JP3191626U - 連結具本体に対してアタッチメントが着脱可能である連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】架け渡しベルトの着脱を許容する連結具を簡素な構成で提供する。【解決手段】連結具50は、第1ベルトが一端側に固定され、第2ベルトが長さ調整可能に他端側に取り付けられる連結具本体100と、連結具本体に対して着脱可能に設けられ、第1及び第2ベルトとは異方向に延びる第3ベルトが取り付けられるアタッチメント400を備える。連結具本体が、第1及び第2ベルトの連結方向に沿って延びる被係合部230を含み、アタッチメント400が、その被係合部に対して係脱可能である係合部430を含む。被係合部と係合部は、各々、凹部及び凸部の関係にある。被係合部は、連結方向に延びるスリットを介して開口すると共に、連結方向の一方側で開口してアタッチメント用の出入り口となる溝部230を含み、係合部は、溝部の出入り口231及びスリットを介して溝部内に挿入可能である突起部430を含むのが好ましい。【選択図】図1

Description

本開示は、連結具本体に対してアタッチメントが着脱可能である連結具に関する。
特許文献1には、縦及び横テープが取り付けられた雌部材(11)に対して調整テープ(14)が取り付けられる雄部材(15)が取り付けられる構成が開示されており、雌部材(11)に対する雄部材(15)の装着は、同文献の図8に詳細に開示されている。
特許文献2には、第1連結具(30)、第2連結具(40)、及び第3連結具(50)から構成されるバックルが開示されており、同文献の図2(A)(B)に図示のように、第3連結具(50)が、第1連結具の下側係止部(37)と第2連結具(40)の上側蓋状部(47)の間に係止される。
特開2012−210343号公報 特許第4750677号
架け渡しベルトの必要性が時間の経過と共に変化する場合がある。例えば、児童用のリュックサックに関しては、児童が低学年のうちはチェストベルトによりリュックサックをしっかりと背負うことを担保することが望ましいが、児童が高学年になれば児童の体格の成長によりチェストベルトが不要になる。
特許文献1及び2に開示の連結具は、架け渡しベルトの着脱を簡素な構成で提供するものではなく、またその着脱操作も簡単なものとは言えない。
本考案の一態様に係る連結具は、第1ベルト(10)と第2ベルト(20)を連結するための連結具(50)である。連結具(50)は、前記第1ベルト(10)が一端側に固定され、前記第2ベルト(20)が長さ調整可能に他端側に取り付けられる連結具本体(100)と、前記連結具本体(100)に対して着脱可能に設けられ、前記第1ベルト(10)及び第2ベルト(20)とは異方向に延びる第3ベルト(30)が取り付けられるアタッチメント(400)を備える。前記連結具本体(100)が、当該連結具本体(100)を介した前記第1ベルト(10)及び第2ベルト(20)の連結方向に沿って延びる被係合部(230)を含み、前記アタッチメント(400)が、前記連結具本体(100)の前記被係合部(230)に対して係脱可能である係合部(430)を含む。
幾つかの形態においては、前記被係合部(230)及び前記係合部(430)が、各々、凹部及び凸部の関係にある。
幾つかの形態においては、前記被係合部(230)が、前記連結具本体(100)に固定された前記第1ベルト(10)の幅方向の両側の少なくとも一方に設けられる。
幾つかの形態においては、前記被係合部(230)が、前記連結具本体(100)に固定された前記第1ベルト(10)の幅方向の両側に設けられる。
幾つかの形態においては、前記連結具本体(100)が前記第1ベルト(10)の一端側を少なくとも部分的に収容する収容部(210)を含み、前記収容部(210)に前記被係合部(230)が設けられる。
幾つかの形態においては、前記被係合部(230)は、前記連結方向に延びるスリットを介して開口すると共に、前記連結方向の一方側で開口して前記アタッチメント(400)用の出入り口(231)を提供する溝部(230)を含み、
前記係合部(430)は、前記溝部(230)の前記出入り口(231)及び前記スリットを介して前記溝部(230)内に挿入可能である突起部(430)を含む。
幾つかの形態においては、前記突起部(430)の断面形状がT字状である。
幾つかの形態においては、前記溝部(230)の深さが、前記出入り口(231)から離間するに応じて浅くなり、
前記突起部(430)が、前記溝部(230)の深さの減少に同調して一端側から他端側に向かって薄くなる部分(431)を含む。
幾つかの形態においては、前記アタッチメント(400)に設けられる前記第3ベルト(30)の取付用の第3ベルト取付部(420)には、前記被係合部(230)と前記係合部(430)の係合完了時、前記連結具本体(100)の被嵌合部(240)に対して嵌合する嵌合部(440)が設けられる。
幾つかの形態においては、前記連結具本体(100)に枢動部材(300)が設けられ、当該枢動部材(300)に前記第2ベルト(20)の取付用の第2ベルト取付部(320)が設けられる。
本考案の別態様に係るランドセルは、上記いずれかの連結具の連結具本体(100)が左右一対の肩ベルト(720)の各々に設けられ、前記肩ベルト(720)が少なくとも前記第1ベルト(10)と前記第2ベルト(20)を含み、左右一対の各連結具本体(100)に対して前記第3ベルト(30)が架け渡された左右一対の各アタッチメント(400)を装着可能である。
本考案の一側面によれば、架け渡しベルトの着脱を許容する連結具を簡素な構成で提供できる。
本考案の第1実施形態に係る連結具の分解斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る連結具の正面模式図であり、連結具本体のベルト固定部材を断面視して示し、連結具本体のベルト取付体をベルト固定部材の下に示し、連結具本体に装着されるアタッチメントをベルト固定部材の横に示し、第1ベルト、第2ベルト、及び第3ベルトを破線で示す。 本考案の第1実施形態に係る連結具の断面模式図であり、連結具本体の収容部に第1ベルトが収容される前の状態、及び連結具本体に枢動部材が取り付けられる前の状態を示す。 本考案の第1実施形態に係る連結具の断面模式図であり、連結具本体の収容部に第1ベルトが収容された後の状態、及び連結具本体に枢動部材が取り付けられた前の状態を示し、枢動部材に掛けられた第2ベルトを破線で模式的に示す。 本考案の第1実施形態に係る連結具のアタッチメントが一対用意され、この一対のアタッチメントに第3ベルトが取り付けられた状態を示す模式図である。 本考案の第1実施形態に係る連結具が左右一対の各肩ベルトに設けられたランドセルの背面を正面視した図であり、左右一対のアタッチメントに掛けられた第3ベルトも併せて図示する。 本考案の第1実施形態に係る連結具が左右一対の各肩ベルトに設けられたランドセルの背面を正面視した図であり、左右一対の肩ベルトが第3ベルトを介して連結し、左右内側に引かれた状態を示す。 本考案の第1実施形態に係る連結具の正面模式図である。 本考案の第1実施形態に係る連結具の部分拡大図であり、図8の破線円で示した範囲を拡大して示す。 本考案の第2実施形態に係る連結具の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。各実施形態は、個々に独立したものではなく、過剰説明をするまでもなく、当業者をすれば、適宜、組み合わせることが可能であり、この組み合わせによる相乗効果も把握可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、考案説明を主目的とするものであり、適宜、簡略化されている。
本願においては、方向が図1に示すように定義されて用いられる。上下方向は、連結具本体を介した第1ベルト及び第2ベルトの連結方向に等しい。左右方向は、図7に例示の想定される使用状態における第3ベルトの延在方向に等しい。表裏方向は、上下方向及び左右方向に直交する方向である。以下の本願の説明に照らして、各方向を代替的に定義づけることもできる。
<第1実施形態>
図1乃至図9を参照して第1実施形態について説明する。図1は、連結具の分解斜視図である。図2は、連結具の正面模式図であり、連結具本体のベルト固定部材を断面視して示し、連結具本体のベルト取付体をベルト固定部材の下に示し、連結具本体に装着されるアタッチメントをベルト固定部材の横に示し、第1ベルト、第2ベルト、及び第3ベルトを破線で示す。図3は、連結具の断面模式図であり、連結具本体の収容部に第1ベルトが収容される前の状態、及び連結具本体に枢動部材が取り付けられる前の状態を示す。図4は、連結具の断面模式図であり、連結具本体の収容部に第1ベルトが収容された後の状態、及び連結具本体に枢動部材が取り付けられた前の状態を示し、枢動部材に掛けられた第2ベルトを破線で模式的に示す。図5は、連結具のアタッチメントが一対用意され、この一対のアタッチメントに第3ベルトが取り付けられた状態を示す模式図である。図6は、連結具が左右一対の各肩ベルトに設けられたランドセルの背面を正面視した図であり、左右一対のアタッチメントに掛けられた第3ベルトも併せて図示する。図7は、連結具が左右一対の各肩ベルトに設けられたランドセルの背面を正面視した図であり、左右一対の肩ベルトが第3ベルトを介して連結し、左右内側に引かれた状態を示す。図8は、連結具の正面模式図である。図9は、連結具の部分拡大図であり、図8の破線円で示した範囲を拡大して示す。
図1乃至図4に示すように、連結具50は、第1ベルト10が一端側に固定され、第2ベルト20が長さ調整可能に他端側に取り付けられた連結具本体100を有し、更に、連結具本体100に対して着脱可能であり、第3ベルト30が取り付けられるアタッチメント400を有する。連結具本体100に第1ベルト10が固定され、第2ベルト20が長さ調整可能に取り付けられ、これにより連結具本体100を介した第1ベルト10と第2ベルト20の上下方向の連結が確保される。連結具本体100に対してアタッチメント400が装着される時、第3ベルト30は、第1ベルト10や第2ベルト20とは異なり、左右方向に延びる。連結具本体100及びアタッチメント400は、各々、樹脂材料を金型成形することにより量産される。もちろん、いずれか一方を金属製とし、若しくは両方を金属製としても構わない。いずれか一方、若しくは両方を樹脂と金属の複合材としても良い。
第1ベルト10は、ベルト幅W10の固定長の縦ベルトであり、第2ベルト20は、ベルト幅W20の可変長の縦ベルトであり、各々、同一又は異なる任意の材料から構成される。例えば、第1ベルト10は、外皮の皮革とその内側の芯材を含み、剛質に構成される。第2ベルト20は、外皮の皮革とその内側の芯材を含み、第1ベルト10よりも軟質に構成される。第3ベルト30は、ベルト幅W30の固定長の横ベルトであり、第1ベルト10や第2ベルト20と同一又は異なる任意の材質から構成される。一形態においては、第3ベルト30が伸縮性を有し、一例のランドセルとしての使用状態にて左右の肩ベルト同士を引き寄せることができる。第3ベルト30は、チェストベルトとも呼ばれる。第3ベルト30に1以上のバックルを設け、第3ベルト30を分断可能にしても良い。各ベルトのベルト幅は、例えば、W10=W20>W30の関係にある。
連結具本体100は、ベルト固定部材200とベルト取付体300に分割して設けられ、ベルト取付体300がベルト固定部材200により枢支され、ベルト固定部材200上で約90°の角度範囲で枢動可能であり、これを枢動部材とも呼ぶ。ベルト固定部材200に対して第1ベルト10が強固に固定され、ベルト取付体300に対して第2ベルト20が長さ調整可能な態様で取り付けられる。ベルト取付体300がベルト固定部材200に対して枢動可能であるため、ベルト取付体300を斜めに起こした状態で第2ベルト20の長さ調整ができ、効果的に操作性が高められる。
ベルト固定部材200に対する第1ベルト10の固定方法は任意であるが、図示の例示の形態においては、ベルト固定部材200に収容部210が設けられ、収容部210内で第1ベルト10を止具500、600で強固定する。第1ベルト10は、一形態においては、ある程度の可撓性を有するが、撓みにくい剛質も有する。この場合、収容部210は、必ずしも第1ベルト10の端部の全周を包囲する必要はなく、第1ベルト10の5つの面(表面、裏面、右側面、左側面、及び端面)のうち2つ、3つに支持するような構成も取り得る。
詳細に説明すれば、図示の例示の収容部210は、一対の主平板211、212が表裏方向にて対向し、更に一対の側部213、214が左右方向にて対向し、一つの底板215により下方から閉じられた扁平な箱部である。なお、側部は、後述の溝部を含む部分である。主平板211、212は、第1ベルト10及び第2ベルト20の各幅よりも大きい左右幅を有する。側部213、214は、第1ベルト10及び第2ベルト20の各厚みよりも大きい表裏厚を有する。収容部210の上端には第1ベルト10を収容部210の収容空間へ入れるための矩形状の開口216が設けられる。収容部210は、全体として丸みを帯びた外周の形状を有している。
収容部210の表側主平板211には左右一対の円形状の表側孔217が貫通して設けられ、裏側主平板212にも左右一対の円形状の裏側孔218が貫通して設けられ、各表側孔217と各裏側孔218が同軸上に設けられる。収容部210に第1ベルト10の下端を挿入した状態で、表側孔217に表側止具500が挿入され、裏側孔218に裏側止具600が挿入され、同軸上にある第1ベルト10の固定用孔11内にて表側止具500と裏側止具600が結合し、これにより、ベルト固定部材200に対する第1ベルト10の固定が完了する。表側止具500の軸部の軸芯部には、裏側止具600の軸部の径よりも僅かに狭い径の孔が設けられる。表側止具500の軸部の孔に裏側止具600の軸部を圧入することで両者が実際上分離不能に強固に結合する。収容部210内に接着剤を塗布し、収容部210と第1ベルト10同士を直接的に固着させても構わない。ボルト及びナットを表側止具及び裏側止具として用いても構わない。
ベルト固定部材200には、上述の収容部210に加えて、収容部210の下方に設けられてベルト取付体300と共に第2ベルト20を挟み込む枠部220が設けられる。枠部220の具体的な構成は任意であり、必ずしも枠状の部分に限らず、また閉じた枠や部分的に開いた枠であっても構わない。枠部220の十分な強度を確保する観点からは、図示の例示の形態のように閉じた枠とすることが望ましい。
詳細に説明すれば、ベルト固定部材200の枠部220は、収容部210の下端から左右に間隔をあけて平行に延びた一対の脚部221と、各脚部221の下端の間を連結する連結棹222を含む。各脚部221の上部は収容部210の厚みに近い肉厚に設定され、各脚部221の下部はベルト取付体300の厚み分だけ厚みが薄い。各脚部221の上部には、ベルト取付体300の枢支用の枢支用凹部225が設けられ、また枢支用凹部225へ後述の軸部340を案内するための傾斜面228が設けられる。枠部220の枠内には、各枢支用凹部225に隣接してベルト取付体300の枢動を補助する補助板223が設けられる。脚部221の下部には、ベルト取付体300の載置に適するように平坦に構成された載置面221aが設けられる。連結棹222は、ベルト取付体300に掛けられた第2ベルト20をベルト取付体300との間で挟むために、左右方向に直線的に延び、左右の脚部221の下端部同士を連結する。
ベルト取付体300は、平板状の枠部310内にベルト取付用の第1棹320と非ベルト取付用の第2棹330が架けられた構成を含み、枠部310内には3つの開口が形成される。第1棹320は、第2ベルト取付部の一例である。ベルト取付体300の基端部301には、同軸上に配された円柱形状の一対の軸部340が設けられる。ベルト取付体300の自由端部302は、ヒトにより把持される把持部である。
各軸部340がベルト固定部材200の枢支用凹部225に嵌合され、左右の枢支用凹部225を結ぶように延びる枢動軸周りに枢動できる。各軸部340には、その先端側の外周縁が欠いて形成された傾斜面345が設けられる。軸部340は、脚部221の傾斜面228と枢支用凹部225の間の山部を乗り越え、枢支用凹部225に案内される。傾斜面345の存在により、この乗り越えが促進される。
ベルト取付体300がベルト固定部材200の収容部210の底板215に衝突することにより枠部220との関係で起きる方向のベルト取付体300の枢動の限界が定められる。ベルト取付体300がベルト固定部材200の枠部220上に倒伏した位置が、枠部220との関係で寝る方向のベルト取付体300の枢動の限界である。
アタッチメント400が連結具本体100に対して着脱可能であり、例示の図示の場合、ベルト固定部材200の収容部210に対して着脱可能である。アタッチメント400は、第3ベルト30が取り付けられる上下方向に長尺のベルト取付部(第3ベルト取付部)420を有し、更に、連結具本体100に設けられる被係合部に対して係合する係合部を有する。連結具本体100に設けられる被係合部は、例示の図示の場合、溝部230である。アタッチメント400に設けられる係合部は、例示の図示の場合、突起部430である。
被係合部の溝部230は、連結具本体100のベルト固定部材200の収容部210に設けられ、第1ベルト10と第2ベルト20の連結方向に等しい上下方向に延びる。他方、係合部の突起部430は、アタッチメント400のベルト取付部420に連結し、溝部230と同様に所定方向、例えば図1及び図2に示す姿勢では上下方向に直線的に延びる。
連結具本体100の溝部230が、第1ベルト10と第2ベルト20の連結方向に沿って延びることに実際のメリットがある。例えば、第1ベルト10と第2ベルト20を縦に延ばし第3ベルト30を横に延ばすに際して、上述の構成によれば、アタッチメント400の突起部430とアタッチメント400のベルト取付部420が平行に延びる形態が許容される。アタッチメント400は、あくまで付加的な部材である。本構成によれば、アタッチメント400の大型化やその複雑化が好適に回避される。アタッチメント400に対して第3ベルト30が掛けられた時、アタッチメント400は、第3ベルト30の端部に存在する小サイズの部材であるとの利点も有する。比較のために述べれば、溝部230が左右方向に延びる場合、アタッチメント400の突起部430とベルト取付部420がクロスして十字状に構成されてしまう。
連結具本体100の被係合部が凹部の溝部230として構成され、アタッチメント400の係合部が凸部の突起部430として構成されることにも追加のメリットがある。もちろん、連結具本体100の被係合部を凸部とし、アタッチメント400の係合部を凹部としても良いが、連結具本体100の被係合部を凹部とし、アタッチメント400の係合部を凸部とすれば、アタッチメント400を使用しない時若しくはアタッチメント400が不要になった時、連結具本体100に凸部が残存せず、連結具本体100の外周をより滑らかにできる。ランドセル用途においては、児童が高学年に進むと、チェストベルトが不要になることが予期される。従って、アタッチメント400を差し込まなくても連結具本体100が滑らかな形態を持つことは有利である。
ベルト固定部材200に対して第1ベルト10が固定された状態において第1ベルト10の幅方向(左右方向に一致)の両側の少なくとも一方に被係合部の溝部230が設けられることにも追加のメリットがある。例えば、第1ベルト10と第2ベルト20を縦に延ばし第3ベルト30を横に延ばすに際して、上述の構成によれば、第1ベルト10と第2ベルト20が存在する平面と同じ若しくは近い平面に第3ベルト30を配することができ、第3ベルト30が連結具本体100を介して第1ベルト10及び第2ベルト20に与える力のかかり方が最適化される。例示の図示の場合、ベルト固定部材200の最も厚い部分を被係合部の配置用に用いることができ、ベルト固定部材200の厚みの増加を伴わず、被係合部と係合部の間の十分な連結強度を確保することに資する。更に、図示の例示の形態においては、第1ベルト10の幅方向両側に溝部230が設けられ、これにより、同一の連結具50を左右両方の肩ベルトに用いることができる。
以下、より詳細に説明する。ベルト固定部材200の溝部230は、収容部210の各側部213、214に設けられる。溝部230は、アタッチメント400を溝部230内に導入及び導出するための出入り口231を上端に有し、その上端から下方に向けてスリット233を介して左又は右方向に開口しながら直線的に延びる。
スリット233は、表裏から突出して対向する縁部234により定められるスリット幅を有する。換言すれば、スリット233は、表裏両側の縁部234の間隔に等しいスリット幅を有する。スリット幅は、スリット233が下方に向かうに従って狭くなる。つまり、スリット233は、出入り口231側でスリット幅が広く、スリット233の終端側でスリット幅が狭い。溝部230の底面232は、溝部230の上端から下端に向かい緩慢に傾斜してスリット233に接近する。つまり、溝部230は上端のほうが深く、下端のほうが浅く構成される。このような構成においては、溝部230に対する突起部430の係脱のためのアタッチメント400のスライド操作が行いやすくなる。また、溝部230と突起部430の密着の度合いが高まり、その間の係合力が高められる。
滑らかな曲面の主平板211の外面の左右端に連続して縁部234の外面も滑らかな曲面として連続し、これにより、溝部230が設けられた側部213、214の外面が滑らかな曲面、端的には円弧状に構成される。側部213、214の外面には、アタッチメント400のベルト取付部420の円弧状の滑らかな接触面が接触し、これによりベルト固定部材200に対するアタッチメント400の密着が確保される。
アタッチメント400の突起部430は、溝部230の漸次の深さ減少に同調して上端から下端に向かって肉厚が薄くなる表裏に突出した頭部431を含む。なお、溝部230の深さは、図1に示した左右方向における溝部230の深さである。溝部230は、表裏方向において所定の幅を有し、上下方向において所定の長さを有する。更に、突起部430は、溝部230のスリット233に配される首部432を含む。頭部431は、首部432を介してベルト取付部420に対して結合する。突起部430は、断面視T字状である。別形態においては、突起部430は、断面視L字状などの他の形態を有する。
ベルト取付部420は、突起部430と平行に横並びに設けられる。ベルト取付部420は、第3ベルト30を巻き付けることができるように上下方向に長い枠部を含み、枠部の開口に第3ベルト30が通される。ベルト取付部420は、突起部430と比較して下方まで延設されており、突起部430が設けられていないベルト取付部420の下端部425には凹状の嵌合部440が設けられる。凹状の嵌合部440は、溝部230への突起部430の挿入が完了する時、脚部221に設けられた凸状の被嵌合部240に嵌合可能である。この点は、図8及び図9に端的に図示される。溝部230に対して突起部430が差し込み完了した時、収容部210の側部214と、ベルト取付部420の下端部425の間にはクリアランスW40が設けられ、被嵌合部240と嵌合部440の間の嵌合が好適に確保される。
アタッチメント400に対して第3ベルト30を通した状態が図5に例示的に示される。別形態においては、第3ベルト30の一端のみアタッチメント400を設けられ、第3ベルト30の他端が第1ベルト10、第2ベルト20又は別の連結具50に取り付けられる。
図6及び図7に示すようにランドセル700は、ランドセル本体710、左右一対の肩ベルト720を具備する。各肩ベルト720は、上下に延びる第1ベルト10及び第2ベルト20を含み、これらが連結具50の連結具本体100を介して結合している。第1ベルト10の基端はランドセル本体710に任意の手段(止具、接着、縫付等)により固定され、その自由端側が連結具本体100のベルト固定部材200に止具により固定される。もちろん、止具以外の固定手段、例えば、接着等を用いてベルト固定部材200に対して第1ベルト10を固定しても良い。第2ベルト20の基端はランドセル本体710に任意の手段により固定され、その自由端側においてベルト取付体300の第一棹320に巻き掛けられている。ベルト取付体300に対する第2ベルト20の自由端の距離を調整することで肩ベルト720の長さ調整が可能である。
第3ベルト30の左端側のアタッチメント400を左側の連結具本体100の溝部230に差し込み、アタッチメント400を下方にスライドさせ、これにより、溝部230への突起部430の挿入が完了する。第3ベルト30の右端側のアタッチメント400を右側の連結具本体100の溝部230に差し込み、アタッチメント400を下方にスライドさせ、これにより、溝部230への突起部430の挿入が完了する。上述のように、スリット233のスリット幅は、スリット233が下方に向かうに従って狭くなる。また、溝部230は上端のほうが深く、下端のほうが浅く構成される。これによりアタッチメント400の挿入が促進される。アタッチメント400の取り外しに関しても同様である。これらの各作業により、左右の肩ベルト720が、左右に延びる第3ベルト30を介して結合できる。
図8に示す時、仮にアタッチメント400を右側に変位させるように第3ベルト30を右側に引っ張ったとしても、アタッチメント400の突起部430の頭部431が、溝部230の表裏両側の縁部234により制止され、溝部230からの突起部430の離脱が阻止される。溝部230からの突起部430の離脱は、溝部230に設けられた出入り口231を介してのみ可能である。
上述のように、アタッチメント400の凹状の嵌合部440は、溝部230への突起部430の挿入が完了する時、脚部221に設けられた凸状の被嵌合部240に嵌合可能であり、アタッチメント400の抜け止めが確保される。つまり、第3ベルト30が上方へ引っ張られ、アタッチメント400を上方へ移動しようとしても、アタッチメント400の嵌合部440と連結具本体100の被嵌合部240の嵌合により阻止される。もちろん、嵌合部440を凸部とし、被嵌合部240を凹部としても良い。
図示の例示のランドセル700によれば、サイズが大きいランドセルを低学年の児童が背負う場合でも左右の肩ベルト720の間隔が第3ベルト30のおかげで狭まり、よりしっかりとしたランドセルの背負いを確保することができる。しっかりとしたランドセルの背負いは、ランドセルを背負った児童の重心の安定化を図ることができる。
<第2実施形態>
図10を参照して第2実施形態について説明する。図10は、連結具の斜視図である。本実施形態においては、第1実施形態と比較して、連結具本体100の被係合部とアタッチメント400の係合部の凸凹の関係が反転している。このような場合においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10に示すように、凹部の係合部の溝部460がアタッチメント400に設けられる。溝部460は、上下端において開口し、上端と下端の間でスリットを介して左又は右方向に開口しながら直線的に延びる。凸部の被係合部の突起部260が収容部210の側部213、214に設けられる。突起部260は、表裏に突出した頭部と、溝部460のスリットに配される首部を含む。第1実施形態と同様、突起部260に対して溝部460をスライド係合させ、これにより、連結具本体100に対するアタッチメント400の装着が確保される。
連結具本体100の被嵌合部240’が凹部であり、アタッチメント400の嵌合部440’が凸部であるが、この場合も、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。実用新案登録請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
50 連結具
100 連結具本体

200 ベルト固定部材
210 収容部
220 枠部
230 溝部(被係合部)

300 ベルト取付体(枢動部材)

400 アタッチメント
430 突起部(係合部)
431 頭部
432 首部

Claims (11)

  1. 第1ベルト(10)と第2ベルト(20)を連結するための連結具(50)であって、
    前記第1ベルト(10)が一端側に固定され、前記第2ベルト(20)が長さ調整可能に他端側に取り付けられる連結具本体(100)と、
    前記連結具本体(100)に対して着脱可能に設けられ、前記第1ベルト(10)及び第2ベルト(20)とは異方向に延びる第3ベルト(30)が取り付けられるアタッチメント(400)を備え、
    前記連結具本体(100)が、当該連結具本体(100)を介した前記第1ベルト(10)及び第2ベルト(20)の連結方向に沿って延びる被係合部(230、260)を含み、前記アタッチメント(400)が、前記連結具本体(100)の前記被係合部(230)に対して係脱可能である係合部(430、460)を含む、連結具。
  2. 前記被係合部(230)及び前記係合部(430)が、各々、凹部及び凸部の関係にある、請求項1に記載の連結具。
  3. 前記被係合部(230)が、前記連結具本体(100)に固定された前記第1ベルト(10)の幅方向の両側の少なくとも一方に設けられる、請求項1又は2に記載の連結具。
  4. 前記被係合部(230)が、前記連結具本体(100)に固定された前記第1ベルト(10)の幅方向の両側に設けられる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の連結具。
  5. 前記連結具本体(100)が前記第1ベルト(10)の一端側を少なくとも部分的に収容する収容部(210)を含み、前記収容部(210)に前記被係合部(230)が設けられる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の連結具。
  6. 前記被係合部(230)は、前記連結方向に延びるスリットを介して開口すると共に、前記連結方向の一方側で開口して前記アタッチメント(400)用の出入り口(231)を提供する溝部(230)を含み、
    前記係合部(430)は、前記溝部(230)の前記出入り口(231)及び前記スリットを介して前記溝部(230)内に挿入可能である突起部(430)を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の連結具。
  7. 前記突起部(430)の断面形状がT字状である、請求項6に記載の連結具。
  8. 前記溝部(230)の深さが、前記出入り口(231)から離間するに応じて浅くなり、
    前記突起部(430)が、前記溝部(230)の深さの減少に同調して一端側から他端側に向かって薄くなる部分(431)を含む、請求項6又は7に記載の連結具。
  9. 前記アタッチメント(400)に設けられる前記第3ベルト(30)の取付用の第3ベルト取付部(420)には、前記被係合部(230)と前記係合部(430)の係合完了時、前記連結具本体(100)の被嵌合部(240)に対して嵌合する嵌合部(440)が設けられる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の連結具。
  10. 前記連結具本体(100)に枢動部材(300)が設けられ、当該枢動部材(300)に前記第2ベルト(20)の取付用の第2ベルト取付部(320)が設けられる、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の連結具。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の連結具の連結具本体(100)が左右一対の肩ベルト(720)の各々に設けられ、前記肩ベルト(720)が少なくとも前記第1ベルト(10)と前記第2ベルト(20)を含み、左右一対の各連結具本体(100)に対して前記第3ベルト(30)が架け渡された左右一対の各アタッチメント(400)を装着可能である、ランドセル。
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