JP3183320B2 - 移動物体方向別計数方法および装置 - Google Patents

移動物体方向別計数方法および装置

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JP3183320B2
JP3183320B2 JP22393195A JP22393195A JP3183320B2 JP 3183320 B2 JP3183320 B2 JP 3183320B2 JP 22393195 A JP22393195 A JP 22393195A JP 22393195 A JP22393195 A JP 22393195A JP 3183320 B2 JP3183320 B2 JP 3183320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理を利用し
て、歩道や廊下、出入口などを通過する歩行者、通過す
る車両、さらにはコンベアーベルトなどの上を移動する
物体を計数する計数処理方法および装置であって、特に
移動する物体を安定に方向別に計数する移動物体方向別
計数方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理による移動物体の方向別計数方
法としては、(1)動画像における各フレームの画像間
で物体の対応をとり、対応点の数とそれらの軌跡から計
数する方法、(2)画像中に2本の監視ラインを設け、
各ラインを通過する物体像の画素値の変化順序により計
数する方法、(3)1本の計数ライン上の時空間画像の
動物体抽出結果の領域計数と形状解析により計数する方
法(特願平2−240000号)などがある。
【0003】(1)による計数処理は、画像間での物体
の対応づけを行うために複雑な処理を必要とし、実時間
処理を行うことは困難である。
【0004】(2)による計数処理は、機械式や光電管
を用いた計数装置と同様な動作原理に基づくもので多く
利用されている。しかしながら、歩行者が連続して通過
する場合などには、2本の監視ラインに別の歩行者がか
かる状態が生じ、1人の歩行者が通過した時のライン上
の画素値の変化順序と同じようには変化せず、画素値が
変化したままとなるため、変化順序がなくなり、移動方
向が判定できなくなる問題がある。また、方向を判定す
るためには、どちらか一方の監視ラインに歩行者がかか
った時、両方の監視ラインに歩行者がかかった時、他方
の監視ラインに歩行者がかかった時の3つの異なる時刻
での監視ライン上の画素値の変化を見続けなくてはなら
ず、判定に時間がかかる。さらに、判定可能な移動方向
も、例えば出入りのみというような2値の情報に限定さ
れている。
【0005】(3)による計数処理は、通路を斜め上方
からカメラで撮影し、画像中の通路を斜めに横切る線上
の画像を、1つの軸は空間軸、もう1つの軸は時間軸と
なるような2次元画像(時空間画像)から動物体像を抽
出し、その動物体像の傾きから方向を判定するという、
比較的簡単な処理で高速に移動ベクトルと共に計数でき
る利点があるが、歩行者の流れが変化するような場所
(例えばホールや展示場の出入り口などでは、散流・縮
流が起こる)や、カメラを十分に上方に設置できない場
所では、動物体像の傾き情報が必ずしも通過方向を表さ
ないため、方向判定を誤る問題がある。また、この手法
によれば動物体の通過方向がわかる場合には、動物体像
の傾きの大きさから通過速度の検出が行えるが、物体の
大きさに差がある場合には、大きな誤差を含む問題があ
ると同時に、方向判定が行えないような環境では、速度
を求めることもできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、現在の
ところ画像を認識して適切に方向別計数するアルゴリズ
ムは少なく、さらに動物体の数が多く移動方向が乱れた
環境では精度のよい計数方法は実現されていない。
【0007】本発明の目的は、動物体の移動方向が一定
でない(物体流が流れる)状況でも人物、車両などの動
物体を安定に方向別に計数する処理方法および装置を実
現することにある。
【0008】また、簡単なアルゴリズムにより出入口な
どに集散する動物体の移動方向を多方向に分類する処理
方法および装置を実現することにある。
【0009】さらに、動物体の通過速度も簡単なアルゴ
リズムで、物体の大きさや設置環境によらず、安定に求
められる処理方法および装置を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)は、所定の観察対象箇所におけ
る移動物体を方向別に計数する方法であって、(a)前
記所定の観察対象箇所の連続画像を取得するステップ
と、(b)前記連続画像の画面中に計数ラインを設定
し、該計数ラインを構成する画素列の経時的に変化する
画素値からなる動画像を取得するステップと、(c)前
記計数ラインを構成する画素列の画素値を、前記計数ラ
イン上を移動物体が通過していない状態で逐次更新して
背景画像を得るステップと、(d)前記動画像と前記背
景画像を差分処理し、2値化処理することにより動物体
領域を抽出するステップと、(e)前記動物体領域を時
間順に連結して動物体像を形成するステップと、(f)
前記動物体像に基づいて、前記所定の観察対象箇所を通
過する移動物体数を計数するステップと、(g)前記連
続画像の画面中で前記計数ラインの上下に方向判定領域
を設定し、前記動物体像の形成開始又は終了時刻におい
て、該上下の方向判定領域の何れに移動物体が存在する
かを判定することにより移動物体の通過方向を判定する
ステップと、からなることを特徴とする移動物体方向別
計数方法を提供する。
【0011】又、本発明(請求項2)は、上記移動物体
方向別計数方法において、前記上下の方向判定領域は、
前記連続画像の画面中で前記計数ラインの上下にある画
素列から構成される少なくとも1つの上ラインと少なく
とも1つの下ラインであることを特徴とする。
【0012】又、本発明は(請求項3)、上記移動物体
方向別計数方法において、前記計数ラインと前記上ライ
ン、下ラインの各々との間隔dが、通過する移動物体の
画面上での平均速度をV、通過する移動物体の画面上で
の移動方向に沿った平均幅をw、前記連続画像の取得時
間間隔をΔtとした時、VΔt<d<w−VΔtの範囲
内であることを特徴とする。
【0013】又、本発明(請求項4)は、上記移動物体
方向別計数方法において、更に、移動物体の前記計数ラ
イン、上ライン、下ライン上での通過位置と、前記通過
方向の判定結果から、移動物体の移動方向を求めるステ
ップを含むことを特徴とする。
【0014】又、本発明(請求項5)は、上記移動物体
方向別計数方法において、更に、移動物体の前記計数ラ
イン上での通過位置と、予め特定された移動物体の流れ
の散流・縮流が起こる中心位置と、前記通過方向の判定
結果から、移動物体の移動方向を求めるステップを含む
ことを特徴とする。
【0015】又、本発明(請求項6)は、上記移動物体
方向別計数方法において、更に、前記動物体像の形成開
始時刻及び形成終了時刻から求めた移動物体の通過所要
時間と、該形成開始時刻及び形成終了時刻における移動
物体の前記連続画像の画面中の位置から求めた該形成開
始時刻及び形成終了時刻間の移動物体の位置変化から、
移動物体の通過速度を求めるステップを含むことを特徴
とする。
【0016】又、本発明(請求項7)は、上記移動物体
方向別計数方法において、移動物体の前記連続画像の画
面中の位置は移動物体の前記連続画像の画面中での最下
点であることを特徴とする。
【0017】又、本発明(請求項8)は、上記移動物体
方向別計数方法において、更に、前記ステップ(b)〜
(g)を前記連続画像の画面中の複数の場所に対して実
行させて、該複数の場所について得られる通過方向の判
定結果に基づいて移動物体の移動経路を求めるステップ
を含むことを特徴とする。
【0018】又、本発明(請求項9)は、上記移動物体
方向別計数方法において、ステップ(f)は前記動物体
像の面積を所定の単位面積と比較することにより移動物
体数を計数することを特徴とする。
【0019】又、本発明(請求項10)は、上記移動物
体方向別計数方法において、ステップ(g)は前記動物
体像の形成開始時刻において前記上下の方向判定領域の
内で移動物体が存在する方と反対の方向を移動物体の通
過方向と判定するか、または前記動物体像の形成終了時
刻において前記上下の方向判定領域の内で移動物体が存
在する方の方向を移動物体の通過方向と判定することを
特徴とする。
【0020】一方、上記課題を解決するために、本発明
(請求項11)は、所定の観察対象箇所における移動物
体を方向別に計数する装置であって、前記所定の観察対
象箇所の連続画像を取得する撮像手段と、前記連続画像
の画面中に計数ラインを設定し、該計数ラインを構成す
る画素列の経時的に変化する画素値からなる動画像を取
得する動画像取得手段と、前記計数ラインを構成する画
素列の画素値を、前記計数ライン上を移動物体が通過し
ていない状態で逐次更新して背景画像を得る背景更新手
段と、前記動画像と前記背景画像を差分処理し、2値化
処理することにより動物体領域を抽出する動物体領域抽
出手段と、前記動物体領域を時間順に連結して動物体像
を形成する動物体像形成手段と、前記動物体像に基づい
て、前記所定の観察対象箇所を通過する移動物体数を計
数する計数手段と、前記連続画像の画面中で前記計数ラ
インの上下に方向判定領域を設定し、前記動物体像の形
成終了時刻において、該上下の方向判定領域の何れに移
動物体が存在するかを判定することにより移動物体の通
過方向を判定する通過方向判定手段と、からなることを
特徴とする移動物体方向別計数装置を提供する。
【0021】又、本発明(請求項12)は、上記移動物
体方向別計数装置において、前記通過方向判定手段は、
前記上下の方向判定領域を、前記連続画像の画面中で前
記計数ラインの上下にある画素列から構成される少なく
とも1つの上ラインと少なくとも1つの下ラインとして
設定することを特徴とする。
【0022】又、本発明(請求項13)は、上記移動物
体方向別計数装置において、前記通過方向判定手段は、
前記計数ラインと前記上ライン、下ラインの各々との間
隔dが、通過する移動物体の画面上での平均速度をV、
通過する移動物体の画面上での移動方向に沿った平均幅
をw、前記連続画像の取得時間間隔をΔtとした時、V
Δt<d<w−VΔtの範囲内であるように前記上ライ
ン、下ラインを設定することを特徴とする。
【0023】又、本発明(請求項14)は、上記移動物
体方向別計数装置において、更に、移動物体の前記計数
ライン、上ライン、下ライン上での通過位置と、前記通
過方向の判定結果から、移動物体の移動方向を求める移
動方向判定手段を含むことを特徴とする。
【0024】又、本発明(請求項15)は、上記移動物
体方向別計数装置において、更に、移動物体の前記計数
ライン上での通過位置と、予め特定された移動物体の流
れの散流・縮流が起こる中心位置と、前記通過方向の判
定結果から、移動物体の移動方向を求める移動方向判定
手段を含むことを特徴とする。
【0025】又、本発明(請求項16)は、上記移動物
体方向別計数装置において、更に、前記動物体像の形成
開始時刻及び形成終了時刻から求めた移動物体の通過所
要時間と、該形成開始時刻及び形成終了時刻における移
動物体の前記連続画像の画面中の位置から求めた該形成
開始時刻及び形成終了時刻間の移動物体の位置変化か
ら、移動物体の通過速度を求める通過速度算出手段を含
むことを特徴とする。
【0026】又、本発明(請求項17)は、上記移動物
体方向別計数装置において、移動物体の前記連続画像の
画面中の位置は移動物体の前記連続画像の画面中での最
下点であることを特徴とする。
【0027】又、本発明(請求項18)は、上記移動物
体方向別計数装置において、前記動画像取得手段、背景
更新手段、動物体領域抽出手段、動物体像形成手段、計
数手段、通過方向判定手段は前記連続画像の画面中のあ
る場所について処理を行い、更に、前記連続画像の画面
中の別の場所に別の計数ラインを設定し、該別の計数ラ
インを構成する画素列の経時的に変化する画素値からな
る別の動画像を取得する別の動画像取得手段と、前記別
の計数ラインを構成する画素列の画素値を、前記別の計
数ライン上を移動物体が通過していない状態で逐次更新
して別の背景画像を得る別の背景更新手段と、前記別の
動画像と前記別の背景画像を差分処理し、2値化処理す
ることにより別の動物体領域を抽出する別の動物体領域
抽出手段と、前記別の動物体領域を時間順に連結して別
の動物体像を形成する別の動物体像形成手段と、前記別
の動物体像に基づいて、前記所定の観察対象箇所の画像
中の別の場所を通過する移動物体数を計数する別の計数
手段と、前記連続画像の画面中で前記別の計数ラインの
上下に別の方向判定領域を設定し、前記別の動物体像の
形成開始又は終了時刻において、該上下の別の方向判定
領域の何れに移動物体が存在するかを判定することによ
り移動物体の通過方向を判定する別の通過方向判定手段
と、前記ある場所と前記別の場所について得られる通過
方向の判定結果に基づいて移動物体の移動経路を求める
移動経路決定手段を含むことを特徴とする。
【0028】又、本発明(請求項19)は、上記移動物
体方向別計数装置において、前記計数手段は、前記動物
体像の面積を所定の単位面積と比較することにより移動
物体数を計数することを特徴とする。
【0029】又、本発明(請求項20)は、上記移動物
体方向別計数装置において、前記通過方向判定手段は前
記動物体像の形成開始時刻において前記上下の方向判定
領域の内で移動物体が存在する方と反対の方向を移動物
体の通過方向と判定するか、または前記動物体像の形成
終了時刻において前記上下の方向判定領域の内で移動物
体が存在する方の方向を移動物体の通過方向と判定する
ことを特徴とする。
【0030】なお、ここでいう上下とは論理的な意味で
の上下であるので、方向によっては狭義の通常の意味で
の左右の概念も含む。また、ここでいうラインは一般的
な表現であって、曲線も直線も含まれることは言うまで
もない。
【0031】請求項1,11記載の移動物体方向別計数
方法および装置では、動物体が計数ラインを通過する向
きを、通過した時点でのフレームの実空間画像において
計数ラインの上下方向に連続する動物体の存在を探索す
ることによって、画像中の動物体の通過方向を判定す
る。このため、動物体が連続して通過し計数ライン上の
動物体領域の時間変化が生じない場合でも、通過時のフ
レーム画像には動物体は1領域として連続して存在する
ため、正確に動物体の移動の向きを判定することができ
る。また、動物体が一定方向に流れずに通過する場合で
も、計数ライン上の動物体抽出結果の変化に影響されな
いため、正確に動物体の移動の向きを判定することがで
きる。
【0032】前述した従来技術の(3)の計数方法で
は、1本のスリット画像を処理する手法を提案している
が、方向判定精度に限界があり、歩行者の流れ(物体
流)が変化する場所(ドア入り口などでは散流・縮流が
起きる)で、方向判定を誤る点に問題がある。これに対
し、請求項2,12記載の方法および装置では、探索処
理を上下に置いた計数ライン上で行うため、より高速に
精度のよい通過方向判定処理を行うことができる。
【0033】請求項5,15記載の方法および装置で
は、動物体が散流・縮流を起こし通過する場合(例え
ば、ドア出入りする歩行者)、物体流の収束位置(ドア
など)付近における動物体の移動方向は、収束位置と計
数ライン上の通過位置を結ぶ方向であるとみなせる。し
たがって、動物体の計数ライン上の通過時の通過位置を
測定することにより、簡単に動物体の画面内における移
動方向を判定することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態に係る移動物体方向別計数方法を実現する装置の構成
を示す図である。図1において、001はカメラ、00
2は動物体、010は計数ライン、100はスリット状
動画像取得手段、101は入力スリット画像、200は
背景更新処理手段、201はスリット背景画像、300
は背景差分処理および2値化処理手段、301は動物体
領域、400は連結領域形成処理手段、401は動物体
像、500は計数処理手段、600は通過方向判定処理
手段、601は動物体通過時の動物体領域、602,6
03は方向判定領域である。
【0035】この図1の装置における処理内容を説明す
る。カメラ001からは動物体002が移動している様
子の連続フレーム画像が得られる。カメラ001はカラ
ーカメラでもよいが、ここでは簡単のためモノクロカメ
ラを用いている。画面内に計数のための計数ライン01
0を定めておき、スリット状動画像取得手段100にお
いて、連続フレーム画像の各フレームにおいて計数ライ
ン上の画像情報を取り出しスリット状動画像(入力スリ
ット画像101)を得る。ここで、計数ラインは図1に
示すような直線の計数ライン010としてもよく、計数
ライン上の画像情報を、時間的、もしくは空間的、ある
いは、時間的および空間的に間引いて(サンプリングし
て)取り出し、スリット状動画像として得てもよい。
【0036】また、背景更新処理手段200において、
連続フレーム画像か計数ライン010用の背景差分のた
めのスリット背景画像201を逐次更新する。背景差分
処理および2値化処理手段300により、各フレームの
各画素毎に、入力スリット画像101とスリット背景画
像201との差分処理を行い、2値化することにより動
物体領域301を抽出する。さらに、連結領域形成処理
手段400により、各フレームにおける動物体領域30
1を時刻順に連結(ラベリング)し、動物体像401を
得る。
【0037】なお、背景更新処理手段200による背景
画像の更新方法としては、例えば特願平7−29220
のような、画像を構成する各画素ごとに、輝度値の時間
変化の統計的特徴から新たな背景値を計算し、背景画像
の各画素の値を計算された新たな値で置き替える手法を
用いることができる。
【0038】計数処理手段500は、連結領域形成処理
手段400からのラベリング終了通知を受けて、各動物
体像のラベリングの終了を検知することにより動物体が
通過した時刻を検知し、動物体の通過毎に、動物体の計
数を行う。
【0039】ここで、動物体の計数は、ラベリングが終
了した動物体像の面積(動物体領域に含まれる点の数)
を、予め測定しておいた標準値(例えば、1つの動物体
が通過した時の動物体像の平均面積)で除算すること
(例えば、人数=動物体像面積/標準値)などにより、
動物体像に含まれる動物体数を算出すればよい。また、
物体が群をなさずに通過する条件下などでは、単純にラ
ベリングが終了した動物体像の個数をカウントして計数
しても良い。
【0040】さらに、通過方向判定処理手段600によ
り、通過する動物体の通過の向きを判定する。このた
め、ラベリングの終了により示される通過時刻のフレー
ムの実空間画像に対して、計数ライン上の動物体通過時
の動物体領域601の存在位置の上下に方向判定領域6
02,603を設定し、各方向判定領域において計数ラ
イン上の画像で用いたのと同様な差分・2値化処理によ
って動物体領域を抽出し、各方向判定領域中で抽出され
た動物体領域と動物体領域601との連続性の有無から
動物体が存在するかどうかを判定する。動物体の通過方
向は、動物体の存在する方向判定領域に向かって通過し
たと判定する。この例では、上方向判定領域602の方
向に通過したと判定できる。上記処理を逐次行ない、前
記計数結果と合わせることにより、動物体の方向別計数
結果を出力する。この例の場合は、1人退出となる。
【0041】尚、通過方向判定処理手段600はラベリ
ングの終了ではなくラベリングの開始時に通過方向を判
定しても良い。この場合、動物体の通過方向は動物体の
存在する方向判定領域と反対の方向に通過したと判定す
る。
【0042】図2は、上記第1の実施の形態の一変形例
を説明する図であり、ホールの出入口の真上にカメラを
設置した場合の画像例と、画像中に引いた半円状の計数
ラインおよび、方向判定領域を示す。図2において、0
05は出入口、002,006,007,008は動物
体で、002は出入口付近にいる場合、006は出入口
からまっすぐ入ってきた場合、007は出入口を入って
すぐに左側へ行った場合、008は出入口を入ってすぐ
に右側へ行った場合である。また、061は計数ライ
ン、661,671,681はそれぞれ動物体が00
6,007,008に移動した時の動物体通過時の動物
体領域、662,663は動物体領域661に対する方
向判定領域、672,673は動物体領域671に対す
る方向判定領域、682,683は動物体領域681に
対する方向判定領域である。
【0043】この変形例は前記第1の実施の形態とは、
計数ラインおよび方向判定領域の設置の方法が異なる
が、他の処理は同じである。この変形例では、歩行者が
出入口から入ってどの方向に進んでも必ず計数ラインを
横切るように、計数ラインを入口の中央を中心とした半
円としている。
【0044】尚、この変形例では、歩行者の進行方向が
多様な場合に計数ラインを曲線とする例について述べた
が、カメラの光学系に広角レンズなどを用いたために、
映像の周辺部でひずみが生じている場合にも、画面上で
は曲線であるが、その曲線を撮影された実空間の床面に
投影すると直線となるような、レンズのひずみに合わせ
た曲線を計数ラインとして用いることもできる。
【0045】次に本発明の第2の実施の形態に係る移動
物体方向別計数方法およびそれを実現する装置につい
て、図3を用いて説明する。図3において、001はカ
メラ、002は動物体、011,012,013は計数
ライン、110はスリット状動画像取得手段、111,
112,113は入力スリット画像、200は背景更新
処理手段、211,212,213はスリット背景画
像、300は背景差分処理および2値化処理手段、31
1,312,313は動物体領域を示す差分・2値化画
像、400は連結領域形成処理手段、411,412,
413は動物体像、415は動物体の通過位置、500
は計数処理手段、610は通過方向判定処理手段、61
1,612,613は動物体通過時の動物体領域を示す
差分・2値化画像である。尚、移動方向判定処理手段7
00については後述の第3の実施の形態で説明する。
【0046】カメラ001からは動物体002が移動し
ている様子の連続フレーム画像が得られる。画面内に計
数のための計数ラインの他にその上下に複数の計数ライ
ンを定める。この例では、計3本の計数ライン011,
012,013を定めた場合について説明する。スリッ
ト状動画像取得手段110により、各計数ライン上の画
像情報を取り出しスリット状動画像(入力スリット画像
111,112,113)を得る。
【0047】また、背景更新処理手段200により、連
続フレーム画像から各計数ライン用の背景差分のための
スリット背景画像211,212,213を逐次更新し
ておく。背景差分処理および2値化処理手段300によ
り、各計数ラインにおける動物体領域を示す差分・2値
化画像311,312,313(この例では差分・2値
化画像313は動物体領域がないことを示す)を抽出
し、連結領域形成処理手段400により、各フレームに
おける動物体領域を時刻順に連結(ラベリング)し、動
物体像411,412,413を得る。
【0048】なお、背景更新処理手段200による背景
画像の更新方法としては、例えば特願平7−29920
のような、画像を構成する各画素ごとに、輝度値の時間
変化の統計的特徴から新たな背景値を計算し、背景画像
の各画素の値を計算された新たな値で置き替える手法を
用いることができる。
【0049】中心の計数ライン012に対して、動物体
の通過毎に計数処理手段500により動物体の計数を行
う。さらに、通過方向判定処理手段610により、通過
する動物体の通過の向きを判定する。このため、通過時
刻における中心の計数ライン012上の差分・2値化画
像612をもとにその通過位置415を算出する。ここ
で、通過位置415において、実空間中で床面に垂直な
物体が、実空間画像中でどのような傾きを持つのかは予
め知っておくことができるので、実空間画像中で通過位
置415を通り上述の傾きを持つ直線と上下の計数ライ
ン011,013との交点に基づきそれぞれのライン上
の交点を中心とした動物体の標準的な幅程度の範囲につ
いて上下の差分・2値化画像611,613を参照し
て、計数ライン012の上下の何れに連続して動物体が
存在するかどうかを判定し、通過方向は動物体の存在す
る方に向かって通過したと判定する。
【0050】例えば、図4に示すように、画面内の中心
に計数のための計数ライン012、その上下に方向判定
のための計数ライン011,013が置かれていると
し、ある大きさを持った動物体002が下方から上方へ
移動している場合を考える。時刻t2に動物体002が
計数ライン012を通過位置415(点P0)で通過し
たとき、計数ライン011では動物体領域(白)320
が抽出され、計数ライン013では動物体領域は抽出さ
れないので、動物体002は上方に移動中であると判定
できる。この例では、上の計数ライン011の方向に通
過したと判定でき、計数結果は、1人退出となる。
【0051】図5は、上記第2の実施の形態の一変形例
を説明する図であり、ホールの出入口の真上にカメラを
設置した場合の画像例と、画像中に引いた半円状の計数
ラインを示す。図5において、005は出入口、00
2,006,007,008は動物体で、002は出入
口付近にいる場合、006は出入口からまっすぐ入って
きた場合、007は出入口を入ってすぐに左側へ行った
場合、008は出入口を入ってすぐに右側へ行った場合
である。また、061,062,063は計数ラインで
ある。
【0052】前記第2の実施の形態では計数ラインが3
本の直線であったのに対し、この変形例では3本の曲線
である点が異なるが、他の処理は同じである。計数ライ
ンは、歩行者が出入口から入ってしばらく進んだ所での
歩行者像の中心線と垂直になるように引かれており、こ
の変形例においては、入口の中央を中心とした同心円で
ある。
【0053】図6は、上記第2の実施の形態の別の変形
例を説明する図である。図6において、002は動物
体、071,072,073は計数ラインである。この
変形例は、カメラの光学系に広角レンズを用いた場合の
例であり、映像の周辺部でひずみが生じている。この変
形例では、計数ラインを、レンズのひずみに合わせ、撮
影される実空間の床面で直線となるように引いている。
他の処理は前記第2の実施の形態と同様である。
【0054】次に、図7を用いて本発明の第3の実施の
形態に係る移動物体方向別計数方法について説明する。
この第3の実施の形態では、前記第2の実施の形態の係
る図3の構成において、移動方向判定処理手段700に
より計数ラインを通過する位置415に基づき通過後の
より詳細な移動方向を判定する。
【0055】すなわち、図7に示すように、狭い出入口
005を出入りする歩行者などの動物体002が散流・
縮流を起こし通過している場合には、動物体002の移
動方向は、動物体002が通過したたびに求められる計
数ライン052上の動物体002の通過位置415(点
P)と、予め求めておくことの出来る出入口中心位置4
16(点Q)とを結んだ線であると近似でき、前記第2
の実施の形態で述べた通過方向判定結果と合わせること
で、多種の移動方向を判定することができる。
【0056】尚、この例では、散流・縮流の起こる中心
位置が特定できる場合の例について述べたが、このよう
な中心位置が特定できない場合には、図8に示すように
3本の計数ライン051,052,053それぞれでの
動物体通過位置(点P1,P2,P3)を結んだ線とし
て同様の方法で移動方向を求めることができる。
【0057】この例では、ドアに向って矢印で示す方向
に移動していると判定でき、計数結果は1人出入口から
直進で退出となる。
【0058】次に、上記第2、第3の実施の形態に係る
移動物体方向別計数方法における計数ラインの間隔につ
いて、図9および図10を用いて説明する。
【0059】図9および図10において、091は時刻
0 での歩行者像、092は時刻t0 +Δtでの歩行者
像、093,094,095,096,097は計数ラ
インである。尚、Δtは連続フレーム画像の取得時間間
隔である。また、歩行者の画面上での平均移動速度は
V、画面上での移動方向に沿った(計数ラインと直行す
る方向での)歩行者の平均幅はw、計数ラインの間隔は
dとする。
【0060】図9において、t0 からt0 +Δtまで時
刻が変化する間に歩行者像は、091から092へ、画
面上での長さでVΔt移動する。歩行者がt0 で下方の
計数ライン093を抜ける寸前であった時、通過方向の
判定を正しく行なうためには、時刻t0 +Δtにおいて
歩行者像092が中央の計数ライン094にかかってい
る必要がある。
【0061】このためには、計数ラインの間隔dは、歩
行者の移動距離VΔtよりも大きくなくてはならない。
計数ラインの間隔がVΔtよりも狭いと、時刻t0 +Δ
tにおいて中央の計数ラインが095に示すように歩行
者から外れてしまい、中央の計数ラインと上下の計数ラ
インのうちどちらか一方のみに歩行者がかかる瞬間をと
らえることができずに、方向判定を誤る可能性がある。
【0062】一方、図10において、t0 からt0 +Δ
tまで時刻が変化する間に、歩行者像は同様に091か
ら092へ、画面上での長さでVΔt移動する。歩行者
がt0 で上方の計数ライン096にかかる寸前であった
時、通過方向の判定を正しく行うためには、時刻t0
Δtにおいて歩行者像092が中央の計数ライン094
にかかっている必要がある。
【0063】このためには、計数ラインの間隔dは、歩
行者の移動距離と歩行者の(計数ラインと垂直の方向
の)幅とから求められる大きさw−VΔtよりも狭くな
くてはならない。計数ラインの間隔がw−VΔtよりも
広いと、時刻t0 +Δtにおいて中央の計数ラインが0
97に示すように歩行者から外れてしまい、最後に中央
の計数ラインと上下の計数ラインのうちどちらか一方の
みに歩行者がかかっていた時にかかっていた方の計数ラ
インが進行方向とは逆の計数ラインとなり、方向判定を
誤る可能性がある。
【0064】したがって、計数ラインの間隔dは、VΔ
tよりも広く、w−VΔtよりも狭くとる(VΔt<d
<w−VΔt)ことで、方向判定を確実に行なうことが
できる。
【0065】次に本発明の第4の実施の形態に係る移動
物体方向別計数方法およびそれを実現する装置につい
て、図11を用いて説明する。
【0066】図11において、001はカメラ、002
は動物体、010は計数ライン、100はスリット状動
画像取得手段、101は入力スリット画像、200は背
景更新処理手段、201はスリット背景画像、300は
背景差分および2値化処理手段、301は動物体領域、
400は連結領域形成処理手段、401は動物体像、5
00は計数処理手段、600は方向判定処理手段、60
1は動物体通過時の動物体領域、602,603は方向
判定領域、800は動物体最下点抽出処理手段、901
は動物体通過開始時の動物体の最下点、902は動物体
通過終了時の動物体の最下点、900は通過速度算出処
理手段である。
【0067】前記第1の実施の形態と同様に、スリット
状動画像取得手段100で得られた計数ライン上のスリ
ット状動画像101と、背景更新処理手段200により
逐次更新されているスリット背景画像201から背景差
分処理および2値化処理手段300によって動物体領域
301を抽出し、これを連結領域形成処理手段400で
ラベリングし、得られた動物体像401を計数処理手段
500で計数し、更に通過方向所定処理手段600で方
向判定が行われる。
【0068】ここで、連結領域形成処理手段400によ
り動物体領域301の抽出開始時刻と抽出終了時刻が検
出でき、動物体最下点抽出処理手段800によってそれ
ぞれの時刻での実空間画像での動物体の最下点が求めら
れる。901が動物体の通過開始時刻での動物体の最下
点、902が動物体の通過終了時刻での動物体の最下点
の例である。なお、動物体の最下点抽出には、2次元領
域での動物体領域抽出を行ない、その領域から最下点を
求める方法や、輪郭線追跡によって連続領域の最下点を
求める方法などが用いられる。通過速度算出処理手段9
00では、動物体の最下点抽出処理手段800で求めら
れた通過開始時刻での動物体の最下点901と、通過終
了時刻での動物体の最下点902とを予め求められてい
る実空間画像と実空間の床面との対応関係から実空間に
投影し、通過開始時刻および通過終了時刻での実空間で
の歩行者の床面上の位置変化を求める。この情報と、歩
行者の動物体像401の形成開始時刻および形成終了時
刻から求められる通過所要時間とから、歩行者の通過速
度が計算される。
【0069】次に、本発明の第5の実施の形態に係る移
動物体方向別計数方法およびそれを実現する装置につい
て、図12と図13を用いて説明する。
【0070】図12はこの第5実施の形態で用いられる
ホールの入口の画像の例であり、801,802,80
3,804はそれぞれ計数ライン、805は出入口、8
06は受付、807は休憩所、808は階段である。
【0071】歩行者がそれぞれの計数ラインを通過する
と、前記第1の実施の形態で説明したのと同様な方法で
通過方向判定を行なう。それぞれの計数ラインを通過し
た方向と、時刻の情報から、歩行者がどのような順序で
計数ラインを通過したかがわかるので、通過位置を時間
順に結んだ線をもって移動経路とすることができる。た
とえば、801を下から左上に通過した後、802を右
から左へ通過し、ふたたび802を下から上へ通過し、
804を右から左へ通過したのであれば、出入口805
から入ってきた歩行者が受付806により、休憩所80
7には寄らずに階段808へ行ったという移動経路が得
られる。
【0072】この場合、装置の全体構成は図13に示す
ように、前記第1の実施の形態におけるのと同様なスリ
ット状動画像取得手段、背景更新処理手段、背景差分処
理および2値化処理手段、連結領域形成処理手段、計数
処理手段、通過方向判定処理手段を備えた各計数ライン
用の方向別計数部1000A,1000B,1000
C,1000Dと、これらにホールの入口の連続フレー
ム画像を入力するカメラ001と、各計数ライン毎に得
られた通過方向の判定結果と通過時刻の情報から移動経
路を求める移動経路決定部2000とから構成される。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1,11)の移動物体方向別計数方法および装置を用い
ることにより、歩行者の流れに依存せずに安定に方向別
計数が可能となる。
【0074】又、本発明(請求項2,12)の移動物体
方向別計数方法および装置は、簡単な処理で実現できる
ため高速化が可能である。また、ハードウェア化も可能
であり、これによりさらなる高速化、実時間処理が可能
である。
【0075】又、本発明(請求項3,13)の移動物体
方向別計数方法および装置では、請求項2,12記載の
方法および装置における移動物体方向別計数を精度良く
行なえる。
【0076】又、本発明(請求項4〜5,14〜15)
の移動物体方向別計数方法および装置では、集散する歩
行者流の通過方向と人数だけでなく移動方向も判定でき
る。
【0077】又、本発明(請求項6〜7,16〜17)
の移動物体方向別計数方法および装置では、歩行者の通
過方向と人数だけでなく、通過速度も計測できる。
【0078】又、本発明(請求項8,18)の移動物体
方向別計数方法および装置は、広範囲の領域内での動物
体の移動経路(動線)の検出に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法を実現する装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法の一変形例を説明する図。
【図3】本発明の第2、第3の実施の形態に係る移動物
体方向別計数方法を実現する装置の構成を示すブロック
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法における動物体の通過方向判定手順を説明す
る図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法の一変形例を説明する図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法の別の変形例を説明する図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法における動物体の移動方向判定手順の一例を
説明する図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る移動物体方向
別計数方法における動物体の移動方向判定手順の他の例
を説明する図。
【図9】本発明の第2、第3の実施の形態に係る移動物
体方向別計数方法におけるライン間隔を説明する図。
【図10】本発明の第2、第3の実施の形態に係る移動
物体方向別計数方法におけるライン間隔を説明する図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る移動物体方
向別計数方法を実現する装置の構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る移動物体方
向別計数方法を説明する図。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る移動物体方
向別計数方法を実現する装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
001 カメラ 002,006〜008 動物体 005,805 出入口 010〜013,051〜053,061〜063,0
71〜073,093〜097,801〜804 計数
ライン 091,092 歩行者像 100,110 スリット状動画像取得手段 101,111〜113 入力スリット画像 200 背景更新処理手段 201,211〜213 スリット背景画像 300 背景差分処理および2値化処理手段 301,320 動物体領域 311〜313,611〜613 差分・2値化画像 400 連結領域形成処理手段 401,411〜413 動物体像 415 動物体の通過位置 416 出入口の中心位置 500 計数処理手段 600,610 通過方向判定処理手段 601,661,671,681 動物体通過時の動物
体領域 602,603,662,663,672,673,6
82,683 方向判定領域 700 移動方向判定処理手段 800 動物体最下点抽出処理手段 806 受付 807 休憩所 808 階段 900 通過速度算出処理手段 901 動物体通過開始時の動物体の最下点 902 動物体通過終了時の動物体の最下点 1000A,1000B,1000C,1000D 方
向別計数部 2000 移動経路決定部
フロントページの続き (72)発明者 石井 健一郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−5491(JP,A) 特開 平5−266196(JP,A) 特開 昭63−123188(JP,A) 特開 平6−223157(JP,A) 特開 平5−54142(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06M 7/00 - 11/04 G06F 1/00 - 9/40

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の観察対象箇所における移動物体を
    方向別に計数する方法であって、 (a)前記所定の観察対象箇所の連続画像を取得するス
    テップと、 (b)前記連続画像の画面中に計数ラインを設定し、該
    計数ラインを構成する画素列の経時的に変化する画素値
    からなる動画像を取得するステップと、 (c)前記計数ラインを構成する画素列の画素値を、前
    記計数ライン上を移動物体が通過していない状態で逐次
    更新して背景画像を得るステップと、 (d)前記動画像と前記背景画像を差分処理し、2値化
    処理することにより動物体領域を抽出するステップと、 (e)前記動物体領域を時間順に連結して動物体像を形
    成するステップと、 (f)前記動物体像に基づいて、前記所定の観察対象箇
    所を通過する移動物体数を計数するステップと、 (g)前記連続画像の画面中で前記計数ラインの上下に
    方向判定領域を設定し、前記動物体像の形成開始又は終
    了時刻において、該上下の方向判定領域の何れに移動物
    体が存在するかを判定することにより移動物体の通過方
    向を判定するステップと、 からなることを特徴とする移動物体方向別計数方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動物体方向別計数方法
    において、前記上下の方向判定領域は、前記連続画像の
    画面中で前記計数ラインの上下にある画素列から構成さ
    れる少なくとも1つの上ラインと少なくとも1つの下ラ
    インであることを特徴とする移動物体方向別計数方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動物体方向別計数方法
    において、前記計数ラインと前記上ライン、下ラインの
    各々との間隔dが、通過する移動物体の画面上での平均
    速度をV、通過する移動物体の画面上での移動方向に沿
    った平均幅をw、前記連続画像の取得時間間隔をΔtと
    した時、VΔt<d<w−VΔtの範囲内であることを
    特徴とする移動物体方向別計数方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の移動物体方向別計数方法
    において、更に、移動物体の前記計数ライン、上ライ
    ン、下ライン上での通過位置と、前記通過方向の判定結
    果から、移動物体の移動方向を求めるステップを含むこ
    とを特徴とする移動物体方向別計数方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の移動物体方向別計数方法
    において、更に、移動物体の前記計数ライン上での通過
    位置と、予め特定された移動物体の流れの散流・縮流が
    起こる中心位置と、前記通過方向の判定結果から、移動
    物体の移動方向を求めるステップを含むことを特徴とす
    る移動物体方向別計数方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の移動物体方向別計数方法
    において、更に、前記動物体像の形成開始時刻及び形成
    終了時刻から求めた移動物体の通過所要時間と、該形成
    開始時刻及び形成終了時刻における移動物体の前記連続
    画像の画面中の位置から求めた該形成開始時刻及び形成
    終了時刻間の移動物体の位置変化から、移動物体の通過
    速度を求めるステップを含むことを特徴とする移動物体
    方向別計数方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動物体方向別計数方法
    において、移動物体の前記連続画像の画面中の位置は移
    動物体の前記連続画像の画面中での最下点であることを
    特徴とする移動物体方向別計数方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の移動物体方向別計数方法
    において、更に、前記ステップ(b)〜(g)を前記連
    続画像の画面中の複数の場所に対して実行させて、該複
    数の場所について得られる通過方向の判定結果に基づい
    て移動物体の移動経路を求めるステップを含むことを特
    徴とする移動物体方向別計数方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の移動物体方向別計数方法
    において、ステップ(f)は前記動物体像の面積を所定
    の単位面積と比較することにより移動物体数を計数する
    ことを特徴とする移動物体方向別計数方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の移動物体方向別計数方
    法において、ステップ(g)は前記動物体像の形成開始
    時刻において前記上下の方向判定領域の内で移動物体が
    存在する方と反対の方向を移動物体の通過方向と判定す
    るか、または前記動物体像の形成終了時刻において前記
    上下の方向判定領域の内で移動物体が存在する方の方向
    を移動物体の通過方向と判定することを特徴とする移動
    物体方向別計数方法。
  11. 【請求項11】 所定の観察対象箇所における移動物体
    を方向別に計数する装置であって、 前記所定の観察対象箇所の連続画像を取得する撮像手段
    と、 前記連続画像の画面中に計数ラインを設定し、該計数ラ
    インを構成する画素列の経時的に変化する画素値からな
    る動画像を取得する動画像取得手段と、 前記計数ラインを構成する画素列の画素値を、前記計数
    ライン上を移動物体が通過していない状態で逐次更新し
    て背景画像を得る背景更新手段と、 前記動画像と前記背景画像を差分処理し、2値化処理す
    ることにより動物体領域を抽出する動物体領域抽出手段
    と、 前記動物体領域を時間順に連結して動物体像を形成する
    動物体像形成手段と、 前記動物体像に基づいて、前記所定の観察対象箇所を通
    過する移動物体数を計数する計数手段と、 前記連続画像の画面中で前記計数ラインの上下に方向判
    定領域を設定し、前記動物体像の形成開始又は終了時刻
    において、該上下の方向判定領域の何れに移動動体が存
    在するかを判定することにより移動物体の通過方向を判
    定する通過方向判定手段と、 からなることを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、前記通過方向判定手段は、前記上下の方
    向判定領域を、前記連続画像の画面中で前記計数ライン
    の上下にある画素列から構成される少なくとも1つの上
    ラインと少なくとも1つの下ラインとして設定すること
    を特徴とする移動物体方向別計数装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の移動物体方向別計数
    装置において、前記通過方向判定手段は、前記計数ライ
    ンと前記上ライン、下ラインの各々との間隔dが、通過
    する移動物体の画面上での平均速度をV、通過する移動
    物体の画面上での移動方向に沿った平均幅をw、前記連
    続画像の取得時間間隔をΔtとした時、VΔt<d<w
    −VΔtの範囲内であるように前記上ライン、下ライン
    を設定することを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の移動物体方向別計数
    装置において、更に、移動物体の前記計数ライン、上ラ
    イン、下ライン上での通過位置と、前記通過方向の判定
    結果から、移動物体の移動方向を求める移動方向判定手
    段を含むことを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、更に、移動物体の前記計数ライン上での
    通過位置と、予め特定された移動物体の流れの散流・縮
    流が起こる中心位置と、前記通過方向の判定結果から、
    移動物体の移動方向を求める移動方向判定手段を含むこ
    とを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、更に、前記動物体像の形成開始時刻及び
    形成終了時刻から求めた移動物体の通過所要時間と、該
    形成開始時刻及び形成終了時刻における移動物体の前記
    連続画像の画面中の位置から求めた該形成開始時刻及び
    形成終了時刻間の移動物体の位置変化から、移動物体の
    通過速度を求める通過速度算出手段を含むことを特徴と
    する移動物体方向別計数装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の移動物体方向別計数
    装置において、移動物体の前記連続画像の画面中の位置
    は移動物体の前記連続画像の画面中での最下点であるこ
    とを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  18. 【請求項18】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、前記動画像取得手段、背景更新手段、動
    物体領域抽出手段、動物体像形成手段、計数手段、通過
    方向判定手段は前記連続画像の画面中のある場所につい
    て処理を行い、更に、 前記連続画像の画面中の別の場所に別の計数ラインを設
    定し、該別の計数ラインを構成する画素列の経時的に変
    化する画素値からなる別の動画像を取得する別の動画像
    取得手段と、 前記別の計数ラインを構成する画素列の画素値を、前記
    別の計数ライン上を移動物体が通過していない状態で逐
    次更新して別の背景画像を得る別の背景更新手段と、 前記別の動画像と前記別の背景画像を差分処理し、2値
    化処理することにより別の動物体領域を抽出する別の動
    物体領域抽出手段と、 前記別の動物体領域を時間順に連結して別の動物体像を
    形成する別の動物体像形成手段と、 前記別の動物体像に基づいて、前記所定の観察対象箇所
    の画像中の別の場所を通過する移動物体数を計数する別
    の計数手段と、 前記連続画像の画面中で前記別の計数ラインの上下に別
    の方向判定領域を設定し、前記別の動物体像の形成開始
    又は終了時刻において、該上下の別の方向判定領域の何
    れに移動物体が存在するかを判定することにより移動物
    体の通過方向を判定する別の通過方向判定手段と、 前記ある場所と前記別の場所について得られる通過方向
    の判定結果に基づいて移動物体の移動経路を求める移動
    経路決定手段を含むことを特徴とする移動物体方向別計
    数装置。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、前記計数手段は、前記動物体像の面積を
    所定の単位面積と比較することにより移動物体数を計数
    することを特徴とする移動物体方向別計数装置。
  20. 【請求項20】 請求項11記載の移動物体方向別計数
    装置において、前記通過方向判定手段は前記動物体像の
    形成開始時刻において前記上下の方向判定領域の内で移
    動物体が存在する方と反対の方向を移動物体の通過方向
    と判定するか、または前記動物体像の形成終了時刻にお
    いて前記上下の方向判定領域の内で移動物体が存在する
    方の方向を移動物体の通過方向と判定することを特徴と
    する移動物体方向別計数装置。
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