JP3189292U - ラック - Google Patents
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Abstract
【課題】水平方向断面が長方形であるロッドに係合可能な溝形台座を有し、非使用状態において便利に取り外すことができ、また、移動に極めて便利であるラックを提供する。【解決手段】ラック20は、物品を収納するための棚板21と、棚板の一方側に接続し、かつ当前記一方側の延在方向と直交する直管22と、直管の下端の端面と溶接される底部に下向きの溝口が形成されている溝形台座23とを備える。溝形台座23は水平方向の断面が長方形であるロッドに係合可能であり、必要でないときに便利に取り外すことが可能であるため、柔軟に使用することができる。また、ラックが極めて移動に便利であり、直管22を握れば1人で片手でラック全体を持ち上げることができる。【選択図】図2
Description
本考案は、機械技術分野に関するものであり、特にラックに関する。
スーパーマーケットでは、商品陳列用の様々なラックが使用されている。現在、スーパーマーケットで使用されるラックは、図1に示すように略直方体形状となっている。図1はスーパーマーケットにおける一般的なラックの概略図である。このようなラックは、狭い空間に置くことができず、移動に不便である。
従来では、スーパーマーケットのラックは略直方体形状になっており、このようなラックは狭い空間に置くことができず、移動に不便である。
請求項1に係る本考案によれば、物品を収納するための棚板と、棚板の一方側に接続し、かつ当前記一方側の延在方向と直交する直管と、溝底が直管の下端の端面に溶接され、溝口が下向きである溝形台座と、を備えている。
本考案では、溝形台座は水平方向の断面が長方形であるロッドに係合可能であり、非使用状態において便利に取り外すことができるため、また、本考案のラックによれば移動に極めて便利であり、直管を握れば1人で片手でラック全体を持ち上げることができる。
物品を収納するための棚板と、物品を収納するための棚板と、棚板の一方側に接続し、かつ当前記一方側の延在方向と直交する直管と、溝底が直管の下端の端面に溶接され、溝口が下向きである溝形台座と、を備えている。
以下、図面を用いて本実用新案の例示的な実施例について説明する。この説明にはより十分に説明するための、本実用新案の各詳細についての説明が含まれており、これらは例示に過ぎないと理解される。ここで記載された実施例に対し、本実用新案の範囲及び同一の思想内において変更、修正が生じることは、当業者に容易に想到しうることである。同様に、明瞭かつ簡潔さを図るために的であるように、下記記載において、公知機能と構造に対するついての記載を省略している。
図2は、本実用新案の実施例におけるラックの基本構成部分の概略図である。図2に示すように、ラック20は、主に、棚板21、直管22、台座(溝形台座)23を備えている。直管22は、棚板21の一方側(後端)に接続され、前記一方側の延在方向(棚板後端の延びる方向;棚板の左右方向)と直交している。溝形台座23の溝底は、直管22の下端の端面に溶接され、溝口は下向きとなっている。図2からわかるように、溝形台座は水平方向の断面が長方形形状のロッドに接続され、必要でないときには自由に取り外して(ラックを)柔軟に使用することができる。(棚板の)接続を強固とするために、図2のボルト24(図面では2つのボルトが示されている。)を断面長方形形状のロッドと隣接して取り付けたり、前記ロッドのボルト孔に通すことができる。また、図2におけるラック20は移動に極めて便利であり、直管を握れば1人で片手でラック全体を持ち上げることができる。
棚板21は、上下方向に沿って一段に二層以上設けられてもよい。図2では、3つの棚板があるラックが示されている。棚板の接続は、図3Aおよび図3Bのようになされる。図3Aは本実用新案の実施例におけるラックの棚板の接続の概略図である。図3Bは図3Aの枠A内の部分拡大図である。
図3A、図3Bに示すように、棚板21の直管22に接続される側(後端)の延在方向に沿って(矢印31に示すように)、斜め上方へ(矢印32に示すように)延びる複数の上溝5と、同じ数の斜め下方へ(矢印33に示すように)延びる下溝6とが並置されている。上溝5、下溝6の延在方向は前記直管に接続される側の延在方向と直交している。すなわち、矢印32、33はそれぞれ矢印31方向に直交しており、3つの矢印は図面において三次元的に表わされる。各上溝5と下溝6とは一対一に対応し、対応する上溝5と下溝6の延在方向は同一垂直面上にある。
上下隣接する棚板21は、複数の接続バー30で接続されており、図面(図3A)において、6つの接続バーを使用した具体例が示されている。接続バー30の上下両端はそれぞれ折り曲げ部301、302を有し、上端の折り曲げ部301は上方に位置する棚板21の下溝6に挿入され、下端の折り曲げ部302は下方に位置する棚板21の上溝5に挿入される。挿入方向は図(図3A)において、接続バー30の上下両端付近の短い矢印で示されている。
上記の棚板間の接続方式によれば、棚板の層数を増減することができ、かつ接続が強固なものとなる。接続バー30は、その構造が極めて簡単であってラック全体における重量の割合が比較的少なく、携帯に便利である。
棚板と直管とは図4A〜図4Hに示す接続部材により接続される。図4A〜図4Dは、本実用新案の実施例における接続部材と棚板との接続操作の各段階の概略図であり、図4E〜4Hは、それぞれ図4A〜図4Dの部分断面図である。
接続部材40は、ボルト孔411を有する底板41と、底板41の同一側に位置するとともに底板平面に直交し、末端に上向きのフック4211、4221をそれぞれ有する両アーム421、422とにより構成されている。直管22に接続される側の棚板21の上面に、直管22に接続される側の延在方向と直交する溝4を2つ有し、2つの溝4同士の間隔と、両アーム421、422同士の間隔とが等しいことにより、両アーム421、422をそれぞれ2つの溝4内に同時に挿入可能である。直管22と接続部材40とは、直管のボルト孔201と底板41のボルト孔411とを貫通するボルトを介して接続される。棚板21は、上面から2つの溝4内へ延びながら湾曲して、2つのタング43(図4E等部分断面図参照)が形成され、フック4211、4221はそれぞれのタング43の自由端431に引っ掛けられている。
(接続部材40と棚板21と)組み立てるには、まず図4A、図4Eに示すように、接続部材40の両アームを図の矢印に示す方向に斜め下方向へ向けて溝4に挿入する。そして、図4B、図4Fに示すように、接続部材を回転させて図における矢印方向にフック4211、4221の一端を上方向へ持ち上げる。続いて、図4C、図4Gに示すように、図における矢印方向へ接続部材40を内側へ押し込む。最後に、図4D、図4Hに示すように、図における矢印方向へ接続部材40を外側へ引き出し、フック4211、4221を2つのタング43の自由端431にそれぞれ引っ掛ける。
底板41の方向(傾き方向。矢印44で示す方向)と両アーム421、422の延在方向(矢印45で示す方向)との間の角度は90°未満である。必要に応じて角度が異なる各種の接続部材40を選択することができ、棚板が直管に接続された後に棚板と水平面との間に一定の角度が形成され、棚板から物品を取り出すことが容易になる。
組み立てが完成してから、棚板と直管を接続する。図5は本実用新案の実施例における棚板と直管との接続を表す概略図である。図5に示すように、接続部材40におけるボルト孔と直管22におけるボルト孔201とを利用して、棚板21を直管22に固定する。接続に使用されるボルトの数は棚板21の数と同数である。
実施例におけるラックの頂部には、ヘッド札を設けることが可能であり、ヘッド札はヘッド札クリップによって棚板の頂部に挟まれる。図6A〜図6Dは、本実用新案の実施例におけるヘッド札の装着を表す概略図である。図6Aはヘッド札クリップの側面図であり、ヘッド札クリップ60は2つの挟持口601、602を備え、挟持口の開口は一定の角度をなすとともにその内部(開口付近)に歯603、604がそれぞれ形成されている。図6Bに示すように、棚板21の、直管22に接続される側(たとえば後面)の上端には複数の切欠き3が形成されている。図6C、図6Dに示すように、第1の挟持口601は前記の上端の下方のに位置しかつ下へ方向に折り曲げられた縁301を挟み、かつ前記挟持口の歯603が切欠き3内に嵌め込まれる。第2の挟持口602はヘッド札61の下縁を挟み、かつ前記挟持口の歯604がヘッド札61の下縁付近の穴611内に嵌め込まれる。
図7は、本実用新案の実施例における棚板内の収納空間の区切りを表す概略図である。図7に示すように、棚板21の上面に溝4に平行な溝70が複数形成され、棚板21において、溝70内に少なくとも1つのセパレータ71が垂直に挿入されることにより棚板21の内部が複数の収納空間に区切られる。溝70に垂直に挿入されるセパレータをさらに設ければ、棚板21の内部が区切られて、様々な物品を載置する収納空間をより多く設けることができる。
図8は、本実用新案の実施例における棚板の組み合わせ方式を表す概略図である。図8に示すように、棚板21は、複数の棚板ユニット210を、直管22に接続される側の延在方向に沿って組み合わせてなり、各棚板ユニット210の左右縁は前記直管22に接続される側の延在方向に平行な接続穴1をそれぞれ有している。(棚板ユニットの)接続を強固とするために各側の縁に2つ以上の接続穴を形成することができ、図面では各側の縁に2つの接続穴が形成されている。接続ロッド11が左右隣接する棚板ユニット210の接続穴1に同時に挿入されることで、(左右)2つの棚板ユニット210が接続される。これにより、棚板を左右に(延在方向)広げて異なる空間条件に対応することができる。
上記具体的な実施形態は、本実用新案の保護範囲を制限するものではない。当業者に周知のとおり、設計の要求およびその他の要素に応じて、様々な修正、組合せ、サブ組合せおよび代替の発生が可能である。本実用新案の思想と原則の範囲内で行われる如何なる修正、均等物との代替および改善なども、本実用新案の保護範囲内に含まれるべきである。
本考案によれば、狭い空間に配置するラックに広範囲に応用できる。
1 接続穴
3 切欠き
4、70 溝
5 上溝
6 下溝
11 接続ロッド
20 ラック
21 棚板
22 直管
23 溝形台座
30 接続バー
40 接続部材
41 底板
43 タング
60 ヘッド札クリップ
61 ヘッド札
70 溝
71 セパレータ
201 直管におけるボルト孔
210 棚板ユニット
301 上端の折り曲げ部
302 下端の折り曲げ部
411 底板におけるボルト孔
421、422 両アーム
431 自由端
601、602 挟持口
603、604 歯
611 穴
4211、4221 フック
3 切欠き
4、70 溝
5 上溝
6 下溝
11 接続ロッド
20 ラック
21 棚板
22 直管
23 溝形台座
30 接続バー
40 接続部材
41 底板
43 タング
60 ヘッド札クリップ
61 ヘッド札
70 溝
71 セパレータ
201 直管におけるボルト孔
210 棚板ユニット
301 上端の折り曲げ部
302 下端の折り曲げ部
411 底板におけるボルト孔
421、422 両アーム
431 自由端
601、602 挟持口
603、604 歯
611 穴
4211、4221 フック
Claims (7)
- 物品を収納するための棚板と、
棚板の一方側に接続し、かつ当前記一方側の延在方向と直交する直管と、
溝底が直管の下端の端面に溶接され、溝口が下向きである溝形台座と、
を備えることを特徴とするラック。 - 棚板は二層以上であり、上下一列に配置され、
棚板における直管に接続される側の延在方向に沿って、斜め上方へ延びる複数の上溝と同じ数の斜め下方へ延びる下溝とが並置され、上溝と下溝の延在方向は前記直管に接続される側の延在方向と直交し、各上溝と下溝とは一対一に対応し、対応する上溝と下溝の延在方向は同一垂直面上にあり、
上下隣接する棚板は、複数の接続バーで接続され、接続バーの上下両端にそれぞれ折り曲げ部を有し、上端の折り曲げ部は上方に位置する棚板の下溝に挿入され、下端の折り曲げ部は下方に位置する棚板の上溝に挿入されることを特徴とする請求項1記載のラック。 - ボルト孔を有する底板と、底板の同一側に位置するとともに底板の平面に直交し、末端に上向きのフックをそれぞれ有する両アームとからなる接続部材をさらに備え、
棚板の直管に接続される側の上面に前記直管に接続される側の延在方向と直交する溝を2つ有し、2つの溝同士の間隔は両アーム同士の間隔と等しく、
棚板は、上面からそれぞれ2つの溝内へ延びながら湾曲して2つのタングが形成され、フックはそれぞれのタングの自由端に引っ掛けられ、
直管と接続部材とは、直管におけるボルト孔と底板におけるボルト孔を貫通するボルトとを介して接続されることを特徴とする請求項1または2記載のラック。 - 底板の方向と両アームの延在方向との角度は90°未満であることを特徴とする請求項3記載のラック。
- 開口が一定の角度をなすとともに、開口の内部に歯がそれぞれ形成された2つの挟持口を有するヘッド札クリップを複数備え、
棚板における直管に接続される側の上端に複数の切欠きが形成され、
第1の挟持口は前記上端の下方に位置しかつ下方向に折り曲げられた縁を挟み、かつ前記挟持口の歯が切欠き内に嵌め込まれ、第2の挟持口はヘッド札の下縁を挟み、前記挟持口の歯がヘッド札の下縁付近の穴内に嵌め込まれることを特徴とする請求項1または2記載のラック。 - 棚板の上面に前記直管に接続される側の延在方向と直交する溝を複数有し、
棚板において、溝内に垂直に挿入されて棚板の内部を複数の収納空間に区切るセパレータを少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1または2記載のラック。 - 棚板は、複数の棚板ユニットを前記延在方向に沿って組み合わせてなり、
各棚板ユニットの左右縁は、前記直管に接続される側の延在方向に平行な接続穴をそれぞれ有し、接続ロッドが左右隣接する棚板ユニットの接続穴に同時に挿入されることで、2つの棚板ユニットが接続されることを特徴とする請求項1または2記載のラック。
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