JP3188448U - マッサージ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成および使用方法によって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能なマッサージ具を提供する。
【解決手段】使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具1であって、複数の真珠11と、複数の真珠11を収納する第一収納体20と、第一収納体20を収納する第二収納体30と、第二収納体30の一部を締結する外側締結部41とを備え、第二収容体30の外側締結部41による締結位置が、自在に調整可能であり、第二収容体30が、外側締結部41によって、第一収納体20を収容した接触部31と、第二収容体30のみから成る把持部32とに区別されることを特徴としている。
【選択図】図1
【解決手段】使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具1であって、複数の真珠11と、複数の真珠11を収納する第一収納体20と、第一収納体20を収納する第二収納体30と、第二収納体30の一部を締結する外側締結部41とを備え、第二収容体30の外側締結部41による締結位置が、自在に調整可能であり、第二収容体30が、外側締結部41によって、第一収納体20を収容した接触部31と、第二収容体30のみから成る把持部32とに区別されることを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本考案は、手に持って使用可能なマッサージ具に関するもので、より具体的には、比較的簡単な構成および使用方法によって、自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具に関するものである。
運動不足、過剰運動、疲労、あるいは加齢等により、どのような環境・年齢の人であっても、腰痛、肩こり、あるいは筋肉痛等(以下、「体調不良等」ともいう。)の症状は、常日頃から起こり得るものである。
これらの体調不良等を解消するための従来技術にかかる方法としては、例えば、鍼、灸、整体、マッサージ、マッサージ具、あるいは外科治療等があげられる。
上述した体調不良等を解消するためのマッサージ具の一例としては、例えば、特許文献1に示したものがある。この従来技術にかかるマッサージ具は、棒状グリップ体の先端部一側面に押圧突起を有するものであり、この押圧突起を身体に押し当てることによって、マッサージ効果を得るべく構成されている。
従来技術にかかるマッサージ具は、上述したように、棒状グリップ体の先端部一側面に押圧突起を有し、この押圧突起を身体に押し当てることによって、マッサージ効果を得る構成である。
しかしながら、従来技術に示すような身体に接する箇所が一点に集中しているマッサージ具は、使い勝手が悪いという問題があった。具体的には、マッサージ具は、通常、マッサージを行う際の的確な箇所(ツボ等)を熟知していない者が使用するため、その使用方法によっては、適切なマッサージ効果が得られないという問題があった。また、仮に使用者が刺激を与えるべき箇所を知っていたとしても、身体との接点が一点に集中しているため、中々思い通りの箇所を刺激することはできないという問題があった。
そこで、本考案は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、比較的簡単な構成および使用方法によって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を提供することを課題とする。
本考案の第一態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備えたことを特徴としている。
このように構成されたマッサージ具によれば、使用者が、前記第二収納体を使用者自身の身体に接触させることによって(例えば、強弱をつけて接触させることによって)、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を得ることが可能となり、健康回復、健康促進、体調改善等を図ることができる。
より具体的には、前記複数の粒状物を有する前記第二収納体が、使用者の身体に接することによって、前記複数の粒状物が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本考案にかかるマッサージ具によれば、前記第二収納体をソフトに身体に打ち付けることができる。また、前記第二収納体による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本考案にかかるマッサージ具は、前記複数の粒状物が収納された前記第一収納体が、さらに前記第二収納体に収容されて構成されている。つまり、前記複数の粒状物が、前記第一収容体と前記第二収容体とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、前記複数の粒状物を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を得ることができる。
より具体的には、前記複数の粒状物を有する前記第二収納体が、使用者の身体に接することによって、前記複数の粒状物が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本考案にかかるマッサージ具によれば、前記第二収納体をソフトに身体に打ち付けることができる。また、前記第二収納体による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本考案にかかるマッサージ具は、前記複数の粒状物が収納された前記第一収納体が、さらに前記第二収納体に収容されて構成されている。つまり、前記複数の粒状物が、前記第一収容体と前記第二収容体とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、前記複数の粒状物を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を得ることができる。
本考案の第二態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、前記第二収容体が、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別されることを特徴としている。
このように構成されたマッサージ具によれば、前記把持部を使用者が把持した状態で前記接触部を振り子のように動かして身体に接触させたり(前記接触部で身体を叩いたり)、あるいは前記接触部を使用者が直接把持した状態で前記接触部を使用者の身体に接触させたりすることによって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を図ることができる。
より具体的には、前記複数の粒状物を有する前記接触部が、使用者の身体に接することによって、前記複数の粒状物が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本考案にかかるマッサージ具によれば、前記接触部をソフトに身体に打ち付けることができる。また、前記接触部による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本考案にかかるマッサージ具は、前記複数の粒状物が収納された前記第一収納体が、さらに前記第二収納体に収容されて構成されている。つまり、前記複数の粒状物が、前記第一収容体と前記第二収容体とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、前記複数の粒状物を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を得ることができる。
より具体的には、前記複数の粒状物を有する前記接触部が、使用者の身体に接することによって、前記複数の粒状物が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本考案にかかるマッサージ具によれば、前記接触部をソフトに身体に打ち付けることができる。また、前記接触部による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本考案にかかるマッサージ具は、前記複数の粒状物が収納された前記第一収納体が、さらに前記第二収納体に収容されて構成されている。つまり、前記複数の粒状物が、前記第一収容体と前記第二収容体とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、前記複数の粒状物を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を得ることができる。
また、本考案の第三態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体と、前記第二収納体の一部を締結する締結部とを備え、前記第二収容体の前記締結部による締結位置が、自在に調整可能であり、前記第二収容体が、前記締結部によって、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別されることを特徴としている。
このような構成によれば、上記第二態様にかかるマッサージ具と同様の作用効果を得られると共に、次のような作用効果を得ることができる。
本考案にかかるマッサージ具は、前記締結部による前記第二収容体の締結位置を調整可能であるため、前記接触部の大きさを自在に調整することができる。したがって、本考案にかかるマッサージ具によれば、その使用者の体調等に応じて、前記接触部の大きさを調整することができる。つまり、本考案によれば、比較的簡単な構成に基づき、前記接触部の大きさを容易に調整でき、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えることができる、マッサージ具を得ることが可能となる。
さらに、本考案の第四態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の真珠と、前記複数の真珠を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体と、前記第二収納体の一部を締結する締結部とを備え、前記第二収容体の前記締結部による締結位置が、自在に調整可能であり、前記第二収容体が、前記締結部によって、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別されることを特徴としている。
このような構成によれば、上記第二態様および第三態様にかかるマッサージ具と同様の作用効果を得られると共に、次のような作用効果を得ることができる。
本考案にかかるマッサージ具は、前記接触部が前記複数の真珠を用いて構成されている。したがって、このような構成によれば、前記真珠を用いることによって、より柔らかな刺激を得ることができる。
また、本考案の第五態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、前記第二収納体の外側に、ベルト部が設けられていることを特徴としている。このベルト部は、使用者が把持しやすいものであれば、その形状は特に限定されず、前期第二収納体外部に設けられる本数についても、単数あるいは複数であってもよい。
このような構成によれば、上記第一態様にかかるマッサージ具と同様の作用効果を得られると共に、次のような作用効果を得ることができる。
本考案にかかるマッサージ具によれば、前記ベルト部を使用者が把持した状態で前記第二収納体を振り子のように動かして身体に接触させたり、あるいは前記第二収納体を使用者が直接把持した状態で使用者の身体に接触させたりすることによって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を図ることができる。
さらに、本考案の第六態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、複数の真珠と、前記複数の真珠を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、前記第二収納体の外側の対向する位置に、一対のベルト部が設けられており、前記ベルト部が、それぞれ環状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、上記第一態様および第五態様にかかるマッサージ具と同様の作用効果を得られると共に、次のような作用効果を得ることができる。
本考案にかかるマッサージ具によれば、それぞれ環状に形成された前記各ベルト部を左右の手で把持した状態で、使用者の身体のいたる所をマッサージ(あるいは洗浄)することができる。より具体的には、使用者の背中等の手の届きにくい部位であっても、これらの各ベルト部を把持することによって、使用者は簡単にマッサージ(あるいは洗浄)することができる。
本考案によれば、比較的簡単な構成および使用方法によって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具を得ることができる。
以下、図面に基づいて、本考案の実施形態を説明する。
<第一実施形態>
図1は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の概略図を示したものである。また、図2は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の分解構成図を示したものである。さらに、図3は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の使用方法の概略図を示したものである。また、図4は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具を成す接触部の調整状態の概略図を示したものである。
図1は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の概略図を示したものである。また、図2は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の分解構成図を示したものである。さらに、図3は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具の使用方法の概略図を示したものである。また、図4は、本考案の第一実施形態にかかるマッサージ具を成す接触部の調整状態の概略図を示したものである。
図1および図2等に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具1は、複数の真珠11(本考案の「粒状物」「真珠」に相当)を纏めた内包部21と、この内包部21を包み込む第二収納体30と、この第二収納体30を所定箇所にて締結する外側締結部41(本考案の「締結部」に相当)等とを用いて構成されている。
また、図1等に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具1は、外側締結部41にて、身体に接触させる接触部31と、使用者が把持する把持部32とに区別される。そして、このマッサージ具1は、例えば、使用者が、この把持部32を把持し、接触部31を振り子のように動かして身体の任意の箇所を叩くようにして使用される。
さらに、本実施形態にかかるマッサージ具1は、より具体的には、図2に示すように構成される。ここで、図2は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具の分解構成図を示したものである。
図2(a)は、本実施形態にかかるマッサージ具1を成す内包部21の分解構成図を示したものである。この図2(a)に示すように、内包部21は、複数の真珠11と、この複数の真珠11を纏めて収納可能な第一収納体20とを用いて構成されている。
内包部21を成す第一収納体20は、複数の真珠11を収納可能な網状の袋体を用いて構成されている。この第一収納体20は、内包した複数の真珠11の感触を損なうことなく、また、複数の真珠11の破損を防止すべく、比較的柔らかい袋体を用いて形成されている。第一収納体20は、例えば、絹布、綿布、化学繊維等を用いて構成されている。
内包部21を成す第一収納体20は、複数の真珠11を収納可能な網状の袋体を用いて構成されている。この第一収納体20は、内包した複数の真珠11の感触を損なうことなく、また、複数の真珠11の破損を防止すべく、比較的柔らかい袋体を用いて形成されている。第一収納体20は、例えば、絹布、綿布、化学繊維等を用いて構成されている。
図2(b)は、本実施形態にかかるマッサージ具1を成す内包部21の概略図を示したものである。この図2(b)に示すように、内包部21は、袋体である第一収納体20に複数の真珠11を収納し、第一収納体20の開口部を絞り、その絞った部分を内側締結部51にて締結して構成されている。この内側締結部51は、輪ゴム等のゴム部材や紐状部材等を用いて構成されている。この図2(b)に示すように、第一収納体20に収納された複数の真珠11は、第一収納体20の開口部を内側締結部51にて締結されることによって、第一収納体20内に適切に収納され、第一収納体20の外部に漏れ出すことはない。本実施形態においては、第一収納体20内に、約5mm〜約15mm程度の真珠を約100個〜約300個程度、収納することが好ましい。また、内包部21の形状(外形)は特に限定されないが、例えば、球体状(略球体状のものも含む)あるいは楕円体状(略楕円体状のものや略回転楕円体状も含む)となるべく構成されている。
図2(c)は、内包部21等から成るマッサージ具1の分解構成図を示したものである。この図2(c)に示すように、マッサージ具1は、内包部21と、この内包部21を包み込む第二収納体30と、外側締結部41(本考案の「締結部」に相当)とを用いて構成されている。
マッサージ具1を成す第二収納体30は、内包部21を収納可能な袋体を用いて構成されている。また、この第二収納体30は、収納した内包部21中の複数の真珠11からの刺激を身体に適切に伝えるべく、絹布等の柔らかい素材を用いて構成されている。この第二収納体30の構成素材としては、他に例えば、綿布や化学繊維等が適用可能である。この第二収納体30は、接触部31と把持部32とを構成するものであるため、肌触りがよく、持ちやすいものであることが好ましい。
さらに、本実施形態にかかる外側締結部41は、輪ゴム等のゴム部材や紐状部材等を用いて構成されている。
マッサージ具1を成す第二収納体30は、内包部21を収納可能な袋体を用いて構成されている。また、この第二収納体30は、収納した内包部21中の複数の真珠11からの刺激を身体に適切に伝えるべく、絹布等の柔らかい素材を用いて構成されている。この第二収納体30の構成素材としては、他に例えば、綿布や化学繊維等が適用可能である。この第二収納体30は、接触部31と把持部32とを構成するものであるため、肌触りがよく、持ちやすいものであることが好ましい。
さらに、本実施形態にかかる外側締結部41は、輪ゴム等のゴム部材や紐状部材等を用いて構成されている。
図2(d)は、マッサージ具1の概略図を示したものである。この図2(d)に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具1は、袋体である第二収納体30に、複数の真珠11を内包した内包部21を収納し、第二収納体30の所定箇所を外側締結部41にて締結することによって構成されている。また、このマッサージ具1は、この外側締結部41によって、内包部21を内包した箇所である接触部31と、実際のマッサージに使用する際に主に使用者が把持する部位である把持部32とに、区分される。この際、後述するように、外側締結部41の締結箇所は、使用者の好みに合わせて、その位置を適宜調整可能である。すなわち、使用者は、外側締結部41の締結箇所を調整することによって、接触部31の大きさ(広がり具合)や硬さ等を好みの状態に設定することができる。
本実施形態にかかるマッサージ具1の基本的な構成は、図1および図2にて説明したとおりである。そして、その構成に基づき、使用者がこのマッサージ具1を適切に使用することによって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を得ることが可能となり、健康回復、健康促進、体調改善等を実現することができる。
以下、図3を用いて、マッサージ具1の使用方法の一例を説明する。ここで、図3は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具の使用方法(一例)の概略図を示したものである。
以下、図3を用いて、マッサージ具1の使用方法の一例を説明する。ここで、図3は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具の使用方法(一例)の概略図を示したものである。
まず、図3(a)は、本実施形態にかかるマッサージ具1の持ち方の一例の概略図を示したものである。本実施形態にかかるマッサージ具1は、その使用者の好みによって、接触部31そのものを把持した状態で使用することも可能であるが、ここでは、図3(a)に示すように、使用者が、マッサージ具1の把持部32を右手で把持して使用する場合について説明する。
図3(b)は、本実施形態にかかるマッサージ具1の使用方法の一例の概略図を示したものである。具体的には、使用者がその本人の左肩Sのマッサージに、マッサージ具1を使用する場合を示している。この図3(b)に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具1は、使用者が右手で把持部32を把持し、その把持した部分を支点として、振り子のように振り出した接触部31にて、使用者本人の左肩Sをマッサージすることができる。
図3(c)は、図3(b)のようにマッサージ具1を使用した場合のマッサージ具1(を成す接触部31)の状態変化の概略図を示したものである。図3(c)の左側の図は、使用者が接触部31を左肩Sに接触させた瞬間の接触部31の状態を示す概略図であり、図3(c)の右側の図は、使用者が接触部31を左肩Sに接触させた後の接触部31の状態を示す概略図である。また、それぞれの図の下側には、左肩S周辺の拡大図を示している。
この図3(c)に示すように、接触部31は、使用者の左肩Sに接触した瞬間には、図1等に示した初期状態の形状(図3(c)左側図参照)を保持しているが、使用者の左肩Sに接触した後には、接触した左肩Sの周辺形状に沿うように広がり、初期状態とは異なる形状(図3(c)右側図参照)となる。つまり、マッサージ具1を成す接触部31は、その使用状態に応じて(すなわち、身体への接触前後において)、形状が変化し、その形状変化に起因して、使用者は、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を得ることができる。
この図3(c)に示すように、接触部31は、使用者の左肩Sに接触した瞬間には、図1等に示した初期状態の形状(図3(c)左側図参照)を保持しているが、使用者の左肩Sに接触した後には、接触した左肩Sの周辺形状に沿うように広がり、初期状態とは異なる形状(図3(c)右側図参照)となる。つまり、マッサージ具1を成す接触部31は、その使用状態に応じて(すなわち、身体への接触前後において)、形状が変化し、その形状変化に起因して、使用者は、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を得ることができる。
図4は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具1を成す接触部31の調整状態の概略図を示したものである。
本実施形態にかかるマッサージ具1は、上述したように、外側締結部41(締結部)によって、接触部31と把持部32とが区別されており、この外側締結部41による締結箇所は、適宜調整可能に構成されている。したがって、本実施形態によれば、使用者は、この外側締結部41の位置を調整し、接触部31の長さ(接触部長さL)を調整することによって、接触部31の広がり具合や硬さを好みの状態とすることができる。
本実施形態にかかるマッサージ具1は、上述したように、外側締結部41(締結部)によって、接触部31と把持部32とが区別されており、この外側締結部41による締結箇所は、適宜調整可能に構成されている。したがって、本実施形態によれば、使用者は、この外側締結部41の位置を調整し、接触部31の長さ(接触部長さL)を調整することによって、接触部31の広がり具合や硬さを好みの状態とすることができる。
図4(a)は、これまで図1等にて説明した状態(本実施形態においては「通常状態」という。)の接触部31の概略図を示したものである。この図4(a)に示した通常状態の接触部31の長さ(以下「標準長さL1」という。)は、接触部31が、使用者が好む平均的な広がりや硬さとなるべく設定されている。
図4(b)は、圧縮状態の接触部31の概略図を示したものである。本実施形態にかかるマッサージ具1は、この図4(b)に示すように、外側締結部41の位置を調整して、接触部31を圧縮させるように、その長さを標準長さL1よりも小さな長さ(以下「圧縮長さL2」という。)とすることができる。このように、圧縮長さL2に調整された接触部31は、標準長さL1の接触部31(図4(a)参照)よりも、複数の真珠11の凝集状態が高まり、その外形が小さくなると共に、相対的に身体へ接触したときの感覚が硬く感じられる。
図4(c)は、伸張状態の接触部31の概略図を示したものである。本実施形態にかかるマッサージ具1は、この図4(c)に示すように、外側締結部41の位置を調整して、接触部31を伸張させるように、その長さを標準長さL1よりも大きな長さ(以下「伸張長さL3」という。)とすることができる。このように、伸張長さL3に調整された接触部31は、標準長さL1の接触部31(図4(a)参照)よりも、複数の真珠11の拡散状態が高まり、その外形が大きくなると共に、相対的に身体へ接触したときの感覚が柔らかく感じられる。
本実施形態にかかるマッサージ具1は、このように、外側締結部41を調整することによって、接触部31の大きさや硬さ等を適宜調整可能であるため、使用者の体調等の種々の状況の変化に対応して、必要とされるマッサージ強度を効果的に得ることができる。
さて、本実施形態にかかるマッサージ具1は、以上のように構成されており、その構成に基づき、次のような作用効果を有する。
本実施形態にかかるマッサージ具1は、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具1であって、複数の真珠11と、複数の真珠11を収納する第一収納体20と、第一収納体20を収納する第二収納体30とを備え、第二収容体30が、第一収納体20を収容した接触部31と、第二収容体30のみから成る把持部32とに区別されることを特徴としている。
このように構成されたマッサージ具1によれば、把持部32を使用者が把持した状態で接触部31を振り子のように動かして身体に接触させたり(接触部31で身体を叩いたり)、あるいは接触部31を使用者が直接把持した状態で接触部31を使用者の身体に接触させたりすることによって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を図ることができる。
より具体的には、複数の真珠11を有する接触部31が、使用者の身体に接することによって、複数の真珠11が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本実施形態にかかるマッサージ具1によれば、接触部31をソフトに身体に打ち付けることができる。また、接触部31による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本実施形態にかかるマッサージ具1は、複数の真珠11が収納された第一収納体20が、さらに第二収納体30に収容されて構成されている。つまり、複数の真珠11が、第一収容体20と第二収容体30とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、複数の真珠11を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具11を得ることができる。
より具体的には、複数の真珠11を有する接触部31が、使用者の身体に接することによって、複数の真珠11が身体の形状に沿って自然に分散する。このような自然な分散によって、本実施形態にかかるマッサージ具1によれば、接触部31をソフトに身体に打ち付けることができる。また、接触部31による身体への刺激箇所が複数となるため、身体に存在するツボを的確に捉えることができる。
加えて、本実施形態にかかるマッサージ具1は、複数の真珠11が収納された第一収納体20が、さらに第二収納体30に収容されて構成されている。つまり、複数の真珠11が、第一収容体20と第二収容体30とで、二重に覆われて構成されている。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、複数の真珠11を適切に保持しつつ、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具11を得ることができる。
また、本実施形態にかかるマッサージ具1は、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具1であって、複数の真珠11と、複数の真珠11を収納する第一収納体20と、第一収納体20を収納する第二収納体30と、第二収納体30の一部を締結する外側締結部41とを備え、第二収容体30の外側締結部41による締結位置が、自在に調整可能であり、第二収容体30が、外側締結部41によって、真珠11を有する第一収納体20から成る内包部21を収容した接触部31と、第二収容体30のみから成る把持部32とに区別されることを特徴としている。
本実施形態にかかるマッサージ具1は、外側締結部41による第二収容体30の締結位置を調整可能であるため、接触部31の大きさを自在に調整することができる。したがって、本実施形態にかかるマッサージ具1によれば、その使用者の体調や好み等に応じて、接触部31の大きさや硬さ等を調整することができる。つまり、本実施形態によれば、比較的簡単な構成に基づき、接触部31の大きさ等を容易に調整でき、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えることができる、マッサージ具1を得ることが可能となる。
以上のように、本実施形態にかかるマッサージ具1は、刺激点を増やすために、複数の真珠11を用いて構成されている。より具体的には、本実施形態にかかるマッサージ具1は、複数の真珠11を凝集して構成された接触部31を備えている。そして、この接触部31を、把持部32あるいは接触部31自身を操作することによって、身体の所定箇所(治療箇所等)に接触させる(叩きつける)。
このような構成および使用方法であるため、本実施形態にかかるマッサージ具1によれば、比較的小さな球状である複数の真珠11が、身体に接触する際にその身体の形状に沿って移動する。つまり、このマッサージ具1によれば、接触部31中の真珠11が、身体に当たった瞬間に身体の形状に沿って分散するため、接触部31からの力も分散され、柔らかな刺激を皮膚に伝えることができる。また、複数の真珠11にて接触部31が構成されているため、身体全体にある無数のツボを多数の真珠にて的確に捉えることができる。
したがって、本実施形態によれば、比較的簡単な構成および使用方法によって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具1を得ることができる。
<第二実施形態>
次に、図面に基づいて、本考案の第二実施形態について説明する。
次に、図面に基づいて、本考案の第二実施形態について説明する。
図5は、本考案の第二実施形態にかかるマッサージ具の概略図を示したものである。また、図6は、本考案の第二実施形態にかかるマッサージ具の使用方法(一例)の概略図を示したものであって、図6(a)は本実施形態にかかるマッサージ具を用いて使用者の背中をマッサージ(洗浄)している概略図を示し、図6(b)は本実施形態にかかるマッサージ具を用いて使用者の太腿をマッサージ等している概略図を示している。
図5に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具2は、複数の真珠11(本考案の「粒状物」「真珠」に相当)を纏めた内包部61と、この内包部61を包み込む第二収納体70と、この第二収納体70の外部に設けられたベルト部80等とを用いて構成されている。本実施形態においては、第二収納体70が、第一実施形態における「接触部」としても機能する。
より具体的には、本実施形態にかかるマッサージ具2を成す内包部61は、複数の真珠11と、この複数の真珠11を纏めて収納可能な第一収納体60とを用いて構成されている。
内包部61を成す第一収納体60は、第一実施形態と同様に、複数の真珠11を収納可能な網状の袋体を用いて構成されている。この第一収納体60は、内包した複数の真珠11の感触を損なうことなく、また、複数の真珠11の破損を防止すべく、比較的柔らかい袋体を用いて形成されている。第一収納体60は、例えば、絹布、綿布、化学繊維等を用いて構成されている。
内包部61を成す第一収納体60は、第一実施形態と同様に、複数の真珠11を収納可能な網状の袋体を用いて構成されている。この第一収納体60は、内包した複数の真珠11の感触を損なうことなく、また、複数の真珠11の破損を防止すべく、比較的柔らかい袋体を用いて形成されている。第一収納体60は、例えば、絹布、綿布、化学繊維等を用いて構成されている。
また、本実施形態においては、第一収納体60内に、約5mm〜約15mm程度の真珠を約100個〜約300個程度、収納することが好ましい。また、内包部61の形状(外形)は特に限定されないが、例えば、球体状(略球体状のものも含む)あるいは楕円体状(略楕円体状のものや略回転楕円体状も含む)となるべく構成されている。
マッサージ具2を成す第二収納体70は、内包部61を収納可能な袋体を用いて構成されている。また、この第二収納体70は、収納した内包部61中の複数の真珠11からの刺激を身体に適切に伝えるべく、絹布等の柔らかい素材を用いて構成されている。この第二収納体70の構成素材としては、他に例えば、綿布や化学繊維等が適用可能である。本実施形態にかかる第二収納体70は、第一実施形態の「接触部」として機能するため、肌触りがよく、持ちやすいものであることが好ましい。
さらに、本実施形態にマッサージ具2には、第二収納体70の外側の対向する位置に、一対のベルト部80が設けられている。このベルト部80は、それぞれ環状に構成されている。ベルト部80の構成材料は、特に何等かに限定されるものではないが、例えば、絹や綿や化学繊維等を用いることが好ましい。また、ベルト部80の形状は、帯状あるいは紐状であることが好ましい。さらに、このベルト部80の長さは、約60cm〜約80cm程度であることが好ましい。このような長さであれば、使用者の手が届きにくい箇所も適切にマッサージや洗浄等を行うことができる。
本実施形態にかかるマッサージ具2の基本的な構成は、図5にて説明したとおりである。そして、その構成に基づき、使用者がこのマッサージ具2を適切に使用することによって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を得ることが可能となり、健康回復、健康促進、体調改善等を実現することができる。
以下、図6を用いて、マッサージ具2の使用方法の一例を説明する。ここで、図6は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具の使用方法(一例)の概略図を示したものである。
以下、図6を用いて、マッサージ具2の使用方法の一例を説明する。ここで、図6は、本考案の実施形態にかかるマッサージ具の使用方法(一例)の概略図を示したものである。
まず、図6(a)は、本実施形態にかかるマッサージ具2の使用方法の一例の概略図を示したものであって、具体的には、風呂や温泉等にて、使用者が自身の背中のマッサージあるいは洗浄を行っている状態を示したものである。
この図6(a)に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具2によれば、第二収納体70の外側の対向する位置に一対のベルト部80が設けられているため、使用者は、これらのベルト部80を左右の手で把持することによって、容易に自分自身の背中のマッサージ等を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第二収納体70に石鹸等を染み込ませた状態で、図6(a)に示すように使用すれば、マッサージを行うと共に、背中の洗浄を行うことも可能である。
次いで、図6(b)は、本実施形態にかかるマッサージ具2の使用方法の一例の概略図を示したものであって、具体的には、使用者が自身の太腿のマッサージ等を行っている状態を示したものである。
この図6(b)に示すように、本実施形態にかかるマッサージ具2は、ベルト部80を把持するのではなく、第二収納体70を直接把持した状態で、使用することも可能である。この際、ベルト部80は適宜まとめればよい。
さて、本実施形態にかかるマッサージ具2は、以上のように構成されており、その構成に基づき、次のような作用効果を有する。
本実施形態にかかるマッサージ具2は、使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具2であって、複数の真珠11と、複数の真珠11を収納する第一収納体60と、第一収納体60を収納する第二収納体70とを備え、第二収納体70の外側の対向する位置に、一対のベルト部80が設けられており、ベルト部80が、それぞれ環状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、上述した第一実施形態と略同様の作用効果を得ることが可能となると共に、以下の作用効果を得ることができる。すなわち、本実施形態にかかるマッサージ具2によれば、それぞれ環状に形成された各ベルト部80を左右の手で把持した状態で、使用者の身体のいたる所をマッサージ(あるいは洗浄)することができる。より具体的には、使用者の背中等の手の届きにくい部位であっても、各ベルト部80を把持することによって、使用者は簡単にマッサージ(あるいは洗浄)することができる。
上記第二実施形態にかかるマッサージ具2は、一対のベルト部80を有する構成について説明したが、本考案はこの構成に限定されず、必要に応じて、一つあるいは三つ以上のベルト部を設けてもよい。また、ベルト部80の形状を環状に限定されず、必要に応じて種々の形状を選択可能である。
<その他の実施例等>
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本考案の技術的範囲に含まれる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本考案の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態においては、「複数の粒状物」として、複数の真珠11を用いる場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されず、点の刺激ではなく、拡散した自然な刺激を与え得るものであれば、適宜様々なものが使用可能である。したがって、例えば、この粒状物は、小さな球体状のもの(略球体状のものも含む)や楕円体状(略楕円体状のものも含む)であれば、どのようなものであってもよく、約5mm〜約15mm程度の鋼球やセラミック球や豆等であってもよい。
また、上記実施形態においては、第一収納体20として、網状の袋体を用いる場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されず、内包した複数の粒状物(例えば、真珠)の感触を損なうことなく、粒状物の破損を防止可能であれば、様々なものが使用可能である。したがって、例えば、第一収納体としては、矩形やその他の多角形の布状部材、あるいは円形の布状部材等を用いてもよい。
さらに、上記実施形態においては、第二収納体30として、絹の袋体を用いる場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されず、収納した内包部21中の複数の粒状物(例えば、真珠)からの刺激を身体に適切に伝え、ある程度の強度を有するものであれば、様々なものが使用可能である。したがって、例えば、第二収納体としては、矩形の布状部材(例えば、絹製の風呂敷のようなもの)や、円形の布状部材等を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、マッサージ具1の使用方法として、使用者が右手で把持部32を把持した状態で、使用者の左肩Sを接触部31で叩く場合について説明したが、当然のことながら、本考案にかかるマッサージ具1の使用方法は、これに限定されない。
したがって、例えば、使用者が把持部32を把持した状態で、接触部31にて、肩や腰や背中や腕や脚等を叩いて、マッサージを行ってもよい。本実施形態にかかるマッサージ具1は、把持部32を把持した状態で接触部31を振り子のように振り出して使用可能であるため、比較的手が届きにくい背中等であっても、簡単に接触部31を接触させて、適切なマッサージ効果を得ることができる。しかも、接触部31は、背中等に接触した際に、その接触した箇所の形状に沿うように変形するため、使用者は、その好みに応じて(使用者が接触速度等を調整して)、自然で柔らかなマッサージ効果を得ることができる。
さらに、他の使用方法としては、把持部31ではなく、使用者が接触部31を直接把持して、その状態で、接触部31を身体に接触させるようにして、マッサージを行ってもよい。つまり、使用者は、接触部31を把持した状態で、手の届きやすい箇所(例えば、頭頂部や顔や腕や太もも等)に接触部31を接触させるようにして、マッサージを行ってもよい。このような使用方法の場合には、接触部31を振り子のように動かさないため、使用者は、より柔らかな刺激を得ることができる。したがって、このような方法によれば、使用者の身体状況に応じて(身体のデリケートな箇所等であっても)、適切なマッサージ効果を得ることができる。例えば、把持した接触部31を用いて、顔や頭の加圧マッサージを行うことができる。
また、本実施形態にかかるマッサージ具1は、接触部31が真珠11を用いて構成されているため、風呂での使用も可能である。つまり、入浴時において、全身マッサージや洗浄等に用いることも可能である。より具体的には、ボディシャンプー等を接触部31に含ませ、入浴やシャワーをしながら、身体全体を洗浄すると同時に全身マッサージを行うことができる。
また、本実施形態にかかるマッサージ具1,2は、把持部32あるいはベルト部80を有する構成、すなわち、使用者がその手に把持する部分を接触部31あるいは第二収納体70とは別に有する構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。したがって、例えば、第二実施形態に示した第二収納体70のみ(つまり、ベルト部80を有しない構成)にてマッサージ具を成してもよい。このような構成にかかるマッサージ具も本考案の技術的範囲に属する。
従来技術にかかるマッサージ具としては、例えば、棒状グリップ体の先端部一側面に押圧突起を有し、この押圧突起を身体に押し当てる構成のものが知られている。
しかしながら、従来技術に示すような身体に接する箇所が一点に集中しているマッサージ具は、使い勝手が悪く、身体との接点が一点に集中しているため、中々思い通りの箇所を刺激することはできないという問題があった。
しかしながら、従来技術に示すような身体に接する箇所が一点に集中しているマッサージ具は、使い勝手が悪く、身体との接点が一点に集中しているため、中々思い通りの箇所を刺激することはできないという問題があった。
それに対して、本実施形態にかかるマッサージ具1,2は、上述したように、複数の真珠11(粒状物)を内包した第二収容体30,70を用いて構成されている。このようなマッサージ具1,2によれば、比較的簡単な構成および使用方法によって、点での刺激ではなく、分散した自然で柔らかな刺激を身体に与えて、健康回復、健康促進、体調改善等を実現可能な、マッサージ具1を得ることができる。
1,2…マッサージ具
11…真珠(粒状物)
20,60…第一収納体
21,61…内包部
30,70…第二収納体
31…接触部
32…把持部
41…外側締結部(締結部)
51…内側締結部
80…ベルト部
11…真珠(粒状物)
20,60…第一収納体
21,61…内包部
30,70…第二収納体
31…接触部
32…把持部
41…外側締結部(締結部)
51…内側締結部
80…ベルト部
Claims (6)
- 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備えた
ことを特徴とするマッサージ具。 - 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、
前記第二収容体が、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別される
ことを特徴とするマッサージ具。 - 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体と、前記第二収納体の一部を締結する締結部とを備え、
前記第二収容体の前記締結部による締結位置が、自在に調整可能であり、
前記第二収容体が、前記締結部によって、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別される
ことを特徴とするマッサージ具。 - 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の真珠と、前記複数の真珠を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体と、前記第二収納体の一部を締結する締結部とを備え、
前記第二収容体の前記締結部による締結位置が、自在に調整可能であり、
前記第二収容体が、前記締結部によって、前記第一収納体を収容した接触部と、前記第二収容体のみから成る把持部とに区別される
ことを特徴とするマッサージ具。 - 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の粒状物と、前記複数の粒状物を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、
前記第二収納体の外側に、ベルト部が設けられている
ことを特徴とするマッサージ具。 - 使用者が手に把持して使用可能なマッサージ具であって、
複数の真珠と、前記複数の真珠を収納する第一収納体と、前記第一収納体を収納する第二収納体とを備え、
前記第二収納体の外側の対向する位置に、一対のベルト部が設けられており、
前記ベルト部が、それぞれ環状に形成されている
ことを特徴とするマッサージ具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188448U true JP3188448U (ja) | 2014-01-23 |
Family
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