JP2017074340A - マッサージ器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手の指で握り締める必要が無く、かつ、身体の多種の筋肉やツボを簡単にマッサージできるかっさ器具を課題とする。【解決手段】厚みのある中空状半球の切断部に凸状突起物を３個以上取り付けた構造のかっさ器具。本発明のかっさ器具は、使用時に手の指で握り締める必要が無く、半球状の本体を手の平の曲面に沿わせるように保持するのみで、突起物の押圧刺激効果に加えて、指を含めた手の平全体を身体に密着できる為、広範囲の筋肉やツボを一度に簡単にマッサージすることが可能となる。【選択図】図１
Description
本発明は、身体の筋肉やツボをマッサージする器具に関するものである。
従来より、手の指で握り締めて身体の筋肉やツボをマッサージする器具として、木製やプラスチック製や陶器製のかっさ器具が商品化され市販されている。但し、従来のかっさ器具は、棒状や板状の本体に突起物や窪み等が取り付けられているプレート構造で、手の指で握り締めて筋肉やツボをマッサージするには適しているが、身体の多種の筋肉やツボを、指で握り締めないで力を入れずに簡単にマッサージするには不適であった。
手の指で握り締める必要が無く、かつ、身体の多種の筋肉やツボを簡単にマッサージできるかっさ器具を課題とする。
厚みのある中空状半球の切断部に凸状突起物を３個以上取り付けた構造のかっさ器具。本発明のかっさ器具は、使用時に手の指で握り締める必要が無く、半球状の本体を手の平の曲面に沿わせるように保持するのみで、突起物の押圧刺激効果に加えて、指を含めた手の平全体を身体に密着できる為、広範囲の筋肉やツボを一度に簡単にマッサージすることが可能となる。
本発明の第一の特徴は、本体が厚みのある中空状半球体構造であることである。
本発明のかっさ器具は、本体が厚みのある中空状半球体構造であるので、手の平の曲面に沿わすように保持しながら身体をマッサージすると、突起物の先端部が身体に触れるだけでなく、五本の手指や拇指球や小指球などの手の平全体も身体に触れる。つまり、かっさ器具のマッサージ効果に加えて、手の平でのマッサージ効果が加味されるので一度に広範囲に簡単にマッサージが可能となる。また、手の指で握り締める必要がないため、指が疲れ難くく長時間のマッサージが可能となる。加えて、手の平に保持したかっさ器具に手の平を通じて体重を乗せることが可能であるため、力強い押圧マッサージも可能となる。このように、指先で握り締める必要がないために、かっさ器具を保持する手に体重をかけて力強いマッサージを行なっても指先が痛くならない。
本発明の第二の特徴は、厚みのある中空状半球の切断部に凸付状突起物を３個以上取りけた構造であることである。
本発明のかっさ器具は、厚みのある中空状半球の切断部に凸状突起物を３個以上取り付けた構造であるので、凸状突起物が身体に触れることで圧迫力が発生し突起物先端での押圧刺激効果が発揮される。突起物の形状は、波型形状で先端部に丸みをもたせると皮膚面に対して当たりが優しく気持ち良いマッサージが可能となる。
例えば、波型形状の凸状突起物が１個や２個の場合は、ぐらついて安定感が無く使い難い。凸状突起物が３個の場合は、安定感はあるが、皮膚に触れた時の押圧刺激力が強くなる。逆に、凸状突起物が８個の場合は、皮膚に触れた時の押圧刺激力はソフトになる。各種実験の結果、手の平に収まり易く、動作時に安定感があり、皮膚への接触感が良く、筋肉のマッサージ感やツボ押し感が最適な本体寸法は、突起物が５個、半球の外径直径が５５ｍｍ、本体肉厚が７ｍｍ、突起物先端までの高さが３５ｍｍ程度であった。
マッサージ方法として、頭部は、直接頭皮面に当てて頭蓋骨の曲線に沿わせながら櫛で掻くように手の平を大きく上下すると気持ちよくマッサージできる。目の場合は、直接目に当たらないように気をつけながら目の周囲部やこめかみを小さな円を書くようにマッサージすると目がスッキリとして気持ち良い。耳や口は、本体円球内側の凹部にすっぽりと包み込むようにしてマッサージすると一度に外周部がマッサージできて便利である。頚部、肩部、胸部、上肢などの筋肉の薄い部分は、着衣の上から適度な押圧力を加えて滑らせるようにマッサージすると皮膚への摩擦抵抗も少なく気持ち良い。腹部、臀部、大腿部などの筋肉が厚い場合は、手の平に体重をかけてかっさ本体に体重を乗せると力を込めて深く強くマッサージでき深部の筋肉がほぐされる。手の平や足裏部はツボを垂直方向に押すようにマッサージすると適度な刺激感が心地良い。
本器具の動作方向は、手の平全体を使ってさするように上下左右に動かすか、クルクルと円を描くように上下左右に動かすか、垂直方向に押圧してツボ押ししても良い。また、手の平や突起物と皮膚面の滑りを良くするために、マッサージオイルを併用すると肌へのダメージが少なくなる。また、痛み止め薬品クリームを用いながらマッサージすると血行が良くなり薬物の浸透効果が高まる。
本体材質は、陶磁器製にすると上薬による耐久性向上や滑り心地が優れて手の平に馴染み易い。合わせて、手の平に接触する面は素焼きのままとすると滑り止め効果が発揮されて手の平で保持しやすくなる。また、ステンレス製などの金属製にすると、重量は増すが落下しても破損し難く安全に持ち運びできる。又、合成樹脂製にすると皮膚との滑り心地や耐久性は低下するが量産化によるコストダウンが可能となる。
使用後に本体を机上に置く場合、突起物先端を傷つけない様に本体半球面を下にして置くと本体下部が曲面のため不安定となるが、使用に支障のない程度に本体接地面に平面部を設けると安定して置ける。
本発明のかっさ器具は、本体が厚みのある中空状半球体構造であるので、手の平の曲面に沿わすように保持しながら身体をマッサージすると、突起物の先端部が身体に触れるだけでなく、五本の手指や拇指球や小指球などの手の平全体も身体に触れる。つまり、かっさ器具のマッサージ効果に加えて、手の平でのマッサージ効果が加味されるので一度に広範囲に簡単にマッサージが可能となる。また、手の指で握り締める必要がないため、指が疲れ難くく長時間のマッサージが可能となる。加えて、手の平に保持したかっさ器具に手の平を通じて体重を乗せることが可能であるため、力強い押圧マッサージも可能となる。このように、指先で握り締める必要がないために、かっさ器具を保持する手に体重をかけて力強いマッサージを行なっても指先が痛くならない。
本発明の第二の特徴は、厚みのある中空状半球の切断部に凸付状突起物を３個以上取りけた構造であることである。
本発明のかっさ器具は、厚みのある中空状半球の切断部に凸状突起物を３個以上取り付けた構造であるので、凸状突起物が身体に触れることで圧迫力が発生し突起物先端での押圧刺激効果が発揮される。突起物の形状は、波型形状で先端部に丸みをもたせると皮膚面に対して当たりが優しく気持ち良いマッサージが可能となる。
例えば、波型形状の凸状突起物が１個や２個の場合は、ぐらついて安定感が無く使い難い。凸状突起物が３個の場合は、安定感はあるが、皮膚に触れた時の押圧刺激力が強くなる。逆に、凸状突起物が８個の場合は、皮膚に触れた時の押圧刺激力はソフトになる。各種実験の結果、手の平に収まり易く、動作時に安定感があり、皮膚への接触感が良く、筋肉のマッサージ感やツボ押し感が最適な本体寸法は、突起物が５個、半球の外径直径が５５ｍｍ、本体肉厚が７ｍｍ、突起物先端までの高さが３５ｍｍ程度であった。
マッサージ方法として、頭部は、直接頭皮面に当てて頭蓋骨の曲線に沿わせながら櫛で掻くように手の平を大きく上下すると気持ちよくマッサージできる。目の場合は、直接目に当たらないように気をつけながら目の周囲部やこめかみを小さな円を書くようにマッサージすると目がスッキリとして気持ち良い。耳や口は、本体円球内側の凹部にすっぽりと包み込むようにしてマッサージすると一度に外周部がマッサージできて便利である。頚部、肩部、胸部、上肢などの筋肉の薄い部分は、着衣の上から適度な押圧力を加えて滑らせるようにマッサージすると皮膚への摩擦抵抗も少なく気持ち良い。腹部、臀部、大腿部などの筋肉が厚い場合は、手の平に体重をかけてかっさ本体に体重を乗せると力を込めて深く強くマッサージでき深部の筋肉がほぐされる。手の平や足裏部はツボを垂直方向に押すようにマッサージすると適度な刺激感が心地良い。
本器具の動作方向は、手の平全体を使ってさするように上下左右に動かすか、クルクルと円を描くように上下左右に動かすか、垂直方向に押圧してツボ押ししても良い。また、手の平や突起物と皮膚面の滑りを良くするために、マッサージオイルを併用すると肌へのダメージが少なくなる。また、痛み止め薬品クリームを用いながらマッサージすると血行が良くなり薬物の浸透効果が高まる。
本体材質は、陶磁器製にすると上薬による耐久性向上や滑り心地が優れて手の平に馴染み易い。合わせて、手の平に接触する面は素焼きのままとすると滑り止め効果が発揮されて手の平で保持しやすくなる。また、ステンレス製などの金属製にすると、重量は増すが落下しても破損し難く安全に持ち運びできる。又、合成樹脂製にすると皮膚との滑り心地や耐久性は低下するが量産化によるコストダウンが可能となる。
使用後に本体を机上に置く場合、突起物先端を傷つけない様に本体半球面を下にして置くと本体下部が曲面のため不安定となるが、使用に支障のない程度に本体接地面に平面部を設けると安定して置ける。
１、 陶磁器材質で作成した場合の中空半球状本体
２、 陶磁器材質で作成した場合の本体の波型形状突起物
３、 陶磁器材質で作成した場合の上薬
４、 陶磁器材質で作成した場合の素焼き面
５、 手の平
６、 頭部
２、 陶磁器材質で作成した場合の本体の波型形状突起物
３、 陶磁器材質で作成した場合の上薬
４、 陶磁器材質で作成した場合の素焼き面
５、 手の平
６、 頭部
Claims (2)
- 厚みのある中空状半球の切断部に凸状突起物を３個以上取り付けた構造を特徴とするかっさ器具。
- 請求項１の構造を特徴とするかっさ器具を用いての施術行為
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015216106A JP2017074340A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | マッサージ器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015216106A JP2017074340A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | マッサージ器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017074340A true JP2017074340A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58549583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015216106A Pending JP2017074340A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | マッサージ器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017074340A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021112376A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | グローバルアーク株式会社 | 手指訓練具 |
| JP7277881B1 (ja) * | 2022-10-25 | 2023-05-19 | 有限会社B.A.R. | カッサ用具およびカッサ用具の製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200419942Y1 (ko) * | 2006-04-14 | 2006-06-26 | 이영희 | 표주박 형태의 마사지 기구 |
| JP2007144193A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Chondoku Park | マッサージ器具 |
| JP3191972U (ja) * | 2014-04-16 | 2014-07-24 | 株式会社美来 | カッサ用具 |
-
2015
- 2015-10-15 JP JP2015216106A patent/JP2017074340A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007144193A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Chondoku Park | マッサージ器具 |
| KR200419942Y1 (ko) * | 2006-04-14 | 2006-06-26 | 이영희 | 표주박 형태의 마사지 기구 |
| JP3191972U (ja) * | 2014-04-16 | 2014-07-24 | 株式会社美来 | カッサ用具 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021112376A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | グローバルアーク株式会社 | 手指訓練具 |
| JP7277881B1 (ja) * | 2022-10-25 | 2023-05-19 | 有限会社B.A.R. | カッサ用具およびカッサ用具の製造方法 |
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