JP3183873U - 高遮断表示式筒形ヒューズ - Google Patents

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紀男 長内
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株式会社アサヒ電機製作所
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Abstract

【課題】耐熱性絶縁材のヒューズ筒内にエレメントと消弧剤を配置し、溶断の有無を確認するための表示機構装置を消弧剤充填状態でスムーズに動作可能にした高遮断表示式筒形ヒューズを提供する。
【解決手段】一方の導電材からなる第一のキャップ2の端面の穴にコイルスプリング5と表示ピン6を抱合し、末端部に抵抗細線7を接続した可動体をスリーブ内に形成する。スリーブの先端部に係止した銅帯片9と後端部から被せた耐熱性被着管10を一体構成してなる表示機構装置を第一のキャップの端面の穴部にはんだで接合し、銅帯片の末端部にエレメント4をはんだで接合し、ヒューズ筒1の一方に接着する。このヒューズ筒内部に消弧剤11を充填させ他方から第二のキャップ3を被せ、端面の穴に挿通したエレメントと抵抗細線を引っ張り、はんだで接合固定することで表示ピンの動作をスムーズにした。
【選択図】図3

Description

本考案は電気回路に用いられる高遮断容量を有するヒューズで回路での溶断の有無を即時に確認できるような表示式筒形ヒューズに関する。
従来、表示形ヒューズは電子機器用等の回路に用いられる小形形状のビューズが殆どで、遮断容量も極く小さいことから構造的にはヒューズ筒内部には消弧剤が充填しないものが多用化されている。
しかし、ヒューズの用途により電気回路が配線系統のように短絡時に発生する短絡電流等が大きい場合にはそれに応じた遮断容量の大きいヒューズが必要になる。このような状況下では一般的には高遮断容量の筒形ヒューズが使用される。ところが、市場にはこのような高遮断容量の筒形ヒューズの溶断表示形ヒューズが極めて少ないのが現状であり、その例として図4のようなものがある。同図(イ)は、高遮断容量の筒形ヒューズ(X)と並列に表示ヒューズ(Y)を接合したもの、(ロ)は、筒形ヒューズの筒部の表面に凹みを作りこの中に化学的に熱により変色する物質(Z)を埋め込んだものがある。
上述の表示形ヒューズには次のような課題がある。
(1)(イ)のヒューズは表示形ヒューズを別途に用意する必要があり、その都度取り付けに手間が掛かる。
(2)(ロ)のヒューズは筒部の凹みが一か所であることからヒューズホルダへの装着時必ず目視可能な真正面に位置するよう装着する必要があり、点検作業者が神経質になる。
また、これまで高遮断容量の表示形ヒューズが製作し難いのは筒内部の消弧剤が溶断表示機構部内に侵入し動作に異常を来すという懸念があった。
本考案は従来の技術で生じる前述の問題点を除去すべくなされたものであり、単一のヒューズ筒内に充填される消弧剤が侵入しないような溶断機構装置をエレメントと並列に配設することにより溶断表示でき、かつ消弧剤の充填により高遮断容量の性能を維持する筒形ヒューズの提供を目的とする。
上述の目的を達成するために本考案においては、一方の導電材からなる第一のキャップの端面の穴に係止するような内方にコイルスプリングと表示ピンを抱合させ、この末端部に抵抗細線を接続した可動体を、導電材からなるスリーブ内に形成し、さらに前記スリーブの先端部に係止した銅帯片と後端部から被せた耐熱性被着管を一体構成してなる表示機構装置とを前記一方の導電材からなる第一のキャップの端面の穴部にはんだで接合させ、銅帯片の末端部にエレメントをはんだで接合し、これをヒューズ筒の一方に接着し、このヒューズ筒内部に消弧剤を充填するとともに他方から第二のキャップを被せ、端面の穴から挿通させたエレメント及び抵抗細線を引っ張ってこれをはんだで接合固定することで表示ピンの動作をスムーズにした。
表示機構装置は表示ピンの軸方向への可動部分が完全に被着管で密封状態になっていることから充填の消弧剤は流入することがなく、溶断時の表示ピンの外部への突出はスムーズとなる。
本考案品に用いられる表示機能装置部材の分解斜視図 本考案品に用いられる表示機能装置組立ての一部断面斜視図 本考案品の完成断面図 従来の高遮断容量の表示形ヒューズ
ヒューズ本体が単一構造となることから別個に表示形ヒューズ及びインジケータ等を取付けるたり、また、溶断表示部を真正面に向ける等の制限がなくなり、メンテナンスが容易になる。
以下、本考案を実施例に基づきせつめいする。
図1は本考案品に用いられる表示機能装置部材の分解斜視図であるが、この図において、5は燐青銅のコイルスプリング、6は先端を凸部とした黄銅棒からなる表示ピン、7はアドバンス等からなる抵抗細線、8は黄銅のパイプ状のスリーブ、9は一端に穴部9a、その延長上に***9bを有する銅帯片、10は前記8のスリーブに被せる成型体からなる有底のその底面に***10aを有する被着管からなる。
図2は本考案品に用いられる表示機能装置部組立ての一部断面斜視図を示す。
組立て手順としては、5のコイルスプリングを抱合した6の表示ピンを8のスリーブに収納し、6の表示ピンの***6aに7の抵抗細線をはんだ20で接合させる。次に9の銅帯片の一端の穴部9aに8のスリーブの末端(7の抵抗細線側)を挿通させこれに密着させる。さらにこの状態で10の被着管を8のスリーブに7の抵抗細線の末端部から挿通させたまま押し込むことにより各部材が一体化された表示機能装置部が構成される。
図3は本考案品の完成断面図であるが、未溶断ヒューズの1の筒内部では、充填された消弧剤11により、4のエレメント及び7の抵抗細線が確実に埋設した状態となり、表示動作を行う可動部分は10の被着管で密閉状態に保持されている。このため、表示動作を行う可動部分は消弧剤11の流入等によるコイルスプリング5の収縮力には何らの影響を受けることはなく、一定の収縮力を維持して動作させることができる。また、4のエレメントと7の抵抗細線はその電気抵抗値に差異があることから、常時は電気抵抗値の少ない4のエレメント方に電流が流れ、7の抵抗細線の方へはほとんど流れることがないので、エレメント4よりこれが先に溶断することはない。
すなわち、回路上での溶断順序は先ずエレメントが溶断した後、ヒューズ両端子間にかかっている電圧で抵抗細線が遅れて溶断することになり、エレメントより表示ピンが先に溶断することはない。
本考案は上述の実施例に示すように単一構造の筒内に表示機能装置部とエレメントを消弧剤とともに配設し、高遮断容量で、かつ、確実に溶断表示を行えるようにした筒形ヒューズである。
1 ヒューズ筒
2 第一のキャップ
3 第二のキャップ
4 エレメント
5 コイルスプリング
6 表示ピン
7 抵抗細線
8 スリーブ
9 銅帯片
10 被着管
11 消弧剤
20 はんだ

Claims (1)

  1. 耐熱性絶縁材からなるヒューズ筒(1)とその内部にエレメント(4)を消弧剤(11)とともに配置させ、これの軸方向両端に導電材の第一のキャップ(2)を接着して前記エレメント(4)をはんだ(20)で接合してなる高遮断筒形ヒューズにおいて、前記一方の導電材からなる第一のキャップ(2)の端面の穴(2a)に係止するような内方にコイルスプリング(5)と表示ピン(6)を抱合させ、この末端部(6a)に抵抗細線(7)を接続した可動体を、導電材からなるスリーブ(8)内に形成し、さらに前記スリーブ(8)の先端部に係止した銅帯片(9)と後端部から被せた耐熱性被着管(10)を一体構成してなる表示機構装置(A)とを前記一方の導電材からなる第一のキャップ(2)の端面の穴部(2a)にはんだ(20)で接合させ、銅帯片(9)の末端部にエレメント(2)をはんだ(20)で接合し、これをヒューズ筒(1)の一方に接着し、このヒューズ筒(1)内部に消弧剤(11)を充填するとともに他方から第二のキャップ(3)を被せ、端面の穴部(3a)から挿通させたエレメント(4)及び抵抗細線(7)を引張ってこれをはんだ(20)で接合固定したことを特徴とする高遮断表示式筒形ヒューズ。
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