JP3185253U - 笠木ブロックの定着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊な別部材を用いることなく、長期間に亘って定着状態を安定して維持することができる笠木ブロックの定着構造を提供すること。
【解決手段】ブロック塀1の躯体の上端に目地3を介して笠木ブロック4を定着するに際し、ブロック塀1における笠木ブロック4の定着構造において、ブロック塀1の躯体の上端部を構成するブロック2のフェイスシェル22の上端面に対向する笠木ブロック4の下面の位置に、笠木ブロック4の長さ方向に延びる凹溝42を形成し、この凹溝42に目地3を形成するモルタル30が充填されるようにする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ブロック塀の躯体の上端に目地を介して笠木ブロックを定着するブロック塀における笠木ブロックの定着構造に関するものである。
従来、図4に示すように、ブロック塀1は、複数のブロック2を上下方向に積み重ねて躯体を形成し、その上端に目地3を介して笠木ブロック4を定着し、美観を保つようにしている。
ところで、ブロック塀1の躯体の上端部を構成するブロック2の上面には、横筋用溝21が形成され、ブロック塀1の躯体を構築するに際して、横筋用溝21内に横筋51及び縦筋52を配筋し、横筋用溝21内に目地3を形成するモルタル30を充填し、この目地3を介して笠木ブロック4を定着するようにしている。
しかしながら、この笠木ブロック4の定着構造は、横筋用溝21内に充填した目地3を形成するモルタル30と笠木ブロック4の平面状に形成された下面とを、モルタル30をバインダとして一体化するものであるため、温度変化や経年変化に起因する両者の収縮率の差等によって、定着状態が維持できなくなり、笠木ブロック4が離脱するという問題があった。
この問題に対処するために、図5に示すように、笠木ブロック4の下面にブロック係止金具6を装着し、このブロック係止金具6を横筋用溝21内に充填した目地3を形成するモルタル30に埋め込むことにより定着力を補うようにした笠木ブロック4の定着構造が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2001−32578号公報
しかしながら、上記ブロック係止金具6を用いる笠木ブロック4の定着構造は、ブロック係止金具6がコスト増の要因になることに加え、ブロック係止金具6を笠木ブロック4の下面に装着する作業に手数を要し、作業効率が低下したり、笠木ブロック4の下面に装着したブロック係止金具6が、横筋51や縦筋52と干渉して不具合が発生するという問題があった。
本考案は、上記従来の笠木ブロックの定着構造の有する問題点に鑑み、上記ブロック係止金具6のような特殊な別部材を用いることなく、長期間に亘って定着状態を安定して維持することができる笠木ブロックの定着構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のブロック塀の躯体の上端に目地を介して笠木ブロックを定着するブロック塀における笠木ブロックの定着構造において、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックのフェイスシェルの上端面に対向する笠木ブロックの下面の位置に、笠木ブロックの長さ方向に延びる凹溝を形成し、該凹溝に目地を形成するモルタルが充填されるようにしてなることを特徴とする。
この場合において、前記凹溝を、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックの上面に形成した横筋用溝に対向する笠木ブロックの下面の位置に跨って形成することができる。
また、前記凹溝を、笠木ブロックの長さ方向に断続して形成することができる。
本考案の笠木ブロックの定着構造によれば、ブロック塀の躯体の上端に目地を介して笠木ブロックを定着するブロック塀における笠木ブロックの定着構造において、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックのフェイスシェルの上端面に対向する笠木ブロックの下面の位置に、笠木ブロックの長さ方向に延びる凹溝を形成し、該凹溝に目地を形成するモルタルが充填されるようにしてなることから、温度変化や経年変化に起因する笠木ブロックと目地を形成するモルタルの収縮率の差が生じても、定着状態を確実に維持することができ、特殊な別部材を用いることなく、長期間に亘って定着状態を安定して維持することができる。
ここで、笠木ブロックの凹溝は、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックのフェイスシェルの上端面に対向する位置に形成されているため、凹溝に充填したモルタルは、ブロックのフェイスシェルの上端面に支持された状態で養生されるため、凹溝から離脱することなく、凹溝内に密に充填された状態で固化させることができる。
また、前記凹溝を、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックの上面に形成した横筋用溝に対向する笠木ブロックの下面の位置に跨って形成することにより、凹溝に充填したモルタルは、横筋用溝内に充填したモルタルと一体となり、定着状態をより確実に維持することができる。
また、前記凹溝を、笠木ブロックの長さ方向に断続して形成することにより、凹溝に充填されたモルタルを含む目地の断面形状が笠木ブロックの長さ方向で変化するため、笠木ブロックが、その長さ方向に移動することを規制することができ、凹溝と、凹溝に充填されたモルタルとの付着面積が増加することと相俟って、定着状態をより確実に維持することができる。
本考案の笠木ブロックの定着構造の一実施例を示す断面図である。 笠木ブロックの一例(基本型)を示し、(a)は一部断面の正面図((b)のX−X断面図)、(b)は底面図、(c)は側面図である。 笠木ブロックの一例(コーナー用)を示し、(a)は一部断面の正面図((b)のY−Y断面図)、(b)は底面図、(c)は側面図である。 従来の笠木ブロックの定着構造を示す断面図である。 従来の笠木ブロックの定着構造を示す断面図である。
以下、本考案の笠木ブロックの定着構造の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本考案の笠木ブロックの定着構造の一実施例を示す。
この笠木ブロックの定着構造は、ブロック塀1の躯体の上端に目地3を介して笠木ブロック4を定着するブロック塀1における笠木ブロック4の定着構造において、ブロック塀1の躯体の上端部を構成するブロック2のフェイスシェル22の上端面に対向する笠木ブロック4の下面の位置に、笠木ブロック4の長さ方向に延びる凹溝42を形成し、この凹溝42に目地3を形成するモルタル30が充填されるようにしている。
この場合、凹溝42は、ブロック塀1の躯体の上端部を構成するブロック2のフェイスシェル22の上端面に対向する笠木ブロック4の下面の位置と、ブロック2の上面に形成した横筋用溝21に対向する笠木ブロックの下面の位置とに跨って形成することができる。
これにより、凹溝42に充填したモルタルは、ブロック2のフェイスシェル22の上端面に支持された状態で養生されるため、凹溝42から離脱することなく、凹溝42内に密に充填された状態で固化させることができるとともに、ブロック2の上面に形成した横筋用溝21内に充填したモルタル30と一体となり、定着状態を確実に維持することができる。
なお、本実施例では、凹溝42は、笠木ブロック4の下面に形成した、ブロック2の上面に形成した横筋用溝21に対向する横溝41に沿って近接(隔壁Waの幅W0を3〜10mm(本実施例においては、5.75mm))して形成するようにしているが、隔壁Waの幅W0が狭く、笠木ブロック4の輸送時等の取り扱いが悪く、万一、隔壁Waが崩れても、ブロック2の上面に形成した横筋用溝21内に充填したモルタル30と一体となるため支障はない。
凹溝42の形状は、特に限定されるものではないが、笠木ブロック4の長さ方向に連続して形成したり、断続して形成することができる。
特に、凹溝42を笠木ブロック4の長さ方向に断続して形成することにより、凹溝42に充填されたモルタル30を含む目地3の断面形状が笠木ブロック4の長さ方向で変化するため、笠木ブロック4が、その長さ方向に移動することを規制することができ、凹溝42と、凹溝42に充填されたモルタル30との付着面積が増加することと相俟って、定着状態を確実に維持することができる。
凹溝42を笠木ブロック4の長さ方向に断続して形成する場合、凹溝42は、笠木ブロック4の長さ方向の長さLを30〜80mm(本実施例においては、50mm)、幅Wを8〜15mm(本実施例においては、10mm)、深さDを8〜15mm(本実施例においては、10mm)にとし、凹溝42にモルタル30が充填され易くするために、笠木ブロック4の長さ方向の両端を傾斜面(又は曲面)に形成するようにする。
ところで、図2は、基本型の笠木ブロック4を示すが、コーナー用の笠木ブロック4も、図3に示すように、同様に凹溝42を形成することができ、同様の作用効果を奏するものとなる。
また、本実施例においては、笠木ブロック4として、ブロック塀1の躯体の上端部を構成するブロック2の上面に形成した横筋用溝21に対向する横溝41が形成された笠木ブロック4について説明したが、この横溝が形成されていない笠木ブロックにも、凹溝42を形成する本考案の笠木ブロックの定着構造を適用することができ、同様の作用効果を奏するものとなる。
また、施工現場の状況等によって、笠木ブロック4の横溝41にモルタルを充填せずに施工されることもあるが、この場合でも、凹溝42に目地3を形成するモルタル30が充填されることから、同様の作用効果を奏するものとなる。
以上、本考案の笠木ブロックの定着構造について、その実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案の笠木ブロックの定着構造は、特殊な別部材を用いることなく、長期間に亘って定着状態を安定して維持することができるという特性を有していることから、ブロック塀の躯体の上端に目地を介して笠木ブロックを定着するブロック塀の用途に好適に用いることができる。
1 ブロック塀
2 ブロック
21 横筋用溝
22 フェイスシェル
3 目地
30 モルタル
4 笠木ブロック
41 横溝
42 凹溝
51 横筋
52 縦筋

Claims (3)

  1. ブロック塀の躯体の上端に目地を介して笠木ブロックを定着するブロック塀における笠木ブロックの定着構造において、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックのフェイスシェルの上端面に対向する笠木ブロックの下面の位置に、笠木ブロックの長さ方向に延びる凹溝を形成し、該凹溝に目地を形成するモルタルが充填されるようにしてなることを特徴とするブロック塀における笠木ブロックの定着構造。
  2. 前記凹溝を、ブロック塀の躯体の上端部を構成するブロックの上面に形成した横筋用溝に対向する笠木ブロックの下面の位置に跨って形成したことを特徴とする請求項1記載のブロック塀における笠木ブロックの定着構造。
  3. 前記凹溝を、笠木ブロックの長さ方向に断続して形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のブロック塀における笠木ブロックの定着構造。
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