JP3186276B2 - 温度検知回路およびダイナミック・ランダムアクセス・メモリ装置 - Google Patents

温度検知回路およびダイナミック・ランダムアクセス・メモリ装置

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JP3186276B2 JP33841092A JP33841092A JP3186276B2 JP 3186276 B2 JP3186276 B2 JP 3186276B2 JP 33841092 A JP33841092 A JP 33841092A JP 33841092 A JP33841092 A JP 33841092A JP 3186276 B2 JP3186276 B2 JP 3186276B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度検知回路およびダ
イナミック・ランダムアクセス・メモリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック・ランダムアクセス・メモ
リ(以下、DRAMと呼ぶ)はメモリセル容量に電荷を
蓄えることによりデータを記憶するものである。この容
量に蓄えられた電荷は時間がたつと、基板等にリークし
データが保持できなくなる。このためある一定時間毎に
再書き込みするリフレッシュ動作が必要である。
【0003】通常はリフレッシュ動作は外部制御信号を
与えることで行なっている。このリフレッシュ動作を内
部で自動的に発生される内部制御信号で行なわれるよう
にしたものをセルフリフレッシュ機能と呼ぶ。
【0004】最近、DRAMの用途が広がり、特にバッ
テリーバックアップ機能をもったセットに利用するため
にDRAMの要望が高まりつつある。このような中でセ
ルフリフレッシュ機能を有し、そのセルフリフレッシュ
機能時の消費電力が少ないものが望まれている。ここで
は、従来のセルフリフレッシュ機能を有したDRAMと
して電子情報通信学会技術研究報告Vol.91 No.6
4(SDM91−10〜22)pp.51−57に掲載
された従来例について図31の回路概念図と、図32の
信号波形図とを参照しながら説明する。
【0005】これらを用いてその動作について簡単に説
明する。プリチャージ信号φPにより、1kビットのダ
ミーメモリセルをプリチャージする。このときφEが論
理電圧“H”となり、時間T1を発生するタイマーが動
作する。このT1の間隔でリフレッシュ回数(NCY
C)分のリフレッシュ動作が行われる。この後、信号φ
PおよびφEは論理電圧“L”にリセットされる。この
ようにリセットされると同時にダミーメモリセルのノー
ドVNのリークが始まる。ノードVNの電圧がリファレ
ンスレベルVREFに達すると、再びφE,φPは論理
電圧“H”となり、以降同じ動作を繰り返す。このノー
ドVNがリークしている期間がT2であり、セルフリフ
レッシュ周期時間と呼ぶ。このようにセルフリフレッシ
ュ機能を有したDRAMは低温になるとセルフリフレッ
シュ周期時間が長くなる。
【0006】DRAMのリフレッシュ動作時の消費電流
Iは、動作時に関する消費電流をIAC、待機時(非動
作時)の消費電流をIDC、リフレッシュ周期時間をT
とすると、I=IAC/T+IDCで表わされ、リフレ
ッシュ周期時間Tを長くするとリフレッシュ動作時の消
費電流Iは減少する。
【0007】この従来のセルフリフレッシュ機能を有し
たDRAMでは、1kビットのダミーメモリセルに蓄え
られた電荷のリーク速度の温度依存性を利用する。低温
になるとセルフリフレッシュ周期時間を長くし、低温時
の消費電流を少なくしようとしたものである。図33
に、温度とセルフリフレッシュ機能時のセルフリフレッ
シュ周期およびDRAMとのメモリセルのデータ保持時
間の関係図を示す。DRAMのメモリセルのデータ保持
時間は多くのメモリセルのうちのデータ保持時間が最少
となるメモリセルのデータ保持時間で決まる。高温にな
ると非常にデータ保持時間が短くなるメモリセルがあ
る。このため、この図のようにセルフリフレッシュ周期
時間の温度依存性よりデータ保持時間の温度依存性が大
きくなる場合がある。
【0008】また、特開平3−207084号には周囲
温度にあわせてリフレッシュ周期を変えることのできる
ダイナミック・ランダムアクセス・メモリ装置が示され
ている。この装置について図34を参照しながら説明す
る。電源電圧と接地電圧との間に直列に抵抗R1と温度
可変型抵抗VR1が接続されている。また同様に電源電
圧と接地電圧との間に抵抗R2と抵抗R3と抵抗R4と
が接続されている。抵抗R1と温度可変型抵抗VR1と
の接続点の信号は2つのコンパレータ1、2に入力され
ている。また、抵抗R2と抵抗R3との接続点の信号は
ノードN1を介してコンパレータ1に、抵抗R3と抵抗
R4との接続点からの信号はノードN2を介してコンパ
レータ2に入力されている。コンパレータ1、2の出力
はそれぞれ出力S1、S2としている。このようにして
2つのコンパレータ1、2によって出力された、出力S
1は60℃を、主力S2は40℃の検知信号として用い
る検出部3が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のセル
フリフレッシュ機能を有したDRAMでは、図33にも
示したように、セルフリフレッシュ周期時間の温度依存
性よりデータ保持時間の温度依存性が大きくなる。この
図では75℃以上では、セルフリフレッシュ周期時間の
ほうがデータ保持時間より長くなりリフレッシュ不良と
なるという課題があった。
【0010】また、セルフリフレッシュ周期を容量に蓄
えられた電荷のリーク速度によって決めるためセルフリ
フレッシュ周期が製造上のばらつきにより大きく変動す
るという課題があった。
【0011】さらに、上記特開平3−207084号の
従来技術の構成では、40℃と60℃を検知するのにR
2≠R3≠R4(=R1)のように異なる抵抗値の抵抗
を作る必要がある。しかし、このように異なる抵抗値を
作成する場合、抵抗値に合わせて抵抗の形状を異ならせ
るためには高精度の製造技術が必要である。このため通
常は抵抗R2,R3、温度可変型抵抗VR1の抵抗値を
補正する抵抗値補正回路が必要となる。また、ノードN
1,N2には抵抗R2,R3,R4とでなる1つの基準
電位発生部からそれぞれ2つの基準電位を発生させてい
る。これを2つのコンパレータ1、2に入力している。
このためノードN1,N2に電流を流し基準電位を変動
させるコンパレータには使用できない。
【0012】上記問題点を鑑み本発明の目的は、製造上
のばらつきの少ない温度検知回路を得ることができる温
度検知回路を提供することである。
【0013】またこの回路を利用することで低温時のセ
ルフリフレッシュ機能時のリフレッシュ周期をある基準
リフレッシュ周期の整数倍と長くでき、また広い温度範
囲で最適なリフレッシュ周期のセルフリフレッシュ機能
を果たし、低温時の消費電力が少ないDRAMを提供す
ることができる。
【0014】また、低温時のCBRリフレッシュ時にリ
フレッシュを行なわない周期を有するようにすることに
より、消費電力が大幅に低減することにある。
【0015】また、デバイスの温度を高くする機能によ
り、これらのデバイスの各温度での検査を容易に行なう
ことができる検査方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の温度検知回路は、複数個の否定回路で構成
され、前記否定回路が遅延時間の温度依存性が大きい第
1の遅延回路と、前記第1の遅延回路から出力される第
1の出力信号と、前記否定回路が遅延時間の温度依存性
が小さい第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路から出
力される第2の出力信号とを備え、前記第1,2の出力
信号が出力される順番を温度検知信号として検知する。
【0017】上記課題を解決するために、本発明の温度
検知回路は、複数個の否定回路で構成され、前記否定回
路が遅延時間の温度依存性が大きい第1の遅延回路と、
前記第1の遅延回路から出力される第1の出力信号と、
前記否定回路が遅延時間の温度依存性が小さい第2の遅
延回路と、前記第2の遅延回路から出力される第2の出
力信号とを備え、前記第1,2の出力信号が出力される
順番を温度検知信号として検知し、前記第1の遅延回路
が前記否定回路の出力ノードに温度依存性の大きな抵抗
値をもつ抵抗体を介して容量負荷が接続されている。
【0018】上記課題を解決するために、本発明の温度
検知回路は、共通の電源電圧と接地電圧を備え、前記電
源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第1の
抵抗体と第2の抵抗体、同じく前記電源電圧と前記接地
電圧との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の抵
抗体を備え、前記第1の抵抗体と第4の抵抗体が同じ材
料で形成された抵抗体で、前記第2の抵抗体と第3の抵
抗体が同じ材料で形成された抵抗体で、前記第1の抵抗
体と前記第2の抵抗体の接続点と前記第3の抵抗体と前
記第4の抵抗体の接続点との電位差を検知する。
【0019】上記課題を解決するために、本発明の温度
検知回路は、共通の電源電圧と接地電圧を備え、前記電
源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第1の
抵抗体と第2の抵抗体と、前記電源電圧と前記接地電圧
との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の抵抗体
、前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続された信
号増幅回路とを備え、前記第1の抵抗体と前記第2の抵
抗体はスイッチングトランジスタを介して前記電源電圧
と前記接地電圧との間に接続され、前記第3の抵抗体と
前記第4の抵抗体はスイッチングトランジスタを介して
前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記信
号増幅回路はスイッチングトランジスタを介して前記電
源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第1の抵
抗体と第3の抵抗体が同じ材料で形成された抵抗体で、
前記第2の抵抗体と第4の抵抗体が異なる材料で形成さ
れた抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体の
接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体の接続点
との電位差を前記信号増幅回路を用いて検知する。
【0020】上記課題を解決するために、本発明のダイ
ナミック・ランダムアクセス・メモリ装置は、共通の電
源電圧と接地電圧を備え、前記電源電圧と前記接地電圧
との間に直列に接続された第1の抵抗体と第2の抵抗体
、前記電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続さ
れた第3の抵抗体と第4の抵抗体と、前記電源電圧と前
記接地電圧との間に接続された信号増幅回路とを備え、
前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体はスイッチングト
ランジスタを介して前記電源電圧と前記接地電圧との間
に接続され、前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体はス
イッチングトランジスタを介して前記電源電圧と前記接
地電圧との間に接続され、前記信号増幅回路はスイッチ
ングトランジスタを介して前記電源電圧と前記接地電圧
との間に接続され、前記第1の抵抗体と第3の抵抗体が
同じ材料で形成された抵抗体で、前記第2の抵抗体と第
4の抵抗体が異なる材料で形成された抵抗体で、前記第
1の抵抗体と前記第2の抵抗体の接続点と前記第3の抵
抗体と前記第4の抵抗体の接続点との電位差を前記信号
増幅回路を用いて検知する温度検知回路とセルフリフレ
ッシュ機能を有し、前記温度検知回路の温度検知信号に
より、低温時のセルフリフレッシュのリフレッシュ周期
を長くする機能を有する。
【0021】上記課題を解決するために、本発明のダイ
ナミック・ランダムアクセス・メモリ装置は、共通の電
源電圧と接地電圧を備え、前記電源電圧と前記接地電圧
との間に直列に接続された第1の抵抗体と第2の抵抗体
、前記電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続さ
れた第3の抵抗体と第4の抵抗体と、前記電源電圧と前
記接地電圧との間に接続された信号増幅回路とを備え、
前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体はスイッチングト
ランジスタを介して前記電源電圧と前記接地電圧との間
に接続され、前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体はス
イッチングトランジスタを介して前記電源電圧と前記接
地電圧との間に接続され、前記信号増幅回路はスイッチ
ングトランジスタを介して前記電源電圧と前記接地電圧
との間に接続され、前記第1の抵抗体と第3の抵抗体が
同じ材料で形成された抵抗体で、前記第2の抵抗体と第
4の抵抗体が異なる材料で形成された抵抗体で、前記第
1の抵抗体と前記第2の抵抗体の接続点と前記第3の抵
抗体と前記第4の抵抗体の接続点との電位差を前記信号
増幅回路を用いて検知する温度検知回路とCBRリフレ
ッシュ機能を有し、前記温度検知回路の温度検知信号に
より、低温時のCBRリフレッシュ時にリフレッシュを
行なわない周期を有する。
【0022】
【作用】本発明の温度検知回路を利用したDRAMによ
ると、製造上のばらつきの少ない温度検知回路が得ら
れ、この回路を利用することで低温時のセルフリフレッ
シュ機能時のリフレッシュ周期をある基準リフレッシュ
周期の整数倍と長くできる。
【0023】また広い温度範囲で最適なリフレッシュ周
期のセルフリフレッシュ機能を果たし、低温時の消費電
力を低減することができる。
【0024】また、低温時のCBRリフレッシュ時にリ
フレッシュを行なわない周期を有するようにすることに
より、消費電力が大幅に低減される。
【0025】また、デバイスの温度を高くする機能によ
り、これらのデバイスの各温度での検査を容易に行なう
ことができる。
【0026】
【実施例】本発明の温度検知回路の第1の実施例につい
て、図1から図4を参照しながら説明する。この温度検
知回路は、複数個の否定回路で構成された遅延時間の温
度依存性が大きい遅延回路の出力信号と、遅延時間の温
度依存性が小さい遅延回路の出力信号とから出力される
順番を温度検知信号として検知する。
【0027】図1は、本発明の温度検知回路の第1の実
施例の回路図である。図2は、図1の回路で使用されて
いるN型Well(以下、N−Wellという)抵抗値
とポリシリコン抵抗値の温度依存性を示す。図3は、図
1の回路のN−Well抵抗を用いた否定回路の半導体
素子の断面図である。図4は、図1の回路図の信号波形
図である。
【0028】11,12は遅延回路、Qp11〜Qp1
6はPチャネル型MOSトランジスタ、Qn11〜Qn
16はNチャネル型MOSトランジスタ、C11〜C1
2は容量、RPS11〜RPS12はポリシリコン抵
抗、RNW11〜RNW12はN−Well抵抗、VC
Cは電源電圧、VSSは接地電圧、VBBは基板電圧、
P41〜P43は期間、/DTC,THD1,THD
2,N10〜N19は信号名である。
【0029】図1の遅延回路11は8段の否定回路で構
成されている。2段目の否定回路はPチャネル型MOS
トランジスタQp12およびNチャネル型MOSトラン
ジスタQn12と、Qp12のソースに接続されたポリ
シリコン抵抗RPS11とQn12のソースに接続され
たRPS12とで構成されている。これらのポリシリコ
ン抵抗RPS11,RPS12は図2の破線で示すよう
に抵抗値の温度依存性が小さい。
【0030】図2は本回路で使用しているポリシリコン
抵抗とN−Well抵抗の抵抗値の温度依存性を示して
いる。図2から分かるようにポリシリコン抵抗は温度依
存性が小さく、温度が25℃から100℃になっても抵
抗値は1.06倍程度にしかならない。これに対してN
−Well抵抗は温度依存性が大きく、温度が25℃か
ら100℃になると抵抗値は1.54倍となる。ちなみ
に、ポリシリコン抵抗の不純物濃度は1×1020cm-3
程度で、N−Well抵抗の不純物濃度は1×1016
-3程度である。このため遅延回路11を構成する8段
の否定回路でなる遅延回路11の遅延時間の温度依存性
もまた小さくなる。
【0031】これに対して図1の遅延回路12は3段の
否定回路と、それにつづけて3段と並列の1段との否定
回路に接続されている。2段目の否定回路はPチャネル
型MOSトランジスタQp15とNチャネル型MOSト
ランジスタQn15、そのQp15のソースに接続され
たN−Well抵抗RNW11とQn15のソースに接
続されたN−Well抵抗RNW12とで構成されてい
る。
【0032】これらのN−Well抵抗RNW11,R
NW12は図2の実線で示すように抵抗値の温度依存性
が大きい。このため、3段の否定回路とそれにつづて3
段と並列の1段の否定回路からなる遅延回路12の遅延
時間の温度依存性は大きい。このためN−Well抵抗
RNW11、RNW12の抵抗値が高くなるにしたがっ
て、電荷を容量C12に蓄積あるいは放電するのに要す
る時間が長くなり遅延時間も長くなる。
【0033】図3に遅延回路12のPチャネル型MOS
トランジスタQp15とNチャネル型MOSトランジス
タQn15、およびN−Well抵抗RNW11とRN
W12で構成された2段目の否定回路が形成された半導
体素子の断面図を示す。
【0034】ここで、上記遅延回路11および遅延回路
12に温度検知制御信号/DTCを入力する。その出力
信号N11〜N13のうち信号N11と信号N12の遅
延関係の検知信号が温度検知信号THD1であり、信号
N11と信号N13の遅延関係の検知信号が温度検知信
号THD2である。
【0035】信号N14、N17は信号N11から、信
号N15は信号N12から、信号N16は信号N13か
ら生成されるパルス信号である。これらの信号N14〜
N17をフリップフロップ回路により生成したものが温
度検知信号THD1、THD2である。
【0036】ここでは、図4の信号波形図のように、温
度が40℃以下である期間P41のとき信号N11〜N
13の遅延関係は信号N13、信号N12、信号N11
の順番となる。その時の温度検知信号THD1は論理電
圧“L”、温度検知信号THD2は論理電圧“L”であ
る。
【0037】温度が40℃以上かつ60℃以下である期
間P42のとき信号N11〜N13の遅延関係は信号N
13、信号N11、信号N12の順番となる。その時の
温度検知信号THD1は論理電圧“H”、温度検知信号
THD2は論理電圧“L”である。
【0038】温度が60℃以上である期間P43のとき
信号N11〜N13の遅延関係は信号N13、信号N1
3、信号N12の順番となる。その時の温度検知信号T
HD1は論理電圧“H”、温度検知信号THD2は論理
電圧“H”である。
【0039】このように、温度検知信号THD1,TH
D2で温度40℃と温度60℃を境として、3つの温度
帯を検知することができる温度検知回路を実現してい
る。
【0040】この温度検知回路の特徴は、ポリシリコン
抵抗およびN−Well抵抗という温度依存性の製造上
のばらつきの少ない材料を用いて構成した回路であり、
半導体素子に対して安定して使用することができる。ポ
リシリコンの不純物濃度は1×1020cm-3と高い。電
子の移動度はこの不純物濃度に依存するため抵抗値の温
度依存性はきわめて小さくなる。これに対して、N−W
ellの不純物濃度は1×1016cm-3と低い。この場
合、電子の移動度は不純物濃度に対する依存性以外に格
子振動の影響を受ける。このため、抵抗値の温度依存性
が大きくなる。このような抵抗値の温度依存性のばらつ
きは、不純物を注入した時の注入による不純物濃度のば
らつきによるばらつきと比べて、ほとんど無視できる程
度に小さい。ポリシリコンはその膜厚のばらつきによ
り、またN−Wellはイオン注入によるばらつきによ
り、その抵抗値は±10%程度ばらつく。しかし抵抗値
のばらつきは本実施例ではヒューズを切断することで補
正できる。
【0041】また、温度検知信号THD1,THD2を
デジタル信号として取り出すことにより後に示すDRA
Mやマイクロプロセッサーの様なデジタル信号処理を行
うデバイス等への利用が容易となる。
【0042】次に、本発明の温度検知回路の第2の実施
例について、図5を参照しながら説明する。この温度検
知回路は、上記第1の実施例と同様に、遅延回路の遅延
時間の温度依存性を利用するものである。図には、遅延
時間の温度依存性の大きな遅延回路12の回路図のみを
示してある。
【0043】Qp54〜Qp56はPチャネル型MOS
トランジスタ、Qn54〜Qn56はNチャネル型MO
Sトランジスタ、C52は容量、RNW51はN−We
ll抵抗、VCCは電源電圧、VSSは接地電圧、/D
TC,N12〜N51は信号名である。
【0044】遅延回路12は3段の否定回路とそれにつ
づく3段と並列な1段の否定回路とから構成されてい
る。2段目の否定回路のPチャネル型MOSトランジス
タQp55とNチャネル型MOSトランジスタQn55
との両者のドレインにN−Well抵抗RNW51を介
して容量C51が接続されている。
【0045】N−Well抵抗RNW51は第1の実施
例と同様に温度依存性が大きい。第1の実施例と異なる
点は、N−Well抵抗RNW51の抵抗値が高くなっ
てきた時に、容量C51に電荷が充分蓄積あるいは放電
されていなくても、信号N51の電荷は容量C51にす
ぐ蓄積あるいは放電させることができる。これによっ
て、遅延時間を短くすることができる。
【0046】この温度検知回路12の特徴は、第1の実
施例と同様にポリシリコン抵抗やN−Well抵抗とい
う製造上の温度依存性による抵抗値のばらつきが少ない
材料を用いて構成されており、半導体素子にこの回路を
用いた場合、安定して使用することができる。
【0047】また、上記第1の実施例の温度が高くなる
と遅延時間が長くなる遅延回路12と第2の実施例の温
度が高くなると遅延時間が短くなる遅延回路12を併用
して温度検知回路を構成することもできる。
【0048】例えば、上記図5の遅延回路を利用して、
図6に遅延回路11を第1の実施例の遅延回路11と置
き換えた第3の実施例の回路を示す。この構成の回路で
は、温度が高くなると、図6の遅延回路11の遅延時間
は短くなり、第1の実施例の遅延回路12による遅延時
間が長くなる。このため、小さな温度変化に対しても感
度よく温度検知を行なうことができるという効果があ
る。
【0049】次に、本発明の温度検知回路の第4の実施
例について、図7を参照しながら説明する。この温度検
知回路12は、上記第1あるいは第2の実施例と同様
に、遅延回路12の遅延時間の温度依存性を利用するも
のであるが、遅延時間の温度依存性の大きな遅延回路1
2の遅延時間を制御信号により可変できるようにしたも
のである。ここでは、遅延回路12の回路図のみが示さ
れている。
【0050】Qp64〜QP69はPチャネル型MOS
トランジスタ、Qn64〜Qn67はNチャネル型MO
Sトランジスタ、C62〜C63は容量、RNW61〜
RNW64はN−Well抵抗、VCCは電源電圧、V
SSは接地電圧、/DTC,N12〜N13,SW61
〜SW62は信号名である。
【0051】遅延回路12は3段の否定回路とそれにつ
づく3段と並列な1段の否定回路とに接続されている。
2段目の否定回路では、Pチャネル型MOSトランジス
タQp65のソースに、N−Well抵抗RNW61と
Pチャネル型MOSトランジスタQp67のドレインが
接続されている。また、Nチャネル型MOSトランジス
タQn65のソースに、N−Well抵抗RNW62と
Nチャネル型MOSトランジスタQn67のドレインが
接続されている。さらに、Pチャネル型MOSトランジ
スタQp67のソースにN−Well抵抗RNW63が
接続され、Nチャネル型MOSトランジスタQn67の
ソースにN−Well抵抗RNW64が接続されてい
る。
【0052】Qp67のゲートには信号SW61が、Q
p67のゲートにはSW61の反転信号が入力されてい
る。信号SW61には、ゲートが電源電圧VCCである
Qn68のドレインが接続されている。Qp65のドレ
インとQn65のドレインとが接続されている。この接
続されたノードには容量C62と、ゲートがSW62で
あるQn69を介して容量C63が接続されている。S
W62には、ゲートが電源電圧VCCであるQn66の
ドレインが接続されている。
【0053】通常は信号SW61は倫理電圧“L”であ
る。このため、Pチャネル型MOSトランジスタQp6
7とNチャネル型MOSトランジスタQn67とは共に
オフしている。信号SW61を論理電圧“H”に変化さ
せると、Pチャネル型MOSトランジスタQp67とN
チャネル型MOSトランジスタQn67とは共にオンす
る。このようにして容量C62への電荷の蓄積、放電を
早く行うことができる。すなわち、信号SW61を論理
電圧“H”にすることにより、遅延回路12の遅延時間
は短くなる。
【0054】また通常、信号SW62は論理電圧“L”
である。このため、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n69はオフしている。次に信号SW62を論理電圧
“H”に変化させると、Nチャネル型MOSトランジス
タQn69がオンする。このため前述の2段目の否定回
路の負荷容量は、容量C62とC63との両方となり、
結果的に負荷が大きくなる。すなわち、信号SW62を
論理電圧“H”にすることで、遅延回路12の遅延時間
は長くなる。このように、信号SW61,SW62を用
いることで、遅延回路12の遅延時間を制御することが
できる。
【0055】この温度検知回路12の特徴は、温度検知
に必要な遅延時間を制御信号SW61,SW62で変え
る点である。すなわち検知する温度を変えることができ
る。これは、例えば温度依存性とそのばらつきが大きく
なるデータ保持時間に対応させて、温度検知回路12か
ら温度補償をあたえようとする際に、検知する温度を変
えることができる。このため各半導体素子に適した温度
補償をあたえることができる。
【0056】次に、本発明の温度検知回路の第5の実施
例について、図8を参照しながら説明する。
【0057】この温度検知回路は、上記第4の実施例に
対して、信号SW61のノードをヒューズF61を介し
て電源電圧VCCに接続する。さらに、信号SW62の
ノードをヒューズF62を介して電源電圧VCCに接続
している。これによって信号SW61、SW62の論理
電圧がヒューズF61、F62を切断するかしないかに
よって決定される。ヒューズF61が切断されていない
場合、信号SW61の論理電圧は“H”である。ヒュー
ズF61が切断された場合、信号SW61の論理電圧は
“L”である。信号SW62の論理電圧についても同様
である。
【0058】本発明の異なる材料で形成された抵抗の抵
抗値の違いを検出する回路を有したDRAMの回路図と
その温度検知回路の模式図を図9(a)(b)に示す。
さらに温度検知回路の第6の実施例について、図9
(a)の回路図と図10との信号波形図を参照しながら
説明する。
【0059】この回路の概略は、第1の抵抗と第2の抵
抗が電源電圧と接地電圧との間に直列に接続されてい
る。また第3の抵抗と第4の抵抗が電源電圧と接地電圧
との間に直列に接続されている。第1の抵抗と第3の抵
抗とは同じ材料で形成された抵抗である。これに対して
第2の抵抗と第4の抵抗とは異なる材料で形成された抵
抗である。第1の抵抗と第2の抵抗の接続点と、第3の
抵抗体と第4の抵抗の接続点との電位差を検知すること
により第2の抵抗と第4の抵抗の抵抗値の違いを検出す
る。ここで、第2の抵抗の抵抗値を温度依存性の大きな
材料で構成し、第4の抵抗の抵抗値を温度依存性の小さ
い材料で構成しておく。これによって第1の抵抗と第2
の抵抗との接続点と、第3の抵抗と第4の抵抗との接続
点との電位差を検知した信号を温度検知信号として出力
する温度検知回路としている。
【0060】上記で説明した概略において、第1の抵抗
がポリシリコンで形成された抵抗RPP71である。第
2の抵抗がN−Wellで形成された抵抗RNW71で
ある。第3の抵抗がポリシリコンで形成された抵抗RP
P72である。第4の抵抗がポリシリコンで形成された
抵抗RPP73である。第1の抵抗と第2の抵抗との接
続点と、第3の抵抗と第4の抵抗との接続点との電位差
を増幅する回路が信号増幅回路71である。
【0061】Qp,Qp71〜Qp75はPチャネル型
MOSトランジスタ、Qn,Qn71〜Qn78はNチ
ャネル型MOSトランジスタ、VCCは電源電圧、VS
Sは接地電圧、/DTC,N71〜N76,TDH3は
信号名である。
【0062】抵抗RPP71と抵抗RNW71の接続点
と、抵抗RPP72と抵抗RPP73の接続点との電位
差を図9(a)を参照しながら具体的に説明する。例え
ば40℃の温度を検知する回路として動作させようとす
ると、40℃で抵抗RNW71、RPP71、RPP7
2、RPP73の抵抗値をすべて5000Ωに設定す
る。ここでもし温度が50℃となると前述した図2の温
度と抵抗値の関係から、抵抗RNW71、RPP71、
RPP72、RPP73の抵抗値はそれぞれ5324
Ω、5025Ω、5025Ω、5025Ωとなる。この
時、電源電圧VCCが4Vであれば、ノードN76は1
942mV、ノードN77は2000mVとなる。その
電位差58mVは信号増幅回路71で増幅され、温度検
知信号TDH3が論理電圧“H”となって取り出され
る。また同様に温度が30℃となると、抵抗RNW7
1、RPP71、RPP72、RPP73の抵抗値はそ
れぞれ4722Ω、4951Ω、4951Ω、4951
Ωとなる。この時、電源電圧VCCが4Vであれば、ノ
ードN76は2047mV、ノードN77は2000m
Vとなる。その電位差47mVは信号増幅回路71で増
幅され、温度検知信号TDH3が論理電圧“L”となっ
て取り出される。ここで信号増幅回路71が精度よく増
幅できる電位差(増幅感度)は15mV程度であるの
で、この時の検知温度の誤差は±3℃程度となる。
【0063】次にこの回路の動作について説明する。ま
ず、信号/DTC(N71)が論理電圧“H”であると
き、信号N71,N73は論理電圧“H”で、信号N7
2,N74は論理電圧“L”である。
【0064】Pチャネル型MOSトランジスタQp71
〜Qp73、Nチャネル型MOSトランジスタQn71
〜Qn73はすべてオフしている。このため信号増幅回
路71、ポリシリコン抵抗RPP71〜RPP72と、
N−Well抵抗RNW71には、電源電圧VCCから
接地電圧VSSに向かう貫通電流は流れない。また、信
号N75は論理電圧“L”で、信号N78と信号TDH
3は現状の論理電圧を保持したままである。
【0065】次に、信号/DTC(N71)が論理電圧
“L”となると、まず、信号N71が論理電圧“L”、
信号N72が論理電圧“H”となる。この際、信号N7
6,N77は、電源電圧VCCがポリシリコン抵抗RP
P71〜RPP72とN−Well抵抗RNW71とで
抵抗分割された電位となる。その後、信号N73が論理
電圧“L”、信号N74が論理電圧“H”となると、信
号増幅回路71が動作する。これによって信号N76,
N77の電位は増幅される。
【0066】さらに、信号N75に論理電圧“L”のパ
ルス信号があたえられると、信号N77の論理電圧が信
号N78に伝えられ固定する。すなわち、信号TDH3
も信号N78と同じ論理電圧となる。ここで、信号TD
H3が論理電圧“L”であれば、N−Well抵抗RN
W71の抵抗値のほうがポリシリコン抵抗RPP72の
抵抗値よりも小さい。信号TDH3が論理電圧“H”で
あれば、N−Well抵抗RNW71の抵抗値のほうが
ポリシリコン抵抗RPP72の抵抗値よりも大きいこと
が検出できる。これは図2で示したようにN−Well
抵抗の温度依存性は大きく高温になると抵抗値が大きく
なる。これに対して、ポリシリコン抵抗の温度依存性は
小さい。この特性を利用し、信号TDH3の論理電圧を
温度検知信号とする温度検知回路とした。
【0067】図10では、期間P71のほうが期間P7
2よりも温度が低くなっている。この抵抗値の違いを検
出する回路を有したDRAM、あるいは、温度検知回路
の特徴は、温度検知回路の第1の実施例と同様に、ポリ
シリコン抵抗とN−Well抵抗との温度依存性の点
と、製造上のばらつきの少ない材料を用いて構成した回
路である。
【0068】以上のように半導体素子に安定して使用す
ることができる。また温度検知信号をデジタル信号とし
て取り出すことができるので、多くの種類の半導体素子
へ利用することができる。また、異なる抵抗体の抵抗値
が持つ温度依存性を簡単に求めることができる。
【0069】ここでは40℃の温度を検知する場合の具
体的な抵抗値等について示したが、この回路を複数個準
備することで、同様に60℃の温度を検知する回路をも
設計できる。すなわち複数の温度を検知することができ
る。
【0070】さらに、図9(b)は、図9(a)の構成
をより分かりやすくするために示した模式図である。す
なわち、電源電圧VCCと接地電圧VSSの間に抵抗R
2と抵抗R1とスイッチングトランジスタとが直列に接
続されている。同様に、電源電圧VCCと接地電圧VS
Sの間に抵抗R4と抵抗R3とスイッチングトランジス
タとが直列に接続されている。これらのトランジスタに
は共通の制御信号N72がゲートに接続されている。抵
抗R2と抵抗R1との接続点からノードN76が、抵抗
R4と抵抗R3との接続点からノードN77がコンパレ
ータ71に入力されている。またコンパレータ71には
別に制御信号N73,N74が接続されている。このよ
うにしてコンパレータ71から出力される信号の出力S
1は、40℃の温度を検知する温度検知回路である。同
様の構成によって60℃の温度を検知する温度検知回路
が並列に設けられている。ここでは抵抗R2を温度依存
性の大きい抵抗(N−Well)とし、抵抗R1,R
3,R4を温度依存性の小さい抵抗(ポリシリコン)と
すると、40℃の温度検知回路では、R1=R2=R3
=R4と設定すればよい。このため従来の技術の図34
で示した温度検知回路とは異なり、抵抗R1,R3,R
4は、同じ材料で同じ形状の抵抗を使用することができ
る。このためこれらの抵抗を形成する際の製造上のばら
つきが少ない。また抵抗値のばらつきを補正するための
抵抗補正回路は抵抗R2のみに形成すればよい。また、
40℃と60℃との温度検知回路はそれぞれ独立してい
るので、比較するノードN76,N77に向けてコンパ
レータ71から電流を流すような構成の回路を使用でき
る。また、スイッチングトランジスタは制御信号N72
によって制御される。このため電源電圧VCCと接地電
位VSSとの間に流れる電流を必要な時だけに流せ、ま
たコンパレータ71もまた制御信号N73,N74によ
って必要な時だけ動作させることによって低消費電力の
温度検知回路を実現できる。
【0071】次に、本発明の温度検知回路の第7の実施
例について、図11の回路図を参照しながら説明する。
この温度検知回路は、上記の温度検知回路の第6の実施
例に対して、第2の抵抗と第4の抵抗の抵抗値とがそれ
ぞれが可変できる。回路動作的には温度検知回路の第6
の実施例と同じである。
【0072】ここでは、第2の抵抗をN−Well抵抗
RNW71,RNW74で構成し、N−Well抵抗R
NW74と並列にヒューズF81を接続している。この
ヒューズF81を切断するかしないかで第2の抵抗の抵
抗値を変えることができる。同様に、第4の抵抗をポリ
シリコン抵抗RPP72,RPP74で構成し、ポリシ
リコン抵抗RPP74と並列にヒューズF82を接続し
ている。このヒューズF82を切断するかしないかで第
4の抵抗の抵抗値を変える。
【0073】この温度検知回路の第7の実施例の特徴
は、第6の実施例の温度検知回路で述べた効果のほか
に、N−Well抵抗やポリシリコン抵抗の抵抗値が設
計目標値からずれている場合であっても、その抵抗値を
容易に変更することができる。このため設計目標の抵抗
値を持つ回路を容易に構成することができる。通常の抵
抗値では製造上±10%程度のばらつきが一般に生じ
る。
【0074】次に、本発明の温度検知回路の第8の実施
例について、図12の回路図を参照しながら説明する。
【0075】この温度検知回路は、上記第7の実施例に
対して、ノードN76とノードN77とでの負荷のアン
バランスをなくすために、次のように構成されている。
ノードN76とノードN98とをNチャネル型MOSト
ランジスタQn94を介して接続している。また、ノー
ドN98の1段の否定回路の出力がPチャネル型MOS
トランジスタQp95のゲートとNチャネル型MOSト
ランジスタQn95のゲートに接続されている。さら
に、Qp95のドレインとQn95のドレインとがノー
ドN76であり、Qp95のソースが電源電圧VCCで
Qn95のソースが接地電圧VSS、さらに、Qp95
のゲートに接続された1段の否定回路の出力を信号/T
HD3としている。このように、ノードN76とノード
N77との負荷のアンバランスをなくすことにより、信
号増幅回路71がノードN76とノードN77とのより
小さな電位差でも正確に増幅できる。
【0076】次に、本発明の温度検知回路の第9の実施
例について、図13の回路図を参照しながら説明する。
【0077】この温度検知回路は、上記第7の実施例に
対して、信号増幅回路71が増幅する電位差を大きくす
るために、ポリシリコン抵抗RPP73をN−Well
抵抗RNW72に置き換えてある。
【0078】実際の増幅感度の向上について具体的に示
すと、例えば40℃の温度検知回路とするとき、40℃
で抵抗RNW71、RNW72、RPP71、RPP7
2の抵抗値をすべて5000Ωに設定する。ここでもし
温度が50℃となると前述した図2の温度と抵抗値の関
係より、抵抗RNW71、RNW72、RPP71、R
PP72の抵抗値はそれぞれ5324Ω、5324Ω、
5025Ω、5025Ωとなる。電源電圧VCCが4V
であると、ノードN76は1942mV、ノードN77
は2058mVとなる。この時の電位差116mVを信
号増幅回路71で増幅して温度検知信号TDH3が論理
電圧“H”として取り出される。また同様に温度が30
℃となると、抵抗RNW71、RNW72、RPP7
1、RPP72の抵抗値はそれぞれ4722Ω、472
2Ω、4951Ω、4951Ωとなる。電源電圧VCC
が4Vであれば、ノードN76は2047mV、ノード
N77は1953mVとなる。その電位差94mVを信
号増幅回路71で増幅して温度検知信号TDH3が論理
電圧“L”として取り出される。これは、前述の温度検
知回路の第5の実施例と比べると2倍の電位差が得ら
れ、信号増幅回路71の増幅は安定して行なうことがで
きる。
【0079】次に、本発明の温度検知回路の第6の実施
例や第7の実施例の回路で使用されるている抵抗の抵抗
値をヒューズを切断することで実現しようとした時使用
される、その抵抗の補正値を決定するための抵抗値補正
用のモニター回路について図14の回路図を参照しなが
ら説明する。
【0080】この回路はデバイスの端子PAD1と接地
電圧VSSとの間にポリシリコン抵抗RPP91が接続
されている。また、デバイスの端子PAD2と接地電圧
VSSとの間にN−well抵抗RNW91が接続され
ている。また、端子PAD1、端子PAD2は、内部回
路(ここでは否定回路を構成するMOSトランジスタの
ゲート)に接続されている。この回路では、端子PAD
1にある電圧を印加する。その時、端子PAD1に流れ
る電流を測定してポリシリコン抵抗RPP91の抵抗値
を求める。同様に、端子PAD2にある電圧を印加し、
その時に端子PAD2に流れる電流を測定してN−we
ll抵抗RNW91の抵抗値を求める。そして、この求
められた抵抗値の値によって前述の第6の実施例や第7
の実施例の温度検知回路のポリシリコン抵抗やN−we
ll抵抗の抵抗値をヒューズを切断することによって適
当な値に切り換える。この図13の回路のポリシリコン
抵抗RPP91、N−well抵抗RNW91の形状
は、前述の第6の実施例や第7の実施例の温度検知回路
で用いたポリシリコン抵抗やN−well抵抗と同じ形
状のものを使用する。
【0081】上記回路を用いて抵抗値を求め、この値に
温度検知回路の抵抗値を補正する。このようにすれば、
各デバイスに応じた補正を行うことができる。
【0082】次に、本発明のセルフリフレッシュ機能を
有するDRAMの第1の実施例について、図15〜図1
9を参照しながら説明する。
【0083】DRAMは、内部に形成されたキャパシタ
に電荷を蓄えるか、蓄えないかでデータ記憶(保持)を
行う。このキャパシタに蓄えられた電荷は長時間たつと
失われる。このため、ある一定時間ごとにキャパシタに
電荷の再書き込み行うリフレッシュ動作が必要である。
DRAMの内部に内部タイマー回路を形成し、自動的に
リフレッシュ動作を行なえる機能を持たせたものを、特
にセルフリフレッシュ機能という。
【0084】ここで説明するDRAMは上記で説明した
温度検知回路を使用し、低温のときにセルフリフレッシ
ュ周期時間を長くする。これによって従来のDRAMと
比べて低温時にセルフリフレッシュ動作させた時に発生
する消費電力量を低減させることができる。図15〜図
17は本発明のセルフリフレッシュ機能を実現するため
の回路図である。図18はこの回路の信号波形図であ
る。
【0085】91は発振回路、92は分周器回路(カウ
ンタ回路)、QpはPチャネル型MOSトランジスタ、
QnはNチャネル型MOSトランジスタ、VCCは電源
電圧、VSSは接地電圧、P101〜P103は期間、
/DTC,THD1,THD2,CSELF,OSC
n,/OSCn,/OSCSELF,/RG0,/RA
S,N91は信号名である。
【0086】図15の発振回路91は信号CSELFを
入力とし、信号OSCO,/OSCOを出力する。発振
回路91は信号CSELFが論理電圧“L”のときは停
止している。また信号OSC0は論理電圧“L”、信号
/OSC0は論理電圧“L”に固定されている。
【0087】セルフリフレッシュ機能を動作させた場
合、信号CSELFが論理電圧“H”になり発振回路9
1が動作しはじめる。信号OSC0,/OSC0は図1
8のようにある周期をもった信号を発生する。この信号
が1つ目の分周期回路(カウンタ回路)92に入力され
1/2の周期に分周される。分周器回路92からは信号
OSC1,/OSC1が出力される。同様にして、信号
OSC1,/OSC1,OSC2,/OSC2,OSC
3,/OSC3が図18のように出力される。
【0088】図16に、この分周器回路(カウンタ回
路)92の回路図が示されている。信号CSELFが論
理電圧“H”のときにこの分周器回路92が動作する。
【0089】次に、上記で説明した温度検知回路から出
力される温度検知信号THD1,THD2からある周期
をもった発振信号OSC1,/OSC1,OSC2,/
OSC2,OSC3,/OSC3のうちのいずれかの周
期を持つ信号がセルフリフレッシュの周期信号/OSC
SELFとして選択される。この選択を行なうのがスイ
ッチ回路94で図17に示されている。さらにセルフリ
フレッシュ周期信号/OSCSELFの立ち上がり時
に、1ショットの論理信号”L”のパルス信号を発生さ
せるようにしたものがノードN91である。また、スイ
ッチング回路95によりセルフリフレッシュ機能動作時
と非動作時の選択が行われる。
【0090】セルフリフレッシュ機能が動作する時に
は、信号CSELFが論理電圧“H”である。このため
信号N91と同相の信号が信号/RG0として出力され
る。この信号/RG0がリフレッシュ制御信号となる。
【0091】ここでは図18の信号波形図で示すよう
に、温度が40℃以下である期間P101のとき、セル
フリフレッシュ周期は信号OSC3,/OSC3の周期
となる。また温度が40℃以上かつ60℃以下である期
間P102のときは、セルフリフレッシュ周期は信号O
SC2,/OSC2の周期となる。さらに温度が60℃
以上である期間P103のときは、セルフリフレッシュ
周期は信号OSC1,/OSC1の周期となる。
【0092】このように温度検知信号THD1,THD
2は温度40℃と温度60℃を境として、3つの温度帯
でセルフリフレッシュ周期が変わる。このように3つの
温度帯に合わせたセルフリフレッシュ機能を果たすDR
AMが実現されている。
【0093】ちなみにセルフリフレッシュ機能を動作さ
せないときには、信号CSELFが論理電圧“L”であ
る。この時発振回路91は動作せず、信号/OSCSE
LF、信号N91は論理電圧“H”状態である。また信
号/RG0には外部制御信号/RASと同相の信号が出
力される。
【0094】図19がこのセルフリフレッシュ機能を有
するDRAMの温度と、セルフリフレッシュ機能の動作
時のセルフリフレッシュ周期およびDRAMのメモリセ
ルのデータ保持時間の関係図である。これから分かるよ
うに25℃以上から100℃の範囲でメモリセルのデー
タ保持時間のほうがセルフリフレッシュ周期時間より短
くなることはなくリフレッシュ不良は起こらない。
【0095】このセルフリフレッシュ機能を有するDR
AMの特徴は、製造上のばらつきの少ない温度検知回路
を搭載している。このため低温時にセルフリフレッシュ
機能を動作させる時のリフレッシュ周期をある基準リフ
レッシュ周期の整数倍に長くできる。このため広い温度
範囲で最適なリフレッシュ周期のセルフリフレッシュ機
能が実現され、低温時には、セルフリフレッシュの周期
を長くすることができるため、消費電力を低減すること
ができる。従来例のDRAMに比べ高温時のリフレッシ
ュ不良も起こりにくく、かつ、低温時のセルフリフレッ
シュ機能時の消費電力を低減しバッテリーの寿命を長く
することができる。
【0096】次に、本発明のCBR(CAS Befo
re RAS)リフレッシュ機能を有するDRAMの一
実施例について、図20〜図23を参照しながら説明す
る。
【0097】通常は外部制御信号と外部から与えるリフ
レッシュアドレス信号で、その外部制御信号でリフレッ
シュ動作を行なわせる。CBRリフレッシュ機能は、外
部制御信号と内部で自動的に発生される内部アドレス信
号とで、その内部アドレスのリフレッシュ動作を行なう
ものである。前記のセルフリフレッシュ機能がリフレッ
シュ周期も内部で自動発生させるのに対して、CBRリ
フレッシュ機能はリフレッシュ周期は外部制御信号でコ
ントロールする。このDRAMには上記で説明した温度
検知回路を使用している。
【0098】本実施例では、低温のときにCBRリフレ
ッシュを行なわないような周期をつくる。この動作によ
って従来のDRAMに比べ、低温時にCBRリフレッシ
ュ機能を動作させることによる消費電力が必要でない。
【0099】図20〜図22が本発明の第2の実施例で
あるCBRリフレッシュ機能を実現するための回路図で
ある。図23はCBRリフレッシュ機能とするための信
号波形図を示したものである。
【0100】121はCBR検知回路、122は分周器
回路(カウンタ回路)、123はCBRカウンタ回路
群、QpはPチャネル型MOSトランジスタ、QnはN
チャネル型MOSトランジスタ、VCCは電源電圧、V
SSは接地電圧、P131〜P132は期間、THD
1,THD2,/RG0,/RAS,/CAS,FG
n,/FGn,/FGB,An,/An,は信号名であ
る。
【0101】CBRリフレッシュ機能が動作するのは、
信号/CASを論理電圧”L”にした後に、信号/RA
Sを論理電圧”L”にする時である。CBR検知回路1
21は、外部制御信号/RASと/CASとが入力さ
れ、信号FG1と/FG1とが出力されている。図20
のCBR検知回路121はCBRリフレッシュ機能が動
作する時になると、信号FG1が論理電圧“H”とな
る。
【0102】また、信号/FG1は論理電圧“L”とな
る。これらの信号FG1と/FG1とが、1つ目の分周
器回路(カウンタ回路)122に入力され1/2の周期
に分周される。この分周器回路122から信号FG2と
/FG2とが出力される。同様にして、信号FG3と/
FG3とが出力される。
【0103】次に、上記で説明した温度検知回路から出
力される温度検知信号THD1とTHD2とは、信号F
G1,/FG1,FG2,/FG2,FG3と/FG3
のうちいずれかの信号を選択し、CBRリフレッシュの
基準信号/FGBとする。この選択はスイッチ回路96
によって行なわれる。スイッチ回路96の回路図を図2
2に示す。
【0104】CBRリフレッシュ動作時には、信号FG
1が論理電圧”H”であるため図20のノードN151
は論理電圧”H”である。そこで、この信号/FGBと
同相で4段分遅延した信号/RG0がリフレッシュの信
号として出力される。
【0105】このリフレッシュの信号はCBRカウンタ
回路群123の分周器回路122に入力され内部アドレ
ス信号An,/An(n=0,1,2,3,4)を生成
している。図21に、この分周器回路122の回路図が
示されている。
【0106】温度が40℃以下のとき、CBRリフレッ
シュ周期は信号FG1と/FG1とが1/4に分周され
た信号FG3と/FG3とを基準とした信号/RG0と
なる。CBRリフレッシュ機能の4回に1回の割合でリ
フレッシュが行なわれる。
【0107】温度が40℃以上かつ60℃以下の範囲で
あるときは、CBRリフレッシュ周期は信号FG1と/
FG1とが1/2に分周された信号FG2と/FG2と
を基準とした信号/RG0となる。CBRリフレッシュ
機能の2回に1回の割合でリフレッシュが行なわれる。
【0108】温度が60℃以上のときは、CBRリフレ
ッシュ周期は信号FG1と/FG1とを基準とした信号
/RG0となりそれぞれのCBRリフレッシュ機能が動
作する時にリフレッシュが行なわれる。
【0109】このように、温度検知信号THD1とTH
D2で温度40℃と温度60℃を境として、3つの温度
帯でCBRリフレッシュ機能を動作させる。このように
して、リフレッシュを行なう周期の回数を変えるCBR
リフレッシュ機能を有するDRAMが実現できる。
【0110】CBRリフレッシュ機能によって複数回に
1回の割合でリフレッシュを行なうと、リフレッシュ回
数はDRAMの消費電力と比例関係にあるため消費電力
が少なくて済む。すなわちDRAMのデータ保持時間の
値に応じて、リフレッシュ回数を減らせば減らす程、消
費電力が少なくできる。
【0111】図23の期間P131はノーマルモードで
信号/RASを論理電圧“L”としたのちに、信号/C
ASを論理電圧“L”とする。期間P132がCBRリ
フレッシュ機能時で信号/CASを論理電圧“L”とし
たのちに、信号/RASを論理電圧“L”としている。
【0112】このCBRリフレッシュ機能を有するDR
AMの特徴は、上記のセルフリフレッシュ機能を有する
DRAMの場合と同様でCBRリフレッシュ機能が低温
時に動作する際、CBRリフレッシュを行なわない周期
をつくる。これによって従来のDRAMに比べCBRリ
フレッシュ機能を動作させた時の消費電力分だけ低減さ
せることができる。よってバッテリーの寿命を長くする
ことができるということである。
【0113】次に、前述のセルフリフレッシュ機能また
はCBRリフレッシュ機能を搭載したDRAMにおい
て、温度検知信号による制御機能の有無の切り換え回路
を有するDRAMの第3の実施例について、図24を参
照しながら説明する。DRAMの温度検知信号による制
御機能の有無の切り換え回路の回路図を図24に示して
いる。
【0114】この回路は、温度検知信号THD1と制御
信号SW141との論理和を信号THD1Sとし信号S
W141はゲートが電源電圧VCCであるNチャネル型
MOSトランジスタQnを介して接地電圧VSSに接続
されている。同様に、温度検知信号THD2と制御信号
SW142との論理和を信号THD2Sとし信号SW1
42はゲートが電源電圧VCCであるNチャネル型MO
SトランジスタQnを介して接地電圧VSSに接続され
ている。
【0115】このように温度検知信号THD1,THD
2と信号SW141,SW142とから信号THD1
S,THD2Sを生成する。この信号THD1S,TH
D2Sを上記セルフリフレッシュ機能またはCBRリフ
レッシュ機能を有するDRAMの回路図の信号THD
1,THD2と置き換える。
【0116】通常、信号SW141,SW142は論理
電圧“L”状態で、信号THD1,THD2と信号TH
D1S,THD2Sとはそれぞれ同じ論理電圧である。
信号SW141,SW142を論理電圧“H”状態にす
ると、信号THD1S,THD2Sはそれぞれ論理電圧
“H”に固定される。
【0117】このDRAMは、信号SW141、SW1
42の制御により従来のような温度検知信号による制御
機能の無いDRAMをも容易に製造することである。
【0118】また、ここでは3つの温度帯で制御してい
るものを、図24のSW141を論理電圧”H”、SW
142を論理電圧”L”とすることにより、2つの温度
帯での制御に容易にできる。
【0119】次に、前述のセルフリフレッシュ機能また
はCBRリフレッシュ機能を搭載したDRAMにおい
て、温度検知信号による制御機能の有無の切り換え回路
を有するDRAMの第4の実施例について、図25を参
照しながら説明する。
【0120】この回路は、図24に対して、信号SW1
41と電源電圧VCCがヒューズF191を介して接続
され、信号SW142と電源電圧VCCがヒューズF1
92を介して接続されている。これにより、信号SW1
41とSW142との制御をヒューズの切断有無によっ
て行えるようにしてある。
【0121】次に、この半導体素子の温度を高くする機
能を有したDRAMの一実施例について、図26を参照
しながら説明する。図26は従来のDRAMに図26の
半導体素子の温度を高くする機能をもつ回路を付加した
DRAMである。この半導体素子の温度を高くするため
の機能をもつ回路は、図26のように一般回路151の
間に両端が接地電圧VSSと信号HTMに接続された抵
抗体で構成されている。この接地電圧VSSと信号HT
Mとの間に電流を流すことによりDRAMの温度を高く
することができる。
【0122】ここでは、抵抗体で構成された回路にして
いるが、通常の回路の電源電圧を高電圧にすることによ
り消費電力を多くして半導体素子の温度を高くする機能
を実現することもできる。
【0123】この機能を有することにより半導体素子を
検査する際、従来検査装置に備えられていた温度制御装
置、例えばプローバのホットチャック等を必要とせず
に、半導体素子を高温で検査することができる。また、
各半導体素子ごとにその温度を制御できる。この際、各
半導体素子の面積は、ウエハのそれの比べて小さいた
め、温度を上下させる時間が短くてすむ。例えば、プロ
ーバのホットチャックでは、全体を高温にした場合、温
度を下げるのに時間がかかる。特に上記で示したような
温度検知信号の制御をもつ半導体素子では、複数の温度
条件での検査が短時間で行える。
【0124】次に、本発明の温度検知回路を用いた応用
例の遅延回路について、図27及び図28を参照しなが
ら説明する。
【0125】図27は入力信号IN1の否定信号を出力
信号OUT1として出力する。入力信号IN1はNチャ
ネル型MOSトランジスタQn271、Qn272、Q
n273とPチャネル型MOSトランジスタQp27
1、Qp272、Qp273とのすべてのゲートに接続
されている。また、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n271、Qn272、Qn273とPチャネル型MO
SトランジスタQp271、Qp272、Qp273と
のすべてのドレインが接続されて出力信号OUT1とな
っている。また、出力信号OUT1と接地電圧VSSと
の間には容量C27が接続されている。Nチャネル型M
OSトランジスタQn271のソースは電源電圧VCC
に接続され、Pチャネル型MOSトランジスタQp27
1のソースは接地電圧VSSに接続されている。Nチャ
ネル型MOSトランジスタQn272のソースと接地電
圧VSSとの間にはNチャネル型MOSトランジスタQ
n272が接続され、そのゲートは温度検知信号THD
1に接続されている。Pチャネル型MOSトランジスタ
Qp272のソースと電源電圧VCCとの間にはPチャ
ネル型MOSトランジスタQp272が接続され、その
ゲートは温度検知信号THD1の否定信号に接続されて
いる。Nチャネル型MOSトランジスタQn273のソ
ースと接地電圧VSSとの間にはNチャネル型MOSト
ランジスタQn273が接続され、そのゲートは温度検
知信号THD2に接続されている。Pチャネル型MOS
トランジスタQp273のソースと電源電圧VCCとの
間にはPチャネル型MOSトランジスタQp272が接
続され、そのゲートは温度検知信号THD2の否定信号
に接続されている。
【0126】この回路の動作について簡単に説明する。
温度が40℃以下のときTHD1、THD2は共に論理
電圧“L”で、温度が40℃以上60℃以下のときTH
D1は論理電圧“H”、THD2は論理電圧“L”で、
温度が60℃以上のときTHD1、THD2は共に論理
電圧“H”である。THD1、THD2の論理電圧
“H”のときは、論理電圧“L”の時より図27で示し
た否定回路の駆動能力が向上し、入力信号IN1から出
力信号OUT1までの遅延時間が短くなり、温度と入力
信号IN1から出力信号OUT1までの遅延時間の関係
は、図28のようになり、温度検知回路が動作しない場
合(例えばTHD1、THD2が共に論理電圧“L”)
に比べて、入力信号IN1から出力信号OUT1までの
遅延時間の温度依存性が小さくなる回路を実現できる。
【0127】次に、本発明の温度検知回路を用いた応用
例の基板電圧検知回路ついて、図29及び図30を参照
しながら説明する。
【0128】図29は基板電圧VBBの電圧レベルを検
知するもので、基板電圧VBBが検知電位より低い電位
のときは出力信号OUT2は論理電圧“L”、検知電位
より高い電位のときは出力信号OUT2は論理電圧
“H”を出力する回路である。出力信号OUT2と電源
電圧VCCとの間にはPチャネル型MOSトランジスタ
Qp291、Qp292、Qp293が接続され、Pチ
ャネル型MOSトランジスタQp291のゲートは接地
電圧VSSに、Pチャネル型MOSトランジスタQp2
92のゲートは温度検知信号THD1に、Pチャネル型
MOSトランジスタQp293のゲートは温度検知信号
THD2に接続されている。また、出力信号OUT2の
ドレインはNチャネル型MOSトランジスタQn292
に接続され、Nチャネル型MOSトランジスタQn29
2のゲートは接地電圧VSSに接続されている。Nチャ
ネル型MOSトランジスタQn292のソースはNチャ
ネル型MOSトランジスタQn291のドレインとゲー
トに接続され、Nチャネル型MOSトランジスタQn2
91のソースは基板電圧VBBと接続されている。
【0129】回路動作について簡単に説明すると、温度
が40℃以下のときTHD1、THD2は共に論理電圧
“L”である。この時Nチャネル型MOSトランジスタ
Qn292、Qn293がともにオンしている。このた
め、基板電圧検知電位は−2.0Vとなる。
【0130】次に、温度が40℃以上60℃以下のとき
THD1は論理電圧“H”、THD2は論理電圧“L”
である。この時、Nチャネル型MOSトランジスタQn
292はオフ、Nチャネル型MOSトランジスタQn2
93はオンしている。このため、基板電圧検知電位は−
1.6Vとなる。
【0131】さらに、温度が60℃以上のときTHD
1、THD2は共に論理電圧“H”である。この時、N
チャネル型MOSトランジスタQn292、Qn293
がともにオフしている。このため、基板電圧検知電位は
−1.2Vとなる。
【0132】温度と基板電圧検知電位の関係は、図30
のように、高温時に基板電圧検知電位が高くなる。この
ように、高温時に基板電圧検知電位が高くすることによ
り、DRAMを高温時に動作させて、ポーズタイムを短
くすることができる。
【0133】
【発明の効果】上記説明したように、本発明の温度検知
回路を利用したDRAMでは、製造上のばらつきの少な
い温度検知回路により、低温時のセルフリフレッシュ機
能時のリフレッシュ周期をある基準リフレッシュ周期の
整数倍と長くでき、広い温度範囲で最適なリフレッシュ
周期のセルフリフレッシュ機能とすることができる。低
温時に消費電力が大幅に低減されたデバイスを供給でき
るという大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度検知回路の第1の実施例の回路図
【図2】N−Well抵抗値とポリシリコン抵抗値の温
度依存性を示す図
【図3】N−Well抵抗を用いた否定回路の断面構成
【図4】本発明の温度検知回路の第1の実施例の信号波
形図
【図5】本発明の温度検知回路の第2の実施例の回路図
【図6】本発明の温度検知回路の第3の実施例の回路図
【図7】本発明の温度検知回路の第4の実施例の回路図
【図8】本発明の温度検知回路の第5の実施例の回路図
【図9】本発明のDRAMと温度検知回路の第6の実施
例の回路図
【図10】本発明のDRAMと温度検知回路の第6の実
施例の信号波形図
【図11】本発明の温度検知回路の第7の実施例の回路
【図12】本発明の温度検知回路の第8の実施例の回路
【図13】本発明の温度検知回路の第9の実施例の回路
【図14】本発明の温度検知回路の抵抗値補正用のモニ
ター回路図
【図15】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第1の実施例の回路図
【図16】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第1の実施例の回路図
【図17】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第1の実施例の回路図
【図18】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第1の実施例の信号波形図
【図19】本発明の温度検知回路を応用したDRAM別
の温度とデータ保持時間の関係図
【図20】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第2の実施例の回路図
【図21】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第2の実施例の回路図
【図22】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
第2の実施例の回路図
【図23】本発明の温度検知回路を応用したDRAMの
信号波形図
【図24】本発明のDRAMの第3の実施例の回路図
【図25】本発明のDRAMの第4の実施例の回路図
【図26】本発明のデバイスの温度を高くする機能を有
したDRAMの一実施例
【図27】本発明のデバイスの温度を高くする機能を有
したDRAMの回路例
【図28】温度と入力信号から出力信号までの遅延時間
の関係を示す図
【図29】本発明の温度検知回路を用いた応用例の基板
電圧検知回路図
【図30】温度と基板電圧検知電位の関係を示す図
【図31】従来のセルフリフレッシュ機能を有したDR
AMの一実施例の回路図
【図32】従来のセルフリフレッシュ機能を有したDR
AMの一実施例の信号波形図
【図33】従来のセルフリフレッシュ機能を有したDR
AMの温度とデータ保持時間の関係図
【図34】従来の温度検知回路を説明する回路図
【符号の説明】
11,12 遅延回路 90,120 温度検知回路 91 発振回路 92,122 分周器回路(カウンタ回路) 121 CBR検知回路 123 CBRカウンタ回路群 151 一般回路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の否定回路で構成され、前記否定
    回路が遅延時間の温度依存性が大きい第1の遅延回路
    と、前記第1の遅延回路から出力される第1の出力信号
    と、前記否定回路が遅延時間の温度依存性が小さい第2
    の遅延回路と、前記第2の遅延回路から出力される第2
    の出力信号とを備え、前記第1,2の出力信号が出力さ
    れる順番を温度検知信号として検知することを特徴とす
    る温度検知回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の遅延回路がPチャネル型MO
    SトランジスタまたはNチャネル型MOSトランジスタ
    であり、前記トランジスタのソースまたはドレインに温
    度依存性の大きな抵抗値をもつ抵抗体を有することを特
    徴とする請求項1記載の温度検知回路。
  3. 【請求項3】 前記抵抗値が可変できる回路を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の温度検知回路。
  4. 【請求項4】 複数個の否定回路で構成され、前記否定
    回路が遅延時間の温度依存性が大きい第1の遅延回路
    と、前記第1の遅延回路から出力される第1の出力信号
    と、前記否定回路が遅延時間の温度依存性が小さい第2
    の遅延回路と、前記第2の遅延回路から出力される第2
    の出力信号とを備え、前記第1,2の出力信号が出力さ
    れる順番を温度検知信号として検知し、前記第1の遅延
    回路が前記否定回路の出力ノードに温度依存性の大きな
    抵抗値をもつ抵抗体を介して容量負荷が接続されている
    ことを特徴とする温度検知回路。
  5. 【請求項5】 前記抵抗値および前記容量負荷量が可変
    できる回路を有することを特徴とする請求項4記載の温
    度検知回路。
  6. 【請求項6】 共通の電源電圧と接地電圧を備え、前記
    電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第1
    の抵抗体と第2の抵抗体、同じく前記電源電圧と前記接
    地電圧との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の
    抵抗体を備え、前記第1の抵抗体と第4の抵抗体が同じ
    材料で形成された抵抗体で、前記第2の抵抗体と第3の
    抵抗体が同じ材料で形成された抵抗体で、前記第1の抵
    抗体と前記第2の抵抗体の接続点と前記第3の抵抗体と
    前記第4の抵抗体の接続点との電位差を検知することを
    特徴とする温度検知回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体が
    スイッチングトランジスタを介して前記電源電圧と前記
    接地電圧との間に直列に接続され、前記第3の抵抗体と
    前記第4の抵抗体がスイッチングトランジスタを介して
    前記電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続され、
    前記第1の抵抗体と第4の抵抗体が同じ材料で形成され
    た抵抗体で、前記第2の抵抗体と第3の抵抗体が同じ材
    料で形成された抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2
    の抵抗体の接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗
    体の接続点との電位差を検知することを特徴とする請求
    項6記載の温度検知回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の抵抗体と第3の抵抗体の抵抗
    値が温度依存性の大きな抵抗体で、前記第1の抵抗体と
    第4の抵抗体との抵抗値が温度依存性の小さな抵抗体
    で、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体の接続点と前
    記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体の接続点との電位差
    を温度検知信号として検知することを特徴とする請求項
    7記載の温度検知回路。
  9. 【請求項9】 共通の電源電圧と接地電圧を備え、前記
    電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第1
    の抵抗体と第2の抵抗体と、前記電源電圧と前記接地電
    圧との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の抵抗
    体と、前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続された
    信号増幅回路とを備え、前記第1の抵抗体と前記第2の
    抵抗体はスイッチングトランジスタを介して前記電源電
    圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第3の抵抗体
    と前記第4の抵抗体はスイッチングトランジスタを介し
    て前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記
    信号増幅回路はスイッチングトランジスタを介して前記
    電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第1の
    抵抗体と第3の抵抗体が同じ材料で形成された抵抗体
    で、前記第2の抵抗体と第4の抵抗体が異なる材料で形
    成された抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗
    体の接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体の接
    続点との電位差を前記信号増幅回路を用いて検知するこ
    とを特徴とする温度検知回路。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の温度検知回路を複数個
    備え、前記複数個の温度検知回路によって複数の温度を
    検知することを特徴とする温度検知回路。
  11. 【請求項11】 前記第2の抵抗体の抵抗値が温度依存
    性の大きな抵抗体で、前記第4の抵抗体の抵抗値が温度
    依存性の小さな抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2
    の抵抗体の接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗
    体の接続点との電位差を温度検知信号として検知するこ
    とを特徴とする請求項記載の温度検知回路。
  12. 【請求項12】 前記第2の抵抗体または前記第4の抵
    抗体の抵抗値を可変できる回路を有することを特徴とす
    る請求項11記載の温度検知回路。
  13. 【請求項13】 共通の電源電圧と接地電圧を備え、前
    記電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第
    1の抵抗体と第2の抵抗体と、前記電源電圧と前記接地
    電圧との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の抵
    抗体と、前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され
    た信号増幅回路とを備え、前記第1の抵抗体と前記第2
    の抵抗体はスイッチングトランジスタを介して前記電源
    電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第3の抵抗
    体と前記第4の抵抗体はスイッチングトランジスタを介
    して前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前
    記信号増幅回路はスイッチングトランジスタを介して前
    記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第1
    の抵抗体と第3の抵抗体が同じ材料で形成された抵抗体
    で、前記第2の抵抗体と第4の抵抗体が異なる材料で形
    成された抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗
    体の接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体の接
    続点との電位差を前記信号増幅回路を用いて検知する温
    度検知回路とセルフリフレッシュ機能を有し、前記温度
    検知回路の温度検知信号により、低温時のセルフリフレ
    ッシュのリフレッシュ周期を長くする機能を有すること
    を特徴とするダイナミック・ランダムアクセス・メモリ
    装置。
  14. 【請求項14】 共通の電源電圧と接地電圧を備え、前
    記電源電圧と前記接地電圧との間に直列に接続された第
    1の抵抗体と第2の抵抗体と、前記電源電圧と前記接地
    電圧との間に直列に接続された第3の抵抗体と第4の抵
    抗体と、前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され
    た信号増幅回路とを備え、前記第1の抵抗体と前記第2
    の抵抗体はスイッチングトランジスタを介して前記電源
    電圧と前記接地電圧との間に接続され、前記第3の抵抗
    体と前記第4の抵抗体はスイッチングトランジスタを介
    して前記電源電圧と前記接地電圧との間に接続され、前
    記信号増幅回路はスイッチングトランジスタを介して前
    記電源電圧と前記接地電圧 との間に接続され、前記第1
    の抵抗体と第3の抵抗体が同じ材料で形成された抵抗体
    で、前記第2の抵抗体と第4の抵抗体が異なる材料で形
    成された抵抗体で、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗
    体の接続点と前記第3の抵抗体と前記第4の抵抗体の接
    続点との電位差を前記信号増幅回路を用いて検知する温
    度検知回路とCBRリフレッシュ機能を有し、前記温度
    検知回路の温度検知信号により、低温時のCBRリフレ
    ッシュ時にリフレッシュを行なわない周期を有すること
    を特徴とするダイナミック・ランダムアクセス・メモリ
    装置。
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