JP3193582B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3193582B2 JP04688795A JP4688795A JP3193582B2 JP 3193582 B2 JP3193582 B2 JP 3193582B2 JP 04688795 A JP04688795 A JP 04688795A JP 4688795 A JP4688795 A JP 4688795A JP 3193582 B2 JP3193582 B2 JP 3193582B2
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幸治 新川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿の画像をライン
センサにより読み取り、読み取った画像を記録媒体に記
録するディジタル複写機等の画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機等の画像記
録装置では、原稿の画像濃度が変化した場合にも一定濃
度の画像を記録媒体に形成するため、原稿の所定の領域
の画像についてラインセンサから出力された画像信号に
適した画像信号処理を行うようにしていた。即ち、原稿
の画像濃度に応じて画像記録時のドットの大きさや密度
を変える疑似網点法や、画像信号の画素レベルを予め定
めたしきい値と比較した結果に応じて2値変換するディ
ザ法等が行われていた。
【0003】また、画像記録装置が読み取る原稿には、
文字原稿のように線画のみからなる原稿だけでなく、画
像の濃度に階調性のある写真画の原稿もあり、さらに新
聞のように文字原稿と写真原稿とが混在する原稿もあ
る。文字原稿および写真原稿の両方の画像を記録媒体に
鮮明に再現するためには、原稿が文字原稿であるか写真
原稿であるかを判別し、それぞれに応じた画像信号処理
を行わなければならない。そこで、特開昭58−114
571号公報に開示された画像記録方法では、原稿の全
範囲について所定面積毎の画像濃度を光電変化素子によ
り抽出し、画像濃度を一定のしきい値と比較して得られ
た2値データのパターンから文字原稿であるか写真原稿
であるかを判別し、この判別結果に基づいて最適な画像
信号処理を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像記録方法では、原稿の全範囲について予備走査が必
要であり、画像記録作業を高速化できない問題があっ
た。また、画像濃度を一定のしきい値と比較し、この比
較結果に基づいて文字原稿であるか写真原稿であるかを
判別していたため、画像濃度の低い写真原稿を正確に判
別することができず、これを文字原稿と誤認して画像信
号処理を行うため、記録画像の画質の低下を生じる問題
があった。
【0005】この発明は、文字原稿または写真原稿等の
判別のために原稿画像の予備走査を行う必要がなく、画
像記録作業の高速化を図ることができるとともに、原稿
の種類に応じた画像信号処理を正確に選択することがで
き、記録画像の画質の向上を実現できる画像記録装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、原稿の画像を読み取って画素毎の濃度信号を出力す
るラインセンサを備え、ラインセンサから出力された濃
度信号に基づいて記録媒体に画像を記録する画像記録装
置おいて、前記濃度信号のヒストグラムを1ライン毎に
作成して原稿の種類毎の特徴データを抽出する原稿特徴
抽出手段と、原稿特徴抽出手段が抽出した1ライン毎の
原稿の特徴データに基づいて前記濃度信号を補正する原
稿濃度補正手段と、を設け 前記原稿濃度補正手段が、
ラインセンサから出力された濃度信号と補正濃度との関
係を写真原稿から文字原稿を挟んで新聞原稿まで原稿の
種類毎に複数ずつ記憶し、前記原稿特徴抽出手段が抽出
した原稿の特徴データに基づいて使用する関係を1つず
つ移行することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載した発明は、前記原稿特徴
抽出手段が、原稿画像におけるラインセンサのライン方
向についての読取範囲が設定された際に、ラインセンサ
の1ラインの全画素数を設定された読取範囲の画素数で
除算した値を乗算することにより、各ラインの画像信号
のヒストグラムを補正することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明においては、ラインセ
ンサから出力された濃度信号のヒストグラムが1ライン
毎に原稿の特徴データとして作成される。この1ライン
毎の原稿の特徴データに基づいて濃度信号が補正され
る。このとき、濃度信号と補正濃度との関係が写真原稿
から文字原稿を挟んで新聞原稿まで原稿の種類毎に複数
ずつ記憶され、使用する関係が原稿の特徴データに基づ
いて1つずつ移行される。したがって、複数の原稿種類
が存在する原稿の画像について各部分から他の部分への
変化が緩慢になり、原稿種類の変化の境目における画像
濃度の変化が滑らかになり、画質が向上する。
【0010】請求項2に記載した発明においては、原稿
画像におけるラインセンサのライン方向についての読取
範囲が設定されると、各ラインの画像信号のヒストグラ
ムがラインセンサの1ラインの全画素数を設定された読
取範囲の画素数で除算した値を乗算して補正される。し
たがって、切り抜き原稿等の小型の原稿の画像を読み取
る場合に、原稿の存在しない範囲について原稿カバーの
裏面が原稿として読み取られることがなく、原稿種類が
誤認されることがない。
【0011】
【0012】
【実施例】図1は、この発明の実施例である画像記録装
置を適用したディジタル複写機の構成を示す概略図であ
る。ディジタル複写機30は、スキャナ部31、レーザ
プリンタ部32、給紙ユニット33およびソータ34に
よって構成されている。スキャナ部31は、原稿台3
5、原稿供給装置36およびスキャナユニット37を備
えている。レーザプリンタ部32は、レーザ書き込みユ
ニット38および画像形成プロセス部39を備えてい
る。給紙ユニット33には、給紙カセット40〜43が
装着されている。
【0013】スキャナ部31は、原稿供給装置36によ
り原稿台35に一枚ずつ供給された原稿の画像をスキャ
ナユニット37により読み取る。スキャナユニット37
は、原稿を露光する光源ユニット44および原稿におけ
る反射光を受光するCCDラインセンサ45を備えてい
る。スキャナユニット37は、原稿台35の下面をCC
Dラインセンサ45のライン方向に直する方向に移動
し、原稿台35上の原稿を走査する。
【0014】レーザプリンタ部32は、レーザ書き込み
ユニット38から照射されたレーザ光を画像形成プロセ
ス部39に配光し、電子写真法による画像形成を行う。
画像形成プロセス部39には、給紙ユニット33から用
紙が給紙される。画像形成プロセス部39は、形成した
画像を用紙上に転写し、定着後にソータ34に搬送す
る。
【0015】以上のように構成されたディジタル複写機
31において、本発明の画像記録装置は、スキャナ部3
1のCCDラインセンサ45とレーザ書き込みユニット
38との間に設けられる。
【0016】図2は、上記画像記録装置の制御部のブロ
ック図である。画像記録装置の制御部は、ROM2およ
びRAM3を備えたCPU1により構成されている。C
PU1には、I/Oインタフェース4およびA/D変換
器6を介してCCDラインセンサ45が接続されてお
り、I/Oインタフェース5およびD/A変換器7を介
してレーザドライバ8が接続されている。ROM2には
CPU1の処理動作を規定するプログラムが書き込まれ
ている。また、ROM2のメモリエリアMA1〜MA3
には、後述する画像信号のヒストグラムの領域を特定す
る2ビットの領域データ、4個の領域データによって構
成される8ビットの特徴データと原稿種類との関係、お
よび、CCDラインセンサ45からの出力とレーザドラ
イバ8への出力との原稿の種類毎の関係を示す濃度変換
テーブルが、それぞれ格納されている。
【0017】RAM3は、CPU1の処理動作中に入出
力されるデータを一時格納する。また、RAM3のメモ
リエリアMB1には、CCDラインセンサ45の1ライ
ン分の画像信号が格納される。このメモリエリアMB1
は、画像信号を4段階の画像濃度に分類して計数し、画
像信号のヒストグラムを作成する。A/D変換器6は、
CCDラインセンサ45から出力される1画素毎の画像
信号を256階調の画像データに変換してCPU1に入
力する。CPU1は、A/D変換器6から入力された画
像データを、その内容に基づいて、例えば、0〜99,
100〜189,190〜219,220〜255の4
段階の濃度領域に分類し、それぞれの濃度領域に含まれ
る画素数を計数する。
【0018】図3は、上記画像記録装置の画像信号のヒ
ストグラムの領域を特定する領域データを示す図であ
る。画像データが表す256階調の画像濃度を、0〜9
9,100〜189,190〜219,220〜255
の4段階の濃度領域に区分し、それぞれの濃度領域に含
まれる画素数を0〜499,500〜1099,110
0〜1499,1500以上の4段階に区分する。各濃
度領域における4段階の画素数の範囲のそれぞれに“0
0”,“01”,“10”,“11”の2ビットの領域
データを割り当てている。RAM3のメモリエリアMB
1に1ライン分の画像データが計数されると、4段階に
分類された各濃度領域に含まれる画素数が決定する。そ
の画素数の範囲に対応する領域データを濃度領域の順に
並べて8ビットの特徴データを構成する。
【0019】図4は、上記画像記録装置における特徴デ
ータと原稿種類との関係を示す図である。同図は、上述
のように構成された8ビットの特徴データを10進数に
換算し、対応する原稿種類を、写真原稿、文字原稿およ
び新聞原稿に判別するものである。図中“0”は写真原
稿を表し、“1”は文字原稿を表し、“2”は新聞原稿
を表している。例えば、特徴データが10進数の“11
2”を表す“01101110”の場合は写真原稿、特
徴データが10進数の“87”を表す“0101011
1”の場合は文字原稿、特徴データが10進数の“9
2”を表す“01011100”の場合は新聞原稿であ
ると判別される。同図に示す関係は、実験的に求めた。
【0020】図5は、上記画像記録装置におけるCCD
ラインセンサからの出力とレーザドライバへの出力との
関係を原稿の種類毎に示す濃度変換テーブルである。上
の特徴データから判別された原稿種類に基づき、写真
原稿の場合には図5中の関係R1により、文字原稿の場
合には関係R2により、新聞原稿の場合には関係R3に
より、CCDラインセンサ45の出力をレーザドライバ
8への出力に変換する。したがって、CCDラインセン
サ45の出力は、原稿の種類に応じた関係で補正されて
レーザドライバ8に入力される。
【0021】図6は、上記画像記録装置の処理手順を示
すフローチャートである。画像記録装置の制御部を構成
するCPU1は、CCDラインセンサ45からA/D変
換器6を介して入力された画像データを濃度に応じて分
類し、RAM3のメモリエリアMB1において計数する
(s1,s2)。これと同時に画像データを図外の画像
メモリに一時格納する(s3)。1ライン分の計数が終
了すると(s4)、各濃度領域における領域データを特
定し(s5)、特定した領域データにより特徴データを
作成する(s6)。この特徴データを10進数に変換し
て原稿種類を判別する(s7)。判別した原稿種類に対
応する入出力の関係をROM2のメモリエリアMA3濃
度変換テーブルにおいて選択し(s8)、選択した関係
にしたがって画像メモリに格納されている画像データを
補正してレーザドライバ8に出力する(s9)。
【0022】以上の処理により原稿の1ライン毎に画像
データのヒストグラムに基づいて原稿種類を判別し、最
適な補正を行った画像データをレーザドライバ8に出力
することができる。このため、原稿の種類を特定するた
めに原稿の画像を予備走査する必要がなく、また、文字
原稿の途中に写真が貼付されているような場合でも、原
稿画像の1ライン毎に最適な画像信号処理を行うことが
できる。
【0023】図7は、上記画像記録装置の別の処理手順
を示すフローチャートである。RAM3のメモリエリア
MB1を拡大し、10ライン分の画像信号のヒストグラ
ムを格納できるようにしておく。CPU1は、今回の読
取ラインLnの画像データの格納が終了すると(s11
〜s14)、 Fn=〔Fn×7+F(n−1)×4+F(n−2)×2+F(n−3)+ F(n−3)+・・・+F(n−9)〕/20 但し、F(n−i)は読取ラインL(n−i)のヒスト
グラムにより、平均化されたヒストグラムを演算し(s
15)、領域データの特定、特徴データの作成および原
稿種類の判別を行う(s16〜s18)。このようにし
て判別した原稿種類に基づいて入出力関係を選択し(s
19)、今回の読取ラインLnについての補正した画像
データをレーザドライバ8に出力する(s20)。この
後、CPU1は、RAM3のメモリエリアMB1におい
て、読取ラインLn〜L(n−8)のヒストグラムを読
取ラインL(n−1)〜L(n−9)のエリアに書き換
える(s21)。
【0024】以上の処理により、今回CCDラインセン
サ45が読み取った読取ラインLnのヒストグラムに対
して読取ラインL(n−1)から読取ラインL(n−
9)までのヒストグラムを重み付けして加算し、平均化
することにより、読取精度の向上を図ることができる。
例えば、図8(A)に示す写真部分51a、新聞部分5
1bおよび文字部分51cが存在する原稿51の画像の
読取時に、同図(B)に示すように新聞部分51bの一
部について原稿種別の判別を誤って文字原稿と判別する
場合が生じ得る。これは、本実施例では原稿種類の分類
が3種類と少なく、新聞や写真によっては部分的に文字
原稿の特徴を有する場合があるからである。このような
場合に、今回の読取ラインLnのヒストグラムに過去の
読取ラインL(n−1)〜L(n−9)のヒストグラム
を重み付けして加算し、平均化することにより、同図
(C)に示すように適正な原稿種類の判別を行うことが
でき、画像濃度の階調表現の急激な変化を防いで画質の
低下を防止できる。
【0025】図9は、請求項に記載した発明の実施例
に係る画像記録装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。この実施例では、CPU1は、オペレータのキー
入力等により、CCDラインセンサ45のライン方向に
ついての原稿画像の読取範囲の設定を受け付ける(s3
1)。CPU1は、今回の読取ラインLnの画像データ
の格納が終了すると(s32〜s35)、CCDライン
センサ45の1ラインの全画素数を設定された読取範囲
の画素数で除し、この除算結果をRAM3のメモリエリ
アMB1に蓄積されたヒストグラムの画素数に乗算する
ヒストグラムの補正を行う(s36)。この結果に基づ
いて領域データの特定、特徴データの作成、原稿種類の
判別、入出力関係の選択および画像データの出力を行う
(s37〜s41)。
【0026】以上の処理により、図10に示す切り抜き
原稿等の小型の原稿52の画像を読み取る場合に、原稿
52の存在しない範囲について原稿カバーの裏面が原稿
として読み取られ、原稿種類を誤認してしまうことを防
止できる。
【0027】図11は、請求項に記載した発明の実施
例に係る画像記録装置の処理手順を示すフローチャート
である。この実施例では、図12に示すように、ROM
2のメモリエリアMA3の濃度変換テーブルに各原稿種
類に対して複数の入出力関係を記憶しておく。図12に
おいて例えば、入出力関係R1、R5およびR10がそ
れぞれ写真原稿、文字原稿および新聞原稿の再現に最適
な関係である。これに対応して、ROM2のメモリエリ
アMA2の特徴データと原稿種類との関係を、図4に示
す状態から図13に示すように文字原稿を“0”、写真
原稿を“−1”、新聞原稿を“1”に置き換えておく。
【0028】CPU1は、最初の読取ラインL1につい
ては濃度変換テーブルにおける入出力関係R5を設定す
る(s51,s52)。読取ラインL2以降について
は、図6において説明したs1〜s7の処理により原稿
種類を判別する(s53〜s59)。この後、判別した
原稿種類が、写真原稿である場合には設定値Rnを入出
力関係R1方向に1つ移行し(n61)、文字原稿であ
る場合には設定値Rnを入出力関係R5方向に1つ移行
し(n62)、新聞原稿である場合には設定値Rnを入
出力関係R10方向に1つ移行する(n63)。このよ
うにしてs52およびs61〜s63で設定された入出
力関係にしたがって画像データを変換してレーザドライ
バ8に出力する(s64)。
【0029】以上の処理により、図14に示すような写
真部分53a、新聞部分53bおよび文字部分53cが
存在する原稿53の画像を読み取る場合に、各部分から
の部分への変化が緩慢になり、原稿種類の変化の境目
における画像濃度の変化を滑らかにすることができ、画
質の向上を図ることができる。
【0030】また、本実施例によれば、図15(A)に
示した切り抜き原稿52を原稿台の中央部にセットした
場合でも、図15(B)に示すように新聞原稿の存在を
認識することができ、新聞原稿に適した入出力関係によ
り画像データを変換してレーザドライバ8に出力するこ
とができた。
【0031】図16は、この発明のさらに別の実施例に
係る画像記録装置の処理手順の一部を示すフローチャー
トである。図11におけるs60〜s63の処理に代え
てs71〜s77の処理を実行する。原稿種類の判別の
後にs71〜s74の処理を実行することにより、原稿
種別がm回連続して変化した場合にのみ図12に示す濃
度変換テーブルにおける入出力関係を変更する(s75
〜s77)。
【0032】以上の処理により、入出力関係を変更する
際に遅延制御を行うことにより、図17(A)に示す切
り抜き原稿52についての読取処理において、図17
(C)に示すように、図11に示す処理を行った場合の
図17(B)に比較しても原稿種類の変化による入出力
関係の変化をより滑らかにすることができ、原稿の境界
での急激な濃度変化をより確実に防止することができ
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、濃度
信号と補正濃度との関係を写真原稿から文字原稿を挟ん
で新聞原稿まで原稿の種類毎に複数ずつ記憶し、使用す
る関係を原稿の特徴データに基づいて1つずつ移行する
ことにより、複数の原稿種類が存在する原稿の画像につ
いて各部分から他の部分への変化を緩慢にすることがで
き、原稿種類の変化の境目における画像濃度の変化を滑
らかにして、画質を向上させることができる。
【0034】請求項2に記載した発明によれば、各ライ
ンの画像信号のヒストグラムをラインセンサの1ライン
の全画素数を設定された読取範囲の画素数で除算した値
を乗算して補正することにより、切り抜き原稿等の小型
の原稿の画像を読み取る場合に、原稿の存在しない範囲
について原稿カバーの裏面を原稿として読み取ることが
なく、原稿種類を正確に判別することができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である画像記録装置を適用し
たディジタル複写機の構成を示す概略図である。
【図2】この発明の実施例である画像記録装置の制御部
のブロック図である。
【図3】同画像記録装置の画像信号のヒストグラムの領
域を特定する領域データを示す図である。
【図4】同画像記録装置における特徴データと原稿種類
との関係を示す図である。
【図5】同画像記録装置における濃度変換テーブルであ
る。
【図6】同画像記録装置の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図7】画像記録装置の別の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】同実施例における写真部分、新聞部分および文
字部分が存在する原稿の画像の読取状態を示す図であ
る。
【図9】請求項に記載した発明の実施例に係る画像記
録装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】同実施例における切り抜き原稿等の小型の原
稿の画像の読取状態を示す図である。
【図11】請求項に記載した発明の実施例に係る画像
記録装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】同実施例における濃度変換テーブルを示す図
である。
【図13】同実施例における特徴データと原稿種類との
関係を示す図である。
【図14】同実施例における写真部分、新聞部分および
文字部分が存在する原稿の読取状態を示す図である。
【図15】同実施例における切り抜き原稿等の小型の原
稿の画像の読取状態を示す図である。
【図16】この発明のさらに別の実施例に係る画像記録
装置の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図17】同実施例における原稿の読取状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1−CPU 38−レーザ書き込みユニット 45−CCDラインセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 美保子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 ▲崎▼田 裕史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 大槻 正明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−88569(JP,A) 特開 昭62−73867(JP,A) 特開 平8−88772(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 G06T 5/00 G06T 7/00 B41J 2/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取って画素毎の濃度信号
    を出力するラインセンサを備え、ラインセンサから出力
    された濃度信号に基づいて記録媒体に画像を記録する画
    像記録装置おいて、 前記濃度信号のヒストグラムを1ライン毎に作成して原
    稿の種類毎の特徴データを抽出する原稿特徴抽出手段
    と、原稿特徴抽出手段が抽出した1ライン毎の原稿の特
    徴データに基づいて前記濃度信号を補正する原稿濃度補
    正手段と、を設け 前記原稿濃度補正手段が、ラインセンサから出力された
    濃度信号と補正濃度との関係を写真原稿から文字原稿を
    挟んで新聞原稿まで原稿の種類毎に複数ずつ記憶し、前
    記原稿特徴抽出手段が抽出した原稿の特徴データに基づ
    いて使用する関係を1つずつ移行する ことを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記原稿特徴抽出手段が、原稿画像におけ
    るラインセンサのライン方向についての読取範囲が設定
    された際に、ラインセンサの1ラインの全画素数を設定
    された読取範囲の画素数で除算した値を乗算することに
    より、各ラインの画像信号のヒストグラムを補正する請
    求項1に記載の画像記録装置。
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