JP3187192U - コネクタ及び基板対基板コネクタ対 - Google Patents

コネクタ及び基板対基板コネクタ対 Download PDF

Info

Publication number
JP3187192U
JP3187192U JP2013005091U JP2013005091U JP3187192U JP 3187192 U JP3187192 U JP 3187192U JP 2013005091 U JP2013005091 U JP 2013005091U JP 2013005091 U JP2013005091 U JP 2013005091U JP 3187192 U JP3187192 U JP 3187192U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
board
pair
housing
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013005091U
Other languages
English (en)
Inventor
ティアン ヤンチン
マ ヨンフェン
シェン グオシャオ
ワン チアンシン
ヘー ウェンケ
Original Assignee
タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド filed Critical タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
Application granted granted Critical
Publication of JP3187192U publication Critical patent/JP3187192U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】相手コネクタがコネクタに嵌合する際にコネクタの端子を回路基板から分離でき、相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際にコンタクトの端子の移動を保持し制限して、端子の変形を防止するコネクタ及び基板対基板コネクタ対を提供する。
【解決手段】コネクタ50は、複数の端子502,503及びハウジング501を具備する。ハウジングは、互いに分離した1対の端部と、これら端部により互いに接続される1対の側壁部5014,5015と、側壁部の間に配置されると共にハウジングの縦方向に沿って延びる凸状部5013と、複数の端子を少なくとも部分的に受容するように凸状部及び側壁部間にそれぞれ形成された複数の凹状部5017,5018とを有する。凸状部は制限部5016を有する。制限部は、相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際に、相手コネクタの引き抜き方向に沿った端子の移動を制限する。
【選択図】図5

Description

本考案は、相手コネクタと相互接続するためのコネクタと、基板対基板(board-to-board)コネクタ対に関する。
基板対基板コネクタ対は、1対の平行な回路基板を相互接続するのに用いられる。このような基板対基板コネクタは、1対の回路基板が互いに電気接続されるように、1対の回路基板の対向する面への緊密な嵌合により取り付けられる。
中国特許出願公開第101777710号(中国特許出願第200911000126.4号)明細書は、以下の構成を具備する基板対基板コネクタを開示する。すなわち、このコネクタは、複数の第1端子及び複数の第2端子を具備し、各第1端子は、各凹状挿入部の一側面に配置された第1接触部、及び各凹状挿入部の他側面に配置された第2接触部を有し、各第2端子は、凸状挿入部の挿入方向に延びるように各凸状挿入部の一側面に配置されると共に各第1端子の第1接触部と接触するよう構成された第1接触部、及び凸状挿入部の挿入方向に延びるように各凸状挿入部の他側面に配置されると共に各第1端子の第2接触部と接触するよう構成された第2接触部を有し、凸状挿入部が凹状挿入部に挿入されると、各第2端子の押圧により、各第1端子の第1接触部及び第2接触部間の間隙が増大し、次に減少する。2個のコネクタが嵌合すると、底面101,102は、回路基板を保護するよう回路基板から端子103,104を分離することができる。しかし、図1に示されるように、端子の厚さは例えば0.08mmと比較的厚いので、コネクタ10の端子103,104は、相手コネクタ(図示せず)がコネクタ10から分離する際に上方へ回転(例えば、コネクタ10の側壁部105,106の周りに回転)する。このため、端子103,104の変形を生じさせるおそれがあり、端子103,104の不良を招くおそれがある。
他方、図2は、は、別の従来技術の典型的な基板対基板コネクタ対のうちのコネクタ20を示す断面図である。図2に示されるように、コネクタ20の端子201,202は底面から挿入され、制限部203により固定される。このため、相手コネクタ(図示せず)をコネクタ20から引き抜くと、端子201,202の回転運動が阻止されるので、端子201,202の変形が阻止される。しかし、コネクタ20は、端子201,202の厚さが比較的薄く、相手コネクタがコネクタ20に嵌合する際に端子201,202が下方へ移動する。このため、端子201,202の底面が回路基板204に接触し、回路基板204上の重要部材に影響を与えるおそれがある。
このため、背景技術のコネクタの構造は、2つの要求事項、すなわち、相手コネクタがコネクタに嵌合する際にコネクタの端子が回路基板に直接接触することを防止すること、及び相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際にコネクタの端子が回転し変形することを防止することを同時に満たすことができない。
従って、本考案は、上述の技術的課題に鑑み、相手コネクタがコネクタに嵌合する際にコネクタの端子を回路基板から分離できるのみならず、相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際にコンタクトの端子の移動を保持し制限し、これにより、端子の変形を防止するコネクタ及びそれに対応する基板対基板コネクタ対を提供することを目的とする。
本考案の第1の側面によれば、相手コネクタと相互接続するためのコネクタが提供される。このコネクタは、複数の端子及びハウジングを具備する。ハウジングは、互いに分離した1対の端部と、これら端部により互いに接続される1対の側壁部と、側壁部の間に配置されると共にハウジングの縦方向に沿って延びる凸状部と、複数の端子を少なくとも部分的に受容するように凸状部及び側壁部間にそれぞれ形成された複数の凹状部とを有する。ここで、凸状部は制限部を有し、制限部は、相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際に、相手コネクタの引き抜き方向に沿った端子の移動を制限するために用いられる。
ここで、例えば、コネクタは雌型コネクタであり、相手コネクタは雄型コネクタである。
好適な一実施形態において、凹状部の下に底板が配置され、底板は、相手コネクタがコネクタに嵌合する際に、端子を回路基板から分離するのに用いられる。
好適な一実施形態において、各端子は、側壁部に外側に固定された保持部、保持部に接続された尾部、及び保持部に接続されたU形状接触部を具備する。相手コネクタがコネクタに嵌合しないときは、U形状接触部の頭部及び制限部間に横方向の間隙があり、相手コネクタがコネクタに嵌合すると頭部が制限部の下に位置するまで横方向の間隙が減少する。
好適な一実施形態において、制限部は、ハウジングの横方向に沿って凸状部の頂上部から延びるフランジを有する。
好適な一実施形態において、底板は抜き孔(processing hole)を有する。
本考案の第2の側面によれば、基板対基板コネクタ対が提供される。この基板対基板コネクタ対は、コネクタ及びこのコネクタと嵌め合いにより嵌合するよう構成された相手コネクタを具備する。コネクタは、複数の端子及びハウジングを具備する。ハウジングは、互いに分離した1対の端部と、これら端部により互いに接続される1対の側壁部と、側壁部の間に配置されると共にハウジングの縦方向に沿って延びる凸状部と、複数の端子を少なくとも部分的に受容するように凸状部及び側壁部間にそれぞれ形成された複数の凹状部とを有する。凸状部は制限部を有し、相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際に、制限部は、相手コネクタの引き抜き方向に沿った端子の移動を制限するために用いられる。
好適な一実施形態において、凹状部の下に底板が配置され、底板は、相手コネクタがコネクタに嵌合する際に、端子を回路基板から分離するのに用いられる。
好適な一実施形態において、各端子は、側壁部に外側に固定された保持部、保持部に接続された尾部、及び保持部に接続されたU形状接触部を具備する。相手コネクタがコネクタに嵌合しないときは、U形状接触部の頭部及び制限部間に横方向の間隙があり、相手コネクタがコネクタに嵌合すると、頭部が制限部の下に位置するまで横方向の間隙が減少する。
好適な一実施形態において、制限部は、ハウジングの横方向に沿って凸状部の頂上部から延びるフランジを有する。
本考案の実施形態から、制限部及び底板の配置により、本考案は、基板対基板コネクタ対が嵌合する際に回路基板との直接的接触を防止できることにより回路基板上の他の部材に影響を与えることを阻止するばかりでなく、基板対基板コネクタ対が嵌合解除される際に端子の変形を阻止する。さらに、端子の厚さが比較的薄いことを考慮して、本考案は、コネクタの端子及び相手コネクタの端子間に2接点を与えることにより、電気接続の高い信頼性を維持する。
他方、本考案は、雌型コネクタを変更する必要はあるが、雄型コネクタを変更する必要はないので、製造工程をさらに簡略化でき、悪影響を与えることなく、従来技術に存在した技術的問題を容易に解決する。
従来技術の基板対基板コネクタ対のうちのコネクタの断面図である。 別の従来技術の基板対基板コネクタ対のうちのコネクタの断面図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちの相手コネクタと、基板対基板コネクタ対を形成するよう嵌合する相手コネクタ及び図3のコネクタとを示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタを示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対の嵌合過程を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対の嵌合過程を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対の嵌合過程を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対の嵌合解除過程を示す断面図である。 本考案の別の実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタを示す断面図である。 本考案のさらに別の実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタを示す断面図である。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面と併せて例示的な実施形態の以下の詳細な説明を参照することにより明白であろう。全図面を通して、同一又は同様の参照番号は対応する特徴を示す。
以下、本考案の一部を構成する図面を参照して本考案の好適な実施形態を詳細に説明する。添付図面は、本考案を達成するための特定実施形態を例示により示すものである。図示の実施形態は、本考案の全ての実施形態を限定することを意図したものではない。本考案の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を用いることができ、或いは構造的又は論理的変更も可能であることが理解されよう。従って、以下の特定の説明は、本考案を限定することを意味しておらず、本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲により定義される。
以下の説明において、添付図面を参照する。図面は本考案の一部を構成し、本考案を実施するための特定実施形態は図面に例示により示される。この関連で、「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」、「前方」、「後方」等の方向を示す用語は、図面に示される方向を基準にして用いられる。このため、本考案の実施形態の部材は異なる方向で配置されてもよく、方向を示す用語は限定ではなく例として用いられる。
図3は、本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタ30を示す分解斜視図である。
図3に示されるように、明確化の目的で、コネクタ30は、複数の端子3011を有する端子部301と、ハウジング302とに分割される。ここで、端子部301は複数の端子3011からなる。好適には、端子3011は、例えば導電性金属板を打抜き加工及び曲げ加工することにより一体に形成される。
ハウジング302はコネクタ30の本体であり、主に合成樹脂等の絶縁材料により形成される。ハウジング302は、ほぼ矩形を有するほぼ直方体の部材である。ハウジング302は、互いに分離した1対の端部3021,3022と、端部3021,3022により互いに接続された側壁部3023,3024とを具備する。
ハウジング302は、内部に相手コネクタ(図示せず)を受容するための凹部3025,3026を有する。凹部3025,3026の間には、ハウジング302と一体に形成され、ハウジング302の縦方向に沿って延びる凸状部3027が形成される。ここで、図面には2個の凸状部3027が示されるが、当業者であれば、凸状部3027の数は実際の要求事項によって決まってくることを理解するであろう。
複数の凹状部3029,3030は、端子3011を少なくとも部分的に受容するために側壁部3023,3024及び凸状部3027間に形成される。これらの凹状部3029,3030は、凹部3025,3026又は凹部3025,3026の一部に連通してもよい。
各凸状部3027の頂上部は制限部3031を有する。相手コネクタ(図示せず)がコネクタ30から引き抜かれる際に、制限部3031は、相手コネクタの引き抜き方向に沿った端子3011の移動を制限するために用いられる。好適には、各制限部3031は、ハウジング302の横方向に沿って凸状部3037の頂上部から延びるフランジを具備する。
底板3032,3033が凹状部3029,3030にそれぞれ配置され、相手コネクタがコネクタ30に嵌合する際に端子の下方への移動を制限するために用いられる。これにより、端子3011を回路基板から分離する。凸状部3028と同様に、底板3032,3033もまた、ハウジング302の縦方向に沿って延び、側壁部3023,3024とそれぞれL形状の輪郭を形成される。このため、相手コネクタがコネクタ30に嵌合する際に、側壁部及び底板により同時に端子の移動が制限される。換言すると、端子3011は、凸状部3028に向かって移動できるのみである。好適には、各底板3032,3030は、フランジを形成するためハウジングの成形金型によってハウジングの底面に形成される抜き孔(図示せず)をさらに有する。
図4は、本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちの相手コネクタと、基板対基板コネクタ対を形成するよう嵌合する相手コネクタ及び図3のコネクタとを示す斜視図である。図4の上側は、図3のコネクタ30と嵌合する相手コネクタ41を示す。相手コネクタ41及びコネクタ30は、嵌合することにより、図4の下側に示される基板対基板コネクタ対40に組み立てられる。以下では、組立過程を詳細に説明する。
図5は、本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタ50を示す断面図である。コネクタ50は非嵌合状態にあり、すなわち、コネクタ50は相手コネクタと嵌合していない。
具体的には、図に示されるように、ハウジング501は、底板5011,5012、凸状部5013及び側壁部5014,5015を具備する。凸状部5013の頂上部は制限部5016を有し、制限部5016は、凸状部5013の頂上部からハウジング501の横方向に沿って延びるフランジを有する。フランジの下に形成された間隙は、相手コネクタがコネクタ50に嵌合する際に端子502,503が凸状部5013に向かって変形移動するために用いられる。好適には、底板5011,5012は、凹状部5017,5018を形成するように、側壁部5015,5014と一体に形成される。凹状部5017,5018はまた、端子502,503を少なくとも部分的に受容するようにハウジング501の縦方向に沿って延びる。
具体的には、例えば端子502は、保持部5021、この保持部5021に尾部5022、及び保持部5021に接続されたU形状接触部5023を具備する。保持部5021は、ハウジング501の上下方向上方へ延びて圧入で側壁部5014に固定される部分である。尾部5022は保持部5021に接続するよう曲げられ、ハウジング501の横方向に沿って外方へ延びると共に半田付け又は他の同様な手段等により回路基板に接続される。U形状接触部5023は、凹状部5018内に少なくとも部分的に収容される。相手コネクタがコネクタに嵌合する前は、U形状接触部5023の頭部5024及び制限部5016の間に横方向の間隙がある。
端子502と同様に、端子503は、保持部5031、この保持部5031に尾部5032、及び保持部5031に接続されたU形状接触部5033を具備する。同様に、保持部5031は、ハウジング501の上下方向上方へ延びて圧入で側壁部5015に固定される部分である。尾部5032は保持部5031に接続するよう曲げられ、ハウジング501の横方向に沿って外方へ延びると共に半田付け又は他の同様な手段等により回路基板に接続される。U形状接触部5033は、凹状部5017内に少なくとも部分的に収容される。相手コネクタがコネクタに嵌合する前は、U形状接触部5033の頭部5034及び制限部5016の間に横方向の間隙がある。
図6ないし図8は、本考案の一実施形態に係る基板対基板の嵌合過程を示す断面図である。
図6は、相手コネクタ70がコネクタ60に嵌合し始める状態を示す。ここで、コネクタ60の構造は図5のコネクタ50と同じであるので、コネクタ60の具体的構造について詳細に説明しない。図5のコネクタ50と同様に、コネクタ60は、制限部6016、U形状接触部6023,6033の頭部6024,6034を具備する。
相手コネクタ70は嵌め合いによりコネクタ60と嵌合するように構成される。ここで、相手コネクタ70の端子701,702は、ほぼU形状接触部6023,6033により形成された挿入凹部61,62内への挿入に適する。
図示されるように、端子701,702が挿入凹部61,62に挿入されると、端子602,603は下方へ移動する。さらに、端子602,603は、変形して2側壁の方へ広がる。このため、端子602,603は凸状部6013により接近するようになる。この結果、端子602,603及び制限部6016の間の横方向の間隙は小さくなる。
図7は、相手コネクタ70がコネクタ60内にさらに挿入される状態を示す。図7に見えるように、図6と対照的に、相手コネクタ70の端子701,702が挿入凹部61,62にさらに入り込むので、端子602,603はさらに下方へ移動する。
具体的には、端子602,603のU形状接触部6023,6033は底板6012,6011にそれぞれ接触する。このため、底板6012,6011は端子602,603の下方への移動をそれぞれ制限し、同時に、端子602,603は回路基板(図示せず)から分離される。他方、その瞬間には、端子602,603がそれぞれ変形し続ける。具体的には、ハウジングの底板6011,6012及び側壁部6014,6015が端子602,603の移動を制限するので、端子602,603は変形し凸状部6013の方へ移動することができるに過ぎない。具体的には、U形状接触部6023,6033の頭部6024,6034は、制限部6016の下の空間、すなわち制限部6016の下の間隙へ移動するようそれぞれ変形する。本考案の好適な一実施形態において、制限部6016は横方向に延びるフランジを具備し、頭部6024,6034はこのフランジの下の空間に入り込む。
図8は、相手コネクタ70がコネクタ60内に完全に挿入される状態を示す。すなわち、相手コネクタ70はコネクタ60と完全に嵌合する。
図8に示されるように、この瞬間、コネクタ60の底板6011,6012は、端子602,603を回路基板からそれぞれ分離し、端子602,603の下方への移動を制限ずる。具体的には、図7とは対照的に、端子602,603のU形状接触部6023,6033の頭部6024,6034は、凸状部6013の頂上部の制限部6016のフランジの下の空間内に入り込むようさらに変形する。その瞬間、端子602,701の間及び端子603,702の間には、2つの接点があるので、比較的薄い端子の場合であっても、高い信頼性の電気接続が維持できる。
図9は、本考案の一実施形態に係る基板対基板コネクタ対の嵌合解除過程を示す図である。図9に示されるように、相手コネクタ70はコネクタ60から引き抜かれる。相手コネクタ70の端子701,702が上方へ移動すると、コネクタ60の端子602,603はその結果、変形して上方へ移動する。具体的には、端子602の保持部6021及び端子603の保持部6031がハウジングの側壁部6014,6015にそれぞれ固定されるので、相手コネクタ70がコネクタ60から引き抜かれる際に、端子602,603のU形状接触部6023,6033の頭部6024,6034は上方へ移動するよう変形して回転する。しかし、凸状部6013の制限部6016のフランジは、頭部6024,6034の上方への移動を停止させると共に頭部6024,6034を制限しロックする。従って、端子602,603の上方への移動を制限すると共に、端子602,603の回転及び変形を有効に防止する。
図10は、本考案の別の実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタ80を示す断面図である。図11は、本考案のさらに別の実施形態に係る基板対基板コネクタ対のうちのコネクタ90を示す断面図である。これまで図に示されたコネクタとは対照的に、コネクタ80及びコネクタ90は、異なる製造過程に適応するように凸状部にそれぞれ変更を加えている。さらに、コネクタ80,90の他の構造は、前の実施形態の構造と同様であるので、ここでは詳細に説明しない。同様に、コネクタ80,90は、相手コネクタがコネクタ80,90と嵌合する際に端子を回路基板から分離できるばかりでなく、相手コネクタがコネクタ80,90から引き抜かれる際に相手コネクタの引き抜き方向への端子の移動をも制限する。
当業者であれば、上述の実施形態は本考案を限定するのではなく、説明するために与えられ、技術的効果を得るために異なる実施形態の異なる技術的構造を組み合わせてもよいことを理解するであろう。図面、詳細な説明、実用新案登録請求の範囲を検討する際に、当業者であれば、開示された実施形態に基づいて変更された他の実施形態を理解し実現することができる。例えば、当業者であれば、2つの技術的効果、すなわち、相手コネクタがコネクタに嵌合する際に端子を回路基板から分離すること、及び相手コネクタがコネクタから引き抜かれる際に端子の移動を制限することを達成するようコネクタの構造をさらに変更できる。さらに、「具備する」という用語は他の部材を排除するものではない。
40 基板対基板コネクタ対
30,50,60,80,90 コネクタ
3011,502,503,602,603 端子
302,501 ハウジング
3021,3022 端部
3023,3024,5014,5015 側壁部
3027,5013,6013 凸状部
3029,3030,5017,5018 凹状部
3031,5016,6016 制限部
3032,3033,5011,5012,6011,6012 底板
41,70 相手コネクタ
5021,5031,6031 保持部
5022,5032 尾部
5023,5033,6023,6033 U形状接触部
5024,5034,6024,6034 頭部

Claims (10)

  1. 相手コネクタと相互接続するためのコネクタであって、
    前記コネクタは、複数の端子及びハウジングを具備し、
    前記ハウジングは、互いに分離した1対の端部と、該端部により互いに接続される1対の側壁部と、該側壁部の間に配置されると共に前記ハウジングの縦方向に沿って延びる凸状部と、前記複数の端子を少なくとも部分的に受容するように前記凸状部及び前記側壁部間にそれぞれ形成された複数の凹状部とを有し、
    前記凸状部は制限部を有し、
    前記制限部は、前記相手コネクタが前記コネクタから引き抜かれる際に、前記相手コネクタの引き抜き方向に沿った前記端子の移動を制限するために用いられることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記凹状部の下に底板が配置され、
    前記底板は、前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合する際に、前記端子を回路基板から分離するのに用いられることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記端子の各々は、前記側壁部に外側に固定された保持部と、該保持部に接続された尾部と、前記保持部に接続されたU形状接触部とを具備し、
    前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合しないときは、前記U形状接触部の頭部及び前記制限部間に横方向の間隙があり、
    前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合すると、前記頭部が前記制限部の下に位置するまで前記横方向の間隙が減少することを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記制限部は、前記ハウジングの横方向に沿って前記凸状部の頂上部から延びるフランジを有することを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記底板は抜き孔を有することを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  6. コネクタと、該コネクタと嵌め合いにより嵌合するよう構成された相手コネクタとを具備する基板対基板コネクタ対であって、
    前記コネクタは、複数の端子及びハウジングを具備し、
    前記ハウジングは、互いに分離した1対の端部と、該端部により互いに接続される1対の側壁部と、該側壁部の間に配置されると共に前記ハウジングの縦方向に沿って延びる凸状部と、前記複数の端子を少なくとも部分的に受容するように前記凸状部及び前記側壁部間にそれぞれ形成された複数の凹状部とを有し、
    前記凸状部は制限部を有し、
    前記制限部は、前記相手コネクタが前記コネクタから引き抜かれる際に、前記相手コネクタの引き抜き方向に沿った前記端子の移動を制限するために用いられることを特徴とする基板対基板コネクタ対。
  7. 前記凹状部の下に底板が配置され、
    前記底板は、前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合する際に、前記端子を回路基板から分離するのに用いられることを特徴とする請求項6記載の基板対基板コネクタ対。
  8. 前記端子の各々は、前記側壁部に外側に固定された保持部と、該保持部に接続された尾部と、前記保持部に接続されたU形状接触部とを具備し、
    前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合しないときは、前記U形状接触部の頭部及び前記制限部間に横方向の間隙があり、
    前記相手コネクタが前記コネクタに嵌合すると、前記頭部が前記制限部の下に位置するまで前記横方向の間隙が減少することを特徴とする請求項6又は7記載の基板対基板コネクタ対。
  9. 前記制限部は、前記ハウジングの横方向に沿って前記凸状部の頂上部から延びるフランジを有することを特徴とする請求項8記載の基板対基板コネクタ対。
  10. 前記底板は抜き孔を有することを特徴とする請求項8記載の基板対基板コネクタ対。
JP2013005091U 2012-09-04 2013-09-03 コネクタ及び基板対基板コネクタ対 Expired - Fee Related JP3187192U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201210324456.4A CN103682738B (zh) 2012-09-04 2012-09-04 一种连接器及板对板连接器对
CN201210324456.4 2012-09-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3187192U true JP3187192U (ja) 2013-11-14

Family

ID=50319485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005091U Expired - Fee Related JP3187192U (ja) 2012-09-04 2013-09-03 コネクタ及び基板対基板コネクタ対

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3187192U (ja)
CN (1) CN103682738B (ja)
TW (1) TW201424132A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4758104B2 (ja) * 2005-01-21 2011-08-24 日本圧着端子製造株式会社 コネクタアッセンブリ
CN201072820Y (zh) * 2007-07-06 2008-06-11 富港电子(东莞)有限公司 板对板连接器
JP5107811B2 (ja) * 2008-07-07 2012-12-26 モレックス インコーポレイテド 基板コネクタ
TWM419318U (en) * 2011-05-18 2011-12-21 Assem Technology Co Ltd Electrical connector

Also Published As

Publication number Publication date
CN103682738B (zh) 2017-12-01
TW201424132A (zh) 2014-06-16
CN103682738A (zh) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI581519B (zh) 連接器
TWI595710B (zh) Multipole connector
JP5006618B2 (ja) コネクタ
TWI514685B (zh) 接觸件及具有接觸件之連接器
TWI590536B (zh) 連接器及連接器製造方法
TWI667849B (zh) 連接器
TWI621309B (zh) 電連接器
JP4553953B2 (ja) 防水構造及び防水コネクタ
US9502816B2 (en) Connector terminal
TW201324969A (zh) 交錯安裝的電連接器
US20130323955A1 (en) Connector terminal and card edge type connector including this connector terminal
US8500460B2 (en) Board to board connectors and assembly thereof with contact-mounting wall having variable thickness
TWI837329B (zh) 電連接器組裝體
TWI715199B (zh) 連接器及端子
US9306347B2 (en) Electrical connector having improved insulative housing
US11251556B2 (en) Connector and connector assembly
JP3187192U (ja) コネクタ及び基板対基板コネクタ対
JP6466266B2 (ja) コネクタ
JP4832557B2 (ja) 電気コネクタにおけるコンタクトの接触構造
TWI830568B (zh) 複合浮動式板對板連接器
TWM563088U (zh) 電連接器及其組件
TW201742338A (zh) Usb連接器
KR102256327B1 (ko) 플러그 커넥터
JP6406705B2 (ja) コンタクト、リセプタクル及びコネクタ
TWM499679U (zh) 板對板連接器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees