JP3190918B2 - ガスアシストインジェクション成形用樹脂材料及び成形方法 - Google Patents

ガスアシストインジェクション成形用樹脂材料及び成形方法

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章 房本
恒二 葉
訓之 杉山
義正 池田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出した溶融樹脂中に
ガスを注入して成形品を中空状に製造する方法、即ちガ
スアシストインジェクション成形(以下GAI成形とい
う)法、及びこれに用いる樹脂材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】GAI成形とは、金型キャビティ内に射
出された溶融樹脂中に、射出機の先端に設けられたノズ
ル、或は金型の一部に配置されたニードルにより、窒素
等のガスを注入し、成形品を中空状に形成する方法であ
り、ひけや反りを発生させず、軽量にしかも安価に成形
品を製造できる等の特長から、最近特に注目されている
成形技術である。従来、このGAI成形の材料として
は、安価で取り扱いが容易であるという点を重視して、
PE,PS,PP、ABS、若しくは変性PPO等の樹
脂が用いられていたが、近年では、機械的強度や耐熱性
の高い樹脂を用いたGAI成形品の要望が高まってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GAI
成形は、金型キャビティの容積よりも少ない量、または
冷却時の収縮を見込んだ量の溶融樹脂を射出し、それを
ガスにより膨張させて目的の形状に成形する方法である
ため、溶融樹脂の射出とガスによる流動のタイミングに
より樹脂流速の変化が生じて成形品の表面外観が不良に
なったり、十分な流動長が得られないうちに固化が始ま
るため、期待した空隙が得られない等の問題点があっ
た。特に機械的強度や耐熱性の高い樹脂を用いる場合
に、この問題点が顕著に現れ、GAI成形する上での大
きな障害となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解消し、表面外観が良好で欠損部がなく、しかも機械的
強度や耐熱性が高いGAI成形品を製造することが可能
な、GAI成形用樹脂材料に関するものであり、その構
成は、結晶化時間が5分以上のポリアセタール樹脂から
なることにある。本発明でいう結晶化時間とは、熱流束
型のDSC(示差走査熱量計)を用いて、ポリアセター
ル樹脂を200℃で5分間保温した後、10℃/min の
降温速度で151℃まで降温し、その温度で保持したと
きの、保持開始から結晶化発熱ピークまでの時間のこと
であり、本発明はGAI成形に供する樹脂の、この結晶
化時間を5分以上に調製せしめることによって、表面外
観の良好な成形品の製造を可能としたものである。使用
するポリアセタール樹脂の結晶化時間が5分より短い
と、ガス注入時の樹脂の硬化が速いため、本発明の目的
とする効果が得られない。結晶化時間の上限は特に限定
されないが、結晶化時間が長いと樹脂が硬化するまでの
時間が長くなり、成形効率の低下を招く場合があるた
め、使用するポリアセタール樹脂の結晶化時間は500
分以下であるのが好ましい。
【0005】本発明においては、ポリアセタール樹脂と
して、ホモポリマー、及びコポリマーの何れを用いるこ
とも可能であるが、オキシメチレンユニット(-OCH2-)を
主たる構成単位とし、コモノマー成分を適当量含有する
コポリマー(ブロックコポリマーを含む)が好ましく、
特にコモノマー成分を3〜30重量%共重合させてなる
ポリアセタールコポリマーは、結晶化時間を5分以上に
調製し易く、また優れた機械的強度等を保持できるので
好ましい。特に好ましいコモノマー量は、5〜20重量
%である。またアセタールコポリマーは、分子が線状の
みならず分岐構造、架橋構造を有するものであってもよ
いし、アセタール樹脂の粘度は特に限定されない。
【0006】ポリアセタールコポリマーの製造に用いる
コモノマー成分は特に限定されないが、一般的には下記
した化1の構造を有するものが用いられる。
【化1】 (但し、R1,R2,R3,R4は、同一または異なる置換基で
あり、水素原子、アルキル基(1〜5個の短素を有し0
〜3個の水素がハロゲン原子で置換されたもの、以下同
じ)、またはハロゲンで置換されたアルキル基を意味
し、R5はメチレン基、オキシメチレン基、夫々アルキル
基若しくはハロゲン化アルキルで置換されたメチレン基
若しくはオキシメチレン基(この場合p=0〜3)、 -
(CH2)q-OCH2-(q=1〜4)または -(O-CH2-CH2)q-OCH
2-(q=1〜4)で示される2価の基(この場合p=
1)を示す。)特に用いるコモノマー成分が、エチレン
オキシド、エピクロルヒドリン、1.3−ジオキソラ
ン、ジエチレングリコールホルマール、1.4−ブタン
ジオールホルマール、1.3−ジオキサン、プロピレン
オキシドの中から選ばれた少なくとも一種であると、結
晶化時間を所望の範囲に調製し易く好ましい。
【0007】本発明のポリアセタール樹脂からなるGA
I成形用樹脂材料には、その効果を損わない範囲で、目
的に応じた所望の特性を付与するため、従来公知の添加
物、例えば各種安定剤、滑剤、離型剤、着色剤、帯電防
止剤その他の界面活性剤、或は有機高分子材料、無機、
有機の繊維状、粉粒状、板状の充填材等を1種または2
種以上添加含有させることが可能である。
【0008】
【作用】結晶化時間が5分以上のポリアセタールは、機
械的強度や耐熱性が高い上、金型に射出しても直ちに硬
化せず、ガスの注入により十分に膨張するので、空隙率
の大きい成形品にしても十分に金型に転写するし、ま
た、射出後ガス注入までに流動速度が変動しても、表面
外観の良好な成形品が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 [実施例1] トリオキサンとエチレンオキシドを共重合して、コモノ
マー成分であるエチレンオキシドの分率が4.0重量%
のアセタールコポリマーAを得た。具体的には、二軸重
合機を用い、そのジャケットには80℃の温水を通し、
2本の回転軸を120rpmで回転させながら、その一
端に設けられた供給口からトリオキサン96.0重量
%、エチレンオキシド4.0重量%及び連鎖移動剤とし
てのメチラール500ppm(対モノマー比)の混合物
を連続的に供給すると共に、触媒供給口から三フッ化ホ
ウ素量換算で50ppm(対モノマー比)の三フッ化ホ
ウ素ジブチルエーテラートを添加しながら重合を行い、
供給口の反対側に位置する排出口から重合体を排出した
(平均滞留時間約10分)。重合機から排出された重合
体は直ちに粉砕すると共にトリエチルアミン水溶液で触
媒の失活を行い、さらに分離、洗浄、乾燥を行った。次
いで、この重合体100重量部にトリエチルアミン5重
量%水溶液3重量部とペンタエリスリチル−テトラキス
[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート](チバ・ガイギー(株)
製、Irganox1010)0.3重量部を添加し、
二軸押出機で210℃で溶融混練することにより不安定
末端部分を除去した。次いで、この重合体に安定剤とし
てペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]0.03重量%及びメラミン0.1重量%を
添加し、二軸押出機で200℃で溶融混練し、安定化さ
れたアセタールコポリマーAを得た。また、エチレンオ
キシド4.0重量%に代えて1,3−ジオキソラン7.
0重量%を用いた以外は上記方法と同様にしてトリオキ
サンと1,3−ジオキソランを共重合して、コモノマー
成分である1,3−ジオキソランの分率が7.0重量%
のアセタールコポリマーBを得た。このアセタールコポ
リマーA及びBの結晶化時間を、DSC測定装置により
測定した結果、結晶化時間は夫々40分及び42分であ
った。次に、得られたアセタールコポリマーを、射出成
形機のシリンダー内で溶融し、キャビティ内に射出し
た。このとき、シリンダー、金型の温度は夫々190
℃,80℃に調整し、樹脂の射出量はキャビティの容積
の約80%とした。金型キャビティ形状の概略は、図1
の通りである。そして、樹脂射出から0.5秒後に、圧
力150kg/cm2 の圧縮窒素ガスを、金型キャビティに
配置したニードル(図示せず)から注入して樹脂を膨張
させ、金型キャビティ内に転写せしめた。しかる後、ガ
スによる圧縮状態を開放し、更に金型を冷却して成形品
を取り出した。アセタールコポリマーAの場合、Bの場
合共に、できた成形品は、機械的強度や耐熱性に優れて
おり、しかも外観が良好であり、またひけや反りを生じ
ていなかった。
【0010】[比較例1]エチレンオキシドの量を変えた以外は実施例1と同様に
して トリオキサンとエチレンオキシドを共重合して得
た、コモノマー成分であるエチレンオキシドの分率が
2.4重量%で、結晶化時間が1.2分のアセタールコ
ポリマーを用いて、実施例1と同様の成形を行なった。
得られた成形品の中央部分には、しわ状のヘジテーショ
ンマークが生じており、実用には耐えないものであっ
た。このマークは、樹脂の射出速度が遅くなり、ガスの
注入が始まる前にできたものであると推定される。
【0011】
【発明の効果】本発明の樹脂材料をGAI成形に用いれ
ば、樹脂材料は、金型内へ射出後急激に固化しないた
め、十分な空隙をもつ成形品が得られる。更に、溶融樹
脂の射出とガスによる流動のタイミングにより樹脂流速
の変化が生じても、良好な表面外観の成形品が得られ
る。しかもこの成形品は、ひけや反りがない上に機械的
強度や耐熱性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で用いる金型の断面の状態を
示す参考図。
【符号の説明】
1・・・金型、3・・・U字形円柱体キャビティ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−207080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 2/00 - 2/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶化時間が5分以上のポリアセタール樹
    脂からなるガスアシストインジェクション成形用樹脂材
    料。
  2. 【請求項2】ポリアセタール樹脂が3〜30重量%のコ
    モノマー成分を共重合してなるポリアセタールコポリマ
    ーである請求項1記載のガスアシストインジェクション
    成形用樹脂材料。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の樹脂材料を
    用いることを特徴とするガスアシストインジェクション
    成形方法。
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