JP3193140B2 - 画像と符号のデータ圧縮方法 - Google Patents

画像と符号のデータ圧縮方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値画像データと文字
などの符号データとを選択的にデータ圧縮する画像と符
号のデータ圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データを伝送したり蓄積したりする場合
にデータ圧縮がよく行なわれている。データ圧縮を行な
うための符号化方式として、予測符号化方式の一方式で
ある算術符号やジブ・レンペル(Ziv−Lempe
l)のユニバーサル符号が知られている。
【0003】算術符号は、マルコフ情報源のデータに適
すると共に、データの特性に応じた適応化が可能である
ため、2値画像データのデータ圧縮によく採用されてい
る。一方、ユニバーサル符号は、同一シンボルパターン
の長いデータが繰り返し出現するデータに対して圧縮効
果が高いため、文字コードなどの符号データのデータ圧
縮によく採用されている。
【0004】ところで、画像データと符号データの内の
どちらでも任意に選択してデータ圧縮したいという場合
がある。
【0005】この場合、従来は、一般に、上記算術符号
とユニバーサル符号というように、2種類の符号化方式
を使い分けるようにしていた。このため、装置内に2種
類の符号化手段を備えなくてはならず、装置が複雑化し
ていた。
【0006】一方、例えば、特開平3−70268号公
報に見られるように、画像データと文字コードデータと
を1つの符号化手段によりデータ圧縮するものが提案さ
れている。
【0007】この提案では、文字コードデータは、バイ
ト単位にユニバーサル符号によりデータ圧縮している。
また、画像データは、MH(Modified Huf
fman),MR(Modified Relativ
e Element Address Designa
te)あるいはMMR(Modified MR)方式
により符号化した後、その符号化により得られるランレ
ングスコードやモード情報に固定長コードを割り付け、
その固定長コードをユニバーサル符号によりデータ圧縮
している。この処理により、文字コードや固定長コード
の各データの周期性が吸収され、圧縮効果が比較的高く
なる。
【0008】しかしながら、上記提案では、MH,MR
あるいはMMRという別の符号化手段が必要になるた
め、前記と同様に、装置が複雑化していた。
【0009】また、ユニバーサル符号の場合、処理する
データ内に、同一シンボル系列の長いデータが繰り返し
出現する場合に、圧縮効果が高くなるが、同一シンボル
系列のデータ長が短かったり、出現回数が少ない場合、
圧縮効果が低下していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
画像データと符号データの双方において高い圧縮効果を
得ようとすると、複数の符号化手段が必要になり、装置
が複雑化してしまうという問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題を解決し、簡単な装
置構成で画像データと符号データの双方をデータ圧縮す
ると共に、高い圧縮効果が得られる画像と符号のデータ
圧縮方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、入
力データを一定数ずつ並列配置して、注目ビット周囲の
各ビットの状態から注目ビットのシンボル出現確率を予
測し、その予測値と実際のシンボルとの対応を符号化す
ることによりデータ圧縮する既知の算術符号化手段を1
つ備え、2値画像データをデータ圧縮する場合には、上
記一定数として、画像1ラインの画素数を設定して、そ
の算術符号化手段によりデータ圧縮する一方、符号デー
タをテータ圧縮する場合には、上記一定数として、符号
データ1単位のビット数を設定して、上記算術符号化手
段によりデータ圧縮するようにしている。
【0013】
【作用】符号化手段は1つだけでよいので、装置構成が
簡単になる。また、画像データは、算術符号化手段によ
り従来どおりデータ圧縮するので、高い圧縮効果が得ら
れる。また、符号データは、シンボル出現確率を予測す
る際に、符号データ1単位ずつ並列配置するので、注目
ビットと周囲の各ビット間の相関が強くなる。これによ
り、予測精度が向上し、符号データにおいても高い圧縮
効果が得られるようになる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る符号化装
置のブロック構成図を示したものである。図において、
P/S変換手段1は、パラレル信号の文字コードデータ
をシリアル信号のデータに変換するものである。入力切
換手段2は、画像データを入力するか、文字コードデー
タを入力するかを切り換えるものである。参照シンボル
取得手段3は、入力したデータを一定数ずつ並列配置
し、注目ビット周囲の各ビットの状態を判別するもので
ある。この参照シンボル取得手段3内には、入力データ
を並列配置する上記一定数を2段階に切り換える1ライ
ンビット数切換手段3aを備えている。
【0016】確率テーブル4は、シンボルの出現確率を
示す各種確率値を格納しているデータテーブルである。
予測値・確率データ選択テーブル5は、上記判別される
各ビット状態に対応して、シンボルの予測値と、確率テ
ーブル4内の1つの確率値を指示するポインタとを格納
しているデータテーブルである。予測判定手段6は、シ
ンボルの予測値と実際の値とが一致、すなわち予測が的
中したかどうか判定するものである。なお、この判定結
果は、言い換えると、データのシンボルがMPS(優勢
シンボル)であるかLPS(劣勢シンボル)であるかを
示すものである。算術符号生成手段7は、その判定結果
と読み出された確率値とにより、算術符号を生成するも
のである。
【0017】テーブル書換手段8は、シンボル予測の的
中状況に応じて予測値・確率データ選択テーブル5内の
上記ポインタを書き換えるものである。識別コード挿入
手段9は、画像および文字の各符号化データに先立っ
て、どちらのデータであるかを示す識別コードを挿入す
るものである。
【0018】図2は、上記符号化装置により生成された
符号化データを元のデータに復元する復号化装置のブロ
ック構成図を示したものである。図において、識別コー
ド検出・除去手段10は、入力される符号化データの識
別コードを検出する一方、その識別コードを除去するも
のである。算術符号復号手段11は、符号化データと確
率値とにより、データのシンボルがMPSであるかLP
Sであるか判別するものである。
【0019】参照シンボル取得手段3,確率テーブル
4,予測値・確率データ選択テーブル5,予測判定手段
6および算術符号生成手段7は、それぞれ図1と同一機
能である。なお、予測判定手段6は、この場合、MPS
とLPSの判別結果とシンボル予測値とにより、データ
のシンボルを再生することになる。
【0020】出力切換手段12は、画像データを再生し
た場合と文字コードデータを再生した場合とで、信号路
を切り換えるものである。S/P変換手段13は、シリ
アル信号のデータをパラレル信号に変換するものであ
る。
【0021】以上の構成で、次に本実施例の符号化装置
の動作を説明する。
【0022】この符号化装置には、データ種別信号と共
に、画像データまたは文字コードデータが任意に入力さ
れる。データ種別信号は、入力されるデータが画像デー
タであるか文字コードデータであるかを示すものであ
る。画像データは、原稿画像を一定の解像度で主走査と
副走査とを実行して読み取った2値データであり、1ラ
インずつ順次入力される。文字コードデータは、英数字
などの文字列情報であり、アスキーコードの形式で順次
入力される。
【0023】この符号化装置は、図3に示すように、デ
ータ種別信号が入力されると、その信号により入力され
るデータの種別を判別する(処理101)。いま、例え
ば、入力データが画像データであったとすると(処理1
01の「画像」)、入力切換手段2で画像データ側を選
択し(処理102)、識別コード挿入手段9から画像で
あることを示す識別コードを出力する(処理103)。
そして、1ラインビット数切換手段3aで1ラインのビ
ット数を原稿画像の主走査方向の画素数に設定する(処
理104)。
【0024】一方、入力データが文字コードデータであ
ったとすると(処理101の「文字」)、入力切換手段
2でP/S変換手段1側を選択し(処理105)、識別
コード挿入手段9から文字であることを示す識別コード
を出力する(処理106)。そして、1ラインビット数
切換手段3aで1ラインのビット数をアスキーコードの
1単位である8ビットに設定する(処理107)。
【0025】そして、所定の符号化処理を開始する。す
なわち、いま、画像データが入力された場合、その画像
データは、そのまま参照シンボル取得手段3に入力され
る。また、文字コードデータが入力された場合、P/S
変換手段1でシリアル信号に変換されて参照シンボル取
得手段3に入力される。
【0026】参照シンボル取得手段3では、図4に示す
ように、入力するデータを上記設定した1ラインビット
数ずつ順次並列配置する。そして、入力する各ビットに
注目し、予め設定されているテンプレートTに従って、
その注目ビットXに対して一定位置にある10ビットの
データを取り出す。すなわち、取り出すビットは、同一
ライン上の2ビットのデータD1・D2と、前ラインの
5ビットのデータD2〜D6および前々ラインの3ビッ
トのデータD7〜D9である。
【0027】この取り出したデータD0〜D9は10ビ
ットなので、図5(a)に示すように、シンボルパター
ンの各状態を整理すると1024通りになる。参照シン
ボル取得手段3は、取り出したデータD0〜D9のシン
ボルパターンを状態0〜1023というように判別す
る。
【0028】予測値・確率データ選択テーブル5には、
同図(b)に示すように、上記シンボルパターンの各状
態0〜1023に対応して、MPSの予測値とポインタ
値とが格納されている。予測値・確率データ選択テーブ
ル5は、上記判別された1つの状態に対応する予測値と
ポインタ値とを出力する。確率テーブル4には、同図
(c)に示すように、通し番号が付与された各種確率値
が格納されている。確率テーブル4は、上記ポインタ値
で示された番号の確率値を出力する。
【0029】予測判定手段6は、上記MPSの予測値と
入力されたデータのシンボルとを照合して、予測が的中
したかどうか判定する。この判定結果は、言い換える
と、入力されたデータのシンボルがMPSであるかLP
Sであるかを示している。算術符号生成手段7は、その
判定結果と上記確率値とに基ずいて、既知演算により算
術符号を生成して、外部に出力する(以上、処理10
8)。
【0030】上記符号化動作に並行して、テーブル書換
手段8は、シンボル予測が的中した回数と、外れた回数
とをそれぞれ計数する(処理109)。そして、計数し
たそれぞれの回数が、予め規定されている回数に達した
かどうか判定する(処理110)。規定回数に達しない
場合には(処理110のN)、次にデータ種別信号によ
りデータの切り換えが指示されていないかどうか判別す
る(処理111)。データの切り換えが指示されない場
合には(処理111のN)、データの終了がどうか判別
し(処理112)、終了でなければ(処理112の
N)、そのまま動作を継続する(処理108へ)。
【0031】ここで、いま、画像データを入力している
ものとする。この場合、参照シンボル取得手段3内で
は、図4に示したように、その画像データが1ラインず
つ配列され、テンプレートTにより、注目ビットX周辺
のデータDO〜D9が取り出される。画像データの場
合、これらのデータDO〜D9と注目ビットXとの相関
が強いことがよく知られている。上記符号化処理では、
注目ビットXのシンボルを、相関の強いデータDO〜D
9に基ずいて予測するので、予測精度が高くなり、デー
タ圧縮率も高くなる。
【0032】次に、文字コードデータを入力しているも
のとする。この場合、参照シンボル取得手段3内では、
その文字コードデータは、8ビットを1ラインとして順
に配列され、上記と同様に、注目ビットX周辺の各デー
タDO〜D9が取り出される。
【0033】いま、例えば、入力した文字コードデータ
が、「ASCII・・・」という文字列のデータであっ
たとする。アスキーコードは、1文字8ビットであり、
参照シンボル取得手段3内で配列されると、図6に示す
ようになる。すなわち、「A」は“0100000
1”、「S」は“01010011”、「C」は“01
000011”、「I」は“01001001”という
データであり、各文字の上位3〜4ビットは、同一であ
るデータが多い。従って、上記テンプレートTにより取
り出される各データDO〜D9と注目ビットXとの相関
が強いことになる。
【0034】これにより、文字コードデータを符号化処
理する際にも、上記画像データの場合と同様に、予測精
度が高くなり、データ圧縮率も高くなる。
【0035】一方、上記シンボル予測の的中回数、また
は外れた回数が規定回数に達した場合(処理110の
Y)、予測値・確率データ選択テーブル5に格納してい
るポインタ値の書き換える。すなわち、的中回数が規定
回数に達した場合には、確率テーブル4の確率テーブル
内のより高い確率値を指示するようにポインタ値を書き
換える。また、外れた回数が規定回数に達した場合に
は、その反対に、より低い確率値を指示するようにポイ
ンタ値を書き換える(処理113)。これにより、いま
符号化しているデータの特性に応じた適応化が行なわ
れ、シンボルの予測精度がさらに向上するようになる。
【0036】次に、データ種別信号によりデータの切り
換えが指示されたとする。この場合(処理111の
Y)、データ種別を判別して以上の処理を同様に実行す
る(処理10へ)。これにより、図7に示すように、デ
ータ種別を示す識別コードと共に、画像と文字のそれぞ
れの符号化データが順次出力される。そして、入力デー
タがなくなると(処理112のY)、以上の符号化処理
を終了する。
【0037】次に、本実施例の復号化装置の動作を説明
する。
【0038】復号化装置には、上記符号化装置により符
号化されたデータ信号が入力される。復号化装置は、図
8に示すように、データ信号が入力されると、識別コー
ド検出・除去手段10は、識別コードを読み取ってデー
タ種別を判別する(処理201)。
【0039】いま、データ信号が画像データであった場
合(処理202の「画像」)、1ラインビット数切換手
段3aで1ラインのビット数を原稿画像の主走査方向の
画素数に設定する(処理203)。また、文字コードデ
ータであった場合(処理202の「文字」)、1ライン
ビット数切換手段3aで1ラインのビット数を8ビット
に設定する(処理204)。そして、画像データの場
合、出力切換手段12で画像出力の信号ラインを選択
し、文字データの場合、S/P変換手段13側を選択す
る(処理205)。
【0040】そして、所定の復号化処理を実行する。す
なわち、算術符号復号手段11は、入力された符号化デ
ータと確率テーブル4から出力される確率値とに基ずい
て、元のデータシンボルがMPSであるかLPSである
かという情報に復号する。予測判定手段6は、その情報
と予測値・確率データ選択テーブル5から出力される予
測値とに基ずいて、元のデータのシンボルを復元する。
画像データの場合、復元されたデータは、そのまま出力
される。また、文字コードデータの場合、S/P変換手
段13でパラレル信号に変換されて出力される。なお、
参照シンボル取得手段3,予測値・確率データ選択テー
ブル5,確率テーブル4,算術符号生成手段7は、それ
ぞれ前述の符号化装置の場合と同様に動作する(以上、
処理206)。
【0041】上記復号化動作に並行して、図3の場合と
同様に、シンボルの予測結果を判定し、その判定結果に
応じて、予測値・確率データ選択テーブル5のポインタ
値を書き換える(処理109,処理110および処理1
13)。
【0042】また、上記動作中、入力データの識別コー
ドを監視する(処理207)。識別コードを検出しない
場合(処理207のN)、入力データの終了かどうか判
別し(処理208)、終了でなければ(処理208の
N)、そのまま復号化動作を継続する(処理206
へ)。そして、入力データがなくなると(処理208の
Y)、以上の復号化処理を終了する。
【0043】以上のように、本実施例の符号化装置は、
算術符号の符号化手段を1つ配設して、その1つの符号
化手段で画像データと文字コードデータの双方をデータ
圧縮するようにしている。
【0044】これにより、従来のように2種類の符号化
手段を備える必要がないため、装置構成が簡単になる。
また、復号化装置も、対応する算術符号の復号化手段を
1つ配設すればよいので、同様に装置構成が簡単にな
る。
【0045】また、算術符号は、画像データに好適な既
知の符号化方式であるので、高い圧縮効果が得られる。
また、文字コードデータをテータ圧縮する場合には、参
照シンボル取得手段3内において、入力データを1文字
のコード長である8ビットを単位として並列配列し、注
目ビット周辺の各ビットデータを取り出すようにしてい
る。
【0046】文字コードデータの場合、文字が異なって
も、同一位置のビットが同一になりやすいので、注目ビ
ットと周辺ビット間の相関が強くなる。これにより、シ
ンボル出現確率の予測の的中率が高くなるため、文字コ
ードデータに対しても高い圧縮効果が得られるようにな
る。
【0047】発明者の実験によると、本実施例の符号化
装置により、C言語のソースプログラムの文字列情報を
データ圧縮した場合に、データ量が40%以下に圧縮さ
れることを確認している。
【0048】また、C言語のソースプログラムの場合、
同一文字列が頻繁に出現するが、例えば「0.1258
6 2.13658 5.23698 ・・・」のよう
に、同一文字列がほとんど出現しない実数値データの場
合でも、各文字の上位ビットは一致することになるの
で、本実施例の符号化装置により、高いデータ圧縮効果
が得られるようになる。
【0049】また、本実施例では、生成した符号化デー
タの先頭部に、画像と文字とのデータ種別を示す識別コ
ードを挿入するようにしている。これにより、復号化装
置は、復号化の際に、その識別コードによりデータ種別
を判別して、それぞれ所定の動作を自動的に実行するこ
とができるようになっている。
【0050】なお、上述の実施例では、コードデータと
して、アスキーコードの文字列情報を符号化する例を説
明したが、他の文字列コードでもよく、さらに文字でな
い各種コード情報でも同様に符号化することができる。
その場合、参照シンボル取得手段3内で並列配置する1
ラインビット数を、1つのコード長に設定すればよい。
例えば、JISコードの場合、1文字2バイトなので、
1ラインビット数を2バイトに設定する。さらに、その
1ラインビット数は、1つのコード長に限らず、そのコ
ード長の整数倍に設定してもよい。
【0051】また、符号化データに挿入する識別コード
は、データ種別のみ示すようにしたが、さらに上記1ラ
インビット数を示すようにしてもよい。
【0052】ところで、算術符号の符号化データは、疑
似ランダムデータになるため、出現しないデータパター
ンというものがない。このため、識別コードとして特定
符号を固定的に定義することができない。そこで、例え
ば、第1〜第3の各種符号を設定し、識別コードは、第
1と第2の符号が連続したものと定義する一方、符号化
の際に、符号化データに第1の符号が出現した場合に
は、その後に第3の符号を必ず挿入するように取り決め
る。これにより、符号化の際には、第1の符号を検出
し、さらに第2の符号を検出した場合に、識別コードで
あると判定することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1つの
算術符号化手段により、画像データと符号データの双方
を符号化するようにしたので、装置構成が簡単になると
共に、符号データをテータ圧縮する場合には、符号デー
タ1単位のビット数を単位として並列配置して、注目ビ
ット周囲の各ビットのシンボルのパターンに基ずいて注
目シンボルの出現確率を予測するようにしたので、予測
結果の的中率が高くなるため、画像データと符号データ
の双方で高い圧縮効果が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る符号化装置のブロック
構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る復号化装置のブロック
構成図である。
【図3】符号化処理の動作フローチャートである。
【図4】入力データを配列して各ビットデータを取り出
す動作を示す説明図である。
【図5】シンボルの予測動作を示す説明図である。
【図6】文字コードデータの配列方法を示す説明図であ
る。
【図7】符号化装置の出力データの説明図である。
【図8】復号化処理の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 P/S変換手段 2 入力切換手段 3 参照シンボル取得手段 3a 1ラインビット数切換手段 4 確率テーブル 5 予測値・確率データ選択テーブル 6 予測判定手段 7 算術符号生成手段 8 テーブル書換手段 9 識別コード挿入手段 10 識別コード検出・除去手段 11 算術符号復号手段 12 出力切換手段 13 S/P変換手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ラインの画素数が一定である2値画像
    データと、1単位のビット数が一定である符号データと
    を選択的に入力してデータ圧縮する画像と符号のデータ
    圧縮方法において、入力するデータを一定数ずつ並列配
    置して注目ビット周囲の各ビットの状態から注目ビット
    のシンボル出現確率を予測し、その予測値と実際のシン
    ボルとの対応を符号化することによりデータ圧縮する1
    つの算術符号化手段を備え、上記2値画像データをデー
    タ圧縮する場合には、上記データを並列配置する上記一
    定数として1ラインの画素数を設定して、上記算術符号
    化手段により上記2値画像データをデータ圧縮する一
    方、上記符号データをデータ圧縮する場合には、上記一
    定数として上記符号データ1単位のビット数を設定し
    て、上記算術符号化手段により上記符号データをデータ
    圧縮することを特徴とする画像と符号のデータ圧縮方
    法。
  2. 【請求項2】 上記符号データは文字コードであること
    を特徴とする請求項1記載の画像と符号のデータ圧縮方
    法。
  3. 【請求項3】 上記2値画像データおよび上記符号デー
    タのデータ圧縮を開始する際には、それぞれデータの種
    別を示す識別コードを出力した後符号化データを出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像と符号のデータ
    圧縮方法。
  4. 【請求項4】 上記識別コードには、上記データを並列
    配置する上記一定数を示す情報を含むことを特徴とする
    請求項3記載の画像と符号のデータ圧縮方法。
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