JP3189049U - 降温織物 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、涼感効果を発揮しやすい降温織物を提供する。【解決手段】この降温織物は、それぞれ複数の親水性ポリエステル繊維112からなる複数の涼感糸110と、複数の非涼感糸120と、を備え、涼感糸110及び非涼感糸120が織り交ぜられて形成された複数の交差点より構成される。複数の前記交差点は、少なくとも1つの涼感浮き出る点130(涼感を与える浮き出る点)及び少なくとも1つの非涼感浮き出る点140(涼感を与えない浮き出る点)を含む。複数の涼感浮き出る点130のそれぞれは、涼感糸110と非涼感糸120が織り交ぜられて、又は涼感糸110及び涼感糸110の織り交ぜられて形成されるものであり、前記涼感浮き出る点における涼感糸110が、着用側(体に接触する側)に位置し、涼感浮き出る点が、降温織物の着用側の交差点の20〜80%を占める。【選択図】図1A

Description

本考案は、織物に関し、特に、降温織物に関する。
暑さが日増しに厳しくなる夏には、消費者が、高温気候に対応するように、ゆったりとして通気性のある太物を選好している。現在、市販の涼感繊維の製品としては、米国特許第7666502号により提出された相転移材料(Phase−Change−Material)の織物がある。このような相転移材料は、昔、アメリカ航空宇宙局が宇宙飛行士のために研究開発された特別な材料であり、体温を調節し、温度変化を和らげる作用を有する。人体の温度が高くなる場合、相転移材料は、熱気を吸収して固体から液体に変化し、固体状態から液体状態に変わる過程が吸熱現象であるため、着用者に涼しさを感じさせる、逆に、人体の温度が低くなる場合、相転移材料は、液体状態から固体状態に変化し、この場合に放熱反応となるため、着用者に温熱感を感じさせる。しかしながら、相転移材料は、低融点のパラフィン又はアルコ−ル類等の物質であり、更に低温溶媒を用いて製糸し、高温状態で炎上、熱分解、気体の揮発等の悪影響を与えるため、従来の高温溶融製糸プロセスに適さない。
別の涼感繊維製品としては、台湾特許第M328457号及びM346608号により提出された、無機粉体が添加された涼感繊維の織物がある。その原理としては、スピネル、マグネサイト、石英又はカンラン石等の鉱石を採用して、研磨してサブミクロンレベルの粉体を製造し、更に界面活性剤により分散処理された後、定量方式で、例えばポリプロピレン(polypropylene)、ポリエチレン(polyethylene)、ポリアミド(polyamide)、ポリウレタン(polyurethane)、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(polyacrylonitrile−butadiene−styrene)、人造ゴム又はポリエステル(polyester)等のような熱可塑性プラスチックグラニュ−ルに添加する。液体窒素による急速冷凍を介して、熱可塑性プラスチックグラニュ−ルを粉末状に研磨し、更に混練機又はニ−ダを運用してサブミクロン放熱涼感粉体と十分で均一に混練してマスタ−バッチに製造し、又は化学合成法によってマスタ−バッチに製造した後、最後でさまざまな異なる製糸技術を運用して、紡糸口金によって繊維製品を製造することができる。しかしながら、上記の織物による涼感効果は、無機粉体の添加量の多少に依存している。粉体の添加量が高すぎると、粉体分散という問題が生じやすく、製糸性、織物の後加工性及び生産コストに間接的に悪影響を与え、紡糸口金が詰まられるため、実際的に適用される時に、添加量により制限されやすく、涼感効果を発揮しにくい。
これに鑑みて、現在、上記欠点、即ち本案で解決しようとする技術困難点を克服できる降温織物が望まれる。使用者の需要に応えるために、構造が簡単で涼感効果を発揮しやすい降温織物を提供できることが期待されている。
従って、本考案の一態様は、降温織物を提供する。この降温織物は、それぞれ複数の親水性ポリエステル繊維からなる複数の涼感糸と、複数の非涼感糸と、を備え、涼感糸及び非涼感糸が織り交ぜられて形成された複数の交差点(織り交ぜる点)より構成される。複数の前記交差点は、少なくとも1つの涼感浮き出る点(涼感を与える浮き出る点)及び少なくとも1つの非涼感浮き出る点(涼感を与えない浮き出る点)を含み、複数の涼感浮き出る点のそれぞれは、涼感糸と非涼感糸が織り交ぜられて、又は涼感糸と前記涼感糸の織り交ぜられて形成されたものであり、涼感浮き出る点における涼感糸が、着用側(体に接触する側)に位置し、涼感浮き出る点が、降温織物の着用側の交差点の少なくとも20〜80%を占める。
本考案の一実施例によると、親水性ポリエステル繊維は、変性されたポリエチレンテレフタレ−ト繊維であり、未延伸糸、半延伸糸、仮撚り加工糸又は完全延伸糸である。本考案の別の実施例によると、非涼感糸は、天然繊維、合成繊維又はその組み合わせより構成されたものである。
この降温織物は、機織り法によって織られたものであり、平織、斜文織又は朱子織であってよい。本考案の一実施例によると、降温織物が平織である場合、降温織物の着用側に、点状で均一に分散しているパタ−ンに配列される50%の涼感浮き出る点を有する。本考案の別の実施例によると、降温織物が斜文織である場合、降温織物の着用側に、連続的な斜文織パタ−ンに配列される25〜75%の涼感浮き出る点を有する。本考案のさらに他の実施例によると、降温織物が朱子織である場合、降温織物の着用側に、不連続のパタ−ンに配列される20〜80%の涼感浮き出る点を有する。
上記から分かるように、本考案の降温織物は、構造が簡単で涼感効果を発揮しやすく、親水性ポリエステル繊維を採用し、このような繊維で涼感効果のある織物を製造するものであって、織物を着用する場合、皮膚表面の水分を吸収し、皮膚表面の熱を散逸させ、皮膚に涼しく、温度降下のような感覚をさせる。
下記図面の説明は、本考案の前記又は他の目的、特徴、メリット及び実施例をより分かりやすくするためのものである。
本考案の一実施形態による降温織物を示す模式図である。 図1Aによる降温織物の交差点を示す模式図である。 本考案の別の実施形態による降温織物を示す模式図である。 図2Aによる降温織物の交差点を示す模式図である。 本考案の一実施形態による降温織物を示す模式図である。 図3Aによる降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。 図3Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図である。 本考案の別の実施形態による降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。 図4Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図である。 本考案のさらに他の実施形態による降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。 図5Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図である。 本考案のさらに他の実施形態による降温織物を示す模式図である。 図6Aによる降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。 図6Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図である。
本開示内容の記述をより詳細化して、充実させるためには、下文では、本考案の実施態様及び具体的な実施例に対して、説明的な叙述を提出するが、これは本考案の具体的な実施例を実施し又は運用する唯一の形式ではない。実施形態には、複数の具体的な実施例の特徴及びこれらの具体的な実施例を構築し操作するための方法工程とその順序が含まれる。しかしながら、他の具体的な実施例によって、同一又は同等の機能と工程順序を達成することもできる。
下記の叙述において、多くの所定の細部を詳しく記述して、読者に下記の実施例を十分に理解させることを可能にする。しかしながら、これらの所定の細部がなくても、本考案の実施例を実践することができる。他の場合、図面を簡略化するために、熟知の構造及び装置は、ただ模式的に図示されている。
図1Aを参照されたい。図1Aは、本考案の一実施形態による降温織物100を示す正面模式図である。図に示すように、降温織物100は、複数の親水性ポリエステル繊維112及び非親水性繊維114からなる複数の涼感糸110と、複数の非涼感糸120と、を備える。一実施形態において、この親水性ポリエステル繊維は、変性されたポリエチレンテレフタレ−ト繊維である。このような親水性ポリエステル繊維で織られた織物は、衣類に製作されて着用される時に、皮膚に近づき又は接触して、これにより、皮膚表面の水分を吸収すると同時に、皮膚表面の熱を散逸させ、皮膚に涼しく、温度降下のような感覚をさせることができる。上記の親水性ポリエステル繊維は、未延伸糸、半延伸糸、仮撚り加工糸又は完全延伸糸である。
一実施形態において、涼感糸は、降温織物の総重量の20〜80重量%を占める。別の実施形態において、涼感糸は、降温織物の総重量の25〜40重量%を占める。しかしながら、涼感糸の降温織物に占める割合は、本考案を制限するものではなく、実際の需要に応じて調整されることができる。例としては、夏の最も暑い時に、涼感糸の割合の高い降温織物を製造してよく、春夏又は夏秋の季節に、涼感糸の割合の低い降温織物を製造してよい。
図1Bを参照されたい。図1Bは、図1Aによる降温織物の交差点を示す模式図である。図に示すように、この降温織物100は、涼感糸、非涼感糸、織り交ぜられて形成された複数の交差点より構成される。交差点は、少なくとも1つの涼感浮き出る点130及び少なくとも1つの非涼感浮き出る点140を含む。複数の涼感浮き出る点のそれぞれは、涼感糸及び非涼感糸が織り交ぜられて形成され、又は涼感糸及び前記涼感糸の織り交ぜられて形成されたものであり、涼感浮き出る点における涼感糸が、着用側に位置し、この場合、涼感糸も、必ず着用側に位置する。一実施形態において、涼感浮き出る点は、降温織物の着用側の交差点の20〜80%を占める。別の実施形態において、降温織物の着用側の交差点は、25〜75%の涼感浮き出る点を含む。さらに他の実施形態において、降温織物の着用側の交差点は、50〜55%の涼感浮き出る点を含む。
降温織物は、機織り法によって織られたものであり、例えば平織、斜文織又は朱子織であってよい。図1A及び図1Bを参照されたい。この実施形態において、降温織物100は、平織であり、涼感糸110は、経糸又は緯糸のみに存在し、降温織物100の着用側に、点状で均一に分散しているパタ−ンに配列される約50%の涼感浮き出る点130を有する。
図2Aを参照されたい。図2Aは、別の実施形態による降温織物200を示す正面模式図である。この実施形態において、降温織物200は、同様に平織であり、涼感糸210と非涼感糸220が仕切られて配列されて編まれたものであるが、図2Bに示すような交差点模式図のように、涼感糸210が経糸及び緯糸に存在し、降温織物200の着用側に約50%の涼感浮き出る点230を有し、涼感浮き出る点230及び非涼感浮き出る点240が線状で仕切られて配列されたパタ−ンに配列されることで、異なっている。
降温織物が斜文織である場合、降温織物の着用側に、連続的な斜文織パタ−ンに配列される25〜75%の涼感浮き出る点を有する。図3Aを参照されたい。図3Aは、本考案の一実施形態による降温織物300を示す正面模式図である。図3Bは、図3Aによる降温織物300の着用側の交差点を示す模式図である。図3Bに示すように、降温織物300には、着用側の涼感浮き出る点330と非涼感浮き出る点340が45度の斜文織パタ−ンに配列され、涼感糸310と非涼感糸320が2:2の斜文織に配列され、また約50%の涼感浮き出る点330がある。図3Cは、図3Aによる降温織物300の非着用側の交差点を示す模式図であり、非着用側に約50%の涼感浮き出る点330がある。
図4Aは、本考案の別の実施形態による降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。これは、別の織り方による斜文織であり、その涼感糸と非涼感糸が1:3の斜文織に配列され、約25%の涼感浮き出る点430及び約75%の非涼感浮き出る点440を有する。図4Bは、図4Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図であり、非着用側に約75%の涼感浮き出る点430及び約25%の非涼感浮き出る点440がある。
図5Aは、本考案の別の実施形態による降温織物の着用側の交差点を示す模式図である。これは、別の織り方による斜文織であり、涼感糸と非涼感糸が3:1の斜文織に配列され、約75%の涼感浮き出る点530及び約25%の非涼感浮き出る点540を有する。図5Bは、図5Aによる降温織物の非着用側の交差点を示す模式図であり、非着用側に約25%の涼感浮き出る点530及び約75%の非涼感浮き出る点540がある。
降温織物が朱子織である場合、降温織物の着用側に、不連続のパタ−ンに配列される約20〜80%の涼感浮き出る点を有する。図6Aを参照されたい。図6Aは、本考案の一実施形態による降温織物600を示す正面模式図である。降温織物600は、涼感糸610及び非涼感糸620により朱子織法で編まれた降温織物である。図6Bは、図6Aによる降温織物600の着用側の交差点を示す模式図である。図6Bに示すように、約80%の涼感浮き出る点630及び約20%の非涼感浮き出る点640を有する。図6Cは、図6Aによる降温織物600の非着用側の交差点を示す模式図であり、非着用側に約20%の涼感浮き出る点630及び約80%の非涼感浮き出る点640がある。
下記の実施例は、当業者が本考案を実施できるように、本考案の所定の態様を詳しく述べるためのものであるが、本考案を制限するものではない。
実施例1〜6及び比較例1
実施例1〜6に関しては、まず、コア層材料がカチオン可染性ポリエチレンテレフタレ−トのエステル粒子(遠東新世紀株式会社製、番号CFF−278、融点240℃)で、鞘層材料が変性ポリエチレンテレフタレ−トのエステル粒子(遠東新世紀株式会社製、番号FETH−54、融点205℃)である二成分芯鞘型繊維を準備し、コア層材料と鞘層材料を、55:45重量%の芯鞘割合で溶融製糸法で半延伸糸(POY)に製造した。この半延伸糸(POY)の繊維は、外観が正常状態であり、物性測定結果としては、繊維の太さが130dであり、繊維強度が1.7g/dであり、繊維の伸び率が145%であった。
次に、上記方法により製造された半延伸糸(POY)を仮撚り機台で加工し、加工速度を400m/minに、伸び比率DR1/DR2を1.8にした。上記のように加工された後、仮撚り加工糸は、外観が正常状態となり、物性測定結果としては、繊維の太さが75dであり、繊維強度が2.8g/dであり、繊維の伸び率が35%であった。上記製糸及び仮撚り加工によって、外観及び機械強度の良好な半延伸糸(POY)及び仮撚り加工糸(DTY)が得られることができ、これにより、本考案の降温織物の原料は、良好な溶融曳糸性及び仮撚り加工性を有することが判明した。
実施例1〜6では、上記親水性ポリエステル含有の仮撚り加工糸の涼感糸及び通常の糸を異なる割合で降温織物に織り、降温織物の組成について、下記の表1を参照されたい。通常の糸は、綿又は綿とポリエステルとの混紡であるが、比較例1では、通常の糸しか有さなく、即ち、100%の綿であった。次に、比較例1及び実施例1〜6の冷温感評価値を測定し、測定結果は下記の表1の通りであった。
冷温感評価値試験は、カト−テック株式会社により開発されたKES−F7のTHERMO LABO IIを用いて冷温感評価値(Q−max値)を測定し、この方式では、人間の手の平が物体に接触する冷温感をシミュレ−ションすることができる。その原理としては、熱を銅板に保存し、サンプル表面に接触するように熱を伝達した後、直ちに瞬間的な熱流量のピ−ク値を測定し、その単位は、1平方センチメ−トルあたりのワット数で示される(w/cm)。試験の前に、サイズ20×20cmの試験サンプルを準備し、次に、温度25℃、相対湿度65%にした測定機器の環境条件において少なくとも1時間維持し、環境の温度及び湿度のバランスが取れてから、Q−max値試験を行った。試験を行う時に、まず、メインホットプレ−トヒ−タ−をオンにし、同時に外界の環境温度をシミュレ−ションするように、ホットプレ−トの温度を35±0.1℃に設定し、コ−ルドプレ−トの温度を25℃に設定した。5回試験して平均試験値を計算し、有効数字が小数点3桁目とした。
Figure 0003189049
表1から分かるように、実施例1〜6の冷温感評価値の何れも、比較例1のより明らかに大きいため、本考案の降温織物による涼感効果が通常の伝統の織物より優れていることを証明できる。
また、降温織物による涼感効果は、平均涼感試験によって評価されることもできる。ASTM D−7024(Standard Test Method for State and Dynamic Thermal Performance of Textile Materials)により修飾された方法を引用して、織物の平均涼感試験を行う。この方法は、織物の一定時間を経った後の温度変化を測定することができ、温度差が大きいほど、好ましい持続的な涼感効果を有することを表す。測定の過程としては、まず、ホットプレ−トの熱流量を200W(約35℃)に設定し、コ−ルドプレ−トの温度を28℃に設定し、試験時間を1時間に設定し、次に、30cm×30cm寸法の試験サンプルを取って、ホットプレ−トとコ−ルドプレ−トとの間に放置し、1時間後、織物サンプルの表面温度(T)を測定し、平均涼感値=35℃−Tに代入して、平均涼感値を求めることができる。35℃は、ホットプレ−トの定値温度である。平均涼感値が3.5℃以上になる場合、持続的な涼感効果を有し、温度差が大きいほど、持続的な涼感効果が明らかである。例としては、上記の実施例1の降温織物を取って、上記方法で平均涼感値を測定し、4.28℃として測定するため、本考案の降温織物が3.5℃より大きい平均涼感値を有し、良好で持続的な涼感効果を有することを表示することが判明した。
上記から分かるように、本考案の降温織物は、異なる織り方によって着用側の涼感浮き出る点の割合を調整して、必要な涼感効果を達することができる。また、本考案の降温織物は、ポリエステル繊維プロセスを採用して調製され、通常の溶融製糸設備のみを必要とし、無機粉体の添加による分散性の問題及び紡糸口金が粉体に詰まられる問題がなく、設備損耗及び製糸コストが増えることはない。親水性のポリエステル繊維により製造された、涼しく降温効果のある生地は、衣類に製造されて着用される場合、皮膚に接触して皮膚表面の水分を吸収し、皮膚表面の熱を散逸させ、皮膚に涼しく、温度降下のような快適感を感じさせることができる。また、冷温感評価値及び平均涼感効果試験によって実証されるように、本考案の降温織物の平均涼感値は、4℃を超え、冷温感評価値が0.125W/cmを超え、持続的な涼感効果を有し、降温効果が通常の降温織物のよりかなり優れている。本考案の降温織物を運用すれば、製品により高い経済効率を持たせることができるだけでなく、消費者にとって有益になる。
一方、このような涼感繊維は、例えば通常の既製服、家庭用織物、ライナ−及びクッションの充填材料のような、長繊維又は短繊維の製品にもかかわらず、又はエステル粒子による重合過程、化学繊維製糸の時又は染色後の加工段階において、機能性助剤を添加するという他の紡織用途に広く適用されることができる。例としては、本考案の涼感繊維及びポリエチレンテレフタレ−トを混紡することができ、他の抗菌、吸湿発汗、低温可染又はカチオン可染等の機能性助剤を添加して、製品の付加価値を向上させることができる。上記から分かるように、本考案の降温織物の応用範囲がかなり広く、リサイクルされることができ、環境保護、省エネ、炭素削減という要望を叶える。
本考案では実施形態を前述の通り開示したが、これは本考案を限定するものではなく、当業者であれば、本考案の精神と領域から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定した内容を基準とする。
100、200、300、600 降温織物
110、210、310、610 涼感糸
112 親水性ポリエステル繊維
114 非親水性繊維
120、220、320、620 非涼感糸
130、230、330、430、530、630 涼感浮き出る点
140、240、340、440、540、640 非涼感浮き出る点

Claims (15)

  1. それぞれ複数の親水性ポリエステル繊維からなる複数の涼感糸と、
    複数の非涼感糸と、
    を備え、
    前記涼感糸及び前記非涼感糸が織り交ぜられて形成された複数の交差点(織り交ぜる点)より構成される降温織物で、
    複数の前記交差点は、少なくとも1つの涼感浮き出る点(涼感を与える浮き出る点)及び少なくとも1つの非涼感浮き出る点(涼感を与えない浮き出る点)を含み、
    複数の前記涼感浮き出る点のそれぞれは、前記涼感糸と前記非涼感糸が織り交ぜられて、又は前記涼感糸と前記涼感糸の織り交ぜられて形成されたもので、
    前記涼感浮き出る点における前記涼感糸が、着用側(体に接触する側)に位置し、
    前記涼感浮き出る点が、前記降温織物の着用側の交差点の20〜80%を占める降温織物。
  2. 前記降温織物の着用側の交差点は、25〜75%の涼感浮き出る点を含む請求項1に記載の降温織物。
  3. 前記降温織物の着用側の交差点は、50〜55%の涼感浮き出る点を含む請求項2に記載の降温織物。
  4. 前記涼感糸は、前記降温織物の総重量の20〜80重量%を占める請求項1に記載の降温織物。
  5. 前記涼感糸は、前記降温織物の総重量の25〜40重量%を占める請求項4に記載の降温織物。
  6. 前記降温織物は、機織り法によって織られたものである請求項1に記載の降温織物。
  7. 前記降温織物は、平織、斜文織又は朱子織である請求項6に記載の降温織物。
  8. 前記降温織物が平織である場合、前記降温織物の着用側に、点状で均一に分散しているパタ−ンに配列される50%の涼感浮き出る点を有する請求項7に記載の降温織物。
  9. 前記降温織物が斜文織である場合、前記降温織物の着用側に、連続的な斜文織パタ−ンに配列される25〜75%の涼感浮き出る点を有する請求項7に記載の降温織物。
  10. 前記降温織物が朱子織である場合、前記降温織物の着用側に、不連続のパタ−ンに配列される20〜80%の涼感浮き出る点を有する請求項7に記載の降温織物。
  11. 前記親水性ポリエステル繊維は、変性されたポリエチレンテレフタレ−ト繊維である請求項1に記載の降温織物。
  12. 前記親水性ポリエステル繊維は、未延伸糸、半延伸糸、仮撚り加工糸又は完全延伸糸である請求項1に記載の降温織物。
  13. 前記非涼感糸は、天然繊維、合成繊維又はその組み合わせより構成されたものである請求項1に記載の降温織物。
  14. 前記降温織物の平均涼感値は、4℃を超える請求項1に記載の降温織物。
  15. 前記降温織物の冷温感評価値は、0.125W/cmを超える請求項1に記載の降温織物。
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