JP3187861B2 - 自動焦点装置 - Google Patents

自動焦点装置

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JP3187861B2
JP3187861B2 JP12006191A JP12006191A JP3187861B2 JP 3187861 B2 JP3187861 B2 JP 3187861B2 JP 12006191 A JP12006191 A JP 12006191A JP 12006191 A JP12006191 A JP 12006191A JP 3187861 B2 JP3187861 B2 JP 3187861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラ等に利用
される自動焦点装置に係り、特に、ニューラルネットワ
ークを使用した自動焦点装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばカメラに利用される自
動焦点装置として、種々の構成を持ったものが知られて
いる。そのような自動焦点装置に於いて、近年、ニュー
ラルネットワークを用いたものが開発されている。
【0003】そのようなニューラルネットワークを用い
た自動焦点装置は、撮影画面内の被写体全体に対して、
何ケ所かについてカメラからの距離を計測し、得られた
距離パターンを入力し、被写体全体のどの部分が撮影対
象かを判定し、その判定した対象に焦点を合わるように
している。この時用いるニューラルネットワークは、予
め通常の撮影と同じ場面について、多数の距離パターン
によって学習されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の自動焦点装置
では、撮影画面内全体にわたって被写体までの距離を計
測し、各測定点での距離データのパターンによって、撮
影対象を撮影画面内より探し出そうという方式を採用し
ているものであり、撮影対象そのものの情報は全く用い
ていない。このため、予め学習した距離パターンと同じ
状況であっても、撮影対象が学習した時の画面上での場
所と異なる場所にある場合には、撮影対象には焦点が合
わなかった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、予め学習した距離パターンによって撮影対象を捜し
出す方法と異なり、撮影対象そのものを学習し、学習し
た撮影対象を撮影画面中より探し出し、その対象に焦点
を合わせることができる自動焦点装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明による自動焦点装置は、真の撮影対
象を含む画像領域中の被写体像を撮像するための撮像手
段と、前記撮像手段より得られた画像から、真の撮像対
に関する第1の特徴量に基づいて撮影の候補を少なく
とも1個抽出する第1のニューラルネットワークと、前
記第1のニューラルネットワークにより抽出された撮影
対象候補を、該第1の特徴量とは異なる、真の撮影対象
に関する第2の特徴量に基づいて真の被写体か否か判定
する第2のニューラルネットワークと、前記第2のニュ
ーラルネットワークによって真の撮影対象と判定された
画像領域に焦点を合わせる手段と、前記真の撮影対象の
サンプル画像によって、前記第1のニューラルネットワ
ークに対しては該第1の特徴量で、前記第2のニューラ
ルネットワークに対しては該第2の特微量で、予めそれ
ぞれを学習させる手段とを備えている。また、本発明に
よる自動焦点装置は、真の撮影対象を含む画像領域中の
被写体像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段よ
り得られた画像から、該真の撮像対象に関する色彩情報
に基づいて撮影の候補を少なくとも1個抽出する第1の
ニューラルネットワークと、前記第1のニューラルネッ
トワークにより抽出された撮影対象候補を、該色彩情報
とは異なる、真の撮影対象に関する情報に基づいて真の
被写体と一致するか否か判定する第2のニューラルネッ
トワークと、前記第2のニューラルネットワークによっ
て真の撮影対象と判定された画像領域に焦点を合わせる
手段と、前記真の撮影対象のサンプル画像によって、前
記第1のニューラルネットワークに対しては該色彩情報
で、前記第2のニューラルネットワークに対しては該色
彩情報とは異なる、真の撮影対象に関する情報で、予め
それぞれを学習させる手段とを備えている。
【0007】
【作用】即ち、本発明による自動焦点装置では、真の
影対象に関する第1の特徴量、例えば色彩等により、撮
影画像から撮影対象の候補となる部分画像を1個あるい
は複数個第1のニューラルネットワークで選び出し、第
2のニューラルネットワークで、上記第1の特徴量とは
異なる、真の撮影対象に関する第2の特徴量に基づいて
真の被写体か否かを判定し、該第2のニューラルネット
ワークによって真の撮影対象と判定された部分画像に焦
点を合わせる。また、真の撮影対象のサンプル画像によ
って、上記第1のニューラルネットワークに対しては上
記第1の特徴量で、上記第2のニューラルネットワーク
に対しては上記第2の特微量で、予めそれぞれを学習に
よって登録することができる。さらに、上記第1のニュ
ーラルネットワークにより抽出された撮影候補を記憶手
段に記憶した後、この記憶手段に記憶された撮影候補に
対して、上記第2のニューラルネットワークは、真の被
写体と一致するか否かを判定するようにしている。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る自動焦点装
置のブロック構成図である。
【0009】光学系1を通して入射したカラーイメージ
は、CCDイメージセンサ2により撮影される。CCD
イメージセンサ2によって撮影されたカラー画像は、1
ピクセルずつ読み出され、A/D変換器3によりディジ
タル量に変換されて、色補正器4に送られる。
【0010】一方、撮影場所の照明光は、外部光センサ
5によって検出される。図2は、この外部光センサ5の
構成を示すブロック図である。外部光は、白色拡散板3
6により拡散されて、3種類の色フィルタ、即ち赤色フ
ィルタ30,緑色フィルタ31,青色フィルタ32を通
して、それぞれR光,G光,及びB光に分けられる。そ
れらR光,G光,及びB光は、それぞれ光学系33a〜
33cを通して、光センサ34a〜34cに入射する。
光センサ34a〜34cで検出したR光,G光,及びB
光の強度は、A/D変換器35a〜35cによってデジ
タル量に変換されて、上記色補正器4に入力する。
【0011】色補正器4では、CCDイメージセンサ2
で撮影され、A/D変換器2でディジタル量に変換され
たカラー画像の1ピクセルのRデータ,Gデータ,及び
Bデータに対し、上記外部光センサ5より入力した照明
光のR光,G光,及びB光の強度データをもとにして、
白色照明下で撮影したものと等価となるように補正が施
される。後述するように、被写体登録時にも同等の補正
を行なうことにより、被写体登録時と撮影時との照明の
色温度の違いを補正することができる。
【0012】こうして色補正されたRGBデータは変換
器6に送られ、そこで明度データ,彩度データ,及び色
相データに変換される。図3の(A)に示されるよう
に、カラー画像の1ピクセルのRGB値は、RGB直交
座標系に於いて、1点Cで表わされるので、RGB直交
座標系の原点Oと点Cとを結ぶカラーベクトル60を考
え、このカラーベクトル60の明度軸61への射影がそ
のピクセルの明度62となる。なお、明度軸61とは、
RGB直交座標系で、原点Oから(1,1,1)方向へ
伸ばした軸のことである。
【0013】一方、R軸,G軸,B軸上のそれぞれ座標
値“1”を通る平面63を考えると、この平面63は明
度軸61と直交している。この平面63と明度軸61と
の交点を点Q、また、この平面63と前記カラーベクト
ル60との交点を点Pとすると、点PQ間の距離が彩度
64となる。
【0014】また、図3の(B)に示すように、点Qと
前記平面63のR軸との交点と65をむすぶ直線66と
直線PQとのなす角度が色相67を表わす。なお、色相
67を表わす角度の原点となる直線は、上記のように、
点Qと前記平面63のR軸との交点65とをむすぶ直線
66のみが許されるのではなく、一般には、点Qを始点
とする前記平面63上の任意の直線で良い。
【0015】変換器6は入力されたRGBデータに対応
する明度データ,彩度データ,及び色相データを出力
し、これらのデータはゲート7及びニューラルネットワ
ーク10に送られる。ニューラルネットワーク10は、
図4のように階層構造をしている。後述するように、こ
のニューラルネットワーク10の被写体登録時に、撮影
対象の有する彩度と色相領域データで学習されており、
変換器6から入力した彩度データ及び色相データが、撮
影対象の有する彩度と色相と同じか近いならば、ゲート
7を開く信号を発生する。
【0016】ゲート7は、ニューラルネットワーク10
がゲートを開く信号を出力した時には、変換器6から送
られてきた明度データ,彩度データ,及び色相データを
画像メモリ8に記憶するように、それらのデータを通過
させる。また、ニューラルネットワーク10がゲートを
開く信号を出力しなかった場合には、画像メモリ8に彩
度,色相共に“0”を画像メモリに書き込むように、明
度データのみを通す。
【0017】CCDイメージセンサ2で得られた画像の
全てのピクセルについて上述の処理繰り返される。これ
により、画像メモリ8には、予めニューラルネットワー
ク10に学習した撮影対象の彩度と色相に同じか近い彩
度と色相を有するピクセルのみ値を持ち、他のピクセル
については彩度,色相共に“0”である画像が記憶され
る。
【0018】抽出器16は、画像メモリ8に記憶されて
いる彩度,色相が共に“0”でないピクセルに対してラ
ベル付けを行ない、撮影対象の候補となる部分画像を抽
出する。即ち、彩度,色相が共に“0”でないピクセル
に対して、隣り合うピクセルには同一のラベルを割り当
て、隣り合わないピクセルには異なるラベルを割り当て
る。そして、異なるラベルの領域が接合する場合には、
どちらか一方のラベルに統一する。このことによって、
同一ラベルは連続的につながった画像領域となり、ま
た、異なったラベルの画像領域間には連結はないことに
なる。正規化器17は、上記抽出器16によって抽出さ
れた撮影対象候補の画像が、所定の大きさk×lの長方
形に内接するように拡大あるいは縮小する。
【0019】ニューラルネットワーク20は、上記正規
化器17により正規化されたk×l画素の撮影対象候補
の画像を入力し、被写体登録時に学習した撮影対象と一
致するかどうかを判定し、判定結果の信号をウィンドウ
回路21に送る。
【0020】ニューラルネットワーク20及び前述した
ニューラルネットワーク10は、図4に示すような階層
構造を有している。同図に於いて、分配器40が入力
層、ニューロンユニット411 〜41n が中間層、ニュ
ーロンユニット42が出力層を構成する。中間層のニュ
ーロンユニット411 〜41n 及び出力ニューロンユニ
ット42は、以下の(1)式の計算を実行する。なお、
ニューラルネットワーク10の入力ユニット数は2個、
出力ユニット数は1個であり、ニューラルネットワーク
20の入力ユニット数はk×l×2個、出力ユニット数
は1個である。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、Xi はi番目の端子の入力、Wi
はi番目の端子に対する重み係数、Nは入力端子の数、
θはニューロンユニットの閾値、yはニューロンユニッ
トの出力、fは以下の(2)式に示すシグモイド関数で
ある。
【0023】
【数2】
【0024】図5は、上記ニューロンユニット411
41n ,42のブロック構成図である。即ち、正規化器
17より出力されたk×l×2個のデータ(k×l画素
の彩度データ及び色相データ)は、分配器40を介し
て、中間層のニューロンユニット411 〜41n へ入力
する。中間層の各ニューロンユニットでは、入力バッフ
ァ50を通って入力してきた最初のデータと、予め重み
メモリ55に記憶されている重み係数の最初の値との積
が演算器52で計算され、その結果がレジスタ53に記
憶される。次に、2番目の入力データと重み係数の2番
目の値との積が演算器52で計算され、レジスタ53の
値に加算される。同様の動作がk×l×2個のデータに
ついて繰り返し実行されると、レジスタ53の値は、
(1)式の
【0025】
【数3】
【0026】の計算を実行した結果となる。このレジス
タ53の値から閾値メモリ54に記憶されていた値を減
算し、その結果に関数テーブル56に記憶されている
(2)式のxとf(x)の関係より(1)式の出力yを
得て、出力バッファ52を介して出力する。ここで、中
間層のニューロンユニット411 〜41n は順番に出力
する。
【0027】従って、出力層のニューロンネット42に
於いては、まず、ニューロンユニット411 の出力が、
入力バッファ50を介して入力される。ニューロンユニ
ット411 の出力データは、演算器51で重みメモリ5
5に記憶されている第1番目の重み係数との積が計算さ
れ、レジスタ53に記憶される。次に、中間層の2番目
のニューロンユニット412 の出力データが入力バッフ
ァ50を介して入力し、演算器52で重みメモリ55に
記憶されている2番目の重み係数との積が計算され、レ
ジスタ53のデータに加えられる。同様の動作が、中間
層の全てのニューロンユニットの出力について実行され
ると、レジスタ53の値は(1)式の
【0028】
【数4】
【0029】の計算を実行した結果となる。但し、ここ
で、nは中間層のニューロンユニットの数である。そし
て、レジスタ53の値から閾値メモリ54に記憶されて
いる値を減算し、関数テーブル56に記憶されている
(2)式のxとf(x)の関係より(1)式の出力yを
得て、出力バッファ52を介して、ニューラルネットワ
ーク20の判定結果として出力する。
【0030】ウィンドウ回路21は、抽出器16により
現在抽出されている画像領域が撮影対象であるとニュー
ラルネットワーク20が判定した場合は、ゲート回路9
によって画像メモリ8に記憶されている明度データよ
り、抽出画像に対応する領域をフーリエ変換器22に送
る。フーリエ変換器22は、撮影対象領域の明度データ
をフーリエ変換し、バンドパスフィルタ(BPF)23
により所定の波長領域の信号を抽出する。制御器25
は、光学系1の駆動部26を制御し、ピーク検出器24
によって、BPF23の出力の2乗がピークとなる位置
に光学系1をセットする。
【0031】このように、撮影対象についての大まかな
特徴、即ち色彩等により、撮影画像から撮影対象の候補
となる部分画像を1個あるいは複数個ニューラルネット
ワーク10で選び出し、ニューラルネットワーク20
で、予め登録してあった撮影対象と一致するかどうかを
判定し、撮影対象と判定した部分画像に焦点を合わせる
ようにしている。従って、予め学習した距離パターンと
同じ状況に於いて撮影対象が学習した時の画面上での場
所と異なる場所にある場合であっても、その撮影対象を
撮影画面中より探し出し、その対象に焦点を合わせるこ
とができるようになる。なお、本発明による自動焦点装
置に於いては、予め以下に述べる撮影対象の登録を行な
っておくことが必要である。
【0032】まず、撮影対象の画像を撮影部28で撮影
する。CCDイメージセンサ2で得られた画像は、各ピ
クセル毎に順番に読み出され、A/D変換器3によって
ディジタル量に変換される。ディジタル量に変換された
各ピクセルのRGBデータは、色補正器4によって色補
正される。色補正器4で行なわれる補正処理は、前述し
たように、外部光センサ5より得られる照明光のR光,
G光,及びB光の強度データをもとにして、白色照明下
で撮影したのと等価となるようにするものである。色補
正器6で色補正されたRGBデータは、変換器6で明度
データ,彩度データ,及び色相データに変換される。変
換されたデータはゲート7を通過して画像メモリ8に記
憶される。この撮影対象登録時には、ゲート7は、通過
するデータに対して何の作用もしない。以上の動作が、
CCDイメージセンサ2で撮影した画像の全てのピクセ
ルについて繰り返され、画像メモリ8に明度,彩度,及
び色相で表わされた撮影画像が記憶される。
【0033】一方、CCDイメージセンサ2で撮影され
た画像は、A/D変換器3でディジタル量で変換された
後、ファインダ15で表示するようになっている。画像
メモリ8に記憶されている画像より、所定領域の彩度デ
ータ及び色相データが抽出される。所定領域とは、登録
しようとする画像を特徴づける色彩をしている部分であ
り、その領域の範囲はファインダ15に撮影した全体画
像と共に表示され、コントローラ12によって撮影者に
よって彩度及び色相の範囲を調節することが可能であ
る。
【0034】抽出された画像領域の各ピクセルの彩度デ
ータ及び色相データは学習器11に送られる。学習器1
1では、乱数器13によって発生する乱数をもとに、前
記の抽出画像領域の全ピクセルの彩度と色相が分布する
範囲以外の彩度と色相の疑似データを所定個数発生し、
抽出データに対しては“1”を、疑似データに対しては
“0”を出力するように、ニューラルネットワーク10
を学習する。この学習は、Ramelhart (ラメルハート)
らによって考案されたバックプロパゲーションアルゴリ
ズムにより、以下の(5)式で定義される自乗誤差が減
少するように(1)式の重み係数Wi と閾値θを更新し
ていく。
【0035】
【数5】
【0036】なお、ここで、Pは学習データの数であ
り、本実施例のニューラルネットワーク10の場合に
は、抽出画像領域のピクセル数と疑似データの和とな
る。yi は、学習データXi をニューラルネットワーク
に与えた時の、ニューラルネットワークの出力値であ
り、di は学習データXi に対するニューラルネットワ
ークの望ましい出力で、本実施例のニューラルネットワ
ーク10では、抽出領域のデータについては“1”、疑
似データについては“0”である。なお、学習データX
iは、彩度と色相の2つの要素をもつベクトルである。
バックプロパゲーションアルゴリズムでは、最急降下法
によって重みを変化させるので、重みの更新量ΔWは、
【0037】
【数6】 である。上記(6)式の計算を出力ユニットの入力端子
jについて実行すると、重みの変化量ΔWj は、
【0038】
【数7】 で与えられ、中間層のニューロンユニットjの入力端子
hについては、重みの変化量ΔWjhは、
【0039】
【数8】
【0040】となる。なお、ここで、yi 及びdi はそ
れぞれ学習データXi をニューラルネットワークに与え
た時のネットワークの出力及び望ましい出力である。y
ijは学習データXi をニューラルネットワークに与えた
時の中間層のニューロンユニットjの出力、Xihは学習
データXi のh要素である。また、各ニューロンユニッ
トの閾値は、常に−1が入力する端子の重みと同等であ
るので、閾値の変化量は、(7)式又は(8)式で求め
られる。
【0041】それぞれの重み係数に対して、上記(7)
式及び(8)式を繰り返し実行し、上記(5)式のEが
十分小さくなったところで終了し、その時得られた重み
の値を、各ニューロンユニットの重みメモリ55及び閾
値メモリ54に記憶する。なお、バックプロパゲーショ
ンアルゴリズムの実行に先だって、各重みは乱数器13
による乱数によって初期化しておく。以上の過程によ
り、ニューラルネットワーク10への学習は終了する。
【0042】一方、抽出器16によって抽出された抽出
画像は、正規化器17によって、所定のk×lピクセル
の長方形に内接するように拡大あるいは縮小される。こ
の時、k×lの長方形領域のピクセルのうち、抽出画像
以外の部分については彩度,色相とも“0”としてお
く。さらに画像発生器18により、k×lピクセルの疑
似画像を所定個数発生し、抽出画像と共に学習画像とす
る。なお、疑似画像も、抽出画像領域と重ならない部分
については彩度,色相とも“0”とする。
【0043】学習器19は、前記のバックプロパゲーシ
ョンアルゴリズムにより、抽出画像に対しては“1”を
出力するように、また疑似画像については“0”が出力
するように学習を実行し、得られた重みの値をニューラ
ルネットワーク20の各ニューロンユニットの重みメモ
リ55及び閾値メモリ54に記憶する。
【0044】以上の過程により、ニューラルネットワー
ク10は、撮影対象の色を識別するようになり、ニュー
ラルネットワーク20は、撮影対象の形状を識別するよ
うになる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
予め登録してある撮影対象を撮影画面上より選び出し、
その対象に焦点を合わせることができる。また、撮影対
象の登録は、学習によって簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動焦点装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】図1中の外部光センサのブロック構成図であ
る。
【図3】(A)は図1中の変換器が入力RGB値からど
のように明度データ及び彩度データを得るかを説明する
ための図であり、(B)はどのように色相データを得る
かを説明するための図である。
【図4】図1中の各ニューラルネットワークの階層構造
を説明するためのブロック図である。
【図5】図4中の各ニューロンユニットのブロック構成
図である。
【符号の説明】
6…変換器、8…画像メモリ、10,20…ニューラル
ネットワーク、11,19…学習器、16…抽出器、1
7…正規化器、21…ウィンドゥ回路、22…フーリエ
変換器、24…ピーク検出器、25…制御器、26…駆
動部、411〜41n ,42…ニューロンユニット、5
1…演算器、53…レジスタ、54…閾値メモリ、55
…重みメモリ、56…関数テーブル。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真の撮影対象を含む画像領域中の被写体
    像を撮像するための撮像手段と、 前記撮像手段より得られた画像から、真の撮像対象に関
    する第1の特徴量に基づいて撮影の候補を少なくとも1
    個抽出する第1のニューラルネットワークと、 前記第1のニューラルネットワークにより抽出された撮
    影対象候補を、該第1の特徴量とは異なる、真の撮影対
    象に関する第2の特徴量に基づいて真の被写体か否か
    定する第2のニューラルネットワークと、 前記第2のニューラルネットワークによって真の撮影対
    象と判定された画像領域に焦点を合わせる手段と、 前記真の撮影対象のサンプル画像によって、前記第1
    ニューラルネットワークに対しては該第1の特徴量で、
    前記第2のニューラルネットワークに対しては該第2の
    特微量で、予めそれぞれを学習させる手段と、 を具備することを特徴とする自動焦点装置。
  2. 【請求項2】 真の撮影対象を含む画像領域中の被写体
    像を撮像するための撮像手段と、 前記撮像手段より得られた画像から、該真の撮像対象に
    関する色彩情報に基づいて撮影の候補を少なくとも1個
    抽出する第1のニューラルネットワークと、 前記第1のニューラルネットワークにより抽出された撮
    影対象候補を、該色彩情報とは異なる、真の撮影対象に
    関する情報に基づいて真の被写体と一致するか否か判定
    する第2のニューラルネットワークと、 前記第2のニューラルネットワークによって真の撮影対
    象と判定された画像領域に焦点を合わせる手段と、 前記真の撮影対象のサンプル画像によって、前記第1の
    ニューラルネットワークに対しては該色彩情報で、前記
    第2のニューラルネットワークに対しては該色彩情報と
    は異なる、真の撮影対象に関する情報で、予めそれぞれ
    を学習させる手段と、 を具備することを特徴とする自動焦点装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のニューラルネットワークによ
    り抽出された撮影候 補を記憶する記憶手段を更に具備
    し、 上記第2のニューラルネットワークは、この記憶手段に
    記憶された撮影候補に対して真の被写体と一致するか否
    かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    自動焦点装置。
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