JP3189160B2 - 無線通信方法 - Google Patents
無線通信方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信に関し、
特に大きなセルの中に高速通信が可能な小さなセルが重
複して存在する移動通信における無線通信方法に関す
る。
特に大きなセルの中に高速通信が可能な小さなセルが重
複して存在する移動通信における無線通信方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】移動通信可能な無線局である端末と、所
要の通信品質が得られると予測される範囲即ち、セルと
呼ばれるゾーンがある地域で連続するようにそのセルを
構成する基地局を置局する無線通信方式１と、その無線
通信方式１と比べて伝送速度が高速であるがセルの大き
さが小さくそのセルが上記地域の一部を覆うように置局
を行う無線通信方式２が併存し、上りと下りで異なる無
線通信システムを用いて非対称通信を行う場合、従来は
図６に示すように、セルの大きさが小さい無線通信シス
テムに対しては信号の捕捉可能なエリアが狭い。従って
セルの大きさが大きい無線通信システムに対しては捕捉
可能なエリアでも、もう一方の無線通信システムが信号
の捕捉ができなかったため呼損となった。なお、図６
で、１００は方式２の基地局、１０１は方式２の端末、
１０２は方式２のセル、１１０は方式１の基地局、１１
１は方式１の端末、１１２は方式１のセルである。
要の通信品質が得られると予測される範囲即ち、セルと
呼ばれるゾーンがある地域で連続するようにそのセルを
構成する基地局を置局する無線通信方式１と、その無線
通信方式１と比べて伝送速度が高速であるがセルの大き
さが小さくそのセルが上記地域の一部を覆うように置局
を行う無線通信方式２が併存し、上りと下りで異なる無
線通信システムを用いて非対称通信を行う場合、従来は
図６に示すように、セルの大きさが小さい無線通信シス
テムに対しては信号の捕捉可能なエリアが狭い。従って
セルの大きさが大きい無線通信システムに対しては捕捉
可能なエリアでも、もう一方の無線通信システムが信号
の捕捉ができなかったため呼損となった。なお、図６
で、１００は方式２の基地局、１０１は方式２の端末、
１０２は方式２のセル、１１０は方式１の基地局、１１
１は方式１の端末、１１２は方式１のセルである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は双方向とも同じ
通信能力を持つ一つの通信システムを用いて非対称通信
を行ったため周波数帯域を有効に利用できなかった。ま
た、異なる通信システムを用いて非対称通信を行う場
合、端末は同時にそれぞれの通信システムの圏内に存在
する必要があり、どちらかのシステムの圏外の場合は呼
損になるという問題があった。
通信能力を持つ一つの通信システムを用いて非対称通信
を行ったため周波数帯域を有効に利用できなかった。ま
た、異なる通信システムを用いて非対称通信を行う場
合、端末は同時にそれぞれの通信システムの圏内に存在
する必要があり、どちらかのシステムの圏外の場合は呼
損になるという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、大きなセルと小さなセル
が重複して存在する場合に、移動局が小さなセルの圏外
にいる場合でも小さなセルによる高速通信が可能な無線
通信方法を提供することにある。
が重複して存在する場合に、移動局が小さなセルの圏外
にいる場合でも小さなセルによる高速通信が可能な無線
通信方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電波到
達範囲が大ゾーンである第１の無線通信方式と、該第１
の無線通信方式よりも高速通信が可能であり且つ電波到
達範囲が小ゾーンであり通信方式が異なる第２の無線通
信方式とが、大ゾーンの中に小ゾーンが少なくとも一つ
包含されるように混在する無線通信方法において、第１
及び第２の方式を用いて送受信できる端末と、第１の方
式を用いる第１の基地局と、第２の方式を用いる第２の
基地局とを有し、第２の基地局と第１の基地局とは、更
に、第１の方式を用いて制御情報を送受信でき、高速な
伝送を希望する端末が通信を行う際に、端末は、第２の
基地局からの信号を捕捉することを試み、捕捉できれば
第２の方式を用いた通信を開始し、捕捉できなければ、
端末は、第１の方式を用いて、第２の方式のチャネル使
用許可の要求信号を第１の基地局へ送信し、該第１の基
地局は、その信号を第２の基地局へ通知し、該第２の基
地局は、端末が第２の基地局からの信号を捕捉すること
ができるように送信電力をあげ、端末が第２の基地局か
らの信号を捕捉できれば、第２の基地局から端末への下
り方向の通信チャネルと、端末から第１の基地局への上
り方向の通信チャネルとを用いて通信を行う方法であ
る。また、本発明による他の実施形態によれば、第２の
基地局が、端末を呼び出し、端末による着信を確認でき
れば、第２の方式を用いた通信を開始し、端末による着
信を確認できなければ、第２の基地局は、着信があるこ
とを第１の基地局へ通知し、該第１の基地局はその旨を
端末へ通知することも好ましい。更に、本発明による他
の実施形態によれば、端末が第２の方式の圏内に入った
時には、上りと下りの両方向を第２の方式の通信チャネ
ルを用いて通信を行うことも好ましい。本発明は、信号
の捕捉ができないセルが存在する無線通信方式２の基地
局２の送信電力を大きくして下りのセルだけを大きくし
たバーチャルセルとし、下り拡大セルであるバーチャル
セル内の端末２がセル内に移動するまで通信チャネルを
確保する。無線通信方式２の基地局の送信電力を大きく
するための制御に、無線通信方式１を用いる。即ち、無
線通信方式２が発呼し、圏外であれば、無線通信方式１
の端末１から基地局１へチャネル使用許可の要求信号を
送信し、無線通信方式１の基地局１は無線通信方式２の
送信電力を一時的に増大するように要求する。無線通信
方式２の基地局２は送信電力を大きくし一時的にセル半
径が大きくなったように下り拡大セルであるバーチャル
セルを形成し、端末２が基地局２からの信号が捕捉可能
であれば、そのことを無線通信方式１を用いて知らせ
る。捕捉不可であれば、呼損となる。端末２が基地局２
からの信号が捕捉可能であれば、送信電力増大によるバ
ーチャルセル内に端末２が存在することになり、基地局
２から端末２への下り方向通信が可能となる。上り方向
の通信は、無線通信方式１を用いて行い、上りと下りの
異速度通信を実現する。
達範囲が大ゾーンである第１の無線通信方式と、該第１
の無線通信方式よりも高速通信が可能であり且つ電波到
達範囲が小ゾーンであり通信方式が異なる第２の無線通
信方式とが、大ゾーンの中に小ゾーンが少なくとも一つ
包含されるように混在する無線通信方法において、第１
及び第２の方式を用いて送受信できる端末と、第１の方
式を用いる第１の基地局と、第２の方式を用いる第２の
基地局とを有し、第２の基地局と第１の基地局とは、更
に、第１の方式を用いて制御情報を送受信でき、高速な
伝送を希望する端末が通信を行う際に、端末は、第２の
基地局からの信号を捕捉することを試み、捕捉できれば
第２の方式を用いた通信を開始し、捕捉できなければ、
端末は、第１の方式を用いて、第２の方式のチャネル使
用許可の要求信号を第１の基地局へ送信し、該第１の基
地局は、その信号を第２の基地局へ通知し、該第２の基
地局は、端末が第２の基地局からの信号を捕捉すること
ができるように送信電力をあげ、端末が第２の基地局か
らの信号を捕捉できれば、第２の基地局から端末への下
り方向の通信チャネルと、端末から第１の基地局への上
り方向の通信チャネルとを用いて通信を行う方法であ
る。また、本発明による他の実施形態によれば、第２の
基地局が、端末を呼び出し、端末による着信を確認でき
れば、第２の方式を用いた通信を開始し、端末による着
信を確認できなければ、第２の基地局は、着信があるこ
とを第１の基地局へ通知し、該第１の基地局はその旨を
端末へ通知することも好ましい。更に、本発明による他
の実施形態によれば、端末が第２の方式の圏内に入った
時には、上りと下りの両方向を第２の方式の通信チャネ
ルを用いて通信を行うことも好ましい。本発明は、信号
の捕捉ができないセルが存在する無線通信方式２の基地
局２の送信電力を大きくして下りのセルだけを大きくし
たバーチャルセルとし、下り拡大セルであるバーチャル
セル内の端末２がセル内に移動するまで通信チャネルを
確保する。無線通信方式２の基地局の送信電力を大きく
するための制御に、無線通信方式１を用いる。即ち、無
線通信方式２が発呼し、圏外であれば、無線通信方式１
の端末１から基地局１へチャネル使用許可の要求信号を
送信し、無線通信方式１の基地局１は無線通信方式２の
送信電力を一時的に増大するように要求する。無線通信
方式２の基地局２は送信電力を大きくし一時的にセル半
径が大きくなったように下り拡大セルであるバーチャル
セルを形成し、端末２が基地局２からの信号が捕捉可能
であれば、そのことを無線通信方式１を用いて知らせ
る。捕捉不可であれば、呼損となる。端末２が基地局２
からの信号が捕捉可能であれば、送信電力増大によるバ
ーチャルセル内に端末２が存在することになり、基地局
２から端末２への下り方向通信が可能となる。上り方向
の通信は、無線通信方式１を用いて行い、上りと下りの
異速度通信を実現する。
【０００６】非対称通信を行っている際、無線通信方式
２の端末がセル内に移動した場合、双方向で無線通信方
式２を用いることにより、双方向高速通信を実現する。
２の端末がセル内に移動した場合、双方向で無線通信方
式２を用いることにより、双方向高速通信を実現する。
【０００７】本発明では、異なる無線通信方式１を用い
て無線通信方式２の基地局の送信電力を大きくすること
により、無線通信方式２の基地局２から端末２への下り
方向通信が可能となり、無線通信方式１を同時に用いる
ことにより非対称通信が実現できる。また、無線通信方
式２の端末がセル内に移動した時は、無線通信方式１を
用いた比較的速度の遅い上り通信から、無線通信方式１
へ切り替えて、双方向高速通信を実現することができ
る。このように、双方向の信号の捕捉ができない場合で
も、通信可能な通信システムを片方向使用し通信開始で
きるので、呼損を少なくすることができる。
て無線通信方式２の基地局の送信電力を大きくすること
により、無線通信方式２の基地局２から端末２への下り
方向通信が可能となり、無線通信方式１を同時に用いる
ことにより非対称通信が実現できる。また、無線通信方
式２の端末がセル内に移動した時は、無線通信方式１を
用いた比較的速度の遅い上り通信から、無線通信方式１
へ切り替えて、双方向高速通信を実現することができ
る。このように、双方向の信号の捕捉ができない場合で
も、通信可能な通信システムを片方向使用し通信開始で
きるので、呼損を少なくすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の概要を説明する図
である。端末１０１と基地局１００は第２の無線通信方
式（無線通信方式２）に対応する端末及び基地局であ
り、端末１１１と基地局１１０は第１の無線通信方式
（無線通信方式１）に対応する端末及び基地局である。
また、大セル１１２は無線通信方式１が構成するセルで
あり、小セル１０２は無線通信方式２が構成するセルで
ある。小セル１０２は大セル１１２の中にとびとびに存
在する。無線通信方式２の端末２（１０１）は無線通信
方式１の端末１（１１１）へ制御情報の通信機能を持
つ。または、無線通信方式２の端末２（１０１）は無線
通信方式１の基地局１（１１０）へ送信できる機能を持
つ。さらに無線通信方式１の基地局１（１１０）と無線
通信方式２の基地局２（１００）は、無線通信方式２の
使用許可要求、端末２（１０１）の位置登録情報等の制
御情報の通信ができる。無線通信方式１の送信機能を持
つ無線通信方式２の端末２（１０１）、または無線通信
方式１の端末１（１１１）を通じて無線通信方式２の端
末２（１０１）からの発呼要求に応じて、無線通信方式
１の基地局１（１１０）は無線通信方式２の基地局２
（１００）へ発呼信号を伝送することができる。
である。端末１０１と基地局１００は第２の無線通信方
式（無線通信方式２）に対応する端末及び基地局であ
り、端末１１１と基地局１１０は第１の無線通信方式
（無線通信方式１）に対応する端末及び基地局である。
また、大セル１１２は無線通信方式１が構成するセルで
あり、小セル１０２は無線通信方式２が構成するセルで
ある。小セル１０２は大セル１１２の中にとびとびに存
在する。無線通信方式２の端末２（１０１）は無線通信
方式１の端末１（１１１）へ制御情報の通信機能を持
つ。または、無線通信方式２の端末２（１０１）は無線
通信方式１の基地局１（１１０）へ送信できる機能を持
つ。さらに無線通信方式１の基地局１（１１０）と無線
通信方式２の基地局２（１００）は、無線通信方式２の
使用許可要求、端末２（１０１）の位置登録情報等の制
御情報の通信ができる。無線通信方式１の送信機能を持
つ無線通信方式２の端末２（１０１）、または無線通信
方式１の端末１（１１１）を通じて無線通信方式２の端
末２（１０１）からの発呼要求に応じて、無線通信方式
１の基地局１（１１０）は無線通信方式２の基地局２
（１００）へ発呼信号を伝送することができる。
【０００９】無線通信方式１の基地局１（１１０）は、
その構成するセル内にある無線通信方式２の基地局２
（１００）のエリアマップを有し、無線通信方式２に関
する制御情報を伝送した端末の位置から最も近い無線通
信方式２の基地局２（１００）を知ることができる。
その構成するセル内にある無線通信方式２の基地局２
（１００）のエリアマップを有し、無線通信方式２に関
する制御情報を伝送した端末の位置から最も近い無線通
信方式２の基地局２（１００）を知ることができる。
【００１０】図２は本発明の実施例を示すフローチャー
トである。無線通信方式２の端末２（１０１）から発呼
信号を基地局２（１００）へ送信する時、無線通信方式
２の圏内であれば通信開始する（２１０）。圏外の場
合、無線通信方式１の端末１（１１１）から基地局１へ
（１１０）、無線通信方式２の端末２（１０１）が圏外
から発呼信号を送信していることを知らせる無線通信方
式２の使用許可要求信号を送信する（２０２）。無線通
信方式２の基地局２（１００）は基地局１（１１０）を
介し使用許可要求を受信し（２０３）、基地局２（１０
０）は一時的に送信電力を増大する（２０５）。
トである。無線通信方式２の端末２（１０１）から発呼
信号を基地局２（１００）へ送信する時、無線通信方式
２の圏内であれば通信開始する（２１０）。圏外の場
合、無線通信方式１の端末１（１１１）から基地局１へ
（１１０）、無線通信方式２の端末２（１０１）が圏外
から発呼信号を送信していることを知らせる無線通信方
式２の使用許可要求信号を送信する（２０２）。無線通
信方式２の基地局２（１００）は基地局１（１１０）を
介し使用許可要求を受信し（２０３）、基地局２（１０
０）は一時的に送信電力を増大する（２０５）。
【００１１】基地局２（１００）の送信電力を増大して
も基地局２（１００）からの信号が端末で捕捉できなけ
れば、呼損となる（２０９）。基地局２（１００）の送
信電力の増大により基地局２（１００）からの信号が受
信可能となれば、無線通信方式２の端末２は（１０１）
は受信のみを行う（２０７）。同時に無線通信方式１を
上りの通信チャネルとして用いて通信を開始する（２０
８）。通信が終了すれば無線通信方式２の基地局２（１
００）の送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
も基地局２（１００）からの信号が端末で捕捉できなけ
れば、呼損となる（２０９）。基地局２（１００）の送
信電力の増大により基地局２（１００）からの信号が受
信可能となれば、無線通信方式２の端末２は（１０１）
は受信のみを行う（２０７）。同時に無線通信方式１を
上りの通信チャネルとして用いて通信を開始する（２０
８）。通信が終了すれば無線通信方式２の基地局２（１
００）の送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
【００１２】図３に示すように、無線通信方式２の端末
２（１０１）がセル内に移動し（３０９）、端末２（１
０１）からの送信信号を基地局２（１００）が捕捉する
ことができれば、双方向を無線通信方式２を用いて通信
を行う（３１１）。この時、無線通信方式２の基地局２
（１００）の送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
２（１０１）がセル内に移動し（３０９）、端末２（１
０１）からの送信信号を基地局２（１００）が捕捉する
ことができれば、双方向を無線通信方式２を用いて通信
を行う（３１１）。この時、無線通信方式２の基地局２
（１００）の送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
【００１３】図４は本発明の実施例を示すフローチャー
トである。無線通信方式２の基地局２（１００）から着
呼信号を端末２（１０１）へ送信する時、無線通信方式
２の圏内であれば通信開始する（４０９）。圏外の場
合、無線通信方式１の基地局１（１１０）から端末１
（１１１）へ、無線通信方式２の基地局２（１００）が
圏外の端末２（１０１）へ着呼信号を送信していること
を知らせる。無線通信方式１を通じて着呼信号があるこ
とを知った端末２（１０１）は、無線通信方式１を通じ
て無線通信方式２の使用許可要求信号を送信する。無線
通信方式２の基地局２（１００）は基地局１（１１０）
を介し使用許可要求を受信し、基地局２（１００）は一
時的に送信電力を増大する（４０４）。
トである。無線通信方式２の基地局２（１００）から着
呼信号を端末２（１０１）へ送信する時、無線通信方式
２の圏内であれば通信開始する（４０９）。圏外の場
合、無線通信方式１の基地局１（１１０）から端末１
（１１１）へ、無線通信方式２の基地局２（１００）が
圏外の端末２（１０１）へ着呼信号を送信していること
を知らせる。無線通信方式１を通じて着呼信号があるこ
とを知った端末２（１０１）は、無線通信方式１を通じ
て無線通信方式２の使用許可要求信号を送信する。無線
通信方式２の基地局２（１００）は基地局１（１１０）
を介し使用許可要求を受信し、基地局２（１００）は一
時的に送信電力を増大する（４０４）。
【００１４】基地局２（１００）の送信電力を増大して
も基地局２（１００）からの信号が端末２（１０１）で
捕捉できなければ、呼損となる（４０６）。基地局２
（１００）の送信電力の増大により基地局２（１００）
からの信号が受信可能となれば、無線通信方式２の端末
２（１０１）は受信のみを行う（２０７）。同時に無線
通信方式１を上りの通信チャネルとして用いて通信を開
始する。通信が終了すれば無線通信方式２の基地局２の
送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
も基地局２（１００）からの信号が端末２（１０１）で
捕捉できなければ、呼損となる（４０６）。基地局２
（１００）の送信電力の増大により基地局２（１００）
からの信号が受信可能となれば、無線通信方式２の端末
２（１０１）は受信のみを行う（２０７）。同時に無線
通信方式１を上りの通信チャネルとして用いて通信を開
始する。通信が終了すれば無線通信方式２の基地局２の
送信電力の大きさは元の送信電力に戻す。
【００１５】図５に示すように、無線通信方式２の端末
２（１０１）がセル内に移動し、端末（１０１）からの
送信信号を基地局２（１００）が捕捉することができれ
ば、双方向を無線通信方式２を用いて通信を行う。この
時、無線通信方式２の基地局２（１００）の送信電力の
大きさは元の送信電力に戻す。
２（１０１）がセル内に移動し、端末（１０１）からの
送信信号を基地局２（１００）が捕捉することができれ
ば、双方向を無線通信方式２を用いて通信を行う。この
時、無線通信方式２の基地局２（１００）の送信電力の
大きさは元の送信電力に戻す。
【００１６】
【発明の効果】本発明は移動通信において異なる無線通
信方式が同時に存在する場合、それぞれの異なる通信速
度を持つ通信システムを同時に用いて上りと下りの伝送
速度が異なる非対称通信を行う。この場合、セルの大き
さが大きい無線通信システムを用いてセルの大きさが小
さい無線通信システムの基地局からの送信電力を増大
し、セルの大きさが小さい無線通信システムを用いて下
り方向の高速通信を保証する。一方、セルの大きさが大
きい無線通信システムを用いて上り方向の比較的速度の
遅い通信を保証する。このように非対称通信において、
セルの大きさが大きい無線通信システムの圏内であれ
ば、セルの大きさが小さい無線通信システムの圏外の端
末に対して通信を可能とする。
信方式が同時に存在する場合、それぞれの異なる通信速
度を持つ通信システムを同時に用いて上りと下りの伝送
速度が異なる非対称通信を行う。この場合、セルの大き
さが大きい無線通信システムを用いてセルの大きさが小
さい無線通信システムの基地局からの送信電力を増大
し、セルの大きさが小さい無線通信システムを用いて下
り方向の高速通信を保証する。一方、セルの大きさが大
きい無線通信システムを用いて上り方向の比較的速度の
遅い通信を保証する。このように非対称通信において、
セルの大きさが大きい無線通信システムの圏内であれ
ば、セルの大きさが小さい無線通信システムの圏外の端
末に対して通信を可能とする。
【００１７】従来の方式では、無線通信方式２の圏外で
は通信を行うことができなかった。本発明によると、無
線通信方式２の信号の捕捉できるエリア面積に対する送
信電力を上げた時のバーチャルエリア（下りの場合）が
大きくなり、呼損を少なくすることができる。
は通信を行うことができなかった。本発明によると、無
線通信方式２の信号の捕捉できるエリア面積に対する送
信電力を上げた時のバーチャルエリア（下りの場合）が
大きくなり、呼損を少なくすることができる。
【図１】本発明の概要を説明する図である。
【図２】端末から発呼する場合のフローチャート（１）
である。
である。
【図３】端末から発呼する場合のフローチャート（２）
である。
である。
【図４】端末へ着呼がある場合のフローチャート（１）
である。
である。
【図５】端末へ着呼がある場合のフローチャート（２）
である。
である。
【図６】従来のシステム概念を説明する図である。
１００ 無線通信方式２の基地局２ １０１ 無線通信方式２の端末２ １０２ 無線通信方式２のセル １０３ バーチャルセル １１０ 無線通信方式１の基地局１ １１１ 無線通信方式１の端末１ １１２ 無線通信方式１のセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (3)
- 【請求項１】 電波到達範囲が大ゾーンである第１の無
線通信方式と、該第１の無線通信方式よりも高速通信が
可能であり且つ電波到達範囲が小ゾーンであり通信方式
が異なる第２の無線通信方式とが、前記大ゾーンの中に
前記小ゾーンが少なくとも一つ包含されるように混在す
る無線通信方法において、前記第１及び第２の方式を用いて送受信できる端末と、
前記第１の方式を用いる第１の基地局と、前記第２の方
式を用いる第２の基地局とを有し、 前記第２の基地局と前記第１の基地局とは、更に、前記
第１の方式を用いて制御情報を送受信でき、 高速な伝送を希望する端末が通信を行う際に、前記端末
は、前記第２の基地局からの信号を捕捉することを試
み、捕捉できれば前記第２の方式を用いた通信を開始
し、 捕捉できなければ、前記端末は、前記第１の方式を用い
て、前記第２の方式のチャネル使用許可の要求信号を前
記第１の基地局へ送信し、該第１の基地局は、その信号
を前記第２の基地局へ通知し、該第２の基地局は、前記
端末が前記第２の基地局からの信号を捕捉することがで
きるように送信電力をあげ、前記 端末が前記第２の基地局からの信号を捕捉できれ
ば、前記第２の基地局から前記端末への下り方向の通信
チャネルと、前記端末から前記第１の基地局への上り方
向の通信チャネルとを用いて通信を行うことを特徴とす
る無線通信方法。 - 【請求項２】 前記第２の基地局が、前記端末を呼び出
し、前記端末による着信を確認できれば、前記第２の方
式を用いた通信を開始し、前記端末による着信を確認 できなければ、前記第２の基
地局は、着信があることを前記第１の基地局へ通知し、
該第１の基地局はその旨を前記端末へ通知することを特
徴とする請求項１に記載の無線通信方法。 - 【請求項３】 前記端末が前記第２の方式の圏内に入っ
た時には、上りと下りの両方向を前記第２の方式の通信
チャネルを用いて通信を行うことを特徴とする請求項１
又は２に記載の無線通信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24235995A JP3189160B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 無線通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24235995A JP3189160B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 無線通信方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0965422A JPH0965422A (ja) | 1997-03-07 |
| JP3189160B2 true JP3189160B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=17088019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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