JP3192785B2 - コイン識別装置 - Google Patents
コイン識別装置Info
- Publication number
- JP3192785B2 JP3192785B2 JP32632992A JP32632992A JP3192785B2 JP 3192785 B2 JP3192785 B2 JP 3192785B2 JP 32632992 A JP32632992 A JP 32632992A JP 32632992 A JP32632992 A JP 32632992A JP 3192785 B2 JP3192785 B2 JP 3192785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- width
- coins
- diameter
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Of Coins (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コイン（例えば硬貨）
に形成されている凹凸を検出してコインの種別を判定す
るコイン識別装置に関するものである。
に形成されている凹凸を検出してコインの種別を判定す
るコイン識別装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、コイン処理装置においてはコ
インの金種，真偽等を識別するコイン識別装置が設けら
れている。このコイン識別装置は光学的センサや磁気セ
ンサ等により通過するコインの外形や磁気量を検出する
方式が一般的に良くしられている。
インの金種，真偽等を識別するコイン識別装置が設けら
れている。このコイン識別装置は光学的センサや磁気セ
ンサ等により通過するコインの外形や磁気量を検出する
方式が一般的に良くしられている。
【０００３】しかし、近年硬貨処理装置が盛んに使用さ
れるにしたがい、外国通貨が多く待ち込まれるようにな
ってきており、国内の硬貨と同一外形、同一材質の硬貨
の場合、光学的センサや磁気センサによる識別では外形
も材質も同じために同一の硬貨と判定してしまうという
問題が発生していた。このため、コインの真偽判別を正
確に行うコイン識別装置の提供が望まれていた。
れるにしたがい、外国通貨が多く待ち込まれるようにな
ってきており、国内の硬貨と同一外形、同一材質の硬貨
の場合、光学的センサや磁気センサによる識別では外形
も材質も同じために同一の硬貨と判定してしまうという
問題が発生していた。このため、コインの真偽判別を正
確に行うコイン識別装置の提供が望まれていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
同一外形、同一材質のコインであっても、異なる種類の
コインである事が識別できるコインの識別装置を提供し
ようとするものである。
同一外形、同一材質のコインであっても、異なる種類の
コインである事が識別できるコインの識別装置を提供し
ようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、コインの搬送路の側面に設けられコインの
表面の凹凸形状を検出する磁気センサと、この磁気セン
サの出力に基づいてコインの直径、外周の突起の幅、内
周の突起の幅、及び穴の寸法を求める手段と、この手段
により求められたコインの直径、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、及び穴の寸法から、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、穴の寸法と直径との比率を算出する算出手
段と、この算出手段の算出結果を基準値と比較すること
によりコインの種別を判別する第１の判別手段と、上記
磁気センサの出力に基づいてコインの外周部分の最大出
力値を求め、この最大出力値を基準値と比較することに
よりコインの種別を判別する第２の判別手段と、前記第
１の判別手段、第２の判別手段の判別結果により最終判
別を行う手段とを具備したものである。
するために、コインの搬送路の側面に設けられコインの
表面の凹凸形状を検出する磁気センサと、この磁気セン
サの出力に基づいてコインの直径、外周の突起の幅、内
周の突起の幅、及び穴の寸法を求める手段と、この手段
により求められたコインの直径、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、及び穴の寸法から、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、穴の寸法と直径との比率を算出する算出手
段と、この算出手段の算出結果を基準値と比較すること
によりコインの種別を判別する第１の判別手段と、上記
磁気センサの出力に基づいてコインの外周部分の最大出
力値を求め、この最大出力値を基準値と比較することに
よりコインの種別を判別する第２の判別手段と、前記第
１の判別手段、第２の判別手段の判別結果により最終判
別を行う手段とを具備したものである。
【０００６】
【０００７】
【作用】本発明では磁気センサによりコイン表面の凹凸
を検出し、この凹凸に基づいてコインの直径、外周の突
起の幅、内周の突起の幅、及び穴の寸法を求め、外周の
突起の幅、内周の突起の幅、穴の寸法と直径との比率を
それぞれ算出してこの算出手段の算出結果を基準値と比
較することによりコインの種別を判別している。また、
上記磁気センサの出力に基づいてコインの外周部分の最
大出力値を求め、この最大出力値を基準値と比較するこ
とによってもコインの種別を判別している。従って、小
径硬貨に外径を増した偽造硬貨や、外国硬貨等の外形、
材質が同じである硬貨と本物の硬貨とを用意に判別する
ことができる。しかも、両方とも磁気センサの出力に基
づいているため、センサの数を少なくでき、小型化もで
きるものである。
を検出し、この凹凸に基づいてコインの直径、外周の突
起の幅、内周の突起の幅、及び穴の寸法を求め、外周の
突起の幅、内周の突起の幅、穴の寸法と直径との比率を
それぞれ算出してこの算出手段の算出結果を基準値と比
較することによりコインの種別を判別している。また、
上記磁気センサの出力に基づいてコインの外周部分の最
大出力値を求め、この最大出力値を基準値と比較するこ
とによってもコインの種別を判別している。従って、小
径硬貨に外径を増した偽造硬貨や、外国硬貨等の外形、
材質が同じである硬貨と本物の硬貨とを用意に判別する
ことができる。しかも、両方とも磁気センサの出力に基
づいているため、センサの数を少なくでき、小型化もで
きるものである。
【０００８】
【０００９】
【実施例】図１は、本発明を実施する上での硬貨処理機
の全体構成図である。
の全体構成図である。
【００１０】受皿１に投入された硬貨は、受皿１が回転
する事により繰出部２に硬貨を落下させる。落下した硬
貨は、一枚ずつ繰出部２から繰り出され検銭部３に運ば
れる。
する事により繰出部２に硬貨を落下させる。落下した硬
貨は、一枚ずつ繰出部２から繰り出され検銭部３に運ば
れる。
【００１１】検銭された硬貨は、搬送路４に運ばれ検銭
部３での検銭結果に基付き選別される。選別部５はシャ
ッタ６にて構成されている。シャッタ６で選別された硬
貨は、その下部にある一次保留部７に保留され、取引が
成立したとき硬貨をその下部の金種別金庫８に投入す
る。そして、出金に際しては、この金種別金庫８から硬
貨を繰り出して払い出す。金種別金庫８から払い出され
た硬貨は、横搬送路１０により図１中左に運ばれ、更
に、縦搬送１２により繰出部２に搬送される。繰出部２
に運ばれた硬貨は、繰出部２から検銭部３を通り搬送路
４の最後部のリジェクトゲート１５から横搬送路９を介
して縦搬送路１１へと運ばれ、受皿１に出金される。図
２は検銭部３の検出コイル２３と硬貨との関係を示す断
面図である。搬送路１の搬送ベルト２１、搬送路板２２
により硬貨が搬送されるが、この搬送路板２２の下部に
は磁気検出コイル２３が配置されている。
部３での検銭結果に基付き選別される。選別部５はシャ
ッタ６にて構成されている。シャッタ６で選別された硬
貨は、その下部にある一次保留部７に保留され、取引が
成立したとき硬貨をその下部の金種別金庫８に投入す
る。そして、出金に際しては、この金種別金庫８から硬
貨を繰り出して払い出す。金種別金庫８から払い出され
た硬貨は、横搬送路１０により図１中左に運ばれ、更
に、縦搬送１２により繰出部２に搬送される。繰出部２
に運ばれた硬貨は、繰出部２から検銭部３を通り搬送路
４の最後部のリジェクトゲート１５から横搬送路９を介
して縦搬送路１１へと運ばれ、受皿１に出金される。図
２は検銭部３の検出コイル２３と硬貨との関係を示す断
面図である。搬送路１の搬送ベルト２１、搬送路板２２
により硬貨が搬送されるが、この搬送路板２２の下部に
は磁気検出コイル２３が配置されている。
【００１２】この磁気検出コイル２３は硬貨表面の凹凸
が検出出来るように、硬貨の寸法に対して十分小さいも
のが用いられ、又、硬貨は磁気検出コイル２３上を硬貨
の中心が通貨するように搬送される。
が検出出来るように、硬貨の寸法に対して十分小さいも
のが用いられ、又、硬貨は磁気検出コイル２３上を硬貨
の中心が通貨するように搬送される。
【００１３】図３は上記磁気検出コイル２３の断面図で
あり、中心にコア２４を有し、このコア２４には３箇所
に巻線を施すように溝が設けられている。この溝には、
中心に一次コイル２５、上方に二次コイル２６、下方に
二次コイル２７が設けられており、巻線が巻かれたコア
２４の外周には、円筒状のコア２８が取り付けられてい
る。
あり、中心にコア２４を有し、このコア２４には３箇所
に巻線を施すように溝が設けられている。この溝には、
中心に一次コイル２５、上方に二次コイル２６、下方に
二次コイル２７が設けられており、巻線が巻かれたコア
２４の外周には、円筒状のコア２８が取り付けられてい
る。
【００１４】尚、コア２４は直径４ｍｍ、コア２８は直
径６ｍｍで形成されている。この寸法は国内の正規の硬
貨である５０円、５円の硬貨の内径に近付けることによ
り、５０円、５円を検出した時の出力信号が確実に内径
部分の穴を判別できるようにする事が可能となる。図４
は図３に示した磁気検出コイル２３を用いた識別回路３
０である。
径６ｍｍで形成されている。この寸法は国内の正規の硬
貨である５０円、５円の硬貨の内径に近付けることによ
り、５０円、５円を検出した時の出力信号が確実に内径
部分の穴を判別できるようにする事が可能となる。図４
は図３に示した磁気検出コイル２３を用いた識別回路３
０である。
【００１５】一次コイル２５は１２ＫＨｚで発振されて
いる発振器３１に接続されている。この発振器３１の発
振周波数は表皮効果により、硬貨の表皮に電流が流れる
周波数であり、硬貨の材質と、硬貨と検出コイル２３と
のギャップ（間隔）に関係する出力を得る事が出来る。
いる発振器３１に接続されている。この発振器３１の発
振周波数は表皮効果により、硬貨の表皮に電流が流れる
周波数であり、硬貨の材質と、硬貨と検出コイル２３と
のギャップ（間隔）に関係する出力を得る事が出来る。
【００１６】二次コイル２６と二次コイル２７とは差動
接続されており、無負荷の場合は出力が「０」となるよ
うに接続される事が好ましい。しかしながら、製造上の
誤差やバラツキによりコイルのバランスは若干変わるこ
とがあるため、二次コイル２７の方の巻線が二次コイル
２６よりも若干多く巻かれるた後、コア表面を研磨する
事により、無負荷の場合でも一定の出力がでるように構
成されている。
接続されており、無負荷の場合は出力が「０」となるよ
うに接続される事が好ましい。しかしながら、製造上の
誤差やバラツキによりコイルのバランスは若干変わるこ
とがあるため、二次コイル２７の方の巻線が二次コイル
２６よりも若干多く巻かれるた後、コア表面を研磨する
事により、無負荷の場合でも一定の出力がでるように構
成されている。
【００１７】この出力は増幅器３２により増幅されて、
バンドパスフィルタ３３により必要な周波数成分のみが
取り出され、整流回路３４により整流された後、ローパ
スフィルタ３５によって平滑される。ローパスフィルタ
３５により直流電圧となった出力はＡ／Ｄコンバータ３
６により、デジタル変換されてＣＰＵ３７に取り込まれ
ＲＡＭ３８に記憶される。次に上述した構成の動作を図
６に示すフローチャートに基づいて説明する。
バンドパスフィルタ３３により必要な周波数成分のみが
取り出され、整流回路３４により整流された後、ローパ
スフィルタ３５によって平滑される。ローパスフィルタ
３５により直流電圧となった出力はＡ／Ｄコンバータ３
６により、デジタル変換されてＣＰＵ３７に取り込まれ
ＲＡＭ３８に記憶される。次に上述した構成の動作を図
６に示すフローチャートに基づいて説明する。
【００１８】硬貨が検出コイル２５の上を搬送される
と、二次コイル２６の出力電圧が下がり、その結果、図
５に示すような波形の信号が得られる。この信号は上述
した、増幅器３２、バンドパスフィルタ３３、整流回路
３４、ローパスフィルタ３５、Ａ／Ｄコンバータ３６、
ＣＰＵ３７を介してＲＡＭ３８に取り込まれる。
と、二次コイル２６の出力電圧が下がり、その結果、図
５に示すような波形の信号が得られる。この信号は上述
した、増幅器３２、バンドパスフィルタ３３、整流回路
３４、ローパスフィルタ３５、Ａ／Ｄコンバータ３６、
ＣＰＵ３７を介してＲＡＭ３８に取り込まれる。
【００１９】ＣＰＵ３７はＲＡＭ３８に記憶したデータ
に基づき、硬貨の外形の突起の幅、内径部の突起の幅、
穴の有無及び寸法、硬貨の幅などが算出される。即ち、
Ａ／Ｄコンバータ３６は一定時間間隔で変換を行ってい
るので、ＲＡＭ３８に記憶された信号の数は硬貨の幅等
の関数となっている。
に基づき、硬貨の外形の突起の幅、内径部の突起の幅、
穴の有無及び寸法、硬貨の幅などが算出される。即ち、
Ａ／Ｄコンバータ３６は一定時間間隔で変換を行ってい
るので、ＲＡＭ３８に記憶された信号の数は硬貨の幅等
の関数となっている。
【００２０】まず、硬貨に穴があったか否かが判別され
る。これは、硬貨の穴の部分は硬貨が無い時の出力とほ
ぼ同じであるため、硬貨が無い時の出力よりも僅かに高
いしきい値Ｖ１と比較する事により行われる。そしてこ
の値Ｖ１よりも低い値のデータがある場合は穴が存在し
たと判定し、しきい値Ｖ１よりも低い値のデータの数が
計数され、この値ｔ３が穴の寸法である。
る。これは、硬貨の穴の部分は硬貨が無い時の出力とほ
ぼ同じであるため、硬貨が無い時の出力よりも僅かに高
いしきい値Ｖ１と比較する事により行われる。そしてこ
の値Ｖ１よりも低い値のデータがある場合は穴が存在し
たと判定し、しきい値Ｖ１よりも低い値のデータの数が
計数され、この値ｔ３が穴の寸法である。
【００２１】次に穴があった場合、硬貨の内周の突起を
求める。即ち、穴の前後における検出出力最大値Ｖ２を
求め、その最大値（Ｖ２）の１／８下の時点、即ち、Ｖ
２×７／８の値Ｖ３を求める。そしてこのＶ３よりも大
きな値のデータ数を求めることにより、硬貨内周の突起
の幅ｔ２が求められる。
求める。即ち、穴の前後における検出出力最大値Ｖ２を
求め、その最大値（Ｖ２）の１／８下の時点、即ち、Ｖ
２×７／８の値Ｖ３を求める。そしてこのＶ３よりも大
きな値のデータ数を求めることにより、硬貨内周の突起
の幅ｔ２が求められる。
【００２２】次に硬貨外周の突起の幅を求める。外周の
前後における検出出力最大値Ｖ４を求め、その最大値
（Ｖ４）の１／８下の時点、即ち、Ｖ４×７／８の値Ｖ
５を求める。そしてこのＶ５よりも大きな値のデータ数
を求めることにより、硬貨外周の突起の幅ｔ１が求めら
れる。
前後における検出出力最大値Ｖ４を求め、その最大値
（Ｖ４）の１／８下の時点、即ち、Ｖ４×７／８の値Ｖ
５を求める。そしてこのＶ５よりも大きな値のデータ数
を求めることにより、硬貨外周の突起の幅ｔ１が求めら
れる。
【００２３】上記と同様にして、硬貨外周の突起の前端
と後端との間のデータ数を計数する事により、硬貨の幅
（直径）Ｗが算出され、ｔ１，ｔ２，ｔ３とＷとの比率
が算出され、これを基準値と比較する事により、硬貨の
種別Ｈ１が判別される。従って、この種別Ｈ１は硬貨の
寸法と表面形状を考慮した判別結果となっている。
と後端との間のデータ数を計数する事により、硬貨の幅
（直径）Ｗが算出され、ｔ１，ｔ２，ｔ３とＷとの比率
が算出され、これを基準値と比較する事により、硬貨の
種別Ｈ１が判別される。従って、この種別Ｈ１は硬貨の
寸法と表面形状を考慮した判別結果となっている。
【００２４】尚、コインの搬送速度はベルトの速度、コ
インの摩擦状態によって変化するが、上述したように、
コインの径と縁の幅の比及びコインの径と穴の幅の比を
基準値と比較する事により、搬送速度の変動に関係無
く、正確にコインの形状を判定する事ができる。さら
に、外周の前後における検出出力最大値Ｖ４を基準値と
比較する事により硬貨の材質に基づく判別が行われ、硬
貨の種別Ｈ２が判別される。そして、最後に両判別結果
Ｈ１，Ｈ２により硬貨の最終判別が行われる。
インの摩擦状態によって変化するが、上述したように、
コインの径と縁の幅の比及びコインの径と穴の幅の比を
基準値と比較する事により、搬送速度の変動に関係無
く、正確にコインの形状を判定する事ができる。さら
に、外周の前後における検出出力最大値Ｖ４を基準値と
比較する事により硬貨の材質に基づく判別が行われ、硬
貨の種別Ｈ２が判別される。そして、最後に両判別結果
Ｈ１，Ｈ２により硬貨の最終判別が行われる。
【００２５】このような判別方式においては、硬貨表面
の凹凸形状を検出し、この凹凸が正規な硬貨に合致する
かどうかにより判別を行うために、小径硬貨に外径を増
した偽造硬貨や、外国硬貨等の外形，材質が同じである
硬貨と本物の硬貨とを容易に判別する事ができる。上記
実施例において、硬貨判別のための基準値Ｖ１，ｔ１／
Ｗ、ｔ２／Ｗ、ｔ３／Ｗなどは予めＲＡＭ３８に記憶さ
れている。
の凹凸形状を検出し、この凹凸が正規な硬貨に合致する
かどうかにより判別を行うために、小径硬貨に外径を増
した偽造硬貨や、外国硬貨等の外形，材質が同じである
硬貨と本物の硬貨とを容易に判別する事ができる。上記
実施例において、硬貨判別のための基準値Ｖ１，ｔ１／
Ｗ、ｔ２／Ｗ、ｔ３／Ｗなどは予めＲＡＭ３８に記憶さ
れている。
【００２６】尚、上記実施例では硬貨の形状を検出する
方法として磁気検出コイルを用いた場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、コンパクトディスク・プ
レーヤ等に用いられている読取りヘッドに用いられてい
るような、自動焦点調整機構の帰還信号等を用いる事に
より、同様に硬貨表面の凹凸を検出する事が可能であ
る。又、上記実施例に加えて、従来と同様の材質検出に
よる磁気検銭装置を加えても良い事はもちろんである。
方法として磁気検出コイルを用いた場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、コンパクトディスク・プ
レーヤ等に用いられている読取りヘッドに用いられてい
るような、自動焦点調整機構の帰還信号等を用いる事に
より、同様に硬貨表面の凹凸を検出する事が可能であ
る。又、上記実施例に加えて、従来と同様の材質検出に
よる磁気検銭装置を加えても良い事はもちろんである。
【００２７】また、上記実施例では、硬貨の凹凸を判定
する為に、Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，Ｖ４，Ｖ５の基準値を用
いて、この基準値と出力電圧を比較する事により行なっ
ているが、これに限らず、電圧波形を微分処理する事に
よって、硬貨のエッジを検出する等の方式を用いる事も
できる。さらに、搬送速度を一定にする手段及び搬送速
度を検出する手段を設け、搬送速度との比率を演算した
結果により判定を行なう事も可能である。
する為に、Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，Ｖ４，Ｖ５の基準値を用
いて、この基準値と出力電圧を比較する事により行なっ
ているが、これに限らず、電圧波形を微分処理する事に
よって、硬貨のエッジを検出する等の方式を用いる事も
できる。さらに、搬送速度を一定にする手段及び搬送速
度を検出する手段を設け、搬送速度との比率を演算した
結果により判定を行なう事も可能である。
【００２８】以上説明したように本発明によれば、磁気
センサによりコイン表面の凹凸を検出し、この凹凸に基
づいてコインの直径、外周の突起の幅、内周の突起の
幅、及び穴の寸法を求め、外周の突起の幅、内周の突起
の幅、穴の寸法と直径との比率をそれぞれ算出してこの
算出手段の算出結果を基準値と比較することによりコイ
ンの種別を判別している。また、上記磁気センサの出力
に基づいてコインの外周部分の最大出力値を求め、この
最大出力値を基準値と比較することによってもコインの
種別を判別している。従って、小径硬貨に外径を増した
偽造硬貨や、外国硬貨等の外形、材質が同じである硬貨
と本物の硬貨とを用意に判別することができる。しか
も、両方とも磁気センサの出力に基づいているため、セ
ンサの数を少なくでき、小型化もできるものである。
センサによりコイン表面の凹凸を検出し、この凹凸に基
づいてコインの直径、外周の突起の幅、内周の突起の
幅、及び穴の寸法を求め、外周の突起の幅、内周の突起
の幅、穴の寸法と直径との比率をそれぞれ算出してこの
算出手段の算出結果を基準値と比較することによりコイ
ンの種別を判別している。また、上記磁気センサの出力
に基づいてコインの外周部分の最大出力値を求め、この
最大出力値を基準値と比較することによってもコインの
種別を判別している。従って、小径硬貨に外径を増した
偽造硬貨や、外国硬貨等の外形、材質が同じである硬貨
と本物の硬貨とを用意に判別することができる。しか
も、両方とも磁気センサの出力に基づいているため、セ
ンサの数を少なくでき、小型化もできるものである。
【図１】図１は循環式硬貨処理機の全体構成図である。
【図２】図２は検銭部３の検出コイル２０と硬貨との関
係を示す断面図である。
係を示す断面図である。
【図３】図３は磁気センサの断面図である。
【図４】図４は磁気センサ出力を用いた識別回路３０の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図５】図５は磁気センサ出力を示す波形図である。
【図６】図６は識別動作のフローチャートである。
１…受皿 ２…繰出部 ３…検銭部 ４…搬送路 ５…選別部 ８…金種別金庫 １３…金庫 １４…オーバーフロー金庫 １５…縦搬送ベルト支持体 ２３…検出コイル ２６…二次コイル ３２…増幅器 ３３…バンドパスフィルタ ３４…整流回路 ３５…ローパスフィルタ ３６…Ａ／Ｄコンバータ ３７…ＣＰＵ ３８…ＲＡＭ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07D 5/00 - 5/10
Claims (1)
- 【請求項１】コインの搬送路の側面に設けられコインの
表面の凹凸形状を検出する磁気センサと、この磁気セン
サの出力に基づいてコインの直径、外周の突起の幅、内
周の突起の幅、及び穴の寸法を求める手段と、この手段
により求められたコインの直径、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、及び穴の寸法から、外周の突起の幅、内周
の突起の幅、穴の寸法と直径との比率を算出する算出手
段と、この算出手段の算出結果を基準値と比較すること
によりコインの種別を判別する第１の判別手段と、上記
磁気センサの出力に基づいてコインの外周部分の最大出
力値を求め、この最大出力値を基準値と比較することに
よりコインの種別を判別する第２の判別手段と、前記第
１の判別手段、第２の判別手段の判別結果により最終判
別を行う手段とを具備したことを特徴とするコイン識別
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32632992A JP3192785B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | コイン識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32632992A JP3192785B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | コイン識別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06176234A JPH06176234A (ja) | 1994-06-24 |
| JP3192785B2 true JP3192785B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=18186562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32632992A Expired - Fee Related JP3192785B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | コイン識別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192785B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP32632992A patent/JP3192785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06176234A (ja) | 1994-06-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000163620A (ja) | 自動取引装置 | |
| JP3192785B2 (ja) | コイン識別装置 | |
| JP3363305B2 (ja) | 硬貨処理機における温度補正機能付き硬貨識別装置 | |
| JPH04313B2 (ja) | ||
| JPH04278692A (ja) | コインの穴有無判別装置およびコインの穴有無判別方法 | |
| JP2003317129A (ja) | 硬貨識別装置 | |
| JP3201185B2 (ja) | 硬貨識別装置 | |
| JP3363290B2 (ja) | 硬貨処理機における硬貨識別装置 | |
| JP2000187747A (ja) | 硬貨処理装置 | |
| JP2000242823A (ja) | 硬貨選別方法および装置 | |
| JP3464812B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
| JPH1040435A (ja) | 硬貨識別装置 | |
| JP3713979B2 (ja) | 硬貨識別装置 | |
| JP2001167329A (ja) | 硬貨識別方法及び装置 | |
| JP3211341B2 (ja) | 紙幣識別装置 | |
| JP2003216997A (ja) | 硬貨判別装置 | |
| JPS6327251Y2 (ja) | ||
| JPH07200912A (ja) | 材質センサ及び硬貨処理機 | |
| JPH11259720A (ja) | 貨幣処理装置 | |
| JP3610261B2 (ja) | 硬貨識別装置 | |
| JP3281084B2 (ja) | コイン識別装置 | |
| JPS60160495A (ja) | 硬貨判別装置 | |
| JP2934619B1 (ja) | 硬貨判別装置 | |
| JP2002123854A (ja) | 硬貨識別装置及び磁気センサ体 | |
| JPH01120694A (ja) | コイン識別装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |