JP3193406U - マルチリング同軸同音源スピーカ - Google Patents

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朱銘忠
晶一 谷口
晶一 谷口
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Abstract

【課題】発声ユニットの電気的調整が可能な範囲を広げるマルチリング同軸同音源スピーカを提供する。【解決手段】マルチリング同軸同音源スピーカは、中高音発声ユニット2、第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16を備える。中高音発声ユニット2は、中高音振動音源点及び配線基板22を有する。第2の低音発声ユニット16の位置決め空間中には、第1の低音発声ユニット15が同軸嵌合され、第1の低音発声ユニット15の位置決め空間中には、中高音発声ユニット2が同軸嵌合され、第1の低音発声ユニット15、第2の低音発声ユニット16及び中高音発声ユニット2が同軸に設けられる。第1の低音発声ユニット15の低音振動音源点と、第2の低音発声ユニット16の低音振動音源点と、中高音発声ユニット2の中高音振動音源点とが水平高さで揃う。【選択図】図1

Description

本考案は、スピーカ発声ユニットの技術分野に関し、特に、複数の低音発声ユニットが中高音発声ユニットの外側に同軸嵌合され、複数の低音発声ユニットの低音振動音源点と中高音発声ユニットの中高音振動音源点とが水平高さで揃い、複数組の低音発声ユニットと1組の中高音発声ユニットとが同時に音声を出力するマルチリング同軸同音源スピーカに関する。
従来のイヤホン又はスピーカボックスは、1つのスピーカ音声ユニットから音声が出力されるため、周波数帯域が広い音声を出力することは困難であり、低音の音量を大きくすると中高音の一部が失われることがあった。
また、周波数帯域が広い音声を出力するためには、イヤホン本体又はスピーカボックス内に発声ユニットを多数取り付ける必要があったが、イヤホン本体又はスピーカボックス内に、独立した低音発声ユニット及び中高音発声ユニットを取り付けた場合、占有体積が大きくなりイヤホン又はスピーカボックスの体積が大きくなってしまう虞があった。
本考案の目的は、複数の低音発声ユニットを中高音発声ユニットの外側に同軸嵌合させてスピーカ全体の体積を小さくし、複数の低音発声ユニットと中高音発声ユニットとの発声振動音源点を水平高さで揃え、発声ユニットの電気的調整が可能な範囲を広げるマルチリング同軸同音源スピーカを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、中高音発声ユニット、第1の低音発声ユニット及び第2の低音発声ユニットを備えるマルチリング同軸同音源スピーカであって、前記中高音発声ユニットは、中高音振動音源点及び配線基板を有し、前記第1の低音発声ユニットは、位置決め空間、振動発声板、配線基板及び低音振動音源点を有し、前記第2の低音発声ユニットは、位置決め空間、振動発声板、配線基板及び低音振動音源点を有し、前記第2の低音発声ユニットの前記位置決め空間中には、前記第1の低音発声ユニットが同軸嵌合され、前記第1の低音発声ユニットの前記位置決め空間中には、前記中高音発声ユニットが同軸嵌合され、前記第1の低音発声ユニット、前記第2の低音発声ユニット及び前記中高音発声ユニットが同軸に設けられ、前記第1の低音発声ユニットの前記低音振動音源点と、前記第2の低音発声ユニットの前記低音振動音源点と、前記中高音発声ユニットの前記中高音振動音源点とが水平高さで揃うことを特徴とするマルチリング同軸同音源スピーカが提供される。
前記中高音発声ユニットは、円形電磁式鉄片発声ユニット、方形電磁式鉄片振動発声ユニット、可動線輪型発声ユニット、リボン式発声ユニット、圧電磁器発声片部材、圧電磁器発声片接合発声振動膜又は半導体チップ発声ユニットであることが好ましい。
前記第1の低音発声ユニットと前記第2の低音発声ユニットとの接続箇所には、前記第1の低音発声ユニットの磁場と前記第2の低音発声ユニットの磁場とを分ける第1の防磁リングが配設され、前記第1の低音発声ユニットと前記中高音発声ユニットとの接続箇所には、前記第1の低音発声ユニットの磁場と前記中高音発声ユニットの磁場とを分ける第2の防磁リングが配設されていることが好ましい。
前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、環状磁性体ベースと、第1の環状磁石及び第2の環状磁石と、第1の環状磁性体リング及び第2の環状磁性体リングと、前記振動発声板と、前記配線基板とを含み、前記環状磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に頂面開口を有する収容空間が形成されているとともに前記頂面開口を形成する外周壁及び内周壁を含み、前記第1の環状磁石は、前記環状収容空間の内周壁に配設されて前記内周壁に貼着され、前記第2の環状磁石は、前記環状収容空間の外周壁に配設されて前記外周壁に貼着され、前記第1の環状磁石と前記第2の環状磁石との間には、磁気ギャップが形成され、前記第1の環状磁性体リングは、前記第1の環状磁石の上表面に固定され、前記第2の環状磁性体リングは、前記第2の環状磁石の上表面に固定され、前記振動発声板は、環状振動板、外圧縁及び内圧縁を含み、前記外圧縁は、前記振動板の外周縁に固定され、前記内圧縁は、前記振動板の内周縁に固定され、前記外圧縁は、前記環状磁性体ベースの外周壁の端部に接続され、前記内圧縁は、前記環状磁性体ベースの内周壁の端部に接続され、前記開口部において前記環状磁性体ベースを密封し、前記環状振動板下には、前記ボイスコイルが接続され、該接続箇所には低音振動音源点が形成され、前記第1の環状磁石と前記第2の環状磁石との間に形成された前記磁気ギャップ中には、前記ボイスコイルが挿入され、前記配線基板は、前記磁性体ベースの外底面に結合され、前記ボイスコイルの引出線が固定されていることが好ましい。
前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、環状磁性体ベースと、環状磁石と、環状磁性体リングと、前記振動発声板と、前記配線基板とを含み、前記環状磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に頂面開口を有する収容空間が形成されるとともに前記頂面開口を形成する外周壁及び内周壁を含み、前記環状磁石は、前記収容空間の内周壁と外周壁との間に配設され、前記収容空間を第1の磁気ギャップと第2の磁気ギャップとに分け、前記環状磁性体リングは、前記環状磁石の上表面に固定され、前記振動発声板は、環状振動板、外圧縁及び内圧縁を含み、前記外圧縁は、前記振動板の外周縁に固定され、前記内圧縁は、前記振動板の内周縁に固定され、前記振動板の内周縁に隣接した箇所には第1のボイスコイルが接続され、該接続箇所には、前記第1の低音振動音源点が形成され、外周縁に隣接した箇所には、第2のボイスコイルが接続され、該接続箇所には、第2の低音振動音源点が形成され、前記振動発声板は、前記磁性体ベースの開口部に連結固定され、前記外圧縁が前記磁性体ベースの外周壁に結合され、前記内圧縁が内周壁に結合され、前記振動板が前記収容空間の開口部に位置決めされ、前記開口部が封止され、前記磁性体ベースの前記第1の磁気ギャップに前記第1のボイスコイルが挿入され、前記磁性体ベースの前記第2の磁気ギャップに前記第2のボイスコイルが挿入されて前記第1のボイスコイルと前記第2のボイスコイルとの間に前記環状磁石が位置決めされ、前記配線基板は、前記磁性体ベースの外底面に結合され、前記第1のボイスコイル及び前記第2のボイスコイルの引出線が固定されることが好ましい。
前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、磁性体ベースと、環状磁石と、環状磁性体リングと、振動発声板と、配線基板とを含み、前記磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に互いに隣接した補助磁性体結合空間及びボイスコイル作動空間が形成され、前記補助磁性体結合空間と前記ボイスコイル作動空間との間には、隔壁が設けられ、前記環状磁石は、互いに表裏の関係にある表面を有し、一表面は、前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間中に固定されるとともに、前記ボイスコイル作動空間に貼着されて前記隔壁から離れ、前記環状磁石と前記隔壁との間には、磁気ギャップが形成され、前記環状磁性体リングは、前記環状磁石の他表面に固定され、前記環状磁性体リングと前記磁性体ベースとには、開口部が形成され、前記振動発声板は、環状振動板を含み、前記環状振動板上には前記ボイスコイルが接続され、前記ボイスコイルと前記環状振動板との接続箇所には、低音振動音源点が形成され、前記振動発声板が前記磁性体ベースと前記環状磁性体リングとにより形成された開口部に連結固定されて前記開口部が封止され、前記ボイスコイルが前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間中に挿入され、前記ボイスコイル作動空間の前記磁気ギャップ中に位置決めされ、前記配線基板は、前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間の底面外壁面に結合され、前記ボイスコイルの引出線が固定されていることが好ましい。
前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間は、前記位置決め空間に隣接した箇所に形成され、前記ボイスコイル作動空間は、前記位置決め空間から離れた箇所に形成されることが好ましい。
前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間は、前記位置決め空間に隣接した箇所に形成され、前記ボイスコイル作動空間は、前記位置決め空間から離れた箇所に形成されることが好ましい。
前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間には、補助磁性体が接続されていることが好ましい。
前記磁性体ベースの底面の外壁表面に接着されるとともに、通気孔を遮ってチャンバの空気流量を調整する風量ダンパ網と、前記第1の低音発声ユニット及び前記中高音発声ユニット上に接続され、前記第1の低音発声ユニットの音声を出力する第1の低音出音孔を有する第1の防塵保護カバーと、前記第2の低音発声ユニット上に接続され、前記第2の低音発声ユニットの音声を出力する第2の低音出音孔を有する第2の防塵保護カバーとをさらに備え、前記中高音発声ユニットは、前記中高音発声ユニットの音声を出力する中高音出音孔を有することが好ましい。
本考案のマルチリング同軸同音源スピーカは、複数の低音発声ユニットを中高音発声ユニットの外側に同軸嵌合させてスピーカ全体の体積を小さくし、複数の低音発声ユニットと中高音発声ユニットとの発声振動音源点を水平高さで揃え、発声ユニットの電気的調整が可能な範囲を広げることができる。
本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す正面斜視図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す背面斜視図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカの中高音発声ユニットを示す図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す分解斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す正面斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す背面斜視図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのシングルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面図である。 本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのデュアルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのシングルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのシングルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのシングルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカのシングルボイスコイル低音発声ユニットを示す断面斜視図である。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカは、複数の低音発声ユニット及び中高音発声ユニット2を含む。なお、本実施形態の2つの低音発声ユニットは、単なるベストモードであり、これに限定されるわけではなく、2つ以上の低音発声ユニットを利用する限り、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカは、第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16を含む。第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16の中心部には、中空状位置決め空間151,161が形成され、第1の低音発声ユニット15が第2の低音発声ユニット16の位置決め空間161中に同軸嵌合され、第1の低音発声ユニット15の位置決め空間151中に中高音発声ユニット2が同軸嵌合され、中高音発声ユニット2、第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16が同軸に設けられる。
図4Aを参照する。図4Aに示すように、中高音発声ユニット2は、円形電磁式鉄片発声ユニットであり、中高音振動音源点21と、底部に設置された配線基板22とを有するとともに、中高音出音孔12が形成されている。中高音発声ユニット2の音声は、中高音出音孔12から出力される。
図4B〜図4Gに示すように、中高音発声ユニット2には、方形電磁式鉄片振動発声ユニット(rectangular electromagnetic moving iron sound unit)2a(図4B参照)、可動線輪型発声ユニット(moving−vocal coil sound unit)2b(図4C参照)、リボン式発声ユニット(ribbon−type sound unit)2c(図4D参照)、圧電磁器発声片部材(piezo−ceramic sound piece component)2d(図4E参照)、圧電磁器発声片接合発声振動膜(piezo−ceramic sound piece adjoining another vibrating vocal tone diaphragm)2e(図4F参照)、半導体チップ発声ユニット(semiconductor chip sound unit)2f(図4G参照)を用いてもよい。
図4B〜4Gに示すように、中高音発声ユニット2a〜2fは、中高音配線基板22及び中高音振動音源点21を含む。図4Gの半導体チップ発声ユニット2f上には、出音孔は形成されておらず、その他中高音発声ユニット2a〜2f上には、中高音出音孔12が形成されている。上述の中高音発声ユニット2は単なる好適な実施形態であり、勿論、本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するわけではない。
図5〜図7を参照する。図5〜図7は、図1〜図3と異なり、第1の低音発声ユニット15と第2の低音発声ユニット16との接続箇所には、第1の防磁リング71が設置されている。第1の低音発声ユニット15と中高音発声ユニット2との接続箇所には、第2の防磁リング72が設置されている。
第1の防磁リング71及び第2の防磁リング72は、スリーブに類似した構造を有する。第1の防磁リング71は、内部に第1の低音発声ユニット15が挿設され、外部に第2の低音発声ユニット16の位置決め空間161が固着され、第1の防磁リング71により、第1の低音発声ユニット15の磁場と第2の低音発声ユニット16の磁場とに分ける。第2の防磁リング72は、内部に中高音発声ユニット2が挿設され、外部が第1の低音発声ユニット15の中空状位置決め空間151と接続され、第2の防磁リング72により第1の低音発声ユニット15の磁場と中高音発声ユニット2の磁場とに分け、その他の構造は図1〜3と同じであるため、ここでは繰り返して述べない。
図1〜3及び図5〜8を参照する。本実施形態の第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16は、シングルボイスコイル低音発声ユニットを示す図である。第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16は、環状磁性体ベース3を含む。
環状磁性体ベース3の中心部は、中空状位置決め空間151又は中空状位置決め空間161に形成される。環状磁性体ベース3の本体部分には、頂面開口325を有する収容空間32が形成されている。環状磁性体ベース3の本体部分には、頂面開口325が形成された外周壁322及び内周壁323が含まれ、頂面開口325から離れた他の表面には底面326が形成されている。底面326には、通気孔321が形成されている。
環状磁性体ベース3の収容空間32中には、第1の環状磁石501及び第2の環状磁石502が位置決めされている。第1の環状磁石501の面積は第2の環状磁石502より小さい。第1の環状磁石501及び第2の環状磁石502の断面幅及び高さは、収容空間32の断面幅及び高さより小さい。
第1の環状磁石501及び第2の環状磁石502の底面は、収容空間32の底面326に固定されている。第1の環状磁石501は、収容空間32の内周壁323に貼着されている。第2の環状磁石502は、収容空間32の外周壁322に貼着され、第1の環状磁石501と第2の環状磁石502との間には収容空間32において磁気ギャップ328が形成されている。
第1の環状磁性体リング601は、第1の環状磁石501の上表面に接着され、第2の環状磁性体リング602は、第2の環状磁石502の上表面に接着され、環状磁石501,502、第1の環状磁性体リング601及び第2の環状磁性体リング602が環状磁性体ベース3の収容空間32中に収容されて位置決めされる。第1の環状磁性体リング601及び第2の環状磁性体リング602は、環状磁性体ベース3の頂面開口325から突出されていない。
環状磁性体ベース3の頂面開口325上には振動発声板9が結合される。振動発声板9は、環状外圧縁901、環状振動板902及び環状内圧縁903を含む。環状振動板902は、外周縁及び内周縁を有する。外周縁上には環状外圧縁901が固定され、内周縁上には環状内圧縁903が固定され、環状振動板902下にはボイスコイル8が接続されている。
ボイスコイル8は、環状外圧縁901と環状内圧縁903との間に位置し、ボイスコイル8と環状振動板902との接続箇所には、低音振動音源点1301が形成され、振動発声板9の環状外圧縁901が環状磁性体ベース3の頂面開口325の外周壁322に固定され、環状内圧縁903は、環状磁性体ベース3の内周壁323に固着され、ボイスコイル8が環状磁性体ベース3の収容空間32中に位置決めされ、第1の環状磁石501及び第2の環状磁石502に形成された磁気ギャップ328中に位置し、振動発声板9により環状磁性体ベース3の収容空間32の頂面開口325が密閉される。
図1〜3、図5〜7及び図9を参照する。図1〜3、図5〜7及び図9に示すように、第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16は、デュアルボイスコイル低音発声ユニットであり、図1〜3、図5〜7及び図9に示すように、第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16は、デュアル磁気ギャップ機構(dual magnetic gap mechanism)を有し、環状磁性体ベース3を含む。
環状磁性体ベース3の中心部は中空状位置決め空間151又は中空状位置決め空間161である。環状磁性体ベース3の本体部分には、頂面開口325を有する収容空間32が形成されている。環状磁性体ベース3の本体部分は、上述の頂面開口325が形成された外周壁322及び内周壁323を含み、頂面開口325から離れた他方の表面は底面326に形成され、底面326上には、通気孔321が形成されている。
環状磁性体ベース3の収容空間32中には環状磁石503が位置決めされている。環状磁石503は、一表面が収容空間32の底面326上に固定され、他端に環状磁性体リング603が接着されている。環状磁石503及び環状磁性体リング603は、環状磁性体ベース3の収容空間32内に収容され、環状磁性体リング603が環状磁性体ベース3の頂面開口325から露出されておらず、環状磁石503の断面幅及び高さが収容空間32より小さく、環状磁石503は、収容空間32を第1の磁気ギャップ324と第2の磁気ギャップ327とに分離し、環状磁性体ベース3の頂面開口325上には、振動発声板9が結合されている。
振動発声板9は、環状外圧縁901、環状振動板902及び環状内圧縁903を含む。環状振動板902は、外周縁及び内周縁を有する。外周縁上には、環状外圧縁901が固定される。内周縁上には、環状内圧縁903が固定され、環状振動板902の内周縁に近い箇所には、第1のボイスコイル801が接続され、外周縁に近い箇所には第2のボイスコイル802が接続され、環状振動板902上には、2つの内・外周ボイスコイルが形成されている。
第1のボイスコイル801は内リングであり、第2のボイスコイル802は外リングである。第1のボイスコイル801と環状振動板902との接続箇所には、第1の低音振動音源点1302が形成され、第2のボイスコイル802と環状振動板902との接続箇所には、第2の低音振動音源点1303が形成されている。振動発声板9の環状外圧縁901は、環状磁性体ベース3の頂面開口325の外周壁322に固着され、環状内圧縁903が環状磁性体ベース3の内周壁323に固着され、第1のボイスコイル801が環状磁性体ベース3の第1の磁気ギャップ324に位置決めされ、第2のボイスコイル802が環状磁性体ベース3の第2の磁気ギャップ327に位置決めされ、環状磁石503が第1のボイスコイル801と第2のボイスコイル802との間に位置決めされ、振動発声板9により環状磁性体ベース3の収容空間32の頂面開口325が密閉される。
図10を参照する。図10に示すように、本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカは、第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16の磁性体ベース3aの断面がZ字状を呈する。第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16はシングル磁気ギャップ機構(single magnetic gap mechanism)である。
第1の低音発声ユニット15と第2の低音発声ユニット16との接続箇所には、第1の防磁リング71が配設され、第1の防磁リング71により第1の低音発声ユニット15の磁場と第2の低音発声ユニット16の磁場とを分離し、第1の低音発声ユニット15と第2の低音発声ユニット16とを同軸に設ける。第1の低音発声ユニット15と中高音発声ユニット2との接続箇所には、第2の防磁リング72が配設されている。第2の防磁リング72により第1の低音発声ユニット15と中高音発声ユニット2との磁場を分離し、第1の低音発声ユニット15を中高音発声ユニット2の外側に同軸嵌合させる。
第1の低音発声ユニット15又は第2の低音発声ユニット16は、磁性体ベース3aを含む。磁性体ベース3aの中心部は中空状位置決め空間151,161である。磁性体ベース3aの本体部分は、互いに隣接した補助磁性体結合空間3261及びボイスコイル作動空間3262である。補助磁性体結合空間3261とボイスコイル作動空間3262との間には隔壁3264が設けられ、磁性体ベース3aの断面は略Z字状であり、ボイスコイル作動空間3262の結合面3263上には、通気孔321aが形成されている。
図10の磁性体ベース3aの補助磁性体結合空間3261は、中空状位置決め空間151,161に近く、ボイスコイル作動空間3262は、中空状位置決め空間151,161から離れている。
磁性体ベース3aのボイスコイル作動空間3262の結合面3263上には、環状磁石504が固定的に結合されている。環状磁石504の断面幅及び高さは、ボイスコイル作動空間3262の断面幅及び高さより小さい。環状磁石51は、ボイスコイル作動空間3262から離れた補助磁性体結合空間3261に貼着され、環状磁石51の幅がボイスコイル作動空間3262より小さく、ボイスコイル作動空間3262は環状磁石504により充満されることはなく、補助磁性体結合空間3261に近い隔壁3264には磁気ギャップ328aが保持される。
環状磁性体リング604は、環状磁石504の頂端表面に接着され、磁性体ベース3aのボイスコイル作動空間3262中に環状磁石504及び環状磁性体リング604を収容して位置決めする。
磁性体ベース3aと環状磁性体リング604との間には開口部325aが形成されている。開口部325aには振動発声板9が結合されている。振動発声板9は、環状外圧縁901、環状振動板902及び環状内圧縁903を含む。環状振動板902は、外周縁及び内周縁を有する。外周縁上には、環状外圧縁901が固定され、内周縁上には、環状内圧縁903が固定され、環状振動板902上には、ボイスコイル8が接続されている。ボイスコイル8は、環状外圧縁901と環状内圧縁903との間に位置する。ボイスコイル8と環状振動板902との接続箇所には、低音振動音源点1301が設けられている。
振動発声板9の環状外圧縁901及び環状内圧縁903は、磁性体ベース3aの開口部325aの内縁部及び外縁部にそれぞれ貼着され、ボイスコイル8は、磁性体ベース3aのボイスコイル作動空間3262中、かつ、環状磁石504と隔壁3264との間の磁気ギャップ328aに位置決めされ、振動発声板9は、磁性体ベース3aの開口部325aを密閉する。
環状磁石504は、磁場を形成し、環状磁性体リング604により導磁作用を発生させる。ボイスコイル8は、磁気ギャップ回路を形成し、磁性体ベース3aにより導磁作用を得て、通気孔321aを介して通気作用を得て、振動発声板9の振動により発生する空気流を通気孔321aから排出する。環状磁石51の一側からは、ボイスコイル作動空間3262が露出され、強めの磁気ギャップ磁力を得ることができる。
図11を参照する。図11は、本考案の一実施形態に係るマルチリング同軸同音源スピーカを示す部分断面図である。図5に示すように、補助磁性体結合空間3261上には、補助磁性体505が固定的に結合される。
補助磁性体505の面積は環状磁石504より小さい。補助磁性体505の断面幅及び高さは、ボイスコイル作動空間3262の断面幅及び高さより小さく、補助磁性体505を介して結合され、磁性体ベース3aが導磁効果を有するため、全体の磁性を高めることができる。その他の構造については図10と同じであるため、ここでは繰り返して述べない。
図12を参照する。図12は、図10と異なり、ボイスコイル作動空間3262が中空状位置決め空間151,161に隣接した箇所に位置し、補助磁性体結合空間3261が中空状位置決め空間151,161から離れた箇所に位置し、図10の磁性体ベース3aと反対方向を向いた断面形状を有する点が異なるが、その他の構造については図10と同じであるため、ここでは繰り返して述べない。
図13を参照する。図13は、中空状位置決め空間151,161から離れた補助磁性体結合空間3261上には、補助磁性体505が固定的に結合され、図11に示すような効果を同様に得ることができるが、その他の構造については図11と同じであるため、ここでは繰り返して述べない。
また、上述した各実施形態の第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16の環状振動板902は複合膜材料からなってもよい。環状振動板902は、高分子プラスチック、高分子プラスチック繊維、有機繊維、鉱物質(mineral matter)などの材料からなり、鉱物質には、金属(metal)、岩石(rock)、鉱物(mineral)、ガラス(glass)などが含まれ、薄膜成形及び編組プレス(braided−type punching)成形のうちの少なくとも1つが採用されてもよい。
環状外圧縁901又は環状内圧縁903の形状は、本実施形態では円形がベストモードとして採用されているが、勿論、円形のみに限定されるわけではなく、楕円形、三角形、四角形、多角形又はその他幾何学的形状でもよい。
また、上述の各実施形態の環状磁性体ベース3,3aの底面外壁面上には、配線基板4が接着されている。配線基板4には、ボイスコイル8,801,802の引出線が溶着されて電気的回路が形成されている。
上述した各実施形態の中高音発声ユニット2は、連結手段を介し、第1の低音発声ユニット15の中空状位置決め空間151中に結合される。接続手段には、接着、嵌合などの方式を採用してもよく、中高音発声ユニット2の外側に第1の低音発声ユニット15を嵌合させて第1の低音発声ユニット15と中高音発声ユニット2とを同軸関係にし、第2の低音発声ユニット16と、第1の低音発声ユニット15との接続手段には、接着、嵌合などの方式を利用してもよく、第1の低音発声ユニット15の外側に第2の低音発声ユニット16を嵌合させ、第1の低音発声ユニット15の低音振動音源点1301又は低音振動音源点1302,1303と、第2の低音発声ユニット16の低音振動音源点1301又は低音振動音源点1302,1303と、中高音発声ユニット2の中高音振動音源点21とが水平高さで揃うため、発声ユニットの電気的調整範囲が広がり、マルチリング同軸同音源スピーカが低音を出力したり中高音を出力したりすることができる。
磁化された中高音発声ユニット2の配線基板22と、磁化された第1の低音発声ユニット15及び第2の低音発声ユニット16の配線基板4とは、信号ケーブル(signal cable)を介して導通される。
また、上述の各実施形態の環状磁性体ベース3の底面外壁面上には、風量ダンパ網1が接着される。風量ダンパ網1は、通気孔321,321aを覆い、環状磁性体ベース3の収容空間32及び磁性体ベース3aのボイスコイル作動空間3262内の空気流量を調整するために用いる。
また、上述した各実施形態の第1の低音発声ユニット15上には、第1の防塵保護カバー10が配設され、第2の低音発声ユニット16の上方には、第2の防塵保護カバー20が配設されている。第1の低音発声ユニット15の音声は、第1の防塵保護カバー10の第1の低音出音孔11から出力され、第2の低音発声ユニット16の音声は、第2の防塵保護カバー20の第2の低音出音孔201から出力され、中高音発声ユニット2の音声は中高音出音孔12から出力される。
また上述の実施形態は、各種スピーカ製品又はイヤホン製品に応用することができる。イヤホン製品には、インナーイヤー型、カナル型、ネックバンド型及びヘッドバンド型が含まれる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 風量ダンパ網
2 中高音発声ユニット
2a 方形電磁式鉄片振動発声ユニット
2b 可動線輪型発声ユニット
2c リボン式発声ユニット
2d 圧電磁器発声片部材
2e 圧電磁器発声片接合発声振動膜
2f 半導体チップ発声ユニット
3 環状磁性体ベース
3a 磁性体ベース
4 配線基板
8 ボイスコイル
9 振動発声板
10 第1の防塵保護カバー
11 第1の低音出音孔
12 中高音出音孔
15 第1の低音発声ユニット
16 第2の低音発声ユニット
20 第2の防塵保護カバー
21 中高音振動音源点
22 配線基板
32 収容空間
51 環状磁石
71 第1の防磁リング
72 第2の防磁リング
151 中空状位置決め空間
161 中空状位置決め空間
201 第2の低音出音孔
321 通気孔
321a 通気孔
322 外周壁
323 内周壁
324 第1の磁気ギャップ
325 頂面開口
325a 開口部
326 底面
327 第2の磁気ギャップ
328 磁気ギャップ
328a 磁気ギャップ
501 第1の環状磁石
502 第2の環状磁石
503 環状磁石
504 環状磁石
505 補助磁性体
601 第1の環状磁性体リング
602 第2の環状磁性体リング
603 環状磁性体リング
604 環状磁性体リング
801 第1のボイスコイル
802 第2のボイスコイル
901 環状外圧縁
902 環状振動板
903 環状内圧縁
1301 低音振動音源点
1302 低音振動音源点
1303 第2の低音振動音源点
3261 補助磁性体結合空間
3262 ボイスコイル作動空間
3263 結合面
3264 隔壁

Claims (10)

  1. 中高音発声ユニット、第1の低音発声ユニット及び第2の低音発声ユニットを備えるマルチリング同軸同音源スピーカであって、
    前記中高音発声ユニットは、中高音振動音源点及び配線基板を有し、
    前記第1の低音発声ユニットは、位置決め空間、振動発声板、配線基板及び低音振動音源点を有し、
    前記第2の低音発声ユニットは、位置決め空間、振動発声板、配線基板及び低音振動音源点を有し、
    前記第2の低音発声ユニットの前記位置決め空間中には、前記第1の低音発声ユニットが同軸嵌合され、前記第1の低音発声ユニットの前記位置決め空間中には、前記中高音発声ユニットが同軸嵌合され、前記第1の低音発声ユニット、前記第2の低音発声ユニット及び前記中高音発声ユニットが同軸に設けられ、
    前記第1の低音発声ユニットの前記低音振動音源点と、前記第2の低音発声ユニットの前記低音振動音源点と、前記中高音発声ユニットの前記中高音振動音源点とが水平高さで揃うことを特徴とする、
    マルチリング同軸同音源スピーカ。
  2. 前記中高音発声ユニットは、円形電磁式鉄片発声ユニット、方形電磁式鉄片振動発声ユニット、可動線輪型発声ユニット、リボン式発声ユニット、圧電磁器発声片部材、圧電磁器発声片接合発声振動膜又は半導体チップ発声ユニットであることを特徴とする請求項1に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  3. 前記第1の低音発声ユニットと前記第2の低音発声ユニットとの接続箇所には、前記第1の低音発声ユニットの磁場と前記第2の低音発声ユニットの磁場とを分ける第1の防磁リングが配設され、
    前記第1の低音発声ユニットと前記中高音発声ユニットとの接続箇所には、前記第1の低音発声ユニットの磁場と前記中高音発声ユニットの磁場とを分ける第2の防磁リングが配設されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  4. 前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、環状磁性体ベースと、第1の環状磁石及び第2の環状磁石と、第1の環状磁性体リング及び第2の環状磁性体リングと、前記振動発声板と、前記配線基板とを含み、
    前記環状磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に頂面開口を有する収容空間が形成されているとともに前記頂面開口を形成する外周壁及び内周壁を含み、
    前記第1の環状磁石は、前記環状収容空間の内周壁に配設されて前記内周壁に貼着され、前記第2の環状磁石は、前記環状収容空間の外周壁に配設されて前記外周壁に貼着され、前記第1の環状磁石と前記第2の環状磁石との間には、磁気ギャップが形成され、
    前記第1の環状磁性体リングは、前記第1の環状磁石の上表面に固定され、前記第2の環状磁性体リングは、前記第2の環状磁石の上表面に固定され、
    前記振動発声板は、環状振動板、外圧縁及び内圧縁を含み、前記外圧縁は、前記振動板の外周縁に固定され、前記内圧縁は、前記振動板の内周縁に固定され、前記外圧縁は、前記環状磁性体ベースの外周壁の端部に接続され、前記内圧縁は、前記環状磁性体ベースの内周壁の端部に接続され、前記開口部において前記環状磁性体ベースを密封し、前記環状振動板下には、前記ボイスコイルが接続され、該接続箇所には低音振動音源点が形成され、前記第1の環状磁石と前記第2の環状磁石との間に形成された前記磁気ギャップ中には、前記ボイスコイルが挿入され、
    前記配線基板は、前記磁性体ベースの外底面に結合され、前記ボイスコイルの引出線が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  5. 前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、環状磁性体ベースと、環状磁石と、環状磁性体リングと、前記振動発声板と、前記配線基板とを含み、
    前記環状磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に頂面開口を有する収容空間が形成されるとともに前記頂面開口を形成する外周壁及び内周壁を含み、
    前記環状磁石は、前記収容空間の内周壁と外周壁との間に配設され、前記収容空間を第1の磁気ギャップと第2の磁気ギャップとに分け、
    前記環状磁性体リングは、前記環状磁石の上表面に固定され、
    前記振動発声板は、環状振動板、外圧縁及び内圧縁を含み、前記外圧縁は、前記振動板の外周縁に固定され、前記内圧縁は、前記振動板の内周縁に固定され、前記振動板の内周縁に隣接した箇所には第1のボイスコイルが接続され、該接続箇所には、前記第1の低音振動音源点が形成され、外周縁に隣接した箇所には、第2のボイスコイルが接続され、該接続箇所には、第2の低音振動音源点が形成され、
    前記振動発声板は、前記磁性体ベースの開口部に連結固定され、前記外圧縁が前記磁性体ベースの外周壁に結合され、前記内圧縁が内周壁に結合され、前記振動板が前記収容空間の開口部に位置決めされ、前記開口部が封止され、前記磁性体ベースの前記第1の磁気ギャップに前記第1のボイスコイルが挿入され、前記磁性体ベースの前記第2の磁気ギャップに前記第2のボイスコイルが挿入されて前記第1のボイスコイルと前記第2のボイスコイルとの間に前記環状磁石が位置決めされ、
    前記配線基板は、前記磁性体ベースの外底面に結合され、前記第1のボイスコイル及び前記第2のボイスコイルの引出線が固定されることを特徴とする請求項1に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  6. 前記第1の低音発声ユニット又は前記第2の低音発声ユニットは、磁性体ベースと、環状磁石と、環状磁性体リングと、振動発声板と、配線基板とを含み、
    前記磁性体ベースは、中心部に中空状の位置決め空間を有し、本体部分に互いに隣接した補助磁性体結合空間及びボイスコイル作動空間が形成され、前記補助磁性体結合空間と前記ボイスコイル作動空間との間には、隔壁が設けられ、
    前記環状磁石は、互いに表裏の関係にある表面を有し、一表面は、前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間中に固定されるとともに、前記ボイスコイル作動空間に貼着されて前記隔壁から離れ、前記環状磁石と前記隔壁との間には、磁気ギャップが形成され、
    前記環状磁性体リングは、前記環状磁石の他表面に固定され、前記環状磁性体リングと前記磁性体ベースとには、開口部が形成され、
    前記振動発声板は、環状振動板を含み、前記環状振動板上には前記ボイスコイルが接続され、前記ボイスコイルと前記環状振動板との接続箇所には、低音振動音源点が形成され、前記振動発声板が前記磁性体ベースと前記環状磁性体リングとにより形成された開口部に連結固定されて前記開口部が封止され、前記ボイスコイルが前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間中に挿入され、前記ボイスコイル作動空間の前記磁気ギャップ中に位置決めされ、
    前記配線基板は、前記磁性体ベースの前記ボイスコイル作動空間の底面外壁面に結合され、前記ボイスコイルの引出線が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  7. 前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間は、前記位置決め空間に隣接した箇所に形成され、
    前記ボイスコイル作動空間は、前記位置決め空間から離れた箇所に形成されることを特徴とする請求項6に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  8. 前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間は、前記位置決め空間に隣接した箇所に形成され、
    前記ボイスコイル作動空間は、前記位置決め空間から離れた箇所に形成されることを特徴とする請求項6に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  9. 前記磁性体ベースの前記補助磁性体結合空間には、補助磁性体が接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
  10. 前記磁性体ベースの底面の外壁表面に接着されるとともに、通気孔を遮ってチャンバの空気流量を調整する風量ダンパ網と、
    前記第1の低音発声ユニット及び前記中高音発声ユニット上に接続され、前記第1の低音発声ユニットの音声を出力する第1の低音出音孔を有する第1の防塵保護カバーと、
    前記第2の低音発声ユニット上に接続され、前記第2の低音発声ユニットの音声を出力する第2の低音出音孔を有する第2の防塵保護カバーとをさらに備え、
    前記中高音発声ユニットは、前記中高音発声ユニットの音声を出力する中高音出音孔を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のマルチリング同軸同音源スピーカ。
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