JP6856397B2 - アンカーホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンのアンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されるアンカーホルダに関する。
近年、住宅等の建物において、基礎と土台との間に基礎パッキンが敷設される工法が広く用いられている。この種の基礎パッキンには、基礎の上面から突出するアンカーボルトを挿通するための貫通孔が形成されている(特許文献1参照)。この基礎パッキンの貫通孔は、基礎に対するアンカーボルトの設置位置がある程度ずれていても当該アンカーボルトを挿通できるように、基礎の長手方向及び当該長手方向に直交する幅方向に余裕を持ったサイズに形成されている。
特許第4555644号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の基礎パッキンにおいては、貫通孔がアンカーボルトの直径に対してかなり余裕を持って形成されている。このため、貫通孔とアンカーボルトとの間に比較的大きな隙間が生じる。このように基礎パッキンの貫通孔とアンカーボルトとの間に大きな隙間があると、地震などによって建物が震動することで、基礎と土台とによる基礎パッキンに対する挟持力が弱まった際に、基礎パッキンが基礎と土台との間から大幅にずれてしまうことがある。
このような震動による基礎パッキンの大幅なずれを抑制するために、アンカーボルトに厚みの大きなリングを取り付けて、貫通孔とアンカーボルトとの間の隙間を埋めることも考えられるが、リングの厚みが大きいとアンカーボルトの設置位置によっては、リングが基礎パッキンと干渉し当該リングをアンカーボルトに取り付けられないことがある。また、リングの厚みを小さくすると、アンカーボルトに対して基礎パッキンのずれをほとんど抑制することができない。
そこで、本発明の目的は、アンカーボルトをアンカー挿入孔に挿入して貫通孔に設置しやすくなるとともに、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのを抑制することが可能なアンカーホルダを提供することである。
本発明のアンカーホルダは、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、平行に対向する対向面を有する支持部材と、前記対向面間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、前記支持部材は、前記アンカー挿通部材を、水平方向であって前記対向面に平行な方向に移動させて支持することが可能に構成され、前記アンカーホルダの前記対向面に直交する長手方向の長さが、前記貫通孔の前記長手方向の長さよりも短く形成されている。
上記構成において、前記支持部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることが好ましい。
また、本発明のアンカーホルダは、別の観点では、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、平行に対向する対向面を有する支持部材と、前記対向面間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、前記支持部材は、前記アンカー挿通部材を、水平方向であって前記対向面に平行な方向に移動させて支持することが可能に構成され、前記支持部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されている。
上記構成によると、アンカー挿通部材が水平方向であって支持部材の対向面に平行な方向に移動可能となっているため、アンカーボルトをアンカー挿入孔に挿入して貫通孔に設置しやすくなる。また、平行な方向以外の水平方向において、支持部材に対してアンカー挿通部材が移動しにくくなる。このため、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのを抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記支持部材は、前記対向面間に係合部を有し、前記アンカー挿通部材は、前記係合部と係合する被係合部を有し、前記支持部材は、前記係合部と前記被係合部とが係合することで、前記アンカー挿通部材の前記平行な方向への移動が可能となるように支持することが好ましい。これにより、基礎パッキンをアンカーボルトにより固定的に設置することができ、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのをより抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記支持部材は、前記基礎パッキンの前記貫通孔の内面に係合する係合部を有していることが好ましい。これにより、基礎パッキンをアンカーボルトにより一層固定的に設置することができ、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのをより一層抑制することが可能となる。
さらに、本発明のアンカーホルダは、別の観点では、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、互いに平行に立設された一対の板状部材と、前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材とを備えている。そして、前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、前記アンカーホルダの前記対向面に直交する長手方向の長さが、前記貫通孔の前記長手方向の長さよりも短く形成されている。
本発明のアンカーホルダは、別の観点では、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、互いに平行に立設された一対の板状部材と、前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、前記アンカー挿通部材には、前記一方向に向かって前記アンカー挿入孔が開口するように、切り欠き部が形成されている。
上記構成において、前記一対の板状部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることが好ましい。
本発明のアンカーホルダは、別の観点では、基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、互いに平行に立設された一対の板状部材と、前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、前記一対の板状部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されている。
上記構成において、前記一対の板状部材及び/又は前記アンカー挿入孔の上面に突起が形成されていることが好ましい。
これによると、アンカー挿通部材が一対の板状部材間に一方向に移動可能に支持されているため、アンカーボルトをアンカー挿入孔に挿入して貫通孔に設置しやすくなる。また、一方向以外の水平方向において、一対の板状部材に対してアンカー挿通部材が移動しにくくなる。このため、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのを抑制することが可能となる。
上記構成において、前記アンカー挿通部材に、前記一方向に向かって前記アンカー挿入孔が開口するように、切り欠き部が形成されている場合、アンカーボルトを一方向から容易に装着することが可能となり、取り付けの作業性が向上する。
また、本発明において、前記一対の板状部材は、互いに対向する前記対向面のそれぞれから内側に突出し、且つ前記一方向に延びる2つのリブを有しており、前記アンカー挿通部材は、前記一方向に移動可能に前記2つのリブに嵌合する2つの嵌合溝を有していることが好ましい。これにより、アンカー挿通部材を簡単な構成で一方向に移動させることが可能となる。
また、本発明において、前記一対の板状部材は、前記基礎パッキンの前記貫通孔の内面に、前記水平方向であって前記一方向と直交する直交方向に移動可能に係合する係合部を有していることが好ましい。これにより、一対の板状部材を貫通孔に対して直交方向に移動させることが可能となる。このため、アンカー挿入孔にアンカーボルトをより一層容易に挿入することが可能になる。
また、本発明において、前記アンカー挿入孔の内面には、弾性を有する軟質樹脂層が形成されていることが好ましい。これにより、震動時にアンカーボルトとアンカー挿通部材との間の衝撃力を緩和することが可能となる。このため、建物の耐震性を向上させることが可能となる。
本発明のアンカーホルダによると、アンカー挿通部材を一方向に移動可能にして支持できるため、アンカーボルトをアンカー挿入孔に挿入して貫通孔に設置しやすくなる。また、アンカーホルダを設置することで基礎パッキンの貫通孔の内壁とアンカーボルトとの隙間の一部を埋めることができるので、基礎パッキンが震動により基礎上から大幅にずれるのを抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るアンカーホルダが採用された建物構造を示しており、(a)は要部側面図であり、(b)は図1(a)に示すI−I線に沿った断面図である。 図1に示すアンカーホルダを示しており、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 基礎上に配置された基礎パッキンの貫通孔内に設置されたアンカーホルダの設置状況を示しており、(a)はアンカーボルトが基礎パッキンの貫通孔内の中央位置にあるときの状況を示す平面図であり、(b)はアンカーボルトが基礎パッキンの貫通孔内の右斜め下方位置にあるときの状況を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係るアンカーホルダが基礎上に配置された基礎パッキンの貫通孔内に設置された状況を模式的に示した部分斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るアンカーホルダ10が採用された建物構造100について、図1を参照しつつ以下に説明する。
本実施形態における建物構造100は、図1に示すように、長手方向Aに長尺な基礎1(例えば、布基礎)と、土台2と、複数の基礎パッキン3と、複数のアンカーホルダ10とを含む。基礎1には、複数のアンカーボルト5が上面1aから立設されるように、植設されている。複数のアンカーボルト5は、長手方向Aに沿って所定間隔で配置されている。なお、図1には、1つのアンカーボルト5だけが示されている。また、アンカーホルダ10についても、図1には1つだけが示されているが、アンカーボルト5毎に設けられている。複数の基礎パッキン3は、基礎1と土台2との間に適宜の間隔をおいて配置されており、隣接する基礎パッキン3間に換気孔4が形成される。
土台2は、図1に示すように、長手方向Aに長尺に形成されており、基礎1とで複数の基礎パッキン3を鉛直方向Cに挟むように基礎パッキン3上に配置されている。また、土台2には、アンカーボルト5を通すために鉛直方向Cに貫通する複数の貫通孔2aが形成されている。土台2及び複数の基礎パッキン3は、アンカーボルト5、角座金6及びナット7によって基礎1上に固定されている。
基礎パッキン3は、通常、鉛直方向Cの厚さが10mm〜30mmである。また、基礎パッキン3は、長手方向Aに直交する幅方向Bの長さが70mm〜200mmで、土台2の幅に合わせて定められる。本実施形態における基礎パッキン3の長手方向Aの長さは、100mm〜200mm程度と短尺である。基礎パッキン3の材質は、合成樹脂製である。本実施形態においては、フィラーを含むポリプロピレン樹脂を用いている。なお、基礎パッキン3としては、長手方向Aの長さが500mm〜2000mm程度の長尺なものも採用可能であり、複数の基礎パッキン3を直列に連結し、また、場合によっては、適当に切断して使用してもよい。また、基礎パッキン3自体に換気孔が形成されている場合は、隣接する基礎パッキン3間に換気孔4を構成しなくてもよい。また、気密タイプの基礎パッキン3を採用する場合においても換気孔4を構成しなくてもよい。
基礎パッキン3は、図1及び図3に示すように、長方形平面形状を有し、その中央部分にアンカーボルト5を通すために鉛直方向Cに貫通する貫通孔3aが形成されている。貫通孔3aは、図3に示すように、長手方向Aに長尺な長方形平面形状を有しており、アンカーボルト5が基礎1に対して多少ずれて配置されても挿入することが可能なように余裕のあるサイズに形成されている。また、貫通孔3aの幅方向Bに互いに対向する2つの内面(長手方向Aに沿って延在する内面)3a1には、図1(b)及び図3に示すように、内側に向かって突出する4つの突出部3a2が形成されている。これら突出部3a2は、長手方向Aに沿って長尺に延在している。
アンカーホルダ10は、アンカーボルト5を囲繞した状態で基礎パッキン3の貫通孔3a内に設置されるものである。アンカーホルダ10は、図2に示すように、幅方向Bに沿って互いに平行に立設された一対の板状部材31(支持部材)と、一対の板状部材31間に配置されたアンカー挿通部材32とを有している。一対の板状部材31及びアンカー挿通部材32は、例えば、合成樹脂、金属等からなり、ここでは基礎パッキン3と同材質の硬質樹脂から形成されている。板状部材31は、長手方向Aから見て、略長方形平面形状を有している。また、板状部材31は、図3に示すように、幅方向Bにおいて、その長さが貫通孔3aの幅と同程度もしくは貫通孔3aの幅よりも若干短く形成されている。さらに、一対の板状部材31の高さ方向(鉛直方向C)の厚みは、基礎パッキン3と同等或いはほぼ同等とされるのが好ましい。板状部材31の幅方向Bの各端面31aには、図2に示すように、突出部3a2と嵌合可能な2つの嵌合溝31bが形成されている。各端面31aに形成された2つの嵌合溝31bは、鉛直方向Cに互いに離隔して配置されている。板状部材31は、これら嵌合溝31bを突出部3a2にそれぞれ嵌合させることで、長手方向Aに沿って移動可能に基礎パッキン3に係合可能となる。つまり、嵌合溝31bは、板状部材31を長手方向Aに移動可能に係合する係合部として機能する。
また、一対の板状部材31は、図2に示すように、互いに対向する対向面31cのそれぞれから内側に突出する2つのリブ31dを有している。2つのリブ31dは、板状部材31の鉛直方向Cの中央において、幅方向Bに沿って長尺に延在している。
アンカー挿通部材32は、図2に示すように、筒体33と、筒体33と一対の板状部材31とを接続する2つの接続部34とを有する。筒体33は、アンカーボルト5を挿入可能なアンカー挿入孔33aを有する。また、筒体33の高さ方向(鉛直方向C)の厚みは、基礎パッキン3と同等或いはほぼ同等とされるのが好ましい。さらに、筒体33には、図2(a)に示すように、切り欠き部33bが形成されている。切り欠き部33bは、アンカー挿入孔33aが幅方向Bに向かって(図2(a)中上方に向かって)開口するように、筒体33に形成されている。アンカー挿入孔33aの内面(筒体33の内面)には、例えば、ゴム等の弾性を有する軟質樹脂層35が形成されている。軟質樹脂層35は、筒体33と同様に、筒状を有し、切り欠き部33bに対応する切り欠き部35bが形成されている。本実施形態における軟質樹脂層35は、その内径がアンカーボルト5の直径とほぼ同じになるように形成されている。切り欠き部33b,35bは、長手方向Aの幅がアンカーボルト5の直径よりも小さくなるように形成されている。
2つの接続部34は、筒体33の一対の板状部材31と対向する部分であって、筒体31の長手方向Aの両端部に形成されている。各接続部34の板状部材31と対向する面34aには、図2に示すように、リブ31dと嵌合可能な嵌合溝34bが形成されている。各嵌合溝34bは、幅方向Bに沿って延在している。アンカー挿通部材32は、これら嵌合溝34bをリブ31dにそれぞれ嵌合させることで、幅方向Bに沿って移動可能に一対の板状部材31に支持される。
このようなアンカーホルダ10においては、例えば、アンカーボルト5が図3(a)に示す貫通孔3aの中央位置や図3(b)に示す貫通孔3aの右斜め下方位置に配置されていても、アンカー挿通部材32が一対の板状部材31間において幅方向Bに沿って移動可能に構成されているため、アンカー挿入孔33aにアンカーボルト5を挿入した状態(アンカー挿通部材32でアンカーボルト5を囲繞した状態)で一対の板状部材31を介して貫通孔3aに設置することが可能となる。より詳細には、板状部材31の嵌合溝31bのそれぞれを突出部3a2に嵌合させることで、アンカーホルダ10を長手方向Aに移動可能な状態で基礎パッキン3の貫通孔3a内に設置することができる。
加えて、一対の板状部材31が貫通孔3a内において長手方向Aに沿って移動可能に構成されている。例えば、アンカーボルト5が図3(b)中二点鎖線で示す位置にある場合、アンカーホルダ10を、図3(b)に示すように一対の板状部材31間にアンカーボルト5を挟んだ状態で貫通孔3aに設置してから、切り欠き部33bとアンカーボルト5とが幅方向Bに沿って対向するように、アンカーホルダ10を長手方向Aに移動させることが可能となる。この後、切り欠き部33bを介してアンカー挿入孔33aにアンカーボルト5を挿入するようにアンカー挿通部材32を幅方向Bに移動させる。こうして、アンカー挿通部材32でアンカーボルト5を囲繞した状態でアンカーホルダ10を貫通孔3aに設置することが可能となる。このように、一対の板状部材31が貫通孔3a内において長手方向Aに沿って移動可能に構成されていることで、一対の板状部材31が貫通孔3a内において長手方向Aに沿って移動不可能であるものと比較して、アンカー挿入孔33aにアンカーボルト5をより一層容易に挿入することが可能となる。
また、アンカーホルダ10の上面及び下面には、図2に示すように、6つの突起38が形成されている。突起38は、板状部材31の上面及び下面において、幅方向Aの中央にそれぞれ1つずつ形成されている。また、突起38は、筒体33の上面及び下面において、長手方向Aの中央に1つずつ形成されている。このようにアンカーホルダ10が6つの突起38を有していることで、アンカーホルダ10を貫通孔3a内に設置した後、基礎パッキン3及び土台2をアンカーボルト5、角座金6及びナット7によって基礎1上に固定すると、これら突起38が基礎1や土台2に食い込む。このため、設置後のアンカーホルダ10は、貫通孔3a内での移動が規制される。この結果、地震などの震動によって基礎パッキン3が基礎1上から大幅にずれるのをさらに抑制することが可能となる。
以上に述べたように、本実施形態のアンカーホルダ10によると、アンカー挿通部材32が一対の板状部材31間に幅方向Bに移動可能に支持されている。このため、アンカーボルト5が貫通孔3a内において、図3(a)に示す位置や図3(b)に示す位置にあっても、アンカーボルト5をアンカー挿入孔33aに挿入して貫通孔3aに設置しやすくなる。また、アンカー挿通部材32は一対の板状部材31に対して幅方向Bにのみ移動可能に構成されている。このため、幅方向B以外の水平方向において、一対の板状部材31に対してアンカー挿通部材32が移動しにくくなる。さらに、地震などによる震動によって建物に水平方向の揺れが生じた場合、基礎パッキン10は水平方向のあらゆる向きに移動しようとする。つまり、幅方向Bという一方向のみに移動することはほとんどない。この結果、アンカー挿通部材32が一対の板状部材31に対して幅方向Bに移動可能に配置されていても、基礎パッキン10が震動により基礎1上から大幅にずれるのを抑制することが可能となる。
また、アンカー挿通部材32は、貫通孔3aに対して幅方向B及び長手方向Aに移動可能に構成されている。このため、水平方向の揺れを吸収しやすくなる。この結果、基礎パッキン10が基礎1上から大幅にずれるのを抑制することが可能となる。したがって、建物の耐震性を維持することが可能となる。
また、アンカー挿通部材32に切り欠き部33bが形成されている。これにより、アンカーボルト5を幅方向Bから容易に装着することが可能となる。このため、アンカーホルダ10をアンカーボルト5に取り付ける作業性が向上する。
また、アンカー挿通部材32が、一対の板状部材31のリブ31dに嵌合する2つの嵌合溝34bを有している。これにより、アンカー挿通部材32を簡単な構成で幅方向Bに移動させることが可能となる。
また、アンカー挿入孔33aの内面(筒体33の内面)には、弾性を有する軟質樹脂層35が形成されている。これにより、震動時にアンカーボルト5とアンカー挿通部材32との間の衝撃力を緩和することが可能となる。このため、建物の耐震性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述のアンカー挿通部材32は、アンカーボルト5を直接的に把持可能に構成されていてもよい。この場合、軟質樹脂層35を設けず、この分だけ内径を小さくすればよい。また、軟質樹脂層35を設けていなくてもよい。また、アンカー挿通部材32の筒体33に切り欠き部33bが形成されていなくてもよい。この場合、アンカーボルト5の先端からアンカー挿入孔33aにアンカーボルト5を挿入すればよい。
一対の板状部材31に係合部としての嵌合溝31bが設けられていなくてもよい。つまり、板状部材31の長さ(幅方向Bの長さ)を貫通孔3aの幅と同程度もしくは若干短く形成しておけば、係合部が無くても、貫通孔3aの幅方向Bの内面に沿ってスライドさせて任意の位置に配置することができる。また、貫通孔3aの内面3a1に長手方向Aに延在する溝が形成されている場合、板状部材31の幅方向Bの各端面31aには、係合部として、当該溝に嵌合可能な突起が形成されていてもよい。つまり、一対の板状部材31には、長手方向Aに移動可能に貫通孔3aの内面と係合する係合部が形成されておればよい。
また、アンカーホルダ10は、一対の板状部材31がアンカー挿通部材32に対して着脱可能に構成されていてもよい。この場合、一対の板状部材31からアンカー挿通部材32を取り外し、アンカー挿入孔33aにアンカーボルト5を挿入した後にアンカー挿通部材32を一対の板状部材31に装着して、アンカーホルダ10を構成する。その後、アンカーホルダ10を基礎パッキン3の貫通孔3aに設置してもよい。
また、アンカーホルダ10に突起38が設けられていなくてもよい。また、アンカーホルダ10の上面及び下面のいずれかにだけ、突起38が設けられていてもよい。また、突起38は、板状部材31及びアンカー挿通部材32のいずれかにだけ形成されていてもよい。アンカーホルダ10に突起38を設けない場合であっても、アンカーホルダ10(一対の板状部材31及びアンカー挿通部材32)の高さ寸法を基礎パッキン3の高さ寸法と同じ程度にしておくことで、アンカーホルダ10を貫通孔3a内に設置した後、基礎パッキン3及び土台2をアンカーボルト5、角座金6及びナット7によって基礎1上に固定すると、アンカーボルト5を囲繞するアンカーホルダ10の上下面に特に強い緊結力が作用し、アンカーホルダ10の下面と基礎1の上面及びアンカーホルダ10の上面と土台2の下面とが押し付けられることで水平方向の摩擦力を増すことができる。このため、設置後のアンカーホルダ10は、アンカーボルト5に対する移動が規制され、地震などの震動によって基礎パッキン3が基礎1上からずれるのを適度に抑制することが可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態について、図4を参照しつつ以下に説明する。基礎パッキン300は、長方形平面形状を有し、その中央部分にアンカーボルトを通すための貫通孔300aが形成されている。貫通孔300aは、長方形平面形状を有している。また、貫通孔300aの幅方向Bに互いに対向する2つの内面300a1の一方には、その下部から内側に向かって突出する突出部300a2が形成されている。なお、貫通孔300aの幅方向Bに互いに対向する2つの内面300a1の両方に、その下部から内側に向かって突出する突出部300a2が形成されていてもよい。突出部300a2は、長手方向Aにわたって延在しており、その上面が長手方向Aに連続する波形状となるように、当該上面に複数の溝300c(被係合部)を有する。
アンカーホルダ110は、アンカーボルト(不図示)を囲繞した状態で基礎パッキン300の貫通孔300a内に設置されるものである。アンカーホルダ110は、上下が開放された直方体形状の箱体131(支持部材)と、幅方向Bに移動可能に該箱体131内に収納されるアンカー挿通部材132とを備えている。箱体131は、幅方向Bに沿って互いに平行に立設された両側壁を形成する一対の板状部材131a1(対向面)と、長手方向Aに沿って立設され、一対の板状部材131a1の幅方向Bの一端部に形成された板状部材131a2との3つの板状部材からなる。なお、箱体131は、一対の板状部材131a1の幅方向Bの他端部に形成された板状部材131a2を有していてもよい。一対の板状部材131a1の両方の下部には内側に突出する突出部131bが幅方向Bに沿って長尺に形成されている。突出部131bは、上面が幅方向Bに連続する波形状となるように、当該上面に複数の溝131c(係合部)が形成されている。なお、一対の板状部材131a1の一方の下部にだけ、複数の溝131cを有する突出部131bが形成されていてもよい。また、板状部材131a2の下部は切欠かれ、その下面に、基礎パッキン300の突出部300a2に形成された複数の溝300cと噛み合うように、長手方向Aに連続する波形状に形成された図示しない複数の溝(係合部)が設けられている。
アンカー挿通部材132は、アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔132aを有する直方体状又は立方体状の筒体とされている。アンカー挿通部材132の幅方向Bに沿う両下端には、箱体131の板状部材131a1の突出部131bに形成された複数の溝131cと噛み合うように、幅方向に連続する波形状に形成された図示しない複数の溝(被係合部)が設けられている。なお、複数の溝131cを有する突出部131bが一対の板状部材131a1の一方のみに形成されている場合は、当該突出部131bに対応するように、アンカー挿通部材132の幅方向Bに沿う両下端の一方に、複数の溝131cと噛み合う図示しない複数の溝(被係合部)が設けられておればよい。
このようにしてなるアンカーホルダ110は、箱体131を基礎パッキン300の貫通孔300a内において長手方向Aに移動可能にして任意の位置で設置することができ、アンカー挿通部材132を箱体131内において幅方向Bに移動可能にして任意の位置で設置することができる。また、アンカーホルダ110の箱体131は、板状部材131a2の下面に形成された溝と基礎パッキン300の貫通孔300a内に設けられた溝300cと嵌合することで、長手方向Aの移動が規制され、アンカー挿通部材132は、その下端部に形成された溝と箱体131の板状部材131a1に設けられた溝131cと嵌合することで幅方向Bの移動が規制される。結果として、アンカーホルダ110は、地震などの震動によって基礎パッキン300が基礎1上からずれるのを抑制することが可能となる。
このような他の実施の形態におけるアンカーホルダ110において、箱体131及びアンカー挿通部材132の高さ寸法を、基礎パッキン300の厚み寸法と同等或いはほぼ同等とするのが好ましく、そのようにすることで、アンカーホルダ110を貫通孔300a内に設置した後、基礎パッキン300及び土台をアンカーボルト、角座金及びナットによって基礎1上に固定すると、アンカーホルダ110は基礎1と土台とに挟み付けられて、箱体131の溝と基礎パッキン300の溝300c、及びアンカー挿通部材132の溝と箱体131の溝131cとが固定され、基礎パッキンとアンカーボルトとを固定できて、基礎パッキンが震動により基礎上からずれるのを規制することが可能となる。
1 基礎
3,300 基礎パッキン
3a,300a 貫通孔
5 アンカーボルト
10,110 アンカーホルダ
31,131a1,131a2 板状部材
31b 嵌合溝
31c 対向面
31d リブ
32,132 アンカー挿通部材
33a,132a アンカー挿入孔
33b 切り欠き部
34b 嵌合溝
35 軟質樹脂層
131c,300c 溝

Claims (8)

  1. 基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、
    平行に対向する対向面を有する支持部材と、
    前記対向面間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、
    前記支持部材は、前記アンカー挿通部材を、水平方向であって前記対向面に平行な方向に移動させて支持することが可能に構成され
    前記アンカーホルダの前記対向面に直交する長手方向の長さが、前記貫通孔の前記長手方向の長さよりも短く形成されていることを特徴とするアンカーホルダ。
  2. 前記支持部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンカーホルダ。
  3. 基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、
    平行に対向する対向面を有する支持部材と、
    前記対向面間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、
    前記支持部材は、前記アンカー挿通部材を、水平方向であって前記対向面に平行な方向に移動させて支持することが可能に構成され、
    前記支持部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることを特徴とするアンカーホルダ。
  4. 基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、
    互いに平行に立設された一対の板状部材と、
    前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、
    前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、
    前記アンカーホルダの前記対向面に直交する長手方向の長さが、前記貫通孔の前記長手方向の長さよりも短く形成されていることを特徴とするアンカーホルダ。
  5. 基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、
    互いに平行に立設された一対の板状部材と、
    前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、
    前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、
    前記アンカー挿通部材には、前記一方向に向かって前記アンカー挿入孔が開口するように、切り欠き部が形成されていることを特徴とするアンカーホルダ。
  6. 前記一対の板状部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のアンカーホルダ。
  7. 基礎に立設されたアンカーボルトを囲繞して基礎パッキンに形成された前記アンカーボルトを挿通させるための貫通孔内に設置されて用いられるアンカーホルダであって、
    互いに平行に立設された一対の板状部材と、
    前記一対の板状部材間に配置され、前記アンカーボルトを挿入可能なアンカー挿入孔を有するアンカー挿通部材と、を備えており、
    前記アンカー挿通部材は、水平方向であって前記一対の板状部材の互いに対向する対向面に平行な一方向に移動可能に、前記一対の板状部材に支持されており、
    前記一対の板状部材の厚み及び前記アンカー挿通部材の厚みが、前記基礎パッキンの厚みと同等或いはほぼ同等に形成されていることを特徴とするアンカーホルダ。
  8. 前記一対の板状部材及び/又は前記アンカー挿入孔の上面に突起が形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のアンカーホルダ。
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