JP3181943B2 - 対物レンズ - Google Patents

対物レンズ

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JP3181943B2
JP3181943B2 JP23636991A JP23636991A JP3181943B2 JP 3181943 B2 JP3181943 B2 JP 3181943B2 JP 23636991 A JP23636991 A JP 23636991A JP 23636991 A JP23636991 A JP 23636991A JP 3181943 B2 JP3181943 B2 JP 3181943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は顕微鏡等に用いられる
対物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡等の光学装置において、観察視野
を明るくするためには、対物レンズの物体側開口数を大
きくする必要がある。従来、この目的のために、油浸レ
ンズを用いることが知られているが対物レンズの高コス
ト化を招くという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたもので、油浸レンズを用いること無
く、物体側開口数が大きく、しかも低コストに実現でき
る、新規な対物レンズの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の対物レンズ
は、顕微鏡等に用いられる対物レンズであって、第1,
第2,第3の光学系を有する。これら第1乃至第3の光
学系は、物体面からレチクル面に向かって上記順序に配
備される。
【0005】「第1の光学系」は、物体面と光軸(対物
レンズの光軸)との交点を中心とする半径:fの球面上
に、焦点距離:fを持つN(>1)個の正レンズを、上
記光軸に対して回転対称的に、且つ物体側焦点位置を上
記交点に合致させて配備し、一体化して構成される。
「第2の光学系」は、第1の光学系の像側において、各
正レンズによる光束の方向を上記光軸に近づけるように
偏向させる。「第3の光学系」は、第2の光学系を射出
した光束を、レチクル面上に結像させる。
【0006】第2の光学系としてはピラミダルレンズ
(請求項2)もしくはピラミダルミラー(請求項3)を
用いることができる。「ピラミダルレンズ」とは、入射
側および/または射出側の面が、2以上の平面で形成さ
れたレンズである。入射側および/または射出側の面が
2つの平面で形成される場合は、これら2つの平面は屋
根型に組み合わせられる。また入射側および/または射
出側の面を3以上の平面で形成する場合は、これら平面
は角錐もしくは截頭角錐をなすように組み合わせられ
る。「ピラミダルミラー」は、2以上の反射面を屋根型
もしくは角錐面をなすように組み合わせたミラーであ
る。
【0007】第3の光学系は「第1の光学系のN個の正
レンズに対して共通に用いられる単一のレンズ」とし、
第1の光学系のN個の正レンズを透過し、第2の光学系
により偏向された各光束を、上記単一のレンズでレチク
ル面上に結像させても良いし(請求項4)、あるいは、
「焦点距離:Fを持つN個の正レンズを、レチクル面と
光軸の交点を中心とする半径:Fの球面上に、光軸に対
して回転対称に、且つ、第1の光学系のレンズ配置に対
応させて配備し、一体化した」構成としても良い(請求
項5)。
【0008】また、第1の光学系を構成するN個のレン
ズの個々は、非球面の単レンズとすることができ、第3
の光学系をなす上記単一のレンズあるいはN個のレンズ
の個々も、非球面の単レンズとすることができる。物体
面を照射する照明光がレーザー光である場合には、その
コヒーレント性を劣化させないために、第2の光学系と
ともに周知の位相板を用いることができる。
【0009】
【作用】このように、この発明の対物レンズでは、最物
体側に配備される第1の光学系を複数の正レンズで構
成、これら複数の正レンズを通る光束により合成的に結
像を行うので、対物レンズの物体側の開口数を大きくす
ることができる。
【0010】
【実施例】図1に示す実施例において、符号Oは物体
面、符号11は第1の光学系、符号21は、第2の光学
系、符号31は第3の光学系、符号Imはレチクル面を
それぞれ示している。レチクル面Imは対物レンズによ
る物体面Oの像面である。
【0011】第1の光学系11は複数のレンズ12を保
持体11Aにより一体化してなる。個々のレンズ12は
非球面単レンズの正レンズであり、何れも同じ焦点距
離:fを持ち、物体面Oと光軸との交点Pを中心とする
半径:fの球面上に、物体側焦点を交点Pに合致させて
配備されている。従って交点Pからの光は、各レンズ1
2を透過すると上記球面の半径方向に進行する平行光束
となる。
【0012】第2の光学系21はピラミダルレンズであ
る。即ち第2の光学系21は、入射側の面が平面、射出
側の面が角錐面となっており、角錐面の数はレンズ12
の数に等しく、各角錐面は各レンズ12と対応してい
る。この実施例において第2の光学系は、第1の光学系
11の個々のレンズ12による光束の光軸光線の方向を
対物レンズ光軸に近づけ、対物レンズ光軸に平行になる
ように偏向させる。
【0013】第3の光学系31は非球面の単レンズであ
り、第2の光学系21により偏向された光束は第3の光
学系31によりレチクル面Im上に結像される。物点P
からの光は対物レンズ光軸とレチクル面Imの交点であ
る像点Qに結像される。
【0014】図2に示す別実施例では、第1の光学系1
10は複数のレンズ12Aを保持体11Bにより一体化
してなる。個々のレンズ12Aは非球面単レンズの正レ
ンズであり、何れも同じ焦点距離:fを持ち、物体面O
と光軸との交点Pを中心とする半径:fの球面上に、物
体側焦点を交点Pに合致させて配備されている。従って
交点Pからの光は各レンズ12Aを透過すると上記球面
の半径方向に進行する平行光束となる。
【0015】第2の光学系22はピラミダルミラーであ
り、第1の光学系110を構成するレンズ12Aの個数
と同数の反射面を角錐面をなすように組み合わせて構成
され、各反射面は各レンズ12Aと対応している。この
実施例において、第2の光学系22は第1の光学系11
0の個々のレンズ12Aによる光束の光軸光線の方向を
対物レンズ光軸に近づけ、対物レンズ光軸とレチクル面
Imとの交点Qに向かうように偏向させる。
【0016】第3の光学系32は、第1の光学系110
を構成するレンズ12Aの個数と同数のレンズ33Aを
保持体32Bで一体化してなる。個々のレンズ33A
は、非球面単レンズの正レンズであり、焦点距離:Fを
有し、像点Qを中心とする半径:Fの球面上に、像側焦
点位置を像点Qに合致させて、且つ第1の光学系110
のレンズ12Aの個々に対応して配備される。
【0017】第2の光学系22により偏向された光束
は、第3の光学系32によりレチクル面Im上に結像さ
れる。特に物点Pからの光は、対物レンズ光軸とレチク
ル面Imの交点である像点Qに結像される。
【0018】第1の光学系におけるレンズの個数・配置
は種々の数・配置が可能である。図3(a)の例は、図
1に示した実施例における第1の光学系11におけるレ
ンズ12の配列例であり、同一形状の4つのレンズ12
を対物レンズ光軸の回りに軸対象に配列した例である。
【0019】個々のレンズ12の開口数は0.5である
が、レンズ12を4つ図のように配列したときの見かけ
の開口数N.A:4は、図3(b)(図3(a)の対物
レンズ光軸を含む面による断面図)から容易に離解され
るように0.95となり、見かけの開口数は大きくな
る。
【0020】図4(a)の例は、図2に示した実施例に
おける第1の光学系110におけるレンズ12Aの配列
例であり、同一形状の7つのレンズ12Aを対物レンズ
光軸の回りに軸対象に配列した例である。
【0021】個々のレンズ12Aの開口数は0.5であ
るが、レンズ12Aを7つ図のように配列したときの見
かけの開口数N.A:7は、図4(b)(図4(a)の
対物レンズ光軸を含む面による断面図)に示すように
1.0で、見かけの開口数は大きくなる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
対物レンズを提供できる。この対物レンズは上記の如き
構成となっているので、油浸レンズを用いなくても、見
かけの開口数が大きく、従って顕微鏡等の視野像を明る
くできる。また、構成要素も少ないので低コストで実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】この発明の別実施例を示す図である。
【図3】図1の実施例における、第1の光学系のレンズ
配置と開口数を説明するための図である。
【図4】図2の実施例における、第1の光学系のレンズ
配置と開口数を説明するための図である。
【符号の説明】
11 第1の光学系 21 第2の光学系 31 第3の光学系

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体面と光軸との交点を中心とする半径:
    fの球面上に、焦点距離:fを持つN(>1)個の正レ
    ンズを、上記光軸に対して回転対称的に、且つ物体側焦
    点位置を上記交点に合致させて配備し、一体化してなる
    第1の光学系と、 この第1の光学系の像側において、各正レンズによる光
    束の方向を上記光軸に近づけるように偏向させる、第2
    の光学系と、 この第2の光学系を射出した光束をレチクル面上に結像
    させる第3の光学系とを有することを特徴とする対物レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 第2の光学系が、ピラミダルレンズであることを特徴と
    する対物レンズ。
  3. 【請求項3】請求項1において、 第2の光学系が、ピラミダルミラーであることを特徴と
    する対物レンズ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3において、 第3の光学系が、第1の光学系のN個の正レンズを透過
    し、第2の光学系により偏向された各光束を、レチクル
    面上に結像させる単一のレンズであることを特徴とする
    対物レンズ。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3において、 第3の光学系が、焦点距離:Fを持つN個の正レンズ
    を、レチクル面と光軸の交点を中心とする半径:Fの球
    面上に、光軸に対して回転対称に、且つ、第1の光学系
    のレンズ配置に対応させて配備し、一体化してなること
    を特徴とする対物レンズ。
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