて設けられた複数の第2突起と、前記板状部材に設けられ、前記第1突起がそれぞれ貫通可能な複数の貫通孔と、を備えていることを特徴とする、指圧用押圧器。
  2. 前記第1突起は、仙骨の形状に沿って配置され、前記第2突起は、背骨の並びに沿って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の指圧用押圧器。
  3. 前記本体部の裏面は、その裏面側が膨らむように湾曲した曲面に形成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の指圧用押圧器。
  4. 前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間には、前記第2突起の高さを調節する高さ調節部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の指圧用押圧器。
  5. 前記高さ調節部材は、厚みを有する板状に形成され、前記第1突起がそれぞれ貫通可能な複数の貫通孔を備えていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の指圧用押圧器。
  6. 皮膚を押圧するための突起部を有する指圧用押圧器であって、
    表面および裏面を有する本体部と、
    前記表面に設けられた複数の突起部と、を備え、
    前記裏面が曲面に形成されていることを特徴とする、指圧用押圧器。
  7. 前記突起部は、仙骨の形状に沿って配置された突起を有していることを特徴とする、請求項6に記載の指圧用押圧器具。
  8. 前記突起部は、背骨の並びに沿って配置された突起をさらに有し、
    前記背骨の並びに沿って配置された突起は、前記仙骨の形状に沿って配置された突起よりも低い高さに設定されていることを特徴とする、請求項7に記載の指圧用押圧器。
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