JP3192699U - 移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置 - Google Patents

移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を提供する。【解決手段】搬送台1、移動台車装置2及び加工機械3を含む。搬送台1のレール11には、複数の給気台12が設けられる。レール11上方には、集電レール架橋13と、集電レール132外側に位置し、注水管を有する給水設備と、が設けられる。集電レール架橋13の外側には、被加工部材4を移動させる搬送装置15と、加工機械3と、が設けられる。移動台車装置2は、レール11上を往復移動する機台21を有し、機台21上には、少なくとも1つの対向接続プラグ及び受電ロッド213が設けられる。機台21上には、ロボットアーム22と、洗浄装置23と、ロボットアーム22及び洗浄装置23に電気的に接続される駆動制御システム24と、が設けられる。洗浄装置23上には、入水管232が設けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置に関し、特に、移動台車装置の機台上にロボットアーム、洗浄装置及び駆動制御システムが設けられ、ロボットアームにより、被加工部材を持ち上げたり、被加工部材を加工機械上に載置して加工を行ったり、加工が完了した被加工部材を洗浄装置内に載置して自動洗浄作業を行ったりすることができる移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置に関する。
現在、製造業は、労働者が不足している。また、環境保護が重視されており、人件費及び経営コストが高くなっている。企業は、労働力を集中させ、技術力を集中させることによってコストの上昇を抑えるために、生産拠点を海外にシフトしたり、外国人労働者を採用したりしている。或いは、生産ラインを自動化したり、治具を使用したりすることにより、経営体質を改善し、コストを減少させ、作業員数を減らし、製造時間を短縮して生産力を高めている。
製造業の生産ライン中、工場内部の複数の作業場において、各種加工、検品、洗浄、組立、品質管理、保管、搬送などの工程が行われる。加工作業においては、搬送装置の台車及びコンベアにより、被加工部材が各作業場に搬送され、手動方式で加工機械(旋盤加工機械、フライス加工機械、平削盤加工機械、ボール盤加工機械、デジタル制御加工機械(NC又はCNC)など)に対して被加工部材の供給及び被加工部材の交換が行われ、加工機械による加工作業が行われる。
しかし、手動方式で被加工部材の供給及び被加工部材の交換を行う方式は、時間及び手間が非常にかかるため、加工方式の多様化、製造工程の複雑化、駆動技術及び制御技術の進歩などに伴い、生産ラインに搬送作業を行うロボットアームが導入され、自動化及び特殊な製造工程に対応している。
ロボットアームは、長時間にわたって作業を繰り返して行うことができ、品質が安定しており、位置決めが正確であり、誤差がないという長所を有するため、従来の手動による作業に代わって多く採用されている。ロボットアームは、保持機構及び解放機構(真空吸盤、挟持装置など)により、被加工部材の保持又は解放を行う。生産ラインの自動化を実現するためには、各作業場間にロボットアームをそれぞれ設置する必要がある。現在の薄利時代においては、各メーカー間の競争が激化しており、どのメーカーも利潤を確保するために、生産コストの抑制を徹底的に追及しているが、工場内に数十台の加工機械が設置される場合、ロボットアームにかかるコストも増加し、製品の競争力に影響を及ぼしてしまう。
一般に、ロボットアームの保持機構及び解放機構は、空気動力で作動するものと、電気動力で作動するものと、に分類される。空気動力で作動するロボットアームの保持機構及び解放機構の構成部材は、電気動力によるものと比べてトルクが大きく、価格が安く、長時間の操作に適するという特性を有する上、消費エネルギーが少なく、メンテナンスにかかるコストも低いため、広く使用されている。
しかし、空気動力で作動するロボットアームの保持機構及び解放機構を作動させるには、工場内のコンプレッサを使用し、圧縮空気を管路を通じてロボットアームに供給しなければならない。また、管路が長すぎたり、管路が圧迫されて圧縮空気が供給できなくなるのを防止するために、ロボットアームの機台は、固定されて不動である上、空気動力の構成部材は、移動可能距離も短い。このため、各作業場間にロボットアームをそれぞれ設置する場合、多くの管路を接続する必要があり、工場内に非常に多くの管路が設置されるため、管路が絡まったり、引っ張られたりして正常に作動できなくなりやすい。
そこで、ロボットアームが作業場間を移動できず、複数の加工機械に対して被加工部材の供給及び被加工部材の交換を行うために生産コストを減少できず、管路を介して圧縮空気を供給するために発生する問題を解決することができる技術が求められていた。
本考案の考案者は、当該技術に長年従事しており、上述の問題及び欠点に鑑み、関連資料を収集し、試作及び改良を幾度も重ね、本考案の移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を案出した。
特開2006−334700号公報
本考案の第1の目的は、搬送台の有するレール部分には、複数の給気台が設けられ、レール上方には、集電レール架橋と、集電レール外側に注水管を有する給水設備と、が設けられ、集電レール架橋の外側には、被加工部材を移動させる搬送装置と、集電レール架橋の周囲の各作業場に位置する加工機械と、が設けられ、移動台車装置は、レール上を往復移動する機台を有し、機台上には、給気台上に接続されて給気を行う対向接続プラグと、集電レール上に当接されて給電を行う受電ロッドと、が設けられ、機台上には、ロボットアームと、洗浄装置と、ロボットアーム及び洗浄装置に電気的に接続される駆動制御システムと、が設けられ、洗浄装置上方には、給水設備の注水管に対向して注水を行う入水管が設けられ、ロボットアームのハンド部が被加工部材を持ち上げたり、被加工部材を加工機械上に載置したりすることにより、被加工部材の供給又は被加工部材の交換が行われ、加工が完了した後の被加工部材は、洗浄装置の洗浄槽内に載置されて自動洗浄作業が行われ、複数の加工機械を組み合わせて融通性の高い製造システムを構成することができ、複数の生産ラインでなく、生産工程が一貫した加工作業で製品を生産することができるため、品質を安定させ、加工効率を高めることができる移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を提供することにある。
本考案の第2の目的は、移動台車装置の機台が搬送台のレールに沿って移動する際、管線を接続する必要がなく、接続装置が対向接続プラグを下方に移動させ、給気台上に対向接続して給気を行うことができるため、移動台車装置が管線を接続する長さ及び設置位置による制限を受けたり、管線が絡まったり、管線が圧迫されたりして空気が送れなくなったり、管線が引っ張られて正常に作動できなくなったりする問題がなく、ロボットアームを同一の生産ライン上に使用して2台又は複数台の加工器具に対して被加工部材の供給又は被加工部材の交換を行うことができ、これにより、作業時間及びコストを大幅に節約し、生産ラインの自動化及び製造工程に求められる被加工部材の一貫した加工作業に対応することができる上、移動台車装置の数を減少させることができ、これにより、高度な自動化を実現し、加工効率を高め、生産ラインを簡素化し、コストを減少させることができる移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を提供することにある。
本考案の第3の目的は、移動台車装置のロボットアームが加工器具による加工が完了した被加工部材を取り出す際、製造工程又は生産工程に基づき、先に、移動台車装置上の洗浄装置内部において被加工部材の洗浄作業を行うことができ、洗浄装置による被加工部材の洗浄又は修整が終了すると、ロボットアームが被加工部材を取り出し、次に、被加工部材をジャッキ機構に載置して搬送装置のコンベア表面上に載置するか、或いは、搬送装置を停止させた後、被加工部材をコンベア表面上に直接載置することにより、被加工部材を次の作業場の被加工部材の供給位置まで搬送し、上述のジャッキ機構が被加工部材を再び上昇させることにより、ロボットアームが加工機械に対して後続の被加工部材の供給又は被加工部材の交換を自動的に行うのに都合がよい移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を提供することにある。
本考案の第4の目的は、移動台車装置の洗浄装置が被加工部材の洗浄作業を行う際、ロボットアームが加工機械による加工が完了した被加工部材を搭載フレーム上に載置し、作動部が揺動体を駆動し、搭載フレームを下方に回動させることにより、遮蔽蓋を閉じて被加工部材を洗浄槽内部に載置することができ、その後、噴射ノズルを利用して被加工部材表面に洗浄液を噴射し、数回の洗浄ステップにより、被加工部材表面に付着した微粉、微粒、油膜などを除去し、これにより、被加工部材表面に傷がついたり、後続の加工精度が影響を受けるのを防止し、被加工部材の洗浄が完了した後、洗浄乾燥された圧縮空気(CDA)を吹き付けて乾燥動作を行う上、圧縮空気の高圧気流で微粉、微粒などを更に除去し、被加工部材の乾燥が完了した後、作動部が揺動体を駆動し、搭載フレーム及び遮蔽蓋を上方に回動させ、遮蔽蓋を開けて被加工部材の洗浄作業を自動的に完了させ、ロボットアームにより、洗浄が完了した後の被加工部材を取り出し、後続の被加工部材の供給又は被加工部材の交換を行う移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の考案は、搬送台、移動台車装置及び加工機械を備える移動台車装置を用いた加工装置であって、搬送台は、レールを有し、レールには、レールの方向に沿って複数の給気台が設けられ、搬送台のレール上方には、集電レール架橋が設けられ、集電レール架橋が有する集電レールの外側には、注水管を有する給水設備が接続され、集電レール架橋の外側には、被加工部材を移動させる搬送装置が設けられ、搬送装置の外周の各作業場の位置には、被加工部材に対して加工を行う少なくとも1つの加工機械が設置され、移動台車装置は、レール上を往復移動する機台を有し、機台上には、機台が所定位置まで移動すると、給気台上に対向接続されて給気を行う対向接続プラグと、集電レール上に当接されて電力を供給する受電ロッドと、が設けられ、機台上には、ロボットアームと、洗浄装置と、ロボットアーム及び洗浄装置に電気的に接続される駆動制御システムと、が設けられ、ロボットアームは、被加工部材を持ち上げ、加工機械、搬送装置及び洗浄装置上に載置するハンド部を有し、洗浄装置上は、被加工部材を内部に載置して自動洗浄を行う少なくとも1つの洗浄槽を有し、洗浄装置上には、注水管に対向して注水を行う入水管が設けられ、駆動制御システム上は、外部の中央制御システムに対して制御信号を伝送する伝送モジュールを有することを特徴とする移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項2の考案は、搬送台のレールの一方の側部又は両側には、レールの方向に沿って複数の給気台が設けられ、レール上方の集電レール架橋は、複数の支持フレームを有し、支持フレームの内側の中央に近い位置には、レールに対向する集電レールが設けられ、支持フレーム上の集電レールの外側には、注水管を有する給水設備が接続されることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項3の考案は、搬送台の集電レール架橋の一方の側部又は両側には、フレームと、被加工部材を移動させる搬送モジュールと、を有する搬送装置が平行に設けられ、フレーム上の搬送モジュール下方には、出水管を有する排水設備が設けられ、移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の底部には、洗浄装置外部まで延設される排水管が設けられ、排水管は、排水設備の出水管に対向して排水を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項4の考案は、搬送台の集電レール架橋の搬送モジュールには、コンベアと、モータによってローラを駆動し、コンベアを駆動して循環移動させる動力装置と、が設けられることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項5の考案は、移動台車装置の洗浄装置の外部には、排水管を水平に駆動するか、或いは、排水管を引き戻して回動させ、排水設備の出水管に対向させて排水を行うガスシリンダが枢着されることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項6の考案は、搬送台中の一搬送装置の搬送モジュール上のコンベア上方には、少なくとも1つのジャッキ機構が設けられ、ジャッキ機構上は、フレームの両側に位置する揺動アームを有し、揺動アーム上には、コンベアの表面において曲線平行移動する連動体が設けられ、各連動体上には、被加工部材下方に進入して被加工部材の上昇又は載置を行うシフト部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項7の考案は、搬送台中の他の搬送装置の搬送モジュール上のコンベア上方には、少なくとも1つのジャッキ機構及び反転機構が設けられ、反転機構上は、駆動部によって駆動されて反転動作を行う回動体を有し、回動体の一方の側部には、ジャッキ機構上に載置される被加工部材を吸着又は解放する複数の吸着ヘッドが設けられることを特徴とする請求項6に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項8の考案は、移動台車装置の機台底部には、搬送台のレール上に当接され、機台を往復移動させる複数の車輪が設けられ、機台の一方の側部又は両側には、接続装置によって駆動されて上下に移動する少なくとも1つの対向接続プラグが設けられることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項9の考案は、移動台車装置のロボットアームは、垂直関節型、極座標型、円筒座標型、直交座標型又は水平関節型のロボットアームであり、ロボットアームのハンド部上は、吸着又は解放を行う複数の吸着ヘッドを有することを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項10の考案は、移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の開口には、被加工部材が上部に載置される搭載フレームが枢着され、搭載フレーム上には、揺動体及び開閉可能な遮蔽蓋が接続され、揺動体上には、揺動体を駆動して搭載フレーム及び遮蔽蓋を所定角度回動させる作動部が枢着され、洗浄槽の内部には、被加工部材に対して洗浄液又は圧縮空気を噴出する少なくとも1つの噴射ノズルが設けられることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項11の考案は、移動台車装置の駆動制御システムの伝送モジュールは、信号ケーブル、Bluetooth(登録商標)、RF、Wi-Fi又はZigBee(登録商標)であることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項12の考案は、加工機械は、自動切削機能又は自動成型機能を有するコンピュータ数値制御加工機械又は数値制御加工機械であることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置である。
請求項13の考案は、移動台車装置であって、移動台車装置は、機台を有し、機台上には、少なくとも1つの対向接続プラグ及び受電ロッドが設けられ、機台上には、ロボットアームと、洗浄装置と、ロボットアーム及び洗浄装置に電気的に接続される駆動制御システムと、が設けられ、ロボットアームは、ハンド部を有し、洗浄装置上は、洗浄槽を有し、洗浄装置上には、入水管が設けられ、駆動制御システム上は、外部の中央制御システムに対して制御信号を伝送する伝送モジュールを有することを特徴とする移動台車装置である。
請求項14の考案は、移動台車装置の機台の底部には、複数の車輪が設けられ、機台の一方の側部又は両側には、接続装置によって駆動されて上下に移動する少なくとも1つの対向接続プラグが設けられることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置である。
請求項15の考案は、移動台車装置のロボットアームは、垂直関節型、極座標型、円筒座標型、直交座標型又は水平関節型のロボットアームであり、ロボットアームのハンド部上は、吸着ヘッドを有することを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置である。
請求項16の考案は、移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の開口には、被加工部材が上部に載置される搭載フレームが枢着され、搭載フレーム上には、揺動体及び開閉可能な遮蔽蓋が接続され、揺動体上には、揺動体を駆動して搭載フレーム及び遮蔽蓋を所定角度回動させる作動部が枢着され、洗浄槽の内部には、被加工部材に対して洗浄液又は圧縮空気を噴出する少なくとも1つの噴射ノズルが設けられることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置である。
請求項17の考案は、移動台車装置の駆動制御システムの伝送モジュールは、信号ケーブル、Bluetooth(登録商標)、RF、Wi-Fi又はZigBee(登録商標)であることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置である。
請求項18の考案は、移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の底部には、洗浄装置外部まで延設される排水管が設けられ、移動台車装置の洗浄装置の外部には、排水管を水平に駆動するか、或いは、排水管を引き戻すガスシリンダが枢着されることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置である。
移動台車装置の機台がレールの方向に沿って各作業場に移動して位置決めされる際、管線を接続する必要がなく、接続装置を利用して対向接続プラグを下方に移動させ、給気台上に対向接続して給気を行うことができるため、移動台車装置が管線を接続する長さ及び設置位置による制限を受けたり、管線が絡まったり、管線が圧迫されたりして空気が送れなくなったり、管線が引っ張られて正常に作動できなくなったりする問題がなく、移動台車装置をレールに沿って各作業場に移動させることができる。また、ロボットアームを同一の生産ライン上に使用して2台又は複数台の加工器具に対して被加工部材の供給又は被加工部材の交換を行うことができ、これにより、被加工部材の加工精度を高めることができる。
また、ロボットアームを利用して加工が完了した被加工部材を洗浄装置の洗浄槽内に載置して自動洗浄作業を行うことができる。これにより、作業時間及びコストを大幅に節約し、生産ラインの自動化に対応し、製造工程に応じて複数の生産ラインに分割しなくても、生産を一貫した加工作業で対応することができる上、移動台車装置の数を減少させることができ、これにより、高度な自動化を実現し、加工効率を高め、生産ラインを簡素化し、コストを減少させることができる。
本考案の一実施形態を示す斜視図である。 本考案の搬送台を示す斜視図である。 本考案の搬送台を示す拡大図である。 本考案の移動台車装置を示す斜視図である。 本考案の搬送台及び移動台車を示す正面図である。 本考案の搬送台及び移動台車を示す側面図である。 本考案の移動台車装置の洗浄装置を示す横断面図である。 本考案の他の実施形態を示す平面図である。
本考案の目的、特徴及び効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1〜図4を参照する。図1は、本考案の一実施形態を示す斜視図である。図2は、本考案の搬送台を示す斜視図である。図3は、本考案の搬送台を示す拡大図である。図4は、本考案の移動台車装置を示す斜視図である。図1〜図4に示すように、本考案は、搬送台1、移動台車装置2及び加工機械3を含む。
搬送台1は、2つの平行の鋼鉄レール(図示せず)から構成されるレール11を含む。レール11の両側部分には、レール11の方向に沿って給気管路(図示せず)に接続された複数の給気台12が設けられる。ここで、実際に応用する際、レール11の一方の側部にレール11の方向に沿って複数の給気台12が設けられる態様でもよい。搬送台1のレール11上方には、複数の門字形の支持フレームを有する集電レール架橋13が設けられる。また、支持フレーム131の内側の中央に近い位置には、レール11に対向する集電レール132が設けられる。支持フレーム131上の集電レール132の外側には、注水管141を有する給水設備14が接続される(図5参照)。
搬送台1の集電レール架橋13の両側には、フレーム151と、被加工部材4を移動させる搬送モジュール152と、を有する搬送装置15が平行に設けられる。ここで、実際に応用する際、集電レール架橋13の一方の側部に搬送装置15が平行に設けられる態様でもよい。
フレーム151上に位置する搬送モジュール152には、コンベア153と、モータ1541によって伝動機構上のチェーン(図示せず)及びローラ1542を駆動し、コンベア153を駆動して循環移動させる動力装置154と、が設けられる。搬送装置15のフレーム151の搬送モジュール152下方には、出水管161を有する排水設備16が設けられる。排水設備16は、外部のろ過回収装置の排水管路(図示せず)に接続される。ここで、搬送台1上の給気台12、集電レール架橋13の集電レール132、給水設備14及び排水設備16の圧縮空気(CDA)供給方法、電源供給方法及び給水方法は、多様に存在し、詳細な構成は、本考案の特徴を表すものではないため、ここでは説明しない。
上述の搬送台1中の1つの搬送装置15の搬送モジュール152上方のコンベア153上方には、少なくとも1つのジャッキ機構17が設けられる。ジャッキ機構17上は、フレーム151の両側に位置し、駆動部(図示せず)によって駆動され、所定の角度に揺動移動する揺動アーム171を有する。また、各揺動アーム171上には、コンベア153の水平表面部分において曲線平行移動する連動体172が設けられる。各連動体172上には、ガスシリンダの伸縮ロッド(図示せず)によって駆動され、当接板1731を被加工部材4下方に進入させて上昇又は載置を行うシフト部173が設けられる。
搬送台1の他の搬送装置15の搬送モジュール152上方のコンベア153上方には、少なくとも1つのジャッキ機構17及び反転機構18が設けられる。反転機構18上は、駆動部181によって駆動され、180度回動する回動体182を有する。回動体182の一方の側部には、ジャッキ機構17のシフト部173上に載置される被加工部材4を吸着又は解放する複数の吸着ヘッド183が設けられる。
移動台車装置2は、機台21を有する。機台21底部には、伝動装置(図示せず)によって駆動されて回転する複数の車輪211が設けられる(図5及び図6参照)。移動台車装置2の機台21の一方の側部又は両側には、接続装置2121によって駆動されて上下に移動する複数の対向接続プラグ212が設けられる。また、機台21上には、受電ロッド213が設けられる。また、機台21上には、ハンド部221を有するロボットアーム22と、洗浄装置23と、ロボットアーム22及び洗浄装置23に電気的に接続される駆動制御システム24と、が設けられる。本実施形態中、ロボットアーム22は、垂直関節型(Articulated)のロボットアームであるが、極座標型(Polar)、円筒座標型(Cylindrical)、直交座標型(Cartesian)、水平関節型(SCARA)又は他の多軸運動、保持、解放、運搬などの機能を有するロボットアームでもよく、ロボットアーム22の種類は多く、基本構造及び運動方式は、応用範囲に応じて異なる。
ロボットアーム22のハンド部221は、挟持爪(図示せず)又は複数の吸着ヘッド2211(例えば真空吸盤)を有する。ロボットアーム22上には、管路(図示せず)を介してハンド部221に接続され、吸着ヘッド2211の吸着又は解放を行うガスパネル222が設けられる。洗浄装置23上は、洗浄液(純水、脱イオン水、水と洗浄剤とを混合した洗浄液など)が貯蔵される少なくとも1つの洗浄槽231を有する。また、洗浄装置23上には、入水管232が設けられ、入水管232上方は、注水口2321を有する。また、洗浄装置23の洗浄槽231の開口には、搭載フレーム233(図7参照)が枢着される。
搭載フレーム233上には、揺動体2331及び開閉可能な遮蔽蓋234が設けられる。遮蔽蓋234と搭載フレーム233との間には、挟角が形成される。揺動体2331の搭載フレーム233と反対側には、ガスシリンダの伸縮ロッド(図示せず)によって揺動体2331を駆動し、搭載フレーム233及び遮蔽蓋234を所定角度回動させる作動部2332が枢着される。洗浄装置23の洗浄槽231内部には、洗浄液又は圧縮空気を噴出する少なくとも1つの噴射ノズル235が設けられる。
洗浄槽231底部には、洗浄装置23外部まで延設される排水管236が設けられる。洗浄装置23外部には、伸縮ロッド(図示せず)を介し、排水管236を水平に駆動して所定角度回動させるガスシリンダ2361が枢着される。
駆動制御システム24上は、外部の中央制御システム(図示せず)に制御信号を無線伝送する伝送モジュール241を有する。また、駆動制御システム24により、機台21、ロボットアーム22及び洗浄装置23に対してパラメータ設定、駆動制御、操作制御、リアルタイム監視、状態診断、制御装置の通信などが行われる。ここで、実際に応用する際、伝送モジュール241は、有線の接続方式によって制御信号を伝送することもできる。伝送モジュール241は、信号ケーブル、Bluetooth(登録商標)、RF、Wi-Fi、ZigBee(登録商標)、或いは、他の有線又は無線で制御信号を伝送する機能を有する伝送インターフェースである。
加工機械3は、CNC旋盤加工機械、CNCフライス加工機械、CNC平削盤加工機械、CNCボール盤加工機械、CNC放電加工機械など、自動切削機能又は自動成型機能を有するコンピュータ数値制御加工機械(CNC)である。ここで、実際に応用する際、数値制御加工機械(NC)又は他の加工機械でもよい。
本考案を組み立てる際、先ず、少なくとも1つの移動台車装置2を搬送台1部分に設置する。この際、機台21底部の複数の車輪211がレール11の2本の平行な鋼鉄レール上に当接される。また、受電ロッド213が集電レール架橋13の集電レール132上に当接されることにより、移動台車装置2が必要とする電力が供給され、駆動制御システム24が伝動装置を駆動して複数の車輪211を回転させ、移動台車装置2を搬送台1上のレール11上において往復移動させることができる。少なくとも1つの加工機械3は、レール11の方向に沿って搬送台1の一方の側部又は両側の搬送装置15周囲の各作業場の隣に設置される。加工機械3は、外部の中央制御システムに有線又は無線の接続方式によって制御信号を伝送する。加工機械3は、切削工具、回転工具ヘッド、ベッド、シリンダ柱、作業台、旋盤機、ベース、スライダなど(図示せず)を含み、被加工部材4に対して位置決め、自動切削、自動成型などの加工作業を行う。
図5〜図8を参照して説明する。図5は、本考案の搬送台及び移動台車を示す正面図である。図6は、本考案の搬送台及び移動台車を示す側面図である。図7は、本考案の移動台車装置の洗浄装置を示す横断面図である。図8は、本考案の他の実施形態を示す平面図である。図5〜図8に示すように、本考案を使用する際、搬送装置15の搬送モジュール152上に複数の被加工部材4が搭載される。また、動力装置154のモータ1541がローラ1542を駆動し、コンベア153が被加工部材4を移動させる。被加工部材4がジャッキ機構17の位置まで移動すると、フレーム151両側の揺動アーム171が連動体172を駆動してコンベア153の水平表面部分において曲線平行移動させる。また、シフト部173の当接板1731が被加工部材4下方に進入して上昇し、被加工部材4をコンベア153の速度に近い速度で前進させ、搬送モジュール152が停止しない状態の下で除々に分離させる。或いは、コンベア153がロボットアーム22が被加工部材4を保持する位置まで被加工部材4を移動させ、ロボットアーム22が被加工部材4を持ち上げるまで、搬送モジュール152が停止して待つ。
加工機械3が被加工部材4待ち又は前の被加工部材4の加工が完了していない場合、外部の中央制御システムに被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換準備を通知する。また、外部の中央制御システムは、有線又は無線の接続方式により、移動台車装置2の駆動制御システム24に制御信号を伝送する。
この際、駆動制御システム24は、機台21を駆動し、搭載するロボットアーム22を搬送台1のレール11に沿って往復移動させると同時に、位置決め装置(図示せず)がバーコード、光学式スケール、センサなどによって正確に位置決めし、ロボットアーム22が被加工部材4を保持する位置まで機台21を移動させる。移動台車装置2が位置決めされると、機台21の対向接続プラグ212をレール11の給気台12部分に対向させ、接続装置2121によって対向接続プラグ212を下方に移動させることにより、対向接続プラグ212を給気台12上に対向接続して連通させ、気体(例えば圧縮空気)を導入する。また、管路(図示せず)をロボットアーム22及び洗浄装置23に接続して給気を行い、移動台車装置2が必要とする気体を供給することができる。
移動台車装置2が位置決めされると、洗浄装置23上方の入水管232の注水口2321を給水設備14の注水管141に対向させることができる。また、ガスシリンダ2361を利用して洗浄装置23の排水管236を水平に駆動して所定角度回動させ、排水管236下方の開口を排水設備16の出水管161部分に対向させることができる。次に、電磁バルブ(図示せず)が組み合わされたポンプにより、洗浄槽231内部から洗浄作業に使用された洗浄液が排水管236及び排水設備16の出水管161を経由して排出ろ過処理され、回収されて再利用される。排出時間は、約30秒〜60秒であり、洗浄液が排出された後、電磁バルブが組み合わされたポンプは、排水を停止し、ガスシリンダ2361が排水管236を引き戻す。
この際、給水設備14は、電磁バルブにより、水を注水管141、入水管232の注水口2321を経由して洗浄槽231内部に注入する。注水時間は、約60秒〜120秒である。給水設備14及び排水設備16を組み合わせることにより、洗浄装置23の排水及び注水を自動的に完了することができる。
駆動制御システム24がロボットアーム22を駆動し、搬送装置15又はジャッキ機構17上に載置された被加工部材4を持ち上げる際、ガスパネル222を利用してハンド部221の複数の吸着ヘッド2211を被加工部材4の表面上に吸着し、被加工部材4を持ち上げて加工機械3の位置に移動させ、吸着ヘッド2211を解放することにより、被加工部材4を加工機械3の作業台上に載置することができる。
次に、挟持具によって被加工部材4を挟持して位置決めし、ロボットアーム22が加工機械3を離れた後、加工機械3の被加工部材供給口の外蓋(図示せず)を閉めると、加工機械3のヘッドが切削バイトによって被加工部材4に対して旋盤加工、フライス加工、平削盤加工、ボール盤加工などの加工を自動的に行うことができる。加工機械3による被加工部材4への加工が完了すると、被加工部材供給口の外蓋が開き、ロボットアーム22のハンド部221が被加工部材4を取り出し、ジャッキ機構17のシフト部173上に載置する。
次に、揺動アーム171が連動体172を駆動し、被加工部材4を本来の分離状態からコンベア153の速度に近い速度でコンベア153上に載置する。これにより、後続の被加工部材4を停止させることなく次の作業場の位置まで連続して搬送することができるため、被加工部材4の搬送作業にかかる時間を大幅に短縮することができる。或いは、搬送装置15を停止させた後、ロボットアーム22によって被加工部材4をコンベア153表面上に直接載置することにより、ロボットアーム22が加工機械3の作業時間に基づき、搬送装置15と共に2台又は複数台の加工機械3に対して被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換を自動的に完了することができる。
上述の外部の中央制御システムは、搬送台1、少なくとも1つの移動台車装置2及び加工機械3の動作を同時に制御することができる。ロボットアーム22が加工機械3から加工が完了した被加工部材4を取り出す際、製造工程又は生産工程に基づき、先に、移動台車装置2上の洗浄装置23内部において洗浄作業を行うことができ、洗浄装置23による被加工部材4の洗浄又は修整が終了すると、ロボットアーム22が洗浄装置23から被加工部材4を取り出し、被加工部材4をジャッキ機構17に載置し、搬送装置15のコンベア153表面上に除々に載置するか、或いは、搬送装置15を停止させた後、被加工部材4をコンベア153表面上に直接載置することにより、被加工部材4を次の作業場の被加工部材供給位置まで搬送し、上述のジャッキ機構17によって被加工部材4を上昇動作を再び同期に行うことにより、ロボットアーム22が加工機械3に対して後続の被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換を自動的に行うのに都合がよい。
被加工部材4の洗浄作業を行う際、駆動制御システム24が洗浄装置23を駆動し、作動部2332が揺動体2331を駆動し、搭載フレーム233及び遮蔽蓋234を上方に回動させることにより、遮蔽蓋234を開けることができる。また、ロボットアーム22が加工機械3による加工が完了した後の被加工部材4を搭載フレーム233上に載置し、作動部2332が揺動体2331を駆動し、搭載フレーム233及び遮蔽蓋234を下方に回動させることにより、遮蔽蓋234を閉じることができる。
また、搭載フレーム233上の被加工部材4を洗浄槽231内部に載置し、噴射ノズル235が被加工部材4の表面に洗浄液を高圧噴射し、被加工部材4に対して複数回の洗浄ステップを行うことにより、被加工部材4表面に付着した微粉、微粒、油膜などを除去し、被加工部材4表面に微粉又は微粒などが残留して被加工部材4表面に傷がついたり、後続の加工精度が影響を受けるのを防止し、被加工部材4の加工品質及び歩留まりを確保することができる。
被加工部材4の洗浄が完了した後、噴射ノズル235を利用して被加工部材4表面に清潔で乾燥された圧縮空気(CDA)を吹き付けて乾燥させるか、或いは、熱風乾燥させる上、圧縮空気を利用して被加工部材4表面の微粉、微粒などを更に除去することにより、被加工部材4表面の清潔性を保持することができる。被加工部材4の乾燥が完了した後、作動部2332が揺動体2331を駆動し、搭載フレーム233及び遮蔽蓋234を上方に回動させ、遮蔽蓋234を開けて被加工部材4の洗浄作業を自動的に完了させることができる。また、ロボットアーム22により、搭載フレーム233上の洗浄が完了した後の被加工部材4を取り出し、後続の被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換を行う。
洗浄装置23が被加工部材4の洗浄作業を完了した後、ロボットアーム22は、被加工部材4を搬送台1の他方の側部の搬送装置15中の一ジャッキ機構17上に載置する。次に、ロボットアーム22がジャッキ機構17を離れると、反転機構18の回動体182の複数の吸着ヘッド183が被加工部材4の表面を吸着し、駆動部181が回動体182を駆動して被加工部材4を180度回動させることができる。次に、吸着ヘッド183が被加工部材4を解放し、ロボットアーム22のハンド部221の複数の吸着ヘッド2211が被加工部材4の反対側の表面を吸着して持ち上げ、被加工部材4を洗浄装置23の搭載フレーム233上に載置する。これにより、被加工部材4の反対側の表面にも上述の自動洗浄作業を行うことができる。或いは、ロボットアーム22が被加工部材4を加工機械3上に載置し、加工機械3が被加工部材4の反対側の表面に対して自動加工作業を行うことができる。
移動台車装置2の機台21がレール11の方向に沿って各作業場に移動して位置決めされる際、管線を接続する必要がなく、接続装置2121を利用して対向接続プラグ212を下方に移動させ、給気台12上に対向接続して給気を行うことができるため、移動台車装置2が管線を接続する長さ及び設置位置による制限を受けたり、管線が絡まったり、管線が圧迫されたりして空気が送れなくなったり、管線が引っ張られて正常に作動できなくなったりする問題がなく、移動台車装置2をレール11に沿って各作業場に移動させることができる。
また、ロボットアーム22を同一の生産ライン上に使用して2台又は複数台の加工器具3に対して被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換を行うことができ、これにより、被加工部材4の加工精度を高めることができる。また、ロボットアーム22を利用して加工が完了した被加工部材4を洗浄装置23の洗浄槽231内に載置して自動洗浄作業を行うことができる。
これにより、作業時間及びコストを大幅に節約し、生産ラインの自動化に対応し、製造工程に応じて複数の生産ラインに分割しなくても、生産を一貫した加工作業で対応することができる上、移動台車装置2の数を減少させることができ、これにより、高度な自動化を実現し、加工効率を高め、生産ラインを簡素化し、コストを減少させることができる。
以上の説明から分かるように、本考案は、移動台車装置2の機台21上にロボットアーム22と、洗浄装置23と、ロボットアーム22及び洗浄装置23に電気的に接続される駆動制御システム24と、が設けられる。搬送台1のレール11上の機台21が各作業場に移動すると、受電ロッド213が集電レール架橋13の集電レール132上に当接されることにより、電力が供給される。また、移動台車装置2が所定位置まで移動すると、対向接続プラグ212がレール11の両側部分の対向する給気台12に対向接続されて給気を行う。また、洗浄装置23の入水管232が給水設備14の注水管141に対向して注水を行う。
また、集電レール架橋13の外側の搬送装置15が被加工部材4を移動させ、自動的に被加工部材4の供給及び被加工部材4の配置を行うことにより、ロボットアーム22が加工機械3の作業時間に基づき、2台又は複数台の加工機械3に対して被加工部材4の供給又は被加工部材4の交換を行うことができる。また、製造工程又は生産工程に基づき、先に、ロボットアーム22が被加工部材4を洗浄装置23内部に載置して自動洗浄作業を行い、次に、被加工部材4を加工機械3上に載置して加工を行うことができる。或いは、前の被加工部材4の加工が完了してないとき、ロボットアーム22によって他の被加工部材4を洗浄装置23内に載置して自動洗浄作業を行うことにより、作業時間及びコストを有効に節約することができる。また、複数の同一又は異なる機能を有する加工機械3を組み合わせて製造システムを構成し、被加工部材4を複数の生産ラインに分割して生産することなく、一貫した加工作業で完成させることができるため、品質を安定させ、加工効率を高めることができる。
上述の実施形態は、本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲における同等効果である変更及び修飾は、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
上述の説明から分かるように、本考案の移動台車装置を用いた加工装置及びその移動台車装置は、所望の効果及び目的を確実に実現することができ、実用性に優れた実用新案と言える。
1 搬送台
11 レール
12 給気台
13 集電レール架橋
131 支持フレーム
132 集電レール
14 給水設備
141 注水管
15 搬送装置
151 フレーム
152 搬送モジュール
153 コンベア
154 動力装置
1541 モータ
1542 ローラ
16 排水設備
161 出水管
17 ジャッキ機構
171 揺動アーム
172 連動体
173 シフト部
1731 当接板
18 反転機構
181 駆動部
182 回動体
183 吸着ヘッド
2 移動台車装置
21 機台
211 車輪
212 対向接続プラグ
2121 接続装置
213 受電ロッド
22 ロボットアーム
221 ハンド部
2211 吸着ヘッド
222 ガスパネル
23 洗浄装置
231 洗浄槽
232 入水管
2321 注水口
233 搭載フレーム
2331 揺動体
2332 作動部
234 遮蔽蓋
235 噴射ノズル
236 排水管
2361 ガスシリンダ
24 駆動制御システム
241 伝送モジュール
3 加工機械
4 被加工部材

Claims (18)

  1. 搬送台、移動台車装置及び加工機械を備える移動台車装置を用いた加工装置であって、
    前記搬送台は、レールを有し、前記レールには、前記レールの方向に沿って複数の給気台が設けられ、前記搬送台の前記レール上方には、集電レール架橋が設けられ、前記集電レール架橋が有する集電レールの外側には、注水管を有する給水設備が接続され、前記集電レール架橋の外側には、被加工部材を移動させる搬送装置が設けられ、前記搬送装置の外周の各作業場の位置には、前記被加工部材に対して加工を行う少なくとも1つの加工機械が設置され、
    前記移動台車装置は、前記レール上を往復移動する機台を有し、前記機台上には、前記機台が所定位置まで移動すると、前記給気台上に対向接続されて給気を行う対向接続プラグと、前記集電レール上に当接されて電力を供給する受電ロッドと、が設けられ、前記機台上には、ロボットアームと、洗浄装置と、前記ロボットアーム及び前記洗浄装置に電気的に接続される駆動制御システムと、が設けられ、前記ロボットアームは、前記被加工部材を持ち上げ、前記加工機械、前記搬送装置及び前記洗浄装置上に載置するハンド部を有し、前記洗浄装置上は、前記被加工部材を内部に載置して自動洗浄を行う少なくとも1つの洗浄槽を有し、前記洗浄装置上には、前記注水管に対向して注水を行う入水管が設けられ、前記駆動制御システム上は、外部の中央制御システムに対して制御信号を伝送する伝送モジュールを有することを特徴とする移動台車装置を用いた加工装置。
  2. 前記搬送台のレールの一方の側部又は両側には、前記レールの方向に沿って複数の給気台が設けられ、前記レール上方の集電レール架橋は、複数の支持フレームを有し、前記支持フレームの内側の中央に近い位置には、前記レールに対向する集電レールが設けられ、前記支持フレーム上の前記集電レールの外側には、前記注水管を有する給水設備が接続されることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  3. 前記搬送台の集電レール架橋の一方の側部又は両側には、フレームと、前記被加工部材を移動させる搬送モジュールと、を有する前記搬送装置が平行に設けられ、前記フレーム上の前記搬送モジュール下方には、出水管を有する排水設備が設けられ、前記移動台車装置の前記洗浄装置の洗浄槽の底部には、前記洗浄装置外部まで延設される排水管が設けられ、前記排水管は、前記排水設備の出水管に対向して排水を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  4. 前記搬送台の集電レール架橋の搬送モジュールには、コンベアと、モータによってローラを駆動し、前記コンベアを駆動して循環移動させる動力装置と、が設けられることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  5. 前記移動台車装置の洗浄装置の外部には、前記排水管を水平に駆動するか、或いは、前記排水管を引き戻して回動させ、前記排水設備の出水管に対向させて排水を行うガスシリンダが枢着されることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  6. 前記搬送台中の一搬送装置の搬送モジュール上の前記コンベア上方には、少なくとも1つのジャッキ機構が設けられ、前記ジャッキ機構上は、前記フレームの両側に位置する揺動アームを有し、前記揺動アーム上には、前記コンベアの表面において曲線平行移動する連動体が設けられ、前記各連動体上には、前記被加工部材下方に進入して前記被加工部材の上昇又は載置を行うシフト部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  7. 前記搬送台中の他の搬送装置の搬送モジュール上の前記コンベア上方には、少なくとも1つのジャッキ機構及び反転機構が設けられ、前記反転機構上は、駆動部によって駆動されて反転動作を行う回動体を有し、前記回動体の一方の側部には、前記ジャッキ機構上に載置される前記被加工部材を吸着又は解放する複数の吸着ヘッドが設けられることを特徴とする請求項6に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  8. 前記移動台車装置の機台底部には、前記搬送台のレール上に当接され、前記機台を往復移動させる複数の車輪が設けられ、前記機台の一方の側部又は両側には、前記接続装置によって駆動されて上下に移動する少なくとも1つの対向接続プラグが設けられることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  9. 前記移動台車装置のロボットアームは、垂直関節型、極座標型、円筒座標型、直交座標型又は水平関節型のロボットアームであり、前記ロボットアームのハンド部上は、吸着又は解放を行う複数の吸着ヘッドを有することを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  10. 前記移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の開口には、前記被加工部材が上部に載置される搭載フレームが枢着され、前記搭載フレーム上には、揺動体及び開閉可能な遮蔽蓋が接続され、前記揺動体上には、前記揺動体を駆動して前記搭載フレーム及び前記遮蔽蓋を所定角度回動させる作動部が枢着され、前記洗浄槽の内部には、前記被加工部材に対して洗浄液又は圧縮空気を噴出する少なくとも1つの噴射ノズルが設けられることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  11. 前記移動台車装置の駆動制御システムの伝送モジュールは、信号ケーブル、Bluetooth(登録商標)、RF、Wi-Fi又はZigBee(登録商標)であることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  12. 前記加工機械は、自動切削機能又は自動成型機能を有するコンピュータ数値制御加工機械又は数値制御加工機械であることを特徴とする請求項1に記載の移動台車装置を用いた加工装置。
  13. 移動台車装置であって、
    前記移動台車装置は、機台を有し、前記機台上には、少なくとも1つの対向接続プラグ及び受電ロッドが設けられ、前記機台上には、ロボットアームと、洗浄装置と、前記ロボットアーム及び前記洗浄装置に電気的に接続される駆動制御システムと、が設けられ、前記ロボットアームは、ハンド部を有し、前記洗浄装置上は、洗浄槽を有し、前記洗浄装置上には、入水管が設けられ、前記駆動制御システム上は、外部の中央制御システムに対して制御信号を伝送する伝送モジュールを有することを特徴とする移動台車装置。
  14. 前記移動台車装置の機台の底部には、複数の車輪が設けられ、前記機台の一方の側部又は両側には、接続装置によって駆動されて上下に移動する少なくとも1つの対向接続プラグが設けられることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置。
  15. 前記移動台車装置のロボットアームは、垂直関節型、極座標型、円筒座標型、直交座標型又は水平関節型のロボットアームであり、前記ロボットアームのハンド部上は、吸着ヘッドを有することを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置。
  16. 前記移動台車装置の洗浄装置の洗浄槽の開口には、前記被加工部材が上部に載置される搭載フレームが枢着され、前記搭載フレーム上には、揺動体及び開閉可能な遮蔽蓋が接続され、前記揺動体上には、前記揺動体を駆動して前記搭載フレーム及び前記遮蔽蓋を所定角度回動させる作動部が枢着され、前記洗浄槽の内部には、前記被加工部材に対して洗浄液又は圧縮空気を噴出する少なくとも1つの噴射ノズルが設けられることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置。
  17. 前記移動台車装置の駆動制御システムの伝送モジュールは、信号ケーブル、Bluetooth(登録商標)、RF、Wi-Fi又はZigBee(登録商標)であることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置。
  18. 前記移動台車装置の前記洗浄装置の洗浄槽の底部には、前記洗浄装置外部まで延設される排水管が設けられ、前記移動台車装置の洗浄装置の外部には、前記排水管を水平に駆動するか、或いは、前記排水管を引き戻すガスシリンダが枢着されることを特徴とする請求項13に記載の移動台車装置。
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