JP3192813B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3192813B2
JP3192813B2 JP6585793A JP6585793A JP3192813B2 JP 3192813 B2 JP3192813 B2 JP 3192813B2 JP 6585793 A JP6585793 A JP 6585793A JP 6585793 A JP6585793 A JP 6585793A JP 3192813 B2 JP3192813 B2 JP 3192813B2
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政幸 堂城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アクティブマトリク
ス型液晶表示装置に係わり、特にそのアレイ基板の配線
電極の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】文字や図形などのキャラクター表示用液
晶表示装置としては、アドレス配線電極とデータ配線電
極を交差させ、この交差した各区画を画素とするマトリ
クス型のものが使用されている。そして、各画素に対応
して駆動用スイッチング素子を備えたアクティブマトリ
クス型液晶表示装置も多用されている。このようなスイ
ッチング素子としては、薄膜トランジスタ(以降TFT
と称す)と非線形抵抗素子(MIM)が代表的であり、
中でもTFTは高速応答性に優れフルカラー表示に適し
ている。
【0003】このようなアクティブマトリクス型液晶表
示装置のアレイ基板の構成は、例えば、信学技報第92
巻、110 号、19頁に記載されている。即ち、アドレス配
線電極はアルミニウム(Al)とモリブデン・タンタル合金
(Mo ・Ta) の積層構造としてアドレス配線電極と補助容
量配線電極を形成している。その形成方法は、ガラスな
どの絶縁性基板上に、まずスパッタ法によりAlを堆積
し、所定の配線電極の形状にパターニングする。次いで
MoとTAの合金を堆積し、Alのパターンを完全に被覆する
ように加工してアドレス配線電極および補助容量配線電
極を形成する。トランジスタ能動部、画素電極部、デー
タ配線電極およびソース・ドレイン電極を順次形成し、
アクティブマトリクス型液晶表示装置用アレイ基板を構
成する。
【0004】図3に、このようなTFT部分の概略断面
構成を、図4にアドレス配線電極部分の概略断面構成を
それぞれ示す。図3および図4において、ガラスからな
る絶縁性基板1上にはゲート電極2a、アドレス(ゲー
ト)配線2b、ゲート絶縁膜3aおよび3b、半導体層4、エ
ッチングストッパ層5、コンタクト層6、画素電極7、
ソース電極8、ドレイン電極9および保護膜10が順次形
成されている。このような構成の基板で、表示面の対角
が13.8インチサイズ、アドレス線の本数が900 本の液晶
表示装置では、画素開口率約30%の良好な表示特性が得
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶表示装
置の表示面は大画面化や高精細化になるに伴い、アドレ
ス配線電極長が長くなり、画素の開口率をほぼ一定にす
るためにアドレス配線電極幅が狭くなる傾向にある。こ
れらの傾向はアドレス配線電極の高抵抗化につながり、
アドレス信号の波形を歪ませ、信号の伝搬遅延を生ずる
ことになる。これは画像の不均一化となって現れ、画質
低下を招くことになる。
【0006】この対策として、アドレス配線電極および
補助容量配線電極をアルミと高融点金属の積層構造と
し、配線抵抗を低減させ、信号の伝搬遅延を小さくする
ことも考慮された。しかし、このような積層構造ではア
ルミを高融点金属で完全に被覆するためにパターニング
工程が少なくとも2回必要である。これは、アルミをア
ドレス配線電極として単独で使用するには耐熱性および
耐薬品性に劣り、アレイ基板形成のプロセス整合性に欠
けるためである。
【0007】例えば、アルミを単独で使用した場合、ゲ
ート絶縁膜は基板温度が300 ℃以上で形成されるため、
基板との熱膨脹率の差に起因すると考えられる熱応力に
よりアルミヒロックが発生し、層間絶縁性が著しく損な
われる。このようにアルミをアドレス配線電極として使
用するには、高融点金属で完全に被覆する積層構造が必
要であるため、工程プロセスの複雑化、スループットの
低下を招く。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板上に形
成されたアドレス配線電極と、このアドレス配線電極に
交差するように配置されたデータ配線電極と、前記アド
レス配線電極に併設された補助容量配線電極と、前記ア
ドレス配線電極と前記データ配線電極によって区画され
た透明画素電極と、この透明画素電極に対応し前記アド
レス配線電極と前記データ配線電極に接続されたスイッ
チング素子とを少なくとも備えたアレイ基板を有する液
晶表示装置において、前記アドレス配線電極および補助
容量配線電極は基板上に形成されたAlまたはAl合金から
なる第1の金属とこの第1の金属の上に積層された高融
点金属およびその合金、例えばTaまたはTa合金からなる
第2の金属とからなり、前記第1の金属の前記データ配
線電極に平行な方向の幅は前記第2の金属の幅よりも大
きい液晶表示装置であり、また、第1の金属の厚さ方向
側面の基板との成す角度が鋭角である液晶表示装置であ
る。
【0009】
【作用】以上のようなアドレス配線電極および補助容量
配線電極の構成において、例えば、第1の金属としてAl
を膜厚100 nm、この第1の金属の上に積層された高融点
金属としての第2の金属としてMoとTaとの合金層を膜厚
200 nmとした構造の場合、MoとTaとの合金層をドライエ
ッチングでパターン形成した後、Alに通常のウエットエ
ッチングを用いてパターン形成する。この場合は、Alの
サイドエッチングが発生し、ゲート絶縁膜形成後にこの
サイドエッチング部が空洞化し、Alの腐食やステップカ
バレージの不良となる。
【0010】しかしながら、ドライエッチングによりMo
とTaとの合金層とAl層を連続的にエッチングすることに
より、配線電極の厚さ方向側面の基板との成す角度が鋭
角状のテーパ形状が得られる。このテーパ形状は、Alの
パターンの幅がMoとTaとの合金層のパターン幅よりもそ
の大きさの差が1μm以内とすることができる。即ち、
Al層はその側面部で1μm以内の露出部を有しているこ
とになる。このような形状では、Al層をMoとTaとの合金
層が完全に被覆する構造とはならないので、以降の熱工
程でのAlヒロックの発生の有無が問題となる。しかし、
Al層の露出部が1μm以内であれば、450 ℃以内の熱工
程においてもAlヒロックは発生せず、アレイ基板プロセ
ス上問題なく処理することができる。
【0011】従って、MoとTaとの合金層がAl層を完全に
被覆する構造と比較して、Al層パターンとMoとTaとの合
金層パターンとの露光合わせズレをあまり考慮しなくて
よいので、Alの配線幅を大きくできる。例えば、従来
のAl層をMoとTaとの合金層が完全に被覆する構造の場合
の配線抵抗が9KΩであるのに対し、約半分の4.5 KΩ
とすることができる。即ち、換言すれば、配線抵抗を一
定にすれば配線幅を小さくできるので画素の開口率を向
上することも可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1および図
2を用いて詳細に説明する。図1に保護膜タイプの逆ス
タガー型TFT部の概略断面を、図2にこの逆スタガー
型TFT部を有するアレイ基板の等価回路をそれぞれ示
す。
【0013】図2において、まず、透明ガラス基板11上
にアドレス配線電極12とデータ配線電極13がマトリクス
状に配設され、補助容量配線電極14がアドレス配線電極
12にほぼ平行に並設して形成されている。これらの配線
電極の各交差部近傍にアモルファスシリコン(a−S
i)膜からなるTFT15が形成されている。TFT15の
ドレイン電極17はデータ配線電極13に接続され、ゲート
電極はアドレス配線電極12と同時一体形成されている。
また、TFT15のソース電極には各画素の表示電極16と
液晶容量17および補助容量配線電極と画素電極とで形成
される補助容量18が接続されている。
【0014】次に、このような図1に示すアレイ基板の
製造工程について説明する。まず、プラズマCVD法に
よりガラス基板21上にSiOxを成膜する。この上に、スパ
ッタ法により、Al膜22およびMoとTaとの合金膜23をそれ
ぞれ100 nmおよび200 nmの膜厚に連続的に堆積させる。
このとき、Al膜はAl合金、例えば、Cu 1原子%、Si 0.5
原子%を含むAl合金膜でも可能である。
【0015】この積層膜上に、フォトリソグラフィ法を
用いてゲート電極を含むアドレス配線電極パターンの一
部と補助容量配線電極の一部を形成し、CF4 +O2混合ガ
スのケミカルドライエッチング(CDE)を用いて、Mo
とTaとの合金膜23を基板との成す角度が30度以下のテー
パとなるようにエッチングする。この時のエッチング条
件は、O2流量30SCCM、CF4 流量160 SCCM、エッチング圧
30Paである。
【0016】続いて、例えばCl2 +BCl3+HeのCl2 系混
合ガスのリアクティブイオンエッチング(RIE)でAl
膜22をエッチングする。この時のエッチング条件は、Cl
2 流量30SCCM、BCl3流量100 SCCM、He流量70SCCM、圧力
15Paである。Al膜の幅はオーバーエッチング時間の制御
により、MoとTaとの合金膜23の幅の大きさよりも1μm
以内の大きさとなるよう制御した。上記プロセスによ
り、アドレス配線電極と補助容量配線電極パターンを完
成させる。
【0017】続いてプラズマケミカルベーパーデポジシ
ョン(CVD)法により、SiOx24、SiNx25、アモルファ
スシリコン(a-Si)26、SiNx27の4層を連続堆積する。
そして、上層のSiNx27をパターニングし、前処理を施し
た後、ソース・ドレイン電極のコンタクトとして、N+
型のa-Si膜28をプラズマCVD法により堆積する。な
お、SiOx膜の替わりに、熱CVD法によりSiO2膜を用い
てもよい。
【0018】次に、a-Si膜をパターニングし、表示電極
となる透明画素電極としてインディウム−ティン−オキ
サイド(ITO)膜29を形成しパターニングする。この
電極は補助容量の一方の電極の一部としても使用する。
続いて、アドレス配線パッド部の開口をHF系エッチング
液で形成する。次にスパッタ法により、Cr、Al、Alの3
層を堆積させ、これをデータ配線、ソース電極30および
ドレイン電極31として形成する。この後、RIE法によ
りバックチャネル上のN+ 型のa-Si膜28を除去する。次
に、パッシベーションとして、プラズマCVD法により
SiNx膜32を形成することにより、液晶表示用アレイ基板
が完成する。
【0019】このアレイ基板のアドレス配線電極の平均
配線幅は10μm、配線長は20cmであったが、アドレス配
線電極の抵抗値は約4.5 KΩであり、従来のAl層をMoと
Taとの合金層が完全に被覆する構造の場合の配線抵抗が
9KΩであるのに対し、約半分であった。
【0020】また、アドレス配線電極および補助容量配
線電極上部のMoとTaとの合金層にテーパエッチングを施
すことによって、下層のAl膜に大きなテーパがついてい
なくてもAl膜にヒロックが発生しないので、ゲート絶縁
膜のステップカバレージが良好となり、従来と変わらな
い層間絶縁性が得られた。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アド
レス配線電極および補助容量配線電極として、第1の金
属層および第2の金属層からなる積層構造とし、且つ第
1の金属のデータ配線電極に平行な方向の幅は前記第2
の金属の幅よりも大きくし、さらに第1の金属の厚さ方
向側面の基板との成す角度を鋭角とすることによって、
アドレス配線電極および補助容量配線電極を低抵抗化で
きる。このことから実質的に画素の開口率を大きくする
ことができ、液晶表示装置の大画面化、高精細化を計る
ことができる。また、製造工程的にも、フォトプロセス
が1回で済むことからプロセスの簡略化および高スルー
プット化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のTFT部の構成を示す概略断
面図。
【図2】図1のTFT部を有するアレイ基板の等価回路
を示す概略模式図。
【図3】従来のTFT部の構成を示す概略断面図。
【図4】従来のアドレス配線電極の構成を示す概略断面
図。
【符号の説明】 11…ガラス基板 12…アドレス配線電極 13…データ配線電極 14…補助容量配線電極 15…TFT 16…画素電極 22…第1の金属膜 23…第2の金属膜。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたアドレス配線電極
    と、このアドレス配線電極に交差するように配置された
    データ配線電極と、前記アドレス配線電極に併設された
    補助容量配線電極と、前記アドレス配線電極と前記デー
    タ配線電極によって区画された透明画素電極と、この透
    明画素電極に対応し前記アドレス配線電極と前記データ
    配線電極に接続されたスイッチング素子とを少なくとも
    備えたアレイ基板を有する液晶表示装置において、前記
    アドレス配線電極および補助容量配線電極は基板上に形
    成されたAlまたはAl合金からなる第1の金属とこの
    第1の金属の上に積層された第2の金属とからなり、前
    記第1の金属の前記データ配線電極に平行な方向の幅は
    前記第2の金属の幅よりも大きく、その差は1μm以内
    とすることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記第1の金属の厚さ方向側面の基板との成す角度は鋭
    角であることを特徴とする液晶表示装置。
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KR100248123B1 (ko) 1997-03-04 2000-03-15 구본준 박막트랜지스터및그의제조방법
KR100265554B1 (ko) * 1997-08-07 2000-09-15 구본준 액정표시장치 및 그 제조방법
JPH11258633A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Toshiba Corp 表示装置用アレイ基板の製造方法

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