JP3194037B2 - 枚葉回転処理方法及びその装置 - Google Patents

枚葉回転処理方法及びその装置

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JP3194037B2
JP3194037B2 JP27329497A JP27329497A JP3194037B2 JP 3194037 B2 JP3194037 B2 JP 3194037B2 JP 27329497 A JP27329497 A JP 27329497A JP 27329497 A JP27329497 A JP 27329497A JP 3194037 B2 JP3194037 B2 JP 3194037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハ等の被処理体に形成された処理膜を平坦化する枚葉
回転処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いては、例えばシリコン製ウエハの表面に絶縁膜として
酸化膜や窒化膜等の薄膜が形成される。この薄膜の形成
方法として、薄膜材料を構成する元素からなる1種又は
数種の化合物ガス、単体ガスをウエハ上に供給し、気相
又はウエハ表面での化学反応により所望の薄膜を形成さ
せるようにしたCVD(Chemical Vapor Deposition)
方法が広く採用されている。このCVD法によれば極め
て薄い良質の信頼性の高い酸化膜等の薄膜を形成するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記CVD
法により形成される酸化膜は中心部が周辺部より薄いす
り鉢状に形成される傾向にある。その理由は、酸化膜等
の薄膜を形成する方法は、バッチ式にて処理するために
ガス供給をウエハの外周方向から行っている。そのた
め、ウエハ外周部はガス濃度が高く、またヒータが外周
部にあるため温度も高いためにウエハ外周部の膜厚が厚
くなるからである。
【0004】このように膜厚が不均一な状態でコンタク
トホールを形成すると、所定の膜厚より厚い部分はコン
タクトホールの孔径が小さくなり、また逆に膜厚が薄い
部分ではコンタクトホールの孔径が大きくなってしま
い、コンタクトホールの孔径のバラツキが生じ、製品歩
留まりの低下をきたすという問題があった。
【0005】また、CVD法以外の薄膜形成において
も、膜厚が均一にならない場合があり、例えば中心部が
***した山形状に膜厚が形成されるような場合もあり、
このような場合においても、上述と同様にコンタクトホ
ールの孔径にバラツキが生じ、製品歩留まりの低下をき
たすという問題がある。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体の表面に形成された処理膜を平坦にして製
品歩留まりの向上を図れるようにした枚葉回転処理方法
及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、処理膜が形成された被処理
体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液
を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であっ
て、 上記処理膜の膜厚を少なくとも被処理体の外周部
と中心部とでそれぞれ検出し、その検出信号に基づいて
上記処理液の供給手段を、上記被処理体の外周部から中
心部へ移動させるようにした、ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、処理膜が形
成された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を
溶解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転
処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を少なくとも被
処理体の外周部と中心部とでそれぞれ検出し、その検出
信号に基づいて上記処理液の供給手段を、上記被処理体
の中心部から外周部へ移動させるようにした、ことを特
徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、処理膜が形成さ
れた被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶解
する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処理
方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、
上記被処理体の回転を一定にし、上記検出工程で得ら
れた膜厚検出情報に基づいて上記処理液の供給手段を、
上記被処理体の外周部から中心部へ移動速度を可変にし
て移動させるようにする工程と、を有することを特徴と
する
【0010】また、請求項4の発明は、処理膜が形成さ
れた被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶解
する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処理
方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、
上記被処理体の回転を一定にし、上記検出工程で得ら
れた膜厚検出情報に基づいて上記処理液の供給手段を、
上記被処理体の中心部から外周部へ移動速度を可変にし
て移動させるようにする工程と、を有することを特徴と
する
【0011】この場合、上記処理液供給手段の移動速度
を、処理膜形成面の複数の設定ポンイントごとに変える
ようにする方が好ましい(請求項5)。また、上記処理
液供給手段の移動形態は、直線移動あるいは曲線移動の
いずれであってもよい(請求項6,7)。
【0012】また、請求項8の発明は、処理膜が形成さ
れた被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶解
する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処理
方法であって、 上記処理膜の膜厚を上記被処理体の回
転保持手段への載置前に検出し、その検出信号に基づい
て上記処理液の供給手段を、上記被処理体の外周部から
中心部へ移動させるようにした、ことを特徴とする
【0013】また、請求項9の発明は、処理膜が形成さ
れた被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶解
する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処理
方法であって、 上記処理膜の膜厚を上記被処理体の回
転保持手段への載置前に検出し、その検出信号に基づい
て上記処理液の供給手段を、上記被処理体の中心部から
外周部へ移動させるようにした、ことを特徴とする
【0014】また、請求項10の発明は、処理膜が形成
された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶
解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処
理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程
と、 上記検出工程で得られた膜厚検出情報に基づいて
上記処理液の供給手段を、上記被処理体の外周部から中
心部へ移動させる工程と、 上記処理液供給手段を被処
理体の中心部へ移動させる工程の後、更に処理液を上記
被処理体の中心部に一定時間だけ供給して被処理体全面
に渡り処理液を供給する工程と、を有することを特徴と
する
【0015】また、請求項11の発明は、処理膜が形成
された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜を溶
解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回転処
理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程
と、 上記検出工程で得られた膜厚検出情報に基づいて
上記処理液の供給手段を、上記被処理体の中心部から外
周部へ移動させる工程と、 上記処理液供給手段を被処
理体の外周部へ移動させる工程の後、更に処理液供給手
段を被処理体の中心部に移動後、中心部に一定時間だけ
供給して被処理体全面に渡り処理液を供給する工程と、
を有することを特 徴とする
【0016】また、請求項12記載の発明は、処理膜が
形成された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜
溶解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回
転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を少なくとも
上記被処理体の外周部と中心部とでそれぞれ検出する工
程と、 予め設定された上記処理膜のエッチングレート
と、上記検出工程で得られた膜厚検出情報とに基づき上
記処理液の希釈液の供給手段の移動速度を通過地点ごと
に演算によりそれぞれ求める工程と、 上記被処理体の
中心部上方から上記処理液を供給する工程と、 上記検
出信号に基づいて上記被処理体の周辺部側に処理液の希
釈液を供給しながら、上記各通過点ごとの移動速度とな
るように上記希釈液供給手段の移動速度を制御して、こ
の供給手段を被処理体の周辺部から中心部に向けて移動
させる工程と、を有することを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明において、上記処理
膜の膜厚を検出し、その検出信号に基づいて上記処理液
又は希釈液の少なくとも一方の供給量を制御させるよう
にする方が好ましい(請求項13)。また、上記希釈液
供給手段の移動速度を処理膜形成面の複数の設定ポイン
トごとに変えるようにする方が好ましい(請求項
)。
【0018】また、上記被処理体の回転速度を一定に
し、処理液供給手段から処理膜上に供給される処理液の
吐出量を一定にする方が好ましい(請求項15)。ま
た、上記処理膜の膜厚の検出を、被処理体の回転保持手
段への載置前に行なうようにしてもよい(請求項
)。更には、上記希釈液供給手段を被処理体の中心部
へ移動した後、更に処理液を上記被処理体の中心部に一
定時間だけ供給して被処理体全面に渡り処理液を供給す
るようにしてもよい(請求項17)。
【0019】また、請求項18記載の発明は、処理膜が
形成された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜
溶解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回
転処理装置であって、 上記被処理体の外周部から中心
部に移動可能な処理液供給手段と、 少なくとも上記被
処理体の外周部と中心部の上記処理膜の膜厚を検出する
膜厚検出手段と、 上記膜厚検出手段からの検出信号に
基づいて上記処理液供給手段の移動速度を可変に制御す
る移動制御手段とを具備する、ことを特徴とする。
【0020】請求項18記載の発明において、上記移動
制御手段は、上記処理液供給手段の移動速度を、処理膜
形成面の複数の設定ポイントごとに変えるように制御す
る方が好ましい(請求項19)
【0021】また、請求項20記載の発明は、処理膜が
形成された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜
溶解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回
転処理装置であって、 上記被処理体の中心部上方から
上記処理液を供給する処理液供給手段と、 上記被処理
体に上記処理液の希釈液を供給する希釈液供給手段と、
少なくとも上記被処理体の外周部と中心部の上記処理
膜の膜厚を検出する膜厚検出手段と、 予め設定された
上記処理膜のエッチングレートと、上記膜厚検出手段で
得られた膜厚検出情報とに基づき上記希釈液供給手段の
移動速度を通過地点ごとに演算によりそれぞれ求め、上
記処理液供給手段より上記被処理体の中心部上方から上
記処理液を供給する間に、上記被処理体に希釈液を供給
しながら、上記希釈液供給手段を被処理体の周辺部から
中心部に向けて移動すると共に、上記各通過点ごとの移
動速度となるように上記希釈液供給手段の移動速度を制
御する制御手段とを、具備することを特徴とする
【0022】また、請求項21記載の発明は、処理膜が
形成された被処理体を回転しつつ上記処理膜上に処理膜
溶解する処理液を供給して処理膜を平坦化する枚葉回
転処理装置であって、 上記被処理体の中心部上方から
上記処理液を供給する処理液供給手段と、 上記被処理
体の周辺部側に上記処理液の希釈液を供給すると共に、
被処理体の周辺部から中心部に移動可能な希釈液供給手
段と、 上記処理膜の膜厚を検出する膜厚検出手段と、
上記膜厚検出手段からの検出信号に基づいて上記処理
液又は希釈液の少なくとも一方の供給量を制御すると共
に、上記希釈液供給手段の移動を制御する制御手段と
を、具備することを特徴とする。
【0023】なお、この発明において、上記処理液は、
処理膜を溶解する液体であれば任意の液体でよく、例え
ばフッ酸溶液、フッ酸硝酸混合溶液あるいはリン酸溶液
のいずれかを使用することができる。また、上記希釈液
は、上記処理液を希釈するものであれば任意の液体でよ
く、処理液より濃度が低い処理液を用いることも可能で
ある。
【0024】請求項1ないし4又は18記載の発明によ
れば、膜厚検出手段によって処理膜の膜厚を検出し、そ
の検出信号に基づいて処理液供給手段を、回転する被処
理体の外周部から中心部へ移動、あるいは逆に中心部か
ら外周部へ移動させて被処理膜上に処理液を供給するこ
とにより、処理膜を平坦化することができ、特に、膜厚
がすり鉢状に形成される場合に好適である。この場合、
処理膜の膜厚に応じて処理液供給手段の移動速度を制御
することにより、更に膜厚の均一化を図ることができ
る。
【0025】また、請求項12又は20,21記載の発
明によれば、被処理体を回転させた状態で、被処理体の
中心部上方から処理液を供給し、被処理体の周辺部に処
理液の希釈液を供給すると共に、希釈液供給手段を被処
理体の中心部に向けて移動することにより、処理膜を平
坦化することができ、特に、膜厚の中心部が***した山
形状に形成される場合に好適である。この場合、処理膜
膜厚を検出し、その検出信号に基づいて処理液又は希釈
液の少なくとも一方の供給量を制御させると共に、希釈
液供給手段の移動を制御することにより、更に膜厚の均
一化を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの処理処理装置に適用した場合について説明す
る。
【0027】◎第一実施形態 図1はこの発明に係る枚葉回転処理装置の第一実施形態
を示す概略断面図、図2はその要部断面図、図3は図2
の平面図である。
【0028】上記枚葉回転処理装置は、被処理体である
半導体ウエハW(以下にウエハという)を回転可能に保
持する保持手段例えばスピンチャック1と、このスピン
チャック1にて保持されたウエハWの表面に形成された
処理膜例えば酸化膜2に向かって酸化膜を溶解する処理
液3例えば希フッ酸液(DHF)を供給する処理液供給
ノズル4(処理液供給手段)と、処理液3によって処理
された後のウエハW表面にリンス液5例えば純水を供給
するリンス液供給ノズル6と、酸化膜2の膜厚を検出す
る膜厚センサ7(膜厚検出手段)とを具備してなる。
【0029】上記スピンチャック1は、図示しないメカ
ニカルチャックによってウエハWを保持し得るようにな
っている。このスピンチャック1は、回転軸1aがモー
タ8の駆動軸に連結され、垂直軸(Z軸)回りに回転自
在に形成されている。また、モータ8の電源スイッチは
制御手段例えば中央演算処理装置(CPU)16の出力
側に接続され、その回転速度が制御されるようになって
いる。なお、モータ8は図示しない昇降機構によって昇
降可能に形成されている。
【0030】また、図2に示すように、スピンチャック
1の外周及び底部はカップ9によって覆われている。カ
ップ9は同心に設けられた内カップ21及び外カップ2
2とで主要部が構成されており、処理時にウエハWから
遠心分離される処理液3やリンス液5を受け止め、更に
外部へ排出するようになっている。また、内カップ21
及び外カップ22の底部には排気通路9a及び2つのド
レン管9b,9cがそれぞれ設けられており、排気通路
9aは排気ポンプ(図示せず)の吸込み側に連通してい
る。更に、内カップ21の内側すなわちスピンチャック
1の下方領域を包囲するように受けカップ23が設けら
れており、この受けカップ23の内部に溜った液がドレ
ン管9bを介して外部へ排出されるようになっている。
内カップ21と外カップ22との間隙に入った液体はド
レン管9cを介して外部へ排出されるようになってい
る。このように構成されるカップ9は昇降機構24によ
ってZ軸方向に移動可能に支持されている。
【0031】また、処理液供給ノズル4は供給チューブ
11を介して処理液供給源すなわち処理液収容タンク1
2に接続されている。処理液収容タンク12には処理液
3が収容されている。この処理液3は、50重量%濃度
のフッ酸液1に対して水99の割合で混合希釈した希フ
ッ酸液(DHF)である。また、上記供給チューブ11
には例えばダイアフラムポンプ等の流量制御手段13
と、フィルタ14が介設されている。この流量制御手段
13の動作部は上記CPU16の出力側に接続され、処
理液供給ノズル4に供給される処理液3の流量が制御さ
れるようになっている。
【0032】上記リンス液供給ノズル6は、リンス液供
給チューブ11aを介してリンス液供給源15に接続さ
れている。リンス液供給源15にはリンス液例えば純水
5が収容されている。また、リンス液供給源15からリ
ンス液供給ノズル6に至るまでのチューブ11aには流
量制御部40が介設されている。この流量制御部40の
動作部は上記CPU16の出力側に接続されて、リンス
液供給ノズル6に供給されるリンス液の流量が制御され
るようになっている。
【0033】一方、上記膜厚センサ7は移動機構36の
アーム37の先端部に取り付けられている。アーム37
の基端部は部材38によりシリンダ39のロッド39a
に取り付けられている。この膜厚センサ7は、ウエハW
に非接触の状態でウエハW表面の酸化膜2の膜厚を検出
し得るセンサであって、例えば光学式膜厚計又は楕円偏
光計(elipsometer)を使用することができる。ここで
は、スピンチャック1上で膜厚センサ7により酸化膜2
の膜厚を検出するようにしているが、スピンチャック1
とは別の箇所で酸化膜2の膜厚を予め検出しておくよう
にしてもよい。
【0034】上記のようにして膜厚センサ7によって検
出された検出情報(信号)は、制御手段例えばCPU1
6に送られ、このCPU16において予め実験等によっ
て得られた酸化膜2のエッチングレート情報(設定エッ
チングレート)と比較演算処理されて、その出力信号が
上記モータ8、移動機構10,10a,36及び流量制
御手段13,40に伝達されるようになっている。これ
により、スピンチャック1及びウエハWの回転、処理液
供給ノズル4やリンス液供給ノズル6の移動速度及び処
理液供給量等が制御される。
【0035】この場合、酸化膜2の膜厚はウエハ周辺部
より中心部の方が薄いすり鉢状に形成されているため、
特に処理液供給ノズル4の移動速度の制御が重要にな
る。そこで、処理液供給ノズル4の移動速度を制御する
には、次のような方法で行う。すなわち、酸化膜2の膜
厚は、図5に示すように、初期プロファイルがすり鉢状
に形成されるので、目標プロファイルにするためには、
各ポイントP1〜Pnごとにエッチング量X1〜Xnを除去
(エッチング)すればよい。なお、プロファイルとは、
膜厚を膜厚方向に切断したときの表面形状のことをい
う。ここで、特定温度、特定濃度の希フッ酸液におい
て、処理時間(tn)とエッチング量(Xn)との関係
は、Xn=k・tn……(1)となる。但し、kはエッチ
ングレートを表わす係数である。例えば熱酸化膜(Th
−酸化膜)を希フッ酸液(50%フッ酸液:純水=1:
99)を用いて23.0℃(室温)でエッチングする場
合は、係数kは0.5Å/secである。
【0036】したがって、各ポイントを目標プロファイ
ルまでエッチングするのに要する時間tnは、tn=Xn
/k……(2)となる。ウエハWのエッジ部は、処理開
始から処理終了まで常に処理液すなわちフッ酸液が存在
するため全処理時間はtEとなる。ウエハエッジからポ
イントP1までの間のエッチング量の差ΔXE,1をつけ
るには、tE−t1の時間差をつければならない。言い換
えれば、ウエハエッジからポイントP1までの間をtE−
t1の時間で処理液供給ノズル4が移動すればΔXE,1
のエッチング量の差がつく。
【0037】したがって、ウエハエッジからポイントP
1までの間の距離をLE,1とすると、処理液供給ノズル4
の移動速度VE,1は、 VE,1=LE,1/(tE−t1)となる。これに上記
(1)式を代入すると、 VE,1=k/LE,1/ΔXE,1……(3)となり、 各ポイント間では、処理液供給ノズル4の移動速度V
n-1,nは、 Vn-1,n=k・Ln-1,n/ΔXE,1……(4)となる。 なお、測定ポイント数(速度変更ポイント数)は、多け
れば多い程平坦化の制御性が良くなる。
【0038】上述した処理液供給ノズル4の移動速度
を、図6を参照して更に具体的に説明する。図6に示す
プロファイルをもつCVD酸化膜2を希フッ酸液(50
%フッ酸液:純水=1:99)を用いて処理液温度=2
3.0℃でエッチングし、980Åの平坦な面にする場
合、50%フッ酸液:純水=1:99を用いて処理液温
度=23.0℃でエッチングし、酸化膜2を厚さ980
Åの均一な膜厚にする(表面を平均化する)ときは、エ
ッチングレートkを4Å/secに設定する。この場
合、上記(4)式(Vn-1n=k・Ln-1n/Δ
E,1)を用いて各区間ごとに次のように処理液供給ノ
ズル4の移動速度及び移動所要時間が求まる。なお、ウ
エハWのサイズは8インチ径である。
【0039】 VE,1=4×25/30=3.35mm/sec移動時間:7.5sec V1,2=4×25/10=10mm/sec 移動時間:2.5sec V2,3=4×25/ 5=20mm/sec 移動時間:1.25sec V3,C=4×25/ 5=20mm/sec 移動時間:1.25sec 更に、処理液供給ノズル4をウエハWの中心部の直上に
5秒間だけ停止させ、希フッ酸液を酸化膜2の全面に行
き渡らせ、全体を均等に20Åエッチングする。
【0040】上記処理液供給ノズル4の移動所要時間と
停止時間とを合計すると、エッチング処理に要する総所
要時間は、17.5秒間である。
【0041】次に、上記枚葉回転処理装置を用いた枚葉
回転処理方法の手順について図4を参照して説明する。
まず、酸化膜2の種類と処理液の成分と、温度とで規定
される酸化膜2のエッチングレートを予め設定しておく
(工程S1)。この設定エッチングレートはCPU16
のメモリ部に格納される。
【0042】次に、酸化膜2形成面が上を向くようにウ
エハWをスピンチャック1上に載置する(工程S2)。
膜厚センサ7をスキャンさせて酸化膜2の膜厚を少なく
ともウエハWの周辺部と中心部とでそれぞれ検出し、そ
の検出信号をCPU16に入力する(工程S3)。な
お、上記工程S2の前に別の場所で酸化膜2の膜厚を検
出しておき、その検出信号を予めCPU16に送ってお
くようにしてもよい。
【0043】次に、上記工程S1で設定しておいた酸化
膜2のエッチングレートと、上記工程S3で得られた膜
厚検出情報とに基づき処理液供給ノズル4の移動速度を
通過地点ごとに演算によりそれぞれ求める(工程S
4)。次いで、処理液供給ノズル4をウエハWの周辺部
の上方に位置決めする(工程S5)。次いで、CPU1
6はスピンチャック1に指令信号を送り、ウエハWを約
300rpmの回転速度で回転させる(工程S6)。
【0044】ウエハWの回転中に酸化膜2に向けて処理
液供給ノズル4から処理液3の吐出供給を開始する(工
程S7)。CPU16は移動機構10に指令信号を送
り、処理液供給ノズル4の移動速度を制御する。このと
き、処理液供給ノズル4を上記工程S4で求めた各通過
地点ごとの移動速度となるように処理液供給ノズル4の
移動速度を制御しながら、処理液供給ノズル4をウエハ
Wの周辺部から中心部に向けてスキャン移動させる(工
程S8)。このスキャン移動中に吐出供給された処理液
3により酸化膜2はエッチングされ、酸化膜2の表面は
平坦化される。ウエハWの中心部の上方に処理液供給ノ
ズル4を停止させ、更に5秒間だけ酸化膜2を全面エッ
チングする(工程S9)。
【0045】その後、処理液供給ノズル4からの処理液
3の吐出を停止し、処理液供給ノズル4を退避させる
(工程S10)。次いで、リンス液供給ノズル6をウエハ
Wの周辺部から中心部に向けて移動させながらリンス液
例えば純水5をウエハWにかけ、処理液3を酸化膜2か
ら洗い流す(工程S11)。なお、処理液供給ノズル4の
退避中にリンス工程S11を開始するようにしてもよい。
この洗浄終了後、ウエハWを乾燥し(工程S12)、その
後、ウエハWをスピンチャック1上から搬出する(工程
S13)。
【0046】なお、ウエハWの回転数と処理液供給ノズ
ル4の移動速度との関係を調べたところ、酸化膜2の初
期の膜厚レンジ(酸化膜2の膜厚の最大値と最小値との
差分)が41Åである場合、ウエハWの回転数を一定
(300rpm)として、処理液供給ノズル4の移動速
度を20mm/sec,40mm/sec及び100m
m/secの場合の残存膜厚を調べたところ、図7に示
すように、ノズル移動速度が20mm/secのときに
膜厚レンジは31Åであり、エッチング量が10Åと最
適であることが判った。なお,ノズル移動速度が40m
m/secのときに膜厚レンジは33Åとなり、ノズル
移動速度が100mm/secのときに膜厚レンジは3
8Åとなった。
【0047】また、処理液供給ノズル4の移動速度を2
0mm/secとしてウエハの回転速度を60rpm,
300rpm,1200rpm,2400rpm及び3
600rpmと変え上記と同様に膜厚レンジを調べたと
ころ、図8に示すように、ウエハWの回転数が300r
pmのときに膜厚レンジは31Åとなり、エッチング量
が最適であることが判った。なお、ウエハ回転数が60
rpmのときに膜厚レンジは38Åとなり、ウエハ回転
数が1200rpmのときに膜厚レンジは33Åとな
り、ウエハ回転数が2400rpmのときに膜厚レンジ
は35Åとなり、ウエハ回転数が3600rpmのとき
に膜厚レンジは44Åとなった。
【0048】上記図7及び図8に示す結果から明らかな
ように、酸化膜2の膜厚差が10Åの場合には、ウエハ
Wの回転数を300rpmとし、処理液供給ノズル4の
移動速度を20mm/secとすることにより、酸化膜
2の表面を平坦にすることができる。
【0049】◎第二実施形態 図9はこの発明に係る枚葉回転処理装置の第二実施形態
を示す概略断面図である。
【0050】第二実施形態は、上記第一実施形態におけ
る処理液供給ノズル4をウエハWの中心部から周辺部に
移動させつつ処理液例えば希フッ酸液(DHF)を吐出
供給させてすり鉢状の処理膜例えば酸化膜2を平坦化す
るようにした場合である。
【0051】次に、第二実施形態の枚葉回転処理装置を
用いてウエハW表面に形成されたすり鉢状の酸化膜2を
平坦化する手順について図9ないし図12を参照して説
明する。なお、第二実施形態において、第一実施形態と
重複する部分の説明は省略する。
【0052】第二実施形態における工程S1からS4まで
は上記第一実施形態と同じである。工程S4後に処理液
供給ノズル4をウエハWの中心部の上方に位置決めする
(工程S5)。次いで、CPU16はスピンチャック1
に指令信号を送り、ウエハWを約300rpmの回転速
度で回転させる(工程S6)。
【0053】ウエハWの回転中に酸化膜2に向けて処理
液供給ノズル4から処理液3の吐出供給を開始する(工
程S7)。CPU16は移動機構10に指令信号を送
り、処理液供給ノズル4の移動速度を制御する。このと
き、処理液供給ノズル4を上記工程S4で求めた各通過
地点ごとの移動速度となるように処理液供給ノズル4の
移動速度を制御しながら、処理液供給ノズル4をウエハ
Wの中心部から周辺部に向けてスキャン移動させる(工
程S8)。
【0054】この場合、酸化膜2の膜厚はウエハ周辺部
より中心部の方が薄いため、特に処理液供給ノズル4の
移動速度の制御が重要になる。そこで、処理液供給ノズ
ル4の移動速度を制御するには、次のような方法で行な
う。
【0055】図10に示すように、酸化膜2の初期プロ
ファイルはウエハ周辺部より中心部に向けて緩やかに傾
斜する下降スロープ(すり鉢状)をなしている。このよ
うなすり鉢状プロファイルを平坦な目標プロファイルに
するためには、各ポイントP1〜Pnごとにエッチング量
1〜Xnを除去すればよい。ここで、特定温度、特定濃
度の処理液例えば希フッ酸液(DHF)において、処理
時間tnとエッチング量Xnとの関係は、Xn=k・tn
…(5)となる。但し、kはエッチングレートを表わす
係数である。例えば熱酸化膜(Th−酸化膜)を希フッ
酸液(50%フッ酸液:純水=1:99)を用いて2
3.0℃(室温)でエッチングする場合は、係数kは
0.5Å/secである。
【0056】したがって、各ポイントPnを目標プロフ
ァイルまでエッチングするのに要する時間tnは、tn
n/k……(6−1)となる。ウエハWのエッジ部
は、処理開始から処理終了まで常に処理液すなわちフッ
酸液が存在するため全処理時間はtEとなる。ウエハ中
心からポイントP1までの間のエッチング量の差ΔX
C,1をつけるには、tC−t1の時間差をつければならな
い。言い換えれば、ウエハ中心からポイントP1までの
間をtC−t1の時間で処理液供給ノズル4が移動すれば
ΔXC,1のエッチング量の差がつく。
【0057】したがって、ウエハ中心からポイントP1
までの間の距離をLC,1とすると、処理液供給ノズル4
の移動速度VC,1は、 VC,1=LC,1/(tC−t1)…(6−2)となる。こ
れに上記(5)式を代入すると、 VC,1=k/LC,1/ΔXC,1……(7)となり、 各ポイント間では、処理液供給ノズル4の移動速度V
n-1,nは、 Vn-1,n=k・Ln-1,n/ΔXC,1……(8)となる。 なお、測定ポイント数(速度変更ポイント数)は、多け
れば多い程平坦化の制御性が良くなる。
【0058】上述した処理液供給ノズル4の移動速度
を、図11を参照して更に具体的に説明する。図11に
示すプロファイルをもつCVD酸化膜2を希フッ酸液
(50%フッ酸液:純水=1:99)を用いて処理液温
度=23.0℃でエッチングし、酸化膜2を厚さ980
Åの均一な膜厚にする(表面を平均化する)ときは、エ
ッチングレートkを4Å/secに設定する。この場
合、上記(8)式(Vn-1,n=k・Ln-1,n/Δ
C,1)を用いて各区間ごとに次のように処理液供給ノ
ズル4の移動速度及び移動所要時間が求まる。なお、ウ
エハWのサイズは8インチ径である。
【0059】 VC,1=4×25/30=20mm/sec 移動時間:1.25sec V1,2=4×25/10=20mm/sec 移動時間:1.25sec V2,3=4×25/ 5=10mm/sec 移動時間:2.5sec V3,E=4×25/ 5=3.35mm/sec移動時間:7.5sec 処理液供給ノズル4がウエハエッジの上方位置に到達す
ると、処理液供給ノズル4からの処理液の吐出を停止さ
せ、処理液供給ノズル4をウエハ中心の上方位置に戻
す。そして、処理液供給ノズル4をウエハ中心部の直上
に停止させ(工程S9)、処理液供給ノズル4から5秒
間だけ処理液を吐出させ、更に、全体を均等に20Åエ
ッチングする(工程S10)。
【0060】上記処理液供給ノズル4の移動所要時間と
停止時間とを合計すると、エッチング処理に要する総所
要時間は、17.5秒間である。なお、第二実施形態に
おいて、工程S11から工程S13までは上記第一実施形態
と同じであるので、説明は省略する。
【0061】◎第三実施形態 図13はこの発明に係る枚葉回転処理装置の第三実施形
態を示す概略断面図、図14はその要部の平面図であ
る。
【0062】第三実施形態は、中心部が***した山形状
の処理膜2Aを平坦化するようにした場合である。第三
実施形態の枚葉回転処理装置は、ウエハWを回転可能に
保持する保持手段例えばスピンチャック1と、このスピ
ンチャック1にて保持されたウエハWの表面に形成され
た処理膜例えば酸化膜2Aの中心部に向かって処理液3
例えば希フッ酸液(DHF)を供給する処理液供給ノズ
ル4(処理液供給手段)と、ウエハWの周辺部側に処理
液3の希釈液5a例えば純水を供給する希釈液供給ノズ
ル17(希釈液供給手段)と、酸化膜2Aの膜厚を検出
する膜厚センサ7とを具備してなる。また、膜厚センサ
7によって検出された検出信号を上記第一実施形態と同
様にCPU16に送り、CPU16にて予め記憶された
処理膜エッチングレート情報と比較演算処理された制御
信号によって希釈液供給ノズル17にチューブ11bを
介して接続する希釈液供給源例えば希釈液収容タンク1
8からの希釈液5aの供給量を制御する例えばダイアフ
ラムポンプ等の流量制御手段13Aを制御し得るように
構成されている。
【0063】この場合、希釈液供給ノズル17は、図1
4に示すように、ノズル移動機構40のアーム41の先
端部に取り付けられている。アーム41の基端部はモー
タ42の駆動軸に取り付けられている。ノズル移動機構
40は上記CPU16からの指令を受けてモータ42を
駆動させ、これによりアーム41がウエハWの上方でZ
軸回りに旋回し、希釈液供給ノズル17がウエハWの周
辺部から中心部に向けて曲線移動するように構成されて
いる。
【0064】なお、第三実施形態において、その他の部
分は上記第一及び第二実施形態と同じであるので、同一
部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0065】次に、上記のように構成される第三実施形
態の枚葉回転処理装置を用いてウエハW表面に形成され
た酸化膜2を平坦化する手順について図15を参照して
説明する。まず、上記第一実施形態と同様に、酸化膜2
Aの種類と、処理液の成分と、温度とで規定される酸化
膜2Aのエッチングレートを予め設定しておく(工程S
21)。この設定エッチングレートはCPU16のメモリ
部に格納される。
【0066】次に、酸化膜2A形成面が上を向くように
ウエハWをスピンチャック1上に載置する(工程S2
2)。膜厚センサ7をスキャンさせて酸化膜2Aの膜厚
を少なくともウエハWの周辺部と中心部とでそれぞれ検
出し、その検出信号をCPU16に入力する(工程S2
3)。なお、上記工程S22の前に装置とは別の場所で酸
化膜2Aの膜厚を検出しておき、その検出信号を予めC
PU16に送っておくようにしてもよい。
【0067】次に、上記工程S21で設定しておいた酸化
膜2Aのエッチングレートと、上記工程S23で得られた
膜厚検出情報とに基づき希釈液供給ノズル17の移動速
度を通過地点ごとに演算によりそれぞれ求める(工程S
24)。次いで、処理液供給ノズル4をウエハWの周辺部
の上方に位置決めすると共に、希釈液供給ノズル17を
ウエハWの周辺部の上方に位置決めする(工程S25)。
次いで、CPU16はスピンチャック1に指令信号を送
り、ウエハWを約300rpmの回転速度で回転させる
(工程S26)。
【0068】ウエハWの回転中に酸化膜2Aに向けて処
理液供給ノズル4から処理液3の吐出供給を開始する
(工程S27)。更に、ウエハWの回転中に酸化膜2Aに
向けて希釈液供給ノズル17から希釈液5aの吐出供給
を開始すると共に、希釈液供給ノズル17のスキャン移
動を開始する(工程S28)。このとき、CPU16は流
量制御手段13,13Aに指令信号を送り、処理液又は
希釈液の少なくとも一方の供給量を膜厚に応じて制御し
てして供給する。また、CPU16は移動機構40に指
令信号を送り、希釈液供給ノズル17の移動速度を制御
する。この時、希釈液供給ノズル17を上記工程S24で
求めた各通過地点ごとの移動速度となるように希釈液供
給ノズル17の移動速度を制御しながら、希釈液供給ノ
ズル17をウエハWの周辺部から中心部に向けてスキャ
ン移動させる。この希釈液供給ノズル17のスキャン移
動中においても処理液供給ノズル4からは酸化膜2Aに
向けて一定量の処理液たる希フッ酸液が吐出供給され続
けており、これにより酸化膜2Aはエッチングされる。
処理液3はウエハ周縁部の方から希釈液例えば純水5a
と混合し始め、希釈される濃度が薄められるので、エッ
チングレートはウエハ中心部よりもウエハ周辺部の方が
小さくなる。このため、エッチング量はウエハ周辺部よ
りもウエハ中心部の方が大きくなり、酸化膜2Aの山形
状プロファイルが改善され、酸化膜2Aの表面は平坦化
する。
【0069】上記のようにして希釈液供給ノズル17を
ウエハ中心部へ向けて移動した後、ウエハ中心部の上方
にて希釈液供給ノズル17の移動を停止させる(工程S
29)。更に、5秒間だけ処理液供給ノズル4から処理液
3を吐出させ続けて、酸化膜2Aを全面エッチングす
る。
【0070】次に、処理液供給ノズル4からの処理液3
の吐出を停止し、処理液供給ノズル4を退避させる(工
程S30)。次いで、リンス液供給ノズル6をウエハWの
周辺部から中心部に向けて移動させながらリンス液例え
ば純水5をウエハWにかけ、処理液3を酸化膜2Aから
洗い流す(工程S31)。なお、処理液供給ノズル4の退
避中にリンス工程S31を開始するようにしてもよい。こ
の洗浄後、ウエハWを乾燥し(工程S32)、その後、ウ
エハWをスピンチャック1上から搬出する(工程S3
3)。
【0071】なお、上記実施形態では、希釈液5aが純
水である場合について説明したが、この代わりとして、
ウエハ中心部に供給される処理液例えば希フッ酸液3の
濃度より低い濃度の薬液を用いるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0073】1)請求項1ないし4又は18記載の発明
によれば、膜厚検出手段によって処理膜の膜厚を検出
し、その検出信号に基づいて処理液供給手段を、回転す
る被処理体の外周部から中心部へ移動、あるいは逆に中
心部から外周部へ移動させて被処理膜上に処理液を供給
することにより、処理膜を平坦化することができ、特
に、膜厚がすり鉢状に形成される場合に好適である。こ
の場合、処理膜の膜厚に応じて処理液供給手段の移動速
度を制御することにより、更に膜厚の均一化を図ること
ができる。
【0074】)請求項12又は20,21記載の発明
によれば、被処理体を回転させた状態で、被処理体の中
心部上方から処理液を供給し、被処理体の周辺部に処理
液の希釈液を供給すると共に、希釈液供給手段を被処理
体の中心部に向けて移動することにより、処理膜を平坦
化することができ、特に、膜厚の中心部が***した山形
状に形成される場合に好適である。この場合、処理膜膜
厚を検出し、その検出信号に基づいて処理液又は希釈液
の少なくとも一方の供給量を制御させると共に、希釈液
供給手段の移動を制御することにより、更に膜厚の均一
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る枚葉回転処理装置の第一実施形
態を示す概略断面図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】第一実施形態の枚葉回転処理方法の手順を示す
フローチャートである。
【図5】第一実施形態における処理膜のプロファイルを
示す要部断面図である。
【図6】図5に示す処理膜の具体的なプロファイルを示
す要部断面図である。
【図7】この発明における処理液供給手段の移動速度に
対する処理膜のエッチング量(膜厚レンジ)を示すグラ
フである。
【図8】この発明における被処理体の回転数に対する処
理膜のエッチング量(膜厚レンジ)を示すグラフであ
る。
【図9】この発明に係る枚葉回転処理装置の第二実施形
態を示す概略断面図である。
【図10】第二実施形態における処理膜のプロファイル
を示す要部断面図である。
【図11】図10に示す処理膜の具体的なプロファイル
を示す要部断面図である。
【図12】第二実施形態の枚葉回転処理方法の手順を示
すフローチャートである。
【図13】この発明に係る枚葉回転処理装置の第三実施
形態を示す概略断面図である。
【図14】図13の要部を示す平面図である。
【図15】第三実施形態の枚葉回転処理方法の手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 1 スピンチャック(保持手段) 2,2A 酸化膜(処理膜) 3 処理液 4 処理液供給ノズル(処理液供給手段) 5a 希釈液 7 膜厚センサ(膜厚検出手段) 10 処理液供給手段の移動機構 13 処理液の流量制御手段 13A 希釈液の流量制御手段 16 CPU(制御手段) 17 希釈液供給ノズル(希釈液供給手段) 40 希釈液供給手段の移動機構
フロントページの続き (72)発明者 工藤 裕幸 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東 京エレクトロン九州株式会社菊陽事業所 内 (72)発明者 米水 昭 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東 京エレクトロン九州株式会社菊陽事業所 内 (56)参考文献 特開 昭58−46643(JP,A) 特開 平3−22428(JP,A) 特開 平4−287922(JP,A) 特開 昭60−77425(JP,A) 特開 平6−84882(JP,A) 特開 平6−97151(JP,A) 実開 昭62−138440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/306,21/308

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を少なくとも被処理体の外周部と中心
    部とでそれぞれ検出し、その検出信号に基づいて上記処
    理液の供給手段を、上記被処理体の外周部から中心部へ
    移動させるようにした、ことを特徴とする枚葉回転処理
    方法。
  2. 【請求項2】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を少なくとも被処理体の外周部と中心
    部とでそれぞれ検出し、その検出信号に基づいて上記処
    理液の供給手段を、上記被処理体の中心部から外周部へ
    移動させるようにした、ことを特徴とする枚葉回転処理
    方法。
  3. 【請求項3】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、 上記被処理体の回転を一定にし、上記検出工程で得られ
    た膜厚検出情報に 基づいて上記処理液の供給手段を、上
    記被処理体の外周部から中心部へ移動速度を可変にして
    移動させるようにする工程と、 を有する ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  4. 【請求項4】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、 上記被処理体の回転を一定にし、上記検出工程で得られ
    た膜厚検出情報に 基づいて上記処理液の供給手段を、上
    記被処理体の中心部から外周部へ移動速度を可 変にして
    移動させるようにする工程と、 を有する ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  5. 【請求項5】 上記処理液供給手段の移動速度を、処理
    膜形成面の複数の設定ポンイントごとに変えるようにし
    たことを特徴とする請求項3又は4記載の枚葉回転処理
    方法。
  6. 【請求項6】 上記処理液供給手段を直線移動させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の枚
    葉回転処理方法。
  7. 【請求項7】 上記処理液供給手段を曲線移動させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の枚
    葉回転処理方法。
  8. 【請求項8】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を上記被処理体の回転保持手段への載
    置前に検出し、その検出信号に基づいて上記処理液の供
    給手段を、上記被処理体の外周部から中心部へ移動させ
    るようにした、ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  9. 【請求項9】 処理膜が形成された被処理体を回転しつ
    つ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して処
    理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を上記被処理体の回転保持手段への載
    置前に検出し、その検出信号に基づいて上記処理液の供
    給手段を、上記被処理体の中心部から外周部へ移動させ
    るようにした、ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  10. 【請求項10】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、 上記検出工程で得られた膜厚検出情報に 基づいて上記処
    理液の供給手段を、上記被処理体の外周部から中心部へ
    移動させる工程と、 上記処理液供給手段を被処理体の中心部へ移動させる工
    程の後、更に処理液を上記被処理体の中心部に一定時間
    だけ供給して被処理体全面に渡り処理液を供給する工程
    と、 を有する ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  11. 【請求項11】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を検出する工程と、 上記検出工程で得られた膜厚検出情報に 基づいて上記処
    理液の供給手段を、上記被処理体の中心部から外周部へ
    移動させる工程と、 上記処理液供給手段を被処理体の外周部へ移動させる工
    程の後、更に処理液供給手段を被処理体の中心部に移動
    後、中心部に一定時間だけ供給して被処理体全面に渡り
    処理液を供給する工程と、 を有する ことを特徴とする枚葉回転処理方法。
  12. 【請求項12】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理方法であって、 上記処理膜の膜厚を少なくとも上記被処理体の外周部と
    中心部とでそれぞれ検出する工程と、 予め設定された上記処理膜のエッチングレートと、上記
    検出工程で得られた膜厚検出情報とに基づき上記処理液
    の希釈液の供給手段の移動速度を通過地点ごとに演算に
    よりそれぞれ求める工程と、 上記被処理体の中心部上方から上記処理液を供給する工
    程と、 上記検出信号に基づいて上記被処理体の周辺部側に処理
    液の希釈液を供給しながら、上記各通過点ごとの移動速
    度となるように上記希釈液供給手段の移動速度を制御し
    て、この供給手段を被処理体の周辺部から中心部に向け
    て移動させる工程と、 を有することを特徴とする枚葉回転処理方法。
  13. 【請求項13】 上記処理膜の膜厚を検出し、その検出
    信号に基づいて上記処理液又は希釈液の少なくとも一方
    の供給量を制御する、ことを特徴とする請求項12記載
    の枚葉回転処理方法。
  14. 【請求項14】 上記希釈液供給手段の移動速度を処理
    膜形成面の複数の設定ポイントごとに変えるようにした
    ことを特徴とする請求項12記載の枚葉回転処理方法。
  15. 【請求項15】 上記被処理体の回転速度を一定にし、
    処理液供給手段から処理膜上に供給される処理液の吐出
    量を一定にしたことを特徴とする請求項12記載の枚葉
    回転処理方法。
  16. 【請求項16】 上記処理膜の膜厚の検出を、被処理体
    の回転保持手段への載置前に行なうことを特徴とする請
    求項12又は13記載の枚葉回転処理方法。
  17. 【請求項17】 上記希釈液供給手段を被処理体の中心
    部へ移動した後、更に処理液を上記被処理体の中心部に
    一定時間だけ供給して被処理体全面に渡り処理液を供給
    することを特徴とする請求項12記載の枚葉回転処理方
    法。
  18. 【請求項18】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理装置であって、 上記被処理体の外周部と中心部との間を移動可能な処理
    液供給手段と、少なくとも上記被処理体の外周部と中心部の 上記処理膜
    の膜厚を検出する膜厚検出手段と、 上記膜厚検出手段からの検出信号に基づいて上記処理液
    供給手段の移動速度を可変に制御する移動制御手段と
    を、 具備することを特徴とする枚葉回転処理装置。
  19. 【請求項19】 上記移動制御手段は、上記処理液供給
    手段の移動速度を、処理膜形成面の複数の設定ポイント
    ごとに変えるように制御することを特徴とする請求項1
    8記載の枚葉回転処理装置。
  20. 【請求項20】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理装置であって、 上記被処理体の中心部上方から上記処理液を供給する処
    理液供給手段と、 上記被処理体上記処理液の希釈液を供給する希釈液供
    給手段と、少なくとも上記被処理体の外周部と中心部の 上記処理膜
    の膜厚を検出する膜厚検出手段と、予め設定された上記処理膜のエッチングレートと、上記
    膜厚検出手段で得られた膜厚検出情報とに基づき上記希
    釈液供給手段の移動速度を通過地点ごとに演算によりそ
    れぞれ求め、上記処理液供給手段より上記被処理体の中
    心部上方から上記処理液を供給する間に、上記被処理体
    に希釈液を供給しながら、上記希釈液供給手段を被処理
    体の周辺部から中心部に向けて移動すると共に、上記各
    通過点ごとの移動速度となるように上記希釈液供給手段
    の移動速度を制御する制御手段とを、 具備することを特徴とする回転枚葉処理装置。
  21. 【請求項21】 処理膜が形成された被処理体を回転し
    つつ上記処理膜上に処理膜を溶解する処理液を供給して
    処理膜を平坦化する枚葉回転処理装置であって、 上記被処理体の中心部上方から上記処理液を供給する処
    理液供給手段と、 上記被処理体の周辺部側に上記処理液の希釈液を供給す
    ると共に、被処理体の周辺部から中心部に移動可能な希
    釈液供給手段と、 上記処理膜の膜厚を検出する膜厚検出手段と、 上記膜厚検出手段からの検出信号に基づいて上記処理液
    又は希釈液の少なくとも一方の供給量を制御すると共
    に、上記希釈液供給手段の移動を制御する制御手段と
    を、 具備することを特徴とする回転枚葉処理装置。
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