JP3180214U - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体に被せられた蓋体を容易、迅速に開蓋可能にする包装容器を提供する。
【解決手段】蓋側垂下片30の高さは容器本体の垂下片に比べて低くし、蓋体12を、ヒンジ部13を中心に回動操作して容器本体の開口部を塞ぐように、当該蓋体12を容器本体に装着したとき、容器本体側および蓋体12側の各摘み鍔片22、32間に、これらの摘み鍔片22、32を指で摘むことを容易にする間隙Gが形成されてなる。
【選択図】図3

Description

本考案は、おにぎりなどの食品を収納し、店頭にて展示販売するのに利用する包装容器に関するものである。
従来から、食品包装用として深絞り真空包装に適した包装容器が提案されている。この包装容器は、上側フィルムと下側フィルムとにより構成され、上側フィルムおよび下側フィルムとの剥離可能なシール部を有するほぼ平面状の外周枠部と、該外周枠部より内側に食品収容のための食品収容空間部とを持ち、例えば複数枚積層したスライスハム等の食品の収納に用いている(例えば、特許文献1を参照。)。
この包装容器は、上側フィルムを深絞りして予備成形し、この上側フィルムにスライスハムを充填した後、下側フィルムを被せて脱気し、両フィルムのシール部を熱溶着により密着させた構成となっている。
また、容器本体に対する蓋体の開閉操作を容易にするため、容器本体と蓋体との嵌合状態では、摘み片を張り出し形成した各鍔部を互いに重合した状態で若干食い違いに対面するようにしておき、開蓋時にはこれらの鍔部を摘んで離反方向に引っ張るものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−192003号公報 特開平09−165070号公報
しかしながら、特許文献1に示された包装容器にあっては、上側フィルムおよび下側フィルムのシール部が熱溶着されており、指先で分離する作業が容易でなく、これらの上側フィルムおよび下側フィルム間に収納されたスライスハムの取り出しが不便であるという不都合がある。
また、特許文献2に示された包装容器にあっては、容器本体と蓋体との嵌合部において、これらの鍔部が食い違いに重合されているものの、その重合部に爪を挿し入れるなどしてその鍔部を指で摘むという作業が容易でなく、開蓋作業に時間が掛かるという不都合があった。
本考案は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器本体および蓋体のそれぞれに延設された各鍔片を、左右の両手の親指と人差し指で別々に摘んで引き離すという簡単な操作で、容器本体に被せられた蓋体を容易、迅速に開蓋することができる包装容器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案に係る包装容器は、容器本体と、この容器本体にヒンジ部を介して連続し、この容器本体の開口部を開閉する蓋体とが、透明な樹脂フィルムで一体成形されてなる包装容器であって、前記容器本体は、前記ヒンジ部から前記容器本体の前部に向けて深さが小さくなるように変化する形態をなすとともに、該容器本体の開口部周縁に外方に向けて水平方向に延設された折り返し鍔片と、該折り返し鍔片の周縁に下方に向けて延設され、一部に係止凹部を有する垂下片と、該垂下片の下端周縁に水平方向に延設された摘み鍔片と、を有し、前記蓋体は、前記ヒンジ部から前記蓋体の前部に向けて深さが大きくなるように変化する形態をなすとともに、前記蓋体の開口部周縁に外方に向けて水平方向に延設された蓋側折り返し鍔片と、該蓋側折り返し鍔片の周縁に下方に向けて延設され、一部に前記係止凹部に係脱可能な係止凸部を有する蓋側垂下片と、該蓋側垂下片の下端周縁に水平方向に延設された蓋側摘み鍔片と、を有し、前記蓋側垂下片は容器本体の前記垂下片の高さに比べて低く、前記蓋体を前記ヒンジ部を中心に回動して容器本体の前記開口部を塞ぐように、当該蓋体を前記容器本体に装着した場合に、前記容器本体側および蓋側の各摘み鍔片間に、これらの摘み鍔片を指で摘むことを容易にする間隙が形成されてなることを特徴とする。
この構成によれば、容器本体が前記ヒンジ部から当該容器本体の前部に向けて深さが小さくなり、さらに蓋体が前記ヒンジ部から当該蓋体の前部に向けて深さが大きくなっているため、容器本体内におにぎりを収納して蓋体を容器本体上に被せるようにして閉じた状態の包装容器を、店頭の陳列棚や陳列台の上に載せて展示した際、平置きであっても、縦置きであっても、顧客はその蓋体の上面および上部の正面、側面を通して、容器本体内のおにぎり全体のサイズ、形状、色、種別等をつぶさに看取可能になる。
また、蓋体を、前記ヒンジ部を中心に回動操作して前記容器本体の開口部を塞ぐように、当該蓋体を前記容器本体に装着した場合に、前記容器本体側および蓋体側の各摘み鍔片間に間隙ができるので、その間隙に指を差し入れ、これらの摘み片を両手の指で摘んで引き剥がしするという作業を迅速かつ容易に実施できる。
さらに、容器本体およびこの容器本体に装着された蓋体が、前記ヒンジ部とこのヒンジ部に続く前記容器本体の一部とを支点として陳列面上に縦置き可能としたことで、おにぎりを収納した包装容器の複数個を、陳列棚や陳列台の上に前後方向に縦置きして並列配置することができる。この場合にも前部に向けて深さが大きくなる蓋体の天部や円弧部を通して容器本体内のおにぎりの略全体を、斜め上方または正面、側面から容易に看取可能になる。また、この縦置きに陳列できることで、コンビニエンスストアの販売形態のように陳列棚が上段に位置する場合でも、背の低い顧客が正面および側面からでも商品を看取することができる。
なお、本考案で透明な樹脂フィルムとは、半透明の樹脂フィルムも含む。
本考案に係る包装容器によれば、次のような効果を奏する。
(1)容器本体および蓋体のそれぞれに延設された各摘み鍔片を、両手の親指と人差し指で別々に摘んで引き離すという簡単な操作で、容器本体に被せられた蓋体を容易、迅速に開蓋できる。
容易に開蓋できることで、従来のように蓋が開けにくかったために、開蓋時に容器内のおにぎりを落としてしまうことも少なくなる。
(2)容器本体が前記ヒンジ部から当該容器本体の前部に向けて深さが小さくなり、さらに蓋体が前記ヒンジ部から当該蓋体の前部に向けて深さが大きくなっているため、容器本体内におにぎりを収納して蓋体を容器本体上に被せるようにして閉じた状態の包装容器を、店頭の陳列棚や陳列台の上に載せて展示した際、顧客はその蓋体の上面および上部の正面、側面を通して、容器本体内のおにぎり全体のサイズ、形状、色、種別等をつぶさに看取可能になる。
また、この縦置きに陳列できることで、コンビニエンスストアの販売形態のように陳列棚が上段に位置する場合でも、背の低い顧客が正面および側面からでも商品を看取することができる。
(3)容器本体およびこの容器本体に装着された蓋体が、前記ヒンジ部とこのヒンジ部に続く前記容器本体の一部とを支点として陳列面上に縦置き可能としたことで、おにぎりを収納した包装容器の複数個を、荷崩れの原因ともなる重ねて陳列することなく陳列棚や陳列台の上に前後方向に縦置きして並列配置することができる。従って、陳列棚や陳列台の単位面積当たり多くを載置することができる。この場合にも前部に向けて深さが大きくなる蓋体の天部や円弧部を通して容器本体内のおにぎりの略全体を、斜め上方または正面、側面方向から容易に看取可能になる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に本考案を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本考案の実施形態による包装容器を示す斜視図である。 図1に示した包装容器の開蓋状態の斜視図である。 図1に示した包装容器の側面図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のB−B線における断面図である。 図4の一点鎖線の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 包装容器から蓋体を引き剥がす(開蓋する)状態を示す説明図である。 包装容器の縦置き状態を示す側面図である。 おにぎり入りの包装容器を陳列台上に陳列した状態を示す斜視図である。
以下、本考案の一実施の形態にかかる包装容器を、図1乃至図9を参照して説明する。
図1および図2に示す本実施形態の包装容器は、容器本体11と、蓋体12と、これらの容器本体11および蓋体12を連結するヒンジ部13と、を備えて構成される。容器本体11、蓋体12およびヒンジ部13は透明の樹脂フィルムの成形処理により一体に作られ、容器本体11および蓋体12よりなる本実施形態の包装容器内に収納された食品、ここではおにぎりPを、包装容器、特に蓋体の外部から容易に透視、看取可能にしている。蓋体12はヒンジ部13を中心に回動操作可能であり、容器本体11の開口部14に対し開閉可能に嵌合できる構成となっている。
なお、ここでは透明な樹脂フィルムとしているが、透視可能である点で、これは半透明の樹脂フィルムも含む。
前記容器本体11、蓋体12およびヒンジ部13のうち、容器本体11はヒンジ部13からこの容器本体11の前部に向けて深さが小さくなるような形態をなす。このため、容器本体11の背面板11bは前面板11aに比べて上下方向に高さが大きく、従ってこれらの前面板11aおよび背面板11bの両端を繋ぐ側面板11c、11dは略台形をなす。
ここで前面板11a、側面板11c、11dは表面が円滑であり、一方、背面板11bにはおかず入れ部15を挟んで縦方向に向かう複数本の凹凸部16が列設されている。これらの凹凸部16はおにぎりPに巻いた海苔などが湿気で背面板11bの内面に密着するのを防止するように機能するとともに、縦置きした時の容器の強度を保つためでもある。
前記おかず入れ部15は背面板11bの中央部を容器本体11内に突出させるように形成され、その突出部17の上部におかずを入れる凹部18を有する。この突出部17のうち各凹凸部16方向の側面aがおにぎりPの形状に倣った、例え円弧面とされる。また、前面板11aの中央部を容器本体11内に突設された突出部24が、おにぎりのズレ防止のため前記突出部17に対向する位置に設けられている。なお、突出部24の側面bもおにぎりの形状に倣った円弧面とされる。このおかず入れ部15のおかずを入れる凹部18の高さ位置は、適宜変更することが可能である。
容器本体11の開口部14の周縁には折り返し鍔片19が外方に向けて水平に延設され、この折り返し鍔片19の周縁には垂下片20が下方に向けて延設されている。この垂下片20の前記前面板11aと対向する面側に係止凹部21(図2、図6参照)が設けられている。また、前記垂下片20の下端周縁には摘み鍔片22が水平方向に延設されている。この摘み鍔片22は指で摘むことができる所定の幅を持つ。特に、この摘み鍔片22のうち容器本体11の角部の部位は、大きな摩擦抵抗でこの摘み鍔片22を指で摘み上げ易くするために、凹凸による摩擦面処理した摘み部23とされている。
前記摘み鍔片22のうち前記背面板11bの後方に位置する部分が半円状の前記ヒンジ部13に続いている。前記容器本体11の底部11eには、前記突出部17、24を結ぶ線上に設けられた突条25を挟んで、各一の円形溝26が形成されている。これらの円形溝26は、おにぎりPの載置面に空気の通路を形成し、おにぎりPが底部11e面に密着するのを防止するように機能する。
一方、前記蓋体12はヒンジ部13からこの容器本体11の前部に向けて深さが大きくなるような形態をなす。このため、この蓋体12の背面板12bは前面板12aに比べて上下方向に高さが小さく、従ってこれらの前面板12aおよび背面板12bの両端を繋ぐ側面板12c、12dは略台形をなす。
ここで各面板12a〜12dは表面、裏面が滑らかであり、前面板12aの中央部には容器本体11内に向けて突出する補強用および、おにぎりのズレ防止の突出部27が設けられている。この突出部27のうち前記各円形溝26に臨む側の各側面cは、おにぎりPの形状に倣った、例えば円弧面とされる。
蓋体12の開口部28周縁には蓋側折り返し鍔片29が外方に向けて水平に延設され、この蓋側折り返し鍔片29の周縁にはこれに直交する方向に蓋側垂下片30が延設されている。この蓋側垂下片30の前記垂下片20に対向する面側に、その垂下片20に形成された前記係止凹部21に係合可能な、図2、図6に示すような係止凸部31が設けられている。
また、蓋側垂下片30の周縁にはこれに直交する方向に蓋側摘み鍔片32が延設され、この蓋側摘み鍔片32はこれを指で挟んで摘むことができる所定幅を持つ。また、この蓋側摘み鍔片32のうち蓋体12の角部の部位が、より大きな摩擦抵抗で摘み操作が可能な、凹凸による摩擦面処理した摘み部33となっている。従って、閉蓋状態では、容器本体11の摘み部23と蓋体12の摘み部33は、対抗して位置している。なお、前記蓋側摘み鍔片32のうち、前記背面板12bの後方に位置する部分が、半円状の前記ヒンジ部13に続いている。また、蓋体12の天部12eは前半部において前方に向けて深みを徐々に増すような円弧面R(図1、図3参照)をなす。
さらに、本実施形態では、図4および図6に示すように、容器本体11および蓋体12の前部側では、容器本体11側の垂直片20に比べて蓋側垂直片30の長さが短めであり、容器本体11および蓋体12の後部では、図3に示すように、略等しくなっている。従って、図1および図4に示すように、容器本体11に蓋体12を被せ、蓋体12の蓋側折り返し鍔片29を容器本体11の鍔片19に当接させ、蓋体12の蓋側垂下片30を容器本体11の垂下片20に当接させるように係合した際に、容器本体11および蓋体12の前部側では、各摘み鍔片22、32間には、指の挿入およびこの指による各摘み鍔片22、32の摘み上げ操作を容易にする間隙G(図3、図6参照)が設けられる。
かかる構成になる包装容器では、図2に示すように、蓋体12がヒンジ部13を中心に回動操作されて、容器本体11の開口部14を開放している状態にて、食品としてのおにぎりPが、図4および図5に示すように、底部11eの各円形溝26上に置かれる。これにより、各おにぎりPは前記突出部17、24および突条25によって容器本体11内に隔成された2つの領域内に、略安定した位置を維持した状態にて設置される。続いて、蓋体12を、ヒンジ部13を中心として回動操作し、容器本体11にその蓋体12を被せる。
これにより、蓋体12の蓋側折り返し鍔片29および蓋側垂下片30のそれぞれが、容器本体11の折り返し鍔片19および垂下片20に接合する。また、この接合状態において、蓋側垂下片30に設けられた係止凸部31が垂下片20の係止凹部21に嵌合する(図6参照)ため、前記接合状態が安定的に保持され、蓋体12は容器本体11から容易に離れることはなく、図1に示すような形態となる。
この場合において、容器本体11および蓋体12の各摘み鍔片22、32は、これらの容器本体11および蓋体12の前部において間隙G(図3、図6参照)を保っている。そして、おにぎりPを収納した容器本体11および蓋体12からなる包装容器は、陳列台上に設置した状態においては、このおにぎりPを透明樹脂からなる容器本体11および蓋体12のいずれかを通しても容易に看取できる。特に、この蓋体12は天部12eおよび前部12aに向けて大きく湾曲する円弧部R(図1、図3参照)を有するため、斜め上方または正面、側面方向から蓋体12内を容易に透視でき、また、上段の陳列棚に置かれたおにぎりも、正面および側面から透視できる。容器本体11に収納したおにぎりPの見定めが容易となる。従って、おにぎりPの販促効果を高めることができる。
この場合において、おにぎりPを収納した容器本体11および蓋体12からなる本実施形態の包装容器は、図8および図9に示すように、ヒンジ部13と、容器本体11の背面板11bと底部11eとが連続(交差)する角部11fとを支点として、図8に示すように平面上に起立可能(縦置き可能)である。このため、この起立状態で複数の包装容器を、図9に示すように陳列台35上に縦置き並置することが可能になる。この場合においても、蓋体12の円弧部Rが上部前方に臨むこととなり、この良好な透視性を持つ円弧部Rを通して、斜め上方から容器本体11内のおにぎりPの状態を容易かつ明瞭に看取することができる。また、上段の陳列棚に置かれたおにぎりも、正面および側面から透視できる。
一方、本実施形態の前記包装容器に収納されたおにぎりPを取り出す場合には、容器本体11の摘み鍔片22および蓋体12の蓋側摘み鍔片32のそれぞれを、図7に示すように、各摘み鍔片22、32間の間隙Gを利用して左右の親指と人差し指で摘み、さらにこれらの各摘み鍔片22、32を引き離すように操作する。この場合において、各摘み鍔片22、32には各指に対する摩擦抵抗を高めた前記摘み部23、33が設けられているので、各摘み鍔片22、32の引き離し操作をより容易かつスムースに実施することができ、従来の容器のように蓋が開けにくかったため、容器内のおにぎりを落としてしまうような不都合を回避することができる。
このように、本実施形態の包装容器は、開口部14周縁に外方に向けて水平方向に延設された折り返し鍔片19と、該折り返し鍔片19の周縁に下方に向けて延設され、一部に係止凹部21を有する垂下片20と、該垂下片20の下端周縁に水平方向に延設された摘み鍔片22と、を有し、ヒンジ部13から前方に向けて深さが小さくなるように変化する形態をなす容器本体11と、開口部28周縁に外方に向けて水平方向に延設された蓋側折り返し鍔片29と、該蓋側折り返し鍔片29の周縁に下方に向けて延設され、一部に前記係止凹部21に係脱可能な係止凸部31を有する蓋側垂下片30と、該蓋側垂下片30の下端周縁に水平方向に延設された蓋側摘み鍔片32と、を有し、前記ヒンジ部13から前方に向けて深さが大きくなるように変化する形態をなす蓋体12とを備え、前記蓋側垂下片30は容器本体11の垂下片20の高さに比べて低く、前記蓋体12を前記ヒンジ部13を中心に回動して容器本体11の開口部14を塞ぐように、当該蓋体12を前記容器本体11に装着した場合に、前記容器本体11側および蓋体12側の各摘み鍔片22、32間に、これらの摘み鍔片22、32の摘み部23、33を指で摘むことを容易にする間隙Gが形成されるように構成される。
これにより、容器本体11および蓋体12のそれぞれに延設された各摘み鍔片22、32の摘み部23、33を、左右の両手の親指と人差し指で別々に摘んで引き離すという簡単な操作で、容器本体11に被せられた蓋体12を容易、迅速に取り外すことができる。また、容器本体11が前記ヒンジ部13から当該容器本体11の前部に向けて深さが小さくなり、かつ蓋体12が前記ヒンジ部13から当該蓋体12の前方に向けて深さが大きくなっているため、容器本体11内におにぎりPを収納して蓋体12を容器本体11上に被せた状態の包装容器を、店頭の陳列棚や陳列台の上に載せて展示した際(たとえ陳列棚の高い位置で展示されたとしても)、顧客はその蓋体12の上方および正面方向、側面方向から、容器本体11内のおにぎりPのサイズ、形状、色、種別等をつぶさに看取できることとなる。この結果、顧客に対するおにぎり商品選別のサービス性および販促効果が高められる。また、縦置きに展示するため、狭いスペースで数多くの商品(容器に入れたおにぎり)を陳列することができる。商品(容器に入れたおにぎり)を重ねて陳列すると、荷崩れが発生し商品を傷める危険性があるが、縦置きすることで防止できる。
なお、前記実施の形態では、丸型のおにぎりPを収容する例で説明したが、この包装容器は、容器本体11のおにぎりの収容する部分の形状を、収容するおにぎりの形状に倣った形状とすることで、他の形状のおにぎり、例えば、三角型、俵型等のおにぎりにも対応可能となる。
本考案の包装容器は、容器本体および蓋体のそれぞれに延設された各鍔片を、左右の両手の親指と人差し指で別々に摘んで引き離すという簡単な操作で、従来蓋が開けにくかったためにおにぎりを落としてしまうという不都合を回避し、容器本体に被せられた蓋体を容易、迅速に開蓋できるという効果を有し、おにぎり、惣菜などの食品を収納し、店頭にて縦置きに展示販売できることにより、高い位置に置かれた商品でも正面方向、側面方向から看取することができ、狭いスペースでも多くの陳列が可能な包装容器等に有用である。
11 容器本体
12 蓋体
13 ヒンジ部
14 開口部
15 おかず入れ部
16 凹凸部
17 突出部
18 凹部
19 折り返し鍔片
20 垂下片
21 係止凹部
22 摘み鍔片
23 摘み部
24 突出部
25 突条
26 円形溝
27 突出部
28 開口部
29 蓋側折り返し鍔片
30 蓋側垂下片
31 係止凸部
32 蓋側摘み鍔片
33 摘み部
G 間隙

Claims (2)

  1. 容器本体と、この容器本体にヒンジ部を介して連続し、この容器本体の開口部を開閉する蓋体とが、透明な樹脂フィルムで一体成形されてなる包装容器であって、
    前記容器本体は、
    前記ヒンジ部から前方に向けて深さが小さくなるように変化する形態をなすとともに、開口部周縁に外方に向けて水平方向に延設された折り返し鍔片と、該折り返し鍔片の周縁に下方に向けて延設され、一部に係止凹部を有する垂下片と該垂下片の下端周縁に水平方向に延設された摘み鍔片と、を有し、
    前記蓋体は、
    前記ヒンジ部から前方に向けて深さが大きくなるように変化する形態をなすとともに、開口部周縁に外方に向けて水平方向に延設された蓋側折り返し鍔片と、該蓋側折り返し鍔片の周縁に下方に向けて延設され、一部に前記係止凹部に係脱可能な係止凸部を有する蓋側垂下片と、該蓋側垂下片の下端周縁に水平方向に延設された蓋側摘み鍔片と、を有し、
    前記蓋側垂下片は容器本体の前記垂下片の高さに比べて低く、前記蓋体を前記ヒンジ部を中心に回動して容器本体の前記開口部を塞ぐように、当該蓋体を前記容器本体に装着した場合に、前記容器本体側および蓋体側の各摘み鍔片間に、これらの摘み鍔片を指で摘むことを容易にする間隙が形成されてなることを特徴とする包装容器。
  2. 前記容器本体およびこの容器本体に装着された蓋体が、前記ヒンジ部とこのヒンジ部に続く前記容器本体の一部とを支点として陳列台上に縦置き可能な構成であることを特徴とする請求項1記載の包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034806A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 株式会社栗原製作所 プラスチック製の卵包装容器
JP2018065618A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 株式会社エフピコ 食品包装用容器

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