JP3190694B2 - ローカルメモリの診断方式 - Google Patents
ローカルメモリの診断方式Info
- Publication number
- JP3190694B2 JP3190694B2 JP02200291A JP2200291A JP3190694B2 JP 3190694 B2 JP3190694 B2 JP 3190694B2 JP 02200291 A JP02200291 A JP 02200291A JP 2200291 A JP2200291 A JP 2200291A JP 3190694 B2 JP3190694 B2 JP 3190694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- local memory
- processor
- counter
- register
- diagnostic test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサの持つローカ
ルメモリの診断方式に関する。
ルメモリの診断方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来異なる容量のローカルメモリを持つ
複数のプロセッサを有する情報処理装置においては、ロ
ーカルメモリの診断試験を全て終了してからプロセッサ
間の通信による相互診断を行っていた。
複数のプロセッサを有する情報処理装置においては、ロ
ーカルメモリの診断試験を全て終了してからプロセッサ
間の通信による相互診断を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した方式では、ロ
ーカルメモリの容量が各プロセッサによって異なるた
め、最も容量の大きいローカルメモリの診断試験の時間
を基準として取り、その時間経過後にプロセッサ間の相
互診断試験を実行していた。したがって、新たに従来よ
りも容量の大きなローカルメモリを持つプロセッサを接
続する場合に、そのローカルメモリの診断が終了してい
ない時点で相互診断試験が開始されてしまい、そのプロ
セッサが他のプロセッサからの通信に規定の時間内で答
えられず、相互診断試験でエラーが検出されてしまうと
いう欠点がある。
ーカルメモリの容量が各プロセッサによって異なるた
め、最も容量の大きいローカルメモリの診断試験の時間
を基準として取り、その時間経過後にプロセッサ間の相
互診断試験を実行していた。したがって、新たに従来よ
りも容量の大きなローカルメモリを持つプロセッサを接
続する場合に、そのローカルメモリの診断が終了してい
ない時点で相互診断試験が開始されてしまい、そのプロ
セッサが他のプロセッサからの通信に規定の時間内で答
えられず、相互診断試験でエラーが検出されてしまうと
いう欠点がある。
【0004】本発明のローカルメモリの診断方式は、各
々がローカルメモリを有する複数のプロセッサと、主記
憶とを有するマルチプロセッサにおいて、前記複数のプ
ロセッサの各々は、初期診断対象となるローカルメモリ
の容量値を入れておくレジスタと、ローカルメモリの1
つのアドレスへの書き込みあるいは読み出しが終わるご
とにカウントされるカウンタと、前記レジスタの内容と
前記カウンタの内容を比較する比較器とを含み、前記比
較器が一致を検出したプロセッサにおいてローカルメモ
リの初期診断試験を中断して他のプロセッサに対して通
信を発行して所定時間内にその応答が来たことを確認し
た後に、前記ローカルメモリの初期診断試験を再開する
ように構成される。
々がローカルメモリを有する複数のプロセッサと、主記
憶とを有するマルチプロセッサにおいて、前記複数のプ
ロセッサの各々は、初期診断対象となるローカルメモリ
の容量値を入れておくレジスタと、ローカルメモリの1
つのアドレスへの書き込みあるいは読み出しが終わるご
とにカウントされるカウンタと、前記レジスタの内容と
前記カウンタの内容を比較する比較器とを含み、前記比
較器が一致を検出したプロセッサにおいてローカルメモ
リの初期診断試験を中断して他のプロセッサに対して通
信を発行して所定時間内にその応答が来たことを確認し
た後に、前記ローカルメモリの初期診断試験を再開する
ように構成される。
【0005】
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照しながら説明
する。
する。
【0007】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。同図において命令実行部1はローカルメモリ2とキ
ャッシュ3に対してアドレスパス4を介してアドレスを
出力する。この時、リクエストはローカルメモリ2かキ
ャッシュ3のいずれかに対して発行される。リードリク
エストであれば、データパス5を介してデータがローカ
ルメモリ2あるいはキャッシュ3のいずれかから命令実
行部1に転送される。また、ライトリクエストであれ
ば、命令実行部1からローカルメモリ2あるいはキャッ
シュ3に対してデータが転送される。また、キャッシュ
3は主記憶6とインタフェースを持ち、主記憶6のデー
タの一部を貯える。
る。同図において命令実行部1はローカルメモリ2とキ
ャッシュ3に対してアドレスパス4を介してアドレスを
出力する。この時、リクエストはローカルメモリ2かキ
ャッシュ3のいずれかに対して発行される。リードリク
エストであれば、データパス5を介してデータがローカ
ルメモリ2あるいはキャッシュ3のいずれかから命令実
行部1に転送される。また、ライトリクエストであれ
ば、命令実行部1からローカルメモリ2あるいはキャッ
シュ3に対してデータが転送される。また、キャッシュ
3は主記憶6とインタフェースを持ち、主記憶6のデー
タの一部を貯える。
【0008】図2は上記の命令実行部1の一部を表すブ
ロック図である。同図においてカウンタ7は、制御部8
からの指示によりローカルメモリからのリードあるいは
ローカルメモリへのライトが終了するとカウントアップ
される。また、レジスタ9は、ローカルメモリの初期診
断を実施する上限アドレスを格納する。
ロック図である。同図においてカウンタ7は、制御部8
からの指示によりローカルメモリからのリードあるいは
ローカルメモリへのライトが終了するとカウントアップ
される。また、レジスタ9は、ローカルメモリの初期診
断を実施する上限アドレスを格納する。
【0009】ローカルメモリの診断試験時には、まず、
レジスタ9に前記最大アドレスを書き込んでおき、カウ
ンタ7に診断試験を始める開始アドレスを設定し、その
開始アドレスからローカルメモリにデータをライトし、
アドレスと共にカウンタをカウントアップしてゆく。こ
のカウンタ7の値とレジスタ9の値を毎回比較器10に
より比較し、同一の値になるまで、ローカルメモリへの
データライトを行う。
レジスタ9に前記最大アドレスを書き込んでおき、カウ
ンタ7に診断試験を始める開始アドレスを設定し、その
開始アドレスからローカルメモリにデータをライトし、
アドレスと共にカウンタをカウントアップしてゆく。こ
のカウンタ7の値とレジスタ9の値を毎回比較器10に
より比較し、同一の値になるまで、ローカルメモリへの
データライトを行う。
【0010】次にライトの時と同様にレジスタ9へ上限
アドレスを書き込み、カウンタ7に開始アドレスを設定
し、その開始アドレスよりローカルメモリからのデータ
リードを行う。カウンタ7はリードする毎にアドレスと
ともにカウントアップしてゆく。このカウンタ7の値と
レジスタ9の値を毎回比較器10により比較し、同一の
値になるまでローカルメモリからのデータリードを行
う。この時、毎回、各アドレス毎にライトした時のデー
タとリードしたデータが一致しているかどうか調べる。
不一致であればエラーとし、診断試験を中断する。この
ようにして、全てのプロセッサのローカルメモリの診断
試験をある容量分だけ、まず実施する。
アドレスを書き込み、カウンタ7に開始アドレスを設定
し、その開始アドレスよりローカルメモリからのデータ
リードを行う。カウンタ7はリードする毎にアドレスと
ともにカウントアップしてゆく。このカウンタ7の値と
レジスタ9の値を毎回比較器10により比較し、同一の
値になるまでローカルメモリからのデータリードを行
う。この時、毎回、各アドレス毎にライトした時のデー
タとリードしたデータが一致しているかどうか調べる。
不一致であればエラーとし、診断試験を中断する。この
ようにして、全てのプロセッサのローカルメモリの診断
試験をある容量分だけ、まず実施する。
【0011】次に、複数のプロセッサ間の相互診断を行
う。相互診断においては、あるプロセッサAから他のプ
ロセッサBに対して通信を発行し、受け取ったプロセッ
サBは受け取ったことを示すデータを主記憶の定められ
た領域に格納する。その後、通信先のプロセッサAに対
して通信を発行する。プロセッサAは定められた時間以
内にプロセッサBから通信が来るかどうか時間監視を行
い、定められた時間以内に通信が来ないとエラーとす
る。また、プロセッサBからの通信を受け取ると前記主
記憶の定められた領域を調べ、プロセッサAからプロセ
ッサBが通信を受け取ったことを確認する。
う。相互診断においては、あるプロセッサAから他のプ
ロセッサBに対して通信を発行し、受け取ったプロセッ
サBは受け取ったことを示すデータを主記憶の定められ
た領域に格納する。その後、通信先のプロセッサAに対
して通信を発行する。プロセッサAは定められた時間以
内にプロセッサBから通信が来るかどうか時間監視を行
い、定められた時間以内に通信が来ないとエラーとす
る。また、プロセッサBからの通信を受け取ると前記主
記憶の定められた領域を調べ、プロセッサAからプロセ
ッサBが通信を受け取ったことを確認する。
【0012】各プロセッサは相互診断が終了すると、ま
だローカルメモリに診断試験していない部分があれば、
その部分の診断試験を実施する。
だローカルメモリに診断試験していない部分があれば、
その部分の診断試験を実施する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ローカル
メモリの診断試験を分割して行うことにより、プロセッ
サ間の相互診断試験において各プロセッサがローカルメ
モリの診断試験中であるために他のプロセッサからの通
信に応答できずにエラーとなることを防ぐことができ
る。特に、後から従来よりも容量の大きいローカルメモ
リを持つプロセッサを追加する場合にこの効果が大き
い。
メモリの診断試験を分割して行うことにより、プロセッ
サ間の相互診断試験において各プロセッサがローカルメ
モリの診断試験中であるために他のプロセッサからの通
信に応答できずにエラーとなることを防ぐことができ
る。特に、後から従来よりも容量の大きいローカルメモ
リを持つプロセッサを追加する場合にこの効果が大き
い。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】命令実行部の一部を示すブロック図。
1 命令実行部 2 ローカルメモリ 3 キャッシュ 6 主記憶 7 カウンタ 8 制御部 9 レジスタ 10 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−128345(JP,A) 特開 平2−311950(JP,A) 特開 昭56−130900(JP,A) 特開 昭55−127652(JP,A) 特開 昭60−116066(JP,A) 特開 昭62−191938(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00,15/177
Claims (1)
- 【請求項1】 各々がローカルメモリを有する複数のプ
ロセッサと、主記憶とを有するマルチプロセッサにおい
て、 前記複数のプロセッサの各々は、 初期診断対象となるローカルメモリの容量値を入れてお
くレジスタと、 ローカルメモリの1つのアドレスへの書き込みあるいは
読み出しが終わるごとにカウントされるカウンタと、 前記レジスタの内容と前記カウンタの内容を比較する比
較器とを含み、 前記比較器が一致を検出したプロセッサにおいてローカ
ルメモリの初期診断試験を中断して他のプロセッサに対
して通信を発行して所定時間内にその応答が来たことを
確認した後に、前記ローカルメモリの初期診断試験を再
開することを特徴とするローカルメモリの診断方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02200291A JP3190694B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ローカルメモリの診断方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02200291A JP3190694B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ローカルメモリの診断方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260147A JPH04260147A (ja) | 1992-09-16 |
JP3190694B2 true JP3190694B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=12070803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02200291A Expired - Fee Related JP3190694B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ローカルメモリの診断方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3190694B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56130900A (en) * | 1980-03-19 | 1981-10-14 | Hitachi Ltd | Error corrector |
JPS62128345A (ja) * | 1985-11-30 | 1987-06-10 | Toshiba Corp | デ−タ処理装置 |
JP2794041B2 (ja) * | 1989-05-29 | 1998-09-03 | 富士電機株式会社 | マルチプロセッサシステムの自己診断方法 |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP02200291A patent/JP3190694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04260147A (ja) | 1992-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990119 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |