JP3188343B2 - バランの製造方法 - Google Patents

バランの製造方法

Info

Publication number
JP3188343B2
JP3188343B2 JP09456293A JP9456293A JP3188343B2 JP 3188343 B2 JP3188343 B2 JP 3188343B2 JP 09456293 A JP09456293 A JP 09456293A JP 9456293 A JP9456293 A JP 9456293A JP 3188343 B2 JP3188343 B2 JP 3188343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
balun
raw film
raw
rows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP09456293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06304056A (ja
Inventor
渡辺克己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Howa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Sangyo Co Ltd filed Critical Howa Sangyo Co Ltd
Priority to JP09456293A priority Critical patent/JP3188343B2/ja
Publication of JPH06304056A publication Critical patent/JPH06304056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3188343B2 publication Critical patent/JP3188343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Table Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は寿司、弁当等の仕切り
に用いられるバランの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】従来、寿司、
弁当等の仕切りに用いられるバランは、図7に示すよう
なインフレーション装置51で製造された原反フィルム
である着色フィルム54から製造されている。
【0003】すなわち、このインフレーション装置51
で着色フィルム54を製造するには、押出機52に設け
られた投入口52aから原料の樹脂を投入し、押出機5
2を用いて樹脂を加熱した状態でダイス53に送り込
み、ダイス53の下方から空気を送り込んで、前記樹脂
から筒状の着色フィルム54を製造する。
【0004】このように製造された着色フィルム54に
は、図8に示すように、外周面の軸方向に前記ダイス5
3によって設けられた複数の筋55が形成されている。
【0005】そして、この着色フィルム54からバラン
を製造するには、図9に示すように、前記着色フィルム
54を軸方向に2つに分割し、図10の破線に示すよう
に、前記筋55に直交して所定の幅で前記着色フィルム
54を切断するとともに、切断した着色フィルム54の
中央部を山形に切断し、さらに前記筋55に沿って所定
の幅で切断すると、バラン56を製造することができ
る。
【0006】しかしながら、このインフレーション法に
よって着色フィルム54を製造するには、凹凸を有する
特殊なダイス53および着色樹脂を使用するため、ダイ
ス53の交換、押出機52の本体内の清掃等をする必要
があり、また、生産性を向上させるためには、ある程度
数量をまとめ、決まった色のバラン56を製造する必要
があり、さらに、バラン56を所定の大きさに断裁する
には、手間がかかるとともに、断裁ロスも多くなり、結
果として製造コストが高くなるという問題点を有してい
た。
【0007】また、バラン56の生産性を向上させるた
め、その大きさ、色等が規格化されているが、使用に際
してサイズが合わない場合もあり、このような場合、バ
ラン56をカットし直す必要があり、ロスが出るととも
に、手間がかかり、さらに、色が限られるため、独自の
発想を生かした商品開発ができないという問題点を有し
ていた。
【0008】この発明は上記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、筋を原反フィルムの製
造後に形成し、特殊のダイスを使用する必要がなく、市
販のフィルムを使用することができ、製造コストの低減
が図れ、また、フィルムの流れ方向に沿って、山形のカ
ットおよび所定幅のカットを行ってロール状に形成し、
使用時に専用のカッターで必要の寸法にすることができ
バランの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明によるバランの製造方法は、所定の幅を
有するロール状の原反フィルムにその流れ方向に所定の
間隔をおいて全幅にわたる筋をエンボス加工によって突
設する工程と、該原反フィルムをその流れ方向に沿って
断裁して複数の列に分割するとともに、該複数の各列の
一方の側端部にジグザグの山形を形成する工程とを含
み、原反フィルムを繰り出しながら前記各工程を行い、
前記各工程を経た原反フィルムを順次巻き取り、分割さ
れる複数の各列において、前記筋と前記山形とを備える
複数分のバランを連設させることを特徴とする。 また、
この発明による他のバランの製造方法は、前述した製造
方法において、前記原反フィルムにアリル辛子油等の防
菌剤が配合されているものを採用することとした。
【0010】
【作用】この発明のバランの製造方法においては、バラ
ンに突設される筋をエンボス加工によって形成するよう
にしており、従来のような特殊のダイスを使用すること
がなく、原反フィルムとして汎用フィルムを採用するこ
とが可能になる。特に、ここで採用される原反フィルム
が着色フィルムのみではなく、フィルムの印刷物、蒸着
物、不透明な製品等材質、着色方法が限定されない。し
かも、原反フィルムを繰り出しながら、所定の幅を有す
るロール状の原反フィルムにその流れ方向に所定の間隔
をおいて全幅にわたる筋をエンボス加工によって突設す
る工程と、該原反フィルムをその流れ方向に沿って断裁
して複数の列に分割するとともに、該複数の各列の一方
の側端部にジグザグの山形を形成する工程とを行い、前
記各工程を経た原反フィルムを順次巻き取り、分割され
る複数の各列において、前記筋と前記山形とを備えた複
数分のバランが連設される。また、アリル辛子油等の防
菌剤が配合された原反フィルムを採用しており、バラン
において防菌作用が働くことになる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。図1に示されているバラン1は、所定の幅を
有するロール状の原反フィルム10から複数分形成され
るとともに、図1の上下方向(原反フィルムの流れ方
向)に所定の間隔をおいて左右方向に延びる筋2がエン
ボス加工で突設され、かつ、左側端部がジグザグに断裁
された複数の山形部3に形成され、この山形部3の斜面
が連続する複数の山形になっている。
【0012】つぎに、上記のように構成されたバラン1
の製造方法について説明する。まず、所定の幅を有する
ロール状の原反フィルム10を用意する。なお、この原
反フィルム10の材質は、プラスチック製フィルム、合
成紙、蒸着フィルム、パールフィルム、またはカラー印
刷フィルム等の種々の材質のものやその複合品を使用す
ることができる。
【0013】また、原反フィルム10の着色方法は、フ
ィルムに顔料等を練り込んで着色する方法、フィルムの
一方の面を印刷等で着色して、その面に透明フィルムを
貼着する方法等であっても良く、原反フィルム10の着
色方法は限定されない。
【0014】さらに、原反フィルム10の製造時に、ア
リル辛子油等の防菌剤をフィルム、印刷インキ、接着剤
等に配合すれば防菌作用を有するバラン1を製造するこ
とができる。
【0015】そして、図2に示すように、エンボス加工
によって原反フィルム10の流れ方向に所定の間隔をお
いて幅方向に延びる筋2を突設する。突設された筋2の
部分は、一面において***状態となり、他面において没
入状態になっている。
【0016】さらに、図3に示すように、エンボス加工
された原反フィルム10の中央部を流れ方向に沿って山
形の断裁線11で断裁して2列に分割し、分割された各
列毎に図4に示すようなバラン1が流れ方向に複数分
設された連設バラン12を形成する。
【0017】ここで、前述した原反フィルム10にエン
ボス加工によって筋を突設する工程、原反フィルム10
にその流れ方向に沿って断裁して複数の列に分割すると
ともに、該複数の各列の一方の側端部にジグザグの山形
を形成する工程は、ロール状の原反フィルムを繰り出し
ながら行う。そして前記各工程を経た原反フィルムを順
次巻き取ることにより、分割される複数の各列におい
て、前記筋と前記山形とを備える複数分のバランを連設
させる。なお、この切断時に、山形部3は任意の形状に
することができ、また、図5に示すように、切断部を一
部だけ切り残して、非断裁部13にすることもできる。
【0018】また、図6に示すように、幅広の原反フィ
ルム10の場合は、4列の連設バラン12に4分割する
こともできる。したがって、原反フィルム10は、その
幅の大きさに応じて図3や図5に示すように2列の連設
バラン12に2分割したり、図6に示すように4列の連
設バラン12に4分割したり、或いは、それ以上に分割
しても良いものである。このように、ロール状の原反フ
ィルム10を流れ方向に沿って断裁して複数の列に分割
することによって、複数の連設バラン12が形成され、
バランを極めて効率的に量産することができる。なお、
図6に示すように原反フィルム10を4列の連設バラン
12に4分割する場合においては、原反フィルム10を
その流れ方向に沿って中央部分を断裁して直線状に分割
する工程も、原反フィルムをその流れ方向に沿ってジグ
ザグの山形を形成する工程と同時に行うことができる。
【0019】そして、断裁された連設バラン12は、ロ
ール状に巻き取られる。また、前記連設バラン12は1
列毎、2列毎或いはそれ以上をまとめて巻き取ることが
できる。このとき、前記非断裁部13が設けられている
複数の各列はずれることなく一体に巻き取ることがで
き便利である。
【0020】そして、断裁された連設バラン12の状態
で輸送、陳列および販売等がされ、使用者が使用時に、
粘着テープの如く、連設バラン12を適量引き出して、
図1の切断線14の如く所定の長さにカットし、バラン
1として使用する。
【0021】このように、原反フィルム10には、従来
のように、特殊のダイスを使用して製造されたものを使
用する必要がなく、汎用のフィルムを使用することがで
きるため、製造コストが安価である。
【0022】また、複数分のバラン1がロール状に形成
され、使用者が必要量を引出して切断するので、サイズ
が限定されずロスが少ない。また、一枚一枚のバランに
断裁する手加工を必要としないため、作業の合理化を図
ることができる。
【0023】さらに、原反フィルム10として、着色フ
ィルムのみではなく、フィルムの印刷物、蒸着物、不透
明な製品等材質、着色方法等が限定されないため、種々
のニーズに応えることができ、用途の幅が広がるととも
に、多品種少量生産に適している。
【0024】
【発明の効果】この発明のバランの製造方法において
は、バランに突設される筋をエンボス加工によって形成
するようにしており、従来のような特殊のダイスを使用
することがなく、原反フィルムとして汎用フィルムを採
用することが可能になるので、製造コストが安価である
という効果を奏する。特に、ここで採用される原反フィ
ルムが着色フィルムのみではなく、フィルムの印刷物、
蒸着物、不透明な製品等材質、着色方法が限定されず、
種々のニーズに応えることができ、用途の幅が広がると
ともに、多品種少量生産に適している。しかも、原反フ
ィルムを繰り出しながら、原反フィルム10にエンボス
加工によって筋を突設する工程と、原反フィルム10に
その流れ方向に沿って断裁して複数の列に分割するとと
もに、該複数の各列の一方の側端部にジグザグの山形を
形成する工程とを行い、前記各工程を経た原反フィルム
を順次巻き取り、分割される複数の各列において、前記
筋と前記山形とを備えた複数分のバランが連設されるの
で、複数分のバランを連設したものが単一の原反フィル
ムから同時に複数個製造されることになり、バランを極
めて効率的に量産することができる。従って、従来のよ
うな断裁にかかる手間を軽減し、製造過程における断裁
ロスを極力少なくすることができるとともに、一枚一枚
のバランに断裁する製造過程における手加工を必要とせ
ず、作業の効率化を図ることができる。
【0025】また、この発明の他のバランの製造方法
は、アリル辛子油等の防菌剤が配合された原反フィルム
を採用しており、バランにおいて防菌作用が働くことに
なるので、衛生上極めて有利なバランを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるバランの実施例を示す概略図で
ある。
【図2】原反フィルムにエンボス加工で筋が形成された
状態を示す斜視図である。
【図3】原反フィルムが2つの連設バランに断裁される
様子を示す斜視図である。
【図4】連設バランを示す斜視図である。
【図5】2つの連設バランが非断裁部で接続した状態を
示す概略図である。
【図6】原反フィルムが4つの連設バランに断裁される
様子を示す斜視図である。
【図7】インフレーション装置を示す概略図である。
【図8】着色フィルムを示す斜視図である。
【図9】着色フィルムを2つに切断した状態を示す斜視
図である。
【図10】着色フィルムからバランが断裁される様子を
示す平面図である。
【符号の説明】
1、56……バラン 2、55……筋 3……山形 10……原反フィルム 11……断裁線 12……連設バラン 13……非断裁部 14……切断線 51……インフレーション装置 52……押出機 52a……投入口 53……ダイス 54……着色フィルム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 23/00 A45C 11/20 A41G 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅を有するロール状の原反フィル
    ムにその流れ方向に所定の間隔をおいて全幅にわたる筋
    をエンボス加工によって突設する工程と、該原反フィル
    ムをその流れ方向に沿って断裁して複数の列に分割する
    とともに、該複数の各列の一方の側端部にジグザグの山
    形を形成する工程とを含み、原反フィルムを繰り出しな
    がら前記各工程を行い、前記各工程を経た原反フィルム
    を順次巻き取り、分割される複数の各列において、前記
    筋と前記山形とを備える複数分のバランを連設させるこ
    とを特徴とするバランの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記原反フィルムにアリル辛子油等の防
    菌剤が配合されている請求項1に記載のバランの製造方
    法。
JP09456293A 1993-04-21 1993-04-21 バランの製造方法 Expired - Lifetime JP3188343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09456293A JP3188343B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 バランの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09456293A JP3188343B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 バランの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06304056A JPH06304056A (ja) 1994-11-01
JP3188343B2 true JP3188343B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=14113764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09456293A Expired - Lifetime JP3188343B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 バランの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3188343B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06304056A (ja) 1994-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE1961528C3 (de) Polsterpapier sowie Verfahren und Vorrichtung zu seiner Herstellung
DE69813959T2 (de) Pack von mit einer Kunststofffolie verpackten Gegenständen, Kunststofffolie zurVerpackung eines Packs, und Verfahren zur Herstellung der Kunststofffolie
DE1529769A1 (de) Spritzgussverfahren fuer thermoplastische Materialien
DE69401913T2 (de) Verpackung für eine gruppe von artikeln und verfahren zu ihrer herstellung
DE3542244A1 (de) Verfahren zur herstellung einer folie
CH688372A5 (de) Blisterpackung.
DE1561550A1 (de) Behaelterelement,Packung,sowie Form und Verfahren zur Herstellung des Behaelterelements
DE2910851A1 (de) Kunststoffolienbeutel und verfahren zu seiner herstellung
DE2754078A1 (de) Kunststoffeinkauftasche mit verstaerktem griffteil und verfahren zu ihrer herstellung
DE4200719B4 (de) Innenrahmen für eine Außenschachtel mit schwenkbar verbundenem Deckel für stabförmige Elemente und Vorrichtung zur Herstellung des Rahmens
DE19916023A1 (de) Preßwerkzeug zur Herstellung von mit einer Folie bedeckten Formteilen
US3348264A (en) Apparatus for making pictorial parallax panoramagram units
JP3188343B2 (ja) バランの製造方法
DE69104949T2 (de) Verfahren zur Herstellung von Biegelinien.
DE1611628A1 (de) Zuschnitt fuer einen Behaelter
DE4302316C1 (de) Herstellen von Füllmaterialteilchen aus Zellulosematerial, insbesondere aus Papier oder Pappe
DE10196951B3 (de) Verfahren zur Herstellung eines bedruckten Verpackungslaminats und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE1172105B (de) Maschine zum Herstellen von Faltschachteln mit Futterbeuteln
DE60106973T2 (de) Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines schichtelementes
DE3802396A1 (de) Ornamentalband aus synthetischem harz und verfahren zu seiner herstellung
USRE26444E (en) Honeycomb articles and method of producing same
DE4013918A1 (de) Verpackung fuer lebensmittel
DE1124013B (de) Fotoecke zum Zusammenschliessen zu einem Band und Verfahren zum Herstellen solcher Fotoecken auf einem gemeinsamen Traegerband
DE2337677B2 (de) Aufbringen einer von einem Substrat abziehbaren Schutzschicht
US2371349A (en) Process of preparing plastic material

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term