JP3194335B2 - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP3194335B2
JP3194335B2 JP10015694A JP10015694A JP3194335B2 JP 3194335 B2 JP3194335 B2 JP 3194335B2 JP 10015694 A JP10015694 A JP 10015694A JP 10015694 A JP10015694 A JP 10015694A JP 3194335 B2 JP3194335 B2 JP 3194335B2
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泰嗣 竹末
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを用
いたレーザビームプリンタなどに組み込まれる感光体ド
ラムの周面上に残留したトナーを掻き取るためのクリー
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式複写機やレーザービームプリ
ンタなどのように電子写真方式による作像装置では、感
光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写して画像を形成
しているが、転写工程が終了した後も、感光体ドラムの
周面上は、トナーが僅かながら残留した状態となってい
る。感光体ドラム上に残留したトナー(以下、「残留ト
ナー」ともいう)をそのままにして次工程に移行すると
黒点やスジなどの画像ノイズが現れて画像品位の低下を
招くことから、転写工程の後には、感光体ドラム周面上
の残留トナーを除去するクリーニング工程が設けられて
いる。
【0003】感光体ドラムのクリーニングを行うクリー
ニング装置は種々の方式があるが、そのなかでも、ブレ
ードクリーニング装置が主流となっている。このブレー
ドクリーニング装置は、ゴムなどの弾性体からなるブレ
ードを感光体ドラム表面に圧接し、機械的に残留トナー
を掻き取るものであり、感光体ドラムに対するブレード
の押し当て方により、図4(1)(2)に示すように、
2つの方式に分けられる。
【0004】その1つは、図4(1)に示すように、感
光体ドラム5の被クリーニング面5aとブレード6との
なす角βが鈍角となるように感光体ドラム5周面にブレ
ード6先端を当接させる順ブレード方式であり、他の1
つは、同図(2)に示すように、感光体ドラム5の被ク
リーニング面5aとブレード6とのなす角βが鋭角とな
るように感光体ドラム5周面にブレード6先端を当接さ
せる逆ブレード方式である。順ブレード方式はカウンタ
ー方式とも称され、逆ブレード方式はトレーリング方式
とも称される。
【0005】クリーニング装置には、感光体ドラム上の
残留トナーを完全に除去するクリーニング性能が要求さ
れるが、このクリーニング性能の点では、トナーを阻止
する力が高い順ブレード方式によるブレードクリーニン
グ装置の方が、逆ブレード方式によるクリーニング装置
よりも、一般に優れている。
【0006】ところで、電子写真方式の作像装置では、
感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写するにあた
り、略水平方向に沿って形成されている記録紙搬送路に
おいて転写を行う場合には、感光体ドラムの左右位置
に、クリーニング装置および現像装置を配置しなければ
ならず、作像装置の設置面積が大きくなってしまう。
【0007】このため、記録紙を下から上に向けて搬送
する縦方向の記録紙搬送路を有し、当該縦方向の記録紙
搬送路において感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転
写するようにした作像装置が種々提案されている。この
ように構成した作像装置によれば、クリーニング装置を
感光体ドラムの上部に配置し、現像装置を下部に配置す
ることができるので、作像装置の設置面積の省スペース
化を図ることができるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、感光体ドラ
ムの上部にクリーニング装置が位置しているため、当該
クリーニング装置においては、掻き取ったトナー(以
下、「除去トナー」ともいう)を、ブレードにより残留
トナーを掻き取る部位であるクリーニング部から例えば
トナー収容室まで搬送する必要が生じてくる。すなわ
ち、感光体ドラムの左右のいずれかの位置にクリーニン
グ装置を配置する場合にあっては、クリーニング部の下
方位置にトナー収容室を設けておき、除去トナーをトナ
ー収容室に落下させるだけでよいが、感光体ドラムの上
部にクリーニング装置が位置する場合にあっては、感光
体ドラムが存在するのでトナー収容室をクリーニング部
の下方位置に設けることができず、除去トナーをクリー
ニング部からトナー収容室まで搬送する必要が生じてく
る。
【0009】このように除去トナーを搬送するタイプの
クリーニング装置では、クリーニング部からトナー収容
室に至るトナー搬送路の途中において、トナーの詰まり
が生じ、これ以降、良好なクリーニングを継続すること
ができなくなるという不具合が発生することがあった。
そこで、このタイプの従来のクリーニング装置にあって
は、トナーの詰まりを防止するために、トナーを強制的
に搬送するための特別な搬送機構、例えば、回転駆動さ
れる羽根部材などをトナー搬送路中に設けていた。
【0010】しかしながら、この特別な搬送機構が必要
となるのに伴い、クリーニング装置が複雑化するのみな
らず、コストの増加をも招いていた。
【0011】本発明は、感光体ドラムの上部に配置され
ると共に除去トナーを搬送するようにしたタイプの従来
のクリーニング装置に伴う課題を解決するためになされ
たものであり、クリーニング性能に優れた順ブレード方
式を採用し、感光体ドラム上部に位置するクリーニング
装置であって、トナーの搬送のための特別な搬送機構を
設けることなく、トナー詰まりの発生を確実に防止し得
るクリーニング装置を提供し、もって、クリーニング装
置の構造の簡素化および低コスト化を達成することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、感光体ドラムの被クリーニング面とブレー
ドとのなす角が鈍角となるように感光体ドラム周面にブ
レード先端を当接させて感光体ドラムよりトナーを掻き
取るクリーニング装置において、ブレードと当該ブレー
ドを保持する保持部材によって形成され上方に傾いて配
置されるトナー搬送面と、当該トナー搬送面の上方に設
けられ前記トナー搬送面とともにトナー搬送路を形成す
るケーシングと、前記トナー搬送面の終端より下方に広
がる空間を有するトナー収容室とを備え、トナー搬送面
終端を含む水平面からトナーの安息角に等しい傾きを持
って形成される仮想面までのトナー搬送路が上流側から
下流側にかけて順次広がるように、前記ケーシングを配
置したことを特徴とするクリーニング装置である。
【0013】
【作用】感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写した
後も、感光体ドラムの周面上には僅かながらトナーが付
着し残留した状態となっている。この残留トナーは、ブ
レードによって掻き取られるが、感光体ドラムの被クリ
ーニング面とブレードとのなす角が鈍角であるため、ブ
レードがトナーを阻止する力は高く、感光体ドラム上の
残留トナーは完全に除去される。したがって、次の転写
を行っても黒点などの画像ノイズが現れることはなく、
高品位の画像が形成される。
【0014】ブレードによって被クリーニング面から掻
き取られたトナーは、上方に傾いているトナー搬送面上
を下流側に向けて搬送される。クリーニングの継続に伴
って順次搬送されてきたトナーは、トナー搬送路におい
て山盛りの状態で溜まってくる。そして、溜まったトナ
ーの斜面が水平面に対してなす角度がトナーの安息角以
上になると、山盛りの状態のトナーは、トナー搬送面の
終端からトナー収容室まで、自然と崩れて行く。さら
に、トナー搬送路は、少なくとも、トナーの安息角に基
づいて定まる所定の部位までは順次広がっている。した
がって、トナー搬送面の終端近傍でトナーが詰まること
がなくなり、良好なクリーニングが継続される。
【0015】また、トナー詰まりを防止するに当たり、
トナー搬送用の特別の搬送機構をトナー搬送路に設けて
いないため、クリーニング装置は複雑なものにならず、
コストの増加を招くことがない。
【0016】さらに、除去したトナーを詰まらせること
なくトナー収容室に案内できるため、クリーニング装置
を感光体ドラムの上部に配置し、現像装置などを感光体
ドラムの下部に配置することにより、作像装置の設置面
積が小さくなる。
【0017】
【実施例】次に、図示する実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は、電子写真プロセスを用いた作像
装置の一例としてのレーザビームプリンタの全体構造を
示す概略図であり、プリンタ本体11の図1における左
側がプリンタの正面となっている。このプリンタ本体1
1の底部側にはプリンタ本体11の後方に向けて下向き
に傾斜してシート収容部12が内蔵され、このシート収
容部12の上に記録紙が積層して保持される。シート収
容部12の先端部はプリンタ本体11の外部にせり出し
得るようになっており、リーガルサイズなどの長い記録
紙を保持する場合には、シート収容部12の先端部をせ
り出させることになる。また、記録紙の幅方向を規制す
るために、シート収容部12には幅規制板13が設けら
れている。記録紙のシート収容部12に対する装填を容
易に行ない得るようにすべく、前面カバー14がプリン
タ本体11に対して開閉自在に取付けられている。
【0018】プリンタ本体11の中央部にはレーザービ
ーム走査光学系ユニット15が備えられ、プリンタ本体
11の後端部に設けられたヒンジ部16を中心に揺動自
在に蓋部材17が取付けられ、プリンタ本体11内に
は、蓋部材17の下側に位置させて作像カートリッジ2
0が着脱自在に装着されるようになっている。この作像
カートリッジ20がプリンタ本体11内に装填された状
態では、作像カートリッジ20を押し付けるために蓋部
材17の内面には、図示しない押圧部材やばね部材を取
付けるようにしている。また、蓋部材17には図示しな
いロック機構が備えられており、蓋部材17が閉じられ
ると、蓋部材17はプリンタ本体11にロックされ、ロ
ックを解除すると蓋部材17を開放することができる。
【0019】シート収容部12の上に載置された記録紙
は、給紙ローラ21およびカム22とこれらに接触する
ピンチローラ23とにより1枚ずつ給紙されて、ガイド
部材に案内されながら搬送され、蓋部材17に形成され
た開口部24から蓋部材17の上にプリンタの前方向に
向けて排出される。
【0020】作像カートリッジ20は、イメージカート
リッジあるいは作像ユニットとも指称され、樹脂製のケ
ーシングの内部に感光体ドラム25が回転自在に組み込
まれている。また、この感光体ドラム25に供給される
トナーも、ケーシング内に区画形成した後述するホッパ
内に収容されており、トナーがなくなった場合あるいは
トナーの残量が少なくなった場合には、新たな作像カー
トリッジ20に交換される。このような作像カートリッ
ジ20は、レーザビームプリンタなどの作像装置の小型
化を図るために開発されたものである。
【0021】感光体ドラム25に形成された潜像を記録
紙に転写するための転写ローラ26が、プリンタ本体1
1に回転自在に取付けられている。転写画像を記録紙に
対して熱融着するために、プリンタ本体11には定着ロ
ーラ27、28が取付けられている。画像が形成された
記録紙を排出口24を経て蓋部材17の上に排出するた
めに、蓋部材17の内側には排紙ローラ対29が取付け
られている。このように図示するレーザビームプリンタ
は、記録紙を下から上に向けて搬送する縦方向の記録紙
搬送路を有し、当該縦方向の記録紙搬送路において感光
体ドラム25上のトナー像を記録紙に転写するようにな
っている。
【0022】光学系ユニット15は、図示しない半導体
レーザーとコリメータレンズとからなる光源からの光が
照射されるボリゴンミリー31を有しており、さらに折
り返しミラー32やトロイダルミラー33などの公知の
部材を有している。この光学系ユニット15からは、窓
部に設けられたガラス34を透過したレーザビームが感
光体ドラム25に照射される。
【0023】図2は、本発明に係るクリーニング装置を
組み込んだ作像カートリッジ20の内部構造を示す概略
断面図である。
【0024】作像カートリッジ20は、上ケーシング4
0と下ケーシング41とからなるカートリッジ本体を有
している。このカートリッジ本体内には、感光体ドラム
25などが収納される現像部材収納室42と、この現像
部材収納室42に供給するトナーが収容されるトナー収
容室43とが設けられ、さらに本発明に係るクリーニン
グ装置65が組み込まれている。
【0025】トナー収容室43はホッパと指称され、下
ケーシング41と、これに一体的に形成した隔壁44
と、上部開口を閉じる蓋状ケーシング45とによってカ
ートリッジ本体内に区画形成されている。上ケーシング
40の先端面には、光学系ユニット15からのレーザビ
ームが入射する入射開口部48が形成され、この入射開
口部48から感光体ドラム25に至る光路ガイド部49
が、カートリッジ本体内に形成されている。
【0026】現像部材収納室42には、感光体ドラム2
5が回転自在に組込まれている。感光体ドラム25の外
周面には帯電ブラシ47が接触しており、この帯電ブラ
シ47により外周面は所定の電位に帯電される。この感
光体ドラム25に隣接して設けられたスリーブ駆動ロー
ラ50には、樹脂製の現像スリーブ51が設けられてお
り、この現像スリーブ51は駆動ローラ50の外表面と
の間の摩擦力により搬送され、駆動ローラ50の回転に
従動して回転する。現像スリーブ51の内径は駆動ロー
ラ50の外径よりも若干大きい寸法を有している。この
現像スリーブ51を感光体ドラム25に向かう方向に沿
って駆動ローラ50の表面に対して密着させる押えテー
プ52が、現像スリーブ51の軸方向両端部に摺接する
ように取付けられている。この押えテープ52により、
現像スリーブ51は、感光体ドラム25に当接する位置
においては、駆動ローラ50の表面から若干離間し、た
わんだ状態で感光体ドラム25に当接している。
【0027】感光体ドラム25の表面にはレーザビーム
によって静電潜像が形成され、現像スリーブ51を介し
て供給されたトナーが静電潜像に付着して、感光体ドラ
ム25の表面にトナー画像が形成される。そして、記録
紙にこのトナー画像が転写されるようになっている。
【0028】また、現像部材収納室42には、窓部60
が形成された窓枠形状を有するシール部材59が駆動ロ
ーラ50の軸方向に沿って設けられている。シール部材
59はウレタンフォームなどからなり、その下側枠部5
9aが駆動ローラ50の下側と下ケーシング41との間
に位置している。この下側枠部59aにより、現像スリ
ーブ51の下側部分を駆動ローラ50に対して圧接させ
る下シールが構成されている。
【0029】シール部材59と隔壁44との間に形成さ
れる空間であるバッファ53には、ホッパ43に収容さ
れたトナーが隔壁44に形成されたトナー供給口54を
通って送り込まれる。バッファ53内のトナーを現像ス
リーブ51に供給するため、平板形状を有する羽根部材
56と、この羽根部材56と所定の隙間を隔てて位置す
る供給ローラ57がバッファ53内に回転自在に設けら
れている。現像スリーブ51へのトナーの付着量を規制
してトナー薄層を形成すると共にトナーを摩擦帯電する
ために、規制ブレード61が所定の線圧の下で現像スリ
ーブ51に接触している。
【0030】また、ホッパ43内には、収容されたトナ
ーを撹拌しつつトナー供給口54に搬送するトナー搬送
部材55が回転自在に設けられている。トナー搬送部材
55には、可撓性を有する例えばポリエステルフィルム
より形成され、トナーを撹拌、搬送するフィルム62が
設けられている。
【0031】本発明に係るクリーニング装置65は、ブ
レードクリーニング方式によるものであり、感光体ドラ
ム25周面に当接するブレード66を有している。この
ブレード66は、耐摩耗性に優れ、感光体ドラム25に
化学的に悪影響を与えないなどの観点から、例えばポリ
ウレタンゴムなどの弾性体から形成されている。また、
このクリーニング装置65にあっては順ブレード方式を
採用しており、ブレード66先端は、感光体ドラム25
の被クリーニング面25aとブレード66とのなす角が
鈍角となるように、感光体ドラム25周面に当接してい
る。このブレード66は、屈曲形状を有するブレードホ
ルダ67(保持部材に相当する)に取り付けられ保持さ
れている。
【0032】ブレードホルダ67は、図示するように、
第1と第2の屈曲部68,69を有し、これら屈曲部6
8,69を境界にして、第1、第2および第3の傾斜面
71,72,73が設けられている。第1の傾斜面71
は、ブレードホルダ67の図中右端に位置する一端部6
7aから第1屈曲部68にかけて上方に傾いて形成され
た傾斜面であり、第2の傾斜面72は、第1屈曲部68
から第2屈曲部69にかけて下方に傾いて形成された傾
斜面であり、第3の傾斜面73は、第2屈曲部69から
図中左端に位置する他端部67bにかけて上方に傾いて
形成された傾斜面である。前記ブレード66は、ブレー
ドホルダ67の前記一端部67aから突出して延びるよ
うに、第1傾斜面71の下面側に保持されている。第1
傾斜面71は、水平面に対して角度θの傾きを持って上
方に傾斜しているが、この角度θは、ブレード66によ
るクリーニング機能を好適に発揮し得る所定の角度に設
定されている。
【0033】クリーニング装置65は感光体ドラム25
の上部に位置しているため、ブレード66で掻き取った
除去トナーをクリーニング部74から搬送する必要があ
る。このため、ブレード66とブレードホルダ67の第
1傾斜面71とによって、上方に傾いて配置されるトナ
ー搬送面75が形成されている。また、このトナー搬送
面75の上方に設けられている上ケーシング40は、ト
ナー搬送面75とともに、除去トナーを搬送するための
トナー搬送路76を形成している。さらに、上ケーシン
グ40は、第2、第3傾斜面72,73とともに、除去
トナーを収容するトナー収容室77をも形成している。
このトナー収容室77は、トナー搬送面75の終端であ
る第1屈曲部68から下方に広がる空間であるため、ト
ナー収容室77の内容積が大きくなり、より多量の除去
トナーを収容することが可能となっている。
【0034】また、上ケーシング40には、感光体ドラ
ム25の表面に接触する薄板部材78が取り付けられて
いる。薄板部材78は、残留トナーを通過させる一方、
除去トナーを受けとって下方側の空間にこぼさないよう
にするシール部材として機能する。トナー搬送路76お
よびトナー収容室77は、薄板部材78、ブレード66
およびブレードホルダ67によって、掻き取った除去ト
ナーが作像カートリッジ20内に飛散しないようにシー
ルされている。
【0035】本実施例のクリーニング装置65にあって
は、特に、上ケーシング40は、トナー搬送面75に対
して直交する間隔が、クリーニング部74からトナー搬
送面75の終端68にかけて順次大きくなるように、配
置されている。具体的に数値を例示すれば、上ケーシン
グ40とトナー搬送面75との間の間隔は、クリーニン
グ部74近傍ではL1=10.4mmであるのに対し
て、トナー搬送面75の終端である第1屈曲部68近傍
ではL2=16.0mmであり、クリーニング部74か
ら第1屈曲部68にかけて、前記間隔が順次大きくなっ
ている。換言すれば、上ケーシング40は、トナー搬送
路76が上流側から下流側にかけて順次広がるように、
配置されている。
【0036】ここで、トナー搬送路76を順次広げなけ
ればならない最下流側の位置は、少なくとも次ぎの位置
までである。すなわち、最下流側の位置は、トナー搬送
面75の終端である第1屈曲部68を含む水平面Hから
トナーの安息角αに等しい傾きを持って形成される仮想
面Nの位置までである。なお、トナーの安息角αとは、
トナーを水平板上に山盛りした場合に、トナーが自然に
崩れだすときの斜面の水平板に対する角度をいう。
【0037】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0038】感光体ドラム25上のトナー像を記録紙に
転写する転写工程が終了した後も、感光体ドラム25の
周面上は、僅かながら残留トナーが付着した状態となっ
ている。この残留トナーは、クリーニング装置65のブ
レード66によって機械的に掻き取られるが、当該クリ
ーニング装置65は順ブレード方式を採用しているた
め、ブレード66がトナーを阻止する力は高く、感光体
ドラム25上の残留トナーは完全に除去される。したが
って、次の転写工程を行っても黒点などの画像ノイズが
現れることはなく、高品位の画像を形成することができ
る。
【0039】ブレードによって掻き取られた除去トナー
は、その後に掻き取られる除去トナーで押されるように
して、クリーニング部74からトナー搬送面75に案内
され、トナー搬送路76を通って下流側に向けて搬送さ
れる。
【0040】クリーニングを継続することにより、図3
に示すように、除去したトナーは、トナー搬送路76の
トナー搬送面75上に山盛りの状態で溜まってくる。そ
して、溜まったトナーの斜面が水平面Hに対してなす角
度がトナーの安息角α以上になると、山盛り状態のトナ
ーは、第2傾斜面72を経てトナー収容室77まで、自
然と崩れて行く。さらに、トナー搬送路76は、クリー
ニング部74から、少なくとも、トナーの安息角αに基
づいて定まる所定の部位までは順次広がっている。した
がって、第1屈曲部68の近傍でトナーが詰まることが
なくなる。
【0041】しかも、トナー詰まりを防止するに当た
り、トナー搬送用の特別の搬送機構をクリーニング装置
65に設ける構成でもないため、クリーニング装置65
は複雑なものにならず、コストの増加を招くこともな
い。
【0042】また、本実施例のレーザビームプリンタ
は、縦方向の記録紙搬送路を有するため、クリーニング
装置65を感光体ドラム25の上部に配置し、現像装置
を下部に配置することができ、レーザビームプリンタの
設置面積の省スペース化を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーニング性能に優れた順ブレード方式を採用し、感
光体ドラム上部に位置するクリーニング装置であって、
トナーの搬送のための特別な搬送機構を設けることな
く、トナー詰まりの発生を確実に防止し得るクリーニン
グ装置を提供でき、もって、クリーニング装置の構造の
簡素化および低コスト化を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、電子写真プロセスを用いた作像装置
の一例としてのレーザビームプリンタの全体構造を示す
概略図である。
【図2】 図2は、本発明に係るクリーニング装置を組
み込んだ作像カートリッジの内部構造を示す概略断面図
である。
【図3】 図3は、本発明に係るクリーニング装置の要
部を示す概略断面図である。
【図4】 図4(1)(2)は、ブレードクリーニング
装置の2つの方式の説明に供する図である。
【符号の説明】
25…感光体ドラム 25a…被クリーニング面 40…上ケーシング(ケーシング) 65…クリーニング装置 66…ブレード 67…ブレードホルダ(保持部材) 68…第1屈曲部(トナー搬送面の終端) 69…第2屈曲部 71…第1傾斜面 72…第2傾斜面 73…第3傾斜面 74…クリーニング部 75…トナー搬送面 76…トナー搬送路 77…トナー収容室 H…トナー搬送面終端を含む水平面 N…仮想面 α…トナーの安息角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 秀幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−372982(JP,A) 特開 平5−297715(JP,A) 特開 平5−11600(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの被クリーニング面とブレ
    ードとのなす角が鈍角となるように感光体ドラム周面に
    ブレード先端を当接させて感光体ドラムよりトナーを掻
    き取るクリーニング装置において、 ブレードと当該ブレードを保持する保持部材によって形
    成され上方に傾いて配置されるトナー搬送面と、 当該トナー搬送面の上方に設けられ前記トナー搬送面と
    ともにトナー搬送路を形成するケーシングと、 前記トナー搬送面の終端より下方に広がる空間を有する
    トナー収容室とを備え、トナー搬送面終端を含む水平面からトナーの安息角に等
    しい傾きを持って形成される仮想面までのトナー搬送路
    が上流側から下流側 にかけて順次広がるように、前記ケ
    ーシングを配置したことを特徴とするクリーニング装
    置。
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