JP3190144B2 - 半導体集積回路の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の製造
方法に係り、特に溝(トレンチ)構造の素子分離領域の
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ集積回路においては、素子分
離技術として、分離領域の縮小、寄生容量の減少が可能
なトレンチアイソレーションを採用している。このトレ
ンチアイソレーションは、半導体基板内に溝を形成し、
この溝内に絶縁膜を介してポリシリコン層を埋め込むこ
とにより素子分離を行うものであり、例えば特開昭63
−25947号公報に開示されている。
【0003】これに対して、CMOS集積回路における
素子分離は、トレンチのような深い分離を必要としない
ので、通常は、選択酸化法の改良によるフィールド酸化
膜が主流であるが、トレンチアイソレーションを採用す
る傾向がある。
【0004】図4(a)乃至(c)は、CMOS集積回
路あるいはBiCMOS集積回路において、従来のトレ
ンチアイソレーションを採用した場合における素子分離
領域の形成方法の主要な工程での基板(半導体ウェハ)
の断面構造を示している。
【0005】まず、図4(a)に示すように、P型シリ
コン基板50の表面を熱酸化して熱酸化膜51を形成し
た後、シリコン窒化膜52、CVD(気相成長)法によ
り形成されたCVD酸化膜53を順次形成する。このC
VD酸化膜53は、後の工程で基板をエッチングする際
のマスク材となる。
【0006】次いで、上記CVD酸化膜53上にレジス
トを塗布し、露光・現像を行ってレジストパターンを形
成し、このレジストパターンをマスクとして前記CVD
酸化膜53、シリコン窒化膜52、熱酸化膜51をエッ
チングすることにより、溝を形成すべき位置を開孔して
開孔部を形成する。
【0007】次いで、上記レジストパターンを除去し、
CVD酸化膜53をマスクとして、RIE(反応性イオ
ンエッチング)を用いた異方性エッチングにより前記基
板50に溝54を形成する。次いで、上記溝54の中に
熱酸化により熱酸化膜55を形成した後、ボロンなどの
P型不純物のイオンを注入し、溝底部にチャネルストッ
パー用のP+ 拡散層56を形成する。
【0008】次いで、基板上面に前記溝54の幅よりも
薄く(例えば150nm程度)ポリシリコンを堆積し、
上記ポリシリコンのうち溝54の側面のポリシリコン5
7を残すように異方性エッチングによりエッチバックす
る。
【0009】次いで、弗化アンモンなどを用いたウェッ
トエッチングにより、前記熱酸化膜55の溝底部部分を
除去することにより、溝底面にチャネルストッパー用の
拡散層56の一部を露出させる。これにより、後の工程
で溝内部に堆積されるポリシリコンと上記P+ 拡散層5
6の露出部分とのコンタクトが可能になる。
【0010】次に、図4(b)に示すように、前記溝5
4を埋めるように、基板上面にポリシリコン58を約2
μm堆積する。そして、上記溝内のポリシリコン58に
接地電位を与えたり、あるいは、上記溝内のポリシリコ
ン58を前記基板50の電極引き出しに用いる場合に
は、上記ポリシリコン58にボロンなどのP型不純物の
イオンを注入し、上記ポリシリコン58を導体化する。
【0011】次に、表面研磨法などにより、前記CVD
酸化膜53の表面が露出するまで上記ポリシリコン58
をエッチバックする。さらに、上記CVD酸化膜53を
弗化アンモンなどを用いてエッチング除去する。これに
より、溝54を埋めたポリシリコン58の上部が基板上
面より突出した状態になる。さらに、再び表面研磨法な
どにより、前記シリコン窒化膜52の表面が露出するま
で上記ポリシリコン58を除去することにより、前記溝
54を埋めたポリシリコン58の上面と前記シリコン窒
化膜52の表面とが平坦になる。
【0012】次に、基板上面にレジストを塗布し、露光
・現像を行ってレジストパターン59を形成し、このレ
ジストパターン59をマスクとして前記シリコン窒化膜
52をエッチングしてパターニングを行う。この際、隣
り合うシリコン窒化膜52相互間の間隔Sは、露光の解
像度で決まる最小寸法以下にすることはできない。
【0013】次に、図4(c)に示すように、前記シリ
コン窒化膜52をマスクとして基板表面を約800nm
の厚さだけ熱酸化を行うことにより、基板上の所定位置
に素子分離用のフィールド酸化膜60を形成すると共に
溝上に素子分離用酸化膜61を形成する。この後、シリ
コン窒化膜52を除去する。
【0014】ところで、上記フィールド酸化膜60は、
CMOSトランジスタの分離領域領域として使用される
が、その形成時(フィールド酸化時)にバーズビークと
呼ばれる横方向の酸化が進むので、上記フィールド酸化
膜60の幅は前記露光の解像度で決まる最小寸法Sより
も広いものとなり、素子の微細化の妨げとなっていた。
【0015】また、基板表面に段差部が存在する場合に
は、前記したようにシリコン窒化膜52の表面が露出す
るまでポリシリコン58を平坦化した際に、上記段差部
上のシリコン窒化膜52にダメージが入り、後の工程で
素子分離用酸化膜60、61を形成する時に異常な酸化
が生じ、製造歩留りが低下する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体集積回路の製造方法は、フィールド酸化膜の幅が
露光の解像度で決まる最小寸法よりも広いものとなり、
素子の微細化の妨げとなるという問題があった。
【0017】また、従来の半導体集積回路の製造方法
は、基板表面に段差部が存在する場合には、素子分離用
酸化膜の形成時に異常な酸化が生じて製造歩留りが低下
するという問題があった。
【0018】本発明は、上記の問題点を解決すべくなさ
れたもので、素子分離領域を形成する際、露光の解像度
で決まる最小寸法よりさらに狭いフィールド酸化膜によ
る素子分離領域と溝型の深い素子分離領域とを同時に形
成することが可能になる半導体集積回路の製造方法を提
供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、基板表面に段差部が存在
する場合でも、素子分離用酸化膜の形成時に異常な酸化
が生じることを防止し、製造歩留りの向上を図ることが
可能になる半導体集積回路の製造方法を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜、耐酸化性
の第2の絶縁膜、CVD法による第3の絶縁膜を順次形
成する工程と、上記各膜のうち溝を形成すべき位置を開
孔する工程と、前記第3の絶縁膜をエッチングマスクと
して異方性エッチングにより前記半導体基板に溝を形成
する工程と、上記溝の内部に埋め込むように第1の多結
晶半導体膜を基板上面に堆積し、前記第2の絶縁膜の表
面まで平坦化する工程と、基板上面に第2の多結晶半導
体膜を堆積する工程と、上記第2の多結晶半導体膜を
記溝上方及び上記基板の素子領域上に残すようにパター
ニングする工程と、上記第2の多結晶半導体膜を酸化し
て酸化膜を形成する工程と、上記第2の多結晶半導体膜
の酸化膜をマスクとして前記第2の絶縁膜をパターニン
グする工程と、この工程によりパターニングされた第2
の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面を酸化す
ることにより、基板上の所定位置に素子分離用のフィー
ルド酸化膜を形成すると共に前記溝上に素子分離用酸化
膜を形成する工程とを具備することを特徴とする。
【0021】また、本発明の半導体集積回路の製造方法
は、半導体基板上に第1の絶縁膜、耐酸化性の第2の絶
縁膜、第1の多結晶半導体膜、耐酸化性の第3の絶縁
膜、CVD法による第4の絶縁膜を順次形成する工程
と、上記各膜のうち溝を形成すべき位置を開孔する工程
と、前記第4の絶縁膜をエッチングマスクとして異方性
エッチングにより前記半導体基板に溝を形成する工程
と、上記溝の内部に埋め込むように第2の多結晶半導体
膜を基板上面に堆積し、上記第2の絶縁膜の表面まで平
坦化する工程と、上記第3の絶縁膜を除去し、前記多結
晶半導体膜の表面を露出させる工程と、上記第2の多結
晶半導体膜をパターニングする工程と、上記第2の多結
晶半導体膜を酸化して酸化膜を形成する工程と、上記第
2の多結晶半導体膜の酸化膜をマスクとして前記第2の
絶縁膜をパターニングする工程と、この工程によりパタ
ーニングされた第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体
基板の表面を酸化することにより、基板上の所定位置に
素子分離用のフィールド酸化膜を形成すると共に前記溝
上に素子分離用酸化膜を形成する工程とを具備すること
を特徴とする。
【0022】
【作用】素子分離領域を形成する際、露光の解像度で決
まる最小寸法よりさらに狭いフィールド酸化膜による素
子分離領域と溝型の深い素子分離領域とを同時に形成す
ることが可能になる。また、素子分離用酸化膜の形成時
に異常な酸化が生じることを防止し、製造歩留りの向上
を図ることが可能になる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0024】図1(a)乃至(d)および図2(a)乃
至(d)は、本発明の半導体集積回路の製造方法の第1
実施例に係る素子分離領域の形成方法の主要な工程での
半導体ウェハの断面構造を示している。
【0025】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板(例えばシリコン基板10)上に第1の絶縁膜(例え
ば熱酸化膜11)、多結晶半導体膜(例えばポリシリコ
ン膜12)、耐酸化性の第2の絶縁膜(例えばシリコン
窒化膜13)、CVD法による第3の絶縁膜(例えばC
VD酸化膜14)を順次形成する。なお、上記熱酸化膜
上のポリシリコン膜12は省略してもよい。
【0026】次に、上記CVD酸化膜14上にレジスト
膜を塗布し、露光、現像を行ってパターニングし、レジ
ストパターン25を形成する。そして、このレジストパ
ターン25をマスクとして前記CVD酸化膜14、シリ
コン窒化膜13、ポリシリコン膜12および熱酸化膜1
1をエッチングすることにより、溝を形成すべき位置を
開孔して開孔部15を形成する。
【0027】次に、図1(b)に示すように、前記レジ
ストパターン25を除去した後、前記CVD酸化膜14
をエッチングマスクとして、RIEを用いた異方性エッ
チングにより前記半導体基板10に溝16を形成する。
【0028】次に、上記溝16部に素子分離に必要な絶
縁構造を形成する。この場合、溝の少なくとも内周面に
絶縁膜を形成すればよく、さらに、本例では、溝16内
にポリシリコンを埋め込み、上記ポリシリコンを基板1
0の電極引き出しに用いるために導体化するものとす
る。
【0029】そこで、まず、上記溝16の中に熱酸化に
より熱酸化膜17を形成した後、ボロンなどのP型不純
物のイオンを注入し、溝底部にチャネルストッパー用の
P+拡散層18を形成する。次いで、基板上面に前記溝
16の幅よりも薄く(例えば150nm程度)ポリシリ
コン膜を堆積する。次いで、図1(c)に示すように、
上記ポリシリコン膜のうち溝16の側面のポリシリコン
19を残すように異方性エッチングによりエッチバック
する。
【0030】次に、弗化アンモンなどを用いたウェット
エッチングにより、前記熱酸化膜17の溝底部部分を除
去することにより、溝底面のチャネルストッパー用のP
+ 拡散層18の一部を露出させる。これにより、後の工
程で溝内部に堆積されるポリシリコンと上記P+ 拡散層
18の露出部分(基板)とのコンタクトが可能になる。
【0031】次に、図1(d)に示すように、上記溝1
6の内部に埋め込むように第1の多結晶半導体膜(例え
ばポリシリコン膜20)を基板上面に約2μm堆積す
る。そして、上記ポリシリコン20にボロンなどのP型
不純物のイオンを注入し、上記ポリシリコン20を導体
化する。次に、図2(a)に示すように、上記ポリシリ
コン膜20の上面が前記シリコン窒化膜13の表面に一
致するように平坦化する。
【0032】この際、まず、表面研磨法などにより、前
記CVD酸化膜14の表面が露呈するまでポリシリコン
膜20を除去する。さらに、上記CVD酸化膜14を弗
化アンモンなどを用いてエッチング除去する。この状態
では、溝16を埋めたポリシリコン20の上部が基板上
面より突出した状態になっている。さらに、再び表面研
磨法などにより、前記シリコン窒化膜13の表面が露出
するまで上記ポリシリコン膜20を除去することによ
り、前記溝16を埋めたポリシリコン20の上面と前記
シリコン窒化膜13の表面とが平坦になる。
【0033】次に、図2(b)に示すように、基板上面
に約300nmの厚さの第2の多結晶半導体膜(例えば
ポリシリコン膜21)を堆積する。そして、このポリシ
リコン膜21上にレジスト膜(図示せず)を塗布し、露
光、現像を行ってパターニングし、このレジストパター
ンをマスクとしてRIEを用いた異方性エッチングによ
り上記ポリシリコン膜21をパターニングする。
【0034】次に、図2(c)に示すように、上記ポリ
シリコン膜21を酸化して約900nmの厚さの酸化膜
22を形成する。そして、上記酸化膜22をマスクとし
て前記シリコン窒化膜13をパターニングする。この場
合、前記ポリシリコン膜21が酸化膜22になる際にそ
の体積が増加するので、隣り合うシリコン窒化膜13の
相互間の間隔S´は露光の解像度で決まる最小寸法以下
にすることができる。
【0035】次に、図2(d)に示すように、上記パタ
ーニングされたシリコン窒化膜13をマスクとして前記
半導体基板10の表面を通常の選択酸化法と同様に約8
00nmの厚さだけ熱酸化を行うことにより、基板上の
所定位置に素子分離用のフィールド酸化膜23を形成す
ると共に前記溝上に素子分離用酸化膜24を形成する。
この後、シリコン窒化膜13を除去する。
【0036】上記したような第1実施例に係る素子分離
領域の製造方法によれば、露光の解像度で決まる最小寸
法Sよりさらに狭いフィールド酸化膜23による素子分
離領域と溝型の深い素子分離領域24とを同時に形成す
ることができる。
【0037】図3(a)乃至(c)は、本発明の半導体
集積回路の製造方法の第2実施例に係る素子分離領域の
形成方法の主要な工程での半導体ウェハの断面構造を示
している。この工程は、図1(a)乃至(d)および図
2(a)乃至(d)を参照して前述した工程の一部を次
に述べるように変更したものである。
【0038】図3(a)の工程は、図1(a)、(b)
および(c)の工程に準じて実施する。この際、半導体
基板(例えばシリコン基板30)上に第1の絶縁膜(例
えば熱酸化膜11)、ポリシリコン膜12(省略しても
よい。)、耐酸化性の第2の絶縁膜(例えば第1のシリ
コン窒化膜13)、第1の多結晶半導体膜(例えば第1
のポリシリコン膜31)、耐酸化性の第3の絶縁膜(例
えば第2のシリコン窒化膜32)、CVD法による第4
の絶縁膜(例えばCVD酸化膜14)を順次形成するよ
うに変更する。そして、レジストパターンをマスクとし
て前記CVD酸化膜14、第2のシリコン窒化膜32、
第1のポリシリコン膜31、第1のシリコン窒化膜1
3、ポリシリコン膜12および熱酸化膜11をエッチン
グすることにより、溝16を形成すべき位置を開孔して
開孔部を形成するように変更する。次に、図3(b)の
工程は、図1(d)および図2(a)、(b)の工程に
準じて実施する。
【0039】この際、溝16を埋めるように第2のポリ
シリコン膜33を基板上面に堆積した後、この第2のポ
リシリコン膜33の上面が前記第2のシリコン窒化膜3
2の表面に一致するように平坦化する。即ち、まず、前
記CVD酸化膜14の表面が露呈するまで第2のポリシ
リコン膜33を除去する。さらに、上記CVD酸化膜1
4を除去する。次に、前記第2のシリコン窒化膜32の
表面が露出するまで上記第2のポリシリコン膜33を除
去する。これにより、溝16を埋めた第2のポリシリコ
ン33の上面と第2のシリコン窒化膜32の表面とが平
坦になる。
【0040】さらに、上記第2のシリコン窒化膜32を
除去し、前記第1のポリシリコン膜31の表面を露出さ
せる。そして、上記第1のポリシリコン膜31をパター
ニングする。
【0041】次に、図3(c)の工程は、図2(c)お
よび(d)の工程に準じて実施する。この際、上記第1
のポリシリコン膜31を酸化して酸化膜22を形成し、
上記酸化膜22をマスクとして前記第1のシリコン窒化
膜13をパターニングする。
【0042】上記第2実施例に係る素子分離領域の製造
方法によれば、第1実施例と同様に、露光の解像度で決
まる最小寸法Sよりさらに狭いフィールド酸化膜による
素子分離領域と溝型の深い素子分離領域とを同時に形成
することができる。
【0043】しかも、図3(a)中に示すように、基板
表面に段差部Aが存在する場合でも、第2のポリシリコ
ン膜33を平坦化する際に、その下層に第2のシリコン
窒化膜32および第1のポリシリコン膜31が存在する
ので、その下層の第1のシリコン窒化膜13にダメージ
が生じない。従って、後の工程で素子分離用酸化膜を形
成する時に異常な酸化が生じることなく、製造歩留りが
向上するという利点がある。
【0044】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体集積回路
の製造方法によれば、素子分離領域を形成する際、露光
の解像度で決まる最小寸法よりさらに狭いフィールド酸
化膜による素子分離領域と溝型の深い素子分離領域とを
同時に形成することができる。また、基板表面に段差部
が存在する場合でも、素子分離用酸化膜の形成時に異常
な酸化が生じることを防止し、製造歩留りの向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の製造方法の第1実施
例に係る素子分離領域の形成方法の工程における半導体
ウェハの断面構造を示す図。
【図2】図1の工程に続く工程における半導体ウェハの
断面構造を示す図。
【図3】本発明の半導体集積回路の製造方法の第2実施
例に係る素子分離領域の形成方法の工程における半導体
ウェハの断面構造を示す図。
【図4】従来の半導体集積回路の素子分離領域の形成方
法の主要な工程における半導体ウェハの断面構造を示す
断面図。
【符号の説明】
10、30…シリコン基板、11…第1の絶縁膜(熱酸
化膜)、13、32…耐酸化性の絶縁膜(シリコン窒化
膜)、14…CVD酸化膜、15…開孔部、16…溝、
17…熱酸化膜、18…チャネルストッパー用の拡散
層、19…溝側面のポリシリコン、20…第1のポリシ
リコン、21…第2のポリシリコン膜、22…酸化膜、
23…フィールド酸化膜、24…溝上の素子分離用酸化
膜、31…第1のポリシリコン膜、33…第2のポリシ
リコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−188648(JP,A) 特開 平2−54560(JP,A) 特開 昭63−25947(JP,A) 特開 平3−177045(JP,A) 特開 昭61−107736(JP,A) 特開 昭60−54453(JP,A) 特開 昭60−10748(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/76 H01L 21/316

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜、耐酸化性
    の第2の絶縁膜、CVD法による第3の絶縁膜を順次形
    成する工程と、 上記各膜のうち溝を形成すべき位置を開孔する工程と、 前記第3の絶縁膜をエッチングマスクとして異方性エッ
    チングにより前記半導体基板に溝を形成する工程と、 上記溝の内部に埋め込むように第1の多結晶半導体膜を
    基板上面に堆積し、前記第2の絶縁膜の表面まで平坦化
    する工程と、 基板上面に第2の多結晶半導体膜を堆積する工程と、 上記第2の多結晶半導体膜を上記溝上方及び上記基板の
    素子領域上に残すようにパターニングする工程と、 上記第2の多結晶半導体膜を酸化して酸化膜を形成する
    工程と、 上記第2の多結晶半導体膜の酸化膜をマスクとして前記
    第2の絶縁膜をパターニングする工程と、 この工程によりパターニングされた第2の絶縁膜をマス
    クとして前記半導体基板の表面を酸化することにより、
    基板上の所定位置に素子分離用のフィールド酸化膜を形
    成すると共に前記溝上に素子分離用酸化膜を形成する工
    程とを具備することを特徴とする半導体集積回路の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に第1の絶縁膜、耐酸化性
    の第2の絶縁膜、第1の多結晶半導体膜、耐酸化性の第
    3の絶縁膜、CVD法による第4の絶縁膜を順次形成す
    る工程と、 上記各膜のうち溝を形成すべき位置を開孔する工程と、 前記第4の絶縁膜をエッチングマスクとして異方性エッ
    チングにより前記半導体基板に溝を形成する工程と、 上記溝の内部に埋め込むように第2の多結晶半導体膜を
    基板上面に堆積し、前記第3の絶縁膜の表面まで平坦化
    する工程と、 上記第3の絶縁膜を除去し、前記第1の多結晶半導体膜
    の表面を露出させる工程と、 上記第1の多結晶半導体膜をパターニングする工程と、 上記第1の多結晶半導体膜を酸化して酸化膜を形成する
    工程と、 上記第1の多結晶半導体膜の酸化膜をマスクとして前記
    第2の絶縁膜をパターニングする工程と、 この工程によりパターニングされた第2の絶縁膜をマス
    クとして前記半導体基板の表面を酸化することにより、
    基板上の所定位置に素子分離用のフィールド酸化膜を形
    成すると共に前記溝上に素子分離用酸化膜を形成する工
    程とを具備することを特徴とする半導体集積回路の製造
    方法。
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