JP3193495B2 - 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性樹脂組成物

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JP3193495B2 JP36190292A JP36190292A JP3193495B2 JP 3193495 B2 JP3193495 B2 JP 3193495B2 JP 36190292 A JP36190292 A JP 36190292A JP 36190292 A JP36190292 A JP 36190292A JP 3193495 B2 JP3193495 B2 JP 3193495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性エネルギー線硬化性
樹脂組成物に関し、特に表面硬化性、耐擦傷性、表面平
滑性等をプラスチック等へ付与するために使用するハー
ドコート材料として使用可能な組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック材料はエンジニアリ
ングプラスチックをはじめとしてその強靭性、加工性等
の特徴を生かして、金属材料等の代替材料として広範囲
に使用されている。しかし表面の硬度や耐擦傷性に欠け
るため表面保護層を設ける場合が多い。従来からプラス
チック表面を硬質化する技術としては、オルガノシロキ
サン系、メラミン系等の熱硬化性樹脂をコーティングし
たり真空蒸着法やスパッタリング法等で金属薄膜を形成
する方法、あるいは多官能アクリレート系の活性エネル
ギー線硬化性樹脂をコーティングすることが行われてき
た。
【0003】しかしながら、従来の熱硬化性樹脂による
表面保護の場合、生産性が低いという欠点があり、また
金属薄膜による表面保護の場合は、真空系における加工
のため生産性が低く、かつ大面積の加工が困難であると
いう欠点があった。また、活性エネルギー線硬化の場
合、塗膜厚が5μm前後の薄膜であるため重合時に酸素
による重合阻害を受け、塗膜の硬化性、耐摩耗性、表面
平滑性等を損ねてしまう傾向にあった。
【0004】この酸素による重合阻害を防止し、硬化
性、耐摩耗性、表面平滑性を維持する方法として、塗布
液中にパラフィン類を添加し塗布液中への酸素の拡散を
防止する方法や、塗布液の表面を透明なプラスチックフ
ィルム等で遮蔽し、酸素の拡散を防止する方法等がとら
れてきた。さらには、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下
で活性エネルギー線を照射する方法等がとられてきた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、これらの方法は、製品コス
ト、量産性の面で適切な方法とはいえず、工業的規模で
考えた場合問題点が多い。硬化塗膜の耐摩耗性、表面平
滑性を改善する方法としては、従来より、ポリジメチル
シロキサン系シリコーンオイルに種々の変性、たとえ
ば、エポキシ変性、アルキド変性、アミノ変性、カルボ
キシル変性、アルコール変性等の処理を行ったシリコー
ンオイルを添加することにより、硬化時に塗膜表面への
移行現象を利用し、硬化塗膜の表面の特性である耐擦傷
性、表面平滑性を向上させる試みが行われてきた。
【0006】しかしながら、これらの種々のシリコーン
系添加剤は、分子骨格中あるいは、分子末端に活性エネ
ルギー線硬化性の官能基を持っていないために、多官能
アクリレートと共重合することが不可能であり、その結
果として耐擦傷性、表面平滑性が充分ではない等の問題
があり未だ硬化性、耐擦傷性、表面平滑性に優れたハー
ドコート剤は得られていない。
【0007】
【発明の目的】前記問題点を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、主鎖中に耐擦傷性、表面平滑性に優れたポリジ
メチルシロキサン骨格を導入すると同時にイソシアヌレ
ート骨格を導入し、さらに分子末端に活性エネルギー線
硬化性の高いアクリロイル基あるいはメタクリロイル基
を複数個導入し、さらに多官能アクリレートと併用する
ことにより硬化性、耐擦傷性、表面平滑性に優れた活性
エネルギー線硬化性樹脂組成物を発明するに至り、活性
エネルギー線による硬化性、耐擦傷性、表面平滑性に優
れたハードコート材料を得ることができることを見いだ
した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は 「(a)下記一般式(I) 《式中、R1は炭素数5〜10のアルコ−ル残基であり
2はHまたはCH3であり、nは3〜6の整数を表す》
で表される化合物 100重量部 (b)多官能ウレタンアクリレ−ト 0.1〜12.5
量部[ただし、上記(b)はポリオ−ル成分として、下記
一般式(II) 《式中、nは10〜25の整数であり、m1及びm2は0
または1〜5の整数を表し、Rはメチル基または水素原
子を表す》で表されるポリジメチルシロキサンジオ−ル
1モルと、ポリイソシアネ−ト成分として、下記、一般
《式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、フェニレ
ン基、置換フェニレン基を表す》で表される有機イソシ
アネ−ト2モルとの反応により得られたイソシアネ−ト
基末端のプレポリマ−に、下記一般式 《式中、R1は少なくとも1個の水酸基を有する炭素数
5〜10のアルコ−ル残基であり、R2はHまたはCH3
であり、nは3〜5の整数を表す》で表される化合物を
反応させて得られるものである]とからなることを特徴
とする活性エネルギ−線硬化性樹脂組成物」である。
【0009】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物における出発原料の一つ(a)成分である下記、一般
式(I) で表わされる具体的な化合物としては、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリス
リトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサメタクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレートおよびトリメチロールプロパ
ントリメタクリレートなどがある。
【0010】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物におけるもう一つの出発原料である(b)成分は以下
の反応手順で合成する。すなわち、下記一般式(II) 《式中、nは10〜25の整数であり、m1及びm2は
0または1〜5の整数を表し、Rはメチル基または水素
原子を表す》で表されるポリジメチルシロキサンジオー
ルを下記、一般式(III) 《式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、フェニレ
ン基、置換フェニレン基を表す》で表される有機イソシ
アネート2モルとの反応により得られたイソシアネート
基末端のプレポリマーをまず最初に合成する。
【0011】次いで、上記イソシアネート基末端のプレ
ポリマーのイソシアネート基に下記、一般式(IV) 《式中、Rは少なくとも1個の水酸基を有する炭素数
5〜10のアルコール残基でありRはHまたはCH
であり、nは3〜5の整数を表す》で表される化合物を
反応させることにより多官能ウレタンアクリレートが得
られる。
【0012】 の具体的な化合物は、以下の化合物、すなわち、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキ
シルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネ−ト、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートそれぞれの
三量体である。
【0013】さらに、 の具体的な化合物としては、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレー
ト、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペン
タエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
メタクリレートなどがある。
【0014】上記一般式(II)で表されるポリジメチ
ルシロキサンジオールにおいて、nが10未満では硬化
性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化被膜の耐擦傷
性、表面平滑性等のポリジメチルシロキサン骨格の持つ
特徴が現れず、nが25をこえる場合には充分な架橋密
度が得られず好ましくない。
【0015】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物においては、(a)成分である一般式(I)で表される化合
物100重量部に対して(b)成分を0.1〜12.5
量部ブレンドすることが必須である。0.1重量部未満
の場合は添加剤としての効果が現れず、12.5重量部
をこえる場合は、硬化物の表面平滑性に悪影響が現れ
る。
【0016】主鎖中にポリジメチルシロキサン骨格とイ
ソシアヌレート骨格を有するウレタンアクリレートは次
の2段階の反応工程により製造することができる。 《ただし、Rは一般式(II)で表されるポリジメチ
ルシロキサンジオールの残基を表し、Rはメチル基ま
たは水素原子を表わし、Rは炭素数1〜10のアルキ
レン基、フェニレン基、置換フェニレン基を表す》によ
り表すことができる。
【0017】第1段目の反応は分子末端に水酸基を有す
るポリジメチルシロキサンジオール1モルとイソシアヌ
レート骨格を有するポリイソシアネート2モルとの反応
により分子末端にイソシアネート基2モルを有するウレ
タンプレポリマーを得る工程である。
【0018】この段階で得られるイソシアネート末端の
ウレタンプレポリマーは有機溶剤に対する溶解性が極め
て悪く、通常工業的に使用されている多くの有機溶剤に
溶解することができない。しかしながら、一部のケトン
類、特にアセトンには極めて良好な溶解性を示す。した
がって、反応中にはあらかじめ前記イソシアヌレート骨
格を有するポリイソシアネートをアセトンに溶解させて
後、反応させることが均一な組成のウレタンアクリレー
ト溶液を得るための条件となる。
【0019】この反応は、窒素雰囲気下、室温〜50℃
の温度範囲で行う。この反応は、触媒を使用することが
好ましい。触媒としては、テトラブチルチタネート、テ
トラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の
有機チタン化合物、オクチル酸錫、ジブチル錫オキシ
ド、シブチル錫ジラウレート等の有機錫化合物、さらに
は、塩化第一錫、臭化第一錫、ヨウ化第一錫等を用いる
ことができる。これらの触媒の添加量は、全仕込み量に
対して10〜10、000PPMである。
【0020】このようにして生成した分子両端にイソシ
アネート基を有するウレタンアクリレートプレポリマー
1モルに、分子末端に水酸基を有するとともにラジカル
重合性不飽和基であるアクリロイル基を有するアクリレ
ート化合物を付加させる反応は、一般に、以下の反応式
により表すことができる。次いで、上記一般式(V)で
表されるウレタンプレポリマー1モルに前記一般式 で表される化合物を4モル反応させることにより(b)
成分である多官能ウレタンアクリレートが得られる。
【0021】 《ただし、Rはポリジメチルシロキサンジオール残
基、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、フェニレン
基、置換フェニレン基、Rは一般式(IV)で表される
化合物の残基である》
【0022】この反応も基本的にはウレタンプレポリマ
ーを得る工程と同様のウレタン化反応である。分子末端
に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基であ
るアクリロイル基を有するアクリレート化合物の仕込み
量は、分子両末端にイソシアネート基を有するウレタン
アクリレートプレポリマー1モルに対して過剰量である
5〜7モル用いることが好ましい。
【0023】この理由は、ウレタンプレポリマー中に残
存しているイソシアネート基は水酸基との反応性が極め
て悪く過剰量の水酸基濃度下で反応を行わなければウレ
タン化反応が進行しないためである。この付加反応は、
乾燥空気雰囲気下で反応温度は室温〜50℃の温度範囲
で行う。また、この反応には触媒を用いることが好まし
い。触媒としては、テトラブチルチタネート、テトラプ
ロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機チ
タン化合物、オクチル酸錫、ジブチル錫オキシド、シブ
チル錫ジラウレート等の有機錫化合物、さらには、塩化
第一錫、臭化第一錫、ヨウ化第一錫等を用いることがで
きる。この触媒の使用量は全仕込み量に対して10〜1
0、000PPMである。
【0024】またアクリロイル基のラジカル重合を抑制
するためにラジカル重合禁止剤を使用することができ
る。ラジカル重合禁止剤としては、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル、d−t−ブチルハイドロキノン、p−
t−ブチルカテコール、フェノチアジン等が挙げられ
る。添加量は、全仕込み量に対して10〜10,000
ppmが適量である。この反応で得られたウレタンアク
リレートは反応収率がほぼ100%であるため、特別な
精製工程を必要としない。
【0025】このようにして得られた、主鎖中にポリジ
メチルシロキサン骨格とイソシアヌレート骨格を有する
多官能ウレタンアクリレートは他の多官能アクリレート
化合物と混合し光硬化性樹脂組成物とした場合、他の多
官能アクリレートと容易に共重合を行うため硬化膜の構
成成分となり塗膜の耐摩耗性を向上させる効果がある。
さらに硬化膜中からの移行現象が抑制されるため通常使
用されているシリコーン系添加剤と異なり硬化膜の表面
平滑性の向上にも寄与することができる。
【0026】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物に紫外線
を照射して光硬化させる場合は、光重合開始剤を用いる
ことができるが、アクリロイル基の重合反応を開始し促
進するものであれば特に制限されず、公知の化合物を使
用することができる。光重合開始剤として具体的には、
2,2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトフェノン、ア
セトフェノン、ベンゾフェノン、キサントン、フルオレ
ノン、ベンズアルデヒド、アントラキノン、トリフェニ
ルアミン、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベン
ゾフェノン、4,4’−ジメトキシベンゾフェノン
N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミ
ノベンゾフェノン、ベンゾインプロピルエーテル、アセ
トフェノンジエチルケタール、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−
1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
プロパン−1−オンその他チオキサントン系化合物等が
例示され、これら化合物の1種または、2種以上を使用
することができる。
【0027】光重合開始剤の使用量は本発明の光硬化性
樹脂組成物に対して好ましくは0.1〜15重量部、よ
り好ましくは1〜5重量部である。
【0028】以下実施例により本発明を説明する。 合成例1 ガス導入管、温度計、冷却管及び撹拌装置を備えた3L
の4つ口フラスコにイソフォロンジイソシアメートの3
量体(T−1890;ヒュルス社製商品名)320部と
触媒としてジブチル錫ジラウレートを1.332部をア
セトン1.332部に溶解し、40℃の温度に保った。
【0029】次いで、平均組成式が で示される分子末端が水酸基で封鎖されたポリジメチル
シロキサン470部を窒素雰囲気下で滴下ロートより3
時間かけて徐々し滴下しイソシアネート濃度5.10%
のウレタンプレポリマーを得た。
【0030】次いで、同反応温度にて重合禁止剤として
ハオドロキノン−n−メチルエーテル0.666部を添
加し乾燥空気下でペンタエリスリトールトリアクリレー
ト1,332部を滴下ロートにより3時間かけて徐々に
滴下した。 滴下終了後、さらに反応を継続し赤外吸収
スペクトルにより2,330cm−1のイソシアネート
基による吸収ピークが消失するまで反応を継続し、ポリ
ジメチルシロキサン骨格とイソシアヌレート骨格を主鎖
中に有する多官能ウレタンアクリレートと多官能アクリ
ル化合物とのアセトン溶液2,660部(オリゴマー
A)を得た。
【0031】合成例2 平均組成が で表されるポリジメチルシロキサン240部を使用した
以外は合成例1と同様の方法によりポリジメチルシロキ
サン骨格とイソシアヌレート骨格を主鎖中に有する多官
能ウレタンアクリレートと多官能アクリル化合物とのア
セトン溶液2.470部(オリゴマーB)を得た。
【0032】合成例3 平均組成が で表されるポリジメチルシロキサン550部を使用した
以外は合成例1と同様の方法によりポリジメチルシロキ
サン骨格とイソシアヌレート骨格を主鎖中に有する多官
能ウレタンアクリレートと多官能アクリル化合物とのア
セトン溶液2,780部(オリゴマーC)を得た。
【0033】合成例1〜3で得られたオリゴマーを使用
して表1に示す組成で硬化物の表面硬化性、耐擦傷性、
表面平滑性について以下の方法で評価を行った。 (1)表面硬化性 得られた硬化物表面のタックの有無を指触で判定する。 ○・・・・タック有り ×・・・・タック無し (2)耐擦傷性 スチールウール#0000により硬化表面を擦傷し、傷
つき度合いにより判定する。 ○・・・・ほとんど傷がつかない △・・・・わずかに傷がつく ×・・・・著しく傷がつく (3)表面平滑性 得られた硬化表面を観察し判定する。 ○・・・・良好である ×・・・・少し乱れがある
【0034】実施例1〜4および比較例1〜2 表1に示す光硬化性樹脂組成物を調整した。評価用試料
はポリエチレンテレフタレート(S−25 帝人(株)
社製商品名上に上記組成物を4ミクロンになるようにバ
ーコータで塗布し高圧水銀灯(ランプ入力120W/c
m)にて、コンベヤースピード30m/min.にて1
回、紫外線を照射して硬化させたものを使用した。光重
合開始剤として、イルガキュアー500(チバーガイギ
ー社商品名)を使用した。
【0035】評価結果を表1に示す。
【0036】実施例5〜8および比較例3〜5 表2に示す光硬化性樹脂組成物を調整した。これを用い
て実施例1と同じ条件にて硬化物を作成し評価を行っ
た。結果を表2に示す。 表1および2において、 多官能モノマー(a):ペンタエリスリトールトリアク
リレート 多官能モノマー(b):トリメチロールプロパントリア
クリレート *光重合開始剤:イルガキュア−500(チバ−ガイギ
ー社製光重合開始剤)
【0037】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組
成物は表面硬化性、耐擦傷性、表面硬化性に優れ、これ
を他の多官能アクリル化合物等へ添加した場合、優れた
耐擦傷性コーティングが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C08G 18/67 C08G 18/67 C08L 101:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 290/00 - 290/14 C08F 299/00 - 299/08 C08F 2/46 - 2/50 C08J 7/04 C09D 4/00 - 4/06 C09D 175/00 - 175/16 C08G 18/00 - 18/87

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)下記一般式(I) 《式中、R1は炭素数5〜10のアルコ−ル残基であり
    2はHまたはCH3であり、nは3〜6の整数を表す》
    で表される化合物 100重量部 (b)多官能ウレタンアクリレ−ト 0.1〜12.5
    量部 [ただし、上記(b)はポリオ−ル成分として、下記一般
    式(II) 《式中、nは10〜25の整数であり、m1及びm2は0
    または1〜5の整数を表し、Rはメチル基または水素原
    子を表す》で表されるポリジメチルシロキサンジオ−ル
    1モルと、ポリイソシアネ−ト成分として、下記、一般
    《式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、フェニレ
    ン基、置換フェニレン基を表す》で表される有機イソシ
    アネ−ト2モルとの反応により得られたイソシアネ−ト
    基末端のプレポリマ−に、下記一般式 《式中、R1は少なくとも1個の水酸基を有する炭素数
    5〜10のアルコ−ル残基であり、R2はHまたはCH3
    であり、nは3〜5の整数を表す》で表される化合物を
    反応させて得られるものである]とからなることを特徴
    とする活性エネルギ−線硬化性樹脂組成物。
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