JP3184479B2 - 真空クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 - Google Patents

真空クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置

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JP3184479B2
JP3184479B2 JP14720497A JP14720497A JP3184479B2 JP 3184479 B2 JP3184479 B2 JP 3184479B2 JP 14720497 A JP14720497 A JP 14720497A JP 14720497 A JP14720497 A JP 14720497A JP 3184479 B2 JP3184479 B2 JP 3184479B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、電子部品
関連製品、光ディスク等の製造プロセスにおいて必要な
被搬送物を、汚染物質のないクリーン状態で移送するこ
とが可能で、とくに被搬送物を側面開口より搬出、搬入
する構成の真空クリーンボックス、並びにこの真空クリ
ーンボックスを用いたクリーン搬送方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人により特開平7−235580
号において真空クリーンボックスで被搬送物を真空封止
して移送するクリーン搬送方法が提案されている。この
場合に用いる真空クリーンボックスの1例を図5に示
す。
【0003】図5に示す真空クリーンボックス1は、ボ
ックス本体2と気密封止のためのシャッターを兼ねた底
蓋3とからなり、ボックス内外の圧力差(ボックス内側
は真空、外側は大気圧)により底蓋3が押されることで
閉じた状態が維持されている。底蓋3上にはホルダ5に
よって被搬送物4が例えば多段に重ねられて保持されて
いる。この真空クリーンボックス1は底面を開閉する構
造である。
【0004】真空クリーンボックス1の底蓋3を開くに
は、図5中仮想線で示す真空チェンジャー10の開閉口
11を有する連結用ブロック12上に真空クリーンボッ
クス1を載置し、昇降式シャッター13で開閉口11を
閉じて、連結用ブロック12、底蓋3及び昇降式シャッ
ター13で囲まれた密閉空間を真空排気して底蓋3の内
外圧力差を無くすことにより行う。その後、真空チェン
ジャー10側の蓋受昇降台14で底蓋3と共に底蓋上の
被搬送物4を矢印Aの如く垂直に下降させて真空チェン
ジャー10内に引き込み、その後、被搬送物4を矢印B
のように水平方向に移送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5の底面
開閉式の真空クリーンボックス1の場合、被搬送物4の
搬出、搬入のために矢印Aで示したような垂直方向の動
作が必要不可欠であり、被搬送物4の床面からの高さが
変わってしまい、各種処理装置とのインターフェースの
ために水平方向の動きの他に余分な上下方向の動きが必
要である。また、被搬送物4の搬出、搬入のために上下
方向の動きを伴うため、真空クリーンボックス1の真空
チェンジャー10への設置高さも高くなる問題がある。
【0006】一方、半導体用搬送ボックスについては、
EIAJ(J300)にて標準化が進んでおり、今まで
は半導体ウエハーをボックス底面側から取り出していた
が、ボックス設置の際の高さが高くなるとの理由で、横
から取り出す方式に決まりつつある。例えば、現在提案
されている図6の半導体用搬送ボックス20も、側面に
開口21を持つ側面開口式(サイドオープンタイプ)と
なっている。但し、メカニカルシールのために、複雑
な機構が必要となり十分な信頼性が保証できない、ス
プリング等の機械的保持力を使用するために実用上十分
な保持力が得られないという課題が残っている。
【0007】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
側面開口式(サイドオープンタイプ)の構造であって
も、内外圧力差により側面開口を横蓋により気密に閉成
可能とし、従来のスプリング等を使用したメカニカルシ
ールを不要とした、構造の簡単な真空クリーンボックス
を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、メカニカルシール
を不要とした構造の簡単な側面開口式真空クリーンボッ
クスを用いて、被搬送物を真空封止状態で移送可能なク
リーン搬送方法及び装置を提供することにある。
【0009】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の真空クリーンボックスは、一側面に開口を
有するとともに他の面に吸排気用***を有するボックス
本体と、内外圧力差により前記開口を気密に閉成する横
蓋と、前記吸排気用***を内外圧力差により気密に閉成
する付加蓋とを備えたことを特徴としている。
【0011】また、本発明のクリーン搬送方法は、一側
面に開口を有するとともに他の面に吸排気用***を有す
るボックス本体と、内外圧力差により前記開口を気密に
閉成する横蓋と、前記吸排気用***を内外圧力差により
気密に閉成する付加蓋とを備えた真空クリーンボックス
を用い、側壁面に形成されたゲート口をゲート弁で気密
に閉成したクリーン装置の当該ゲート口に、前記真空ク
リーンボックスを気密に連結し、真空チェンジャーで前
記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気
して前記付加蓋の内外圧力差を無くして前記吸排気用小
穴を開き、前記吸排気用***を通して前記真空クリーン
ボックス内を大気圧とした後、前記ゲート弁で前記横蓋
を保持して前記クリーン装置内に引き込んで前記真空ク
リーンボックス内部空間と前記クリーン装置内部とを連
通させ、両者間で被搬送物を移送することを特徴として
いる。
【0012】さらに、本発明のクリーン搬送装置は、一
側面に開口を有するとともに他の面に吸排気用***を有
するボックス本体と、内外圧力差により前記開口を気密
に閉成する横蓋と、前記吸排気用***を内外圧力差によ
り気密に閉成する付加蓋とを備えた真空クリーンボック
スと、側壁面に形成されたゲート口と、該ゲート口を開
閉自在で当該ゲート口に連結された真空クリーンボック
スの横蓋を保持可能なゲート弁とを有するクリーン装置
と、前記ゲート口に連結された真空クリーンボックスの
付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気す
る真空チェンジャーとを備え、前記真空チェンジャーで
前記付加蓋の内外圧力差を無くして前記吸排気用***を
開き、前記吸排気用***を通して前記真空クリーンボッ
クス内を大気圧とした状態において、前記ゲート弁で前
記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引き込んで前記
真空クリーンボックス内部空間と前記クリーン装置内部
とを連通させる構成としている。
【0013】前記クリーン搬送装置において、前記真空
チェンジャーは、前記ボックス本体を吸着する真空吸引
路を前記ボックス本体への対接面に形成したボックス保
持部材を有し、該ボックス保持部材の内側に前記密閉空
間が形成される構成としてもよい。
【0014】また、前記真空チェンジャーは、前記ボッ
クス保持部材の内側に、前記ボックス本体から離脱した
前記付加蓋を支える蓋受け部材を移動自在に有する構成
としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る真空クリーン
ボックス、クリーン搬送方法及び装置の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0016】図1乃至図4において、真空クリーンボッ
クス30は、一側面に側面開口32を有するとともに底
面に吸排気用***33を有するボックス本体31と、内
外圧力差により前記開口32を気密に閉成する横蓋34
と、前記吸排気用***33を内外圧力差により気密に閉
成する付加蓋35とを備え、横蓋34及び付加蓋35の
閉成時に真空状態を維持できる気密性を有していて真空
排気手段及び移送手段を持たない構造である。気密性確
保のために、ボックス本体31の側面フランジ部31a
に当接する横蓋34の対接面には、環状溝34aが形成
され、該環状溝34a内に気密シール(気密封止)用の
Oリング34bが配設されている。前記吸排気用***3
3の周縁部に当接する付加蓋35の対接面にも、気密性
確保のために、環状溝35aが形成され、該環状溝35
a内に気密シール(気密封止)用のOリング35bが配
設されている。
【0017】なお、前記ボックス本体31内には、半導
体ウエハー等の被搬送物4を支えるホルダー36が取り
付けられている。該ホルダー36は、例えば被搬送物4
を多数等間隔で水平状態で収納できる構造となってい
る。
【0018】クリーンルーム40には真空クリーンボッ
クス30を用いて半導体ウエハー等の被搬送物4を搬入
したり、真空クリーンボックス30へ被搬送物4を搬出
したりするために、その側壁41にゲート口(搬出入
口)42が形成されている。このゲート口42はゲート
弁43で開閉自在な構造となっている。すなわち、ゲー
ト弁43はその背後の垂直板状昇降部材44に対し横方
向(矢印P方向)に平行移動自在に取り付けられてお
り、昇降部材44は空気圧シリンダ45で矢印Q方向に
昇降駆動される。また、ゲート弁43は昇降部材44に
取り付けられた空気圧シリンダ46で横方向に駆動され
る(ゲート口42の閉成又は開成動作を行うように駆動
される)。気密性確保のために、ゲート口42の周縁部
に当接するゲート弁43の対接面には、環状溝43aが
形成され、該環状溝43a内に気密シール(気密封止)
用のOリング43bが配設されている。
【0019】図1の如く、前記シリンダ45が伸動した
昇降部材44の上昇位置で、前記シリンダ46を伸動さ
せたとき、ゲート弁43はゲート口42の形成された側
壁41の内側周縁部に圧接して、ゲート口42を気密に
閉塞する。また、昇降部材44の上昇位置でシリンダ4
6を縮動させてゲート口42からゲート弁43を離脱さ
せてからシリンダ45を縮動させて昇降部材44を下降
させることで、図2のX位置にまでゲート弁43を下降
させてゲート口42を開放することができる。
【0020】なお、ゲート弁43には、真空クリーンボ
ックス30側の横蓋34を真空吸着するための吸引用凹
部47が形成されており、さらにこの吸引用凹部47を
囲んで環状溝48aが形成され、該環状溝48a内に気
密シール(気密封止)用のOリング48bが配設されて
いる。
【0021】また、真空クリーンボックス30内を真空
排気し、あるいは大気圧に戻すために真空チェンジャー
50(真空排気手段を具備する)が設けられており(通
常、クリーンルーム40の外側でゲート口42の下方位
置に配置されており)、この真空チェンジャー50は真
空クリーンボックス30を前記クリーンルーム40のゲ
ート口42に連結可能な高さ位置で保持するボックス保
持部材としてのカップ状載置台51を横方向(矢印R方
向)に摺動自在に有している。すなわち、カップ状載置
台51は真空チェンジャー50の固定基台60に対し横
方向スライダ61を介して取り付けられており、載置台
横移動のために固定基台60に設置された空気圧シリン
ダ62の伸縮に伴いクリーンルーム40の側壁41に近
接又は離れる。
【0022】このカップ状載置台51の内側中心部を上
下方向に貫通した昇降軸52の上端にはボックス本体3
1から離脱したときの付加蓋35を支える蓋受け部材5
3が固着されている。また、蓋受け部材53の固着され
た昇降軸52を昇降駆動するための空気圧シリンダ54
は、前記カップ状載置台51側に支持された取付板56
に固定されており、空気圧シリンダ54のビストンロッ
ドが昇降軸52に連結されている。
【0023】前記カップ状載置台51の真空クリーンボ
ックス載置面には、真空クリーンボックス30の底面を
真空吸着するための吸着用環状溝55が形成され、この
吸着用環状溝55の内側及び外側に気密性確保のための
環状溝51aがそれぞれ形成され、該環状溝51a内に
気密シール(気密封止)用のOリング51bが配設され
ている。
【0024】なお、真空クリーンボックス30の側面フ
ランジ部31a(側面開口32の周縁部)が当接する側
壁41の外側対接面には、気密性確保のために、ゲート
口42を囲む環状溝41aが形成され、該環状溝41a
内に気密シール(気密封止)用のOリング41bが配設
されている。
【0025】次に、この実施の形態の動作説明を行う。
【0026】図4のように、半導体ウエハー等の被搬送
物4を収納した真空クリーンボックス30は、内部が真
空に維持されている状態において横蓋34及び付加蓋3
5が内外圧力差により側面開口32及び吸排気用***3
3を気密に密閉しており、この状態で自由に搬送、保管
が可能である。
【0027】真空クリーンボックス30とクリーンルー
ム40との間で、被搬送物4の受け渡しを行う場合、図
1の如く、真空チェンジャー50のカップ状載置台51
上に真空クリーンボックス30を載置し、吸着用環状溝
55を真空吸引することでカップ状載置台51に対して
真空クリーンボックス30(ボックス本体31)底面を
吸着保持する。この真空クリーンボックス30の保持状
態で、空気圧シリンダ62を伸動させ、カップ状載置台
51を側壁41に近接させてボックス本体31の側面フ
ランジ部31aをゲート口42周縁部の側壁41外側面
に気密に圧接させる。このとき、図1のように、横蓋3
4はゲート口42に入り込み、ゲート口42を密閉して
いるゲート弁43に密着するとともに、ゲート弁43側
の吸引用凹部47の真空吸引を行ってゲート弁43側で
も横蓋34を吸着保持する。
【0028】真空クリーンボックス30で上面が密閉さ
れたカップ状載置台51の内部空間Uを真空排気し、付
加蓋35の内外圧力差を無くし(真空クリーンボックス
30内と内部空間Uが共に真空となる)、付加蓋35が
自重で下降できる状態としてから、蓋受け部材53の固
着された昇降軸52を空気圧シリンダ54で下降させ、
蓋受け部材53と共に付加蓋35を図1の仮想線Y位置
にまで下げ、ボックス本体31の底面側の吸排気用***
33を開く。
【0029】次いで、カップ状載置台51の内部空間U
をクリーンな空気、窒素等のクリーン気体によりリーク
して内部空間U及びこれに連通状態となった真空クリー
ンボックス30内部を大気圧に戻す。これにより、横蓋
34の内外の圧力差も無くなるから(真空クリーンボッ
クス30内とクリーンルーム40内が共に大気圧とな
る)、横蓋34はゲート弁43のみに吸着保持された状
態となるので、空気圧シリンダ46を縮動させてゲート
口42からゲート弁43を離脱させてから空気圧シリン
ダ45を縮動させて昇降部材44を下降させ、図2のX
位置にまでゲート弁43を下降させて横蓋34をクリー
ンルーム40内に引き込み、ゲート口42を開放する。
この図2の状態では、真空クリーンボックス30の内部
とクリーンルーム40とが連続した空間となるから、真
空クリーンボックス30内のホルダー36から半導体ウ
エハー等の被搬送物4をクリーンルーム40内部の搬送
用ロボット等を用いて水平に移送して取り出すことがで
きる。
【0030】逆に、図2の状態で空になっている真空ク
リーンボックス30のホルダー36に対してクリーンル
ーム40側の搬送用ロボット等で被搬送物4を順次水平
に移送することができ、所要の枚数の被搬送物4を真空
クリーンボックス30に収納したら、図3の如くシリン
ダ45を伸動させて昇降部材44を上昇位置としてか
ら、シリンダ46を伸動させてゲート弁43をゲート口
42の形成された側壁41の内側周縁部に圧接して、ゲ
ート口42を気密に閉塞するとともにゲート弁43で真
空吸着されている横蓋34をボックス本体31の側面フ
ランジ部31aに圧接させる。真空クリーンボックス3
0の側面開口32が横蓋34で気密に閉塞された状態に
おいて、カップ状載置台51の内部空間U及びこれに連
通している真空クリーンボックス30内部を真空排気
し、真空排気が完了したら付加蓋35が載った蓋受け部
材53を空気圧シリンダ54で上昇させ、付加蓋35を
図3の仮想線Zの如くボックス本体31の底面に圧接さ
せて吸排気用***33を気密に閉塞する。その後、カッ
プ状載置台51の内部空間Uをクリーンな空気、窒素等
のクリーン気体によりリークして内部空間Uを大気圧に
戻す。これにより、横蓋34及び付加蓋35は、真空ク
リーンボックス30内部が真空で外部が大気圧となるた
め、内外の圧力差によりメカニカルシール機構が無くと
も確実に側面開口32及び吸排気用***33を気密に封
止する。それから、ゲート弁43による横蓋34の吸着
を解除することで、図4のように自由に持ち運び可能な
状態とすることができ、真空クリーンボックス30を無
人搬送車等で任意の位置に搬送可能である。
【0031】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0032】(1) 真空クリーンボックス30は、内外
圧力差により被搬送物取り出し用の側面開口32を横蓋
34で、吸排気用***33を付加蓋35で気密に閉成す
る簡単な構造であり、従来品のようなメカニカルシール
を使用しないで、側面開口式(サイドオープンタイプ)
構造を実現でき、メカニカルシール使用に伴う欠点を除
去できる。
【0033】(2) 真空クリーンボックス30が側面開
口式であるため、クリーンルーム40に真空クリーンボ
ックス30を連結状態で被搬送物4を水平方向に移送し
て被搬送物4の受け渡しができ、各種処理装置とのイン
ターフェースにも余分な動きが必要なくなる。また、真
空クリーンボックス30はメカニカルシールを使用しな
いため、クリーンルーム40のゲート口42に対する連
結、離脱も簡単である。
【0034】(3) 真空クリーンボックス30が側面開
口式であるため、従来の真空クリーンボックス底面から
被搬送物を取り出す構造のように上下方向の動きを伴わ
ず、真空チェンジャー50に対する真空クリーンボック
ス30の設置位置を高く設定する必要が無く、予めクリ
ーンルーム40内での処理に適した高さに設定可能であ
る。
【0035】なお、上記実施の形態では、真空クリーン
ボックス30内を吸排気するための吸排気用***33を
ボックス本体31の底面に設けた場合を例示したが、底
面に限らず、側面開口32を設けた面以外の一面に前記
吸排気用***33を形成し、これを付加蓋35で気密に
封止する構造としてもよい。
【0036】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来品のようなメカニカルシールを使用しないで、側面
開口式の真空クリーンボックスを簡素な構造で実現で
き、メカニカルシール使用に伴う欠点を除去できる。ま
た、メカニカルシールを使用しないため、真空クリーン
ボックスのクリーンルームのゲート口に対する連結、離
脱も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、真空クリーンボ
ックスを真空チェンジャー上に載置した、真空クリーン
ボックスとクリーンルームとの連結準備段階を示す正断
面図である。
【図2】同じく真空クリーンボックスとクリーンルーム
とを連結し、それらの内部空間を連続させた状態を示す
正断面図である。
【図3】同じく真空クリーンボックスを真空チェンジャ
ー上に載置した、真空クリーンボックスとクリーンルー
ムとの分離準備段階を示す正断面図である。
【図4】分離状態の真空クリーンボックスを示す正断面
図である。
【図5】従来の真空クリーンボックスを示す正断面図で
ある。
【図6】メカニカルシールを使用した従来の側面開口式
半導体用搬送ボックスを示す正断面図である。
【符号の説明】
1,30 真空クリーンボックス 2,31 ボックス本体 4 被搬送物 10,50 真空チェンジャー 20 半導体用搬送ボックス 32 側面開口 33 吸排気用*** 34 横蓋 35 付加蓋 36 ホルダー 40 クリーンルーム 41 側壁 42 ゲート口 43 ゲート弁 44 昇降部材 45,46,54,62 シリンダ 47 吸引用凹部 51 カップ状載置台 52 昇降軸 53 蓋受け部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に開口を有するとともに他の面に
    吸排気用***を有するボックス本体と、内外圧力差によ
    り前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気用***
    を内外圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えたこ
    を特徴とする真空クリーンボックス。
  2. 【請求項2】 一側面に開口を有するとともに他の面に
    吸排気用***を有するボックス本体と、内外圧力差によ
    り前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気用***
    を内外圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えた
    空クリーンボックスを用い、 側壁面に形成されたゲート口をゲート弁で気密に閉成し
    たクリーン装置の当該ゲート口に、前記真空クリーンボ
    ックスを気密に連結し、真空チェンジャーで前記付加蓋
    を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気して前記
    付加蓋の内外圧力差を無くして前記吸排気用***を開
    き、前記吸排気用***を通して前記真空クリーンボック
    ス内を大気圧とした後、前記ゲート弁で前記横蓋を保持
    して前記クリーン装置内に引き込んで前記真空クリーン
    ボックス内部空間と前記クリーン装置内部とを連通さ
    せ、両者間で被搬送物を移送することを特徴とするクリ
    ーン搬送方法。
  3. 【請求項3】 一側面に開口を有するとともに他の面に
    吸排気用***を有するボックス本体と、内外圧力差によ
    り前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気用***
    を内外圧力差により気密に閉成する付加蓋とを備えた
    空クリーンボックスと、 側壁面に形成されたゲート口と、該ゲート口を開閉自在
    で当該ゲート口に連結された真空クリーンボックスの横
    蓋を保持可能なゲート弁とを有するクリーン装置と、 前記ゲート口に連結された真空クリーンボックスの付加
    蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気する真
    空チェンジャーとを備え、 前記真空チェンジャーで前記付加蓋の内外圧力差を無く
    して前記吸排気用***を開き、前記吸排気用***を通し
    て前記真空クリーンボックス内を大気圧とした状態にお
    いて、前記ゲート弁で前記横蓋を保持して前記クリーン
    装置内に引き込んで前記真空クリーンボックス内部空間
    と前記クリーン装置内部とを連通させることを特徴とす
    るクリーン搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記真空チェンジャーは、前記ボックス
    本体を吸着する真空吸引路を前記ボックス本体への対接
    面に形成したボックス保持部材を有し、該ボックス保持
    部材の内側に前記密閉空間が形成される請求項3記載の
    クリーン搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記真空チェンジャーは、前記ボックス
    保持部材の内側に、前記ボックス本体から離脱した前記
    付加蓋を支える蓋受け部材を移動自在に有している請求
    項4記載のクリーン搬送装置。
JP14720497A 1997-05-21 1997-05-21 真空クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置 Expired - Fee Related JP3184479B2 (ja)

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