JP3182553B2 - 食品の赤色着色方法 - Google Patents

食品の赤色着色方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品に関するものであ
る。食品を工業的有利に鮮明な赤色に着色することを目
的とする。
【0002】
【従来の技術】近年、食品の色素として天然色素の需要
が高まっている。従来、食品を赤色に着色するための色
素としては、コチニール色素、ラック色素などのキノン
系色素、赤キャベツ色素、ベリー色素等のアントシアニ
ン系色素、クチナシ赤色素、紅麹色素、ビートレッド等
が知られている。しかし、これらの色素類は食品の着色
に用いた場合に大きな欠点があった。即ち、コチニール
色素等のキノン系色素はpHが5以下の場合黄色から橙
色となり、赤キャベツ色素、ベリー色素等のアントシア
ニン系色素はpHが中性の場合紫色になり、紅麹色素は
耐光性が、ビートレッドは耐熱性が劣り色素の退色が著
しく、クチナシ赤色素は紫がかった暗い色相であり鮮明
な赤色に着色する事は困難であるなどである。
【0003】また、近年天然色素の中で耐熱・耐光性が
タール系着色料に匹敵するコチニール色素に代表される
動物性のキノン系色素は消費者より敬遠される傾向にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、pH5
以下の食品を耐熱・耐光性に優れた鮮明な赤色に着色す
る方法の創出が当業者の解決すべき課題となる。この発
明は、この課題に対する一つの回答である。以下に、こ
の発明を詳しく説明する。本発明は、食品を赤色に着色
する際に、紫さつまいも改良品種「九州113号」から
抽出した赤色着色料製剤を使用するものであり、この点
に、この発明の特色がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る赤色着色料
製剤の製造方法は、色素原料である紫さつまいもの品種
として、農林水産省九州農業試験場畑地利用甘藷育種研
究室との交流共同研究で開発に成功した改良品種「九州
113号」(品種登録)を使用し、紫さつまいも中に存
在するポリフェノールオキシダーゼ等の酸化酵素の影響
を受けない条件下で抽出した色素を濃縮しpH調整剤及
び水性原料により調整する。または、その色素を粉末化
して調整したものを使用する。ここで使用するpH調整
剤としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の食品添加
物で認められているものであれば良い。また、水性原料
とは、水または、糖類、エタノール、多価アルコールな
どの水と均一に混合可能な溶剤をいう。
【0006】本発明に係る赤色着色料製剤の代表的な調
製方法はこの発明の特許出願人がすでに特許出願した特
平5−301060、特平6−18727の方法に拠る
のが有利である。本発明において食品とは、冷菓類、菓
子類、飲料類、デザート類、漬物類、ドレッシング・ソ
ース類、及び惣菜・加工食品等をいう。
【0007】次に、代表的なこれら食品類の着色工程に
ついて説明する。 1.冷菓類の着色工程 牛乳、クリーム、練乳、粉乳、糖類、果実、餡等を主原
料とし、これに酸類、乳化剤、安定剤、香料等を加え冷
菓ミックス液で調整する。このミックス液に本発明に係
る赤色着色料製剤を添加混合した後、殺菌、冷却後フリ
ージングし容器に充填する。このものを0℃以下で冷却
し凍結して仕上がりとする。ここでいう冷菓とは、例え
ばアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、シャ
ーベット、氷菓などである。
【0008】2.飲料類の着色工程 糖類、果汁、酸類等を主原料とし、これに安定剤、香料
等を加え飲料を調整する。この飲料に本発明に係る赤色
着色料製剤を添加混合した後、殺菌、冷却後容器に充填
する。ここでいう飲料とは、例えば、乳飲料、乳酸菌飲
料、果汁入り清涼飲料、炭酸飲料、果汁飲料、粉末飲料
などである。
【0009】3.チューインガム類の着色工程 加熱し柔らかくしたガムベースに砂糖、ブドウ糖、香
料、クエン酸等を加え、更に、本発明に係る赤色着色料
製剤を加え練合する。次に圧延ローラーを通して適当な
厚さにし、室温まで冷却、切断してチューインガムを作
る。ここでいうチューインガム類とは、板ガム、風船ガ
ム、糖衣ガムなどで、例えば、梅ガム、ブルーベリーガ
ム、アセロラガムなどがあげられる。
【0010】4.ゼリー類の着色工程 主原料の砂糖、水飴、香料、クエン酸等に凝固剤として
ペクチン、寒天、ゼラチン、カラギナンなどを適当な割
合で混合し、次に、本発明に係る赤色着色料製剤を加
え、加熱溶解した後、容器に充填し、冷却してゼリーを
作る。ここでいうゼリー類とは例えば、ゼラチンゼリ
ー、寒天ゼリー、ペクチンゼリーその他があげられる。
【0011】5.キャンディー類の着色工程 砂糖、水飴等の主原料に水を加え約150℃まで加熱し溶
解する。これを130℃まで放冷した後、副材料の香料な
どと、本発明に係る赤色着色料製剤を加え、成型し、室
温まで冷却してキャンディーを調製する。ここでいうキ
ャンディー類にはハードキャンディー、ソフトキャンデ
ィー、ドロップ、タフィなどがあり、例えば、キャラメ
ル、グミキャンディー、ヌガー、ボンボン、バターボー
ル、マーブル、マシュマロなどがあげられる。
【0012】6.漬物類の着色工程 野菜、食塩、糖類、グルタミン酸ナトリウムを主原料と
し、これに調味料、香料等を加え漬物を調整する。この
漬物に本発明に係る赤色着色料製剤を添加混合した後、
容器に充填し、殺菌、冷却する。ここでいう漬物類と
は、例えば、浅漬、塩漬け、糠漬け、梅漬けなどであ
る。
【0013】7.ドレッシング類の着色工程 植物油、醤油、果汁、糖類、果汁、醸造酢、食塩等を主
原料とし、これに安定剤、乳化剤、香料等を加えドレッ
シングを調整する。このドレッシングに本発明に係る赤
色着色料製剤を添加混合した後、殺菌、冷却後容器に充
填する。ここでいうドレッシングとは、例えば、セパレ
ートドレッシング、ノンオイルドレッシングなどであ
る。
【0014】本発明によれば、食品を耐熱・耐光性に優
れた鮮明な赤色に着色することができる。以下の実施例
でこの点をより詳しく説明する。
【0015】
【実施例】
実施例1 紫さつまいも改良品種「九州113号」1kgを、90
%以上窒素置換された切断機で1〜5mm程度に細かく
砕き、直ちに0.5重量%硫酸水溶液3lの抽出液に投
入し、紫さつまいも色素を得た。抽出後濾過して不溶性
固形物を除き抽出液3.5kgを得た。この液、ダイヤ
イオンHP−20(三菱化成工業株式会社製吸着樹脂)
100mlに吸着させてから、水洗したのち58%容量
%エタノール150mlを用いてその吸着している色素
を溶出した。得られた色素液を真空濃縮機にて50gま
で濃縮し、95容量%エタノール15g、クエン酸1
g、水34gを添加して、紫さつまいも着色料製剤10
0gを得た。次に、このようにして得られた紫さつまい
も着色料製剤を下記の処方のかき氷シロップ液に添加混
合した後、凍結し、かき氷を作った。
【0016】(かき氷シロップ液の処方) 液糖 65 g 砂糖 3 g クエン酸 0.25g カラギーナン 0.3 g 食塩 0.15g 紫さつまいも着色料製剤 0.2 g 水 31.1g
【0017】比較例1 実施例1と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにブドウ果汁着色料製剤および、紫コーン着色料製剤
を、各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせてかき氷を
調整し、これらのかき氷及び、実施例1のかき氷を−5
℃、3000luxの蛍光灯下で、3日間照射して耐光
性を肉眼比較し、その結果を表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製したかき氷は、ブドウ果汁着色
料製剤、紫コーン着色料製剤に比べて、鮮明な赤色を呈
し、耐光性、耐熱性においても色相変化も少なく非常に
優れていた。
【0020】実施例2 実施例1で得られた色素にデキストリンを添加しスプレ
ードライヤーで噴霧乾燥し、紫さつまいも色素粉末品を
得た。この赤色着色料製剤を下記処方のように添加しス
トロベリーシャーベットを作った。
【0021】(ストロベリーシャーベットの処方) 砂糖 15.0g 粉末水飴 7.5g 硬化ヤシ油 1.0g 脱脂粉乳 1.0g 1/5濃縮ストロベリー果汁 4.0g ストロベリーフレーバー 0.1g 紫さつまいも着色料製剤 0.2g 水 86.2g
【0022】比較例2 実施例2と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りに、赤キャベツ着色料製剤、ボイセンベリー着色料製
剤およびビートレッド着色料製剤を、各々個別に、ほぼ
同一の濃度感に合わせて調製したストロベリーシャーベ
ットと実施例2のストロベリーシャーベットとを7日間
日光照射して耐光性を比較した。
【0023】結果は紫さつまいも着色料製剤を使用して
調製したストロベリーシャーベットは、鮮明な赤色を呈
し、赤キャベツ着色料製剤、ボイセンベリー着色料製剤
およびビートレッド着色料製剤に比べて、蛍光灯による
耐光性においても色相変化も少なく非常に優れていた。
【0024】実施例3 実施例1の紫さつまいも着色料製剤を下記の処方に添加
混合した後アセロラ飲料を作った。
【0025】(アセロラ飲料の処方) 果糖ブドウ糖液糖 30.0g 砂糖 10.0g クエン酸 0.4g 1/5アセロラ果汁 4.4g アセロラフレーバー 0.2g 紫さつまいも着色料製剤 0.2g 水 54.8g
【0026】比較例3 実施例3と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにブドウ果汁着色料製剤および、紫コーン着色料製剤
を、各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせて飲料を調
整し、これらのアセロラ飲料及び、実施例1のアセロラ
飲料を3000luxの蛍光灯下で、3日間照射して耐
光性を、また、35℃の恒温器で7日間保持し耐熱性を
肉眼比較し、その結果を表2に示した。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製したアセロラ飲料は、ブドウ果
汁着色料製剤、紫コーン着色料製剤に比べて、鮮明な赤
色を呈し、耐光性、耐熱性においても色相変化も少なく
非常に優れていた。
【0029】実施例4 実施例1で得られた紫さつまいも着色料製剤を下記の処
方に示した材料を加熱、混合したものに添加し、圧延ロ
ーラーで整形、切断してアセロラガムを作った。
【0030】(アセロラガムの処方) ガムベース 100 g 精製ブドウ糖 72 g 粉砂糖 100 g クエン酸 0.5 g アセロラフレーバー 0.15g 紫さつまいも着色料製剤 0.2 g
【0031】比較例4 実施例4と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにブドウ果汁着色料製剤および、エルダーベリー着色
料製剤を、各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせてア
セロラガムを調整し、これらのアセロラガム及び、実施
例4のアセロラガムを3000luxの蛍光灯下で、3
日間照射して耐光性を、また、35℃の恒温器で7日間
保持し耐熱性を肉眼比較し、その結果を表3に示した。
【0032】
【表3】
【0033】表3から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製したアセロラガムは、ブドウ果
汁着色料製剤、エルダーベリー着色料製剤に比べて、鮮
明な赤色を呈し、耐光性、耐熱性においても色相変化も
少なく非常に優れていた。
【0034】実施例5 実施例2で得られた紫さつまいも着色料製剤を下記の処
方のように添加し、80℃10分間で加熱溶解後、カッ
プに充填し、5℃、1時間冷却しフルーツゼリーを作っ
た。
【0035】(フルーツゼリー(ピーチゼリー)の処
方) 果糖ブドウ糖液糖(75%) 20.0g 1/5濃縮ホワイトピーチ果汁 4.0g カラギナン 1.0g クエン酸 0.2g ピーチエッセンス 0.1g 紫さつまいも着色料製剤 0.1g 水 69.7g
【0036】比較例5 実施例5と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにブドウ果汁着色料製剤および、クチナシ赤着色料製
剤を、各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせてフルー
ツゼリーを調整し、これらのフルーツゼリー及び、実施
例1のフルーツゼリーを20000luxの蛍光灯下
で、9時間照射して耐光性を、また、35℃の恒温器で
7日間保持し耐熱性を肉眼比較し、その結果を表4に示
した。
【0037】
【表4】
【0038】表4から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製したフルーツゼリーは、ブドウ
果汁着色料製剤、クチナシ赤着色料製剤に比べて、鮮明
な赤色を呈し、耐光性、耐熱性においても色相変化も少
なく非常に優れていた。
【0039】実施例6 水20g、砂糖60g、水飴40gの混合物を150℃
まで加熱溶解し、煮詰めて100gにした後、120℃
まで冷却し、実施例1で得られた紫さつまいも着色料製
剤0.1g、クエン酸0.5g、アセロラフレーバー
0.15gを添加し、成型後、室温まで冷却してハード
キャンディーを作った。同様にして、エルダーベリー着
色料製剤、紫コーン着色料製剤を、各々個別に、ほぼ同
一の濃度感に合わせて調製したハードキャンディーとを
3000luxの蛍光灯下、3日間、照射して耐光性を、
また、35℃の恒温器で7日間保持し耐熱性を比較し、
その結果を表5に示した。
【0040】
【表5】
【0041】結果は紫さつまいも着色料製剤を使用して
調製したハードキャンディーは、鮮明な赤色を呈し、エ
ルダーベリー着色料製剤、紫コーン着色料製剤に比べ
て、蛍光灯による耐光性、また、耐熱性においても色相
変化も少なく非常に優れていた。
【0042】実施例7 実施例2で得られた紫さつまいも着色料製剤を下記の処
方に添加混合した後鰹風味の梅を作った。
【0043】(鰹風味の梅の処方) 梅酢 42.0g 砂糖 4.0g 果糖ブドウ糖液糖 20.0g クエン酸 1.0g グルタミン酸ナトリウム 0.5g カツオエキス 1.0g 紫さつまいも着色料製剤 0.2g 水 31.3g 梅 50.0g
【0044】比較例7 実施例7と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにシソ着色料製剤および、赤キャベツ着色料製剤を、
各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせて鰹風味の梅を
調整し、これらの鰹風味の梅及び、実施例7の鰹風味の
梅を3000luxの蛍光灯下で、3日間照射して耐光性
を、また、35℃の恒温器で7日間保持し耐熱性を肉眼
比較し、その結果を表6に示した。
【0045】
【表6】
【0046】表6から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製した鰹風味の梅は、シソ着色料
製剤、赤キャベツ着色料製剤に比べて、鮮明な赤色を呈
し、耐光性、耐熱性においても色相変化も少なく非常に
優れていた。
【0047】実施例8 実施例1で得られた紫さつまいも着色料製剤を下記の処
方に添加混合した後梅ドレッシングを作った。
【0048】(梅ドレッシングの処方) 醸造酢 5.0g 砂糖 3.0g 食塩 2.6g 醤油 5.0 g リンゴ酢 5.0 g レモン果汁 3.0 g グルタミン酸ナトリウム 0.5 g コンブエキス 1.0 g カツオエキス 1.0 g 梅肉 3.0 g シソオイル 0.05g リンゴ酸 0.4 g 紫さつまいも着色料製剤 0.2 g 水 30.25g コーンサラダ油 40.0 g
【0049】比較例8 実施例8と同様にして、紫さつまいも着色料製剤の代わ
りにブドウ果汁着色料製剤および、紫コーン着色料製剤
を、各々個々に、ほぼ同一の濃度感に合わせてドレッシ
ング類を調整し、これらのドレッシング類及び、実施例
8のドレッシング類を3000luxの蛍光灯下で、3
日間照射して耐光性を、また、35℃の恒温器で7日間
保持し耐熱性を肉眼比較し、その結果を表7に示した。
【0050】
【表7】
【0051】表7から明らかなように、紫さつまいも着
色料製剤を使用して調製したドレッシング類は、ブドウ
果汁着色料製剤、紫コーン着色料製剤に比べて、鮮明な
赤色を呈し、耐光性、耐熱性においても色相変化も少な
く非常に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/275 JICSTファイル(JOIS) JAFICファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫さつまいもの改良品種「九州113
    号」からアントシアニン系色素を酸性条件下で、水また
    は含水アルコールで抽出した赤色着色料で食品を赤色に
    着色することを特徴とする食品の赤色着色方法。
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