JP3192294B2 - アラーム最適化装置 - Google Patents

アラーム最適化装置

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JP3192294B2 JP23375393A JP23375393A JP3192294B2 JP 3192294 B2 JP3192294 B2 JP 3192294B2 JP 23375393 A JP23375393 A JP 23375393A JP 23375393 A JP23375393 A JP 23375393A JP 3192294 B2 JP3192294 B2 JP 3192294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,通信システム等の装置
から出力される障害検出信号を入力して,障害内容を判
断して出力するアラーム最適化装置に関する。
【0002】多重化装置等の通信システムの装置では,
回線,内部のLSI装置等に障害が発生すると障害箇
所,障害の種類等の障害内容を示す障害検出信号を出力
する。そして,障害箇所検出信号を入力するアラーム最
適化装置は障害内容,障害の程度,発生回数等をディス
プレイ,プリンタ等に出力する。また,警告ランプを点
灯させたり,警告ブザーを鳴動させる等で障害発生を通
知するようにしている。
【0003】このようなアラーム最適化装置は,通信シ
ステムの規模が増大するとともにアラーム項目,アラー
ム点数も増加し,実際に故障した主障害の障害検出信号
だけでなく,故障はしていないが主障害に派生して出力
される二次障害検出信号を含む多数の障害検出信号が同
時に出力される。そのため,多数の障害検出信号の中か
ら真に重要な障害を自動的に検出できるアラーム最適化
装置の開発が望まれる。
【0004】
【従来の技術】図15は従来のアラーム最適化装置を示
す。図において,110は装置であって,通信システム
の多重化装置等であり,装置の障害箇所と障害内容を検
出し,障害検出信号を出力するものである。
【0005】111は障害監視部であって,装置110
の障害監視を行うものである。112は障害検出信号出
力部であって,障害検出信号を出力するものである。1
20はアラーム最適化装置であって,障害検出信号を入
力して障害箇所と障害の種類等の障害内容,障害程度を
表すアラーム出力信号を生成し表示装置に出力するもの
である。
【0006】121は障害検出信号入力部であって,装
置110から出力される障害検出信号を入力するもので
ある。122は障害内容判定部であって,障害検出信号
に基づいて障害箇所,障害の種類等の障害内容を判定す
るものである。
【0007】123は障害程度判定部であって,障害内
容に応じて障害の程度(重要障害,経度の障害等の区
別)を判定するものである。124はアラーム出力信号
生成部であって,障害内容,障害程度を示すアラーム出
力信号をアラーム出力装置130に出力するものであ
る。
【0008】130はアラーム出力装置であって,ディ
スプレイ,プリンタ,警告等,警告ブザー等である。従
来のアラーム最適化装置の動作を説明する。
【0009】装置110に障害が発生すると,障害監視
部111が障害検出をして障害検出信号を生成する。障
害検出信号出力部112は障害検出信号を出力する。ア
ラーム最適化装置120は,装置110から障害検出信
号を入力する。障害内容判定部122は障害検出信号に
付されている障害内容を示す情報を基に,障害内容を判
定し,障害程度判定部123は障害内容に基づいて障害
の重要度を判定する。例えば,入力回線の障害は出力回
線の全てに影響するので,重要度大であると判定する
等,障害箇所,障害種類等に応じてその影響力により障
害の程度を判定するようにしていた。
【0010】そして,障害箇所と重要度等を示すアラー
ム出力信号が生成され,アラーム出力装置130に出力
される。アラーム出力装置130はディスプレイ,プリ
ンタ,警告灯,警報ブザー等により構成され,障害内容
がディスプレイ表示,プリンタ出力される。さらに,必
要に応じて警告灯を点滅させたりブザーを鳴動させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のアラーム最適化
装置は,回線,チャネル装置等の障害箇所,障害の種類
とともに表示される重度障害,軽度障害等の障害の程度
はアラーム最適化装置の設計時に決められるものであ
る。そのため,設計時に重度障害と決められた障害が,
何らかの理由により一瞬発生しすぐに回復してシステム
に何の影響をおよぼさないような場合にも,重度障害の
発生として出力され,重度障害の異常処理がなされた。
【0012】また,一定時間内に発生と復旧を繰り返す
アラームのような場合にも,発生と復旧を示すアラーム
出力信号が生成され,アラーム出力装置に生成された全
てのアラーム出力信号が出力されていた。そのような場
合,プリンタにはアラームの発生と復旧を繰り返す情報
長時間印刷出力される。あるいは,入力回線に障害が発
生すると出力回線も異常となることから,出力回線に実
際には障害が発生していなくても出力回線異常を示す二
次障害検出信号が出力され,主障害と区別することが困
難であった。
【0013】本発明は,障害検出信号の持続時間に基づ
いて障害程度の認識を行うようにし,二次障害情報は主
障害情報と区別してアラーム出力装置に出力できるアラ
ーム最適化装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は,障害検出信号
の持続時間に応じてレベルの異なるアラームレベル信号
を生成するようにし,障害検出信号の持続時間が長い障
害検出信号は重要度が高いとし,持続時間が短い信号は
軽度の障害とする等を自動的に判定できるようにした。
また,反復して発生する障害検出信号は反復パターンを
認識するようにし,途中以降の出力を行わないようにし
た。さらに,主障害に派生して生じる二次障害と主障害
を認識できるようにし,必要に応じて二次障害検出情報
は出力しないもしくは主障害と区別できるように表示色
を変える等で出力できるようにした。
【0015】図1は本発明の基本構成を示す。図1 (a)
は障害検出信号の入力持続時間に応じてレベルの異なる
アラームレベル信号を生成しそのレベルに応じたアラー
ム出力をする場合の基本構成を示す。
【0016】図1 (b)は主障害情報と二次障害情報を識
別し,二次障害情報は出力しない,もしくは主障害情報
と二次障害情報を区別できるように表示色を異ならしめ
る等の出力をする場合の基本構成を示す。
【0017】図1 (a)において,1は装置であって,通
信システムにおける多重化装置等であり,障害が発生す
ると障害検出信号を出力するものである。
【0018】2は障害監視部であって,装置1の障害を
監視し,障害箇所,障害種類等の障害内容を示す障害検
出信号を生成するものである。3は障害検出信号出力部
であって,障害監視部2で生成された障害検出信号をア
ラーム最適化装置10に出力するものである。
【0019】10はアラーム最適化装置であって,装置
1から出力される障害検出信号に基づいて,ディスプレ
イ,プリンタ等の表示装置に障害内容,障害程度を表示
出力したり,警告灯,警告ブザー等の警告装置を駆動す
るためのアラーム出力信号を生成して出力するものであ
る。
【0020】20は障害内容判定部であって,障害検出
信号に基づいて障害内容を判定するものである。例え
ば,障害検出信号に付された障害箇所,障害等の障害内
容毎にアラーム保持部21の異なる格納領域に障害検出
信号を格納するものである。
【0021】21はアラーム保持部であって,障害検出
信号を保持するものである。例えば,障害検出信号の障
害内容を示すアラームA,アラームB,アラームN等に
対応してそれぞれの格納領域を備えるものである。
【0022】22はアラーム長判定部であって,装置1
からリアルタイムに出力され,アラーム保持部21に保
持された障害検出信号の保持持続時間を判定するもので
ある。
【0023】23はアラームレベル信号生成部であっ
て,アラーム長判定部22の判定した障害検出信号の持
続時間に応じて,信号レベルの異なるアラームレベル信
号を生成するものである。
【0024】24はアラーム出力信号生成部であって,
アラームレベル信号の信号レベルに応じてアラーム出力
装置に異なる表示出力をするアラーム出力信号を生成す
るものである。
【0025】30はアラーム出力装置であって,例え
ば,ディスプレイ,プリンタ,警告灯,警告ブザー等で
あり,アラーム出力信号によりディスプレイ表示出力,
印刷出力,警告等の点灯,警告ブザーの鳴動等を行うも
のである。
【0026】図1 (b)において,装置1,障害監視部
2,障害検出信号出力部3,障害内容判定部20,アラ
ーム保持部21,アラーム出力装置30は図1 (a)と共
通である。
【0027】26はアラーム収集部であって,障害内容
毎に障害検出信号を収集するものである。24はアラー
ム出力信号生成部であって,アラーム収集部26の収集
した障害検出信号のうち二次障害信号を判定し,主障害
と二次障害信号とで異なるアラーム出力信号を生成して
出力するものである(二次障害信号を出力しない場合を
含む)。
【0028】28は二次障害情報テーブルであって,主
障害情報と主障害から発生する二次障害情報を対応付け
たものである。アラーム出力信号生成部24において,
35は二次障害判定部であって,二次障害情報テーブル
28を参照して,アラーム収集部26の収集した障害検
出信号のうち二次障害信号を判定するものである。
【0029】36はアラーム出力編集部であって,主障
害情報と二次障害情報とで異なるアラーム出力信号を生
成して出力するものである(二次障害情報を出力しない
場合を含む)。
【0030】
【作用】図2は本発明の基本構成の動作説明図である。
図2 (a)は本発明の基本構成 (a)の動作説明図であり,
図2 (b)は本発明の基本構成 (b)の動作説明図である。
【0031】図2 (a)において,(1) は障害検出信号を
表し,(2) はアラームレベル信号を表す。(1) ,(2) に
おいて,横軸は時間軸であり,縦軸は信号レベルを表
す。(2) は信号レベルが3つの場合を例として示す。
(1) の障害検出信号の持続時間がt1の場合にはアラー
ムレベル信号はレベル1とし,(1) の障害検出信号の持
続時間がt2の場合にはアラームレベル信号はレベル2
とし,(1) の障害検出信号の持続時間がt3の場合には
アラームレベル信号はレベル3とする。
【0032】図2 (a)を参照して,図1 (a)の本発明の
基本構成の動作を説明する。障害監視部2は装置1の障
害を検出すると,障害内容を示す障害検出信号を生成
し,障害検出信号出力部3は障害検出信号を出力する。
そして,アラーム最適化装置10は装置1から出力され
る障害検出信号を入力する。
【0033】アラーム最適化装置10において,障害内
容判定部20は入力した障害検出信号の障害内容を判定
し,例えば,障害内容(障害箇所,障害の種類等)毎に
決められたアラーム保持部21の格納領域に障害検出信
号(例えばHレベルの信号)を格納する。
【0034】アラーム長判定部22は,入力される障害
検出信号の持続時間を判定する。図2の障害検出信号
(1) の場合,アラームAの持続時間はt1,アラームB
の持続時間はt2,アラームCの持続時間はt3であ
る。そして,障害検出信号の持続時間がt1を越えない
場合はレベル1のアラームレベル信号を生成し,持続時
間がt1より大きくt3を越えない時にレベル2のアラ
ームレベル信号を生成し,持続時間がt3より大きい時
にはレベル3のアラームレベル信号を生成するように予
め設定しておく。そして,アラームレベル信号生成部2
3はアラーム長判定部22の判定した障害検出信号の持
続時間に応じたレベルのアラームレベル信号を発生す
る。図2 (a)の場合,アラームAに対してはレベル1の
アラームレベル信号を生成し,アラームBに対してはレ
ベル2のアラームレベル信号を生成し,アラームCに対
してはレベル3のアラームレベル信号を生成する。
【0035】アラーム出力信号生成部24はアラームレ
ベル信号のレベル毎にアラーム出力装置30に表示する
ためのアラーム出力信号を生成する。例えば,持続時間
の短いアラームAのアラームレベル信号に対しては軽度
障害を表示するアラーム出力信号を生成する。持続時間
が中程度のアラームBは中程度の障害であることを表示
するためのアラーム出力信号を生成する。持続時間の長
いアラームCに対しては障害の程度が重大であることを
表示するためのアラームレベル信号を生成する。
【0036】アラーム出力装置30はアラームレベル信
号生成部23の生成したアラームレベル信号に従って,
それぞれの処理を行う。例えば,アラームAは軽度の障
害として表示し,アラームBは中程度の障害として表示
し,アラームCは重要度の高い障害としてアラーム内容
を表示する。さらに,必要に応じてアラームAについて
は警告等を点灯し,アラームBについては警告等の点灯
とともに警告ブザーを鳴動させ,アラームCについては
警告等の点灯と警告ブザーの鳴動に加えて,装置1に障
害切離し指示をする信号を出力し,装置1において障害
箇所を自動的に切り離す処理等を行うようにしても良
い。
【0037】図2 (b)は本発明の基本構成 (b)の動作説
明図である。図2 (b)において,(3) はアラームAであ
って,障害内容Aの障害検出信号である。(4) はアラー
ムBであって,障害内容Bの障害検出信号であり,障害
検出信号Aの発生に基づいて二次的に発生した障害検出
情報である。例えば,入力回線Aに出力回線Bが接続さ
れているとする。この時,入力回線Aに障害が発生する
と出力回線Bの出力も異常となる。そのため,Bが故障
していなくても入力回線Aの障害を示す障害検出信号に
派生して出力回線Bの障害を示す障害検出信号が発生
し,それぞれ,アラームA(入力回線Aの障害検出情
報),アラームB(出力回線Bの障害検出情報)として
アラーム保持部21に格納される。
【0038】40は表示抑制モードの表示例であって,
主障害であるアラームAは出力するが,アラームAに伴
って生じた二次障害検出情報であるアラームBは表示出
力しない。
【0039】41は二次障害については主障害と区別し
て(例えば,色分けして)表示出力する場合の表示例を
示す。主障害である回線Aのアラームは赤色で表示し,
二次障害である回線BのアラームBは黄色で表示する。
【0040】次に,図2 (b)を参照し,図1 (b)の本発
明の基本構成の動作を説明する。装置1において,入力
回線Aに障害が発生したとする。障害監視部2はAの障
害検出信号を生成する。また,入力回線Aの故障にとも
なって,それに接続される回線Bも出力が異常になるの
で障害監視部2は出力回線Bの障害検出情報を生成す
る。障害検出信号出力部3は,障害監視部2の生成した
障害検出信号を出力する。
【0041】アラーム最適化装置10は障害検出信号を
入力し,障害内容判定部20は入力回線Aの障害検出信
号と出力回線Bの障害検出信号を判別する。そして,そ
れぞれアラーム保持部21のアラームA格納領域,アラ
ームB格納領域に格納する。
【0042】アラーム収集部26はアラーム保持部21
を周期的にスキャンし,アラームA,アラームBを獲得
する。そして,アラーム出力信号生成部24はアラーム
AとアラームBのアラーム出力信号を生成する。その
際,二次障害判定部35は二次障害情報テーブル28を
参照し,アラームBはアラームAの二次障害情報である
ことを判定する。そして,アラーム出力編集部36はア
ラームAとアラームBを区別できるアラーム出力信号と
する。例えば,二次障害検出信号(アラームB)につい
ては出力しないようにモードが指定されている場合には
アラームAのみディスプレイ,プリンタ等に出力し,ア
ラームBについては出力しないようにする。あるいは,
主障害と二次障害について色分けして表示出力するモー
ドが指定されている場合には,主障害であるアラームA
は赤色でディスプレイに表示出力し,アラームBは黄色
で表示出力するようにする。
【0043】なお,上記の本発明の基本構成 (a),基本
構成 (b)のみでアラーム最適化装置を構成するか,ある
いは両者を併用したアラーム最適化装置とする等のいず
れでも良い。また,本発明の基本構成のレベル設定方法
(レベル数,持続時間の設定等)は様々に変更できるも
のであり,アラーム出力装置の表示方法も上記の方法に
限定されるものではない。さらに,本発明の基本構成
(b)の表示出力モードは同一装置に複数備えても,単独
でも良い。また,モード設定の方法も上記の方法に限定
されるものではない。
【0044】本発明によれば,障害検出信号の重要度を
持続時間により自動的に設定できるようにしたので,重
大な障害と軽度の障害を確実に区別して表示することが
可能となる。また,障害の程度に応じた異なる出力方法
を容易に行うことができるようになる。さらに,本発明
によれば,主障害と二次障害を区別して出力できるので
実際に故障を生じた主障害を容易に判別することができ
るようになる。
【0045】
【実施例】図3は本発明の実施例1を示す。図3におい
て,50は装置(多重化装置)である。
【0046】51は処理部であって,例えば通信シスム
テムの多重化部である。52は障害監視部である。53
は入出力インタフェースである。
【0047】54は障害モジュール切離し部であって,
障害を発生したモジュールを切り離す処理を行うもので
ある。60はアラーム最適化装置であって,コンピュー
タ装置である。
【0048】61はCPUである。62はメモリであっ
て,装置50から出力される障害検出信号を保持するア
ラーム保持部80,およびアラームレベルを定めるため
の障害検出信号の持続時間設定値を設定もしくは変更す
るアラームレベル判定時間変更部81,アラーム保持部
80に保持される障害検出信号の持続時間を判定するア
ラーム信号長判定部82,アラームレベル信号を発生す
るアラームレベル信号生成部83等の手段(プログラ
ム)を格納するものである。
【0049】63はアラーム最適化装置の入力インタフ
ェースである。64は障害内容判定部であって,装置5
0から入力された障害検出信号の内容を判定しアラーム
保持部80のそれぞれの内容毎のアラーム格納領域に格
納するものである(例えば,障害内容毎にアドレスを指
定する)。
【0050】65は出力インタフェースであって,アラ
ーム最適化装置60の出力インタフェースである。70
は入力装置であって,アラームレベルを定めるアラーム
持続時間設定値等のデータ入力を行うキーボード,ある
いは各種プログラム入力等を行うディスク装置等であ
る。
【0051】71は警告灯であって,装置50に障害が
発生した場合に点灯するものである。72は警告ブザー
であって,装置50に障害が発生した場合に鳴動するも
のである。
【0052】73はプリンタであって,障害内容,障害
程度等を印刷出力するものである。74はディスプレイ
であって,障害内容,障害程度等をディスプレイ表示す
るものである。
【0053】75は磁気ディスクであって,障害内容,
障害程度等を記憶保持するものである。メモリ62にお
いて,80はアラーム保持部である。
【0054】81はアラームレベル判定時間変更部であ
って,入力装置70により入力された設定値に従ってア
ラームレベルを定める障害検出信号の持続時間の設定値
を設定もしくは変更するものである。
【0055】82はアラーム信号長判定部であって,ア
ラーム保持部80に保持された障害検出信号の持続時間
を判定するものである。82’は持続時間をカウントす
るカウンタである。
【0056】83はアラームレベル信号生成部であっ
て,アラーム信号長判定部82の判定した持続時間に応
じてアラームレベル信号を生成するものである。84は
アラーム出力信号生成部であって,アラームレベル信号
に応じてアラーム表示するためのアラーム出力信号を生
成するものである。
【0057】84’はアラームレベル信号をレベル毎に
カウントするカウンタである。図3の構成の動作を図4
〜図9を参照して説明する。図4は本発明のアラームレ
ベル信号の生成方法である(図4の説明において図3を
参照する)。
【0058】図4において,(1) は障害検出信号であっ
て,装置50の障害発生を示す信号であり,アラーム最
適化装置60の入力インタフェース63に入力される信
号である。図4は,障害検出信号の持続時間がt1(=
5ms),t2(=200ms),t3(=500m
s)の場合を示す。
【0059】(2) は50ms周期スキャン信号であっ
て,アラーム最適化装置60において,アラーム保持部
80に格納された障害検出信号(障害検出情報)を読み
取りに行くスキャン信号を表す。
【0060】(3) は検出レベルを示し,図は検出レベル
がレベル1,レベル2,レベル3である。障害検出信号
の持続時間が50ms(t1)以下ならレベル1,50
msを越えて200ms(t2)以下ならレベル2,2
00msを越えたらレベル3とする場合を示す。
【0061】(4) はアラームレベル信号であって,障害
検出信号の持続時間に応じてレベル1,レベル2,レベ
ル3に生成された信号である。(5) はアラームレベル信
号の表示を表し,アラームレベル信号 (b)はレベル1に
基づく表示をし,アラームレベル信号 (c)はレベル2に
基づく表示をし,アラームレベル信号 (d)はレベル3に
基づく表示を示す。
【0062】図4を参照し,図3の実施例1の動作を説
明する。装置50の処理(多重化装置)に障害が発生す
る。障害監視部52は障害内容を示す障害検出信号を生
成する。障害検出信号は入出力インタフェース53より
出力され,アラーム最適化装置60の入力インタフェー
ス63に入力される。
【0063】アラーム最適化装置60において,障害内
容判定部64は入力された障害検出信号の障害内容を判
定し,障害内容毎に定められるアドレスに従ってそれぞ
れのアラーム保持部80の格納領域に障害検出信号(障
害検出情報)を書き込む。
【0064】アラーム信号長判定部82は,例えば50
msの周期のスキャン信号でアラーム保持領域をスキャ
ンし,書き込まれた障害検出信号を読み出し,障害検出
信号の持続時間を判定する。
【0065】アラームレベル信号生成部83は,アラー
ム信号長判定部82の検出した持続時間に応じて,レベ
ル1,レベル2,レベル3の信号を生成する。例えば,
図4の場合, (b)の時点において持続時間t1(=50
ms)の障害検出信号が検出されたので,レベル1のア
ラームレベル信号を生成する。また, (c)の時点で持続
時間t2(=200ms)の障害検出信号が検出された
のでレベル2のアラームレベル信号を生成する。さら
に, (d)の時点で持続時間t3(=500ms)の障害
検出信号が検出されたのでレベル3のアラームレベル信
号を生成する。
【0066】アラーム出力信号生成部84は,それぞれ
のレベルのアラームレベル信号に応じて,プリンタ,デ
ィスプレイに表示出力するための信号,あるいは警告
灯,警告ブザー等を動作させるためのアラーム出力信号
を生成する。そして,アラーム出力信号は出力インタフ
ェース65よりそれぞれアラーム出力装置(警告灯,警
告ブザー,プリンタ,ディスプレイ,磁気ディスク等)
に出力される。
【0067】なお,上記説明において,アラーム保持部
80のスキャン周期は50msで説明したが,装置の特
性に応じて,100ms等さまざまに選択できる。ま
た,障害検出信号の持続時間とアラームレベル信号のレ
ベルの対応も,上記は一例を示したのであって,t1
200ms,t2=300ms,t3=500ms等,
入力装置70より設定値を入力することによりアラーム
レベル判定時間変更部81によりさまざまに変更でき
る。また,上記説明においては,検出レベル数は3レベ
ルで説明したが,その他,必要に応じてさまざまなレベ
ル数を設定することができる。
【0068】図5は本発明のアラーム出力方法を示す。
図5において,(1) は障害検出信号である。
【0069】(2) は100ms周期スキャン信号であ
る。(3) は検出レベルを示し,図は検出レベルがレベル
1,レベル2,レベル3である。障害検出信号の持続時
間が100ms(t1)以下ならレベル1,100ms
を越えて400ms(t2)以下ならレベル2,400
msを越えたらレベル3とする場合を示す(図はt1=
100ms,t2=400ms,t3=1sである)。
【0070】(4) はアラームレベル信号である。(5) は
アラームレベル信号の表示を表し,アラームレベル信号
のレベル1に基づく表示,レベル2に基づく表示,レベ
ル3に基づく表示を示す。
【0071】(6) は,表示出力を示す。レベル1のアラ
ームレベル信号に対してはアラームLED(警告灯7
1)を点滅させ,レベル2のアラームレベル信号に対し
てはアラームLED(警告灯71)を点滅とともにブザ
ー発生させ(警告ブザー72を鳴動させる),レベル3
のアラームレベル信号に対してはアラームLED(警告
灯71)を点滅とブザー発生(警告ブザー72を鳴動さ
せる)に加えて,該当モシュール切断を行う(障害の発
生したモシュールを切り離す)。
【0072】図5において,アラームレベル信号(4) の
生成,表示(5) までの動作は図4の場合と同様である。
図5のアラーム生成方法では,図3のアラーム出力信号
生成部84はレベル1のアラームレベル信号に対して警
告灯71を点滅させる信号を生成する。レベル2のアラ
ームレベル信号に対して警告灯71の点滅とともに警告
ブザー72を鳴動させる信号を生成する。レベル3のア
ラームレベル信号に対して警告灯71の点滅,警告ブザ
ー72を鳴動させる信号の生成とともに,装置50の障
害モジュール切離し部54に該当モジュールの切離し指
示をする信号を生成する。
【0073】そして,アラーム出力信号は出力インタフ
ェース65を介してアラーム出力装置(警告灯71,警
告ブザー72,プリンタ73,ディスプレイ74,磁気
ディスク75等)に出力され,アラーム出力信号に応じ
て,警告灯点滅,警告ブザー鳴動,ディスプレイ表示等
を行う。レベル3のアラーム出力信号の場合には,警告
灯71の点滅,警告ブザー72の鳴動に加えて,アラー
ム出力信号は装置50に転送され,入出力インタフェー
ス53を介して,障害モジュール切離し部54を動作さ
せる。障害モジュール切離し部54は,その信号に従っ
て,障害箇所のモジュール等を切り離す処理を行う。
【0074】図6は本発明により図5の動作を行わせる
場合のアラーム最適化装置のフローチャートを示す。図
示の番号に従ってフローチャートを説明する(図3を参
照する)。
【0075】S1 障害内容判定部64は,入力インタ
フェース63から入力される障害検出信号の障害内容に
応じて障害検出信号をアラーム保持部80に格納する。
アラーム信号長判定部82は,アラーム保持部80をス
キャンし,アラーム(障害検出情報)を収集する。
【0076】S2 アラーム信号長判定部82は,アラ
ームが発生しているかを判定し,発生していればカウン
タ82’のカウント値を更新する。発生していなければ
S1のアラーム信号長判定部82のスキャン処理を繰り
返す。
【0077】S3 アラーム信号長判定部82のカウン
タ値(連続判定値)がt1か判定する。t1ならS4に
進み,t1でなければS5に進む。 S4 アラームレベル信号生成部83はレベル1のアラ
ームレベル信号を生成し,アラーム出力信号生成部84
はレベル1のアラーム出力信号(レベル1のディスプレ
イ,プリンタへの表示出力および,警告灯71を点滅さ
せる信号)を生成する。
【0078】S5 アラーム信号長判定部82は,カウ
ンタ値(連続判定値)がt2か判定する。t2ならS6
に進み,t2でなければS7に進む。 S6 アラームレベル信号生成部83はレベル2のアラ
ームレベル信号を生成し,アラーム出力信号生成部84
はレベル2のアラーム出力信号(レベル2のディスプレ
イ,プリンタへの表示出力,警告灯71の点滅と警告ブ
ザー72の鳴動)を生成する。
【0079】S7 アラーム信号長判定部82は,カウ
ンタ値(連続判定値)がt3(もしくはt3を越えた
か)か判定する。t3ならS8に進み,t3を越えてな
ければS1以降の処理を繰り返す。
【0080】S8 アラームレベル信号生成部83はレ
ベル3のアラームレベル信号を生成し,アラーム出力信
号生成部84はレベル3のアラーム出力信号(レベル3
のディスプレイ,プリンタへの表示出力,警告灯71の
点滅と警告ブザー72の鳴動,障害モジュール切離し部
54による切離し処理を指示する信号)を生成する。
【0081】なお,アラーム保持部80にはリアルタイ
ムに装置50から障害検出信号が入力されて保持される
が,読み出されて表示出力処理が終了毎にクリアされ
る。図7は本発明のアラーム出力信号生成方法の例を示
す。
【0082】図において,(1) は障害検出信号Aであ
る。(2) は障害検出信号Bである(障害検出信号Aと障
害検出信号Bは共通した時系列信号である)。
【0083】(3) は100ms周期のスキャン信号であ
る。(4) は障害検出信号Aの検出レベルであり,レベル
1,レベル2,レベル3の検出レベルをもつ。
【0084】(5) はアラームレベル信号Aであって,障
害検出信号Aに基づくアラームレベル信号である。(6)
は障害検出信号A記録であって,指定時間(3秒)の間
に発生した障害検出信号Aの回数の記録である。
【0085】(7) は障害検出信号Bの検出レベルであっ
て,レベル1,レベル2,レベル3の検出レベルをも
つ。(8) はアラームレベル信号Bである(図の検出レベ
ルは検出レベル(4) に同じである)。
【0086】(9) は障害検出信号B記録であって,指定
時間(3秒)の間に発生した障害検出信号Bの回数の記
録である。90はアラームのプリンタ出力の例を示す。
図は,3秒間の間にレベル1のアラームA(障害検出信
号A)が9回発生し,レベル2のアラームAが1回,レ
ベル3のアラームAが1回発生したことを示す。さら
に,3秒間の間にレベル1のアラームB(障害検出信号
B)が8回発生し,レベル2のアラームBが1回,レベ
ル3のアラームBの発生は0回であることを示す。
【0087】図3において,図7の障害検出信号Aに基
づいてアラームレベル信号A(5) が生成される動作,お
よび障害検出信号Bに基づいてアラームレベル信号B
(8) が生成される動作は図5,図6の場合と同様である
ので説明は省略する。
【0088】本実施例では,アラーム出力信号生成部8
4は,指定された時間内(図7は3秒の場合を示す)で
のレベル1,レベル2,レベル3の障害発生件数を障害
検出信号毎にカウントする。その結果,図7の場合に
は,障害検出信号Aのレベル1は9回,レベル2は1
回,レベル3は1回発生したことを検出し,その信号を
生成して出力する。また,障害検出信号Bのレベル1は
9回,レベル2は1回発生し,レベル3は0回であるこ
とを検出するとその信号を生成して出力する。
【0089】アラーム出力信号生成部84により生成さ
れたアラーム出力信号は出力インタフェース65より出
力され,プリンタ73に印刷出力されるとともにディス
プレイ74にも表示される(図3参照)。
【0090】図7の90はその印刷出力の例である。図
8はアラーム出力信号生成部の実施例のフローチャート
であり,図7のアラーム出力信号生成方法の例に対応す
る。
【0091】S1 アラーム信号長判定部82は,アラ
ーム保持部80をスキャンし,アラーム(障害検出情
報)を収集する。そして,アラームレベル信号生成部8
3は信号長毎にアラームレベル信号を生成する。
【0092】S2 アラーム出力信号生成部84はアラ
ームレベル信号のレベルが1か判定する。レベル1であ
ればS3に進む。レベル1でなければS4に進む。 S3 レベル1のアラームレベル信号のカウンタを1加
算する。
【0093】S4 アラーム出力信号生成部84はアラ
ームレベル信号のレベルが2か判定する。レベル2であ
ればS5に進む。レベル2でなければS6に進む。 S5 レベル2のアラームレベル信号のカウンタを1加
算する。
【0094】S6 レベル3のアラームレベル信号のカ
ウンタを1加算する。 S7 指定された時間(3秒)が経過していないか判定
する。経過していなければS1以降の処理を繰り返す。
3秒経過していればS8に進む。
【0095】S8 アラーム出力信号生成部84はアラ
ームレベル信号のレベル毎のカウンタ値を読み,それぞ
れのアラームレベル信号の発生件数を表示出力する信号
を生成する。ディスプレイ,プリンタに発生件数が表示
される。
【0096】図9は本発明のアラーム出力信号生成方法
の例であり,学習機能を備え,障害検出信号のパターン
を記憶し繰り返される部分は出力しないようにする方法
を示す。
【0097】図9において,(1) は障害検出信号であ
る。(2) は100ms周期スキャン信号である。
【0098】(3) は検出レベルであって,レベル1,レ
ベル2,レベル3の場合である。(4) はアラームレベル
信号である。(5) は表示するアラームレベル信号のレベ
ルの繰り返しパターンの例である。
【0099】91は印刷出力を示し,繰り返しパターン
のうち最初に表れた部分については表示することを示
す。図9は持続時間t1の障害検出信号が繰り返し出力
されている場合を示す。
【0100】レベル1のアラームレベル信号が繰り返し
出力されているのて,同一繰り返しパターンについては
ディスプレイへの表示出力,プリンタへの印刷出力を省
略する。繰り返しパターンのうち最初に表れた部分につ
いては91の印刷出力に示すように表示する。
【0101】図10は本発明のアラーム出力信号生成部
の実施例のフローチャートであり,学習機能を持つ場合
のフローチャートである。連続パターンが10回繰り返
されたら,それ以降のパターンについては表示しないよ
うにする場合である。
【0102】S1 アラーム信号長判定部82は,アラ
ーム保持部80をスキャンし,アラーム(障害検出情
報)を収集する。そして,アラームレベル信号生成部8
3は信号長毎にアラームレベル信号を生成する。
【0103】S2 アラームレベル信号の発生パターン
が同一のアラームパターンか判定する。同一のアラーム
パターンであればS3に進み,同一のアラームパターン
でなければS6に進む。いずれでもなければ(アラーム
レベル信号の発生がなければ)S1に戻る。
【0104】S3 連続パターン検出カウンタを1加算
する。 S4 連続パターン検出カウンタ=10か判定する。1
0であれば,S5に進む。10でなければS1以降の処
理を繰り返す。
【0105】S5 アラーム監視処理(アラーム信号長
判定部82,アラームレベル信号生成部83)を一時停
止する。 S6 連続パターン検出カウンタ(カウンタ84’)を
初期化する。
【0106】図11は本発明の実施例2の構成を示す。
図11は障害検出信号のうち主障害にともなって発生す
る二次障害検出信号の出力を抑制もしくは主障害と二次
障害検出信号を識別できるように出力する場合の構成で
ある。
【0107】図11において,50は装置であって,例
えば通信システムの多重化装置である。60はアラーム
最適化装置である。
【0108】61はCPUである。62はメモリであっ
て,アラーム保持部80を有するとともに,アラーム収
集プログラム(アラーム収集部80’),アラーム出力
信号生成プログラム(アラーム出力信号生成部84),
アラーム出力モード指定プログラム(アラーム出力モー
ド指定部87),主障害検出信号と二次障害検出信号を
対応付けた二次障害情報テーブル86を格納するもので
ある。
【0109】65は出力インタフェースである。70は
入力装置であって,キーボード,ディスク装置等であ
る。73はプリンタである。
【0110】74はディスプレイである。75は磁気デ
ィスク装置である。メモリ62において,80はアラー
ム保持部である。
【0111】80’はアラーム収集部であって,アラー
ム保持部80をスキャンし,障害検出情報(アラーム)
を障害内容毎に収集するものである。84はアラーム出
力信号生成部であって,アラーム収集部80’の収集し
たアラームの表示出力信号を生成するものである。
【0112】85はアラーム出力編集部であって,主障
害検出情報と二次障害検出情報を識別し,主障害検出信
号に基づくアラーム出力信号のみを出力するか,あるい
は主障害検出信号と二次障害検出信号を識別できるよう
に表示出力するものである。
【0113】86は二次障害情報テーブルであって,主
障害検出信号に基づいて発生する二次障害検出信号を主
障害検出信号に対応付けたものである。87はアラーム
出力モード指定部であって,入力装置70により指定さ
れたアラーム出力モード(主障害のアラームと二次障害
のアラームを区別しないで出力するモード,二次障害の
アラームを出力しないモード,主障害のアラームと二次
障害のアラームを区別して出力するモード等)に基づい
て,入力モードをアラーム出力信号生成部84に通知す
るものである。
【0114】図12はアラーム出力信号抑制モードの処
理を示す。図12は主障害のアラームと二次障害のアラ
ームと区別せずにアラーム表示出力する場合と二次障害
アラームはアラーム表示出力しない二次アラーム抑制モ
ードの場合の出力方法を説明するものである。
【0115】図において,(1) は障害検出信号Aであ
る。(2) は障害検出信号Bであって,障害Aが発生した
原因で発生した二次障害検出信号である。
【0116】(3) は障害検出信号Cであって,障害Aが
発生した原因で発生した二次障害検出信号である。(4)
は障害検出信号Dであって,障害Bが発生した原因で発
生した二次障害検出信号である。
【0117】94は印刷出力であって,障害検出信号
A,障害検出信号B,障害検出信号C,障害検出信号D
に基づいて生成された全てのアラームの印刷出力であ
る。95は印刷出力(二次アラーム抑制モード)であっ
て,アラーム出力編集部85の二次障害情報出力の抑制
処理により,二次障害情報は表示出力せず,主障害であ
る障害検出信号Aに基づくアラームのみ印刷出力された
ものである。
【0118】図13は主障害と二次障害のアラーム出力
信号を区別する処理(影響範囲表示)を説明図するもの
である。図13において,(1) は障害検出信号Aであっ
て,故障回路Aに基づいて発生したものである。
【0119】(2) は障害検出信号Bであって,故障回路
Aに接続の回線Bより発生した二次障害検出信号である
(回路Aに障害が発生したために,回路Aに接続された
回線Bに障害Aの影響かあらわれ出力されたもの)。
【0120】(3) は障害検出信号Cであって,回線Bの
異常により発生したアラームCである(回線Bから障害
検出信号が出力されたために生じた障害Cの障害検出信
号)。
【0121】(4) は障害検出信号Dであって,故障回路
Aの対向先回路Dの障害検出信号である(回路Aに障害
が発生したために,回路Aの通信相手先回路Dに障害が
影響し,出力された障害検出信号)。
【0122】98はディスプレイ,プリンタ等の通常の
表示を示し,障害検出信号A,障害検出信号B,障害検
出信号C,障害検出信号Dのアラームを全て出力したも
のである。
【0123】99はアラーム出力編集部85の処理によ
り,主障害と二次障害のアラーム出力信号を区別し,主
障害(回路A)とその影響範囲表示(回線B,回路C,
回路D)を区別して表示したものであり,主障害(回路
A)は赤色表示とし,二次障害(回線B,回路C,回路
D)は黄色表示したものである。
【0124】図14は本発明の実施例2のフローチャー
トである。図14 (a)は抑制モードのフローチャートで
あり, (b)は影響範囲表示モードのフローチャートであ
る。
【0125】図14 (a)の抑制モードのフローチャート
を説明する(図11,図12を参照する)。 S1 アラーム収集部80’はアラーム保持部80をス
キャンして障害検出情報を収集する。
【0126】S2 アラーム保持部80に障害検出情報
(アラームA,アラームB,アラームC,アラームD)
が発生しているか判定し,発生していなければS1の以
降の処理を繰り返す。障害検出情報があればS3に進
む。
【0127】S3 アラーム出力信号生成部84は検出
された障害検出情報に基づいてアラーム出力信号を生成
する。そして,抑制モードでなければ,全ての信号を出
力し,ディスプレイ,プリンタに検出した全アラームを
出力する。また,二次障害検出情報を抑制するモードが
設定されていれば,アラーム出力編集部85は二次障害
情報テーブル86を参照し,主障害(アラームA)と二
次障害情報(アラームB,アラームC,アラームD)を
識別する。そして,主障害であるアラームAのみを出力
する。アラームAは出力インタフェース65を介してデ
ィスプレイ74,プリンタ73に出力される。
【0128】図14 (b)の影響範囲表示モードのフロー
チャートを説明する(図11,図13を参照する)。 S10 アラーム収集部80’はアラーム保持部80を
スキャンして障害検出情報を収集する。
【0129】S11 アラーム保持部80に障害検出情
報(アラームA,アラームB,アラームC,アラーム
D)が発生しているか判定し,発生していなければS1
0以降の処理を繰り返す。障害検出情報があればS12
に進む。
【0130】S12 アラーム出力信号生成部84は検
出された障害検出情報に基づいてアラーム出力信号を生
成する。そして,通常モード設定(全ての障害検出情報
を区別することなく表示する)であれば,アラーム出力
信号生成部84は全ての信号を出力し,ディスプレイ,
プリンタに検出した全アラームを区別することなく全て
出力する。また,二次障害検出情報については回線Aの
障害の影響範囲として回線Aの障害情報と区別して出力
するモード(影響範囲表示モード)が設定されていれ
ば,アラーム出力信号生成部84は二次障害情報テーブ
ル86を参照し,主障害(アラームA)と二次障害情報
(アラームB,アラームC,アラームD)を識別する。
そして,アラーム出力編集部85は主障害情報は赤色で
出力し,二次障害検出情報は黄色で出力するアラーム出
力信号を生成する。そして,アラームA(回路Aの障害
情報)は赤色表示とし,アラームB(回線Bの障害情
報),アラームC(回路Cの障害情報),アラームD
(回路Dのアラーム障害情報)を黄色表示で表示出力す
る。
【0131】
【発明の効果】本発明によれば,アラームの重要性を障
害検出信号の持続時間により判定することができ,重要
度に応じた表示出力,警告方法を柔軟に選択することが
可能となる。また,持続時間と障害程度の関係も持続時
間の設定を自由に変更でき,装置に応じて障害の重要度
を設定したり,あるいは,同じ装置でも経験的に障害持
続時間と障害の重要度の設定を変更することができる。
【0132】また,実際に障害を生じた箇所と,実際に
は故障していないが障害が影響して発生した二次障害情
報を区別して出力することができるので,主障害を容易
に判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の動作説明図である。
【図3】本発明の実施例1を示す図である。
【図4】本発明のアラームレベル信号の生成方法を示す
図である。
【図5】本発明のアラーム出力方法の例を示す図であ
る。
【図6】本発明のアラームレベル信号の生成方法のフロ
ーチャートを示す図である。
【図7】本発明のアラーム出力信号生成方法の例を示す
図である。
【図8】本発明のアラーム出力信号生成部の実施例のフ
ローチャートを示す図である。
【図9】本発明のアラーム出力信号生成方法の例を示す
図である。
【図10】本発明のアラーム出力信号生成部の実施例の
フローチャートを示す図である。
【図11】本発明の実施例2を示す図である。
【図12】本発明のアラーム出力信号抑制モードの処理
を示す図である。
【図13】本発明の主障害と二次障害のアラーム出力信
号を区別する処理を示す図である。
【図14】本発明の実施例2のフローチャートを示す図
である。
【図15】従来のアラーム最適化装置を示す図である。
【符号の説明】
1:装置 2:障害監視部 3:障害検出信号出力部 10:アラーム最適化装置 20:障害内容判定部 21:アラーム保持部 22:アラーム長判定部 23:アラームレベル信号生成部 24:アラーム出力信号生成部 30:アラーム出力装置 35:二次障害判定部 36:アラーム出力編集部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−256195(JP,A) 特開 平4−177596(JP,A) 特開 昭52−113134(JP,A) 実開 昭55−61800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 H04B 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害監視対象の装置から出力される障害
    検出信号を入力して,該装置の障害を表示出力するアラ
    ーム最適化装置において, 障害の重要度に応じて異なる持続時間をもつ障害検出信
    号を入力してその持続時間を判定するアラーム長判定部
    と,障害検出信号の持続時間に応じて異なるレベルの信
    号を生成し,出力するアラームレベル信号生成部とを備
    え, 該障害検出信号の持続時間に応じて異なるアラームレベ
    ル信号を生成し,障害検出信号の持続時間に応じて異な
    る障害検出情報を出力することを特徴とするアラーム最
    適化装置。
  2. 【請求項2】 障害監視対象の装置から出力される障害
    検出信号を入力して,該装置の障害を表示出力するアラ
    ーム最適化装置において, 障害検出信号を入力してその持続時間を判定するアラー
    ム長判定部と,障害検出信号の持続時間に応じて異なる
    レベルの信号を生成し,出力するアラームレベル信号生
    成部とを備え, アラームレベル信号のカウント手段を備え,アラームレ
    ベル信号のレベル毎に一定時間内に発生するアラームレ
    ベル信号数をカウントし,一定時間毎のカウント結果を
    出力することを特徴とするアラーム最適化装置。
  3. 【請求項3】 障害監視対象の装置から出力される障害
    検出信号を入力して,該装置の障害を表示出力するアラ
    ーム最適化装置において, 障害検出信号を入力してその持続時間を判定するアラー
    ム長判定部と,障害検出信号の持続時間に応じて異なる
    レベルの信号を生成し,出力するアラームレベル信号生
    成部と, 障害検出信号の連続発生を検出する手段を備え,指定し
    た回数だけ同一の障害検出信号が連続して繰り返された
    場合には指定した回数以降の障害検出信号に基づく障害
    検出情報は出力しないことを特徴とするアラーム最適化
    装置。
  4. 【請求項4】 障害監視対象の装置から出力される障害
    検出信号を入力して,該装置の障害を表示出力するアラ
    ーム最適化装置において, 該障害検出信号を入力してその障害内容を判定する障害
    内容判定部と,主障害と主障害に派生して出力される二
    次障害情報を判別し,異なるアラーム出力信号を生成す
    るアラーム出力信号生成部を備え, 二次障害情報の出力を抑制し主障害情報のみを出力する
    か,もしくは主障害情報と二次障害情報とで異なる出力
    をすることを特徴とするアラーム最適化装置。
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