JP3193921B2 - 複数のオーディオ信号を符号化する方法 - Google Patents

複数のオーディオ信号を符号化する方法

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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、請求項1の包括句に記載のように複数のオ
ーディオ信号を符号化する方法、即ち、少なくとも2つ
のオーディオ信号をジョイントステレオ符号化する事に
よりジョイント符号化信号を得る工程と,その後そのジ
ョイント符号化信号が復号化されシュミレート復号化信
号を供給する工程とを含み、そのシュミレート復号化信
号は、追加的な信号と互換性のあるマトリクスの中にマ
トリクシングされることにより結合し、既存のデコーダ
(復号器)に関して互換性のある信号を供給するという
方法に関するものである。
本発明は特に、符号化規格MPEG−2に関連して使用す
るのに適した、オーディオ信号の多重チャネル符号化技
術に関する。
新しいMPEG−2オーディオ規格は、根本的に新しい符
号化アルゴリズムを意味するものではなく、むしろ符号
化規格MPEG−1のレイヤI,II,IIIに基づく符号化アルゴ
リズムの拡張を定義するものである。MPEG−1のデコー
ダはMPEG−2のビットストリームをそのまま復号するこ
とはできないが、追加的な低周波チャネルを持つ最大5
つの全領域オーディオチャネルと最大7つの多重音声チ
ャネルとを含む多重チャネルシステムへの拡張は、MPEG
−1規格のデコーダに対して、所謂後方互換性を許容し
ている。
MPEG−2規格による複数のオーディオチャネルへの符
号化が実行される時、一つの中央チャネル,左右一つづ
つのベーシックチャネル,左右一つづつの所謂サラウン
ドチャネルへの符号化がなされる場合が一般的であり、
さらに低周波情報を独自に伝送,再生するための低周波
効果音チャネルが選択的に設けられる。
このMPEG−2規格が用いられる場合、所謂「後方互換
性」に重要性が置かれている。即ち、符号化された信号
が、既存のMPEG−1規格の2チャネルデコーダによって
復号できるように、符号化がなされる。この目的のため
に、MPEG−1規格における左右一つづつのベーシックチ
ャネルL,Rは、互換性のあるマトリクスによって作成さ
れたマトリクス化信号Lc,Rcに置き換えられる。左の互
換性信号Lcは、左のベーシックチャネルと中央チャネル
と左のサラウンドチャネルのそれぞれの信号に、先ず別
々のマトリクス係数を乗じ、後にそれらを加算するとい
う方法で得られる。このようにして作られたビットスト
リームは、MPEG−1規格のデコーダによって復号可能に
はなるが、中央情報とサラウンド情報は、MPEG−1規格
で復号可能な互換性信号Lc,Rcの中には、別々には含ま
れていない。
マトリクシングによって得られる2チャネル信号の中
には、後方互換性を持つ復号化を可能にするために、関
連性のある信号構成要素が全て含まれている。従って、
これらの互換性のある信号に加えて、多重チャネル拡張
データストリームのフレームの中で、さらに3つのチャ
ネルを伝送すれば、殆どの場合はそれで十分であろう。
最大2チャネルの欠損は、デコーダの中で、逆マトリク
シング、又は所謂デマトリクシングによって復元され
る。
多重チャネルの不適合性を活用するために、例えば
「インテンシティステレオ符号化技術(intensity ster
eo coding technique)」に基づいたジョイントステレ
オ符号化のような符号化技術が用いられる。全てのジョ
イント符号化信号は、伝送される単一の信号のスケール
された信号によって置き換えられる。この置き換えは、
音響的に関係がある信号特性、即ち例えば信号のエネル
ギー又は時間エンベロープ(包絡線)等の特性が大きく
維持されるという状態でなされる。
後方互換性信号を作成し、同時にジョイントステレオ
復号技術を用いて多重チャネルの不適合性を活用する事
は、しかし、以下のような問題を伴っている。
最初にマトリクシングによって互換性信号Lc,Rcが作
成され、そして次に「インテンシティステレオ符号化
(intensity stereo coding)」即ちIS符号化が残余の
チャネルに施される時、これらの信号はもはや「互換性
信号」とは整合しない。従って、デコーダ内でのデマト
リクシング処理の結果は、元の信号と比較して音質が損
なわれた、完全に異なって復元されたチャネル信号にな
ってしまう。
この問題は、先ずIS符号化を用い、その後に互換性信
号を作成する事によって解決できる。これにより、関連
する全ての信号を整合させ、その結果、正確にデマトリ
クシングされたチャネルを得る事ができる。
上述の公知の符号化法、即ち、先ずIS符号化を用い、
その後にマトリクシングによって互換性信号を作成する
という方法は、以下に、公知のエンコーダ(符号器)と
デコーダ(復号器)の構造と作動モードを示す図4A〜図
4Cを参照しながら説明する。
図4Aに見られるように、エンコーダは5つの入力チャ
ネル、即ち、左右のベーシックチャネルL,R,中央チャネ
ルC,左右のサラウンドチャネルLs,Rsを備えている。左
右のベーシックチャネルL,Rと中央チャネルCには、第
1ブロック1の中でジョイントステレオ符号化が施さ
れ、この結果、ジョイント符号化信号yとなる。量子化
ブロック2Aの中で量子化された後、この信号はブロック
3に送られ、このブロック3はビットストリームをパッ
クする。つまり、ブロック3ではそれぞれの信号と情報
を、規格に沿って整列させるのである。
ジョイント符号化信号yはさらに第4ブロック4に送
られ、ここではジョイントステレオ復号化を行って、左
右のベーシックチャネルと中央チャネルに対応したシュ
ミレート復号化信号L′,R′,C′を作りだす。これらの
シュミレート復号化信号L′,R′,C′と左右のサラウン
ドチャネルLs,Rsは、互換性マトリクス5に送られ、こ
こで、互換性信号Lc′,Rc′が作成される。これらの信
号はブロック2B,2Cの中で量子化された後、ビットスト
リームをパックするための第3ブロック3に送られる。
図4Bはジョイントステレオデコーダを示し、これを図
4Cに示されたデコーダの一構成部分である。図4Cに示さ
れたデコーダは、ビットストリームをアンパックするた
めのブロック6を備え、このブロック6の後には複数の
ブロック7A,7B,7Cが設けられている。これらブロック7
A,7B,7Cの機能はブロック2A〜2Cの機能と逆であり、そ
の出力端側から、ジョイント符号化信号y,左互換性信号
Lc′,右互換性信号Rc′が出力される。ジョイント符号
化信号yは、ブロック8内でジョイントステレオ復号化
が行われ、左右のベーシックチャネルのための復号化信
号L′,R′と、中央チャネルのための復号化信号C′が
作りだされる。これらの復号化信号は、互換性信号L
c′,Rc′とともに、逆互換性マトリクス9に供給され、
ここで消えていたチャネル、即ち左右のサラウンドチャ
ネルLs′,Rs′が再生される。
本発明は、しかしながら、次の様な発見に基づいてな
された。即ち、上記の操作の流れ、つまり先ずIS符号化
を行い、その後にマトリクシングによって互換性信号を
生成するという方法によって、関連する全ての信号を整
合させ、その結果、正確なデマトリクシング化信号が得
られるとは言っても、この操作の流れは他方で、IS符号
化に関係する信号のコヒーレント(干渉性)の変化を生
じ、その結果、ある環境においては、互換性チャネルL
c,Rcに音響的乱れを生じる可能性があるという発見であ
る。
本発明は、次のような発見に基づく。即ち、オリジナ
ル信号は、通常無修正の信号と考えられるので、それら
のエネルギーは「真正の」互換性信号の中に合計されて
いるであろう。しかし、もし、上記の操作の流れ、つま
り先ずIS符号化を用い、その後にマトリクシングによっ
て互換性信号Lc,Rcを生成するという操作がとられた場
合、振幅(amplitude)は信号の完全なコヒーレンス
(干渉性)によって合計され、通常は、実質的により高
いエネルギーを持つ信号が生成されようになるであろ
う。
この先行技術を基本とし、本発明の目的は、冒頭で述
べられたタイプの複数のオーディオ信号を符号化する方
法をさらに改善し、符号化すべきステレオ信号の少なく
とも一部に対してジョイントステレオ符号化の技術が適
応されたとしても、マトリクシングによって作成される
互換性信号は、いかなる音響的乱れも受けないようにす
る事である。
この目的は、請求項1に記載の方法によって達成でき
る。
本発明は、複数のオーディオ信号を符号化する方法で
あって、 −少なくとも2つの信号をジョイントステレオ符号化に
よって結合し、ジョイント符号化信号を得るステップ
と、 −上記ジョイント符号化信号を復号化し、シュミレート
復号化信号を供給するステップと、 −上記シュミレート復号化信号と少なくとも一つの追加
的な信号を結合し、既存のデコーダに対して互換性のあ
る信号を供給するステップであって、上記シュミレート
復号化信号と上記の少なくとも一つの追加的な信号を、
マトリクシングによって互換性のあるマトリクスの中に
結合するステップとを含み、 さらに以下のステップによって特徴付けられる。即
ち、 −上記互換性信号または上記シュミレート復号化信号
に、少なくとも一つのダイナミック修正ファクタによっ
てダイナミックな加重を行い、互換性信号の音響的に関
連性のある信号特性を、もしこれらの少なくとも2つの
信号と追加信号がこの互換性マトリクスによって直接的
にマトリクシングされた時に生成されるであろう信号に
近づける事である。
ダイナミックなリスケーリング(rescaling)または
マトリクシング/デマトリクシング操作とは、互換性信
号またはシュミレート復号化信号に、少なくとも一つの
ダイナミック修正ファクタによってダイナミックな加重
を行い、互換性信号の音響的に関連した信号特性、即ち
望ましくはそれらのエネルギーまたは時間エンベロープ
に関する特性を、もしこれらの信号がこの互換性マトリ
クスによって直接的(ジョイントステレオ符号化されず
に)にマトリクシングされた時に生成されるであろう信
号特性、即ち望ましくはそれらのエネルギーまたは時間
エンベロープに関する特性に近づけるようにする事によ
り実行される。
本発明の方法のさらなる発展と具体化は、後続の請求
項の中で示される。
以下に、本発明に沿った典型的な符号化と復号化の方
法を実行するために用いられるエンコーダとデコーダの
望ましい実施例を、添付された図面を参照しながら詳細
に説明する。
図1Aは第1実施例に沿ったエンコーダを示し、 図1Bはダイナミック修正ファクタを得るための回路のブ
ロック図を示し、 図1Cはデコーダの第1実施例を示し、 図2Aはエンコーダの第2実施例を示し、 図2Bは2つのダイナミック修正ファクタを得るための回
路の第2実施例のブロック図を示し、 図2Cはデコーダの第2実施例を示し、 図3Aはエンコーダの第3実施例を示し、 図3Bは2つのダイナミック修正ファクタを得るための回
路の第3実施例のブロック図を示し、 図3Cはデコーダの第3実施例を示し、 図4Aは公知のエンコーダのブロック図を示し、 図4Bはジョイントステレオデコーダの機能を説明するた
めの図を示し、 図4Cは公知のデコーダのブロック図を示す。
本発明によるエンコーダの第1実施例は、本発明によ
る符号化の方法を実施するために用いられるものであ
り、図1Aを参照しながら以下に説明する。この第1実施
例は、以下に説明する相違点を除いては、図4Aを参照し
ながら説明された公知のエンコーダの例と同様である。
同一または対応する構成要素やブロックには、それぞ
れ、対応する参照符号が付されている。
図1Bに明確に示されるように、本発明に沿ったエンコ
ーダは、単一のダイナミック修正ファクタmを計算する
ための回路10を含み、この回路10には、以下に示す入力
信号が供給される。即ち、左右のベーシックチャネルL,
Rおよび中央チャネルCと、ブロック1内でのジョイン
トステレオ符号化とそれに続くブロック4内でのジョイ
ントステレオ復号化によって生成された左右のシュミレ
ート復号化チャネルL′,R′およびシュミレート復号化
中央チャネルC′とが供給されるのである。本発明のこ
の実施例が目的とする点は、対照をなす信号L,R,Cと
L′,R′,C′とのエネルギーに関して、音響的に関連し
た信号特性を適合させる事である。つまり、その互換性
信号は、「真正の」互換性信号と比較して、エネルギー
保存を達成すべきである異を意味する。この目的の為
に、回路10は、単一のダイナミック修正ファクタmを、
以下の関係式に従って計算する。
この共通する修正ファクタによって、シュミレート復
号化信号L′,R′,C′はブロック4の出力部で(図示し
ない乗算器によって)それぞれ加重され、その後、この
ようにダイナミックにスケールされた信号L′,R′,C′
は、互換性マトリクス5に供給される。この互換性マト
リクスは、互換性信号Lc′,Rc′を以下の方程式に従っ
て計算する。
(2) Lc′=a・L′+b・C′+c・Ls Rc′=a・R′+b・C′+c・Rs ダイナミック修正ファクタmは、ブロック3によって
パックされた信号内のサイドインフォメーションとし
て、図1Cに記載のデコーダに送られる。
ビットストリームをアンパックするために使われるブ
ロック6は、既に図4Cを参照しながら説明された機能に
加え、サイドインフォメーションとして送られるダイナ
ミック修正ファクタmを供給する役割も果たす。
左右と中央のチャネルのための復号化信号L′,R′,
C′は、ジョイント符号化信号yのジョイントステレオ
復号化を実行するために使用されるブロック8によって
生成されるものであるが、これら信号は、(図示しない
乗算器によって)ダイナミック修正ファクタmを乗算さ
れ、このようにして得られた加重信号は、次に、左右の
互換性信号Lc′,Rc′と共に逆互換性マトリクス9に供
給される。上記逆互換性マトリクス9は、そこに供給さ
れた信号を基にして、左右のサラウンドチャネルLs′,R
s′を以下の逆互換性マトリクスの方程式に従って計算
する。
(3)Ls′=(Lc′−a・L′−b・C′)/c Rs′=(Rc′−a・R′−b・C′)/c 上記方程式の中で、a,b,cは逆互換性マトリクスの係
数を表している。
ここまでに記載した第1実施例の中では、単一のダイ
ナミック修正ファクタのみが使われたが、上記修正ファ
クタによって可能な事は、互換性信号の短期的なエネル
ギー特性を、上記信号が理想的な場合に持つであろうエ
ネルギーコンディションにある程度近づけるという事で
しかない。この理想的な場合とは、これらの信号が先ず
ジョイント符号化や復号化を経る事無しに、互換性マト
リクスによって直接的にマトリクシングされた場合を意
味する。しかし、現実のシステムでは、チャネルのブロ
ックタイムが10msの領域内にあり、この値はサンプリン
グ周波数と符号化システムの影響を受けるという事実を
考慮すれば、この解決法は、聴覚心理的な視点から見れ
ば、余りにも粗雑であると言えるかもしれない。以下に
説明する解決法は、互換性信号Lc′,Rc′内のエネルギ
ー保存を達成するために、さらに効率的な技術を提供す
るものである。
本発明にかかるエンコーダとデコーダの第2実施例
は、図2Aと図2Cに示されており、その構造と機能は図4
と図1をそれぞれ参照しながら説明された通りである
が、以下に説明される相違点を除けば、同様の方法で使
用される。従って、同一または同等の回路ブロックに
は、同一の符号が付されている。
図2Aにおけるエンコーダは、回路11と共に作動し、こ
の回路11は、2つのダイナミック修正ファクタml,mrを
以下のチャネルを基に計算する。即ち、左右のベーシッ
クチャネルL,R,中央チャネルC,左右のサラウンドチャネ
ルLs,Rs,左右および中央チャネルのシュミレーション復
号化信号L′,R′,C′を基にして計算するのである。左
右の修正ファクタml,mrは、以下の等式を満足する。
(4)|a・L+b・C+c・Ls|2=|ml・(a・L′+b・C′)+c・Ls|2 |a・R+b・C+c・Rs|2=|mr・(a・R′+b・C′)+c・Rs|2 シュミレート復号化左チャネルL′とシュミレート復
号化中央チャネルC′には、左の修正ファクタmlが(図
示しない乗算器によって)乗算され、一方シュミレート
復号化中央チャネルC′とシュミレート復号化右チャネ
ルR′には、右の修正ファクタmrが(図示しない乗算器
によって)乗算される。このようにして得られたダイナ
ミック加重信号は、次に、左のサラウンド信号Ls,右の
サラウンド信号Rsと共に互換性マトリクス5に供給され
る。この互換性マトリクス5は、前述の互換性マトリク
ス(方程式2を参照)と以下の点を除いては同一であ
る。即ち、左の互換性信号Lc′を計算するために、左信
号と中央信号については左の修正ファクタmlで加重され
た信号が用いられ、右の互換性信号Rc′を計算するため
に、右信号と中央信号については右の修正ファクタmrで
加重された信号が用いられるという点である。
さらにこの実施例では、左右の修正ファクタml,mr
は、ビットストリームをパックするための回路3にサイ
ドインフォメーションとして供給され、ビットストリー
ムをアンパックするための回路6によって復元される
(図2を参照)。
ブロック8内におけるジョイントステレオ復号化の後
に、一方では、復号化左チャネルL′と復号化中央チャ
ネルC′が左修正係数mlによって(図示しない乗算器に
よって)乗算され、他方では、復号化中央チャネルC′
と復号化右チャネルR′とが右修正係数mrによって加重
される。その後このようにして得られた信号は、2つの
復号化互換性信号Lc′,Rcと共に逆互換性マトリクス9
に供給され、左右のサラウンドチャネルLs′,Rs′が復
元される。
本発明にかかるエンコーダとデコーダの第3実施例に
おいては、図3A〜図3Cを参照しながら以下に説明するよ
うに、左右のダイナミック修正ファクタkl,krが回路12
により次の式に従って計算される。
上記の式において、a,b,cはブロック5内で使用され
る互換性マトリクスの係数を表している。左右の修正フ
ァクタkl,krは、互換性マトリクスの出力端において左
右の互換性信号Lc′,Rc′に(図示しない乗算器によっ
て)乗算するために用いられる。次に、これらの修正フ
ァクタは、ビットストリームをパックするために用いら
れるブロック3に供給され、このブロック3は、それら
の修正ファクタを、図3Cに示すデコーダにサイドインフ
ォーメーションとして伝送する。
図3Cに示され、ビットストリームをアンパックするた
めに用いられるブロック6は、上記2つの修正ファクタ
kl,krを復元する。復号化された左右の互換性信号Lc′,
Rc′には、(図示しない乗算器によって)それぞれの逆
数1/kl,1/krが乗算され、その後このように加重された
信号は、復号化された左右のチャネルL′,R′と復号化
された中央のチャネルC′と共に、逆互換性マトリクス
9に供給され、左右のサラウンドチャネルLs′,Rs′を
復元する。
上述の実施例は、MPEG2規格に従った、拡張多重チャ
ネルオーディオ符号化の特別なアプリケーションに関す
るものである。当業者にとっては、本発明が、次の場合
なら何時でも適応可能である事は明らかである。即ち、
少なくとも2つの信号がジョイントステレオ符号化によ
って結合されて1つの符号化信号を形成し、その符号化
信号はシュミレート復号化信号を得るために用いられ、
このシュミレート復号化信号は、追加的な信号と互換性
マトリクスの中で結合されて、互換性信号を形成する場
合なら何時でも、適応可能である。
上述の各実施例では、ダイナミック修正ファクタは、
事前にジョイントステレオ符号化する事なしに直接互換
性マトリクスに適用された結果として得られるであろう
信号と比較して、互換性信号のエネルギーが保存される
ように計算されている。しかし、ダイナミック修正ファ
クタを計算するために、エネルギー保存以外の基準を用
いる事も可能である。例えば、スクェアド信号(平方信
号)を考慮する代わりに、エネルギー保存を考慮するた
めの2以外の指数を用いる事も可能であろう。
さらに、信号をそれらの時間エンベロープに関して互
いに整合させる事も可能である。つまり、修正ファクタ
を適切に選択する事により、互換性信号が、いかなる音
響的に関連する信号特性に関しても、ジョイントステレ
オ符号化と後続の復号化とを経なかった信号に対して、
互換性マトリクスが適用された場合に得られるであろう
信号と整合できるようになる。
さらに、本発明の開示は、特別な個数のチャネルに限
られるものではなく、いかなる種類の多重チャネルオー
ディオシステムにも適用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーベルライン エルンスト ドイツ国,グローセンゼーバッハ,バル トストラーセ 28 ベー番 (72)発明者 ブランデンブルク カールハインツ ドイツ国,エルランゲン,ハークストラ ーセ 32番 (72)発明者 ザイツアー ディーター ドイツ国,エルランゲン,フムボルトス トラーセ 14番 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04S 3/00 H03M 7/30 H04B 14/04 H04H 5/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のオーディオ信号を符号化するための
    方法であって、 少なくとも2つの信号(L,R,C)をジョイントステレオ
    符号化により結合し、ジョイント符号化信号(y)を得
    るステップと、 上記ジョイント符号化信号(y)を復号化して、シュミ
    レート復号化信号(L′,R′,C′)を供給するステップ
    と、 上記シュミレート復号化信号(L′,R′,C′)と少なく
    とも1つの追加的な信号(Ls,Rs)とを結合し、既存の
    デコーダに対して互換性のある信号(Lc′,Rc′)を供
    給するステップであって、上記シュミレート復号化信号
    と上記の少なくとも1つの追加的な信号とを、マトリク
    シングによって互換性のあるマトリクスの中に結合する
    ステップとを含み、さらに、 互換性信号(Lc′,Rc′)またはシュミレート復号化信
    号(L′,R′,C′)のいずれかを少なくとも一つのダイ
    ナミック修正ファクタ(m;ml,mr;kl,kr)によってダイ
    ナミックに加重し、互換性信号(Lc′,Rc)の音響的に
    関連性のある信号特性を、もしこれら少なくとも2つの
    信号(L,R,C)と上記追加的な信号(Ls,Rs)とがこの互
    換性マトリクスによって直接的にマトリクシングされた
    時に生成されるであろう信号に近づけるステップ、を含
    むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、 上記互換性信号(Lc′,Rc′)またはシュミレート復号
    化信号(L′,R′,C′)のいずれかを上記のダイナミッ
    ク修正ファクタ(m;ml,mr;kl,kr)によってダイナミッ
    クに加重するステップは、上記互換性信号(Lc′,R
    c′)がそのエネルギーに関して、もし上記少なくとも
    2つの信号(L,R,C)と上記追加的な信号(Ls,Rs)とが
    この互換性マトリクスによって直接的にマトリクシング
    された時に生成されるであろう信号のエネルギーに近づ
    けるように実行されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の方法において、 上記ジョイントステレオ符号化のステップは、左右のベ
    ーシックチャネル(L,R)と中央チャネル(C)のジョ
    イントステレオ符号化を含み、 上記追加的な信号は左右のサラウンドチャネル(Ls,R
    s)に対応していることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の方法において、 上記互換性マトリスクは、次式の通りであることを特徴
    とする方法。 Lc′=a・L′+b・C′+c.Ls Rc′=a・R′+b・C′+c・Rs 上式において、(Ls,Rs)は左右のサラウンドチャネル
    を表し、(L′,R′)は左右のシュミレート復号化ベー
    シックチャネルを表し、(C′)はシュミレート復号化
    中央チャネルを表し、(a,b,c)は互換性マトリクスの
    係数を表し、(Lc′,Rc′)は互換性信号を表す。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の方法に
    おいて、 単一のダイナミック修正ファクタ(m)が、ジョイント
    ステレオ符号化されるべき少なくとも2つの信号(L,R,
    C)と、シュミレート復号化信号(L′,R′,C′)の少
    なくとも一部分とに基づいて計算され、 各シュミレート復号化信号はそのマトリクシングの前
    に、このダイナミック修正ファクタ(m)によって乗算
    されることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項4に従属する請求項5に従って符号
    化されたオーディオ信号を復号化する方法において、 上記修正ファクタ(m)は上記デコーダに伝送され、 上記ジョイント符号化信号(y)はジョイントステレオ
    復号化されて、復号化された左右のベーシックチャネル
    (L′,R′)と復号化された中央チャネル(C′)とが
    得られ、 復号化された左右のベーシックチャネル(L′,R′)と
    復号化された中央チャネル(C′)は、上記修正ファク
    タによって乗算により加重され、 この加重された信号(mL′,mR′,mC′)は互換性信号
    (Lc,Rc)とともに逆互換性マトリクスによってマトリ
    クシングされ、左右のサラウンドチャネル(Ls′,R
    s′)を復元することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の方法において、 上記単一のダイナミック修正ファクタ(m)は次式によ
    って決定されることを特徴とする方法。 上式において、(L)と(R)は左右のベーシックチャ
    ネルを表し、(C)は中央チャネルを表し、(a,b)は
    互換性マトリクスの係数を表し、(L′,R′)はジョイ
    ントステレオ符号化およびジョイントステレオ復号化と
    によってシュミレート復号化された左右のベーシックチ
    ャネルを表し、(C′)はシュミレート復号化された中
    央チャネルを表す。
  8. 【請求項8】請求項4に記載の方法において、 二つのダイナミック修正ファクタ(ml,mr)が、次式を
    満足するように決定され、 |a・L+b・C+c・Ls|2=|ml・(a・L′+b・C′)+c・Ls|2 |a・R+b・C+c・Rs|2=|mr・(a・R′+b・C′)+c・Rs|2 上式において、(Ls,Rs)は左右のサラウンドチャネル
    を表し、(L,R)は左右のベーシックチャネルを表し、
    (C)は中央チャネルを示し、(a,b,c)は互換性マト
    リクスの係数を表し、(Lc′,Rc′)は互換性信号を表
    し、 ジョイントステレオ符号化とそれに続くジョイントステ
    レオ復号化とによって得られたシュミレート復号化左チ
    ャネル(L′)と、シュミレート復号化中央チャネル
    (C′)とが一方の修正ファクタ(ml)で加重され、ジ
    ョイントステレオ符号化とそれに続くジョイントステレ
    オ復号化とによって得られたシュミレート復号化右チャ
    ネル(R′)と、シュミレート復号化中央チャネル
    (C′)とが他の修正ファクタ(mr)で加重され、その
    後これらの信号が、互換性信号を得るために、左右のサ
    ラウンドチャネル(Ls,Rs)とともに互換性マトリクス
    によってマトリクシングされることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】請求項8に従って符号化されたオーディオ
    信号を復号化する方法において、 2つの上記修正ファクタ(ml,mr)が上記デコーダに伝
    送され、 上記ジョイント符号化信号(y)はジョイントステレオ
    復号化されて、復号化された左右のベーシックチャネル
    (L′,R′)と復号化された中央チャネル(C′)とが
    得られ、 復号化された左のベーシックチャネル(L′)と復号化
    された中央チャネル(C′)とは、一方の修正ファクタ
    (ml)で乗算により加重され、復号化された中央チャネ
    ル(C′)と復号化された右のベーシックチャネル
    (R′)とは、他方の修正ファクタ(mr)で乗算により
    加重され、 この加重された信号(ml・L′,mr・R′,ml・C′,mr
    ・C′)は互換性信号(Lc′,Rc′)とともに逆互換性
    マトリクスによってマトリクシングされ、上記左右のサ
    ラウンドチャネル(Rs′,Ls′)を復元することを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】請求項4に記載の方法において、 二つのダイナミック修正ファクタ(kl,kr)が、次式を
    満足するように決定され、 上式において、(Ls,Rs)は左右のサラウンドチャネル
    を表し、(L,R)は左右のベーシックチャネルを表し、
    (C)は中央チャネルを示し、(a,b,c)は互換性マト
    リクスの係数を表し、(Lc′,Rc′)は互換性信号を表
    し、(L′,R′)はシュミレート復号化された左右のベ
    ーシックチャネルを表し、(C′)はシュミレート復号
    化された中央チャネルを表し、 マトリクシングによって得られた上記互換性信号(L
    c′,Rc′)は、それぞれ上記修正ファクタ(kl,kr)に
    よって加重されることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の符号化されたオーディ
    オ信号を復号化する方法において、 2つの上記修正ファクタ(kl,kr)が上記デコーダに伝
    送され、 上記互換性信号(Lc′,Rc′)は上記修正ファクタ(kl,
    kr)によって除算され、 この加重された互換性信号(Lc′/kl,Rc′/kr)はジョ
    イント符号化信号(y)のジョイントステレオ復号化に
    よって得られた信号(L′,R′,C′)とともに逆互換性
    マトリスクに送られ、上記左右のサラウンドチャネル
    (Ls′,Rs′)を復元することを特徴とする方法。
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