JP3196612B2 - 組電池の監視装置 - Google Patents

組電池の監視装置

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JP3196612B2
JP3196612B2 JP29803895A JP29803895A JP3196612B2 JP 3196612 B2 JP3196612 B2 JP 3196612B2 JP 29803895 A JP29803895 A JP 29803895A JP 29803895 A JP29803895 A JP 29803895A JP 3196612 B2 JP3196612 B2 JP 3196612B2
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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の密閉形ニッ
ケル・水素蓄電池等からなるモジュール電池をさらに複
数個集合して構成された、いわゆる組電池の形態にあ
り、特に電気自動車等の移動体に搭載される蓄電池につ
いて、蓄電池の状態を監視する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】密閉型ニッケル・水素蓄電池はエネルギ
ー密度、出力密度、サイクル寿命等の基本特性に優れ、
電気自動車等の移動体用電源として、その実用化への開
発がすすめられている。特に、この電池を電気自動車用
として用いる場合、所定の出力を得るためには、50〜
120Ahの電池容量と、100〜350V程度の総電
圧が必要となる。ニッケル・水素電池は、その実用上の
最小単位である1セルの出力電圧が1.2V程度である
ため、多数のセルを直列接続することで、前記所要の総
電圧を得ている。例えば、10セルを直列接続して1モ
ジュールとし、これを24モジュール直列接続すれば、
計240セルのニッケル・水素電池から構成された組電
池となり、総電圧288Vが得られる。
【0003】このような組電池を動力源とする電気自動
車において、常に安定した走行能力を確保するために、
電池が有する能力の状態を常時、監視しておく必要があ
る。
【0004】従来から、前述した電池能力の状態監視
は、主として組電池の端子電圧を監視することで行なっ
ており、組電池全体としての正極端子と負極端子との間
の電圧を、計測器を用いて、直接計測していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の端子電圧の計測法によれば、高電圧(例えば288
V)の被計測電圧を、計測器はその内部に直接取り込
み、組電池の電圧測定を行う。電気自動車の場合、一般
に電池は床下(車外)に配置されるので、通常の使用、
操作等において、誤って電池の高電位部に触れる危険性
は少ない。しかしながら、組電池の電圧を表示するモニ
ターは、例えば車内のダッシュボード付近に配置され
る。このため、組電池の電圧計測を行う高電圧線が車内
に引き込まれ、前記計測器まで配線されることになる。
乗員に対する高電圧線からの電撃を回避するために、絶
縁維持の配慮が随所に必要となり、組電池の状態を監視
するための構成が大型化してしまう課題を有していた。
【0006】また、組電池を構成するモジュールやセル
の1つに不良(消耗を含む)に生じた際も、総電圧に与
える影響が少ないため、電池不良の発生を発見しにくか
った。さらに、電池不良の存在を見いだせても、不良モ
ジュールを特定することは、非常に困難であった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、高電圧を発生する組電池について、被計測
電圧を車内に直接取込むことにより生じる不具合を回避
し、電圧等の監視が確実に行なえる組電池の監視装置を
提供することを目的とする。
【0008】また、電池の状態を正確に把握し、電池不
良の発見・特定が容易な組電池の監視装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による組電池の監
視装置は、複数のモジュール電池の直列集合体からなる
組電池の各モジュール電池について、各モジュール電池
の正極側端子、負極側端子間の電圧を測定、監視する電
圧監視ユニットを備えたものである。この電圧監視ユニ
ットは、各モジュール電池の電圧を測定する電圧計測手
段、信号分離手段および信号伝送手段を有しており、電
圧計測手段の出力を一次入力とする信号分離手段は、こ
の一次入力と電気的に絶縁された二次出力を生じさせ、
信号伝送手段がこの二次出力を外部の制御装置に伝送す
る構成とした。
【0010】また、前記二次出力をシリアル伝送線によ
り制御装置へ伝送するとともに、前記各手段は、被計測
電池を動作電源とするものである。
【0011】さらに、この電圧監視ユニットをマスター
ユニットとスレーブユニットからなり、マスターユニッ
トは外部の制御装置から直接的に電圧計測指令信号を受
けて電圧計測を行なうとともに、スレーブユニットに対
して電圧計測指令信号を出力する構成とする。スレーブ
ユニットはマスターユニットからの電圧計測指令信号を
受けて電圧計測を行なう構成とした。
【0012】電圧監視ユニットはその内部にCPUを含
み、電圧の計測を行なう電圧計測モードと、消費電流の
少ないスリープモードとを交互に繰返すように構成され
ており、温度計測手段と、圧力計測手段とを併設し、計
測された各データをシリアルに出力するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による組電池の監視装置
は、モジュール電池毎に、電池電圧を計測し、出力され
る計測した結果を一次入力として、この一次入力と電気
的に絶縁された二次出力を生じさせ、この二次出力を制
御装置へ伝送する。
【0014】また、一つのマスターユニットと、少なく
とも一つのスレーブユニットから構成され、このマスタ
ーユニットは、外部の制御装置から直接的に電圧計測指
令信号を受けて電圧計測を行なうと共に、スレーブユニ
ットに対して電圧計測指令信号を出力する。スレーブユ
ニットはマスターユニットからの電圧計測指令信号を受
けて電圧計測を行なう。さらに、モジュール電池の電圧
データに加えて、温度計測手段および圧力計測手段によ
り計測された各データをシリアルに出力する。
【0015】
【実施例】以下、本発明による組電池の監視装置を詳細
に説明する。
【0016】図1は、電気自動車等の移動体に搭載され
る、密閉型ニッケル・水素蓄電池の集合体からなる蓄電
池の内部回路図である。この電池1は複数個(本実施例
では例えば24個とする)のモジュール101、10
2、103、...、および124を直列接続して成る
組電池(以下、組電池1とする)であり、各モジュール
は、さらに複数(通常10個)のセルを直列に接続した直
列接続体により構成されている。
【0017】(実施例1)図2は、本実施例による組電
池の監視装置2を示す回路図である。この図に示した各
装置は、全て電気自動車等の移動体に搭載される。図2
において、組電池1には、そのモジュール101、10
2、103、...、および124と、電圧監視ユニッ
ト201、202、203、...、および224から
構成されている。モジュール101の正極側端子は、電
圧監視ユニット201の+端子に、前記モジュール10
1の負極側端子は、隣接するモジュール102の正極側
端子および、隣接するモジュール102の電圧監視ユニ
ット202の+端子を介して、前記電圧監視ユニット2
01の−端子に接続されている。同様に、前記モジュー
ル102、103、 および124には、前記電圧監
視ユニット202、203、 および224が接続さ
れている。また、モジュール124の負極側端子は前記
電圧監視ユニット224の−端子にのみ接続されてい
る。
【0018】上記電圧監視ユニット201〜224は、
それぞれに対応するモジュール101〜124の各端子
電圧を、被計測信号として入力される。これと共に、電
圧監視ユニット自身の作動電源も、自身が接続されたモ
ジュールの端子電圧から得ている。電圧監視ユニット2
01は、シリアル通信線4aによって電子制御ユニット
(以下、ECUとする)3と接続されている。また、こ
の電圧監視ユニット201は、シリアル通信線4bを介
して、他の電圧監視ユニット202〜224と接続され
ている。
【0019】尚、本実施例において、電圧監視ユニット
201はマスターユニットであり、他の電圧監視ユニッ
ト202〜224はスレーブユニットである。以下、機
能の説明の必要に応じて電圧監視ユニット201はマス
ターユニット201と称する場合があり、また、電圧監
視ユニット202〜224はスレーブユニット202〜
224と称する場合がある。
【0020】図3はマスターユニット201の内部回路
図であり、図4はスレーブユニット202〜224の内
部回路図である。
【0021】この図3において、マスターユニット20
1は、ワンチップタイプのCPU21を備えている。図
2のモジュール101からの電圧入力は、モジュール1
01の正極側端子を入力端子Vinに、負極側端子を、
隣接するモジュール102の正極側端子、および電圧監
視ユニット202の+端子を介して、GND端子に接続
している。さらに、この電圧監視ユニット201の正極
端子への電圧入力は、CPU21の電源端子へ入力され
るとともに、その内部の各デバイスの電源として供給さ
れる。
【0022】さらに、入力端子Vinは、オペアンプ2
2の一方の入力端に接続されている。オペアンプ22の
他の入力端には、基準電源23の出力電圧が入力されて
いる。CPU21の入力ポートSi1および出力ポート
So1は、各々フォトカプラ24を介して、シリアル通
信端子S1に接続されている。また、入力ポートSi2
および出力ポートSo2も同様に各々フォトカプラ24
を介してシリアル通信端子S2に接続されている。CP
U21は5ビットのディップスイッチ25と接続され、
アドレスの設定ができるようになっており、各電圧監視
ユニット201〜224には、それぞれのアドレス番号
が予め設定されている。
【0023】なお、機能的には、CPU21、オペアン
プ22および基準電源23が電圧計測手段を、フォトカ
プラ24が信号分離手段をそれぞれ構成し、さらにCP
U21およびシリアル伝送線4a、4bが信号伝送手段
を構成している。
【0024】図4に示すスレーブユニット202〜22
4の内部回路は、図3の構成からシリアル通信端子S2
とそれにつながるフォトカプラ24とを除いたものであ
り、他の構成は上記マスターユニットと同等である。
【0025】これら図3および図4において、各電圧監
視ユニット201〜224に入力される直流電圧は、各
モジュール電池の端子間電圧である12V程度の低い電
圧であり、そのユニット内に高電圧線が配設されること
はない。また、図3および図4に示す各回路において、
フォトカプラ24をディジタル入出力線上に設け、その
一次−二次間が電気的に絶縁された状態とした。このた
め、シリアル通信線4aおよび4bにより、各電圧監視
ユニットが相互に接続されていても、各電圧監視ユニッ
ト間で回路の短絡状態を招くことはない。また、電圧監
視ユニットを構成する基準電源、CPU等のフォトカプ
ラを除いた回路部分は、電圧監視ユニット201〜22
4の相互間において電気的に独立したものとなってい
る。
【0026】前述したように、本発明の組電池の監視装
置を構成する各電圧監視ユニットは、組電池の総電圧を
直接計測するのではなく、規則的に小分けされた部分を
計測する構成を採用している。このため、組電池1に生
じた能力低下や異常等の不具合は、各モジュール単位で
検知され、不具合の生じたモジュールを迅速かつ容易に
特定できる。このように組電池を構成する複数個のモジ
ュール電池の中から、不具合の生じたモジュールを特定
できれば、その中の不良セルを特定することは比較的容
易に行える。
【0027】また、組電池の過放電を事前に防止するた
め、故意に他のモジュールより能力の低いモジュールを
1個挿入した場合、このモジュールの電圧低下を迅速に
検出することで、それが要充電の状態に達したサインと
なる。
【0028】図5および図6は、それぞれマスターユニ
ット201およびスレーブユニット202〜224のC
PU21において実行されるフローチャートである。
【0029】以下、図5および図6を参照しつつ、図2
〜4に示した構成を有する本発明による組電池の監視装
置の動作について説明する。
【0030】図5にマスターユニット内のCPUが実行
するフローチャートを、図6に各スレーブユニット内蔵
されたCPUが実行するフローチャートをそれぞれ示
す。
【0031】まず、マスターユニット201のCPU2
1は、ステップ501において、シリアル通信線4aを
介して、ECU3から電圧計測指令信号が送られてきた
か否かを判断する。電圧計測指令信号が入力されない間
は、CPU21はスリープモードに設定される(ステッ
プ502)。この時、ECU3はCPU21以外への電
源供給をオフにし、消費電力を低くした状態で、待機す
る。ECU3からの電圧計測指令信号がCPU21に入
力されると、CPU21はスレーブユニット202〜2
24に対しても同時に電圧計測を行なわせるために、シ
リアル通信端子S1に電圧計測指令信号を出力する(ス
テップ503)。この信号はシリアル通信線4bを介し
て全てのスレーブユニット202〜214に伝送され
る。
【0032】一方、スレーブユニット202〜224の
各CPU21は、ステップ601において、マスターユ
ニット201から電圧計測指令信号の入力状態を判断す
る。電圧計測指令信号が入力されるまではCPU21は
スリープモードに設定され(ステップ602)、マスタ
ーユニットと同様にCPU21以外への電源供給をオフ
にし、その消費電力を必要最低限に抑え、待機する。こ
こで前述のように、マスターユニット201からの電圧
計測指令信号がCPU21に入力されると、これを受け
てCPU21は、そのA/D変換入力ポートAD1に入
力されているアナログ値をA/D変換し、電池の電圧デ
ータとして読取る(ステップ603)。
【0033】この時、A/D変換入力ポートAD1に入
力されているアナログ値は所定の基準電圧と各電池10
1〜124の端子電圧との差に比例した値である。
【0034】前記した電圧データの読取りは、他の全て
のスレーブユニット202〜224についても、同時に
実行される。また、図5に示しすマスターユニット20
1においても、ステップ504において実質的に同時に
電圧データの読取りが実行される。このようにして、各
電圧監視ユニット201〜224のCPU21に、各々
の被計測電池の電圧データがストアされる。
【0035】次に、マスターユニット201のCPU2
1は自己の保有する電圧データをECU3に伝送する
(ステップ505)。引き続いて、このCPU21は、
スレーブユニット202〜224のCPU21に対し
て、保有する電圧データを排出・転送させる指示(以
下、電圧計測指令信号とする)を出す(ステップ50
6)。
【0036】一方、スレーブユニット202〜224の
各CPU21は、図6に示すステップ604において、
この信号の入力状態を判断する。信号が入力されていな
い場合、信号が到来するまでステップ604を繰返す。
ここで、前述した電圧計測指令信号が到来すると、マス
ターユニット201に対して、電圧データ信号を転送す
る。
【0037】マスターユニット201はこれを受けて、
シリアル伝送線4aを介してECU3に電圧データを伝
送する(ステップ507)。スレーブユニットにストア
された各モジュール電池の電圧データに関する、その転
送およびECUへの伝送動作を全スレーブユニット20
2〜214について順に行なう(508)。
【0038】なお、ECU3に伝送する電圧データには
各電圧監視ユニット201、201、 、214のア
ドレス番号を付加することにより、ECU3における識
別を可能にする。このようにして、ECU3には同時に
計測された24個のモジュール101〜124の電圧デ
ータがすべて伝送される。その後、次なるECU3から
の電圧計測指令信号を待ち(ステップ501)、同様の
動作を繰返す。
【0039】なお、上記電圧計測をユニットを有する組
電池を搭載した電気自動車において、組電池に流れる電
流は、加速、減速や、さらには道路状況に応じて時々刻
々変化するため、電池の電圧変動が激しい。このため、
計測の同時性が担保されないと、計測したデータの信頼
性が低い。本実施例はこの点において、計測の同時性を
具現化しているので、信頼性の高いデータを得ることが
できる。
【0040】(実施例2)図7は、電圧監視ユニットに
関して別の実施例を示す回路図である。図示した電圧監
視ユニット201Aはマスターユニットであり、図2お
よび図3に示した電圧監視ユニット201に相当する。
【0041】この図7において、モジュール101内に
はサーミスタ等の温度センサ11と、半導体圧力セン
サ、ダイヤフラム形圧力センサ等により構成された圧力
センサ12とが設けられており、温度や圧力に応じた電
圧信号を出力する。これらのセンサから出力された電圧
信号は、電圧監視ユニット201Aに送られる。電圧監
視ユニット201Aは、図3に示す電圧監視ユニット2
01に温度信号用および圧力信号用にそれぞれオペアン
プ22Tおよび22Pを追加したものである。温度を表
す電圧信号出力は、オペアンプ22Tにて基準電源23
の発する基準電圧との差に比例した出力信号となり、当
該出力信号はCPU21のA/D変換入力ポートAD2
に入力される。同様に、モジュール101の内部圧力を
表す電圧出力信号は、オペアンプ22Pにて基準電源2
3の発する基準電圧との差に比例した出力信号となり、
CPU21のA/D変換入力ポートAD3に入力され
る。
【0042】CPU21に入力されたこれらの信号は、
ディジタルの温度データおよび圧力データに変換され、
シリアルに出力される。そして、電圧データと同様にE
CU3にシリアルに伝送される。
【0043】このように電圧監視ユニット201Aに電
圧データのみならず、温度データおよび圧力データをも
取込んで、同一伝送線によってデータ伝送する構成によ
り監視機能の集約化が図れ、回路の合理化が図れる。
【0044】なお、マスターユニット201Aのみなら
ず、スレーブユニットについても同様の構成が適用でき
ることは言うまでもない。
【0045】また、上記各実施例は、密閉形ニッケル・
水素蓄電池を対象にした組電池の監視装置として説明し
たが、本発明の監視装置の適用対象はこれに限らず、複
数のモジュールを直列接続した組電池であれば鉛蓄電池
等の電池の種類を問わず、同様に適用できる。
【0046】さらに、上記各実施例においてはモジュー
ル101〜124単位での電圧監視を行なう構成とした
が、各モジュール101〜124内のセル単位での精細
な電圧監視も同様に構成できる。例えば、図3および図
4に示すVin端子からオペアンプ22を経て端子AD
1に至る回路構成と同様のものを、セル個数(10個)
分設けて、各セル端電圧情報をA/D変換入力端子AD
1〜AD10に入力すれば、セル単位の電圧監視が実現
できる。
【0047】
【発明の効果】このように本発明による組電池の監視装
置は、複数のモジュール電池の直列集合体からなる組電
池に対して、各モジュール電池の正極側端子は電圧計測
手段の+端子に、前記モジュール電池の負極側端子は、
前記モジュール電池に隣接するモジュール電池の正極側
端子と前記モジュールに隣接するモジュール電池の電圧
計測手段の+端子とを介して、前記電圧検出手段の−端
子にそれぞれ接続された電圧計測手段により、モジュー
ル電池の電圧を計測し、その出力を信号分離手段によっ
て、電圧計測手段と電気的に絶縁された二次出力に変換
し、伝送する構成とした。これにより、高電圧の組電池
を小分けしたモジュール単位で電圧計測を行うことが可
能となり、不具合の生じたモジュールの発見およびセル
の特定が容易となる。
【0048】さらに、信号伝送手段は、電圧検出手段か
ら絶縁された構成を有するため、高電位になることは無
い。また、電圧計測手段の電源用配線と計測用配線が共
用できるため配線数が減少する。さらに電源用配線を隣
接するモジュール電池のそれと共用できるのでその分配
線数が減少する。
【0049】一方、前記二次出力はシリアル伝送線によ
り制御装置へ伝送されるので伝送配線本数が少ない。
【0050】また、監視装置の動作電源は被計測電池で
ある各モジュール電池から得るため、別途電源を設ける
必要が無い。
【0051】電圧監視ユニットをマスターユニットとス
レーブユニットとにより構成し、マスターユニットは外
部の制御装置から直接的に電圧計測指令信号を受けて電
圧計測を行なうとともに、スレーブユニットに対して電
圧計測指令信号を出力し、そして、スレーブユニットは
マスターユニットからの電圧計測指令信号を受けて電圧
計測を一斉に行なうように構成したので、複数の電圧監
視ユニットにおいて同時に電圧計測を行なうことが出来
る。従って、計測したデータの信頼性が高い。
【0052】さらに前記電圧監視ユニットのCPUは、
電圧の計測を行なう電圧計測モードと、消費電流の少な
いスリープモードとを交互に繰返すように構成としたの
で消費電力の低減が可能となった。
【0053】また、温度計測手段と、圧力計測手段とを
併設し、計測された各データをシリアルに出力する構成
としたので多機能を集約したコンパクトな構成になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組電池の内部回路の構成図
【図2】本発明の実施例1における組電池の監視装置を
示すブロック回路図
【図3】図2の電圧監視ユニット(マスターユニット)
の内部回路図
【図4】図2の電圧監視ユニット(スレーブユニット)
の内部回路図
【図5】図3に示す電圧監視ユニット(マスターユニッ
ト)内のCPUが実行するフローチャート図
【図6】図4に示す電圧監視ユニット(スレーブユニッ
ト)内のCPUが実行するフローチャート図
【図7】実施例2に示した電圧監視ユニットの回路図
【符号の説明】
1 電池 2 監視装置 3 ECU 4a シリアル通信線 4b シリアル通信線 11 温度センサ 12 圧力センサ 21 CPU 24 フォトカプラ 101〜124 モジュール 201〜224 電圧監視ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02J 9/06 502 H02J 9/06 502F 503 503B (72)発明者 浅香 英雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−140204(JP,A) 特開 平7−99067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/42 - 10/48 G01R 31/36 H02J 7/00 - 7/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュール電池の直列集合体から
    なる組電池の各モジュール電池について、その正極側端
    子、負極側端子間の電圧を計測する電圧計測手段と、こ
    の電圧計測手段の出力を一次入力とし、この一次入力と
    電気的に絶縁された二次出力を生じる信号分離手段と、
    前記二次出力を外部の制御装置へ伝送する信号伝送手段
    とを備え、前記モジュール電池の正極側端子に前記電圧
    計測手段の+端子を、前記モジュール電池の負極側端子
    に、前記モジュール電池に隣接する別のモジュール電池
    の+端子、およびこの別のモジュール電池の電圧計測手
    段の+端子を介して、前記電圧計測手段の−端子をそれ
    ぞれ接続した組電池の監視装置。
  2. 【請求項2】 前記信号伝送手段はシリアル伝送線を有
    することを特徴とする請求項1記載の組電池の監視装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電圧計測手段、信号分離手段および
    信号伝送手段は、前記モジュール電池を動作電源として
    いることを特徴とする請求項1記載の組電池の監視装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のモジュール電池の直列集合体から
    なる組電池の各モジュール電池について、このモジュー
    ル電池の正極側端子に接続された+端子と、負極側端子
    に、前記モジュール電池に隣接する別のモジュール電池
    の+端子、およびこの別のモジュール電池の電圧監視ユ
    ニットの+端子を介して接続された−端子を有する電圧
    監視ユニットを備えた組電池の監視装置であって、 前記電圧監視ユニットは、外部の制御装置から電圧計測
    指令信号を受けて電圧計測を行なうと共に、他の電圧監
    視ユニットに対して電圧計測指令信号を出力する一つの
    マスターユニットと、 前記マスターユニットからの電圧計測指令信号を受けて
    電圧計測を行なう少なくとも一つのスレーブユニット
    と、 により構成されていることを特徴とする組電池の監視装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電圧監視ユニットはCPUを含み、
    電圧の計測を行なう電圧計測モードと、消費電流の少な
    いスリープモードとを交互に繰返すことを特徴とする請
    求項4記載の組電池の監視装置。
  6. 【請求項6】 複数のモジュール電池の直列集合体から
    なる組電池の各モジュール電池について、モジュール電
    池の電圧を計測、監視する電圧監視ユニットは、モジュ
    ール電池の正極側端子に接続された+端子と、負極側端
    子に、前記モジュール電池に隣接する別のモジュール電
    池の+端子、およびこの別のモジュール電池の電圧監視
    ユニットの+端子を介して接続された−端子を有し、 前記モジュール電池の正、負極側端子間の電圧を測定す
    る電圧計測手段と、モジュール電池に設けられた温度セ
    ンサの出力に基づいてモジュール電池内の温度を計測す
    る温度計測手段と、モジュール電池に設けられた圧力セ
    ンサの出力に基づいてモジュール電池内の圧力を計測す
    る圧力計測手段と、前記電圧計測手段により計測された
    電圧データ、前記温度計測手段により計測された温度デ
    ータおよび前記圧力計測手段により計測された圧力デー
    タをシリアルに出力するデータ出力手段と、前記データ
    出力手段の出力を一次入力として、この一次入力と電気
    的に絶縁された二次出力を生じる信号分離手段と、前記
    二次出力を外部の制御装置へ伝送する信号伝送手段とを
    備えた電圧監視ユニットから構成された組電池の監視装
    置。
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