JP3185338B2 - ダビング防止装置とその方法 - Google Patents

ダビング防止装置とその方法

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JP3185338B2 JP09193292A JP9193292A JP3185338B2 JP 3185338 B2 JP3185338 B2 JP 3185338B2 JP 09193292 A JP09193292 A JP 09193292A JP 9193292 A JP9193292 A JP 9193292A JP 3185338 B2 JP3185338 B2 JP 3185338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を記録し再生す
る装置に関するものであり,特に,違法に複写(コピー
またはダビング)することを防止する映像信号ダビング
防止装置とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ビデオテープ記録・再生装置にお
いて,あるいは,映像信号を提供する際に,違法なダビ
ングを有効に有効に防止するための種々のダビング防止
方法が試みられている。そのダビング防止方法の1つに
マクロビジョン社が提案するコピー防止方法(以下,マ
クロビジョン方式と呼ぶ)が知られている(たとえば,
特開昭63−107281号公報,参照)。マクロビジ
ョン方式の概要について述べる。図12に示したよう
に,ビデオ信号の帰線期間内に,破線で示した通常の振
幅レベルを越える実線で示した過大な振幅の信号を印加
する。ビデオテープ記録・再生装置には自動利得調整
(制御)回路(AGC)が設けられているが,通常,記
録時に破線のレベルの振幅を基準としてその後に続く映
像信号を自動利得調整しているビデオテープ記録・再生
装置内の自動利得調整回路の利得調整を上記過大振幅信
号に基づいて行わせ,故意に自動利得調整を狂わせる。
その結果,過大振幅信号に続く映像信号の振幅が自動利
得調整によって本来のレベルよりも低く振幅制限されて
記録される。ダビングした映像信号を再生すると,その
表示は暗くなり見えにくい画像となるから,その画像を
再生してダビングしても意味のないものになり,ダビン
グ防止に寄与する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したマクロビジョ
ン方式は,通常の映像信号の表示には影響を与えない帰
線(ブランキング)期間内に過大振幅信号を印加してい
る。そのため,マクロビジョン方式は上記過大振幅信号
がビデオテープ記録・再生装置内で除去されることなく
印加されたまま使用されることが前提となる。したがっ
て,印加された帰線期間の信号を除去して使用せず,入
力された映像信号のみを色差線順位方式で信号処理を行
う方式のビデオテープ記録・再生装置,たとえば,ハイ
ビジョン用映像信号処理装置においては上記過大振幅信
号は使用されないからマクロビジョン方式は適用できな
いという問題に遭遇している。
【0004】上述した色差線順位方式の映像信号処理の
具体例を図13を参照して詳細に述べる。図13(A)
はハイビジョン用映像信号として,1H毎に水平同期信
号H−SYNCに続けて時系列的に,輝度信号Y,第1
の色差信号PB,第2の色差信号PRがビデオテープ記
録装置に入力される映像信号の波形形態を示す。図13
(B)は,ビデオテープ記録装置内では水平同期信号H
−SYNC,その他,ブランキング期間内の信号を除去
し,時間軸圧縮・伸長(TCI)信号に変換し,色差線
順位に並べかえてAチャネル信号AchとBチャネル信
号Bchとに生成した信号形態を示す。図13(C)
は,上記色差線順位信号に水平同期信号H−SYNC,
バースト信号BURST,インデックス信号IDなどを
付加し,FM変調して磁気ヘッドを介してビデオテープ
に記録するA,Bチャネルの信号波形を示す。図13
(C)に示した水平同期信号H−SYNC,バースト信
号BURST,インデックス信号IDなどはビデオテー
プ記録装置内で付加される。図13(A)に示した段階
で,かりにマクロビジョン方式による過大振幅信号が帰
線(ブランキング)期間内に印加されていても,図13
(B)の信号に処理する段階で帰線期間内の信号は除去
されるから,ダビング防止を目的としたその過大振幅信
号の印加は意味のないものとなる。本発明は上述した色
差線順位方式の信号処理を行う映像信号記録装・再生装
置にも適用可能なダビング防止方式を提供すること目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,本発明の第1の観点によれば,印加される映像信号
を色差線順位方式で信号処理を行なう映像信号処理装置
に使用する映像信号を提供する装置において,映像信号
が挿入される部分内の映像信号が有効に表示される領域
の周辺のオーバースキャン領域の水平および垂直共に重
なる4か所の隅の部分のみのいずれかまたは複数部分に
対応する映像信号挿入位置の第1および第 2フィールド
に通常の映像信号としては存在しないパターンの組み合
わせの違法ダビングを禁止するコード信号を印加する装
置を備えたことを特徴とするダビング防止装置が提供さ
れる。
【0006】また本発明の第2の観点によれば,映像信
号が挿入される部分内の映像信号が有効に表示される領
域の周辺のオーバースキャン領域の水平および垂直共に
重なる4か所の隅の部分のみのいずれかまたは複数部分
対応する位置の第1および第2フィールドに通常の映
像信号としては存在しないパターンの組み合わせの違法
ダビングを防止するコード信号を印加することを特徴と
するダビング防止方法が提供される。
【0007】さらに本発明の第3の観点によれば,映像
信号が挿入される部分内の映像信号が有効に表示される
領域の周辺のオーバースキャン領域の水平および垂直共
に重なる4か所の隅の部分のみのいずれかまたは複数部
分に対応する位置の第1および第2フィールドに挿入さ
れた通常の映像信号としては存在しないパターンの組み
合わせの違法ダビングを防止するコード信号を検出して
ダビングを禁止する手段を有することを特徴とする映像
信号記録装置が提供される。
【0008】
【作用】色差線順位方式で信号処理を行なう映像信号記
録装置,たとえば,ビデオテープ記録装置においては,
マクロビジョン方式による帰線期間(ブランキング期
間)に過大振幅信号を印加しても除去されて,ダビング
防止できない。たとえば,ハイビジョン用映像信号のフ
ォーマットとして,映像信号が有効に表示される領域,
その周辺にオーバースキャン領域が規定されており,さ
らにこのオーバースキャン領域の外部に予備領域が規定
されている。映像信号は通常,上記有効に表示される領
域に対応する位置に挿入されるが,映像信号のフォーマ
ットとしてはさらにオーバースキャン領域の水平および
垂直共に重なる4か所の隅の部分のみのいずれかまたは
複数部分に対応する位置の第1および第2フィールドに
通常の映像信号としては存在しないパターンの組み合
の映像信号、たとえば、第1フィールドは黒パター
ン、第2フィールドは白パターンの組み合わせの映像信
号を挿入でき,さらに予備領域にも挿入できる。
【0009】オーバースキャン領域または予備領域に挿
入された映像信号はTVモニタには表示されないが,ブ
ランキング信号ではないから,色差線順位方式のビデオ
テープ記録装置において,除去されない。オーバースキ
ャン領域の水平および垂直共に重なる4か所の隅の部分
のみのいずれかまたは複数部分に対応する部分の第1お
よび第2フィールドに通常の映像信号としては存在しな
いパターンの組み合わせの映像信号を違法ダビングを検
出可能なある種のパターンを有するコード信号として
れると,表示の対象とはならないので通常の再生には影
響を与えない。ダビング時に,映像信号処理装置におい
て上記通常の映像信号としては存在しないある種のパタ
ーンのコード信号を検出してそのダビングを禁止する。
【0010】
【実施例】図1は本発明のダビング防止装置の概略構成
を示すブロック図である。以下,本発明の実施例とし
て,本発明のダビング防止装置で生成された映像信号を
記録したビデオテープをハイビジョン用ビデオテープ記
録・再生装置に適用する例について述べる。ダビング防
止装置は映像信号発生装置1,ダビング防止信号付加装
置3,映像信号記録媒体の1例としてのビデオテープ
5,および,ハイビジョン用映像信号記録・再生装置
(または映像信号処理装置)7を有する。
【0011】図2はBTAで規定されているハイビジョ
ン信号の映像信号格納領域を示す。また図3はハイビジ
ョンTVモニタの表示画面を示す。映像信号は図2の領
域8B内を覆う範囲に格納されるが,周辺の領域8Bに
位置する映像信号は予備であり,表示の対象外である。
図2の斜線で示した領域8Aが実際に映像信号が表示さ
れる範囲であるが,この領域8A内は図3に図解したよ
うに,斜線で示したオーバースキャン領域10Bとその
中の有効表示領域10Aとからなり,オーバースキャン
領域10Bに位置する部分に映像信号が存在しても実際
には表示されない。たとえば,1035ライン対応とし
ても,実際にはその97.5〜95%程度ライン数の
映像信号が有効映像表示領域10Aに有効に表示され,
数%程度はオーバースキャン領域10Bとして規定され
ておりそこに映像信号が存在しても表示されない。
【0012】なお,図2の映像表示可能領域8Aの横方
向(水平方向)時間T2は25.86μsの時間幅を有
する有効映像信号が表示され,縦方向は1035ライン
または1080ラインの水平ラインがある。表示対象外
の予備領域は,垂直方向に1125ラインがあり,横方
向の時間幅T1が29.63μsある。なお,図2にお
ける映像表示可能領域8Aの外側の水平方向時間ta,
tbはそれぞれta=2.586μs,tb=1.18
5μsである。図3の予備領域8Bは図3の予備領域1
0Cに対応している。
【0013】図3における有効表示領域10Aはオーバ
ースキャン領域10Bより,数%程度狭い。映像信号が
仮に,オーバースキャン領域10Bあるいは予備領域1
0C(8B)の位置に挿入されていても,有効表示領域
10Aには表示されないが,ブランキング期間ではない
から映像信号記録・再生装置7においてその映像信号は
除去されず,記録時に自動利得調整の対象となる。オー
バースキャン領域10Bまたは予備領域10Cに位置す
る部分に,ダビング防止信号付加装置3においてダビン
グ防止を示す特定のコードパターンを有する信号を印加
すると,映像信号処理装置7においてそのコードパター
ン信号を検出してダビングを禁止できる。オーバースキ
ャン領域10Bに印加したダビング防止用のコードパタ
ーン信号は有効映像表示領域10Aの表示に影響を与え
ないから,そのようなコードパターン信号が記録された
ビデオテープ5を映像信号処理装置7にかけて再生して
も有効映像表示領域10Aに表示される画像には影響を
与えない。
【0014】図4はハイビジョン用映像信号のフォーマ
ットである。図5はハイビジョン用映像信号のビデオテ
ープフォーマットの部分図である。図4において,垂直
基準位相から数えて,3HのプリアンプルPRE AM
BLEに続けて,予備領域8Bに対応する位置として,
第1フィールドについてライン17−20〜ライン37
−40,第2フィールドについてライン579−521
〜ライン599−602の予備の映像信号格納位置があ
る。図3のハイビジョン用TVモニタ画面10の有効映
像表示領域10Aに表示されるハイビジョン用映像信号
としては,垂直基準位相から数えて,第1フィールドが
41ライン,第2フィールドが603ラインから始まる
が,数%程度の余裕を見込んであり,この余裕はオーバ
ースキャン領域10Bとして表示されない。プリアンプ
ルPRE AMBLE内の記号XはX信号,CWはキャ
リア信号,VLはセグメント同期信号,Rはランプ信号
が設定される部分である。映像信号のうち,実際に図3
に示した有効映像表示領域10Aに表示されるのは,第
1フィールドについては45ライン,第2フィールドに
ついては607ライン以降となる。
【0015】図6を参照してオーバースキャン領域内の
ダビング防止信号DPの印加位置について述べる。本実
施例においては,オーバースキャン領域10Bのうち,
隅部A,B,C,Dに、それぞれ,図7に示すコードパ
ターンのダビング防止信号DPを印加した。本来,上記
オーバースキャン領域10Bの隅部には映像信号は存在
しないはずである。また仮に存在したとしても,図7に
示すようなパターンの組合せは通常,自然界の映像信号
としては考えられない。したがって,図7に示したよう
なパターンのコード信号をダビング防止信号DPとして
用いると,ダビング防止信号としての識別が容易であ
る。上記ダビング防止信号DPはオーバースキャン領域
10Bの隅部に印加されているから,再生時に有効映像
表示領域10Aに表示される映像信号に影響を及ぼさな
い。
【0016】図8に上記ダビング防止信号DPが印加さ
れたビデオテープ5を再生装置400において再生し,
その再生信号をダビングする場合にダビング防止信号D
Pを検出する装置構成を示す。検出装置500は再生装
置400で再生された映像信号のうち,上記オーバース
キャン領域10Bの隅部A,B,C,Dの位置に該当す
る位置に上記図7に示したコードパターンの信号が存在
するか否かを検出する。図9は検出装置500における
処理フローチャートを示す。ステップS01:検出装置
500は再生装置400で再生されたビデオ信号のう
ち,オーバースキャン領域の隅部A,B,C,Dの映像
信号を検出する。ステップS02:検出装置500はオ
ーバースキャン領域の隅部A,B,C,Dにおける信号
が図7に示したパターンを示している場合,ダビング防
止信号DPが検出されたと判断する。ステップS03:
検出装置500はダビング防止信号DPを検出したと判
断したら,ダビング停止信号を記録装置200に出力す
る。記録装置200は上記停止信号を入力したら,その
再生ビデオ信号の記録を停止する。
【0017】図8に示した検出装置500の機能を記録
装置200に組み込んでもよい。図10(A),(B)
はこのようなダビング防止信号DPを検出する回路を組
み込んだ 映像信号記録・再生装置7の記録回路200
A,200Bの回路例を示している。記録装置200A
は,入力された輝度信号Y,第1の色差信号PB ,第2
の色差信号PR (これらを総称して映像信号と呼ぶ)の
低周波信号成分を通過させる3系統のローパスフィルタ
ブロック20,これらローパスフィルタの出力信号から
上記ダビング防止信号DPを検出するダビング防止信号
検出回路部41を有している。ダビング防止信号検出回
路部41は順次,オーバースキャン領域の隅部A,B,
C,Dに対応するタイミングにおいてそこに存在する信
号を抽出(検出)し,オーバースキャン領域の隅部Dに
到達した時点において,抽出した信号のコードパターン
が図7に示したものに一致するか否かを判断する。も
し,ダビング防止信号DPと判断したら,ダビング防止
信号検出回路部41は記録制御回路43に記録停止信号
を出力して,その後のダビングを停止させる。ダビング
防止信号検出回路部41は後述する自動利得調整回路2
1の後に設けてもよい。ダビング防止信号DPが検出さ
れない場合は,下記に述べる回路における信号処理が行
われる。ダビング防止信号検出回路部41の後段には,
自動利得制御する3系統のの自動利得調整回路(AG
C)ブロック21,利得制御されたアナログ映像信号を
ディジタル映像信号に変換するA/D変換回路ブロック
21A,ノンリニア・エンファシスおよび垂直方向エン
ファシスを行うノンリニア・エンファシス信号処理回路
22,ノンリニア・エンファシス信号処理回路22から
の出力信号を時間軸圧縮伸長(TCI)信号処理し,色
差線順次処理のためのシャフリング処理を行う時分割マ
ルチプレキシング処理(TDM)エンコード信号処理回
路23が設けられている。自動利得調整回路ブロック2
1は破線で示したように,A/D変換回路ブロック21
Aの後段に配置してもよい。
【0018】ノンリニア・エンファシス信号処理回路2
2は第1の色差信号PB および第2の色差信号PR に対
する2系統の垂直方向フィルタ回路ブロック22A,3
系統の垂直方向ノンリニア・エンファシス回路ブロック
22B,および,3系統の水平方向ノンリニア・エンフ
ァシス回路ブロック22Cから構成され,その後段にT
DMエンコード信号処理回路23が配設される。記録装
置200AはさらにそれぞれAチャネル,Bチャネルの
2系統回路構成であるD/A変換回路ブロック26,エ
ンファシス回路ブロック28,FM変調回路ブロック2
9,増幅回路ブロック30,磁気ヘッド31A,31B
を有している。また信号加算回路24および同期信号・
バースト信号発生回路25が設けられており,TDMエ
ンコード信号処理回路23の2系統の信号に同期信号・
バースト信号発生回路25から発生される同期信号SY
NCおよびバースト信号BURSTが印加される。
【0019】図10(B)に示した構成は,水平方向ノ
ンリニア・エンファシス回路ブロック22CをTDMエ
ンコード信号処理回路23の後段に移したものである。
この配置変更で図10(A)に示した3系統の水平方向
ノンリニア・エンファシス回路22Cが2系統の水平方
向ノンリニア・エンファシス回路22C’になる。
【0020】図11の映像信号を参照して,図10に示
した記録装置200Aまたは200Bの動作を述べる。
図11(A)に示す輝度信号Y,第1の色差信号PB
第2の色差信号PR がローパスフィルタ20に印加され
ると,TDMエンコード信号処理回路23からは,図1
1(B)に示すA,Bチャネル2系統の色差線順次信号
が出力される。TDMエンコード信号処理回路23から
の出力信号に,同期信号・バースト信号発生回路25か
ら出力された水平同期信号H−SYNC,バースト信号
BURSTが加えられる。必要に応じて,図示しないイ
ンデックス信号IDも印加される。その後,D/A変換
回路26,ローパスフィルタ27,エンファシス回路2
8,FM変調回路29を介して,上記水平同期信号H−
SYNCおよびバースト信号BURSTが加えられた図
11(C)に示す波形のビデオテープ記録信号が磁気ヘ
ッド31A,31Bからビデオテープ5に記録される。
【0021】上記ダビング防止信号DPは上述したオー
バースキャン領域の隅部たげでなく,オーバースキャン
領域10Bの任意の位置に挿入することができる。また
図7に示したコードパターンは例示であり,自然界に存
在しないような他のパターン,たとえば,オーバースキ
ャン領域の隅部A,B,C,Dにそれぞれ,赤色,緑
色,青色,白色または黒色などのパターンを用いること
もできる。さらに本発明においては,上記コードパター
ン信号をオーバースキャン領域の外部の予備領域に対応
する映像信号格納位置に挿入することができる。
【0022】本発明の実施に際しては上述した実施例に
限定されることなく種々の変形形態をとることができ
る。また本発明の実施に際しては,上述した実施例を適
宜組み合わせることができる。
【0023】上記実施例は特に,ハイビジョン用映像信
号の特質を利用した例について述べたが,本発明のダビ
ング防止装置とその方法はハイビジョン用映像信号に対
するダビング防止に限定されることなく,上記同様の特
質を利用可能な映像信号形態について適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,ダ
ビング防止信号の解除が困難であり,ダビング防止して
も意味のない映像信号を記録することとなる,有効なダ
ビング防止装置とその方法を提供できる。また本発明の
ダビング防止装置とその方法は有効に表示されるべき映
像信号そのものには影響を与えていないから,本発明の
ダビング防止対策を講じても,表示される画像そのもの
には影響がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダビング防止装置の概略構成図であ
る。
【図2】BTAで規定されているハイビジョン信号の有
効映像信号部分を説明するTVモニタ画面の平面図であ
る。
【図3】TVモニタの有効表示部分を説明するTVモニ
タ画面の平面図である。
【図4】本発明のダビング防止装置において適用される
ハイビジョン用ビデオ信号のフォーマットとその波形を
示す図である。
【図5】ハイビジョン用ビデオ信号のフォーマットを示
す図である。
【図6】本発明のダビング防止装置におけるダビング信
号の印加位置を示す図である。
【図7】図6に示した位置に印加されるダビング信号の
コードパターン例を示す図である。
【図8】図7に示すダビング防止信号を検出して違法ダ
ビングを禁止する映像信号処理装置の構成を示す図であ
る。
【図9】図8に示した検出装置におけるダビング防止信
号検出処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明のダビング防止装置によるビデオテー
プからの映像信号を記録する映像信号記録装置の回路構
成図である。
【図11】図10に示す映像信号記録装置において本発
明の実施例のダビング防止信号が印加された映像信号の
記録動作処理を示す波形図である。
【図12】従来のダビング防止信号の波形を示す図であ
る。
【図13】本発明のダビング防止装置の適用対象とする
映像信号処理装置における記録処理を示す図である。
【符号の説明】
1・・映像信号発生装置, 3・・ダビング防止信号付加装置, 5・・ビデオテープ, 7・・映像信号処理装置(映像信号記録・再生装置), 8,10・・ハイビジョン用TVモニタ画面, 10A・・有効映像表示領域, 10B・・オーバースキャン領域, 20・・ローパスフィルタブロック, 21・・自動利得調整回路ブロック, 21A・・A/D変換回路ブロック, 22・・ノンリニア・エンファシス信号処理回路, 22A・・垂直方向フィルタ回路ブロック, 22B・・垂直方向ノンリニア・エンファシス回路ブロ
ック, 22C・・水平方向ノンリニア・エンファシス回路ブロ
ック, 23・・TDMエンコード信号処理回路, 24・・信号加算回路, 25・・同期信号・バースト信号発生回路, 26・・D/A変換回路ブロック, 27・・ローパスフィルタブロック, 28・・エンファシス回路ブロック, 29・・FM変調回路ブロック, 31A,31B・・磁気ヘッド, 41・・ダビング防止信号検出回路部, 43・・記録制御回路, 200A,200B・・記録装置, 400・・再生装置, 500・・検出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される映像信号を色差線順位方式で信
    号処理を行なう映像信号処理装置に使用する映像信号を
    提供する装置において, 映像信号が挿入される部分内の映像信号が有効に表示さ
    れる領域の周辺のオーバースキャン領域の水平および垂
    直共に重なる4か所の隅部分のみのいずれかまたは複数
    部分に対応する映像信号挿入位置の第1および第2フィ
    ールドに通常の映像信号としては存在しないパターンの
    組み合わせの違法ダビングを禁止するコード信号を印加
    する装置を備えたことを特徴とするダビング防止装置。
  2. 【請求項2】映像信号が挿入される部分内の映像信号が
    有効に表示される領域の周辺のオーバースキャン領域の
    水平および垂直共に重なる4か所の隅の部分のみのいず
    れかまたは複数部分に対応する位置の第1および第2フ
    ィールドに通常の映像信号としては存在しないパターン
    の組み合わせの違法ダビングを防止するコード信号を印
    加することを特徴とするダビング防止方法。
  3. 【請求項3】映像信号が挿入される部分内の映像信号が
    有効に表示される領域の周辺のオーバースキャン領域の
    水平および垂直共に重なる4か所の隅の部分のみのいず
    れかまたは複数部分に対応する位置の第1および第2フ
    ィールドに挿入された通常の映像信号としては存在しな
    いパターンの組み合わせの違法ダビングを防止するコー
    ド信号を検出してダビングを禁止する手段を有すること
    を特徴とする映像信号記録装置。
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