JP3194675B2 - エンジンの吸入空気量制御装置 - Google Patents

エンジンの吸入空気量制御装置

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JP3194675B2
JP3194675B2 JP26402294A JP26402294A JP3194675B2 JP 3194675 B2 JP3194675 B2 JP 3194675B2 JP 26402294 A JP26402294 A JP 26402294A JP 26402294 A JP26402294 A JP 26402294A JP 3194675 B2 JP3194675 B2 JP 3194675B2
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pwm duty
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    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに供給する吸
入空気量を、ブラシレスモータでスロットルバルブを回
動して制御するようにした吸入空気量制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般の自動車では、エンジンの吸入空気
通路通路中にスロットルバルブが設けられ、このスロッ
トルバルブが運転者によるアクセルペダルの操作と連動
して開閉される。これによりエンジンの吸入空気量がア
クセルペダルの操作量に応じて制御される。
【0003】かかる吸入空気量制御は、スロットルバル
ブとアクセルペダルとを、リンクやワイヤなどの機械的
連結手段により連動させることによって達成される。し
かし、このような機械的連結手段を用いたものでは、ア
クセルペダルとスロットルバルブとの位置関係が制約さ
れるために自動車への搭載位置の自由度が少なくなると
いう問題点があった。
【0004】さらに、近年では、定速走行制御装置やト
ラクション制御装置などの制御では、運転者のアクセル
操作とは無関係にスロットルバルブを制御することが必
要であり、モータなどでスロットルバルブを電気的に連
結して制御する試みが成されている。このような例とし
て、特開平1−315641号公報に開示されているス
ロットルバルブの制御が知られている。ここでは、ブラ
シ整流子を有するモータを使用すると、ブラシ整流子の
押圧によって、回転子の正転方向と逆転方向でヒステリ
シストルクが生じて位置制御が困難となるため、ブラシ
レスモータを使用してスロットルバルブを制御してい
る。
【0005】さらに、特開平5−240070号公報に
開示されているスロットルバルブの制御では、ブラシレ
スモータの回転子とスロットルバルブの回転軸とを減速
機やギヤを介して連結することで、高精度なスロットル
バルブの制御性が得られることが示されている。
【0006】また、ブラシレスモータの固定子巻き線
(以下相と称す)を切り換えるために、相で発生する逆
起電圧を検出する逆起電圧検出器や電流切り換え検出器
を設けることで高価・高精度の回転検出器を不要として
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のスロットルバルブの制御を行うエンジンの吸入空
気量制御装置では以下のように2つの問題点がある。ま
ず、第1に、上記特開平1−315641号公報や特開
平5−240070号公報に記載されている装置では、
ブラシレスモータを使用しても、スロットルバルブ回転
軸を支持するベアリング、外部からの異物侵入を防止す
るシール、減速機やギヤ、異常発生時にスロットルバル
ブを閉じるためのリターンスプリング、さらにはブラシ
レスモータ内部など、ブラシ整流子以外の摺動部の摩擦
抵抗の存在によって、回転方向に対するヒステリシスト
ルクが解消されていない。
【0008】この点を、ブラシレスモータで構成したス
ロットルアクチュエータの駆動トルク特性の実測例を示
す図12を用いて説明する。図12において、横軸はス
ロットル開度を示しており、縦軸は駆動トルクを示して
いる。駆動トルクはスロットルバルブが開側に駆動され
る場合は上側の特性に沿って変化し、スロットルバルブ
が閉側に駆動する場合は下側の線に沿って変化する特性
を有する。このような開閉方向が異なることで生じる駆
動トルクの差をヒステリシストルクと称する。なお、駆
動トルク特性はリターンスプリングのバネ定数と同一勾
配で右上がりの特性を持っている。
【0009】駆動トルクは相電流Is(=PWMデュー
ティ)と比例関係にあるため、縦軸は相電流Isに置き
換えることができる。モータを利用するスロットルバル
ブの位置フィードバック制御で、現在のスロットル開度
から次のスロットル開度に移行する場合、相電流Isを
現在の値から増減させてモータの駆動トルクを増減させ
る制御を行うが、ヒステリシストルクの領域では相電流
Isを変化させてもスロットルバルブが動作しないため
応答性が阻害されることになる。この問題はスロットル
開度の移動量が小さい(相電流変化量が少ない)微小開
度制御時に顕著に表れる。
【0010】第2に、ブラシレスモータの駆動におい
て、逆起電圧検出器や電流切り換え検出器の出力を基
に、ある通電相から次の通電相へ切り換える際には、電
流が急激に変化するために、前記検出器の信号が相に加
わる磁束の変化に対してずれがあった場合には、以下に
説明するように、モータの発生トルクが不連続となって
スロットル開度が急変するという問題点がある。
【0011】上述した問題点の原理を図13を用いて説
明する。図13より明らかなように、各巻き線(相)に
通電される相電流は、回転子の回転に伴って、各相が交
差する磁束密度に応じた検出器出力(30度毎に出力す
る例)に基づいて通電される。例えば、巻き線A相が所
定の大きさの磁束密度と交差したことを検出器の出力で
判定するとA相に通電が行われ、次にモータ軸が回転し
て磁束密度がC相に移動すると、同様に検出器の出力に
よってC相への通電が行われ、次にはB相に通電される
という具合に30度ずつオーバーラップしながらサイク
リックな通電相の切り換えが行われる。このように相が
交差する磁束密度変化に連動した理想的な通電相の切り
換えによれば、各相の発生トルクが連続的につながった
モータ軸トルク(図中の実線)が得られる。
【0012】しかしながら、ここで、検出器の信号が図
の矢印方向にずれていると仮定すると、A相の通電角が
大きくなる一方、B相の通電角が小さくなるため、モー
タ軸トルクが不連続(図中の破線)となる。この不連続
点では、モータ軸トルクが急激に大きくなるためスロッ
トル開度に急変が生ずることになる。一方、通電相切り
換えの基準となる検出器の取り付け位置には、前述の説
明で明らかなように、固定子巻き線の位置に対して非常
に高い精度が要求されるが、製造上のばらつきなどのた
めに前述のずれを皆無にはできないという問題点があ
る。
【0013】なお、この問題点を解決するために、A〜
Cの各相への通電電流を独立して正弦波で供給する3相
通電方式を採用することが考えられるが、この方式には
モータ回転子の回転角を精密に測定する検出器が必要に
なるという問題点がある。
【0014】本発明は上述した従来の問題点を解決する
ために成されたもので、安価で制御性に優れたエンジン
の吸入空気量制御装置を得ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エンジンの吸入空気量制御装置は、エンジンの吸入空気
通路通路に回転軸で支持されたスロットルバルブと、上
記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固定子巻
き線を有するブラシレスモータと、上記回転軸の回転角
を検出して上記スロットルバルブの開度を検出するスロ
ットル開度センサと、各種車両情報から上記スロットル
バルブの開度を設定する目標開度設定手段と、上記スロ
ットル開度センサから得られる実際のスロットルバルブ
開度と上記目標開度設定手段で設定された目標のスロッ
トルバルブ開度との開度偏差に基づいて上記固定子巻き
線に通電される相電流値を演算し、この演算された相電
流値に相当するPWMデューティを出力するモータ制御
手段と、上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記
ブラシレスモータに電流を供給するモータ駆動手段と、
上記スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステ
リシストルクに対応して上記PWMデューティを補正す
PWMデューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流
れる相電流とスロットル開度との関係から上記ヒステリ
シストルクを検出して、上記PWMデューティ補正手段
が出力する所定デューティ値を補正するヒステリシス補
正手段とを備え、上記PWMデューティ補正手段は、上
記開度偏差が生じた時に、上記モータ制御手段により出
力されるPWMデューティに対して、所定デューティを
上記開度偏差の極性に応じて加減することで、上記PW
Mデューティを補正するものである。本発明の請求項2
に係るエンジンの吸入空気量制御装置は、エンジンの吸
入空気通路通路に回転軸で支持されたスロットルバルブ
と、上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固
定子巻き線を有するブラシレスモータと、上記回転軸の
回転角を検出して上記スロットルバルブの開度を検出す
るスロットル開度センサと、各種車両情報から上記スロ
ットルバルブの開度を設定する目標開度設定手段と、上
記スロットル開度センサから得られる実際のスロットル
バルブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目標の
スロットルバルブ開度との開度偏差に基づいて上記固定
子巻き線に通電される相電流値を演算し、この演算され
た相電流値に相当するPWMデューティを出力するモー
タ制御手段と、上記モータ制御手段からの指令に基づい
て上記ブラシレスモータに電流を供給するモータ駆動手
段と、上記スロットルバルブを駆動するに際して生じる
ヒステリシストルクに対応して上記PWMデューティを
補正するPWMデューティ補正手段と、上記固定子巻き
線を流れる相電流とスロットル開度との関係から上記ヒ
ステリシストルクを検出して、上記PWMデューティ補
正手段が出力する所定デューティ値を補正するヒステリ
シス補正手段とを備え、上記PWMデューティ補正手段
は、上記モータ制御手段により出力されるPWMデュー
ティに対して、所定デューティを一定周期で正負に重畳
させることで、上記PWMデューティを補正するもので
ある。本発明の請求項3に係るエンジンの吸入空気量制
御装置は、請求項2のエンジンの吸入空気量制御装置に
おいて、前記スロットル開度センサは非接触方式で構成
されるものである。本発明の請求項4に係るエンジンの
吸入空気量制御装置は、請求項1乃至請求項3のいずれ
かのエンジンの吸入空気量制御装置において、上記PW
Mデューティ補正手段が出力する所定デューティ値を電
源電圧に応じて補正する電圧補正手段を備えたものであ
る。本発明の請求項5に係るエンジンの吸入空気量制御
装置は、エンジンの吸入空気通路通路に回転軸で支持さ
れたスロットルバルブと、上記回転軸と減速機を介して
連結される回転子と固定子巻き線を有するブラシレスモ
ータと、上記回転軸の回転角を検出して上記スロットル
バルブの開度を検出するスロットル開度センサと、各種
車両情報から上記スロットルバルブの開度を設定する目
標開度設定手段と、上記回転子の回転角を、上記スロッ
トル開度センサの出力信号に基づいて求める回転角検出
手段と、上記回転角検出手段の出力信号に基づいて、か
つ上記スロットル開度センサから得られる実際のスロッ
トルバルブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目
標のスロットルバルブ開度との開度偏差に基づいて、上
記各固定子巻き線に通電される相電流値を各固定子巻き
線ごとに独立して演算し、各相電流値に相当するPWM
デューティを出力するモータ制御手段と、上記モータ制
御手段からの指令に基づいて上記ブラシレスモータに電
流を供給するモータ駆動手段と、上記スロットルバルブ
を駆動するに際して生じるヒステリシストルクに対応し
て上記PWMデューティを補正するPWMデューティ補
正手段と、 上記固定子巻き線を流れる相電流とスロット
ル開度との関係から上記ヒステリシストルクを検出し
て、上記PWMデューティ補正手段が出力する所定デュ
ーティ値を補正するヒステリシス補正手段とを備え、上
記PWMデューティ補正手段は、上記開度偏差が生じた
時に、上記モータ制御手段により出力されるPWMデュ
ーティに対して、所定デューティを上記開度偏差の極性
に応じて加減することで、上記PWMデューティを補正
するものである。本発明の請求項6に係るエンジンの吸
入空気量制御装置は、エンジンの吸入空気通路通路に回
転軸で支持されたスロットルバルブと、上記回転軸と減
速機を介して連結される回転子と固定子巻き線を有する
ブラシレスモータと、上記回転軸の回転角を検出して上
記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度セ
ンサと、各種車両情報から上記スロットルバルブの開度
を設定する目標開度設定手段と、上記回転子の回転角
を、上記スロットル開度センサの出力信号に基づいて求
める回転角検出手段と、上記回転角検出手段の出力信号
に基づいて、かつ上記スロットル開度センサから得られ
る実際のスロットルバルブ開度と上記目標開度設定手段
で設定された目標のスロットルバルブ開度との開度偏差
に基づいて、上記各固定子巻き線に通電される相電流値
を各固定子巻き線ごとに独立して演算し、各相電流値に
相当するPWMデューティを出力するモータ制御手段
と、上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラ
シレスモータに電流を供給するモータ駆動手段と、上記
スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステリシ
ストルクに対応して上記PWMデューティを補正するP
WMデューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流れる
相電流とスロットル開度との関係から上記ヒステリシス
トルクを検出して、上記PWMデューティ補正手段が出
力する所定デューティ値を補正するヒステリシス補正手
段とを備え、上記PWMデューティ補正手段は、上記モ
ータ制御手段により出力されるPWMデューティに対し
て、所定デューティを一定周期で正負に重畳させること
で、上記PWMデューティを補正するものである。本発
明の請求項7に係るエンジンの吸入空気量制御装置は、
請求項6のエンジンの吸入空気量制御装置において、前
記スロットル開度センサは非接触方式で構成されるもの
である。本発明の請求項8に係るエンジンの吸入空気量
制御装置は、請求項5乃至請求項7のいずれかのエンジ
ンの吸入空気量制御装置において、上記PWMデューテ
ィ補正手段が出力する所定デューティ値を電源電圧に応
じて補正する電圧補正手段を備えたものである。本発明
の請求項9に係るエンジンの吸入空気量制御装置は、
求項5乃至請求項8のいずれかのエンジンの吸入空気量
制御装置において、上記回転子と上記固定子巻き線との
相対位置を表す基準位置信号を定め、上記回転角検出手
段は、上記基準位置信号と上記スロットル開度センサの
出力信号とに基づいて上記回転子の回転角を求めるもの
である。本発明の請求項10に係るエンジンの吸入空気
量制御装置は、請求項9のエンジンの吸入空気量制御装
置において、上記基準位置信号は、上記スロットルバル
ブの全閉位置信号を用いたものである。本発明の請求項
11に係るエンジンの吸入空気量制御装置は、請求項5
乃至請求項8のいずれかのエンジンの吸入空気量制御装
置において、上記回転角検出手段は、上記スロットル開
度センサを上記回転子の回転角が一義的に決定される位
置に配設することで構成したものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【作用】本発明の請求項1に係るエンジンの吸入空気量
制御装置によれば、PWMデューティ補正手段が、制御
対象を構成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシス
トルクをキャンセルし、制御性能を向上させることがで
きる。また、PWMデューティに、PWMデューティ
正手段がヒステリシストルク相当分の相電流値に対応す
る所定デューティを開度偏差の極性に対応して加減する
ことで、ヒステリシストルクをキャンセルすることがで
きる。さらに、ヒステリシス補正手段が、相電流値とス
ロットル開度の関係から実際のヒステリシストルクを検
出し、これによって、補正手段の所定デューティを補正
することにより、ヒステリシストルクをより正確にキャ
ンセルすることができる。本発明の請求項2に係るエン
ジンの吸入空気量制御装置によれば、PWMデューティ
に、PWMデューティ補正手段がヒステリシストルク相
当分の相電流値に対応する所定デューティを一定の周期
で正負に重畳させることで、ヒステリシストルクをキャ
ンセルすることができる。また、ヒステリシス補正手段
が、相電流値とスロットル開度の関係から実際のヒステ
リシストルクを検出し、これによって、補正手段の所定
デューティを補正することにより、ヒステリシストルク
をより正確にキャンセルすることができる。本発明の請
求項3に係るエンジンの吸入空気量制御装置によれば、
請求項2において、PWMデューティに所定デューティ
を一定の周期で重畳させると、重畳された周期でスロッ
トルバルブが小さく振動する。したがって、非接触形の
スロットル開度センサを用いることにより、従来の接触
形スロットル開度センサに比べ、その寿命を長寿化させ
ることができる。本発明の請求項4に係るエンジンの吸
入空気量制御装置によれば、請求項1乃至請求項3にお
いて、電源電圧補正手段が、電源電圧に基づいて補正手
段の所定デューティを補正することにより、PWMデュ
ーティによる相電流が電源電圧により変動するのを防止
でき、ヒステリシストルクを正確にキャンセルすること
ができる。本発明の請求項5に係るエンジンの吸入空気
量制御装置によれば、PWMデュ ーティ補正手段が、制
御対象を構成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシ
ストルクをキャンセルし、制御性能を向上させることが
できる。また、PWMデューティに、PWMデューティ
補正手段がヒステリシストルク相当分の相電流値に対応
する所定デューティを開度偏差の極性に対応して加減す
ることで、ヒステリシストルクをキャンセルし、制御性
能を向上させることができる。さらに、ヒステリシス補
正手段が、相電流値とスロットル開度の関係から実際の
ヒステリシストルクを検出し、これによって、補正手段
の所定デューティを補正することにより、ヒステリシス
トルクをより正確にキャンセルすることができる。本発
明の請求項6に係るエンジンの吸入空気量制御装置によ
れば、PWMデューティに、PWMデューティ補正手段
がヒステリシストルク相当分の相電流値に対応する所定
デューティを一定の周期で正負に重畳させることで、ヒ
ステリシストルクをキャンセルし、制御性能を向上させ
ることができる。さらに、ヒステリシス補正手段が、相
電流値とスロットル開度の関係から実際のヒステリシス
トルクを検出し、これによって、補正手段の所定デュー
ティを補正することにより、ヒステリシストルクをより
正確にキャンセルすることができる。本発明の請求項7
に係るエンジンの吸入空気量制御装置によれば、請求項
6において、PWMデューティに所定デューティを一定
の周期で重畳させると、重畳された周期でスロットルバ
ルブが小さく振動する。したがって、非接触形のスロッ
トル開度センサを用いることにより、従来の接触形スロ
ットル開度センサに比べ、その寿命を長寿化させること
ができる。本発明の請求項8に係るエンジンの吸入空気
量制御装置によれば、請求項5乃至請求項7において、
さらに、電源電圧補正手段が、電源電圧に基づいてPW
Mデューティ補正手段の所定デューティを補正すること
により、PWMデューティによる相電流が電源電圧によ
り変動するのを防止でき、ヒステリシストルクを正確に
キャンセルすることができる。本発明の請求項9に係る
エンジンの吸入空気量制御装置によれば、請求項5乃至
請求項8において、さらに、回転角検出手段は、回転子
と固定子巻き線との相対位置を表す基準位置信号と、ス
ロットル開度センサの出力である回転軸の回転角とから
ブラシレスモータの回転子の回転角を検出する。本発明
の請求項10に係るエンジンの吸入空気量制御装置によ
れば、請求項9の基準位置信号にはスロットルバルブの
全閉位置信号が使用される。本発明の請求項11に係る
エンジンの吸入空気量制御装置によれば、請求項5乃至
請求項8において、スロットル開度センサを、回転子の
回転角が一義的に決定される位置に配設することで、ブ
ラシレスモータの回転子の回転角を検出する回転角検出
手段を構成する。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の一実施例によるエンジン吸入空気量
制御装置の構成図である。エンジン(図示しない)への
吸入空気量を調節するスロットルアクチュエータ10
は、吸入空気通路の開口面積を可変するスロットルバル
ブ11、スロットルバルブ11を支持する回転軸12、
回転軸12の軸端に設けられ、回転軸の回転角(スロッ
トル開度)およびスロットルバルブの全閉位置を検出す
るスロットル開度センサ13、同じく軸端にあるスロッ
トルバルブ11を閉方向に付勢するリターンスプリング
14、内部に位置検出センサ15a〜15cを有するブ
ラシレスモータ15、および回転軸12とブラシレスモ
ータ15を連結する減速機16で構成されている。
【0050】ブラシレスモータ15を制御するモータ制
御装置20は、運転者が操作するアクセルペダル(図示
せず)の踏み込み量を表すアクセル開度、エンジン回転
数、車速など、自動車の各種車両情報を入力として目標
スロットル開度θ0を演算する目標開度設定手段21、
スロットル開度センサ13からの実開度θrと目標スロ
ットル開度θ0との開度偏差Δθと、位置センサ15a
〜15cおよびスロットル開度センサ13の全閉位置信
号とからモータの通電相を選択するとともに、PWMデ
ューティを演算するモータ制御手段22、モータ制御手
段からの前記2つの演算結果(通電相選択信号とPWM
デューティ)を受けてモータ各相に電流を供給するモー
タ駆動手段23で構成されている。
【0051】図2は制御装置20をより詳細に示す構成
図である。マイクロコンピュータ201は、目標開度設
定手段21とモータ制御手段22および開度偏差Δθか
らPWMデューティを補正する第1デューティ補正手段
22aを含んで構成されている。モータ駆動手段23
は、マイクロコンピュータ201からの通電相選択信号
を受けて上流側駆動段をドライブする論理回路で構成さ
れたドライバ23a、前段スイッチング素子群23c、
最終段スイッチング素子群23d、そして下流側駆動段
をドライブする論理回路で構成されたドライバ23b、
最終段スイッチング素子群23eを含むと共に、通電相
に流れる電流を検出する相電流検出器23fと過電流保
護回路23gを含み、過電流保護回路23gの出力はド
ライバ23aに入力される。
【0052】ブラシレスモータの相であるA相〜C相
は、最終段スイッチング素子群23dと23fを介して
バッテリとグランド間に接続され、回転子15dの4極
の磁石の位置を検出する位置センサ15a〜15cは回
転角60°置きに配置され、その出力はモータ制御手段
22に入力される。
【0053】また、モータ制御手段22には、スロット
ルバルブ11の全閉位置を検出する全閉位置信号も入力
されている。
【0054】次に動作について説明する。自動車の各種
情報(アクセル開度、エンジン回転数、車速など)に適
応した目標スロットル開度θ0と、スロットル開度セン
サ13から得られる実開度θrとの差をとった開度偏差
Δθがモータ制御手段22に入力される。
【0055】 Δθ=θ0−θr (1)
【0056】モータ制御手段22は、Δθが正の場合は
目標開度に対する実際のスロットル開度が不足している
ため、ブラシレスモータの相電流を増加させ、Δθが負
の場合は目標開度に対して実際のスロットル開度が過剰
としてブラシレスモータの相電流を減少させる制御を行
う。ΔθからPWMデューティ(相電流)を求める演算
としてはPID制御器がよく用いられる。PID制御器
は下記演算式で表せられ、Δθがゼロになるように相電
流を制御するように働く。
【0057】 duty1=Kp・Δθ+Ki・ΣΔθdt+Kd・Δθ/dt (2) duty1:PID演算されたPWMデューティ Kp:比例ゲイン Ki:積分ゲイン Kd:微分ゲイン
【0058】第1デューティ補正手段22aは、Δθが
生じるとその極性(Δθの正負)に対して予め定められ
た一定のデューティを加減する。このデューティは図1
2に示したスロットルアクチュエータが有するヒステリ
シストルク分の相電流に相当して設定されており、現在
の開度から動き始めるときに(つまり±Δθが生じた時
に)スロットルアクチュエータが有する摩擦抵抗をキャ
ンセルするために働く。
【0059】 duty2=+α (Δθが正のとき) (3) =−α (Δθが負のとき) duty2:第1デューティ補正手段で求めたPWMデ
ューティ α:ヒステリシストルク相当の補正デューティ
【0060】そして、マイクロコンピュータ201の外
部へはPID演算されたPWMデューティと第1補正手
段で求めたPWMデューティの和がPWMデューティと
して出力される。
【0061】 PWMデューティ=duty1+duty2 (4)
【0062】一方、通電相はブラシレスモータ15の回
転子15dの磁石の位置、すなわち相に加わっている磁
束密度を検出する位置センサ15a〜15cの出力を用
いて決定される。通電相の決定方法は、前述の図13で
述べた通りであり、図中の検出器出力は位置センサ15
a〜15cの出力から得られ、この信号によって決まる
図示された通電パターンで通電するための相が選択され
る。位置センサから30度毎の検出器出力を生成する方
法は本発明と直接関係しないので説明は割愛する。以上
のように演算されたPWMデューティと通電相選択結果
はモータ駆動手段23に渡される。
【0063】次に、モータ駆動手段23の動作について
説明する。通電相選択信号を受けたドライバ23aと2
3bが信号に該当するスイッチング素子を閉成駆動(電
流を流す状態に駆動)してバッテリから電流を供給する
とともに、上流側スイッチング素子群をPWMデューテ
ィを用いて駆動する。PWM駆動とは、ある駆動周波数
(例えば10kHz)の一周期でのオン時間とオフ時間
の比(デューティ)を制御して電流を変化させる方式で
あり、デューティ0%で相電流はゼロとなり、デューテ
ィ100%で配線などの損失を無視すると電源電圧と巻
き線抵抗で決まる電流となり、この間でデューティを制
御することによって任意の相電流が得られる。
【0064】 Is=(Vb/Rs)×PWMデューティ (5) Is:相電流 Vb:電源電圧 Rs:相抵抗(2
相分)
【0065】例えば、マイクロコンピュータ201が通
電相選択信号によって、モータ駆動手段23に巻き線A
相〜C相への通電指示すると、上流の最終段スイッチン
グ素子群23dの左の素子と下流の最終段スイッチング
素子群23eの右の素子が閉成駆動される。さらに上流
の最終段スイッチング素子に対してはマイクロコンピュ
ータ201で指示されたPWMデューティで高速にオン
/オフされ、その結果、A相からC相に所望の電流が供
給される。
【0066】さらに、相電流は相電流検出器23fで検
出され、その値は過電流保護回路23gで常時監視さ
れ、過電流保護回路23gに予め正常動作範囲に設定さ
れている電流を超える異常な電流が検出された場合に
は、その結果をドライバ23aに伝達して強制的に電流
を遮断するフェールセーフ機能を有している。全閉位置
信号は、スロットルバルブ全閉位置でのスロットル開度
センサ13の学習や故障検出に用いられる。
【0067】以上で述べたPWMデューティの演算と通
電相選択の過程をフローチャート図3および図4を用い
て説明する。図3において、モータ制御手段22は、ア
クセル開度、エンジン回転数、車速などの車両情報を読
込み(S301)、それらの情報から目標スロットル開
度θ0を求め(S302)、スロットル開度センサ13
から実開度θrを読込み(S303)、式(1)でθ0
とθrとの偏差Δθを演算する(S304)。次に式
(2)を用いてΔθからPID演算でduty1を求め
(S305)、その結果を出力する(S306)。
【0068】一方、第1デューティ補正手段22aは、
S304からのΔθの符号判定を行い(S307)、式
(3)に示すようにΔθが正の時にはduty2=+α
とし(S308)、Δθが負の時にはduty2=−α
として(S309)、Δθ=0の時は、duty2=0
として(S310)、duty2を出力する(S31
1)。
【0069】そして、式(4)でモータ制御手段22の
出力duty1と第1デューティ補正手段22aの出力
duty2が加算されてPWMデューティとしてマイク
ロコンピュータ201から出力される(S312)。
【0070】図4において、位置センサ15a〜15c
の出力を読込み(S401)、その信号形態で決まる通
電パターンから通電相を決定し(S402)、通電相選
択結果をモータ駆動手段23に出力する(S403)。
【0071】実施例2.以下、本発明の実施例2を説明
する。実施例2の全体の構成は、前述の実施例1で説明
した図1と同様であり、制御装置20の詳細説明を図5
を用いて行う。
【0072】201はマイクロコンピュータを示してお
り、上記目標開度設定手段21とモータ制御手段22お
よびPWMデューティを補正する第2デューティ補正手
段22bを含んで構成されている。
【0073】モータ駆動手段23は、上流側駆動段をド
ライブする論理回路で構成されたドライバ23a、前段
スイッチング素子群23c、最終段スイッチング素子群
23d、下流側駆動段をドライブする論理回路で構成さ
れたドライバ23b、最終段スイッチング素子群23
e、相電流検出器23f、過電流保護回路23g、ブラ
シレスモータのA相〜C相、回転子15dの4極の磁石
の位置を検出する位置センサ15a〜15cで実施例1
と同様に構成されている。
【0074】次に動作について説明する。開度偏差Δθ
と、PWMデューティを表す式は、実施例で示した式
(1)、(2)と同じである。
【0075】第2デューティ補正手段22bは、PWM
デューティの周期よりも長く設定された所定周期毎に、
正負が反転する所定量のデューティを出力する。すなわ
ち、一定期間正の所定デューティを出力した後、次の一
定期間負の所定デューティを出力する動作を一周期T0
として繰り返す。このデューティは図12に示したスロ
ットルアクチュエータが有するヒステリシストルク分の
相電流に相当して設定されており、所定周期毎にスロッ
トルバルブが微小に振動的に動くため、スロットルアク
チュエータが有する摩擦抵抗がキャンセルされる。
【0076】 duty3=+β (t<T0/2の時) (6) =−β (t>T0/2の時) duty3:第2デューティ補正手段で求めたPWMデ
ューティ β:ヒステリシストルク相当の補正デューティ
【0077】そして、マイクロコンピュータ201の外
部へはPID演算されたPWMデューティと第1補正手
段で求めたPWMデューティの和がPWMデューティと
して出力される。
【0078】 PWMデューティ=duty1+duty3 (7)
【0079】以上の動作を図6のフローチャートを用い
て説明する。図6において、最初duty3には、+β
の値が設定されている(S600)。モータ制御手段2
2は、アクセル開度、エンジン回転数、車速などの車両
情報を読込み(S601)、それらの情報から目標スロ
ットル開度θ0を求め(S602)、スロットル開度セ
ンサ13から実開度θrを読込み(S603)、式
(1)でθ0とθrとの偏差Δθを演算する(S60
4)。次に式(2)を用いてΔθからPID演算でdu
ty1を求め(S605)、その結果を出力する(S6
06)。一方、第2デューティ補正手段22bは、所定
周期T0/2が経過しているかどうか判定し(S60
7)、式(6)でT0/2以内であればduty3=+
βとし(S608)、T0/2以上であればduty3
=−βとして(S609)、結果を出力する(S61
0)。
【0080】そして、式(7)でモータ制御手段22の
出力duty1と第2デューティ補正手段22bの出力
duty3が足されてPWMデューティとしてマイクロ
コンピュータ201から出力される(S611)。
【0081】実施例3.以下、本発明の実施例3を説明
する。実施例3の構成および動作は、前述の実施例1お
よび実施例2で説明した内容とほぼ同様であり、制御装
置20の相違する部分についてのみ説明する。以下で説
明する図7および図8はそれぞれ実施例1および実施例
2に対応している。
【0082】実施例1および実施例2の第1および第2
デューティ補正手段に予め設定してあるαおよびβの値
は、スロットルアクチュエータが有するヒステリシスト
ルクの大きさに相当して設定されていることは前述の通
りである。
【0083】図7、図8中には、ヒステリシス補正手段
22cが示されている。通常の制御では、スロットル開
度センサ13の特性ドリフトや機構部のずれなどを補償
して正確な実開度θrを得るために、運転開始時や終了
時にスロットルバルブ11を回動して全閉位置や全開位
置の確認(学習)を行うイニシャライズ動作が行われ
る。この動作中の相電流検出器23fで検出された相電
流Isとスロットル開度センサ13で検出された実開度
θrから、図12に示した実際のIs・θr特性を測定
して実際のヒステリシストルクhysを求める。第1お
よび第2デューティ補正手段が有するヒステリシス相当
の補正デューティαおよびβは、実ヒステリシストルク
hysの関数として与えられており、duty2および
duty3の値が求められる。
【0084】ヒステリシス補正手段を導入した時のdu
ty2およびduty3の演算を下記に示す。
【0085】 duty2=+α(hys) (Δθが正のとき) (3a) =−α(hys) (Δθが負のとき)
【0086】 duty3=+β(hys) (t<T0/2の時) (6a) =−β(hys) (t>T0/2の時)
【0087】図7、図8中には、また、電圧補正手段2
2dが示されている。実施例1の動作で説明した式
(5)より明らかなように、相電流は電源電圧に比例す
る。一方、自動車の電源電圧は運転状況や負荷電流ある
いはバッテリの充電状態に依存して変動する。これに対
処するために、duty2およびduty3のαおよび
βを電源電圧Vbの関数として与える。
【0088】 duty2=+α(Vb) (Δθが正のとき) (3b) =−α(Vb) (Δθが負のとき) duty3=+β(Vb) (t<T0/2の時) (6b) =−β(Vb) (t>T0/2の時)
【0089】さらに、ヒステリシス補正手段22cと電
圧補正手段22dの両者を導入した場合、αおよびβは
実ヒステリシス量hysと電源電圧Vbの関数となる。
【0090】 duty2=+α(hys・Vb) (Δθが正のとき) (3c) =−α(hys・Vb) (Δθが負のとき) duty3=+β(hys・Vb) (t<T0/2の時)(6c) =−β(hys・Vb) (t>T0/2の時)
【0091】となる。以上の動作のフローチャートは、
実施例1の場合では、図3中のS308、S309のα
をα(hys)、α(Vb)あるいはα(hys・V
b)とし、実施例2の場合では、図6中のS608、S
609のβをβ(hys)、β(Vb)あるいはβ(h
ys・Vb)としたものとなる。
【0092】実施例4.以下、本発明の実施例4につい
て説明する。実施例2において、第2デューティ補正手
段を用いた場合、所定周期毎にスロットルバルブが微小
に振動的に動くことで摩擦抵抗をキャンセルできること
を説明したが、この微小振動はスロットルバルブの回転
軸12を介してスロットル開度センサ13に伝わること
になる。
【0093】通常用いられるスロットル開度センサは、
抵抗体の上をブラシが機械的接触をしながら摺動する可
変抵抗式(ポテンショ式)が殆どであり、前述の微小振
動が自動車が稼働している期間中常に加わった場合に
は、上記抵抗体の異常摩耗が発生して寿命が短くなる懸
念がある。そのために、スロットル開度センサ13に機
械的接触部を持たない非接触式を用いて構成する。
【0094】非接触式スロットル開度センサの検出方式
としては、オプティカルデバイスを用いた方式(光
式)、磁気抵抗素子を用いた方式(磁気式)などがある
が、公知の技術であるため詳細な説明は割愛する。
【0095】実施例5.以下、本発明の実施例5につい
て説明する。まず、図9のタイミングチャートを用いて
3相通電方式について説明する。図9において、回転子
が回転することによって各巻き線が正弦波の磁束密度Φ
と交差するときに、各相にΦと同位相で相似な正弦波電
流Isを供給すると、このとき通電による各相の発生ト
ルクTsは、次式で表される。
【0096】 Ts=k・Φ・Is (kは定数) (8)
【0097】ブラシレスモータの回転子トルクは、各相
A〜Cの発生トルクTsの合成トルクで表せられ、理論
上は回転子回転角に対してトルクリップルのない出力ト
ルクが得られる(図中の実線)。さらに、この方式にお
いて検出器出力が図中の矢印方向にずれを生じた場合に
も、図中破線で示すように、回転子トルクの変動が極め
て小さいという特徴がある。
【0098】このような通電方法を3相通電方式と呼ぶ
が、一般に、各相への通電電流を回転子回転角に対して
正弦波で変化させる必要があるために回転子回転角を精
密に検出しなければならない。スロットル開度センサと
既存の位置センサを用いて3相通電方式を実現したのが
本実施例であり、以下に図9と図10併用して説明す
る。図10は制御装置20を示す構成図であり、前述の
実施例1〜4で説明した部分と相違する点のみ説明す
る。
【0099】モータ制御手段22Aからは、偏差Δθお
よび位置センサ15a〜15cから演算されたPWMデ
ューティ1〜3および通電相選択信号1〜3が出力され
て、モータ駆動手段23Aへ伝達される。モータ制御手
段22A中には、回転角検出手段221が備えられてい
る。モータ駆動手段23には、上流側駆動段をドライブ
するAND論理群23h、下流側駆動段をドライブする
AND論理群23i、およびAND論理群23hおよび
23iの通電相選択信号1〜3入力に並列に反転論理群
23jが備えられている。PWMデューティ1〜3は、
AND論理群23hに独立して入力される。また、PW
Mデューティおよび回転子回転角の関係は下式で表され
る。
【0100】 PWMデューティ1=PWMデューティ×Sin2γ (9−1) PWMデューティ2=PWMデューティ×Sin2(γ−60゜)(9−2) PWMデューティ3=PWMデューティ×Sin2(γ+60゜)(9−3) γ:回転子回転角
【0101】また、通電相選択信号もγの関数で表され
る。
【0102】 通電相選択信号(1,2,3)=f(γ) (10)
【0103】次に動作を説明する。検出器出力は、位置
センサ15a〜15cを用いて回転子の回転角が30°
間隔で生成される。モータが回転して検出器出力が生成
されると、制御装置20は、その位置での各相に加わる
磁束密度に対応した相電流となるように、PWMデュー
ティ1〜3および通電相選択信号を出力する。
【0104】例えば、図9のT1点では、B相から供給
した電流をA相とC相に均等に分岐するように流し、こ
れによって回転子が30゜回転すると、T2の点では、
A相からB相、C相に流すようにPWMデューティ1〜
3および通電相選択信号を出力してモータを制御する。
【0105】T1およびT2の時点では検出器出力が反
転するので、回転子回転角γに対する各相電流は上記式
(9−1)(9−2)(9−3)から求められるが、T
1の時点とT2の時点の間では、回転子回転角を直接検
出することができないため、回転角検出手段221でス
ロットル開度センサ13からの実開度θrと減速機16
のギヤ比εとから求めたモータ回転角γを用いて制御す
る。
【0106】 γ=ε・θr (11) ε:減速機16のギヤ比
【0107】以上の動作をフローチャートで表すと図1
1のようになる。まず、図3および図6で説明した手順
で求めたPWMデューティを読込み(S110)、位置
センサ15a〜15cの出力を読み込む(S111)。
次に位置センサの出力パターンが反転したかどうかを判
定し(S112)、反転した場合はその出力パターンで
決まる通電相1〜3とPWMデューティ1〜3を決定し
(S113、S114)、結果を出力する(S120、
S121)。S112で非反転と判定した場合は、回転
子回転角γを式(11)で求め(S115)、γから通
電相選択信号を式(10)で求め(S116)、γから
PWMデューティ1〜3を式(9−1)(9−2)(9
−3)で求めて(S117、S118、S119)、S
120とS121で出力する。
【0108】実施例6.以下に本発明の実施例6を説明
する。実施例5では、既存の位置センサとスロットル開
度センサを用いて3相通電方式を構成したが、実施例6
では図9に示す基準位置信号を用いて構成する。
【0109】実施例6における基準位置信号は、ブラシ
レスモータに内蔵されるかあるいは別置きの位置センサ
により出力され、この位置センサは、A相に加わる磁束
密度Φがゼロクロスする点でパルス信号を出力する。制
御装置20はこの信号によって一義的に決まる図示され
た通電相および相電流でモータを制御し、以降は、磁束
密度のモータ回転に対する規則的変化(正弦波)を利用
して、スロットル開度センサの出力から式(11)で推
定される回転子回転角で通電相および相電流を制御す
る。
【0110】なお、基準信号は、実施例3で述べたイニ
シャライズ動作時に、スロットル開度センサの全閉・全
開学習とともにその値が学習される。
【0111】実施例7.本発明の実施例7として、図9
に示すごとく、相に加わる磁束密度すなわち回転子回転
角度が一義的に決まる位置にスロットルバルブの全閉位
置信号が出力されるように構成して、基準位置信号とし
て全閉位置信号を用いることもできる。
【0112】実施例8.本発明の実施例8として、相に
加わる磁束密度すなわち回転子回転角度の絶対値が一義
的に決まる位置にスロットルバルブ開度センサを配する
ことで、θrから直接PWMデューティおよび通電相を
選択することもできる。
【0113】すなわち、実施例8では、実施例6の式
(11)を式(9−1)(9−2)(9−3)および式
(10)に代入し、次の式を得、
【0114】 PWMデューティ1=PWMデューティ×Sin2ε・θr (9-1a) PWMデューティ2=PWMデューティ×Sin2(ε・θr−60゜)(9-2b) PWMデューティ3=PWMデューティ×Sin2(ε・θr+60゜)(9-3c) 通電相選択信号(1,2,3)=f(ε・θr) (10a)
【0115】これらの式を用いて制御を実行する。
【0116】実施例9.なお、以上に述べた本発明の実
施例は、目標開度設定手段21を制御装置20に内蔵し
た例を示したが、他の車載装置(例えば、エンジン制御
装置)に備えるようにして、データ通信を用いて制御装
置20に目標開度θ0を伝送しても良い。
【0117】また、相電流検出器23fの位置を、下流
の最終段スイッチング素子群23eの下流に位置した構
成で示したが、上流の最終段スイッチング素子群23d
の上流に位置しても良い。
【0118】また、実施例3で実際のヒステリシストル
クhysをイニシャライズ動作中に求めるとして説明し
たが、通常動作中でのスロットル開度と相電流との関係
からヒステリシストルクhysを求める手法を用いても
良い。
【0119】また、実施例3においては、補正デューテ
ィαおよびβについて、ヒステリシストルクhysの関
数α(hys)β(hys)、電源電圧Vbの関数α
(Vb)β(Vb)、およびこれらの積hys・Vbの
関数α(hys・Vb)β(hys・Vb)として説明
したが、ヒステリシストルクhysや電源電圧Vbを変
数とする係数Kを補正デューティαおよびβに乗じても
良い。すなわち、式(3a)〜(3c)を下式(3d)
〜(3f)に、式(6a)〜(6c)を下式(6d)〜
(6f)にそれぞれ置き換えて制御しても良い。
【0120】 duty2=+α・K(hys) (Δθが正のとき) =−α・K(hys) (Δθが負のとき) (3d)
【0121】 duty3=+β・K(hys) (t<T0/2のとき) =−β・K(hys) (t<T0/2のとき)(6d)
【0122】 duty2=+α・K(Vb) (Δθが正のとき) =−α・K(Vb) (Δθが負のとき) (3e)
【0123】 duty3=+β・K(Vb) (t<T0/2のとき) =−β・K(Vb) (t<T0/2のとき)(6e)
【0124】 duty2=+α・K(hys・Vb) (Δθが正のとき) =−α・K(hys・Vb) (Δθが負のとき)(3f)
【0125】 duty3=+β・K(hys・Vb) (t<T0/2のとき) =−β・K(hys・Vb)(t<T0/2のとき) (6f)
【0126】さらに、上述した実施例では、実施例1〜
4で説明したヒステリシストルクを補正して、制御性に
優れたエンジンの吸入空気量制御装置を得る場合と、実
施例5〜8で説明したエンジンの吸入空気量制御装置を
得る場合とをそれぞれ別個に説明したが、これらを組み
合わせることにより、第1の目的である、制御対象を構
成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシストルクを
キャンセルすることができことができると共に、第2の
目的である、安価に制御性に優れた三相通電方式を構成
することができて、通電を行う固定子巻き線(相)を切
り換えるときに生じるブラシレスモータの急激なトルク
変動を防止することができ、もって、その制御性能をよ
り向上させることができることは明らかである。
【0127】例えば、実施例5で説明した、エンジンの
吸入空気量制御装置において、実施例1または実施例2
でそれぞれ説明した、第1デューティ補正手段22a、
第2デューティ補正手段22bを設ければ、安価な三相
通電方式による制御性の向上とともに、ヒステリシスト
ルクを削減することができ、制御性のより向上化を実現
することができる。
【0128】さらに、上述のエンジンの吸入空気量制御
装置において、第2デューティ補正手段22bを用いる
場合に、スロットル開度センサを非接触方式で構成する
ことにより、スロットル開度センサの寿命低下を防止で
きる。
【0129】また、さらには、上述のエンジンの吸入空
気量制御装置において、実施例4で述べたように、上記
固定子巻き線を流れる相電流とスロットル開度との関係
から上記ヒステリシストルクを検出して、第1、または
第2デューティ補正手段22a、22bが出力する所定
デューティ値を補正するヒステリシス補正手段22cを
備えたり、電圧補正手段22dを備えれば、より制御性
の向上を図ることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るエンジンの吸入
空気量制御装置によれば、エンジンの吸入空気通路通路
に回転軸で支持されたスロットルバルブと、上記回転軸
と減速機を介して連結される回転子と固定子巻き線を有
するブラシレスモータと、上記回転軸の回転角を検出し
て上記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開
度センサと、各種車両情報から上記スロットルバルブの
開度を設定する目標開度設定手段と、上記スロットル開
度センサから得られる実際のスロットルバルブ開度と上
記目標開度設定手段で設定された目標のスロットルバル
ブ開度との開度偏差に基づいて上記固定子巻き線に通電
される相電流値を演算し、この演算された相電流値に相
当するPWMデューティを出力するモータ制御手段と、
上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、上記スロ
ットルバルブを駆動するに際して生じるヒステリシスト
ルクに対応して上記PWMデューティを補正するPWM
デューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流れる相電
流とスロットル開度との関係から上記ヒステリシストル
クを検出して、上記PWMデューティ補正手段が出力す
る所定デューティ値を補正するヒステリシス補正手段
を備え、上記PWMデューティ補正手段は、上記開度偏
差が生じた時に、上記モータ制御手段により出力される
PWMデューティに対して、所定デューティを上記開度
偏差の極性に応じて加減することで、上記PWMデュー
ティを補正するようにしたので、PWMデューティに、
ヒステリシストルク相当分の所定デューティを上記開度
偏差の極性に応じて加減することにより、制御対象を構
成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシストルクを
キャンセルすることができ、制御性能を向上させること
ができる。また、ヒステリシストルクをより正確にキャ
ンセルすることができ、その制御性能をより向上させる
ことができる。本発明の請求項2に係るエンジンの吸入
空気量制御装置によれば、エンジンの吸入空気通路通路
に回転軸で支持されたスロットルバルブと、上記回転軸
と減速機を介して連結される回転子と固定子巻き線を有
するブラシレスモータと、上記回転軸の回転角を検出し
て上記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開
度センサと、各種車両情報から上記スロットルバルブの
開度を設定する目標開度設定手段と、上記スロットル開
度センサから得られる実際のスロットルバルブ開度と上
記目標開度設定手段で設定された目標のスロットルバル
ブ開度との開度偏差に基づいて上記固定子巻き線に通電
される相電流値を演算し、この演算された相電流値に相
当するPWMデューティを出力するモータ制御手段と、
上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、上記スロ
ットルバルブを駆動するに際して生じるヒステリシスト
ルクに対応して上記PWMデューティを補正するPWM
デューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流れる相電
流とスロットル開度との関係から上記ヒステリシストル
クを検出して、上記PWMデューティ補正手段が出力す
る所定デューティ値を補正するヒステリシス補正手段
を備え、上記PWMデューティ補正手段は、上記モータ
制御手段により出力されるPWMデューティに対して、
所定デューティを一定周期で正負に重畳させることよ
り、制御対象を構成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒス
テリシストルクをキャンセルすることができ、制御性能
を向上させることができる。また、ヒステリシストルク
をより正確にキャンセルすることができ、その制御性能
をより向上させることができる。本発明の請求項3に係
るエンジンの吸入空気量制御装置は、請求項2のエンジ
ンの吸入空気量制御装置において、前記スロットル開度
センサは非接触方式で構成するようにしたので、従来の
接触形スロットル開度センサに比べ、スロットル開度セ
ンサの寿命を長寿化させることができる。本発明の請求
項4に係るエンジンの吸入空気量制御装置は、請求項1
乃至請求項3のいずれかのエンジンの吸入空気量制御装
置において、上記PWMデューティ補正手段が出力する
所定デューティ値を電源電圧に応じて補正する電圧補正
手段を備えたため、PWMデューティによる相電流が電
源電圧により変動するのを防止でき、ヒステリシストル
クを正確にキャンセルすることができ、もって、その制
御性能を向上させることができる。本発明の請求項5に
係るエンジンの吸入空気量制御装置は、エンジンの吸入
空気通路通路に回転軸で支持されたスロットルバルブ
と、上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固
定子巻き線を有するブラシレスモータと、上記回転軸
回転角を検出して上記スロットルバルブの開度を検出す
るスロットル開度センサと、各種車両情報から上記スロ
ットルバルブの開度を設定する目標開度設定手段と、上
記回転子の回転角を、上記スロットル開度センサの出力
信号に基づいて求める回転角検出手段と、上記回転角検
出手段の出力信号に基づいて、かつ上記スロットル開度
センサから得られる実際のスロットルバルブ開度と上記
目標開度設定手段で設定された目標のスロットルバルブ
開度との開度偏差に基づいて、上記各固定子巻き線に通
電される相電流値を各固定子巻き線ごとに独立して演算
し、各相電流値に相当するPWMデューティを出力する
モータ制御手段と、上記モータ制御手段からの指令に基
づいて上記ブラシレスモータに電流を供給するモータ駆
動手段と、上記スロットルバルブを駆動するに際して生
じるヒステリシストルクに対応して上記PWMデューテ
ィを補正するPWMデューティ補正手段と、上記固定子
巻き線を流れる相電流とスロットル開度との関係から上
記ヒステリシストルクを検出して、上記PWMデューテ
ィ補正手段が出力する所定デューティ値を補正するヒス
テリシス補正手段を備えたため、既存の設備を使うこと
により制御性に優れた三相通電方式を構成することがで
きる。また、上記PWMデューティ補正手段は、上記開
度偏差が生じた時に、上記モータ制御手段により出力さ
れるPWMデューティに対して、所定デューティを上記
開度偏差の極性に応じて加減することで、上記PWMデ
ューティを補正するものであるため、安価に三相通電方
式を構成することができて、通電を行う固定子巻き線
(相)を切り換えるときに生じるブラシレスモータの急
激なトルク変動を防止することができるとともに、制御
対象を構成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシス
トルクをキャンセルし、制御性能を向上させることがで
きる。さらに、ヒステリシス補正手段が、相電流値とス
ロットル開度の関係から実際のヒステリシストルクを検
出し、これによって、補正手段の所定デューティを補正
することにより、ヒステリシストルクをより正確にキャ
ンセルすることができ、もって、その制御性能を向上さ
せることができる。本発明の請求項6に係るエンジンの
吸入空気量制御装置は、エンジンの吸入空気通路通路に
回転軸で支持されたスロットルバルブと、上記回転軸と
減速機を介して連結される回転子と固定子巻き線を有す
るブラシレスモータと、上記回転軸 の回転角を検出して
上記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度
センサと、各種車両情報から上記スロットルバルブの開
度を設定する目標開度設定手段と、上記回転子の回転角
を、上記スロットル開度センサの出力信号に基づいて求
める回転角検出手段と、上記回転角検出手段の出力信号
に基づいて、かつ上記スロットル開度センサから得られ
る実際のスロットルバルブ開度と上記目標開度設定手段
で設定された目標のスロットルバルブ開度との開度偏差
に基づいて、上記各固定子巻き線に通電される相電流値
を各固定子巻き線ごとに独立して演算し、各相電流値に
相当するPWMデューティを出力するモータ制御手段
と、上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラ
シレスモータに電流を供給するモータ駆動手段と、上記
スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステリシ
ストルクに対応して上記PWMデューティを補正するP
WMデューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流れる
相電流とスロットル開度との関係から上記ヒステリシス
トルクを検出して、上記PWMデューティ補正手段が出
力する所定デューティ値を補正するヒステリシス補正手
段を備えたため、既存の設備を使うことにより制御性に
優れた三相通電方式を構成することができる。また、上
記PWMデューティ補正手段は、上記モータ制御手段に
より出力されるPWMデューティに対して、所定デュー
ティを一定周期で正負に重畳させることで、上記PWM
デューティを補正するようにしたので、安価に三相通電
方式を構成することができて、通電を行う固定子巻き線
(相)を切り換えるときに生じるブラシレスモータの急
激なトルク変動を防止することができるとともに、制御
対象を構成する各摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシス
トルクをキャンセルし、制御性能を向上させることがで
きる。さらに、ヒステリシス補正手段が、相電流値とス
ロットル開度の関係から実際のヒステリシストルクを検
出し、これによって、補正手段の所定デューティを補正
することにより、ヒステリシストルクをより正確にキャ
ンセルすることができ、もって、その制御性能を向上さ
せることができる。本発明の請求項7に係るエンジンの
吸入空気量制御装置は、請求項6のエンジンの吸入空気
量制御装置において、前記スロットル開度センサは非接
触方式で構成したため、請求項6の効果に加えて、さら
に、従来の接触形スロットル開度センサに比べ、その寿
命を長寿化させることができる。本発明の請求項8に係
るエンジンの吸入空気量制御装置は、請求項5乃至請求
項7のいずれかのエンジンの吸入空気量制御装置におい
て、上記PWMデューティ補正手段が出力する所定デュ
ーティ値を電源電圧に応じて補正する電圧補正手段を備
えたため、請求項5乃至請求項9の効果に加えて、さら
に、電源電圧補正手段が、電源電圧に基づいて補正手段
の所定デューティを補正することにより、PWMデュー
ティによる相電流が電源電圧により変動するのを防止で
き、ヒステリシストルクを正確にキャンセルすることが
でき、もって、その制御性能を向上させることができ
る。本発明の請求項9に係るエンジンの吸入空気量制御
装置は、請求項5乃至請求項8のいずれかのエンジンの
吸入空気量制御装置において、上記回転子と上記固定子
巻き線との相対位置を表す基準位置信号を定め、上記回
転角検出手段は、上記基準位置信号と上記スロットル開
度センサの出力信号とに基づいて上記回転子の回転角を
求めるようにしたので、回転角を検出するために、既存
の設備を使用することができ、低コスト化を図ることが
できる。本発明の請求項10に係るエンジンの吸入空気
量制御装置は、請求項9のエンジンの吸入空気量制御装
置において、上記基準位置信号は、上記スロットルバル
ブの全閉位置信号を用いるようにしたので、回転角を検
出するために、既存の設備を使用することができ、低コ
スト化を図ることができる。本発明の請求項11に係る
エンジンの吸入空気量制御装置は、請求項5乃至請求項
8のいずれかのエンジンの吸入空気量制御装置におい
て、上記回転角検出手段は、上記スロットル開度センサ
を上記回転子の回転角が一義的に決定される位置に配設
することで構成したため、回転角を検出するために、既
存の設備を使用することができ、低コスト化を図ること
ができる。
【0131】
【0132】
【0133】
【0134】
【0135】
【0136】
【0137】
【0138】
【0139】
【0140】
【0141】
【0142】
【0143】
【0144】
【0145】
【0146】
【図面の簡単な説明】
【図1】 吸入空気量制御装置の全体構成を示す図であ
る。
【図2】 実施例1の制御装置の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】 実施例1の制御デューティを決定するフロー
チャートである。
【図4】 実施例1の通電相を決定するフローチャート
である。
【図5】 実施例2の制御装置の詳細構成を示す図であ
る。
【図6】 実施例2の制御デューティを決定するフロー
チャートである。
【図7】 実施例3の制御装置の詳細構成であり、実施
例1の構成に適用した図である。
【図8】 実施例3の制御装置の詳細構成であり、実施
例2の構成に適用した図である。
【図9】 実施例5〜8の通電方式の動作原理図であ
る。
【図10】 実施例5の制御装置の詳細構成を示す図で
ある。
【図11】 実施例5の動作のフローチャートである。
【図12】 ブラシレスモータを使用したスロットルア
クチュエータのスロットル開度対駆動トルク特性を示す
図である。
【図13】 モータ回転角検出器出力を用いた動作原理
図である。
【符号の説明】
11 スロットルバルブ、12 回転軸、13 スロッ
トル開度センサ、15ブラシレスモータ、21 目標開
度設定手段、22、22A モータ制御手段、23、2
3A モータ駆動手段、22a 第1デューティ補正手
段、22b第2デューティ補正手段、22c ヒステリ
シス補正手段、22d 電圧補正手段、221 回転角
検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02P 6/16 H02P 6/02 371N (56)参考文献 特開 平2−125937(JP,A) 特開 平5−240070(JP,A) 特開 平2−298802(JP,A) 特開 昭62−206248(JP,A) 特開 平6−265039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸入空気通路通路に回転軸で
    支持されたスロットルバルブと、 上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固定子
    巻き線を有するブラシレスモータと、 上記回転軸の回転角を検出して上記スロットルバルブの
    開度を検出するスロットル開度センサと、 各種車両情報から上記スロットルバルブの開度を設定す
    る目標開度設定手段と、 上記スロットル開度センサから得られる実際のスロット
    ルバルブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目標
    のスロットルバルブ開度との開度偏差に基づいて上記固
    定子巻き線に通電される相電流値を演算し、この演算さ
    れた相電流値に相当するPWMデューティを出力するモ
    ータ制御手段と、 上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
    スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、 上記スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステ
    リシストルクに対応して上記PWMデューティを補正す
    PWMデューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流れる相電流とスロットル開度との
    関係から上記ヒステリシストルクを検出して、上記PW
    Mデューティ補正手段が出力する所定デューティ値を補
    正するヒステリシス補正手段と を備え、 上記PWMデューティ補正手段は、上記開度偏差が生じ
    た時に、上記モータ制御手段により出力されるPWMデ
    ューティに対して、所定デューティを上記開度偏差の極
    性に応じて加減することで、上記PWMデューティを補
    正することを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装
    置。
  2. 【請求項2】 エンジンの吸入空気通路通路に回転軸で
    支持されたスロットルバルブと、 上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固定子
    巻き線を有するブラシレスモータと、 上記回転軸の回転角を検出して上記スロットルバルブの
    開度を検出するスロットル開度センサと、 各種車両情報から上記スロットルバルブの開度を設定す
    る目標開度設定手段と、 上記スロットル開度センサから得られる実際のスロット
    ルバルブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目標
    のスロットルバルブ開度との開度偏差に基づいて上記固
    定子巻き線に通電される相電流値を演算し、この演算さ
    れた相電流値に相当するPWMデューティを出力するモ
    ータ制御手段と、 上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
    スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、 上記スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステ
    リシストルクに対応して上記PWMデューティを補正す
    PWMデューティ補正手段と、上記固定子巻き線を流
    れる相電流とスロットル開度との関係から上記ヒステリ シストルクを検出して、上記PWMデューティ補正手段
    が出力する所定デューティ値を補正するヒステリシス補
    正手段と を備え、 上記PWMデューティ補正手段は、上記モータ制御手段
    により出力されるPWMデューティに対して、所定デュ
    ーティを一定周期で正負に重畳させることで、上記PW
    Mデューティを補正することを特徴とするエンジンの吸
    入空気量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のエンジンの吸入空気量制御装
    置において、 前記スロットル開度センサは非接触方式で構成されてい
    ることを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかのエン
    ジンの吸入空気量制御装置において、 上記PWMデューティ補正手段が出力する所定デューテ
    ィ値を電源電圧に応じて補正する電圧補正手段を備えた
    ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの吸入空気通路通路に回転軸で
    支持されたスロット ルバルブと、 上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固定子
    巻き線を有するブラシレスモータと、 上記回転軸の回転角を検出して上記スロットルバルブの
    開度を検出するスロットル開度センサと、 各種車両情報から上記スロットルバルブの開度を設定す
    る目標開度設定手段と、 上記回転子の回転角を、上記スロットル開度センサの出
    力信号に基づいて求める回転角検出手段と、 上記回転角検出手段の出力信号に基づいて、かつ上記ス
    ロットル開度センサから得られる実際のスロットルバル
    ブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目標のスロ
    ットルバルブ開度との開度偏差に基づいて、上記各固定
    子巻き線に通電される相電流値を各固定子巻き線ごとに
    独立して演算し、各相電流値に相当するPWMデューテ
    ィを出力するモータ制御手段と、 上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
    スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、 上記スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステ
    リシストルクに対応して上記PWMデューティを補正す
    るPWMデューティ補正手段と、 上記固定子巻き線を流れる相電流とスロットル開度との
    関係から上記ヒステリシストルクを検出して、上記PW
    Mデューティ補正手段が出力する所定デューティ値を補
    正するヒステリシス補正手段と を備え、 上記PWMデューティ補正手段は、上記開度偏差が生じ
    た時に、上記モータ制御手段により出力されるPWMデ
    ューティに対して、所定デューティを上記開度偏差の極
    性に応じて加減することで、上記PWMデューティを補
    正する ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装
    置。
  6. 【請求項6】 エンジンの吸入空気通路通路に回転軸で
    支持されたスロットルバルブと、 上記回転軸と減速機を介して連結される回転子と固定子
    巻き線を有するブラシ レスモータと、 上記回転軸の回転角を検出して上記スロットルバルブの
    開度を検出するスロットル開度センサと、 各種車両情報から上記スロットルバルブの開度を設定す
    る目標開度設定手段と、 上記回転子の回転角を、上記スロットル開度センサの出
    力信号に基づいて求める回転角検出手段と、 上記回転角検出手段の出力信号に基づいて、かつ上記ス
    ロットル開度センサから得られる実際のスロットルバル
    ブ開度と上記目標開度設定手段で設定された目標のスロ
    ットルバルブ開度との開度偏差に基づいて、上記各固定
    子巻き線に通電される相電流値を各固定子巻き線ごとに
    独立して演算し、各相電流値に相当するPWMデューテ
    ィを出力するモータ制御手段と、 上記モータ制御手段からの指令に基づいて上記ブラシレ
    スモータに電流を供給するモータ駆動手段と、 上記スロットルバルブを駆動するに際して生じるヒステ
    リシストルクに対応して上記PWMデューティを補正す
    るPWMデューティ補正手段と、 上記固定子巻き線を流れる相電流とスロットル開度との
    関係から上記ヒステリシストルクを検出して、上記PW
    Mデューティ補正手段が出力する所定デューティ値を補
    正するヒステリシス補正手段と を備え、 上記PWMデューティ補正手段は、上記モータ制御手段
    により出力されるPWMデューティに対して、所定デュ
    ーティを一定周期で正負に重畳させることで、上記PW
    Mデューティを補正する ことを特徴とするエンジンの吸
    入空気量制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6のエンジンの吸入空気量制御装
    置において、 前記スロットル開度センサは非接触方式で構成されてい
    ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかのエン
    ジンの吸入空気量制御装置において、 上記PWMデューティ補正手段が出力する所定デューテ
    ィ値を電源電圧に応じて補正する電圧補正手段を備えた
    ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至請求項8のいずれかのエン
    ジンの吸入空気量制御装置において、 上記回転子と上記固定子巻き線との相対位置を表す基準
    位置信号を定め、上記回転角検出手段は、上記基準位置
    信号と上記スロットル開度センサの出力信号とに基づい
    て上記回転子の回転角を求める ことを特徴とするエンジ
    ンの吸入空気量制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9のエンジンの吸入空気量制御
    装置において、 上記基準位置信号は、上記スロットルバルブの全閉位置
    信号を用いた ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制
    御装置。
  11. 【請求項11】 請求項5乃至請求項8のいずれかのエ
    ンジンの吸入空気量制御装置において、 上記回転角検出手段は、上記スロットル開度センサを上
    記回転子の回転角が一義的に決定される位置に配設する
    ことで構成した ことを特徴とするエンジンの吸入空気量
    制御装置。
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