JP3182716U - 温暖/冷却変更可能な変化度を有する患者の体温を制御するシステム - Google Patents

温暖/冷却変更可能な変化度を有する患者の体温を制御するシステム Download PDF

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Abstract

【課題】患者の体温を制御する新規なステムを提供する。
【解決手段】患者の体温を制御するシステム10は、所望された設定温度まで患者の設定温度を駆動する効率を高めるように、ブランケットなどの温暖/冷却装置16と組み合わせて、変更可能な温度変化度を使用する。操作中に、システム10の制御装置26は、センサ30を介して検出された循環水と比較するために、センサ31を介して患者12の体温を検出される。患者の体温が設定温度に十分に近接しない場合、システム10は、10℃の温度変化度又は他の事前選択された当初の温度変化度によって、患者の体温から異なる温度まで循環水を温める/冷やすように操作可能である。その後の時間間隔の後で、患者の体温が設定温度に十分近接するように移動しない場合、制御装置26は温暖/冷却効果を強めるように、循環水の温度を徐々に上昇する、又は下降する。
【選択図】図1

Description

本願は、2005年10月21日付で提出された米国仮特許出願第60/729,313号明細書の係属出願であり、この出願と同一のタイトルである。その全体を本願明細書に参照によって明確に組み込まれる。
この考案は、伝導性の熱伝達を通じて患者の体温を上昇、下降、又は維持するための患者の体温を制御するシステムに関する。
本考案を理解するために、存在する同一タイプの患者の体温を制御するシステムの能力を初めに理解することが役に立つ。より具体的には、この考案の譲受人は、所望される温度まで患者を伝導的に温める、又は冷やすように、一般的にブランケットを通じて水の循環を有する患者の体温を制御するシステムを市場に出している。この体温制御システムは、(公序良俗違反につき、不掲載)を称される。このシステムは、3つの操作モード、すなわち手動制御モード(MANUAL CONTROL)、自動制御モード(AUTO CONTROL)、及び監視のみモード(MONITOR ONLY)を提供する。この最後のモードは、単に患者の体温を監視するモードとしてシステムの使用を表す。言い換えれば、この最後のモードにおいて、システムは、患者の体温を検出するが、ブランケット又は他の装置を介して温める水又は冷やす水を患者に循環することはない。
手動制御モードにおいて、この以前のシステムは、設定温度まで循環する流体の温度、つまり水の温度を上げる、又は下げる。設定温度は、循環水のための許容可能な温度の範囲内で、操作者によって選択可能であり、又は調節可能である。操作の手動制御モードにおいて、システムは、患者の体温にかかわらず、患者の体温が設定温度に到達するまで、循環水を温める、又は冷やす。システムの制御パネルは、1つのウィンドウで水の温度を表示し、同様に、別のウィンドウで設定温度を表示する。操作者は、設定温度押しボタン(TEMPSET pushbutton)、三角形状の上昇指示押しボタン及び下降指示押しボタンを使用することによって、設定温度を調節することができる。
このシステムはまた、患者の体温を検出するように、患者の体温の測定子が配置される場合に、且つ、測定子が制御装置の正しい入力に操作可能に接続される場合に、患者の体温を表示される。しかしながら、この手動制御モードにおいて、システムは、循環水の温度を変える、又はもたらすように、検出された患者の体温を使用しない。
自動制御モードで操作中に、操作者は、制御を使用して、患者のために所望された設定温度を再び設定する。所望された設定温度は、パネルに表示される。自動制御モードにおいて、患者の体温は、検出され、検出された患者の体温が設定温度以下である場合に、システムは、検出された患者の体温が設定温度に到達するまで患者を温めるように、温める水を患者に循環する。
それ故に、このモードにおいて、システムの制御は、設定温度を検出された体温と比較する。検出された設定温度が設定温度に到達するように(又は、設定温度の許容できる範囲内にあるように)、患者が十分に温められると、システムは、循環水を積極的に温めることをやめるが、水を循環し続ける。その後、患者の体温が設定温度以下に再び下がる場合(又は、設定温度を中心とした許容できる範囲の外側にある場合)、温度制御システムは、循環水をもう一度積極的に温め、それによって、設定温度まで患者の体温をもう一度上昇させる。逆に、当初に検出された患者の体温が設定温度以上である場合、システムは、水を冷やし、及び設定温度まで下げるように患者を冷やすように、冷やされた水を循環する。一旦検出された患者の体温が設定温度に到達する(又は、その許容できる範囲内にある)と、システムは、循環水を冷やすことをやめるが、水を循環し続ける。
自動制御モードにおいて、システムは、妥当で且つ許容可能な水の温度限界内で、患者を温めるように、当初に使用可能な最も温かい水を使用する、又は患者を冷やすように、最初に使用可能な最も冷たい水を使用する。一般的に、使用可能な最も冷たい水は一般的に、約4℃(40°F)であり、使用可能な最も温かい水は一般的に、約42℃(107.5°F)である。
使用可能な最も温かい水又は最も冷たい水を使用することによって、このシステムは、できる限り最も短い時間で患者の体温を設定温度に変化するように、最も高い温暖効果又は冷却効果を利用する。使用可能な最も温かい水又は最も冷たい水を使用することは、設定温度まで患者の体温を迅速に移動するための最善の方法であり、その設定温度で、システムは次いで、循環水のさらなる温暖又は冷却をやめる。
これは、患者の体温を不快にさせる場合がある。しかし、この不利点は、設定温度まで患者の体温を動かすという主要な目的に対して従属である。それ故に、患者の不快は、最も重要な考慮を除いて考慮されている。
同様に、いくつかの場合において、この種類の患者の温暖(又は、冷却)は、患者の体温を、設定温度を超えて温める(又は、冷やす)状態にさせる場合がある。この状態は、“オーバーシュート”と呼ばれる。オーバーシュートは、自動制御モードにおいて、検出された患者の体温が設定温度に到達するまで、システムが循環水を温める、又は冷やすことを続けるので、発生する。その後、システムは、さらに温めること又は冷やすことをやめる。その時点で、加熱又は冷却は停止されるが、循環水は、遷移時間によって相対的に温められたままであり、又は相対的に冷やされたままである。この閉じられた流体回路における流体は、熱いから寒いに、又はその逆の寒いから熱いにすぐに切り替えることができない。そのような温度遷移は、水の合計体積及び熱伝達の効率に依存して、ある程度時間がかかる。結果として、循環水は、時々設定温度を超えて患者を温め続け、又は冷やし続け、それによって、患者を設定温度に戻すために、その後患者を冷やす(温める)ことが必要性である。これは、システムが、連続的に検出された患者の体温に応じて、同一の患者に、又はその逆に、循環する温めた水と循環する冷やした水との間で自動的に前後にスイングする(swing back and forth)ことができることを意味する。
オーバーシュートが生じる場合、システムは、再び入手可能な最も温かい水又は最も冷やした水を有することなく、温めることから冷やすことに、又は冷やすことから温めることに切り替える。これは、時々様々なオーバーシュートを生じる場合があり、それによって、最も温かい水から最も冷たい水に、又はその逆の最も冷たい水から最も温かい水に連続的に前後にスイングするためのシステムを必要する。結局は、患者の体温は、設定温度で、又は設定温度付近で安定した状態になる。しかしながら、いくつかの場合において、設定温度からの患者の体温のその後の変動は、1つ又は複数のその後のオーバーシュートを引き起こす場合がある。設定温度と入手可能な最も温かい水、又は入手可能な最も冷たい水との間の温度変化度が比較的高くなるので、それらのオーバーシュート状態が少なくとも部分的に発生する。
昔は、他の装置は、入手可能な最も温かい水又は最も冷たい水というよりはむしろ、事前設定された温度変化度まで温められた水、又は冷やされた水を使用することによって患者の不快感を最小限にするように努めていた。例えば、1985年のSARNSの操作指導書には、主に、体外循環回路における血液熱交換器に対して温度制御された水を供給するための温度制御及び監視ユニットが記載する。SARNSの操作指導書はまた、外部から患者を温める、又は冷やすようにブランケットに水を供給するための“ブランケット供給(Blanket Supply)”の特徴点を記載する。この状態内で、SARNSの操作指導書は、変化度スイッチを介して、温暖変化度を開示する。このスイッチは、操作者が循環水のための再び温める温度変化度を選択することを可能にし、すなわち、検出された患者の体温の6℃上又は10℃上の温度変化度を選択することを可能にする。
従って、このSARNSの操作指導書は、入手可能な最も温かい水と対照的に、温暖変化度の使用を開示する。同様に、特許文献1は、同一の変化度の方針を本質的に使用し、すなわち、患者を温める又は冷やすために固定されて事前設定された温度を使用する。
多くの場合において、温める変化度又は冷やす変化度の使用は、オーバーシュートの出現及び/又は大きさを減少することができる。検出された温度格差、すなわち、温める流体(又は、冷やす流体)と検出された患者の体温との間の温度格差は、入手可能な最も温かい水又は最も冷たい水が最初に使用される場合に、発生する温度格差とよりも大きくなることはない。しかしながら、過度の重点が温度のオーバーシュートを避けることに置かれる場合に、患者を素早く冷やす(又は、温める)という主な目的は、犠牲にされる場合がある。
例えば、検出された患者の体温が37℃(98.6°F)であり、且つ患者を28.9℃(84°F)の体温まで冷やすことを所望し、冷やす水が(一般的な温度変化度である検出された患者の体温から10℃の温度変化度を示す)27℃(80.5°F)の温度のみまで冷やされた場合に、冷却する水は、入手可能な最も冷たい水を使用するので、約4.5℃(40°F)まで冷やされた冷やす水と同一の冷却効果を明らかに生み出すことはない。それに応じて、いくつかの例示において、入手可能な最も冷たい水を使用しないことによって、患者の体温にとって、設定温度まで減少されることがさらなる時間を要する場合がある。実際、約27℃(80.5°F)の温度で、この例示における“冷やす”水は、外界空気より実際に温かい。これは、冷却ブランケットが、患者が全くブランケットなしで単に外界空気に晒される場合に発生する冷却効率より少ない冷却効率を実際に生み出すことを意味する。これは、加熱変化度又は冷却変化度の使用の1つの場面であり、それ自体が実践的且つ一般的な限定に苦しむ。
それ故に、冷却変化度又は温暖変化度の使用がオーバーシュートの発生又は大きさを減少することができるけれども、設定温度まで患者を冷やす、又は温めるための時間を必要とするので、同様に患者の迅速且つ効果的な冷却又は温暖を犠牲にする。いくつかの場合において、患者を設定温度まで冷やすのに必要とされた追加の時間は、重要である。上述されたように、時々、冷却変化度で使用された冷やす水は室内空気の温度より温かい。従って、最も短い妥当な時間フレームにおいて、所望された設定温度まで患者を能率的且つ効果的に温める、又は冷やすための願望と、温度のオーバーシュートの大きさ及び発生を最小限にするための願望と、患者の快適性のための関係との間のトレードオフである。
所望された設定温度に患者の体温を動かす主要な目的を達成することは本考案の目的である一方、患者の不快感及びオーバーシュートの従属の問題を扱うことも、本考案の目的である。
オーバーシュートの発生を最小にすることは、この考案の他の目的であり、任意のオーバーシュートの大きさ及び持続期間を減少することもこの考案の他の目的である。
病院職員のための過度の複雑さを加えることなく、利用者に優しい方法で上述された目的を達成することは、さらなる他の目的である。
米国特許第6,517,510号明細書
上述された目的を達成するために、本考案は、患者を温める、又は患者を冷やすための温度変化度の使用を可能にする。より具体的には、本考案は、操作者が当初の温度変化度、すなわち、検出された患者の体温と循環水との間の温度差を設定することを可能にする。その後、操作中に、システムは、当初に選択された温度変化度の大きさを自動的且つ徐々に増加する、又は減少する、又はその後に検出された患者の体温に依存して同じように当初に選択された温度変化度の大きさから出発する。
それ故に、30分などの事前設定された期間の後で、患者の体温と設定温度との間の差が依然としてあまりにも大きい場合に(循環水と患者との間の温度差が単に十分大きくないので、患者の体温が十分早く降下しない場合に生じる場合があるように)、本考案は、5℃の量だけ温度変化度(循環水と検出された患者の体温との間の差)を自動的に増加する。例えば、10℃の当初の温度変化度が患者の体温を30分以内に設定温度内に下がらない場合に、このシステムの制御装置は、循環水をさらに冷やす。それによって、検出された患者の体温と循環水との間の温度格差は10℃の代わりに、すぐに15℃になる。この例示において、システムは、当初に検出された患者の体温の後で、その後に検出された患者の体温に基づいて、温度変化度の大きさを増加する。
また、例えば30分などのさらにもう一つの前設定された時間増分の後で、この制御の特徴は、検出された患者の体温を設定温度と再び比較し、次いで、1)例えば15℃から20℃まで冷却水の温度変化度をさらに増加するか、2)同一の温度変化度15℃を維持するか、又は3)15℃から10℃の当初の温度変化度に戻すように温度変化度を減少するか、のいずれかである場合がある。それ故に、次の事前設定された時間間隔で、検出された患者の体温に基づいて、本考案は、以下の1)(より大きい、又はより早い冷却が必要とされる場合に)以前の温度変化度にさらなる5℃の増加を加えることによって、温度変化度の大きさを増加するか、2)(冷却又は温暖の割合が許容できる方法で進んでいる場合に)温度変化度を同一に保つか、又は3)(より少なく、又はより遅い冷却が必要とされる場合に)以前の温度変化度から5℃の増加を減ずることによって、温度変化度を減少するか、のうちの1つを行う。現在のように構成されるので、それらの温度変化度の増加量の大きさは、5℃で設定される、又は固定される。それにもかかわらず、このシステムの利用者に対する優しさが、複数の操作決定を最小限にすることによって維持されることも認識される点を除いて、この増加量は変更可能とされることができる。
この特徴と共に、本考案のシステムは、患者の体温を所望される設定温度まで上方向に、又は下方向に移動させる、より多くの多様性を提供する。そして、このシステムは、所望された方向に患者の体温を迅速に且つ効率的に動かす一方で、その後、温度変化度、すなわち、検出された患者の体温と循環水との間の差を自動的に調節し、必要に応じて加熱効果又は冷却効果を必要に応じて増加する、又は減少する方法でこれを実行する。このシステムが温度変化度を自動的に変化するので、このシステムは、適当な時間で患者を設定温度まで効率的及び効果的に温める、又は冷やす一方、オーバーシュートの出現及び大きさを減少する。このシステムは、以前のシステムと同一ないくつかのモード及び一般的に同一な本質的な配置を使用するので、操作者のために理解することが比較的容易である。すなわち、操作者は、それらの新しい変更可能な温度変化度の特徴点の加えられた多様性及び性能を有する点を除いて、現在のシステムの操作の類似なモードに対する利用者に優しいアクセスを有する。
本考案のそれらの特徴及び他の特徴は、図面及び以下の図面の詳細な説明より容易に理解される。
本考案に使用されることができる構成要素のための例示的な全体配置を概略的に示す概略図である。 本考案による患者の体温を制御するシステムの制御パネルの平面図である。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。 水平軸に時間を示し、且つ垂直軸に温度を示すグラフであって、設定温度、循環水の温度、検出された患者の体温のための温度対時間のグラフを示し、それらのグラフは、その好ましい実施形態を参照して本考案の操作の可能性を図示するグラフである。
上述されたように、図1は、本考案を参照して患者の体温を制御するシステム10の概略的配置図を示す。この配置図は、本考案の操作能力を説明するための適切な背景及び内容を与えることを意味される。これは、技術的範囲内に制限されることを意味するものではない。より具体的には、図1は、温暖/冷却装置と共にテーブル14上に支持された患者12を示し、この場合において、患者12を実質的に覆っているブランケット16を示す。水のフローラインは、点線17によって示されたハウジングと共にブランケット16に相互接続される。より具体的に、図1は、ブランケット16へ循環水を送る流入管路18及びハウジング17に戻るように循環水を送る排出管路20を示す。所望される場合に、追加の流路が使用されることができる。
ハウジング17内に、排出管路20からの水は、リザーバー22に流れる。リザーバー22からの循環水は、ポンプ23に流れ、次いで、参照符号24で通常示された温暖/冷却装置を通じて、ハウジング17から再び外側へ流れる。本考案の焦点は、特に、リザーバー22、ポンプ23、又は加熱/冷却装置24などのハウジング17内に存する循環水構成要素の詳細ではない。それらの構成要素は、概略的な目的のために一般的にブロックの形態で示される。
制御装置26は、ハウジング17内に属する。制御装置26は、電気的接続部27を介して加熱/冷却装置24に操作可能に接続し、電気的接続部28を介してポンプ23に操作可能に動作可能に接続する。制御装置26は、第1の温度センサ30及び第2の温度センサ31に接続し、この第1の温度センサ30は、循環水が温暖/冷却装置24から出る場合に循環水の温度を検出する。同様に、第2の温度センサ31は患者12の体温を検出する。循環水の構成要素と同様に、電気的接続部は、温度センサ30及び31と共にハウジング17内に存する構成要素に接続し、本考案の一般的な配置図を図示するために概略的な形態で図示される。制御装置26は、制御パネル32に操作可能に接続される。操作者は、制御パネル32上に示された押しボタン式を介してシステム10の操作を選択的に制御する。言い換えれば、制御装置26は、マイクロプロセッサを用いており、且つ図2に最も良く示された押しボタンを介して制御パネル32と協働する方法で、温暖及び/又は冷却を制御するように構成される。
制御パネル32を介して、本考案は、より具体的に、検出された患者の体温及び設定温度に対して循環水の温度を制御することによって、1つ又は複数の上記の目的を達成する。特に、本考案は、譲受人の以前の考案である(公序良俗違反につき、不掲載)と同一の制御の一般的なレイアウトを使用し続ける。すなわち、表示ウィンドウは、一般的な同一の相対的な位置のままであり、設定温度のための設定温度制御は中央に残っている。すなわち、表示ウィンドウ35は、設定温度を示す。表示ウィンドウ41及び45は、循環水の温度及び患者の体温をそれぞれ示す。この温度は、温度設定押しボタン36(TEMP SET)を押し、次いで上昇ボタン37及び降下ボタン38のどちらかを押すことによって変化されることができる。同様に、本願考案において、手動制御ボタン42(MANUALCONTROL)及び監視のみボタン43(MONITOR ONLY)は、以前に存在した(公序良俗違反につき、不掲載)の操作モードに同一である操作モードを示す。
本願考案の主な操作利点は、主に、制御パネル32の右側の自動制御ボタン46の下に示されたオプションに関する。すなわち、循環水の温度変化度の変化を可能にすることを特徴とする。それらの特徴のために、本考案は、温める又は冷やすために入手可能な最も温かい水又は入手可能な最も冷たい水を常に使用するシステムと比較して、患者の検出された体温及び設定温度に対して循環水の温度を超えるような特定の制御のためのより良い可能性を有する。同時に、本考案は、そのオプションが所望された場合に、操作者が入手可能な最も温かい水又は入手可能な最も冷たい水を依然として使用することを可能にする。それらの全ての理由のために、本考案は、操作者のために利用者に優しいままであり、施設のためにコスト効果のままである。そして、患者の体温を所望された設定温度に効果的に且つ経済的に運転するためのより良い手順に置き換えられる。
自動制御モードにおいて、システム10は、以前の(公序良俗違反につき、不掲載)と同一な方法で動作する。すなわち、入手可能な最も温かい水又は最も冷たい水を使用する。
押しボタン48を介して、システム10は、10℃の変化度(GRADIENT 10℃)として示されたオプションを提供し、10℃の変化度は、温かい水又は冷たい水を循環することを伴い、暖かい水又は冷たい水は検出された患者の体温から10℃異なる温度で温められる、又は冷やされる。言い換えれば、本考案は、温める又冷やす温度変化度(すなわち、温暖変化度又は冷却変化度)を使用し、温度変化度は、加熱する水の温度又は冷却する水の温度と検出された患者の体温との間の10℃の差に反映する。
また、操作者はまた、10℃異なる所望された大きさで温度変化度を設定するように選択することができる。これは、適切にラベル付けされた制御ボタン50を介して、変更可能な変化度(GRADIENT VARIABLE)として指定されたオプションを選択することによって行われる。それ故に、本考案は、単に10℃以外の温度変化度を適用するように、操作者にとって温度変化度の選択可能性を提供する。
先行技術である(公序良俗違反につき、不掲載)と同様に、操作者が温度設定ボタン36及び増加ボタン37及び38を使用した後で、自動制御押しボタン46は押され、循環する流体のための目標温度を決定する。このシーケンスはまた、10℃の変化度モード及び変更可能な変化度モードにも言えることである。すなわち、操作者は、第1に目標温度を設定する。変更可能な変化度モードにおいて、プッシュボタン50が押された後で、操作者は再び設定温度ボタン36及び増加ボタン37及び38を使用し、それによって所望される温度変化度を選択する。この時点までに記載されるように、システム10は、患者の冷却期間又は患者の温暖期間のために、事前設定された温度変化度、すなわち10℃又は異なる値のどちらかの温度変化度を維持する。
入手可能な最も暖かい水又は最も冷たい水のみを使用された先行技術のシステムと比較して、本考案は、循環する暖かい水又は冷たい水の可能にし、それらの水は(10℃の変化度のオプションを選択することによって)10℃の格差、又は(変更可能な変化度のオプションを選択することによって)他の事前選択された格差によって検出された患者の体温と異なる温度まで温める、又は冷やされる。一般的に、システム10にとって、ハードウェア及びソフトウェアの構成要素は、(公序良俗違反につき、不掲載)の対応する構成要素の同一のバージョン又は更新されたバージョンである場合がある。
制御装置26は、患者のための温度センサ31、循環する流体のための温度センサ30、内部タイマー、及びハウジング17内の温暖/冷却装置24と協働する。システム10は、図2に示された制御の押しボタンによって規定された方法でそれらの構成要素の相互作用を調整する。システム10の操作可能な制御は、図3A−3Iを参照して、システム10の機能的な操作のための様々なオプションを記載することによって最もよく理解されることができる。より具体的に、図3A−3Iは、グラフ形式で示され、検出された患者の体温、設定温度、外界温度、及び循環水の温度を示す。それらの全てのパラメーターは、グラフを横断して延在するラインによって示される。それらの時間対温度のグラフは、システム10の操作可能な詳細を概略的に図示し、以下にそれらの詳細は異なる操作モードで変化するかを概略的に図示する。各グラフにおいて、時間は、水平方向の軸に示され、及び温度は、摂氏温度で垂直方向の軸に示される。一般的に、グラフは3℃から43℃までの温度範囲に示され、約37.5°Fから約109.5°Fに概略的に同等である。時間測定は、軍事方式(hh:mm:ssとして時、分及び秒)で示される。いくつかの時間スケールは、グラフごとに異なっている。それらのグラフは、コンピュータ処理されている。それらは、実際の実験に置き換えることはできない。それにもかかわらず、出願人は、グラフが本考案の操作上の可能性を実際に反映すると信じている。
[手動制御モード]
図3Aは、手動制御モードにおける操作中に設定温度を追跡する、又は追従するように、制御装置26が循環水の温度を制御することを示す。外界温度は、濃い実線55によって示され、約23℃でグラフを水平方向に横断するように延在する。設定温度は、一点鎖線57によって示される。循環水の温度は、破線59によって示される。グラフの左側で、一点鎖線57は、設定温度が約42℃であることを示す一方、循環水の温度(破線59)が約19.5℃であることを示す。このグラフは、制御装置26が循環水を加熱する場合に、循環水の温度がやがて安定するまで、循環水の温度が設定温度まで上昇することを示す。グラフのおよそ中央部で示されるように、設定温度が、この場合において約35℃の温度に低減した場合、制御装置26は、循環水の温度が設定温度に到達するまで、循環水を冷却する。
システム10のための操作のこの手動制御モードは、先行技術である(公序良俗違反につき、不掲載)の操作の手動制御モードと同一である。操作中のこの手動制御モードの可視の説明は、システム10のために操作中の変更可能な温度変化度モードの他の可視の説明を明らかにするのを支援するので、手動制御モードは、明細書において主要に記載される。手動制御モードにおいて、患者の体温が検出され得るとしても、手動制御モードは循環水の温度に協調して制御されることはない。代わりに、操作者は、患者の体温及び循環水を厳密に監視しなければならない。そして、それに応じて設定温度を使用しなければならない。
[自動制御モード]
図3Bは自動制御モードを示す。これは、自動制御押しボタン46によって示され、追加の押しボタンではない。この自動制御モードにおいて、システム10は、認識された安全制限内で入手可能な最も暖かい水及び入手可能な最も冷たい水を使用する。手動制御モード(図3A)と同様に、この自動制御モードは、先行技術である(公序良俗違反につき、不掲載)と同一のモードである。
外界温度は、実線55として示される。設定温度は、一点鎖線57によって示され、当初は37℃に設定されるが、その後、32℃に低減される。循環水は、破線59として示され、21℃から開始する。患者の体温は、二点鎖線61によって示され、当初は37℃である。
この自動制御モードにおいて、システム10は、センサ31を介して患者の体温を検出し、センサ30を介して循環水の温度を検出し、それらの温度を設定温度と比較する。当初、循環水の温度は、より高い患者の体温に向けて外界温度の方向に増加する。患者の体温が9時48分33秒で37℃から36℃へ下向きに移動する場合、制御装置26は、循環水を積極的に温めることを開始し、それによって、9時56分51秒で循環水が約42℃に到達させる。この点において、制御装置26は、温度のオーバーライドの結果、安全上の理由のためにさらに温めることを停止する。最終的に、10時00分15秒の時間で、温められた循環水の結果、患者の体温が設定温度に戻るように上昇する。
この点で、設定温度は5℃だけ下がり、32℃になる場合に、システム10は、入手可能な最も冷たい水を用いて循環水を冷却し始め、最終的に、ライン59によって示されるように、4℃まで循環水の温度を低減する。最終的に、冷やす水の冷却効果は、患者の温度が低減して最新の設定温度、すなわち32℃に戻らせる。これは、グラフの遠位の右側に示される。
その後、グラフは、患者の体温が設定温度以下に減り続けることを示す。この点で、制御装置は、患者の体温を設定温度に戻すために循環水を温め始める。
0044
図3Bは、循環水の温度のための幅広い振りを示す。例えば、約10時11分53秒で開始するので、循環水は、入手可能な最も低い温度、すなわち4℃である。このグラフもまた、非常に遠位の右側でオーバーシュートの状態を示す。言い換えれば、患者を冷却するために入手可能な最も冷たい水の使用は、患者の体温が第1に設定温度まで下方に低減することを引き起こし、次いで設定温度以下の点まで低くなることを引き起こす。従って、入手可能な最も冷たい水の使用は、“オーバーシュート”状態を引き起こす。
[変化度10℃モード及び変更可能な変化度モード]
図3C及び図3Dは一般的に、10℃の温度変化度(図3C)及び3℃の選択された温度変化度(図3D)を使用して、温暖変化度及び冷却変化度を描写する。両方のグラフにおいて、外界温度は、23℃で実線55として示される。循環水は破線59によって示され、検出された患者の体温は二点鎖線61によって示される。設定温度は、一点鎖線57によって示される。
図3Cは、当初の設定温度(37℃)以下の患者の体温(36℃)を示す。この状態において、制御装置26は、検出された患者の体温より上方の事前設定された温度変化度である温度まで水を温める。この場合において、事前設定された温度変化度は、10℃である。しかしながら、安全上の理由のために、システム10は、周知なように、過熱を無効にするために、循環水の温度を42℃に制限する。その後、しばらくの間、循環水の温度及び患者の体温は、システム10は徐々に患者を温めるので、一般的に平行である。最終的に、0時20分00秒のマークより以前に、設定温度は、37℃から30℃まで低減する。相応して、システム10が設定温度のかなり上で患者の体温を検出した後で、制御装置は、27℃の温度まで、又は検出された患者の体温37℃より10℃下の温度まで循環水の温度を低減する。
グラフのこの次の部分は、冷却変化度の結果として、患者の体温の階段状の減少を示す。相応して循環水はまた、10℃の冷却温度変化度の範囲を維持するように、階段状の方式で減少することを示す。
0時45分00秒の時間フレームより以前に、設定温度は、30℃から37℃に再び増加する。今、患者の体温は、設定温度以下であり、だからシステム10は循環水を温め始める。グラフは、循環水を温める制御装置26の結果を示し、40℃の温度まで最初に温める結果を示す。これは、10℃の変化度の設定に再び対応し、循環水の温度に対応する設定は、30℃の検出された患者の体温よりも10℃高い。その後、患者の体温は、水の温暖効果のために階段状の方法で増加し、その後、制御装置は、10℃の温暖温度変化度を維持するために循環水の温度を増加する。しかし、これもまた、システム10が循環水の温度上限を42℃に制限するので、循環水と患者の体温との間の温度変化度は、実際、事前設定された温度の大きさよりもすこし小さくなる。最終的に、1時10分00秒で、患者の体温は、設定温度に到達する。この点において、システム10は、循環水を温めることを停止し、それによって1時20分00秒後に、循環水の温度は設定温度以下の温度に温度を徐々に低減する。
患者の体温は、1時25分00秒で再び上昇し、グラフは、事前設定された(又は、事前設定された)10℃の冷却温度変化度に対応する循環水の冷却を示す。図3Cは、実際に適用された温暖温度変化度が事前設定された温度変化度と同一ではない場合の状況を示す。これは、システム10が高温のための、温度安全のオーバーライドのために42℃の温度に対する循環水の温暖を自動的に限界に達する、又は抑制するからである。
図3Dは、変更可能な変化度と題される。変更可能な変化度は一般的に、図3Cとしての操作パラメーターの同一のシーケンスを示し、類似の結果を示すが、10℃の温度変化度よりもむしろ選択されて事前設定された3℃の温度変化度を有することを示す。これは、図2に示されるように押しボタン50によって達成される。この低い温度変化度のために、図3Dは、循環水の温度が42℃の上限温度で限界に達することはない当初の温暖状況を示す。図3Dは、この低い温度変化度がまたグラフの左側に患者の体温の階段状の減少(3段の減少)を引き起こし、それらの後に、全て3℃の増加量で、グラフの右側に患者の体温の階段状の増加(3段の増加)を引き起こし、2時17分34秒で一の温度スパイク(temperature spike)によって追従され、その結果、システム10が循環水を冷却させることを示す。初期の温度変化度に対するこの選択可能性がオーバーシュートの状態の出来事及び大きさを低減することを助けることは、信じられてる。
時間軸上に、番号をつけられた間隔は、図3Dにおいて6分間隔で設定され、図3Cにおいて5分間隔で設定される。
[変更可能な変化度の特徴]
図3E,3F,3G、及び3Hは、スマート(SMART)の特徴と組み合わせて10℃の変化度のオプションによる、本願考案の変更可能な変化度の特徴点の有利な態様を示す。これは、10℃の変化度押しボタン48を作動させた後に、スマート押しボタン52を押すことによって実行される。それらの図面の間で区別するために、次の4つの副題は、循環水の開始温度に言及する。それらのグラフによって反映された状態のそれぞれのために、当初の温度変化度は10℃である。
[循環水は27℃で開始する場合]
図3Eにおいて、外界温度は、実線55によって示され、設定温度は、一点鎖線57によって示され、循環水の温度は、破線59によって示され、及び患者の体温は、二点鎖線59によって示される。循環水の温度は、23℃の外界温度より高いグラフの左側において27℃で開始する。システム10が0時20分30秒まで自動制御モードで実際に操作することは明らかである。この時間で、患者の体温は、35℃で、グラフ上に第一に現れる。この点での患者の体温が37℃の設定温度以下である(且つ、0時20分30秒の同一時刻で42℃から減少される)ので、循環水の温度は減少する。
0時35分30秒で、患者の体温は39℃に増加し、37℃の設定温度より2℃上である。この点で、制御装置26は、39℃の患者の体温より10℃下の温度である29℃の温度に循環水を冷却するように操作し、それによって、患者の冷却のための当初の10℃の温度変化度を使用する。その後、このグラフは、冷却温度変化度でその後の徐々の増加を示し、1時05分31秒で15℃の変化度を生じ、次いで、1時35分31秒で20℃の変化度を生じ、次いで2時05分31秒で25℃の温度変化度を生じ、及び次いで2時35分32秒で30℃の温度変化度を生じる。グラフの頂部で見られるように、患者の体温は、39℃で平坦なままである一方、設定温度は37℃で平坦なままである。従って、それらの2つの温度ラインは平行又は平坦なままであるけれども、システム10は、5℃の増加量で冷やすための温度変化度を定期的に(この場合は30分ごとに)徐々に増加し、それによって患者の体温を設定温度まで減少するように作用力を拡大する。このグラフは、変更可能な冷却温度変化度の有効な説明を提供し、システム10は、連続して4倍に、及び各場合において、以前の徐々の増加の後で30分ごとに冷却温度変化度を徐々に増加するための必要性を理解する。
[循環水は、9℃で開始する場合]
図3Fは、図3Eの端部(右側)で生じる状況の状態を示すグラフである。言い換えれば、外界温度は依然として24度であり、設定温度は依然として37℃であり(これらの温度はグラフの持続期間で変化しない)、グラフの左側で開始する患者の体温は39℃である。
このグラフが以前のグラフ(図3E)の続きとして検討される場合、0時03分00秒で、システム10が、約35℃の冷却温度変化度まで、5℃の別の増加量だけで冷却温度変化度をさらに増加し、それによって、4℃の温度で循環水を冷やすことが理解される。別の言い方をすれば、冷却温度変化度は、35℃の値まで徐々に増加する階段状の様態で移動する。この場合において、冷却温度変化度は4℃以下にさらに減少することができないので、システム10は“底についた”。この例において、4℃は、安全上の理由で、循環水の温度のための下限を示すと同時に、42℃は循環水のための上限温度を示す。
0時35分03秒で、患者の体温は、37℃の設定温度より7℃下である30℃まで降下する。従って、制御装置26は、患者の体温を37℃の設定温度まで増加するために、患者の体温が温められる必要があると認識する。これは、循環水の温度の加熱及び急勾配の増加を生じ、増加は当初の10℃の温暖温度変化度が到達される時刻である約0時51分04秒まで続く。その後、1時03分04秒で、システム10は温暖温度変化度をさらに徐々に増加し、患者を設定温度まで温めるように努力し、循環水の温度は42℃で限界に達する。患者の体温は、1時23分04秒で設定温度までついに上昇する。
この図(図3F)は、以前のグラフ(図3E)で反映された温度状況の状態を示すことができる一方、両方のグラフの時間スケールが異なっていることを認識されるべきである。同様に、先述のとおり、それらのグラフは、以前に構成されたようなシステム10のコンピューターモデルを示す。それらは、実際の患者の治療状況を示すことはない。
[循環水の温度は、22℃で開始する場合]
図3Gにおいて、外界温度は23℃であり、循環水は外界温度より下の22℃で開始し、患者の体温は30℃で示され、及び設定温度は37℃で示される。この設定の状態下で、システム10は、患者の体温を設定温度まで上昇するように循環水を温める。それに応じて、循環水の温度は、徐々に増加する。0時07分30秒で、システムは、事前設定された10℃の温暖温度変化度に上昇された循環水の温度を保持する。0時15分00分で、患者の温度は、30℃から32℃へ増加する。それに応じて、制御装置26は、42℃に循環水の温度を増加させ、それによって10度の温暖温度変化度を維持する。その後、0時30分00秒で、患者の体温は、32℃から35℃へさらに増加する。しかしながら、システム10が可能とされた最も温暖な水温、42℃の水と共に既に限界に到達し、温度変化度におけるさらなる増加はない。0時34分00秒で、患者の体温は、35℃から30℃まで減少する。それに応じて、制御装置26は、患者を37℃の設定温度まで温める目的で、循環水の温度を事前設定された10℃の温度変化度まで低減する。
[循環水は36℃で開始する場合。]
図3Hにおいて、外界温度は、23℃で示される。設定温度は30℃で示され、グラフ全体の至る所で30℃を維持する。患者の体温は37℃で示される。循環水は、36℃で開始する。
患者の体温が最初、設定温度より温かいので、システムは循環水を27℃まで下がるように冷やし、又は当初の10℃の冷却温度変化度に対応する、37℃の検出された患者の体温より10℃低くなるように冷やす。0時14分30秒で、患者の体温は37℃から35℃へ減少し、そして、それに対応して、システムは27℃から25℃まで下がるように循環水を冷やし、それによって、当初の10℃の冷却温度変化度を保持する、及び維持する。0時31分00秒(又は、その後の約16分30秒)で、システムは、10℃の冷却温度変化度が設定温度まで下がって患者の体温を冷却するのに不十分であることを認識する。それ故に、この点において、システム10は、15℃の可変の温度変化度まで、5℃だけ温度変化度を増加することによって自動的に徐々に増加するように応答する。又は、別の言い方をすれば、システム10は、循環水の温度を25℃から20℃に減少する。0時47分30秒で、患者の体温は、35℃から32℃へ減少する。それに応じて、システム10は、15℃の温度格差を維持するように、20℃から17℃へ循環水の温度を減少する。1時04分00秒(又は、その後の約16分30秒)で、システム10は、30℃の設定温度まで下がるように、患者の体温を減少する目的で、循環水の温度を17℃から12℃まで下がるように減少することによって、冷却変化度温度を20℃の温度変化度まで再び徐々に増加する。1時15分00秒で、患者の体温は、その設定温度である30℃まで減少する。これは、システムが循環水の冷却を停止させ、それらによって、冷却水の温度が外界温度まで徐々に上昇することを可能にする。1時31分30秒で、患者の体温は、30℃から32℃へ上昇する。それに応じて、システム10は、10℃の冷却変化度温度を達成するように循環水を冷却する。2時04分30秒で、システム10は、当初の10℃の変化度温度が設定温度まで下がるように患者を冷やすのに十分ではないと判断し、それによって、システム10は、15℃の温度格差になるように変化度温度を5℃だけ徐々に増加させる。又は、別の言い方をすれば、システム10は、22℃から17℃まで下がるように循環水の温度を下げる。2時10分00秒で、患者の体温は、再び設定温度まで減少するとすぐ、制御装置は循環水を冷やすことを停止する。その後、循環水の温度は外界温度に向けて徐々に上昇する。しかし、すぐ後で、患者の体温は再び32℃まで上昇し、次いで、システム10は、10℃の温度変化度に向けて循環水を冷やし始める。
[変更可能な変化度(当初の変化度は4℃であり、10℃ではない場合。)
図3Iは、24℃の外界温度、最初は20℃の循環水、最初は36℃の患者の体温、及び最初は37℃の設定温度を示す。この例示を達成するために、操作者は、4℃の変更可能な変化度(変更可能な変化度押しボタン48)を選択した後で、スマートな特徴(スマート押しボタン52)を選択する。
(グラフの左側で示されるように)設定温度以下の検出された患者の体温と共に、制御装置26は、0時14分30秒で4℃の当初の温暖温度変化度まで循環水を加熱する。これは、患者の体温が設定温度まで上昇させ、その後、制御装置26は、それに応じて循環水のさらなる加熱を停止する。
0時29分31秒で、設定温度は、37℃から30℃に減少する。次いで、検出された患者の体温は、設定温度より高く、そのために、システム10は、初めに4℃の当初の温度変化度を通じて、患者の体温を減少するために、循環水を冷却するように操作する。
0時59分31秒で、システム10は、患者の体温がまだ設定温度に対して下がっていないことを測定する。それ故に、システム10は、温度変化度の大きさを4℃から9℃まで増加し、それによって、循環水は直ちに26℃又は患者の体温35℃より9℃下の温度になる。従って、システム10は、4℃から9℃へ、5℃だけ変化度温度を徐々に増加する。1時14分32秒で、患者の体温が次いで、階段状に32℃まで下がっているけれども、システム10は最初にこの9℃の温度変化度を維持する。その後、1時22分02秒(約7分30秒後)で、システム10は、患者の体温が十分早く下がっていないことをさらに測定する。それ故に、システム10は、患者の体温以下の今14℃である温度格差まで、又は32℃の患者の体温と比較して18℃の温度まで循環水の温度さらに下げる。言い換えれば、制御装置26は、9℃から14℃まで冷却温度変化度の大きさを増大させ、それによって、患者の体温より14℃下の値で循環水の温度を維持する。最後には、1時37分02秒で、患者の体温は設定温度まで下げる。この点において、システム10は、循環水のさらなる冷却を停止し、循環水の温度は外界温度まで徐々に上昇し始める。
1時52分03秒で、患者の体温は、再び設定温度より上方に増加する。制御装置26は、時間フレーム2時07分03秒から時間フレーム2時22分03秒までに示されるように、選択された4℃の当初の温度格差まで循環水を冷やすことによって反応する。しかしながら、その時間で、すなわち2時22分03秒で、制御装置26は、患者の体温が設定温度まで下がらないことが測定する。それに応じて、制御装置26は、4℃の温度変化度の大きさから9℃の温度変化度の大きさまでさらに増大し、それによって患者に対してより大きい冷却の大きさを提供する。その後、グラフの右側で、制御装置26は、患者の体温が設定温度まで(又は、設定温度に近接した許容可能な範囲まで)下がらないことを再び測定する。それ故に、制御装置26は、再び循環水の温度を下げ、又は別の言い方をすれば、9℃から14℃まで、5℃の他の増加量によって温度格差の大きさを増加する。従って、制御装置26は、その後に検出された患者の体温に応じて、5℃の増加量で温度変化度を増加する、又は減少する。
本考案と共に、温度は、連続的に、又は断続的に検出されることができる。同様に、時間間隔は、温度変化度を変えることが必要である場合に測定するのに選択可能である場合がある。それにもかかわらず、30分の時間間隔は、適切であるように考えられる。同様に、スマートな特徴は、事実の後に選択され得る、すなわち、患者の体温を制御する処置後の少しの時間の後に選択され得る。それは、変更可能な変化度モードにおいて、既に10℃の変化度である場合に、スマート押しボタン52を単に押すことによって、実行される。合計で、システムは、7つの操作モード、すなわち、1)手動制御モード(MANUAL CONTROL)、2)自動制御モード(AUTO CONTROL)、3)監視のみモード(MONITOR ONLY)、4)変化度10℃モード(GRADIENT 10℃)、5)変更可能な変化度モード(GRADIENT VARIABLE)、6)10℃の変化度/スマートモード(GRADIENT 10[deg.] C/SMART)、及び7)変更可能な変化度/スマートモード(GRADIENT VARIABLE/SMART)を提供する。患者の体温を制御するシステムがそれらのモードの最後の3つのモードのいずれかを提供するシステムが他に類を見ないと信じている。背景技術に記載された先行技術は、最後の3つの操作モードのいずれも教示又は示唆しておらず、処理中に温度変化度を変化するコンセプトも教示又は示唆しておらず、それらによって、次いで検出された患者の体温に依存して温度変化度を減少する又は増加する。結果として、先行技術の温度変化度システムのどちらも、同一の程度の多様性及び、コスト効果及び快適な患者の体温の制御を達成する操作性の良さを可能にするものではない。
本考案は、添付している図面、特にグラフとの関連で記載される。それにもかかわらず、当業者は、変更可能な温度変化度の特徴を有するこのシステム10が実施及び改良において多数の変化に影響されやすいことが認識する。要するに、この明細書は、本考案の好ましい実施形態に対する例示であることを意味し、特定する又は制限するものではない。従って、本考案自体がこの明細書によって制限されるものではないが、それよりも、この明細書との関連で理解されるように以下の請求項を参照することによってのみ画定されることが、理解されるべきである。
10 患者の体温制御システム
12 患者
14 テーブル
16 ブランケット
17 ハウジング
18 流入管路
20 流出管路
22 リザーバー
23 ポンプ
24 温暖/冷却装置
26 制御装置
27 電気的接続部
28 電気的接続部
30 第1の温度センサ
31 第2の温度センサ
32 制御パネル
35 表示ウィンドウ
36 温度設定押しボタン
37 上昇ボタン
38 下降ボタン
41 表示ウィンドウ
42 手動制御押しボタン
43 観測のみボタン
45 表示ウィンドウ
46 自動制御押しボタン
48 10℃の変化度
50 変更可能な変化度
52 スマートボタン
55 外界温度
57 設定温度
59 循環水の温度
61 患者の体温
本考案を理解するために、存在する同一タイプの患者の体温を制御するシステムの能力を初めに理解することが役に立つ。より具体的には、この考案の譲受人は、所望される温度まで患者を伝導的に温める、又は冷やすように、一般的にブランケットを通じて水の循環を有する患者の体温を制御するシステムを市場に出している。この体温制御システムは、従来の体温制御システムを称される。このシステムは、3つの操作モード、すなわち手動制御モード(MANUAL CONTROL)、自動制御モード(AUTO CONTROL)、及び監視のみモード(MONITOR ONLY)を提供する。この最後のモードは、単に患者の体温を監視するモードとしてシステムの使用を表す。言い換えれば、この最後のモードにおいて、システムは、患者の体温を検出するが、ブランケット又は他の装置を介して温める水又は冷やす水を患者に循環することはない。
制御パネル32を介して、本考案は、より具体的に、検出された患者の体温及び設定温度に対して循環水の温度を制御することによって、1つ又は複数の上記の目的を達成する。特に、本考案は、譲受人の以前の考案である従来の体温制御システムと同一の制御の一般的なレイアウトを使用し続ける。すなわち、表示ウィンドウは、一般的な同一の相対的な位置のままであり、設定温度のための設定温度制御は中央に残っている。すなわち、表示ウィンドウ35は、設定温度を示す。表示ウィンドウ41及び45は、循環水の温度及び患者の体温をそれぞれ示す。この温度は、温度設定押しボタン36(TEMP SET)を押し、次いで上昇ボタン37及び降下ボタン38のどちらかを押すことによって変化されることができる。同様に、本願考案において、手動制御ボタン42(MANUALCONTROL)及び監視のみボタン43(MONITOR ONLY)は、以前に存在した従来の体温制御システムの操作モードに同一である操作モードを示す。
自動制御モードにおいて、システム10は、以前の従来の体温制御システムと同一な方法で動作する。すなわち、入手可能な最も温かい水又は最も冷たい水を使用する。
先行技術である従来の体温制御システムと同様に、操作者が温度設定ボタン36及び増加ボタン37及び38を使用した後で、自動制御押しボタン46は押され、循環する流体のための目標温度を決定する。このシーケンスはまた、10℃の変化度モード及び変更可能な変化度モードにも言えることである。すなわち、操作者は、第1に目標温度を設定する。変更可能な変化度モードにおいて、プッシュボタン50が押された後で、操作者は再び設定温度ボタン36及び増加ボタン37及び38を使用し、それによって所望される温度変化度を選択する。この時点までに記載されるように、システム10は、患者の冷却期間又は患者の温暖期間のために、事前設定された温度変化度、すなわち10℃又は異なる値のどちらかの温度変化度を維持する。
入手可能な最も暖かい水又は最も冷たい水のみを使用された先行技術のシステムと比較して、本考案は、循環する暖かい水又は冷たい水の可能にし、それらの水は(10℃の変化度のオプションを選択することによって)10℃の格差、又は(変更可能な変化度のオプションを選択することによって)他の事前選択された格差によって検出された患者の体温と異なる温度まで温める、又は冷やされる。一般的に、システム10にとって、ハードウェア及びソフトウェアの構成要素は、従来の体温制御システムの対応する構成要素の同一のバージョン又は更新されたバージョンである場合がある。
システム10のための操作のこの手動制御モードは、先行技術である従来の体温制御システムの操作の手動制御モードと同一である。操作中のこの手動制御モードの可視の説明は、システム10のために操作中の変更可能な温度変化度モードの他の可視の説明を明らかにするのを支援するので、手動制御モードは、明細書において主要に記載される。手動制御モードにおいて、患者の体温が検出され得るとしても、手動制御モードは循環水の温度に協調して制御されることはない。代わりに、操作者は、患者の体温及び循環水を厳密に監視しなければならない。そして、それに応じて設定温度を使用しなければならない。
[自動制御モード]
図3Bは自動制御モードを示す。これは、自動制御押しボタン46によって示され、追加の押しボタンではない。この自動制御モードにおいて、システム10は、認識された安全制限内で入手可能な最も暖かい水及び入手可能な最も冷たい水を使用する。手動制御モード(図3A)と同様に、この自動制御モードは、先行技術である従来の体温制御システムと同一のモードである。

Claims (8)

  1. 患者の体温を制御するシステムであって、
    a)温熱療法処置のために患者に適用される患者の温暖/冷却装置に温暖/冷却流体を運ぶための流体回路と、
    b)前記流体回路に操作可能に接続された制御装置であって、前記制御装置を通過する前記温暖/冷却流体の流量及び温度を制御する前記制御装置と、
    c)患者の体温を検出するように適合され、且つ前記制御装置に操作可能に接続された第1の温度センサと、
    d)前記温暖/冷却流体の温度を検出するように適合され、且つ前記制御装置に操作可能に接続された第2の温度センサと、
    e)前記温暖/冷却装置に運ばれた前記温暖/冷却流体を温めるように適合された前記制御装置であって、前記制御装置によって、前記第1の温度センサが、選択された目標温度より低い患者の体温を検出する場合に患者を温める前記制御装置と、
    f)前記温暖/冷却装置に運ばれている前記温暖/冷却流体を冷却するように運転する前記制御装置であって、前記制御装置によって、前記第1の温度センサが、選択された目標温度より高い患者の体温を検出する場合に、患者を冷やす前記制御装置と、
    を備え
    g)前記制御装置は、検出された患者の体温と事前設定された温度変化度だけ異なる温度に前記温暖/冷却流体を温めるか、又は冷却し、
    h)前記制御装置はその後、前記検出された患者の体温が前記選択された目標温度に十分に近づくように移動しない場合に、前記第1の温度センサを介して検出された後に検出される患者の体温に応じて、前記温度変化度の大きさを変化させ、よって、より迅速に前記患者の体温を前記選択された目標温度にし、且つオーバーシュートを最小限にする方法で前記患者の体温を前記選択された目標温度にすることを特徴とする患者の体温を制御するシステム。
  2. 前記制御装置は、温度変化度の大きさでその後の変化を特定の時間間隔で生じるように引き起こすことを特徴とする請求項1に記載の患者の体温を制御するシステム。
  3. 前記特定の時間間隔の持続期間が選択可能であることを特徴とする請求項2に記載の患者の体温を制御するシステム。
  4. 前記制御装置は、事前設定された温度変化度の大きさの範囲内で、操作者が前記事前設定された変化度の大きさを選択することが可能であるように構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の患者の体温を制御するシステム。
  5. 前記制御装置は、その後に検出された患者の体温に起因する、前記温度変化度の大きさにおけるその後の変化のそれぞれが、固定された温度増加量であるように構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の患者の体温を制御するシステム。
  6. 前記温度変化度においてその後の変化に対する前記固定された増加量は、約5℃であることを特徴とする請求項5に記載の患者の体温を制御するシステム。
  7. 前記患者の温暖/冷却装置はブランケットであり、前記流体は水であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の患者の体温を制御するシステム。
  8. ブランケットを通じて運ばれた流体を介して患者を伝導的に温める、又は冷やすための患者の体温を制御するシステムであって、
    前記温暖/冷却流体は、前記検出された患者の体温からの当初の温度格差である温度まで温められ/冷やされ、
    前記初期の温度格差は、少なくとも3つの異なる当初の温度格差のうちの1つの温度格差が選択され得るように、選択可能であり、
    前記システムは、その後に検出された患者の体温に応じて、前記当初の温度格差から、事後的に前記温度格差を変化させるための能力を有していることを特徴とする患者の体温を制御するシステム。
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