JP3191913U

JP3191913U - 携帯用排尿袋

Info

Publication number: JP3191913U
Application number: JP2014002348U
Authority: JP
Inventors: 青野　之彦; 之彦青野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-05-08
Filing date: 2014-05-08
Publication date: 2014-07-17
Anticipated expiration: 2024-05-08

Abstract

【課題】使用中に滑り落ちるおそれがなく、使用後の尿の保存も良好で、女性用としても好適な携帯用排尿袋を提供する。【解決手段】上部内面にチャック４を備えた軟質合成樹脂フィルムからなる収容袋２の上端開口部に、軟質の合成樹脂発泡シートからなり上端縁３ａが湾曲している漏斗状の受け口３を取付けてなり、収容袋２内に高吸水剤５を収容し、受け口３を収容袋２の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなる。【選択図】図１

Description

本考案は、携帯に便利で、女性用にも好適な携帯用排尿袋に関する。

従来、携帯に便利で、女性用にも好適な尿容器として、軟質合成樹脂シートからなる漏斗状の受け口が、軟質合成樹脂フィルムからなる筒状の導入管を介して、吸水性高分子粉末を内蔵する軟質合成樹脂フィルムからなる密閉袋に連通しており、密閉袋の肩部に先端に止め具を付した吊り下げ用紐状体を具有する尿容器が知られている（特許文献１）。
かかる尿容器は、導入管や、止め具を有する吊り下げ用紐状体を具有するため、止め具を係止するものが必要となり、使用の際、密閉袋が垂れ下がり、使い勝手に難がある。

また、図４に示すような携帯用尿容器１０も知られている。このものは、軟質合成樹脂フィルムからなる袋本体１１に受け口となる軟質合成樹脂フィルムからなる筒状の受け口部１２を設け、該受け口部１２に厚紙からなる受け口支持部材１３を接着したもので、袋本体１１内には吸水性高分子粉末１４を収容してなる。使用の際には、厚紙の受け口支持部材１３の上部にはみ出したフィルムを外側に折り返し、受け口支持部材１３の基部を手で掴み、受け口部１２を筒状に広げて使用するものである。

しかし、受け口支持部材１３の上端縁が傾斜した直線状で、厚紙で形状を保持するようにしているため、特に女性用として使用する場合、排尿局部周辺にフィットし難い。また、受け口支持部材１３の側壁が垂直状であるため、排尿量が多くなって重くなった際に、滑り落ちるおそれがある。袋本体１１の上部がシール可能となっていないため、収容した吸水性高分子粉末１４がこぼれ落ちたり空気中の水分を吸収して固まってしまうおそれがあり、使用後、袋本体１１内に収容されたゲル状の尿が受け口１２から外に漏れ出してしまうおそれがある。

実開平６−７５４６７号公報

そこで、本考案は、使用中に滑り落ちるおそれがなく、使用後の尿の保存も良好で、女性用としても好適な携帯用排尿袋を提供することを目的とする。

上記の課題を解決するために、本考案に係る携帯用排尿袋は、上部内面にチャックを備えた軟質合成樹脂フィルムからなる収容袋の上端開口部に、軟質の合成樹脂発泡シートからなり上端縁が湾曲している漏斗状の受け口を取付けてなり、前記収容袋内に高吸水剤を収容し、前記受け口を前記収容袋の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなること、を特徴としている。

本考案に係る携帯用排尿袋は、収容袋内に高吸水剤を収容してあるので、尿がゲル化され、衛生的で扱い易くなる。また、収容袋の上部内面にチャックを備えているので、内部に収容した高吸水剤がこぼれ落ちたり空気中の水分を吸水して固まってしまうことがない。使用後、チャックを閉じれば収容袋内に収容したゲル化した尿が外部に漏れ出すおそれがない。
受け口は収容袋の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなるので、受け口と収容袋の上端部との境界部を手で持って使用する際、収容袋内に尿が溜まって重くなった場合でも、受け口部が拡開しているため支えとなってずり落ちることがない。
受け口が軟質の合成樹脂発泡シートからなるので、肌触りがよく、冬場でも冷たく感じないので好ましい。

本考案の実施例による携帯用排尿袋の説明図である。使用状態を示す斜視図である。図１のIII-III拡大断面図である。従来例の説明図である。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。本考案の実施例による携帯用排尿袋１は、軟質合成樹脂フィルムからなる収容袋２の上端開口部に、軟質の合成樹脂発泡シートからなる漏斗状の受け口３を取付けたもので、受け口３は収容袋２の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなるものである。

収容袋２の上部内面には、幅方向にチャック４を設けてあり、開閉できるようになっている。チャック４は、図３に示すように、凹溝４ａに凸条４ｂを嵌合させることにより閉じる。
また、漏斗状の受け口３は上端縁３ａが湾曲して形成してあり、特に女性の排尿局部周辺にフィットする形状としてある。
また、収容袋２内には、粉末状又は顆粒状の高吸水剤５を収容してある。さらに粉末状又は顆粒状の消臭剤や除菌剤を混入させることもできる。

使用の際には、チャック４を開け、図２に示すように、受け口部３と収容袋２の上端部との境界部を手６で持って受け口３を開口させ、女性の場合、受け口３を排尿局部周辺に密着させて、排尿する。収容袋２内に落下した尿は高吸水剤５によりゲル化する。排尿後は、収容袋２内の空気をできるだけ抜いてから、チャック４を閉じて密閉する。

受け口３は収容袋２の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてある。このため、受け口３と収容袋２の上端部との境界部を手６で持って使用する際、収容袋２内に尿が溜まって重くなった場合でも、受け口部３が拡開しているため支えとなってずり落ちることがない。
受け口３は軟質の合成樹脂発泡シートにより形成してある。このため、肌触りがよく、冬場でも冷たく感じないので好ましい。
収容袋２の上部内面にチャック４を設けてあるので、内部に収容した高吸水剤５がこぼれ落ちたり空気中の水分を吸水して固まってしまうことがない。また、使用後チャック４を閉じれば収容袋２内に収容したゲル化した尿が外部に漏れ出してしまうおそれがない。

収容袋２には、例えば、ポリエチレンフィルムにナイロンフィルムなどをラミネートしたものを用いる。また、受け口３には、例えば、ポリエチレン発泡シートにポリエチレンフィルムをラミネートしたものを用いる。これにより、収容袋２に受け口３を取付ける際、収容袋２と受け口３との重なり部をヒートシール（７）により容易に溶着することができる。

ポリエチレン発泡シートの厚さは２〜３ｍｍ程度とし、収容袋２は、少なくとも５００ｍｌ以上の容量を確保できる寸法、例えば、縦２０ｃｍ，横１３ｃｍ程度としてある。本考案による携帯用排尿袋１は、女性用として好適であるが、男性用としても使用できる。

１携帯用排尿袋
２収容袋
３受け口
３ａ上端縁
４チャック
４ａ凹溝
４ｂ突条
５高吸水剤
６手
７ヒートシール部

Claims

上部内面にチャックを備えた軟質合成樹脂フィルムからなる収容袋の上端開口部に、軟質の合成樹脂発泡シートからなり上端縁が湾曲している漏斗状の受け口を取付けてなり、前記収容袋内に高吸水剤を収容し、前記受け口を前記収容袋の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなることを特徴とする携帯用排尿袋。