JP3191757B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3191757B2 JP02200598A JP2200598A JP3191757B2 JP 3191757 B2 JP3191757 B2 JP 3191757B2 JP 02200598 A JP02200598 A JP 02200598A JP 2200598 A JP2200598 A JP 2200598A JP 3191757 B2 JP3191757 B2 JP 3191757B2
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
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    • H01L21/3205Deposition of non-insulating-, e.g. conductive- or resistive-, layers on insulating layers; After-treatment of these layers
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、半球状のシリコン核(HSG−S
i:Hemi-spherical Grained Si)に不純物を高濃度で
ドーピングできる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)等の半導体装置では、高集積化の実現のため
に、各メモリセルのキャパシタの占有面積当たりの静電
容量を増大させる要請がある。この要請に応え、各キャ
パシタにおける上部電極及び下部電極のいずれか一方、
例えば下部電極をシリンダ状に形成することで、静電容
量の増大が図られている。更に、上記シリンダ状の電極
表面にHSG−Siを形成して、その表面を凹凸状にす
ることで、電極の表面積を増大させる試みもなされてい
る。この場合に、HSG−Siが空乏化すると、HSG
−Siの電気抵抗が増大し、キャパシタの十分な容量増
加を実現することができない。このため、通常は、HS
G−Si中にリン等の不純物を拡散により、或いは、イ
オン注入によりドーピングして抵抗値を下げる処置を施
す。
【0003】拡散によってドーピングする従来の製造方
法が、特開平9-289292号公報に記載されている。この公
報に記載の製造方法は、半導体基板上に、層間絶縁膜を
形成する工程と、セルコンタクトを形成する工程と、表
面に凹凸を有するポリシリコン膜を形成する工程と、リ
ンがドーピングされたシリコン(PSG:Phospho Sili
cated Glass)膜を上記ポリシリコン膜上に形成する工
程と、このPSG膜から表面凹凸状のポリシリコン膜に
不純物を拡散させる工程と、PSG膜を除去する工程と
をこの順に有する。この製造方法では、PSG膜に対し
て約10〜60分間、約800〜950゜Cで熱処理を
行い、PSG膜から表面凹凸状のポリシリコン膜にリン
を拡散させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DRAMを
含むロジック混載メモリにHSG−Siを形成する場合
には、ロジック部の特にトランジスタを保護するため、
熱処理時の温度を低く設定し、或いは、熱処理に要する
時間を短く設定する必要がある。しかし、上記公報に記
載の従来の製造方法では、約800〜950゜Cという
高温で、約10〜60分の熱処理によってリンのドーピ
ングを行っているため、前記ロジック混載メモリに適用
できない。また、かかる高い温度で熱処理を行うと、P
SG膜の酸化に際してHSG−Si側からシリコン原子
が多く消費されるため、HSG−Siが小さくなるとい
う問題が生じる。このように、ロジック部を保護し且つ
HSG−Siの縮小化を抑止することと、HSG−Si
に適正なドーピングを行うこととはトレードオフの関係
にあった。
【0005】本発明は、上記に鑑み、比較的低い温度で
熱処理を行いながらも、HSG−Siに対して高い濃度
で効率良くドーピングできる半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。本発明は更に、製造時におけ
るHSG−Siの縮小化をも抑止できる半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に
層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜にコンタクトホール
を設け、該コンタクトホール及び前記層間絶縁膜上に化
学的気相成長法によってアモルファスシリコン層を形成
する第1のステップと、 前記アモルファスシリコン層
をシリンダ状に加工した後に前記アモルファスシリコン
層を第1のガス雰囲気で所定の温度で熱処理し、次いで
前記アモルファスシリコン層に凹凸を形成することを妨
げない雰囲気及び所定の温度で熱処理することによっ
て、前記アモルファスシリコン層に半球状のシリコン核
を形成する第2のステップと、前記半球状のシリコン核
上に、不純物がドーピングされていないCVD酸化膜を
形成する第3のステップと、不純物を含む第2のガス雰
囲気下で、約700〜780゜Cで所定の時間熱処理し
て、前記CVD酸化膜を介して前記半球状のシリコン核
中に前記不純物を拡散させる第のステップと、前記C
VD酸化膜を除去する第5のステップとを有し、前記第
乃至第5のステップによってDRAMのキャパシタに
おける下部電極を形成することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】上記半導体装置の製造方法によると、比較
的低い温度で熱処理を行いながらも、不純物をHSG−
Siに高い濃度で効率良く拡散することができ、DRA
Mのキャパシタにおける下部電極を効率良く形成するこ
とができる。
【0010】ここで、半球状のシリコン核が下部電極の
表面全体に形成されることが好ましい。これにより、D
RAMのキャパシタにおける静電容量を十分に得ること
ができる。
【0011】好ましくは、所定の時間が約10〜120
分である。これにより、熱処理による拡散効果を十分に
得ることができる。
【0012】更に、第2のステップと第3のステップと
の間に、半球状のシリコン核上に、不純物がドーピング
されないCVD酸化膜を形成する第4のステップを有す
ることが好ましい。これにより、リン等の不純物を第2
のガスからCVD酸化膜を介してHSG−Siに供給す
ることができる。また、CVD酸化膜が適度な膜厚のバ
ッファー層として機能して、拡散時におけるHSG−S
iからのシリコン原子の消費量を抑えるので、HSG−
Siの縮小化を抑止することができる。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜にコンタク
トホールを設け、該コンタクトホール及び前記層間絶縁
膜上に化学的気相成長法によってアモルファスシリコン
層を形成する第1のステップと、 前記アモルファスシ
リコン層を第1のガス雰囲気下で所定の温度で熱処理
し、次いで前記アモルファスシリコン層に凹凸を形成す
ることを妨げない雰囲気及び所定の温度で熱処理するこ
とによって、前記アモルファスシリコン層に半球状のシ
リコン核を形成する第2のステップと、前記半球状のシ
リコン核上に、不純物がドーピングされていないCVD
酸化膜を形成する第3のステップと、 不純物を含む第
2のガス雰囲気下で、前記半球状のシリコン核中に前記
CVD酸化膜を介して前記不純物を拡散させる第4のス
テップと、前記CVD酸化膜を除去する第5のステップ
を有することを特徴とする。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法によると、
HSG−Siに高い濃度で効率良くドーピングすること
ができ、HSG−Siの空乏化を効果的に防止できる。
しかも、従来の製造方法のように厚いPSG膜を不純物
の供給源とすることなく、CVD酸化膜を第2のガスと
協働させて拡散するので、CVD酸化膜の膜厚を極めて
小さくでき、拡散後にCVD酸化膜を除去する工程が極
めて容易になる。また、CVD酸化膜が適度な膜厚のバ
ッファー層として機能するので、拡散時におけるHSG
−Siからのシリコン原子の消費量を抑えて、HSG−
Siの縮小化を抑止できる。
【0015】好ましくは、第1のガスがシランガス又は
ジシランガスを含む。これにより、CVD成長層にHS
G−Siを良好に形成することができる。
【0016】更に好ましくは、第2のガスが塩化ホスホ
リルを含む。これにより、HSG−Siに対するドーピ
ングを極めて効率良く行うことができる。
【0017】また、CVD酸化膜の厚みが約5〜20n
mであることが好ましい。これにより、CVD酸化膜の
膜厚が最適になり、HSG−Siからのシリコン原子の
消費をより効果的に抑止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例に係る半
導体装置の製造方法を説明するための模式的な断面図で
あり、(a)〜(e)は夫々、キャパシタの形成工程を示す。
図2は、この形成工程を説明するためのフローチャート
である。
【0019】図1及び図2を合わせて参照し、本製造方
法について説明する。まず、図1(a)に示すように、化
学的気相成長(CVD)法で、半導体基板11上に層間
絶縁膜(SiO2)12を形成した後に、所定のフォト
リソグラフィ工程で層間絶縁膜12にコンタクトホール
12aを形成し、半導体基板11の所定の領域を露出さ
せる。次いで、リンをドーピングしたアモルファスシリ
コン(又はポリシリコン)膜14を半導体基板11上の
全域に形成してコンタクトホール12aを埋め込み、こ
れをエッチバックしてコンタクトホール12a内にアモ
ルファスシリコン膜14をセルコンタクトとして残す
(ステップS1)。
【0020】更に、シラン(SiH4)又はジシランガ
ス(Si26)、及び、ホスフィンガス(PH3)の雰
囲気下で、半導体基板11に対する熱処理を所定の温度
で行う。これにより、図1(b)に示すように、層間絶縁
膜12上にアモルファスシリコン膜(CVD成長層)1
5を、メモリセル(スタック)におけるキャパシタの下
部電極を成すように約5〜20nmの厚さに堆積させる
(ステップS2、S3)。アモルファスシリコン膜15
としては、リンドープしたもの、或いは、リンドープし
ないものを用いることができる。
【0021】アモルファスシリコン膜15を、例えばシ
リンダ状に加工した後に、表面の汚染層と自然酸化膜と
を除去して、シラン又はジシランガスの雰囲気下で、約
540〜630゜Cで熱処理する。次いで、アモルファ
スシリコン膜15を真空雰囲気下で同様に約540〜6
30゜Cで熱処理する。これにより、図1(c)に示すよ
うに、下部電極としてのアモルファスシリコン膜15の
表面にHSG−Si15aを形成する(ステップS
4)。HSG化における上記熱処理は、真空雰囲気下の
みではなく、アルゴン(Ar)等の不活性ガス雰囲気
下、つまりアモルファスシリコン膜15にHSG−Si
15aを形成することを妨げない雰囲気下で可能であ
る。
【0022】更に、図1(d)に示すように、HSG−S
i15a上に、不純物がドーピングされないシリコン酸
化膜であるCVD酸化膜16を形成する(ステップS
5)。図3は、図1(d)におけるHSG−Siの表面部
分を拡大して示す断面図である。CVD酸化膜16の膜
厚は、約100オングストローム程度とし、図3に示す
ように、グレインの隙間が埋まることなく形成される。
【0023】次いで、ステップS6では、塩化ホスホリ
ル(POCl3)のガス雰囲気下、適当な圧力下で、例
えば約750゜Cで約30分間の熱処理を行う。これに
より、処理温度に見合う許容濃度のリンをCVD酸化膜
16に供給しつつ、CVD酸化膜16を介してHSG−
Si15a中にリンを固相拡散することができる。この
場合に、塩化ホスホリルからCVD酸化膜16中にリン
が絶えず供給されるので、時間の経過に伴ってリン濃度
が低下することはなく、HSG−Si15aに対してリ
ンを安定してドーピングできる。この際に、CVD酸化
膜16が酸化に対するバッファー層として機能し酸化量
を低減するので、HSG−Si15aからのシリコン原
子の消費を抑止することができる。これにより、例えば
DRAMのキャパシタにおける良好な下部電極を得るこ
とができる。HSG−Si15aは、静電容量を増大さ
せる上から、下部電極の表面全体に形成されることが望
ましい。また、HSG−Si15aの縮小化を抑制し、
熱処理開始時の表面積をほぼ維持することができるの
で、HSG−Si15aの機械的な強度を保持すると共
に、表面積の増加に見合う大きな静電容量を得ることが
できる。なお、塩化ホスホリルガス雰囲気下における熱
処理の温度は、約700〜780゜C程度が望ましく、
また、この熱処理に要する時間は約10〜120分程度
が望ましい。
【0024】次いで、ステップS7では、ステップS6
でリンがドーピングされた状態のCVD酸化膜16をH
SG−Si15a上から除去し、HSG−Si15aを
露出させる。更に、所定のガスの雰囲気下で、例えば約
750゜Cで約1時間の熱処理を行うことにより、HS
G−Si15a上に容量絶縁膜17を形成する。この後
に、所定の工程によって、リンがドーピングされたアモ
ルファスシリコンを容量絶縁膜17上に堆積させ、図1
(e)に示すように、上部電極18を形成する。
【0025】更に、ステップS10では、キャパシタの
上部電極18を、窒素ガス(N2)の雰囲気下で、例え
ば約800゜Cで約60秒間の熱処理を行う。
【0026】図4は、従来の製造方法による下部電極を
備えたキャパシタの上部電極に印加した電圧(動作電
圧)と、HSG−Siを形成したことによる容量増加率
との相関関係を示すグラフである。従来の製造方法の場
合には、印加電圧と容量増加率との関係は、図4に示す
ようになる。すなわち、容量増加率は印加電圧の変化に
伴って変化し、例えば印加電圧が約−1.7[V]のと
きに容量増加率は約1.2、印加電圧が約+1.7
[V]のときに容量増加率は約2.2であり、電圧が低
いときと高いときとの間で大きく変動する。従って、印
加電圧の変動に伴ってキャパシタの静電容量が大きく変
動し、容量特性が安定しないため好ましくない。
【0027】これに対し、本実施形態例の製造方法によ
る場合には、上部電極への印加電圧と容量増加率との関
係は図5に示すようになる。図5は、本実施形態例にお
ける印加電圧と容量増加率との相関関係を示すグラフで
ある。すなわち、容量増加率は印加電圧の変化に伴って
変化し、例えば印加電圧が約−1.7[V]のときに容
量増加率は約2.2、印加電圧が約+1.7[V]のと
きに容量増加率は約2.3であり、電圧が低いときと高
いときとの間で大きく変動することがない。つまり、キ
ャパシタの静電容量が印加電圧の変動に伴って大きく変
動することがなく、極めて安定した容量特性を得ること
ができる。
【0028】図6は、キャパシタの良否を判定する基準
となる容量最小値(Cmin)/容量最大値(Cmax)を説
明するためのグラフであり、横軸は上部電極への印加電
圧を、縦軸は、Cmaxに規格化した静電容量を夫々示し
ている。Cmin/Cmax[%]が大きいほど、印加電圧に
対する静電容量の変動が小さく容量特性が良好であり、
小さいほど、静電容量の変動が大きく容量特性が好まし
くないことになる。
【0029】図7は、第1実施形態例と従来の製造方法
(特開平9-289292号)との間におけるCmin/Cmaxの違
いを示すグラフである。横軸は、リン拡散又は熱処理に
要する時間を、縦軸は、Cmin/Cmax[%]を示す。グ
ラフでは、HSG−Si上にノンドープのCVD酸化膜
を形成した第1実施形態例の結果を実線で、HSG−S
i上にリンドープのPSG膜を形成した従来例の結果を
波線で夫々示す。グラフから、本実施形態例におけるC
min/Cmaxが、時間の経過に伴って従来例の場合よりも
大きく向上する様子が分かる。
【0030】本実施形態例の製造方法によると、約70
0〜780゜Cという比較的低い温度で熱処理を行いな
がらも、HSG−Si15aに高い濃度で効率良くドー
ピングすることができ、HSG−Siの空乏化を効果的
に防止できる。しかも、従来の製造方法のように厚いP
SG膜を不純物の供給源とすることなく、ソースガスと
しての塩化ホスホリルとCVD酸化膜16とを協働させ
てリン拡散するので、CVD酸化膜16の膜厚を極めて
小さくすることができる。これにより、拡散後にCVD
酸化膜16を除去する行程が極めて容易になるので、微
細なパターンを有するDRAM等に適用した場合に有効
となる。
【0031】ところで、第1実施形態例では、CVD酸
化膜16を介してHSG−Si15aにドーピングした
が、例えば図2におけるステップS5及びS7を省き、
CVD酸化膜16を形成しない状態でリン拡散を行い、
HSG−Si15aに直接的にドーピングすることもで
きる。本発明の参考形態例では、このような手法を用い
ており、ステップS5及びS7以外のステップは図2と
同様である。
【0032】図8は、参考形態例を第1実施形態例と比
較して説明するためのグラフである。横軸はリン拡散に
要する時間を、縦軸はCmin/Cmax[%]を夫々示す。
グラフでは、参考形態例の結果を実線で、第1実施形態
例の結果を波線で夫々示し、また、Cmin/Cmaxが良好
であるための一定の基準値を一点鎖線Dで示す。グラフ
から分かるように、第1実施形態例では、約23分経過
した時点Aから基準値Dを超え、その後はほぼ一定の値
を保持する。これに対し、第1実施形態例では、約34
分経過した時点Bから基準値Dを超え、その後はほぼ一
定の値を保持する。この結果から、第1実施形態例の場
合にはHSG−Si上にCVD酸化膜が形成された分だ
け、参考形態例よりもリン拡散に若干長い時間を要する
が、双方共に良好なCmin/Cmaxが得られることが分か
る。
【0033】図9は、拡散時間と酸化膜厚との相関関係
を示すグラフである。グラフにおける波線は、HSG−
Si上に形成されたCVD酸化膜の初期膜厚を示し、A
及びBで示す矢印は、図8における基準値Dを超える時
点A及びBに夫々対応する。グラフから分かるように、
参考形態例では、基準値Dを超える時点Aでの酸化膜厚
が100オングストロームであり、第1実施形態例で
は、基準値Dを超える時点Bでの酸化膜厚が35オング
ストロームである。
【0034】ここで、Cmin/Cmaxが基準値Dを超える
時点、即ち空乏化が抑制される領域で、酸化膜厚ができ
るだけ小さい方がHSG−Siの縮小を抑制する上でよ
り好ましい。第1実施形態例では、HSG−Si上にC
VD酸化膜が形成されることに起因して、酸化膜厚が
形態例の場合に比較して小さい。すなわち、グラフか
ら分かるように、第1実施形態例では、CVD酸化膜の
初期膜厚100オングストロームを引いた膜厚35オン
グストロームが実際の酸化膜厚であるが、CVD酸化膜
を形成しない参考形態例では、酸化膜厚が110オング
ストロームになっている。このように、参考形態例で
は、リン拡散時に形成される酸化膜が第1実施形態例よ
りもやや厚くなり、HSG−Siからのシリコン消費が
若干増えるが、第1実施形態例の場合とほぼ同様の効果
を得ることができる。
【0035】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の半導体装置の製造方法は、
上記実施形態例にのみ限定されるものではなく、上記実
施形態例から種々の修正及び変更を施した半導体装置の
製造方法も、本発明の範囲に含まれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法によると、比較的低い温度で熱処理を行い
ながらも、HSG−Siに対して高い濃度で効率良くド
ーピングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る半導体装置の製
造方法を説明するための模式的な断面図であり、(a)〜
(e)は夫々、キャパシタの形成工程を示している。
【図2】第1実施形態例におけるキャパシタの形成工程
を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1(d)におけるHSG−Siの表面部分を拡
大して示す断面図である。
【図4】従来の製造方法における上部電極への印加電圧
と容量増加率との相関関係を示すグラフである。
【図5】第1実施形態例における印加電圧と容量増加率
との相関関係を示すグラフである。
【図6】キャパシタの良否を判定する基準になるCmin
/Cmaxの算出方法を説明するためのグラフである。
【図7】第1実施形態例と従来の製造方法とのCmin/
Cmaxの違いを示すグラフである。
【図8】参考形態例を第1実施形態例と比較して説明す
るためのグラフである。
【図9】拡散時間と酸化膜厚との相関関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 層間絶縁膜 15 アモルファスシリコン膜 15a HSG−Si 16 CVD酸化膜 17 容量絶縁膜 18 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、該
    層間絶縁膜にコンタクトホールを設け、該コンタクトホ
    ール及び前記層間絶縁膜上に化学的気相成長法によって
    アモルファスシリコン層を形成する第1のステップと、 前記アモルファスシリコン層をシリンダ状に加工した後
    に前記アモルファスシリコン層を第1のガス雰囲気で所
    定の温度で熱処理し、次いで前記アモルファスシリコン
    層に凹凸を形成することを妨げない雰囲気及び所定の温
    度で熱処理することによって、前記アモルファスシリコ
    ン層に半球状のシリコン核を形成する第2のステップ
    と、前記半球状のシリコン核上に、不純物がドーピングされ
    ていないCVD酸化膜を形成する第3のステップと、 不純物を含む第2のガス雰囲気下で、約700〜780
    ゜Cで所定の時間熱処理して、前記CVD酸化膜を介し
    前記半球状のシリコン核中に前記不純物を拡散させる
    のステップと、前記CVD酸化膜を除去する第5のステップ とを有し、 前記第1乃至第5のステップによってDRAMのキャパ
    シタにおける下部電極を形成することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半球状のシリコン核が前記下部電極
    の表面全体に形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の時間が約10〜120分であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、該
    層間絶縁膜にコンタクトホールを設け、該コンタクトホ
    ール及び前記層間絶縁膜上に化学的気相成長法によって
    アモルファスシリコン層を形成する第1のステップと、 前記アモルファスシリコン層を第1のガス雰囲気下で所
    定の温度で熱処理し、次いで前記アモルファスシリコン
    層に凹凸を形成することを妨げない雰囲気及び所定の温
    度で熱処理することによって、前記アモルファスシリコ
    ン層に半球状のシリコン核を形成する第2のステップ
    と、 前記半球状のシリコン核上に、不純物がドーピングされ
    ていないCVD酸化膜を形成する第3のステップと、 不純物を含む第2のガス雰囲気下で、前記半球状のシリ
    コン核中に前記CVD酸化膜を介して前記不純物を拡散
    させる第4のステップと、前記CVD酸化膜を除去する第5のステップと を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のガスがシランガス又はジシラ
    ンガスを含むことを特徴とする請求項1乃至の内の何
    れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のガスが塩化ホスホリルを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至の内の何れか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記CVD酸化膜の厚みが約5〜20n
    mであることを特徴とする請求項乃至6の内の何れか
    1項に記載の半導体装置の製造方法。
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