JP3191905B2 - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents

電気接続箱の取付構造

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JP3191905B2 JP14486295A JP14486295A JP3191905B2 JP 3191905 B2 JP3191905 B2 JP 3191905B2 JP 14486295 A JP14486295 A JP 14486295A JP 14486295 A JP14486295 A JP 14486295A JP 3191905 B2 JP3191905 B2 JP 3191905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱の取付部の
挿通孔をボディ側の固定ボルトに斜め方向から係合させ
得る電気接続箱の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5〜7は従来における電気接続箱の取
付構造を示すものである。この取付構造は、自動車用の
リレーボックス1′をボディ4側の一方のボルト5と他
方のブラケット11とに固定させるものである。該ボル
ト5はボディ4から一本上向きに突出して設けられ、ブ
ラケット11も同じく上向きに一つ突出形成されてい
る。
【0003】合成樹脂製のリレーボックス1′はリレー
ブロック7′とアッパカバー8及びロアカバー9とで構
成される。該リレーブロック7′の一方の外側壁18に
は、ボルト5に対する取付座部(締付座部)2″が突出
形成され、他方の外側壁19には、ブラケット11に対
する取付ロック部10が突出形成されている。
【0004】該取付座部2″は一方の外側壁18から直
角に突出されて水平に位置し、座部中央に上下方向に貫
通したボルト挿通孔20を有している。該挿通孔20は
ボルト5の径よりも若干大きめに形成されている。該取
付座部2″はリブ21で外側壁18に補強支持され、撓
むことなく突出している。
【0005】また、前記取付ロック部10は他方の外側
壁19から突き出た支持部22の先端に高さ方向(上下
方向)のブラケット挿入部23と、該挿入部23内で高
さ方向に延びた可撓ロック片16とを有している。該ブ
ラケット挿入部23は下部に挿入開口を有して略矩形袋
状に形成されている。また該可撓ロック片16は、ブラ
ケット11の係合孔15ないし係合突起に対する係止突
起24を有している。
【0006】ボディ4(取付側)へのリレーボックス
1′の取付は図6の如くリレーボックス1′を水平にし
て取付座部2″のボルト挿通孔20にボディ側のボルト
5を挿通させると同時に、取付ロック部10にブラケッ
ト11の先端部を挿入させることで行われる。ボルト5
には図7の如くナット14が螺合され、ブラケット11
の係合孔15には可撓ロック片16の係止突起24が係
合する。これによりリレーボックス1′は両側を固定さ
れてボディ4にしっかりと取り付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリレーボックスの取付構造にあっては、ボディ側の
ボルト5とブラケット11に取付座部2″と取付ロック
部10とを同時に係合させなければならず、作業性が極
めて悪かった。すなわち、リレーボックス1が斜めにな
った場合には、取付座部2″の挿通孔20にボルト5が
入っていかず、また例え挿通孔20にボルト5が入って
も、取付ロック部10をブラケット11に係合させるこ
とができないという問題があった。
【0008】なお、リレーボックス1が斜めになっても
ボルト5を挿通できるように、例えば挿通孔20の径を
大きく(バカ孔に)設定した場合には、取付座部2″と
ナット14との接触面積が減少し、それにより、ナット
14を締め付けた際に面圧が増えて取付座部2″のクリ
ープや破損等を生じると共に、リレーボックス1の取付
位置にずれが生じてしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上記した点に鑑み、リレーボッ
クスやヒューズボックス(図示せず)等の電気接続箱を
斜めにした場合でも容易に且つ位置ずれなく確実にボデ
ィ側に取り付けることができる電気接続箱の取付構造を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気接続箱の両側に設けた取付部の少な
くとも一方にボルト挿通孔が設けられ、該ボルト挿通孔
の内壁に、該ボルトに対する傾斜面が形成され、取付側
に固定されたボルトが該傾斜面に沿って該ボルト挿通孔
に挿通される電気接続箱の取付構造において、前記傾斜
面が前記ボルト挿通孔の高さ方向中央部から前記取付部
の上面及び下面にかけて漸次拡径する如くテーパ状に形
成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】電気接続箱を斜めにした状態で一方の取付部の
ボルト挿通孔をボルトに係合させることができる。すな
わちボルトは挿通孔の傾斜面に沿って挿通孔中心に対し
て斜めに挿入される。それにより電気接続箱の一方が取
付側に係合し、その後、電気接続箱の他方を取付側に係
合させ得る。そして、取付部の上面及び下面にかけて漸
次拡径する各傾斜面により、電気接続箱がどの方向に傾
いても挿通孔にボルトを挿入可能である。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る電気接続箱の取付構造の
一実施例を示すものである。この構造は、リレーボック
ス1の一方に突出形成した取付座部2のボルト挿通孔3
の内壁に、ボディ4側(取付側)のボルト5に対する傾
斜面6a,6bを形成したものである。本例においてリ
レーボックス1すなわち合成樹脂製のリレーブロック7
とアッパカバー8及びロアカバー9の構成と、取付ロッ
ク部10の構成及びボディ4側のボルト5とブラケット
11の構成とは従来と同様であるので、従来例(図5〜
7)と同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0013】該ボルト挿通孔3の内壁の傾斜面6a,6
bは、図1の円内(拡大図)及び図2(a)(b)に示す如
く、取付座部2の上面2a及び下面2bからそれぞれ挿
通孔3の高さ方向中央位置にかけてテーパ状に縮径する
如くに形成され、全体としてほぼ鼓状を呈している。ボ
ルト挿通孔3は高さ方向中央部(傾斜面立ち上げ基部)
6cにおいて最小径D1 となる。
【0014】この最小径の寸法D1 はボルト5の外径寸
法Dよりもやや大きく、図1の円内に示す如くボルト5
に対して取付座部2が斜めになった際に挿通孔3にボル
ト5をスムーズに挿入可能な寸法に設定される。該ボル
ト挿通孔3は高さ方向中央位置から取付座部2の上下面
2a,2bにかけてそれぞれテーパ状に拡径し、上下面
位置における挿通孔径D2 はボルト径Dよりもかなり大
きく設定されている。
【0015】また、挿通孔3の傾斜面6a,6bの傾斜
角度αは取付作業時のリレーボックス1の傾斜度に応じ
て適宜設定される。図1,2の例で傾斜面6a,6bの
傾斜角度αは挿通孔3の上半部と下半部とで傾斜面6
a,6bの断面が二等辺三角形状になる如くに同一角度
に設定されている。
【0016】なお、上記例に限らず図3に示す如く、傾
斜面12をボルト挿通孔13の片側にのみ形成してもよ
い。この場合、傾斜面12は取付座部2′の上面2a′
から下面2b′にかけて挿通孔13の内径D3 を漸次増
加させる如く下向きテーパ状に形成され、挿通孔13は
上面側の傾斜面立ち上げ基部12aから下面側にかけて
円形(D3 )から長円形(D4 )に変化している。
【0017】図2及び図3の例で明らかな如く、要はボ
ルト挿通孔13の内面が180°以上の範囲(傾斜面の
ない真直な挿通孔は180°の範囲)においてボルト5
の外径部と線接触可能となるように傾斜面が形成されて
いればよい。
【0018】図3の例ではリレーボックス1を図1の如
く右上がり、すなわちボディ側ブラケット11に対する
取付ロック部10を斜め上にした状態でボルト5を挿通
孔3に挿入可能である。そして取付座部2の上面位置
(傾斜面立ち上げ部)2aで挿通孔3がボルト径Dとほ
ぼ等しい(正確には若干大径な)円形状を呈しているか
ら、ナット14を締め付ける際に面圧が必要以上に増加
することがなく、取付座部2のクリープや破損等が起こ
らない。
【0019】図1,2の例においては図1の如くリレー
ボックス1を右上がりにした状態でも、あるいは左上が
りにしてブラケット11と取付ロック部10とを先に係
合させた状態からでも、スムーズにボルト5を挿通孔3
に挿入可能である。ボルト5の外径部5aは上側の傾斜
面6aと対角方向の下側の傾斜面6bとにそれぞれ線接
触した状態で、挿通孔3の軸心に対してある角度をもっ
て斜めに挿入される。そしてボルト5を挿通孔3に挿入
させた後、取付ロック部10にブラケット11を係合さ
せる。
【0020】そして図4の如くブラケット11の係合孔
15ないし係合突起を取付ロック部10の可撓ロック片
16に係止させ、取付座部2をナット14でボルト5に
締め付け固定する。本例によれば、取付座部2における
小さなボルト挿通孔3をボルト5に係合させるという細
かな作業をブラケット11と取付ロック部10との係合
作業に関係なく独立して行うことができるから、リレー
ボックス1の取付が極めて容易となる。
【0021】また、挿通孔3の高さ方向中央部6cがボ
ルト径Dと大差ない径D1 を有してボルト5に接するか
ら、取付時のリレーボックス1の位置ずれが起こらな
い。さらに挿通孔3の内壁(中央部6c)が山型に突出
しているから、ナット締付時に締付応力が分散されて、
取付座部2のクリープや変形あるいは破損が起こらな
い。
【0022】なお、ブラケット11に代えてボルト5を
設け、取付ロック部10に代えて取付座部2を形成し、
リレーボックス1の両側の取付座部2の挿通孔3に上記
の傾斜面6a,6bをそれぞれ形成して、各挿通孔3を
順番にボルト5に係合させる構造としてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、取付側
(ボディ側)に固定されたボルトを挿入孔の傾斜面に沿
って斜めに挿入させることができるから、電気接続箱を
斜めにした状態で先ず一方の取付部をボルトに係合さ
せ、その後、他方の取付部を取付側に係合させることが
できる。それにより、従来の電気接続箱の両方の取付部
を同時に取付側に係合させなければならないという面倒
な作業が不要となり、電気接続箱の取付作業性が向上
る。そして、取付部の上面及び下面にかけて漸次拡径す
る各傾斜面により、電気接続箱をどの方向にも傾けるこ
とが可能となり、例えば他方の取付部を先に取付側に係
合させ、その後、一方の取付部を取付側に係合させる
等、作業の自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の取付構造の一実施例
を示す要部を断面した側面図である。
【図2】取付座部のボルト挿通孔を示し、(a) は縦断面
図、(b) は平面図である。
【図3】ボルト挿通孔の他の例を示し、(a) は縦断面
図、(b) は下面図である。
【図4】電気接続箱(リレーボックス)の取付状態を示
す側面図である。
【図5】従来の電気接続箱の一部であるリレーブロック
を示す斜視図である。
【図6】従来の電気接続箱の取付方法を示す要部を断面
した側面図である。
【図7】同じく従来の電気接続箱の取付状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 リレーボックス 2 取付座部 3,13 ボルト挿通孔 4 ボディ 5 ボルト 6a,6b,12 傾斜面 6c,12a 傾斜面立ち上げ基部 10 取付ロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/02 H02G 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱の両側に設けた取付部の少な
    くとも一方にボルト挿通孔が設けられ、該ボルト挿通孔
    の内壁に、該ボルトに対する傾斜面が形成され、取付側
    に固定されたボルトが該傾斜面に沿って該ボルト挿通孔
    に挿通される電気接続箱の取付構造において、 前記傾斜面が前記ボルト挿通孔の高さ方向中央部から前
    記取付部の上面及び下面にかけて漸次拡径する如くテー
    パ状に形成されている ことを特徴とする電気接続箱の取
    付構造。
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JP2016124506A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 マツダ株式会社 車両のハーネス固定構造、及び車両のハーネス固定方法

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