JP3188674B2 - 取付金具 - Google Patents

取付金具

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JP3188674B2
JP3188674B2 JP23203498A JP23203498A JP3188674B2 JP 3188674 B2 JP3188674 B2 JP 3188674B2 JP 23203498 A JP23203498 A JP 23203498A JP 23203498 A JP23203498 A JP 23203498A JP 3188674 B2 JP3188674 B2 JP 3188674B2
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株式会社東京パイロン販売
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震用スリット材
の取付部材に取付ける取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリート建築物の柱や梁等の
構造躯体と出入口や窓等の開口部の壁面との間には、地
震によってドアや窓扉が開かなくなることを防ぐため
に、スリット材が設けられている。図6は既提案のスリ
ット材1の設置態様の一例を示し、このスリット材1
は、スリット材1に取付けられた取付金具2と、取付金
具2が取付けられるセパレータ3とによって、構造躯体
と開口部の壁面との間に設けられている。
【0003】上記スリット材1は、ロックウール5a
と、その幅方向の両側に固着したポリエチレン発泡体5
bよりなる板状のスリット材本体5と、該スリット材本
体5の一方の面に取付けられた、取付金具2を取付ける
ための取付部材6とを備えている。
【0004】硬質塩化ビニールによって一体成形された
上記取付部材6は、スリット材本体5の幅の全部または
一部を覆う底壁7と、該底壁7の幅方向の所定の位置に
設けた左右の側壁8,8と、各側壁8の先端の内向きの
アングル状係止片8aと、内側の側壁8に設けた立ち上
がり壁9とを備え、底壁7、左右の側壁8,8、及びア
ングル状係止片8a,8aによって、開口10aの幅が
内側の幅よりも狭い取付溝10が、長手方向に形成され
ている。そして、この取付溝10に上記取付金具2が取
付けられる。
【0005】図5に詳細を示す取付金具2は、板状の基
体12の一端両側に上記取付溝10に係止する係止部1
3がそれぞれ一体に形成されており、コ字状に屈曲され
た基体12の他端に、セパレータ3を取付けるためのセ
パレータ取付部14が形成されている。上記セパレータ
3は、セパレータ取付部14が嵌着する本体16と、本
体16の両端にそれぞれ取付けられた、型枠17に取付
けるための型枠取付部18とを備え、型枠取付部18,
18間の長さは、通常スリット材1の幅よりも若干大き
くされており、図示を省略している適宜の手段によっ
て、型枠取付部18,18が型枠17,17に取付けら
れる。
【0006】この取付金具2は、左右の係止部13を取
付溝10に係止することによって取付部材6に取付けら
れるが、開口10aの幅が取付溝10の内側の幅よりも
狭いために、取付部材6に取付けるためには、係止部1
3,13を取付溝10の長手方向一端の開口から取付溝
10に挿入して溝内を所定の位置まで移動させなければ
ならないので、取付部材6への取付操作が面倒である。
特に、取付部材6の長手方向に複数個の取付金具2を取
付ける場合には、上記操作を反復するために取付操作が
一層面倒である。
【0007】また、取付金具2の取付部材6への取付姿
勢は、係止部13が取付溝10に係止することによって
保持されるために、取付金具2を取付溝10に強固に取
付けようとすると、係止部13を移動させるのに大きな
力が必要になる。また、係止部13の移動を容易にする
ために、係止部13と取付溝10との係止力を小さくす
ると、取付金具2の取付部材6への取付姿勢が傾いたり
取付位置が動いたりする恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、スリット材への取付けが容易で、しかも強
固に取付けることができる取付金具を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の取付金具は、底壁と、左右の側壁と、これ
らの側壁の先端に形成した内向きの係止片と、これらの
部材によって形成された開口の幅が内側の幅より狭い取
付溝と、上記側壁のいずれか一方に設けた立ち上がり壁
とを有する取付部材;を備えた耐震用スリット材の上記
取付部材に取付ける取付金具であって、コ字状をなす上
記取付金具の両側辺が、上記開口を通して取付溝に挿入
及び回転が可能な挿入部と、該挿入部の先端に形成し
た、側辺相互の押圧により上記開口を通して取付溝に挿
入可能な係止部と、各側辺の挿入部側の端部に設けた圧
接部と、型枠に取付けられるセパレータに取付けるため
のセパレータ取付部とを備え、これらの係止部と圧接部
が、挿入部を取付溝に挿入した取付金具の回転と側辺の
押圧解除とによって、係止部が取付溝に係止するととも
に、両側辺のいずれか一方の圧接部が立ち上がり壁に圧
接するように関係付けられていることを特徴としてい
る。
【0010】また、同様の課題を解決するため、上記取
付金具における圧接部を、側辺の幅方向両側に設けたこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用】スリット材に取付けた取付部材の長手方向所望
の位置において、取付金具の両側辺を互いに圧接するこ
とにより挿入部を開口を通して取付溝内に挿入し、その
状態で取付金具を回転させて両側辺の押圧を解除する
と、係止部が取付溝に係止するとともに圧接部が立ち上
がり壁に圧接するので、取付金具を取付部材に取付ける
ことができる。したがって、取付金具を取付溝の長手方
向一端の開口から挿入して、取付溝内を移動させる必要
がないので、取付部材の所望の位置への取付操作が容易
であり、しかも係止部と圧接部とによって強固に取付け
ることができる。係止部と圧接部とによってスリット材
に取付けられた取付金具は、セパレータ取付部によっ
て、型枠に取付けられたセパレータに取付けられる。
【0012】また、請求項2に記載した取付金具は、圧
接部を側辺の幅方向両側に設けたので、取付部材に一層
強固に取付ける個とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の実施例
及び使用態様を示し、スリット材1、取付金具20が取
付けられる取付部材6及びセパレータ3は、既提案のス
リット材1、取付部材6及びセパレータ3と同じ構成を
備えている。したがって、図における同一の箇所に同一
の符号を付して、詳細な説明は省略する。なお、図示の
例においては、取付部材6に2つの取付溝10が立ち上
がり壁9を対向させて設けているが、スリット材1の幅
によっては、取付溝10を1つまたは3つ以上にするこ
とができる。
【0014】図1及び図2に詳細を示す上記取付金具2
0は、適宜の金属板の屈曲によってコ字状に形成され、
一対の側辺21aには、基辺21b側のセパレータ3に
取付けるための、先端の幅が若干広くされた複数個(図
示の例は2個)のセパレータ取付部22と、先端側の側
辺21aより幅が狭い挿入部23と、挿入部23先端の
外方を向く屈曲部23aと、屈曲部23a両側の基辺2
1b側を向き、上記取付溝10に係止する係止部24,
24とが一体に形成されている。また、基辺21bには
ねじ孔25(図2参照)が形成されている。
【0015】上記挿入部23は、開口10aから取付溝
10に挿入可能でかつ回転可能な幅を有し、係止部24
は、一対の側辺21a相互の押圧により開口10aを通
して取付溝に挿入及び回転が可能な幅を有し、かつ取付
金具20の90度の回転と側辺21a相互の押圧解除に
よる弾性復帰とによって、上記取付溝10に係止するよ
うにされている。また、一対の側辺21aの上記挿入部
23側端部の幅方向両側には、圧接部26が屈曲等によ
って側辺21aと一体に形成されており、圧接部26に
おける立ち上がり壁9側の面は、先端に向けて僅かに外
向き傾斜している。そして、上記係止部24と圧接部2
6は、取付金具20の回転によって係止部24が取付溝
10のアングル状係止片8aに係止すると、圧接部26
が立ち上がり壁9の上面9aに圧接するようにその位置
関係が関係付けられている(図4参照)。図の符号2
7は、側辺21aに形成した補強リブである。
【0016】上記取付金具20は、一対の側辺21aを
互いに押圧して挿入部23を取付部材6の開口10aを
通して取付溝10に挿入し、90度回転させた後側辺2
1aの押圧を解除すると、一対の側辺21aが取付金具
20自体の弾性により元の状態に復帰するので、係止部
24,24が取付溝10のアングル状係止片8a,8a
の先端に係止するとともに、圧接部26,26が立ち上
がり壁9の上面6aに圧接するので、取付部材6に強固
に取付けることができる。
【0017】上記取付金具20は、所望の位置において
開口10aを通して取付部材6に取付けることができ
る。したがって、取付溝10に沿って移動させる必要が
ないので、複数個の取付金具20を取付部材6に取付け
る場合であってもその取付操作が容易であり、しかも取
付金具を取付溝6に沿って移動させるものと異なり、係
止部24,24と圧接部26,26とによって取付溝1
0に強固に取付けることができるので、取付部材6に取
付けた取付金具20が傾いたり、取付位置がずれたりす
ることがない。
【0018】上記取付金具20は、一対の側辺21a,
21a相互の押圧と、押圧の解除とによって、取付部材
6の取付溝10の長手方向の所望の位置に強固に取付け
ることができる(図3参照)。次いで、上記取付金具2
0のセパレータ取付部22を、図示を省略している適宜
の手段によって型枠取付部18の一方が型枠17に取付
けられているセパレータ3の本体16に係止する。取付
金具20をセパレータ3の本体16に係止した後、適宜
の手段によって他方の型枠17をセパレータ3の他方の
型枠取付部18に取付けると、スリット材1が型枠1
7,17によって支持される(図4参照)。したがっ
て、スリット材1が、型枠17,17間に打設されたコ
ンクリートによって押圧されても、その設置姿勢が保持
されて動くことはない。
【0019】なお、セパレータ3及び取付金具20は、
必要に応じて1つの取付溝10に複数個取付けることが
でき、またスリット材1の設置姿勢は図示の垂直方向に
限定されるものではなく、水平方向とすることもでき
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の取付金具は、取付溝の開口を通
してスリット材の取付部材に取付けることができるの
で、取付溝の長手方向一端の開口から挿入して所望の位
置まで移動させるものに比べて、取付操作が極めて容易
である。また、取付溝内を移動させる必要がなく、しか
も係止部と圧接部とによって取付部材に強固に取付ける
ことができるので、取付姿勢が傾いたり取付位置が動い
たりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】取付態様の斜視図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】既提案の取付金具の斜視図である。
【図6】既提案の金具の取付態様の平面図である。
【符号の説明】
1 スリット材 6 取付部材 7 底壁 8 側壁 8a 係止片 9 立ち上がり壁 10 取付溝 10a 開口 20 取付金具 21a 側辺 22 セパレータ取付部 23 挿入部 24 係止部 26 圧接部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁と、左右の側壁と、これらの側壁の先
    端に形成した内向きの係止片と、これらの部材によって
    形成された開口の幅が内側の幅より狭い取付溝と、上記
    側壁のいずれか一方に設けた立ち上がり壁とを有する取
    付部材;を備えた耐震用スリット材の上記取付部材に取
    付ける取付金具であって、 コ字状をなす上記取付金具の両側辺が、上記開口を通し
    上記取付溝に挿入及び回転が可能な挿入部と、該挿入
    部の先端に形成した、上記側辺相互の押圧により上記開
    口を通して上記取付溝に挿入可能な係止部と、上記各側
    辺の上記挿入部側の端部に設けた圧接部と、型枠に取付
    けられるセパレータに取付けるためのセパレータ取付部
    とを備え、上記 挿入部を上記取付溝に挿入した上記取付金具の回転
    上記側辺の押圧解除とによって、上記係止部が上記
    付溝の係止片に係止するとともに、上記両側辺のいずれ
    か一方の圧接部が上記立ち上がり壁に圧接するように
    記係止部と上記圧接部との位置関係が関係付けられてい
    る、 ことを特徴とする取付金具。
  2. 【請求項2】上記圧接部を、上記側辺の幅方向両側に設
    けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した取付金具。
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