JP3190629B2 - アミノシロキサン、その製造方法、該アミノシロキサンを使用して表面を処理する方法及びアミノシロキサンを含有する組成物 - Google Patents

アミノシロキサン、その製造方法、該アミノシロキサンを使用して表面を処理する方法及びアミノシロキサンを含有する組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノ基を有しか
つ室温で固体のオルガノポリシロキサン、該オルガノポ
リシロキサンを含有する組成物、その製造方法及び表面
を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】清浄組成物、例えば窓ガラスを洗浄する
溶液、自動車用艶出剤、ガラスセラミック維持剤(Gl
askeramikpflegemittel)、金属
−及びテキスタイル洗浄剤中でオルガノポリシロキサン
を使用することは公知である。刊行物の英国特許第11
72479号明細書、米国特許第3681122号及び
同第4124523号明細書には、大体において、オル
ガノポリシロキサン、第3〜5主族のアルカリ金属塩、
研磨剤及び水から成り、場合により増粘剤及び非イオン
界面活性剤を含有する清浄剤が記載されている。これら
の配合物は原則として表面を清浄にするために適してい
るが、保護し、維持しかつ疎水化する効果は全く不十分
である。ヨーロッパ特許出願公開第0548789号明
細書には、大体おいて有機溶剤を含有せずかつ室温で固
体のオルガノポリシロキサンの使用下に製造される硬質
表面の維持剤(Pflegemittel)が記載され
ている。維持剤は高い耐候性及び耐洗浄性によって優れ
ているが、不十分な彩度(Farbsaettigun
g)及び光沢深さを有する。米国特許第4699988
号明細書には、アミン官能基を有するワックス状のシラ
ン及びシロキサンが記載されている。長鎖アルキル基は
Si−O−C−結合を介してシロキサンに結合されてお
り、この結合は当業者に周知のように特に7のpH値か
ら逸脱すると加水分解に対して不安定であるが、これは
望ましくない。
【0003】ドイツ国特許出願公開第3321289号
明細書には、液状のアミノ官能性オルガノポリシロキサ
ン、環状ジメチルポリシロキサン、ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン−ブロックコポリマー、磨き粉、界
面活性剤及び水から成る、ガラスセラミック表面を清浄
するための油中水型エマルションが記載されている。こ
の配合物の清浄効果はなるほど同様に存在するが、保護
皮膜形成剤として含有された液状のアミノ官能性オルガ
ノポリシロキサンの保護効果、特に多量の糖を含有する
食物残渣の焦げ付きに対する保護効果は不十分である。
【0004】ドイツ国特許明細書第2952756号明
細書には、金属酸化物及び/又はアミノ基を含有するポ
リシロキサン、クレンザー及び洗剤及び追加的界面活性
剤を含有する組成物が記載されている。当該維持剤は清
浄しかつ状態調節する効果は有するが、連続的な粘度の
増大による小さい貯蔵安定性、不良な磨き能力及び多量
の糖を含有する焦げ付いた食物に対する不十分な保護効
果を示す。ドイツ国特許出願公開第3327926号明
細書には、液状アミノ官能性ポリジメチルシロキサン、
乳化剤、酸性成分、溶剤、研磨剤、保護被膜改良剤及び
水から成るエマルション配合物が記載されている。当該
維持剤は清浄しかつ状態調節する効果を有するが、ドイ
ツ国特許明細書第2952756号明細書について記載
したような同じ欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の技術水
準の欠点を克服し、特に極めて良好な長期間安定の保護
及び維持効果、極めて良好な長期間安定の疎水化及び同
時に優れた彩度及び光沢深さを示すオルガノポリシロキ
サンを基剤とする組成物を提供するという課題が生じ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、次ぎに記載
する本発明によって解決された。
【0007】本発明の対象は、温度変化に基づいてその
凝集状態を可逆的に変化することができる、アミノ基を
有しかつ室温で固体のオルガノポリシロキサンである。
【0008】凝集状態の可逆的変化は、本発明の場合固
体の凝集状態が液体の凝集状態に可逆的に変化しかつ逆
もまた同じであることを意味する。
【0009】室温とは以下には20℃の温度を意味する
ものとする。
【0010】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンは、一般式I: R SiO(4−a−b−c)/2 (I) で示されるシロキサン単位を有するようなものであり、
前記式中Rは、同じか又は異なっていてもよくかつ好
ましくは1〜12個の炭素原子を有する1価の未置換又
はフッ素−、塩素−又は臭素−置換炭化水素基、好まし
くは1〜12個の炭素原子を有するアルコキシ基、ヒド
ロキシ基又はハロゲン基を表し、Rは、同じか又は異
なっていてもよくかつ好ましくは1〜40個の炭素原子
を有する、好ましくは1価の未置換炭化水素基を表し、
は、同じか又は異なっていてもよくかつ好ましくは
アミノ基を有する炭化水素基を表し、aは0、1、2又
は3であり、bは0、1又は2であり、cは0、1又は
2であり、ただし、a+b+cの合計は3より小さいか
又は3に等しくかつ全分子中に、アミノ基を有する炭化
素基を有する少なくとも1個の単位が存在することを
条件とする。
【0011】好ましいのは、式II: R1 dR2 eR3 fSiO(SiR1R2O)x[(SiR1R3O)r(SiR1 2O)s]ySiR1 dR2 eR3 f (II) 又は式III: [(SiRO)](III) を有する線状又は環状オルガノポリシロキサン又はそれ
らの任意の混合物であり、前記式中R、R及びR
は前記のものを表し、Rは、同じか又は異なっていて
もよくかつR、R又はRを表し、dは1、2又は
3であり、eは0、1又は2であり、fは0、1又は2
であり、rは0〜150の値、好ましくは0〜100の
値、特に好ましくは0〜50の値の整数であり、sは0
〜200の値、好ましくは0〜150の値、特に好まし
くは0〜100の値の整数であり、xは0〜300の
値、好ましくは0〜200の値、特に好ましくは0〜1
00の値の整数であり、yは0〜200の値、好ましく
は0〜150の値、特に好ましくは0〜100の値の整
数でありかつx+yの合計は0〜500、好ましくは3
50、特に好ましくは200であり、この際(SiR
O)及び(SiR1 2O)単位は任意の順序で存
在していてもよく、zは、3〜30、好ましくは3〜2
0、特に好ましくは3〜12の値の整数であり、ただし
好ましくは、式II中の少なくとも1個のRは少なく
とも14個の炭素原子を有する炭化水素基を表しかつ式
II中に少なくとも1個のRが存在することを条件と
し、かつ好ましくは、式III中の少なくともR基は
同時にあるときはRを表し、あるときはRを表すこ
とを条件とする。
【0012】R基は、好ましくはC〜C12−炭化水
素基、C〜C12−アルコキシ基、ハロゲン基及びヒド
ロキシ基である。
【0013】R基の例は、好ましくはアルキル基、例
えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロ
ピル−、n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル
−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチ
ル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシ
ル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル
基、例えばn−オクチル基及びイソ−オクチル基、例え
ば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例え
ばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデ
シル基、例えばn−ドデシル基;アルケニル基、例えば
ビニル−及びアリル基;シクロアルキル基、例えばシク
ロペンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル基及
びメチルシクロヘキシル基;アリール基、例えばフェニ
ル−及びナフチル基;アルカリール基、o−、m−、p
−トルイル基、キシリル基及びエチルフェニル基;アラ
ルキル基、例えばベンジル基、α−及びβ−フェニルエ
チル基;及びハロゲン基、例えば塩素−、フッ素−、臭
素−及びヨウ素基である。
【0014】アルコキシ基Rは、酸素原子を介して結
合された、前記のアルキル基である。アルキル基の例は
アルコキシ基についても十分あてはまる。
【0015】Rは、特に好ましくはメチル基、メトキ
シ基、塩素基及びヒドロキシ基である。
【0016】R基は、好ましくは炭素原子14〜40
個を有する炭化水素基、特に炭素原子14〜32個を有
する炭化水素基であり、n−オクタデシル基が有利であ
る。
【0017】R基の例は、アルキル基、例えば−(C
2)13CH3,−(CH2)14CH3,−(CH2)15CH3
−(CH2)16CH3,−(CH2)17CH3,−(CH2)18
3,−(CH2)19CH3,−(CH2)20CH3,−(CH2)
21CH3,−(CH2)22CH3,−(CH2)23CH3,−(C
2)24CH3,−(CH2)25CH3,−(CH2)26CH3
−(CH2)27CH3,−(CH2)28CH3,−(CH2)29
3,−(CH2)30CH3,−(CH2)31CH3,−(CH2)
32CH3,及びそれらの異性体基である。
【0018】R基は、好ましくは式IV: −R−[(NR)−RNR (IV) 示される基であり、前記式中Rは、好ましくは2価の
〜C18−炭化水素基を表し、Rは、好ましくは水
素原子又は未置換の又はフッ素−、塩素−又は臭素置換
〜C10−アルキル基を表し、Rは、2価のC
18−炭化水素基を表し、Rは、好ましくは水素原子
又は未置換の又はフッ素−、塩素−又は臭素置換C
10−アルキル基を表し、Rは、好ましくは水素原子
又は未置換の又はフッ素−、塩素−又は臭素置換C
10−アルキル基を表し、tは、好ましくは0〜6の値
の整数を表す。
【0019】2価のC〜C18−炭化水素基及びR
の例は、メチレン−、エチレン−、n−プロピレン
−、イソ−プロピレン−、n−ブチレン−、イソ−ブチ
レン−、t−ブチレン−、n−ペンチレン−、イソ−ペ
ンチレン−、ネオ−ペンチレン−、t−ペンチレン基、
ヘキシレン基、例えばn−ヘキシレン基、ヘプチレン
基、例えばn−ヘプチレン基、オクチレン基、例えばn
−オクチレン基及びイソ−オクチレン基、例えば2,
2,4−トリメチルペンチレン基、ノニレン基、例えば
n−ノニレン基、デシレン基、例えばn−デシレン基、
ドデシレン基、例えばn−ドデシレン基;オクタデシレ
ン基、例えばn−オクタデシレンン基である。
【0020】C〜C10−アルキル基R,R及びR
の例は、Rで挙げたC10までの炭化水素基である。
【0021】Rは、特に好ましくは一般式V: −R10−[(NR11)−R12NR1314 (V) で示される基であり、前記式中R10は、好ましくは2価
のC〜C12−炭化水素基を表し、R11は、好ましくは
水素原子又はC〜C10−アルキル基であり、R12は、
好ましくは2価のC−C12−炭化水素基を表し、R13
は、好ましくは水素原子又はC〜C10−アルキル基を
表し、R14は、好ましくは水素原子又はC〜C10−ア
ルキル基を表し、uは、0〜3の値の整数を表す。
【0022】2価のC〜C12−炭化水素基10及びR
12の例は、R及びRで挙げたC12までの炭化水素基
である。
【0023】C〜C10−アルキル基R11、R13及びR
14の例は、Rで挙げたC10までの炭化水素基である。
【0024】R基の例は、好ましくは次ぎのものであ
る:-CH2-CH2-CH2-NH2, -CH2-CH2-CH2-NH(CH3), -CH2
-CH2-CH2-N(CH3)2,-CH2-CH2-CH2-NH-CH2-CH2-NH2, -CH
2-CH2-CH2-NH-CH2-CH2-NH(CH3),-CH2-CH2-CH2-NH-CH2-C
H2-N(CH3)2, -CH2-CH2-CH2-NH-CH2-CH2-NH(CH2CH3),-C
H2-CH2-CH2-NH-CH2-CH2-N(CH2CH3)2, -CH2-CH2-CH2-NH
(シクロ−C611)。
【0025】前記式中には記載しないけれども、ジオル
ガノシロキサン単位の10モル%までは、他のシロキサ
ン単位、しかし大抵は程度の差こそあれ避け難い不純物
としてのみ存在するシロキサン単位、例えばR1 3SiO
1/2−、R1SiO3/2−、SiO4/2−単位(Rは前記
のものを表す)によって交換されていてもよい。
【0026】式II及びIIIで示される、アミノ基を
有しかつ室温で固体の本発明のオルガノポリシロキサン
は、ワックス様のコンシステンシー及び融点25〜10
0℃を有する。
【0027】本発明の他の対象は、アミノ基を有しかつ
室温で固体のオルガノポリシロキサンの製造方法であ
る。
【0028】アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明の
オルガノポリシロキサンは、好ましくは一般式VI: R Si (VI) で示されるシラン又はケイ素化学で公知の方法により製
造される、式VIのシランのオリゴマー水解物またはそ
れらの任意の混合物を、一般式VII: R Si (VII) で示されるシラン又は一般式VIII: R SiO(4−l−m)/2 (VIII) で示されるシロキサン単位から構成されているシロキサ
ン又はこれらの任意の混合物と反応させることによって
製造され、前記式中R、R及びRは前記のものを
表し、gは1、2、3又は4であり、hは0、1又は2
であり、iは1、2、3又は4であり、kは0、1又は
2であり、lは0、1、2又は3であり、mは0、1又
は2である。
【0029】一般式Iの、アミノ基を有しかつ室温で固
体の本発明のオルガノポリシロキサンは、好ましくは、
一般式VIのシランを、一般式VIIのシラン又はケイ
素化学で公知の方法により一般式VIIのシランから製
造されている水解物、又は一般式VIIIの単位を有す
るシロキサン、又はこれらの任意の混合物と反応させる
ことによって製造される。
【0030】一般式VIIIのシロキサン単位から構成
されているシロキサンは、線状、枝分かれ又は環状であ
ってよい。
【0031】アミノ基を有しかつ室温で固体の、一般式
Iによる本発明のオルガノポリシロキサンは、特に好ま
しくは、ケイ素化学で公知の方法により反応させてオリ
ゴマー水解物を形成している一般式VIのシランを、一
般式VIIのシラン又はケイ素化学で公知の方法により
一般式VIIのシランから製造されている水解物、又は
一般式VIIIの単位を有するシロキサン、又はこれら
の任意の混合物と反応させることによって製造される。
【0032】一般式VIIIのシロキサン単位から構成
されているシロキサンは、線状、枝分かれ又は環状であ
ってよい。
【0033】本発明方法は、溶剤の存在又は不在で行う
ことができる。溶剤を使用する場合には、160℃まで
の沸点又は沸騰範囲(0.1MPa)を有する溶剤が好
ましい。このような溶剤の例は、水;アルコール、例え
ばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ−
プロパノール、n−アミルアルコール、i−アミルアル
コール;エーテル、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル;塩素化炭化水
素、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラ
クロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエ
チレン;炭化水素、例えばペンタン、n−ヘキサン、ヘ
キサン−異性体混合物、ヘプタン、オクタン、ペトロリ
ウムスピリット、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、
キシレン;ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、ジイソプロピルケトン、メチル−イソブチルケトン
(MIBK);エステル、例えば酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、プロピオン酸プロピル、酪酸エチル、イソ酪酸エチ
ル;二硫化炭素及びニトロベンゼン、又はこれらの溶剤
の混合物である。
【0034】溶剤という用語は、すべての反応成分が溶
剤中で溶解しなければならないことを意味するものでは
ない。反応はまた1種以上の反応成分の懸濁液又はエマ
ルション中でも行うことができる。。反応は混和性の差
を有する溶剤混合物中でも行うことができ、この際それ
ぞれの混合相にはその都度少なくとも1つの反応成分が
可溶である。
【0035】上記の方法の場合、縮合−及び平衡化反応
を促進する自体公知の触媒を使用することができる。縮
合−及び平衡化反応を促進する触媒の例は、硫酸、リン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、塩化鉄(II)、
塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素、塩化亜鉛、カオリ
ン、酸性ゼオライト、スルホン化炭素、アルカリ金属水
酸化物、例えば水酸化リチウム、−ナトリウム、−カリ
ウム及び−セシウム、アルカリ金属アルコラート、第四
水酸化アンモニウム、例えばテトラメチルアンモニウム
水酸化物、ベンジルトリメチルアンモニウム水酸化物、
ベンジルトリエチルアンモニウム水酸化物、ベンジルト
リメチルアンモニウムブチレート、β−ヒドロキシエチ
ルトリメチルアンモニウム−2−エチルヘキソエート、
第四ホスホニウム水酸化物、例えばテトラ−n−ブチル
ホスホニウム水酸化物及びトリ−n−ブチル−3−[ト
リス−(トリメチルシロキシ)シリル]−n−プロピル
ホスホニウム水酸化物、アルカリ金属シロキサノレート
及びアンモニウムオルガノシロキサノレート、例えばベ
ンジルトリメチルアンモニウムメチルシロキサノレー
ト、及びリン−窒素−化合物である。
【0036】特に、酸性触媒、すなわち硫酸、トリフル
オロメタンスルホン酸及び塩酸又は塩基性触媒、すなわ
ち水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウム水酸化物
及びベンジルトリメチルアンモニウム水酸化物が好まし
い。
【0037】上記の方法の場合、好ましくは使用される
有機ケイ素化合物の重量に対して2ppm〜1%、特に
10〜1000ppmの触媒を使用する。
【0038】該方法は、好ましくは温度60〜200
℃、特に好ましくは80〜170℃、特に80〜140
℃及び周囲大気の圧力、つまり900〜1100hPa
で行う。
【0039】本発明の他の対象は、アミノ基を有しかつ
室温で固体のオルガノポリシロキサンの第2の製造方法
である。
【0040】またアミノ基を有しかつ室温で固体の本発
明のオルガノポリシロキサンは、ヒドロシリル化反応を
促進する自体公知の触媒、例えば好ましくは白金−又は
ロジウム化合物の存在で、一般式IX: H2C=CR15−R5−[(NR6)−R7tNR89 (IX) で示されるアミノ官能性アルケン、SiHを有するオ
ルガノポリシロキサン: R1 dR2 eHfSiO(SiR1R2O)x[(SiHR1O)r(SiR1 2O)s]ySiR1 dR2 eHfはSiHを有するオルガノシランを付加することによ
って製造することもでき、前記式中R1、R2、R5
6、R7、R8、R9、d、e、f、x、r、s、y、及
びtは前記のものを表し、R15は水素原子又はR1基を
表す。
【0041】触媒としては、好ましくは白金金属及び/
又はそれらの化合物、好ましくは白金及び/又はその化
合物を使用する。この場合、従来はまたSi原子に直接
結合された水素原子を脂肪族不飽和化合物に付加するた
めに使用されたすべての触媒を使用することができる。
このような触媒の例は、微細な金属白金(二酸化ケイ
素、酸化アルミニウム又は活性炭のような支持体上に存
在していてもよい)、白金の化合物又は錯体、例えば白
金ハロゲン化物、例えばPtCl、HPtCl
6HO、NaPtCl・4HO、白金−オレフ
ィン−錯体、白金−アルコール−錯体、白金−アルコラ
ート−錯体、白金−エーテル−錯体、白金−アルデヒド
−錯体、白金−ケトン−錯体、ならびにHPtCl
・6HOとシクロヘキサンとから成る反応生成物、白
金−ビニルシロキサン錯体、特に無機的に結合された検
出可能なハロゲンを含有する又は含有しない白金−ジビ
ニルテトラメチルジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコ
リン)−白金二塩化物、トリメチレンジピリジン白金二
塩化物、ジシクロペンタジエン白金二塩化物、ジメチル
スルホキシドエチレン白金−(II)−二塩化物、四塩
化白金とオレフィン及び第一アミン又は第二アミン又は
第一及び第二アミンとの反応生成物、例えば1−オクテ
ン中に溶解された四塩化白金とs−ブチルアミンとから
成る反応生成物、又はヨーロッパ特許第110370号
明細書によるアンモニウム−白金錯体である。
【0042】白金触媒は、好ましくは0.5〜500重
量ppm(百万重量部当たりの重量部)、特に2〜40
0重量ppm(それぞれ元素の白金として計算しかつ組
成物中に存在するジオルガノポリシロキサンの重量部を
基準とする)の量で使用する。
【0043】アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明の
オルガノポリシロキサンは、また、塩素−又は臭素置換
アルキル基を有するオルガノポリシロキサン又はオルガ
ノシランを一般式X: H[(NR)−RNR (X) で示されるアミンと反応させることによっても製造する
ことができ、この際R、R、R、R及びtは前
記のものを表す。
【0044】本発明の他の対象は、アミノ基を有しかつ
室温で固体のオルガノポリシロキサンを含有する組成物
である。本発明の組成物は、好ましくは式Iの単位から
なる室温で固体のオルガノポリシロキサンの使用下に、
特に好ましくは式II又はIIIの室温で固体のオルガ
ノポリシロキサン又はそれらの混合物から製造される。
【0045】本発明の組成物を製造するためには、アミ
ノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシロキサン
を、本発明による維持剤の全重量を基準にして好ましく
は0.01〜20.0重量%、特に好ましくは0.05
〜10.0重量%の量で使用する。
【0046】本発明の組成物を製造するためには、好ま
しくはアミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシ
ロキサンを、水性エマルションの形で使用する。しかし
また同オルガノポリシロキサンを製造するためには上記
の溶剤を使用してもよい。
【0047】本発明の組成物を製造するために式Iの単
位から成る、アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンを使用する場合には、好ましくは、式I
の単位からなる、アミノ基を有しかつ室温で固体のオル
ガノポリシロキサンを水中で乳化剤で乳化することによ
って、該エマルションを調製する。
【0048】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンの乳化は、エマルションの製造のために
適当な常用の混合機、例えばIKA社製Ultra−T
urrax(登録商標))、T50で行うことができ
る。
【0049】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンの、本発明により使用される水性エマル
ションの製造の場合、乳化剤としては従来公知のすべて
のイオン性及び非イオン性乳化剤又は従来もまたオルガ
ノポリシロキサンの安定な水性エマルションをそれらに
よって製造することができた種々の乳化剤の混合物も使
用することができる。また例えばドイツ国特許第361
3384号明細書又は通し番号USSN 19988を
有する相応の米国特許出願明細書に記載されているよう
な乳化剤も使用することができる。好ましくは非イオン
性及び陽イオン活性乳化剤を使用する。
【0050】陰イオン性乳化剤としては特に以下のもの
が適当である: 1.アルキル硫酸塩、特にC原子8〜18個の鎖長を有
するようなもの、疎水基中にC原子8〜18個を有しか
つエチレンオキシド(EO)−又はプロピレンオキシド
(PO)単位1〜40個を有するアルキル−及びアルカ
リルエーテル硫酸塩。
【0051】2.スルホネート、特にC原子8〜18個
を有するアルキルスルホネート、C原子8〜18個を有
するアルキルアリールスルホネート、タウリド(Tau
ride)、スルホコハク酸と1価アルコール又はC原
子4〜15個を有するアルキルフェノールとのエステル
及び半エステル;場合によりこれらのアルコール又はア
ルキルフェノールはEO単位1〜40個でエトキシル化
されていてもよい。
【0052】3.アルキル−、アリール−、アルカリー
ル−又はアラルキル基中にC原子8〜20個を有するカ
ルボン酸のアルカリ−及びアンモニウム塩。
【0053】4.リン酸部分エステル及びそれらのアル
カリ−及びアンモニウム塩、特に有機基中にC原子8〜
20個を有するアルキル−及びアルカリールリン酸塩、
アルキル−又はアルカリール基中にC原子8〜20個を
有しかつEO−単位1〜40個を有するアルキルエーテ
ル又はアルカリールエーテルリン酸塩。
【0054】非イオン性乳化剤としては特に次ぎのもの
が適当である: 5.なお酢酸ビニル単位5〜50%、好ましくは8〜2
0%を有し、重合度500〜3000を有するポリビニ
ルアルコール。
【0055】6.アルキルポリグリコールエーテル、好
ましくはEO−単位8〜40個及びC原子8〜20個の
アルキル基を有するようなもの。
【0056】7.アルキルアリールポリグリコールエー
テル、好ましくはEO−単位8〜40個を有しかつアル
キル−及びアリール基中にC原子8〜20個を有するよ
うなもの。
【0057】8.エチレンオキシド/プロピレンオキシ
ド(EO/PO)−ブロックコポリマー、好ましくはE
O−及びPO−単位8〜40個を有するようなもの。
【0058】9.C原子8〜22個のアルキル基を有す
るアルキルアミンとエチレンオキシド又はプロピレンオ
キシドとの付加生成物。
【0059】10.C原子6〜24個を有する脂肪酸。
【0060】11.一般式R−O−Zで示されるア
ルキルポリグリコシド。前記式中Rは平均8〜24個
のC原子を有する線状又は枝分かれの、飽和又は不飽和
アルキル基を表し、Zは平均してo=1〜10個のヘ
キソース又はペントース単位又はこれらの混合単位を有
するオリゴグリコシド基を表す。
【0061】12.天然物質及びその誘導体、例えばレ
シチン、ラノリン、サポニン、セルロース;それぞれ4
個までの炭素原子のアルキル基を有するセルロースアル
キルエーテル及びカルボキシアルキルセルロース。
【0062】13.極性基を有する線状オルガノ(ポ
リ)シロキサン、特に24個までのアルコキシ基及び/
又は40個までのEO−及び/又はPO−基を有するよ
うなもの。
【0063】陽イオン性乳化剤としては特に次ぎのもの
が適当である: 14.C原子8〜24個を有する第一、第二及び第三脂
肪アミンと、酢酸、硫酸、塩酸及びリン酸との塩。
【0064】15.第四アルキル−及びアルキルベンゼ
ンアンモニウム塩、特にC原子6〜24個のアルキル基
を有するようなもの、特にハロゲン化物、硫酸塩、リン
酸塩及び酢酸塩。
【0065】16.アルキルピリジニウム−、アルキル
イミダゾリニウム−及びアルキルオキサゾリニウム塩、
特に18個までのC原子のアルキル鎖を有するようなも
の、特にハロゲン化物、硫酸塩、リン酸塩及び酢酸塩。
【0066】両性乳化剤としては特に次ぎのものが適当
である: 17.長鎖置換アミノ酸、例えばN−アルキル−ジ−
(アミノエチル−)グリシン又はN−アルキル−2−ア
ミノプロピオン酸塩。
【0067】18.ベタイン、例えばC〜C18−アシ
ル基を有するN−(3−アシルアミドプロピル))−
N,N−ジメチルアンモニウム塩及びアルキル−イミダ
ゾリウム−ベタイン。
【0068】この場合特に好ましくは、脂肪アルコール
ポリグリコールエーテル、ノニルフェノールポリグリコ
ールエーテル、トリ−n−ブチルフェノールポリグリコ
ールエーテル及び飽和及び不飽和脂肪酸の第四アンモニ
ウム塩を使用する。
【0069】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンの、本発明により使用される水性エマル
ションは、使用される室温で固体のオルガノポリシロキ
サンの全重量に対して好ましくは2〜20重量%、特に
好ましくは3〜10重量%の量の乳化剤を含有する。
【0070】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンの、本発明により使用される水性エマル
ションは、エマルションの全重量に対して好ましくは1
0〜60重量%、特に15〜50重量%の固形分を有す
る。
【0071】溶融のために必要な温度は、使用されるオ
ルガノポリシロキサンに依存し、好ましくは20〜10
0℃、特に好ましくは25〜80℃である。
【0072】溶融物の乳化は、ケイ素化学で常用の方法
により行なう。
【0073】アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンを含有する本発明の組成物は、また有機
溶剤中に溶解されるか又は溶剤を含有していてもよく、
場合により適当な添加物(例は後記される)を加えて維
持剤として使用されうる。有機溶剤は好ましくは石油ベ
ンジン、特に好ましくは芳香族化合物を含まない石油ベ
ンジンである。アミノ基を有する固体のオルガノポリシ
ロキサンを有利には、0.01〜20重量%、好ましく
は0.05〜10重量%、特に好ましくは0.05〜5
重量%含有する溶液が製造される。
【0074】本発明の組成物は、使用目的に応じて添加
物、例えばケイ素を含まないワックス、増粘剤、研磨
剤、防腐剤及び添加剤ならびに場合により他のシリコー
ン又はそれらのエマルションを含有することができる。
【0075】ケイ素を含まないロウの例は、植物起源の
天然ロウ、例えばカルナバロウ及びカンデリラロウ、モ
ンタン酸−及びモンタンエステルロウ、部分酸化合成パ
ラフイン、ポリエチレンロウ、ポリビニルエーテルロウ
及び金属石鹸を含むロウであり、好ましいのはカルナバ
ロウ、パラフィンロウ及びポリエチレンロウであり、特
に好ましくはパラフィンロウである。
【0076】本発明の組成物を製造するためにロウを使
用する場合には、ロウは好ましくは組成物の全重量に対
して好ましくは0.01〜10.0重量%、特に好まし
くは0.01〜5.0重量%の量で使用する。
【0077】増粘剤の例は、ホモ多糖、ヘテロ多糖、ポ
リアクリレート、カルボキシ−及びヒドロキシメチルセ
ルロースであり、好ましくは多糖及びポリアクリレート
であり、特にポリアクリレートが好ましい。
【0078】本発明の組成物を製造するために増粘剤を
使用する場合には、増粘剤を、組成物の全重量に対して
好ましくは0.05〜5重量%、特に好ましくは0.1
〜3重量%の量で使用する。
【0079】研磨剤の例は、磨きアルミナ、いわゆる珪
質白亜、熱分解法シリカ及び天然珪藻土、例えばHof
fmann Mineral社製のSillitin
N85であり、特に珪質白亜及び磨きアルミナが好まし
い。
【0080】本発明の組成物を製造するために研磨剤を
使用する場合には、研磨剤を、組成物の全重量に対して
好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは1〜10重
量%の量で使用する。
【0081】防腐剤の例は、ホルムアルデヒド、パラベ
ン(Parabene)、ベンジルアルコール、サリチ
ル酸及びその塩、安息香酸及びその塩ならびにイソチア
ゾリノンンであり、好ましくはホルムアルデヒド及びイ
ソチアゾリノンであり、特にホルムアルデヒドが好まし
い。
【0082】本発明の組成物を製造するために防腐剤を
使用する場合には、防腐剤を、組成物の全重量に対して
好ましくは0.01〜0.30重量%、特に好ましくは
0.05〜0.10重量%の量で使用する。
【0083】添加剤の例は香料及び着色剤である。本発
明の組成物を製造するために添加剤を使用する場合に
は、組成物の全重量に対して好ましくは0.01〜1重
量%、特に好ましくは0.05〜1重量%の量で使用す
る。
【0084】本発明の水性又は溶剤を含有する組成物の
可能な成分として上に挙げた物質群のそれぞれから、そ
の都度一成分としてこの群の1種の物質又はこれらの物
質の少なくとも2種類から成る混合物を使用することが
できる。
【0085】本発明の組成物は、好ましくは組成物の全
重量に対して70〜99.9重量%、特に好ましくは8
0〜99.5重量%の量で水を含有しており、これは好
ましくは脱イオン水である。
【0086】本発明の組成物の個々の成分は任意の方法
で相互に混合してもよい。すなわち例えば該乳化工程前
に室温で固体のオルガノポリシロキサンに混和すること
ができる。しかしまた該添加物を室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンの完成エマルション、場合により室温で
液体のオルガノポリシロキサンの完成エマルションと混
合してもよく、これが有利である。
【0087】本発明の組成物を製造するために使用する
ことができる成分の乳化又は混合は、好ましくは温度2
0〜70℃及び周囲大気の圧力、つまり900〜110
0hPaで行なう。しかしまたより高い又はより低い温
度及びより高い又はより低い圧力を適用してもよい。乳
化工程は、エマルションの製造のために適当な常用の混
合機、例えばProf.P Willemsによる高速
ステーター・ローター−撹拌装置(例えば登録商標Ul
tra−Turraxとして公知である)で行なうこと
ができる。
【0088】本発明の組成物は室温で流動性〜クリーム
ペースト状又はワックス状のコンシステンシーを有す
る。
【0089】本発明の組成物は、室温での適当な貯蔵の
場合少なくとも2年の良好なエマルション安定性を有す
る。
【0090】本発明の他の対象は、硬質及び軟質ならび
に密閉及び多孔表面を保護し、維持しかつ疎水化する処
理の方法であり、この場合本発明の組成物を硬質及び軟
質ならびに密閉及び多孔表面上に塗布する。
【0091】本発明方法の場合、本発明の組成物は吹付
け、浸漬によって又は補助材料、例えば詰綿、テキスタ
イル、スポンジ、ローラー、シリンダー及びブラッシを
用いて塗布しかつこすりこむ。本発明の組成物は容易に
塗布されかつ良好にすりこまれうるという利点を有す
る。
【0092】有利に処理しうる硬質及び軟質ならびに密
閉及び多孔表面は、特に金属表面、塗装表面、プラスチ
ック表面、セラミックガラス表面、木材表面、ラミネー
ト表面、石−、皮−、コルク−及び織物表面である。本
発明の組成物は、特にカーボデー、セラミックガラス製
調理部分、あらゆる種類のフローリング、木製物品及び
木製家具、石ならびに皮、コルク又はテキスタイルから
なる物品を保護し、維持しかつ永久的に疎水化する処理
のために適している。本発明の組成物はまた、前記の用
途の他に消泡剤、テキスタイル仕上げ剤として又は化粧
品中のコンディショニング剤として使用することもでき
る。
【0093】本発明の組成物の利点は、該組成物を用い
ると優秀な長期持続性の耐候性及び洗浄安定性が得られ
ることである。この効果を達成するためには、本発明の
組成物のすでに低い使用量で十分である。
【0094】本発明の組成物の他の利点は、含有され
た、アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシロ
キサンが加水分解安定性であることであり、この理由は
長鎖アルキル基及びアミノ基がSi−C−結合を介して
シロキサンに結合されているからである。さらに本発明
の組成物は、可燃性でない(水性基剤の場合には)とい
う利点も有する。
【0095】本発明の組成物は、容易に適用可能であり
かつ同組成物で処理された表面に極めて高い色の深み及
び彩度ならびに極めて高い光沢を与える。
【0096】次ぎに記載した例中、すべての部及びパー
セントの数値は、他に断りが無い限り、重量部及び重量
%である。またすべての粘度の数値は25℃の温度のも
のである。次ぎの実施例は、他に断りが無い限り、周囲
大気の圧力、つまり約1000hPa及び室温、つまり
例えば20℃又は室温で反応体を一緒に加える際に付加
的な加熱又は冷却なしに生じる温度で行なった。
【0097】接触角の測定は次ぎのように行なった:
0.01mlの容積を有する水滴を15mmの高さから
被検表面上に施して、ゴニオーメーター(米国ニュージ
ャージー州在Rame−Hart社製の100−10
型)で接触角を測定する。測定は4回繰返し、5つの測
定値から平均値を作る。次ぎに本発明の組成物で処理し
なかった支持体上での接触角の測定をブランクとして表
す。
【0098】
【実施例】I.アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明
のオルガノポリシロキサンの製造例 例I.A ベンジン(沸点80〜110℃)100ml中のオクタ
デシルメチルジクロロシラン92g(0.250モル)
の溶液を、水中の12%水酸化ナトリウム溶液200g
に2時間の間に滴加する。次ぎに室温で30分撹拌し、
次いで濃酢酸14mlで中和する。水相を分離した後、
有機相を炭酸カリウム10gにより脱水し、濾過し、1
ミリバールの真空で室温から130℃に徐々に温度を高
めつつ揮発成分を除去する。融点41.5℃の白色シリ
コーンワックスが得られる(中間生成物A)。
【0099】例I.B OHを末端基とするポリオクタデシルメチルシロキサン
(中間生成物A)45g(Si−オクタデシル0.14
0モル)、3−(2−アミノエチルアミノ)プロピルジ
メトキシメチルシラン5g(0.024モル)及び水中
の20%水酸化カリウム溶液0.20gから成る混合物
を110℃に徐々に加熱する。揮発性成分を除去するた
めに1時間後にさらに100ミリバールの真空をかけ、
この条件下で2時間撹拌する。70℃に冷却し、標準圧
力で中和のためにトルエン中の10%酢酸0.30gを
加える。次ぎに1ミリバールの真空で1時間十分に加熱
し、次いで熱時に濾過する。融点45.5℃及びアミン
価0.90mequiv/gを有する淡い帯黄色のアミ
ノ官能性シリコーンワクッスが得られる。
【0100】例I.C オクタデシルメチルジメトキシシラン35.9g(0.
10モル)、水4.5g、10%塩酸溶液0.20g及
びトルエン12gから成る混合物を、徐々に80℃に加
熱し、この温度で2時間加熱する。次ぎに先ず水中の2
0%水酸化カリウム溶液0.30gを加え、最後に3−
(2−アミノエチルアミノ)プロピルジメトキシメチル
シラン4.2g(0.02モル)を15分間滴加する。
次ぎに120℃の温度まで揮発成分を反応混合物から留
去することを始める。次ぎにトルエン中の10%酢酸
0.6gを加えることによって水酸化カリウムを失活さ
せる。次ぎに反応混合物を約1ミリバールの真空でかつ
温度130℃で1時間加熱し、次いで濾過する。融点4
1.0℃及びアミン価1.17mequiv/gを有す
る淡い帯黄色のアミノ官能性シリコーンワックスが得ら
れる。
【0101】例I.D OHを末端基とするポリオクタデシルメチルシロキサン
(中間生成物A)31.3g (Si−オクタデシル
0.10モル)、OHを末端基とするポリメチル−3−
(2−アミノエチルアミノ)プロピルシロキサン3.2
g(Si−3(2−アミノエチルアミノ)プロピル)
0.02モル)、水中の20%水酸化カリウム溶液0.
11g及びトルエン40gから成る混合物を、水分離器
を有する装置で還流下に加熱沸騰させる。3時間後にト
ルエンを留去しかつ濃酢酸0.03gを加えて水酸化カ
リウムを中和する。次ぎに反応溶液を温度140℃及び
1ミリバールの真空で1時間十分に加熱し、熱時に濾過
する。
【0102】融点39.3℃及びアミン価1.16me
quiv/gを有する白色のアミノ官能性シリコーンワ
ックスが得られる。
【0103】例I.E OHを末端基とするポリオクタデシルメチルシロキサン
(中間生成物A)45.0g (Si−オクタデシル
0.14モル)、3−(3−ジメチルアミノプロピルア
ミノ)−プロピルジメトキシメチルシラン6.0g
(0.024モル)及び水中の20%水酸化カリウム溶
液0.20gから成る混合物を徐々に110℃に加熱す
る。揮発成分を除去するために1時間後にさらに100
ミリバールの真空をかけ、このような条件下で2時間撹
拌する。次ぎに70℃に冷却し、標準圧力で中和のため
にトルエン中の10%酢酸0.53gを加える。次ぎに
1ミリバールの真空で1時間十分に加熱し、次いで熱時
に濾過する。融点41.1℃及びアミン価0.91me
quiv/gを有する白色のシリコーンワックスが得ら
れる。
【0104】例I.F OHを末端基とするポリオクタデシルメチルシロキサン
(中間生成物A)45.0g (Si−オクタデシル
0.14モル)、3−(2−ジメチルアミノエチルアミ
ノ)−プロピルジメトキシメチルシランン5.4g
(0.021モル)及び水中の20%水酸化カリウム溶
液0.20gから成る混合物を徐々に110℃に加熱す
る。揮発成分を除去するために1時間後にさらに100
ミリバールの真空をかけ、こような条件下でさらに2時
間撹拌する。次ぎに70℃に冷却し、標準圧力で中和の
ためにトルエン中の10%酢酸0.53gを加える。次
ぎに1ミリバールの真空で1時間十分に加熱し、次いで
熱時に濾過する。融点41.2℃及びアミン価0.83
mequiv/gを有する白色のシリコーンワックスが
得られる。
【0105】例I.G OHを末端基とするポリオクタデシルメチルシロキサン
31.3g(Si−オクタデシル0.10モル)、OH
を末端基とするポリメチル−3−シクロヘキシルアミノ
プロピルシロキサン4.0g(Si−シクロヘキシルア
ミノプロピル0.02モル)、水中の20%水酸化カリ
ウム溶液0.11g及びトルエン40gから成る混合物
を水分離器を有する装置で還流下に加熱沸騰させる。3
時間後にトルエンを留去し、濃酢酸0.03gを加えて
水酸化カリウムを中和する。次ぎに反応溶液を140℃
の温度及び1ミリバールの真空で加熱し、熱時に濾過す
る。融点39.1℃、アミン価0.57mequiv/
gを有する白色のアミノ官能性シリコーンワックスが得
られる。
【0106】II.他の製造例及び表面用維持剤として
の使用例 アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシロキサ
ンの利点を示すために、アミノ基を有しないか又はアミ
ノ基の種々の含分を有する室温で固体のオルガノポリシ
ロキサンの5種類を製造し、それらを用いて使用試験を
行った。5種類のオルガノポリシロキサンは、下の使用
例ではワックスA〜Eと称する。
【0107】比較例II.A オクタデシルメチルジメトキシシラン892.5g
(2.5モル)、水180.0g、トルエン321.7
gを、18%水性HCl溶液2.8gを一緒に入れ、連
続的に撹拌しながら90℃に加熱し、生じたメタノール
をこの温度で5時間留去し、60℃に冷却し、20%水
性KOH溶液4.2gを加え、連続的撹拌及び同時の蒸
留下に140℃に加熱し、140℃で1時間保ち、熱時
に濾過する。融点48.1℃の白色の固体シリコーンワ
ックス(ワックスA)が得られる。
【0108】例II.B 例II.AからのワックスA195.6g(Si−オク
タデシル0.63モル)を、3−(2−アミノエチルア
ミノ)プロピルジメトキシメチルシランン4.1g
(0.02モル)及び20%KOH溶液0.8gと一緒
に供給し、連続的撹拌下に110℃に加熱し、この温度
で3時間保つ。60℃に冷却した後、99.8%酢酸
0.2gを加え、生成物を140℃まで10ミリバール
の真空下で留出させる。再び100℃に冷却した後生成
物を濾過する。融点43.5℃及びアミン価0.23m
equiv/gを有する帯黄色の固体のアミノ官能性シ
リコーンワックス(ワックスB)が得られる。
【0109】例II.C 例II.AからのワックスA186.3g(Si−オク
タデシル0.60モル)を、3−(2−アミノエチルア
ミノ)プロピルジメトキシメチルシラン12.4g
(0.06モル)及び20%KOH溶液0.8gを供給
し、連続的撹拌下に110℃に加熱し、この温度で3時
間保つ。60℃に冷却した後、99.8%酢酸0.2g
を加え、生成物を10ミリバールの真空下で140℃ま
で留出させる。再び100℃に冷却した後、生成物を濾
過する。融点44.5℃及びアミン価0.58mequ
iv/gを有する固体の帯黄色のアミノ官能性シリコー
ンワックスが得られる(ワックスC)。
【0110】例II.D 例II.AからのワックスA180.1g(Si−オク
タデシル0.58モル)を、3−(2−アミノエチルア
ミノ)プロピルジメトキシメチルシラン20.6g
(0.1モル))及び20%KOH溶液0.8gと一緒
に供給し、連続的撹拌下に110℃に加熱し、この温度
で3時間保つ。60℃に冷却した後、99.8%酢酸
0.2g加え、生成物を10ミリバールの真空で140
℃まで留出する。再び100℃に冷却した後、生成物を
濾過する。融点47.5℃及びアミン価1.04meq
uiv/gを有する固体の帯黄色のアミノ官能性シリコ
ーンワックス(ワックスD)が得られる。
【0111】例II.E 例II.AからのワックスA183.2g(Si−オク
タデシル0.59モル)を、3−(2−アミノエチルア
ミノ)プロピルジメトキシメチルシラン30.9g
(0.15モル)及び20%KOH溶液0.8gと一緒
に供給し、連続的に撹拌しながら110℃に加熱し、こ
の温度で3時間保つ。60℃に冷却した後、99.8%
酢酸0.2gを加え、生成物を10ミリバールの真空下
で140℃まで留出する。再び100℃に冷却した後、
生成物を濾過する。融点40.0℃及びアミン価1.3
5mequiv/gを有する固体の帯黄色のアミノ官能
性シリコーンワックス(ワックスE)が得られる。
【0112】ベンジンを使用する配合物 疎水化の試験 ワックスA〜Eを、石油ベンジン100/140°(M
erck社製、市販)中に溶かし2%の濃度にし、水に
対して66°の接触角を有するカーボデーの塗装板上に
詰綿で塗布し、擦込む。室温で15分放置した後、処理
した表面の水に対する接触角を測定し、次ぎに該支持体
に、室温で約6℃の温度の水道水を用いてその都度10
0cm当たり10lで15分間に4回20cmの距離
から灌水する。接触角の測定の結果は第1表に記載され
ている。
【0113】
【表1】
【0114】アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明の
オルガノポリシロキサンは、時間に依存する疎水化効果
に関してアミノ基を有しない室温で固体のオルガノポリ
シロキサンと全く同じであるか又はそれよりも優れてい
る。
【0115】疎油化(Oleophobierung)
の試験 ワックスA〜Eを、石油ベンジン100/140°(M
erck社製、市販)中に溶かし2%の濃度にし、パラ
フィン油に対して20°の接触角を有するカーボデーの
塗装板上に詰綿で塗布し、擦込む。室温で15分放置し
た後、処理した表面のパラフィン油に対する接触角を測
定する。結果は第2表に記載してある。
【0116】
【表2】
【0117】アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明の
オルガノポリシロキサンは、時間に依存する疎油化効果
に関してアミノ基を有しない室温で固体のオルガノポリ
シロキサンと同じであるか又はそれよりも優れている。
【0118】彩度の試験 ワックスA〜Eを、石油ベンジン100/140°(M
erck社製、市販)中に溶かして2%の濃度にし、詰
綿を用いてカーボデーの黒色塗装板上に並列的に塗布
し、十分に磨く。次ぎに彩度を、未処理板と比較して判
定する。
【0119】アミノ基を有しない室温で固体のオルガノ
ポリシロキサンワックスAは小さい彩度しか示さない。
アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシロキサ
ンで得られる彩度は明らかに強力になり、シリコーンワ
ックスBからシリコーンワックスEまで明らかに増大す
る。
【0120】水性配合物 例II.F 例II.AからのワックスA175gに脂肪アルコール
ポリグリコールエーテル−乳化剤(Hoechst A
G社製の商標名“Genapol”で市販)25gを加
えて撹拌する。この混合物を次ぎに乳化機を用いて、連
続的撹拌下に脱イオン化水300gを加えることによっ
て乳化する。エマルションの全重量に対して38重量%
の固形分を有する、アミノ基を有しない室温で固体のオ
ルガノポリシロキサンの水性エマルションが得られ
る。。
【0121】例II.G 例II.BからのワックスB175gに脂肪アルコール
ポリグリコールエーテル−乳化剤(Hoechst A
G社製の商標名“Genapol”で市販)25gを加
えて撹拌する。この混合物を次ぎに乳化機を用いて、連
続的撹拌下に脱イオン化水300gを加えることによっ
て乳化する。エマルションの全重量に対して38重量%
の固形分を有する、アミノ官能性の室温で固体のオルガ
ノポリシロキサンの水性エマルションが得られる。
【0122】例II.H 粘度350mm/sを有するトリメチルシロキシ−単
位を末端基とするジメチルポリシロキサン(ミュンヘン
在Wacker−Chemie社製の商標名“Sili
conoel AK350”で市販)175gに、脂肪
アルコールポリグリコールエーテル−乳化剤(Hoec
hst AG社製の商標名“Genapol”で市販)
15gを加えて撹拌する。この混合物を次ぎに乳化機を
用いて、連続的撹拌下に脱イオン化水310gを加える
ことによって乳化する。エマルションの全重量に対して
38重量%の固形分を有する、室温で液体のポリジメチ
ルシロキサンの水性エマルションが得られる。
【0123】即用配合物: 例II.K ポリアクリル酸(Neuss在Goodrich社の製
品Carbopolの名称下で市販)0.3gを、脱イ
オン化水96.4g中で撹拌下に分散し、次ぎに例I
I.Fで記載したエマルション2.0g、例II.Hで
記載したエマルション1.0g、トリエタノールアミン
0.2g及びホルマリン溶液(40%)0.1gを加え
る。
【0124】例II.L ポリアクリル酸(Neuss在Goodrich社の製
品Carbopolの名称下で市販)0.3gを、脱イ
オン化水96.4g中で撹拌下に分散し、次ぎに例I
I.Gで記載したエマルション2.0g、例II.Hで
記載したエマルション1.0g、トリエタノールアミン
0.2g及びホルマリン溶液(40%)0.1gを加え
る。
【0125】このようにして得られた疎水化剤を、水に
対して66°の接触角を有するカーボデーの板金上に詰
綿を用いて塗布し、擦込む。室温で15分放置した後、
水に対する接触角を測定し、次ぎに同板金にを室温で、
約6℃の温度の水道水を用いてその都度100cm
たり10lで15分間に4回20cmの距離から灌水す
る。水に対する接触角の測定の結果は第3表に記載して
ある。
【0126】
【表3】
【0127】アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明の
組成物は、時間に依存する疎水化効果に関してはアミノ
基を有しない室温で固体のオルガノポリシロキサンより
も優れている。
【0128】III.ガラスセラミック維持剤の使用例 アミノ基を有しかつ室温で固体の本発明のオルガノポリ
シロキサンの利点を示すために、室温で固体のシクロヘ
キシルアミノプロピル官能性オルガノポリシロオキサン
(ワックスF)を製造しかつ室温で液体のアミノ官能性
オルガノポリシロキサン(油A)及びアミノ基を有しな
い室温で固体のオルガノポリシロキサン(ワックスA)
と比較してガラスセラミック板上での保護効果を試験し
た。
【0129】例III.A 例II.AからのワックスA118.0g(Si−オク
タデシル0.38モル)を、シクロヘキシルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン19.5g(0.075モル)
及び20%KOH溶液0.5gと一緒に供給し、連続的
に撹拌しながら110℃に加熱し、この温度で3時間保
つ。60℃に冷却した後、99.8%酢酸0.12gを
加え、生成物を10ミリバールの真空で140℃まで留
出する。再び100℃に冷却した後、生成物を濾過す
る。融点37.5℃及びアミン価0.54mequiv
/gを有する固体の帯黄色のアミノ官能性シリコーンワ
ックス(ワックスF)が得られる。
【0130】例III.B オクタデシルメチルジメトキシシラン892.5g
(2.5モル)、水180.0g、トルエン321.7
gを、18%水性HCl溶液2.8gと一緒に供給し、
連続的に撹拌しながら90℃に加熱し、生じるメタノー
ルをこの温度で5時間留去し、60℃に冷却し、20%
水性KOH溶液4.2gを加え、連続的な撹拌及び同時
的な留出下に140℃に加熱し、140℃で1時間保
ち、熱時に濾過する。融点48.1℃の白色のシリコー
ンワックス(ワックスA)が得られる。
【0131】例III.C 粘度60mm/sを有するα,ω−ジヒドロキシポリ
ジメチルシロキサン180.0g(SiMeO 2.
43モルを、シクロヘキシルアミノプロピルトリメトキ
シシラン9.5g(0.04モル)及び20%KOH溶
液0.72gと一緒に供給し、連続的に撹拌しながら1
05℃に加熱し、この温度で2時間保つ。70℃に冷却
した後、99.8%酢酸0.19gを加え、生成物を1
0ミリバールの真空下で140℃まで留出する。再び1
00℃に冷却した後、生成物を濾過する。粘度95mm
/s及びアミン価0.2mequiv/gを有する明
るい帯黄色のアミノ官能性シリコーン油(油A)が得ら
れる。
【0132】例III.D 例III.Aで記載した、室温で固体のオルガノポリシ
ロキサンを次ぎの組成を有する水中油型エマルションの
形で使用してガラスセラミック表面用清浄・維持剤を製
造する:
【0133】
【表4】
【0134】2種のオルガノポリシロキサンを、芳香族
化合物を含まない液状炭化水素及び乳化剤と一緒に混合
して油相となし、次ぎに連続的に撹拌しながら水を徐々
に加える。最後にクエン酸及びアルミナを加えて分散
し、貯蔵安定性の高粘性水中油型エマルションが得られ
る。。
【0135】例III.E 例III.Dで記載したのと同じ組成を有するガラスセ
ラミック表面用清浄・維持剤を製造する。ただしワック
スFの代わりに例III.Bで製造したワックスAを使
用した点が異なる。
【0136】例III.F 例III.Dで記載したのと同じ組成を有するガラスセ
ラミック表面用清浄・維持剤を製造する。ただしワック
スFの代わりに例III.Cで製造した油Aを使用した
点が異なる。
【0137】例III.G 清浄・維持効果の比較試験 方法:25cm×25cmの寸法を有する少し汚れた装
飾ガラスセラミック板上に維持剤約1gを塗布し、均一
に分配した。次ぎにこの板を、湿った家事用布を用い
て、表面にすじがないように見えるまで磨いた。
【0138】ここで清浄効果及び保護膜のタッチ強さ
(Griffestigkeit)を判定した。。
【0139】次ぎに保護効果を試験するために、表面を
約3mmの高さの糖の層でカバーし、糖が完全にカラメ
ル化又は炭化するまで加熱した。表面の冷却後にカラメ
ル化した糖の付着性、表面からの分離の容易さ及び限度
ならびに損傷(層間剥離(Schollenbruec
he))関する表面状態を判定した。
【0140】結果は第4表にまとめてある:
【0141】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ イクス ヴィンマー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ア スターンヴェーク 1アー (72)発明者 イェルン ヴィンターフェルト ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ヴ ェーラーシュトラーセ 30 (56)参考文献 特開 平2−49793(JP,A) 特開 平6−220199(JP,A) 特開 平8−311776(JP,A) 特開 平10−182829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/388 C08G 77/26 C08G 77/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I: R1 a2 b3 cSiO(4-a-b-c)/2 (I) [式中R1は、同じか又は異なっていてもよくかつ1価
    の未置換又は置換炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキ
    シ基又はハロゲン基を表し、 R2は、同じか又は異なっていてもよくかつ1価の未置
    換炭化水素基を表し、 R3は、同じか又は異なっていてもよくかつ式IV: −R5−[(NR6)−R7tNR89 (IV) (式中R5は、好ましくは2価のC1〜C18−炭化水素基
    を表し、 R6は、好ましくは水素原子又は未置換の又はフッ素
    −、塩素−又は臭素置換C1〜C10−アルキル基を表
    し、 R7は、好ましくは2価のC1〜C18−炭化水素基を表
    し、 R8は、好ましくは水素原子又は未置換の又はフッ素
    −、塩素−又は臭素置換C1〜C10−アルキル基を表
    し、 R9は、好ましくは水素原子又は未置換の又はフッ素
    −、塩素−又は臭素置換C1〜C10−アルキル基を表
    し、 tは、好ましくは0〜6の値の整数を表す)のアミノ基
    を有する炭化水素基を表し、 aは0、1、2又は3であり、 bは0、1又は2であり、 cは0、1又は2であり、 ただし、a+b+cの合計は3より小さいか又は3に等
    しくかつ全分子中に少なくとも14個から最大40個の
    炭素原子を有するR2が少なくとも1個存在し、かつア
    ミノ基を有する炭化水素基を有する少なくとも1個の単
    位が存在することを条件とする]で示されるシロキサン
    単位を有する、アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガ
    ノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】 該オルガノポリシロキサンが、式II: R1 dR2 eR3 fSiO(SiR1R2O)x[(SiR1R3O)r(SiR1 2O)s]ySiR1 dR2 eR3 f (II) 又は式III:[(SiR14O)]z
    (III) からの線状又は環状オルガノポリシロキサン[式中 R1、R2及びR3は前記のものを表し、 R4は、同じか又は異なっていてもよくかつR1、R2
    はR3を表し、 dは1、2又は3であり、 eは0、1又は2であり、 fは0、1又は2であり、 rは0〜150の値の整数であり、 sは0〜200の値の整数であり、 xは0〜300の値の整数であり、 yは0〜200の値の整数でありかつx+yの合計は0
    〜500であり、この際(SiR13O)r及び(Si
    1 2O)s単位は任意の順序で存在していてもよく、 zは3〜30の値の整数であり、 ただし、式II中の少なくとも1個のR2は少なくとも
    14個から最大40個の炭素原子を有する炭化水素基を
    表しかつ式II中に少なくとも1個のR3が存在するこ
    とを条件とし、 かつ式III中のR4基のうちの少なくとも1個は少な
    くとも14個から最大40個の炭素原子を有するR 2
    表し、かつ少なくとも1個はR3を表すことを条件とす
    る]又はそれらの混合物を含有する、請求項1記載のア
    ミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリシロキサ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のアミノ基を有しか
    つ室温で固体のオルガノポリシロキサンを製造するに当
    り、一般式VI: R Si (VI) で示されるシラン又は式VIのシランのオリゴマー水解
    物又はそれらの任意の混合物、一般式VII: R Si (VII) で示されるシラン又は一般式VIII: R SiO(4−l−m)/2 (VIII) で示されるシロキサン単位から構成されているシロキサ
    ン[前記式中R、R及びRは前記のものを表し、 gは1、2又は3であり、 hは0、1又は2であり、 iは1、2又は3であり、 kは0、1又は2であり、 lは0、1、2又は3であり、 mは0、1又は2である]又はそれらの任意の混合物か
    ら選択される有機ケイ素化合物とを反応させ、その際、
    式VIで示されるシラン又は式VIのシランのオリゴマ
    ー水解物又はそれらの任意の混合物において、少なくと
    も1個のR 2 は、少なくとも14個の炭素原子を有し、
    かつ一般式式VIIで示されるシラン又は一般式VII
    Iで示されるシロキサン単位から構成されているシロキ
    サン又はそれらの任意の混合物から選択される有機ケイ
    素化合物において、少なくとも1個のR 3 は、アミノ基
    を有する炭化水素基から選択されることを特徴とする、
    前記のオルガノポリシロキサンの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のアミノ基を有しか
    つ室温で固体のオルガノポリシロキサンを製造するに当
    り、ヒドロシリル化反応を促進する触媒の存在で、一般
    式IX: H2C=CR15−R5−[(NR6)−R7tNR89 (IX) [式中R1及びR2は上記のものを表し、 R5は、2価のC1〜C18−炭化水素基を表し、 R6は、水素原子又は未置換の又はフッ素−、塩素−又
    は臭素−置換C1〜C10−アルキル基を表し、 R7は、2価のC1〜C18−炭化水素基を表し、 R8は、水素原子又は未置換の又はフッ素−、塩素−又
    は臭素−置換C1〜C10−アルキル基を表し、 R9は、水素原子又は未置換の又はフッ素−、塩素−又
    は臭素−置換C1〜C10−アルキル基を表し、 R15は、水素原子又はR1基を表し、 tは、0〜6の値の整数を表す]で示されるアミノ官能
    性アルケン、SiH基を有するオルガノポリシロキサ
    ン: R1 dR2 eHfSiO(SiR1R2O)x[(SiHR1O)r(SiR1 2O)s]ySiR1 dR2 eHfはSiH基を有するオルガノシランを付加することに
    よって、アミノ基を有しかつ室温で固体のオルガノポリ
    シロキサンを製造することを特徴とする、前記オルガノ
    ポリシロキサンの製造方法。
  5. 【請求項5】 表面処理に使用するための、請求項1又
    は2記載のオルガノポリシロキサン
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のオルガノポリオル
    ガノシロキサンを、処理剤の全重量に対して、0.01
    〜10重量%の量で使用することを特徴とする、表面を
    処理する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のオルガノポリシロ
    キサンを、ガラスセラミック表面を処理するための処理
    剤の全重量に対して、0.01〜10重量%の量で使用
    することを特徴とする、表面を処理する方法。
JP31614198A 1997-11-07 1998-11-06 アミノシロキサン、その製造方法、該アミノシロキサンを使用して表面を処理する方法及びアミノシロキサンを含有する組成物 Expired - Fee Related JP3190629B2 (ja)

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