JP3181463B2 - マイクロカプセル含有油性塗料の製造方法 - Google Patents

マイクロカプセル含有油性塗料の製造方法

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JP3181463B2 JP04029094A JP4029094A JP3181463B2 JP 3181463 B2 JP3181463 B2 JP 3181463B2 JP 04029094 A JP04029094 A JP 04029094A JP 4029094 A JP4029094 A JP 4029094A JP 3181463 B2 JP3181463 B2 JP 3181463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水系に分散状態で生成
されたマイクロカプセルを、個々のカプセル粒子同志が
互いに凝集していない状態のまま油性インキあるいは油
性塗料に置換させ、含有させる技術に関するものであ
る。さらに詳しくは、マイクロカプセル水系分散液に、
ワニスあるいは塗料用樹脂及びカプセル壁材の表層の両
方に親和する溶剤、例えば、グリセリンと、インキ用油
性のワニスあるいは塗料用樹脂からなる油性塗液、例え
ば、メタクリル酸誘導体、アクリル酸誘導体、不飽和脂
肪酸の混合グリセリド等を混合し、これを真空蒸留を用
いて水分を気化し除去することにより、マイクロカプセ
ル同志を互いに凝集させることなく、1次粒子のまま水
系から油系に置換し、マイクロカプセルを含有した油性
塗液を作成する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からマイクロカプセル化技術は、染
料、香料、液晶、顔料、薬剤、溶剤、接着剤等の封入に
巾広く応用され、これら芯物質封入物の取り扱いを容易
にし、機能を長期間保持できるものである。そして、こ
れらは通常、水系でカプセル化されるため、ワニスある
いは塗料用樹脂への直接的な置換は不可能であった。し
たがって、マイクロカプセルの水系から油系への置換技
術を確立すれば、例えば、塩化ビニル等のプラスチック
への練り込みが容易になる等、様々な分野で活用できる
ものである。とりわけ、印刷分野では、例えば、感圧複
写紙あるいは自己発色紙において、部分的に発色を阻害
させるような場合、あるいは、部分的に発色させる場
合、従来では、複写紙あるいは自己発色紙に発色を阻害
する特殊なインキを用いて部分的に減感印刷を施すが、
発色染料マイクロカプセルを含有した油性印刷インキを
用いれば、減感印刷ユニットをそのまま利用して、通常
の上質紙の他、従来では不適であったような薄紙、サン
ドイッチ紙、合成紙へも、直接、発色に必要な箇所に部
分的に塗布できる等、その有用性は非常に高い。
【0003】従来においては、水系に分散しているマイ
クロカプセルを、油性インキあるいは油性塗料からなる
油性塗液に含有させる場合、得られたマイクロカプセル
の水糸分散液を一旦、公知の調製法、すなわち、噴霧乾
燥法により乾燥させ、流動性の良いマイクロカプセル粉
末を得た後、これを油性のワニスあるいは塗料用樹脂中
に練肉させる方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな噴霧乾燥法では、マイクロカプセルを粉末状でイン
キ溶媒と混合するため、流動性を得るためには、分散に
使用するインキ量を多くする必要があり、この結果、相
対的にカプセル含有量が少なくなり、カプセル含有濃度
の高いインキを調製することは難しく、印刷後の発色が
薄いといった問題が生じている。しかも、乾燥の過程に
おいて、カプセル化の際に使用した高分子の乳化剤成分
から水分が取り除かれ、この乳化剤成分が接着剤となっ
てカプセルの1次粒子同志が凝集して2次粒子となり、
さらに、この2次粒子表面には乾燥フィルムが形成され
る。すなわち、複数のカプセル粒子が乾燥フィルムによ
ってラッピングされるためその粒子径は1次粒子径の数
倍から数十倍にもなり、よって、印刷適性を得るために
は、粉砕ロールにより平均粒径2μm以下、さらに好ま
しくは1μm以下に粉砕しなければならない。また、加
熱乾燥することでカプセル壁材が乾燥熱により硬化して
もろくなり、粉砕時に2次粒子は容易に破壊される。こ
の結果、例えば、表裏面に発色染料と顕色剤を塗布した
感圧複写中葉紙を製造した場合、破壊により遊離したカ
プセル芯物質の発色染料が紙に染み込むため、顕色剤塗
布面が発色し、使用に耐えないものとなる。また、この
ような方法では、噴霧乾燥機、混合撹拌機、粉砕ロール
等の多くの設備を必要とするだけでなく、限りなく1次
粒子に近づけるため、粉末にするカプセル分散液を5%
程度の希釈液にすると、噴霧乾燥中にカプセルの相当量
が失われ歩留まりが低く生産性は非常に悪い。
【0005】また、水系分散物を油系に置換し、分散さ
せる技術としては、例えば、印刷インキ製造において、
一般的に使用される方法として、ケーキ状態の着色剤を
油性のワニスに混合し、さらに、この混合液を加温し、
上澄み液として浮きでた水分をデカンテーションによっ
て取り除き、さらに、加温、真空引きを続け、残りの水
分を除去して着色剤を水系から油系に置換する方法、い
わゆる、フラッシング法が採られているが、着色剤の水
系分散液をそのまま用いることは、着色剤の固化、ワニ
スとの分離、蒸発時の泡、突沸等の問題により難しく、
したがって、着色剤の水系分散液をフィルタープレス等
により、一度水分を減少させた脱水ケーキを使用するも
のである。しかしながら、このケーキ状態でも大部分は
凝集して2次粒子状態にあり、インキの印刷適性を持た
せるためには、着色剤が十分に分散している必要があ
り、この場合でも、着色剤の凝集物を粉砕ロールにより
粉砕しなければならない。
【0006】したがって、本発明では、水系に分散生成
したマイクロカプセルを凝集させることなく1次粒子の
まま、かつ、カプセル壁材を乾燥熱により硬化させるこ
となく、壁材の弾性・強度を保持したまま、これを油系
に置換せしめ、前述の諸課題を解決することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マイク
ロカプセル水系分散液中に、ワニスあるいは塗料用樹脂
及びカプセル壁材の表層の両方に親和する溶剤、好まし
くは、2価以上の低級アルコールを混合し、カプセル壁
材の表層に、この溶剤の親水基を親和させ、得られた溶
液に、油性インキ、油性塗料の主材である油性のワニス
あるいは塗料用樹脂、例えば、メタクリル酸誘導体、ア
クリル酸誘導体、不飽和脂肪酸の混合グリセリド等及
び、補助剤を混合し、カプセル壁材の表層に親和した溶
剤の疎水基を介して、マイクロカプセルを油性のワニス
あるいは塗料用樹脂に親和させ、さらに、真空蒸留によ
り、得られた混合液を固化、発泡、分離、突沸させるこ
となく、マイクロカプセル水系分散液の水分を気化し除
去することで、個々のカプセル粒子を凝集させることな
く水系から油系へと置換させるものである。
【0008】
【作用】このように、本発明においては、マイクロカプ
セルを分散状態で水系から油系へ、直接的に置換させる
ことから、カプセル同志は凝集せず一次粒子の状態で水
系から油系へと置換するものである。さらに、乾燥工程
を経ることがないため、カプセル壁材は乾燥熱により硬
化することなく、本来の壁材の柔軟性と強度が保持さ
れ、よって、塗液加工時の圧力破壊は生じず、塗工後に
適度な圧力で破壊されるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明する。本発明に
おいては、疎水性芯物質及び、カプセル壁材については
特に限定はなく、疎水性芯物質では、染料、顔料、示温
剤、香料、殺菌剤等の固体微粒子、あるいは、乳化安定
性の良いものであれば液晶、薬剤、溶剤等の液体微粒子
でも良い。そして、カプセル壁材については、ゼラチ
ン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ尿
素、ポリスルホンアミド、ポリスルホネート、ポリウレ
ア等である。また、カプセル生成手段においては、従来
から慣用されている方法、例えば、インサイチュ法、界
面重合法、コアセルベーション法、あるいは、オリフィ
ス法も用いることができる。例えば、本発明のマイクロ
カプセルの水系分散液としては、発色染料を芯物質と
し、酸触媒および乳化・分散剤的機能を有するスチレン
無水マレイン酸共重合体の部分加水分解物と、ポリマを
形成する反応成分としてメラミンまたは尿素とホルマリ
ン、あるいは、これらの初期重縮合物を用い、インサイ
チュ法によってメラミンまたは尿素−ホルマリン樹脂を
カプセル壁材として形成し、マイクロカプセルを水糸に
分散生成させたものが適当である。
【0010】次に、各作成工程について詳述する。先
ず、マイクロカプセル水系分散液に、インキ用油性のワ
ニスあるいは塗料用樹脂と、前記ワニスあるいは塗料用
樹脂及び前記カプセル壁材の表層の両方に親和する溶剤
とを混合する工程:ワニスあるいは塗料用樹脂及びカプ
セル壁材の表層の両方に親和する溶剤とは疎水性と親水
性を共有する溶剤であり、例えば、グリセリン、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、モノエチルエー
テル、ブタンジオール、プロピレングリコール、プロピ
オン酸ペンタジオール等が挙げられ、これら溶剤は、分
子量が大き過ぎると水になじまず、あるいは、粘度が上
昇して混合できない。また、分子量に対して親水基の数
が多ければ多いほどカプセル壁材の表層との親和力が向
上するため、好ましくは、2価以上の多価アルコールが
良く、さらには、油系への効率的な置換のために、一定
数以上の疎水基と高い沸点が必要であり、したがって、
炭素原子数が2以上である低級アルコールを用いるのが
適当である。例えば、UV硬化型の印刷インキでは、好
ましくは、エチレングリコールが良く、さらに好ましく
は、グリセリンが良い。これは、エチレングリコール等
がアクリルポリマ、オリゴマ、モノマ等の出発物質とさ
れる原料であり、アクリルオリゴマ、アクリルエステ
ル、アクリルエステルオリゴマ等のアクリル酸誘導体か
らなるUV硬化型の油性のワニスとの相性が良いためで
ある。
【0011】マイクロカプセルにはカプセル壁材と、こ
れを覆うように、乳化・分散機能を有する酸触媒の層、
例えば、スチレン無水マレイン酸共重合体の部分加水分
解物等が表層を形成している場合、カプセル壁材の表層
面に表出している酸触媒の親水基例えば、スチレン無水
マレイン酸共重合体ならばカルボキシル基は、水系分散
状態では水分子と互いに水素結合しているが、この分散
液に、親水性と疎水性を共有する溶剤を混合すると、カ
プセル壁材の表層面が保水した状態で、この溶剤の親水
基が酸触媒の親水基と水素結合するため、この溶剤は酸
触媒を介してマイクロカプセル壁材の表層と親和するも
のである。また、この溶剤のマイクロカプセル水系分散
液への添加量は、マイクロカプセル粒子の表面積の総計
に対応して親和機能を維持できる最低量と、一方、添加
量過多による塗液適性の低下等を考慮すると、マイクロ
カプセル水系分散液の固形分量に対して5〜100重量
%が適当であり、好ましくは、20〜85重量%、さら
に好ましくは、30〜70重量%が良い。
【0012】次に、インキ用油性のワニスあるいは塗料
用樹脂とは、油性インキあるいは油性塗料の主材として
調製されるもので、本発明では、真空蒸留により水分を
選択的に気化し除去するため、その沸点は、少なくとも
水よりも高いものである。例えば、UV硬化型のもので
はアクリル酸をエステル反応またはエーテル反応させ不
飽和基をもたせたもの、すなわち、アクリル酸メチル、
アクリル酸メチル、多価アルコールのアクリル酸エステ
ル、エポキシ系アクリレート、ウレタン系アクリレー
ト、ポリエステル系アクリレート、ポリエーテル系アク
リレート等のモノマまたはオリゴマ、あるいは、酸化重
合型のものでは、例えば、植物油では、オレイン酸、リ
ノレイン酸、リノール酸を主成分としたアマニ油とシナ
キリ油といった乾性油、あるいは、大豆油等の半乾性
油、または、ヒマシ油等の不乾性油等の不飽和脂肪酸の
混合グリセリドである。さらに、種々の油性インキある
いは油性塗料を得るための汎用性を考慮して、例えば、
フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ロジン変性フェノ
ール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、エポキシ樹脂、
ケトン樹脂、ウレタン樹脂等であっても良く、また、塗
料用樹脂の希釈溶剤としては、トルエン、キシレン、酢
酸正ブチル、酢酸イソブチル等でも良く、あるいは、高
沸点のものでは、ノルマルパラフィン、イソパラフィ
ン、シクロパラフィン、アルキルベンゼン、その他、高
沸点の脂肪族炭化水素でも良い。
【0013】そして、その混合液中では、親水性と疎水
性を共有する溶剤が、その親水基をもってカプセル壁材
の表層に親和している状態となり、一方、その疎水基を
もって、ワニスあるいは塗料用樹脂と親和する。すなわ
ち、マイクロカプセルは、その壁材の表層に親和した親
水性と疎水性を共有する溶剤を介し、さらに、油系へ親
和することにより置換が達成されるものである。
【0014】次に 混合液中の水分を真空蒸留により気
化し除去せしめ、前記個々のマイクロカプセル粒子が独
立した一次粒子の状態で、水系から油系へ置換させる工
程:真空蒸留により 混合液の水分を気化し除去させる
ための条件としては、ワニスあるいは塗料用樹脂及びカ
プセル壁材の表層の両方に親和する溶剤を、例えば、グ
リセリン(沸点290℃)とした場合、真空引きによる
減圧(10Pa程度)条件下で、混合液は30〜90℃
に加温するが、高温では油性塗液が分離し易くなるの
で、好ましくは、30〜70℃が良い。そして、最終的
には、混合液の水分量を5〜15重量%、好ましくは、
8〜12重量%程度とする。尚、グリセリンは、油中の
水分が気化する際、突沸するのを抑制する消泡効果や水
分蒸発時に発生する液面の乾燥被膜を防ぐ湿潤効果を有
するもので、効率的に水分が除去できるものである。
【0015】このような工程により製造された本発明の
マイクロカプセル含有油性塗液を、図1に、油性塗液中
に、個々に独立して分散した状態で含有されたマイクロ
カプセル粒子の拡大断面図として示すものである。
【0016】
【図1】
【0017】以下、本発明を、さらに具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
【0018】マイクロカプセル分散液Aの調製(感圧複
写紙用発色染料マイクロカプセル) スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社)を少量の水酸化ナトリ
ウムと共に溶解し、これを5重量%、pH4.6に調製
した水溶液200部中に、アルキルナフタレン(商品
名:KMC−113/呉羽化学工業)194部にクリス
タルバイオレットラクトン6部を加熱・溶解し、これを
乳化・分散させて平均粒径2μmの乳化物を得た。次
に、この乳化物にメラミン−ホルマリン初期重縮合物
(商品名:Sumirez Resin513/住友化
学)60部を加え、系の温度を75℃にて2時間撹拌
し、感圧複写紙用マイクロカプセル分散液Aを得た。
【0019】マイクロカプセル分散液Bの調製(感圧複
写紙用発色染料マイクロカプセル) スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社)を少量の水酸化ナトリ
ウムと共に溶解し、これを7重量%、pH4.6に調製
した水溶液200部中に、アルキルナフタレン(商品
名:KMC−113/呉羽化学工業)194部にクリス
タルバイオレットラクトン6部を加熱・溶解し、これを
乳化・分散させて平均粒径1.5μmの乳化物を得た。
次に、マイクロカプセル分散液Aと同様な操作により、
感圧複写紙用マイクロカプセル分散液Bを得た。
【0020】マイクロカプセル分散液Cの調製(示温剤
マイクロカプセル) スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社)を少量の水酸化ナトリ
ウムと共に溶解し、これを5重量%、pH4.6に調製
した水溶液250部中に、クリスタルバイオレットラク
トン9.5部をビスフェノールA9.5部、さらに、ミ
リスチルアルコール231部を加熱・溶解し、50℃に
した示温剤250部を平均粒径2μmになるように乳化
・分散させて乳化物を得た。次に、この乳化物にメラミ
ン−ホルマリン初期重縮合物(商品名:Sumirez
Resin513/住友化学)75部を加え、系の温
度を70℃にて2時間撹拌し、示温剤マイクロカプセル
分散液Cを得た。
【0021】[実施例1] :真空ポンプを連結した300mlの密閉容器(撹拌
機付)に、50重量%マイクロカプセル分散液A80部
と、グリセリン(和光純薬工業)20部とを混合し十分
に撹拌する。 :で得た混合液に、撹拌状態のまま、UV硬化型の
油性のワニス(商品名:FDグロスOPニス−1/東洋
インキ製造)20部を加えて混合する。 :で得た混合液を40℃に加温し、さらに、真空引
きを行ってフラスコ内の気圧を10Pa程度にまで減圧
し、1〜2時間程度この状態を保ちながら水分を除去
し、水分量を10重量%程度に下げる。 :で得た油性インキに、使用する印刷機に適応する
ように、印刷インキ用調製剤(商品名:FDレジューサ
ーOP/東洋インキ製造)30部を加え、十分に撹拌す
る。 :で調製された油性インキを、前記印刷機で、フォ
ーム上質紙(連量40Kg)及び、複写下葉紙(連量4
0Kg;商品名:C40/富士フイルム)裏面に20m
/minの印刷速度で、インキ盛量を3g/mとなる
様に、印刷・UV乾燥させ、感圧スポット印刷物を得
た。
【0022】[実施例2] :[実施例1]で使用したグリセリン(和光純薬工
業)20部を、30部に変更し[実施例1]と同様な操
作を行なう。 〜:[実施例1]で使用した油性のワニス(商品
名:FDグロスOPニス/東洋インキ製造)を、油性の
ワニス(商品名:レカートンOPニスNo.6/T&K
TOKA)に変更し、印刷インキ用調製剤(商品名:
FDレジューサーOP/東洋インキ製造)を印刷インキ
用調製剤(商品名:UV161レジューサー/T&K
TOKA)に変更し、[実施例1]と同様な操作を行な
い、感圧スポット印刷物を得た。
【0023】[実施例3] :[実施例1]と同様 〜:[実施例1]で使用した油性のワニス(商品
名:FDグロスOPニスー1/東洋インキ製造)を、ロ
ジン変性フェノール樹脂と石油糸高沸点溶剤(商品名:
7号ソルベント/日本石油)の4:6の混合物からなる
油性のワニス(粘度;100Pa・s/25℃)に変更
し、[実施例1]と同様な操作を行ない、感圧スポット
印刷物を得た。
【0024】[実施例4] :[実施例1]で使用したグリセリン(和光純薬工
業)20部を、35部に変更し[実施例1]と同様な操
作を行なう。 :[実施例1]で使用した油性のワニス(商品名:F
DグロスOPニス−1/東洋インキ製造)を油性のワニ
ス(商品名:KOPニス−2/東洋インキ製造)に変更
し[実施例1]と同様な操作を行なう。 〜:[実施例1]で使用した印刷インキ用調製剤
(商品名:FDレジューサーOP/東洋インキ製造)
を、00ニス(東洋インキ製造)25部にジェリーコン
パウンド(東洋インキ製造)5部を加えたものに変更
し、[実施例1]と同様な操作を行ない、感圧スポット
印刷物を得た。
【0025】[実施例5] :[実施例1]で使用したグリセリン(和光純薬工
業)20部を、エチレングリコール(和光純薬工業)3
0部に変更し[実施例1]と同様な操作を行なう。 :[実施例1]で使用した油性のワニス(商品名:F
DグロスOPニス−1/東洋インキ製造)を、00ニス
(東洋インキ製造)に変更し[実施例1]と同様な操作
を行なう。 〜:[実施例1]で使用した印刷インキ用調製剤
(商品名:FDレジューサーOP/東洋インキ製造)
を、KOPニス(東洋インキ製造)25部にジェリーコ
ンパウンド(東洋インキ製造)5部を加えたものに変更
し[実施例1]と同様な操作を行ない、感圧スポット印
刷物を得た。 尚、[実施例4]と[実施例5]については、UV乾燥
を必要としない。
【0026】[実施例6] :真空ポンプを連結した300mlの密閉容器(撹拌
機付)に、50重量%マイクロカプセル分散液B80部
と、グリセリン(和光純薬工業)20部とを混合し十分
に撹拌する。 〜:[実施例1]と同様の操作を行い、感圧スポッ
ト印刷物を得た。
【0027】[実施例7] :真空ポンプを連結した300mlの密封容器(撹拌
機付)に、50重量%マイクロカプセル分散液C80部
と、グリセリン(和光純薬工業)20部とを混合し十分
に撹拌する。 :で得た混合液に、撹拌状態のまま、塗料用樹脂
(商品名:アロニックスM−150/東亜合成化学)2
0部を加えて混合する。 :で得た混合液を40℃に加温し、さらに、真空引
きを行ってフラスコ内の気圧を10Pa程度に減圧し、
1〜2時間程度この状態を保ち、水分を除去し、水分量
を10重量%程度に下げる。 :で得た油性塗料のコーティング適性を向上させる
ため、塗料用調製剤(商品名:アロニックスM−101
/東亜合成化学)30部を加え十分に撹拌する。 :で調製された油性塗料を、表面に絵柄が描かれた
マグカップ表面に、10g/mの盛量で塗工し、UV
硬化装置にて硬化させ、感温発色カップを得た。
【0028】[実施例8] :[実施例7]と同様。 :[実施例7]で使用した塗料用樹脂(商品名:アロ
ニックスM−150/東亜合成化学)20部を、塗料用
樹脂(商品名:ニューフロンティアR−1200/第一
工業製薬)10部、塗料用樹脂(商品名:ニューフロン
ティアTMPT/第一工業製薬)5部、塗料用樹脂(商
品名:ニューフロンティアPE−400/第一工業製
薬)及び塗料用樹脂(商品名:イルガキュア651/チ
バガイギー)1部に変更し[実施例7]と同様な操作を
行なう。 〜:[実施例7]で使用した塗料用調製剤(商品
名:アロニックスM−101/東亜合成化学)30部
を、塗料用調製剤(商品名:ニューフロンティアHDD
A/第一工業製薬)30部に変更し、[実施例7]と同
様な操作を行ない、感温発色カップを得た。
【0029】[実施例9] :[実施例7]と同様 :[実施例7]で使用した塗料用樹脂(商品名:アロ
ニックスM−150/東亜合成化学)20部を、塗料用
樹脂(商品名:ニューフロンティアR−1400/第一
工業製薬)10部、塗料用樹脂(商品名:ニューフロン
ティアC9A/第一工業製薬)10部及び、塗料用樹脂
(商品名:イルガキュア184/チバガイギー)1部に
変更し、[実施例7]と同様な操作を行なう。 〜:[実施例7]で使用した塗料用調製剤(商品
名:アロニックスM−101/東亜合成化学)30部
を、塗料用調製剤(商品名:ニューフロンティアCEA
/第一工業製薬)30部に変更し[実施例7]と同様な
操作を行ない、感温発色カップを得た。
【0030】[実施例10] :[実施例7]と同様。 :[実施例7]で使用した塗料用樹脂(商品名:アロ
ニックスM−150/東亜合成化学)20部を、塗料用
樹脂(商品名:E−4/T&K TOKA)20部に変
更し[実施例7]と同様な操作を行なう。 〜:[実施例7]で使用した塗料用調製剤(商品
名:アロニックスM−101/東亜合成化学)30部
を、塗料用調製剤(商品名:シルバーワニス/T&KT
OKA)25部と、塗料用調製剤(商品名:レジューサ
ー/T&K TOKA)5部に変更し[実施例7]と同
様な操作を行ない、感温発色カップを得た。
【0031】[実施例11] :[実施例7]で使用したグリセリン(和光純薬工
業)20部を、エチレングリコール(和光純薬工業)3
0部に変更し[実施例1]と同様な操作を行なう。 :[実施例7]で使用した塗料用樹脂(商品名:アロ
ニックスM−150/東亜合成化学)20部を、塗料用
樹脂(商品名:コーポニールPA−24T/昭和高分
子)15部と、キシレン(和光純薬工業)10部に変更
し[実施例7]と同様な操作を行なう。 〜:[実施例7]で使用した塗料用調製剤(商品
名:アロニックスM−101/東亜合成化学)30部
を、キシレン(和光純薬工業)25部、MIBK(和光
純薬工業)10部及び、酢酸ブチル(和光純薬工業)に
変更し、[実施例7]と同様な操作を行ない、感温発色
カップを得た。 尚、[実施例11]については、UV乾燥を必要としな
い。
【0032】[比較例1] :スプレードライヤ(噴霧乾燥機)により、マイクロ
カプセル分散液Aを噴霧乾燥させ、カプセル粉体を得
る。 :で得た粉体40部に、油性のワニス(商品名:F
DグロスOPニス−1/東洋インキ製造)80部を加え
混合する。 :で得た油性インキに、印刷インキ用調製剤(商品
名:FDレジューサーOP/東洋インキ製造)30部を
加え、十分に撹拌する。 :[実施例1]の手順と同様の操作で、感圧スポッ
ト印刷物を得た。
【0033】[比較例2] :スプレードライヤ(噴霧乾燥機)により、マイクロ
カプセル分散液Bを噴霧乾燥させ、カプセル粉体を得
る。 :で得た粉体40部に塗料用樹脂(商品名:アロニ
ックスM−150/東亜合成化学)80部を加え混合す
る。 :で得た混合物に、塗料用調製剤(商品名:アロニ
ックスM−101/東亜合成化学)30部を加え十分に
撹拌する。 :で得た油性塗料を[実施例7]と同様な操作で、
感温発色カップを得た。
【0034】[実施例1]〜[実施例6]と[比較例
1]について、以下に示す比較評価を行い、これらの結
果を第1表に示した。感圧スポット印刷物の発色評価 A.印圧による発色テスト:タイプライターにより、中
圧で印字を行なう。感圧複写紙を5パーツまで重ね合わ
せて、各パーツの複写による発色濃度を測定し、その平
均値を求める。 B.カレンダーロールによる発色テスト:カレンダーロ
ール(ニップ圧:1kg/インチ)にて、2パーツの感
圧複写紙にニップ圧を付与し、発色濃度を測定する。 尚、第1表中の発色濃度は、[比較例1]を100とし
た場合の、各実施例の相対値を示し、値が高い程発色濃
度も高い。
【0035】感圧スポット印刷物のカプセル破壊率評価 A.印刷物中のフリーオイル(カプセル非封入油)を、
THF(テトラヒドロフラン)で抽出後、液温70℃の
条件下で高圧液体クロマトグラフィーにて、フリーオイ
ルの定量により、カプセル破壊率を測定する。 B.顕色剤塗布用紙の塗布面にスポット印刷し、常温で
7日間放置した後、80℃に加温し、発色濃度によりカ
プセル破壊率を測定する。
【0036】
【表1】
【0037】[実施例7]〜[実施例11]と[比較例
2]について、以下に示す比較評価を行い、これらの結
果を第2表に示した。マグカップ塗工面の性能評価 A.消色状態評価:マグカップに50℃の湯を入れ、塗
工面下に、予め印刷されていた絵柄の表出状況を目視に
より観察する。 B.発色状態評価:マグカップの50℃の湯を20℃の
水に入れ代え、塗工面下に、予め印刷されていた絵柄の
隠蔽状況を目視により観察する。 C.塗工面外観評価:塗工面の平滑性、光沢度などを目
視により観察する。
【0038】
【表2】
【0039】[実施例1]〜[実施例11]で得た油性
塗液中のマイクロカプセルの平均粒子径は、どの実施例
についてもカプセル水系分散液のそれと等しく、かつ、
カプセル壁材は本来の柔軟性と強度を維持するものであ
った。これに対し、[比較例1]と[比較例2]で得た
ものは、どちらも凝集によって2次粒子となり、平均粒
子径は30μm程度(最大100μm)に増大し、さら
に、カプセル壁材が乾燥熱により硬化し脆弱化された。
また、[実施例1]〜[実施例11]におけるマイクロ
カプセルの歩留まりについては、どの実施例においても
100%であり、一方、[比較例1]と[比較例2]に
おけるそれは、噴霧乾燥中に相当量失われたため、どち
らも70%程度であった。
【0040】
【発明の効果】本発明により、水系中に分散生成された
マイクロカプセルであっても、カプセル同志を凝集させ
ることなく1次粒子状態のまま、かつ、カプセル壁材の
強度、柔軟性を失わせず、その特性を保持したまま容易
に油系に置換できるため、従来法におけるカプセルの凝
集、カプセルの劣化、カプセルの破壊、あるいは、歩留
まりの低さ、過剰設備等の諸問題を解決するものであ
る。とりわけ、印刷分野においては、本発明の油性イン
キは、通常の印刷方式をもって用紙の種類は問わずに印
刷でき、従来のような部分的に発色を阻害するための減
感印刷の必要はなく、また、使用する印刷インキについ
ては、UV硬化型、酸化重合型のどちらでも製造可能で
あり、そして、紙面に印刷された場合でも繊維内までイ
ンキが浸み込み難く、かつ、カプセル封入発色染料の顕
色剤塗布用紙への転移の阻害は全くない。さらに、表面
および側面はインキ材料で固くなっているため、保護剤
の使用が不要であり、発色が従来よりも鮮明になる等
々、その効果は広範囲におよぶ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における油性塗液中に、個々に独立し
て分散した状態で含有されたマイクロカプセル粒子の拡
大断面図である。
【符号の説明】
1芯物質 2壁材 3壁材表層 4ワニスあるいは塗料用樹脂及びカプセル壁材の表層の
両方に親和する溶剤 5インキ用油性のワニスあるいは塗料用樹脂からなる油
性塗液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−250063(JP,A) 特開 平5−171088(JP,A) 特開 昭53−135718(JP,A) 特開 平1−182382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 201/00 C09D 7/12 C09B 67/08 B01J 13/02 - 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロカプセル水系分散液に、インキ用
    油性のワニスあるいは塗料用樹脂と、前記ワニスあるい
    は塗料用樹脂及び前記カプセル壁材の表層の両方に親和
    する溶剤とを混合する工程と、前記混合液中の水分を真
    空蒸留により気化し除去せしめ、前記マイクロカプセル
    粒子を個々に独立した状態で水系から油系へ置換させる
    工程、からなることを特徴とするマイクロカプセル含有
    油性塗液の製造方法
  2. 【請求項2】前記ワニスあるいは塗料用樹脂及び前記カ
    プセル壁材の表層の両方に親和する溶剤を、前記マイク
    ロカプセル水系分散液の固形分量に対して5〜100重
    量%の添加量で、前記マイクロカプセル水系分散液に混
    合し、真空蒸留することを特徴とする請求項1記載のマ
    イクロカプセル含有油性塗液の製造方去。
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